説明

円錐型包装体

【課題】 上方封止部を良好に取り外せるよう周壁部を破り取ることが確実となる円錐型包装体を提供する。
【解決手段】 円錐状の周壁に設けた開封用の摘み部2と、当該摘み部2を挟んで間隔をおいて周壁面上を周方向に延在する円錐頂点26側の第1破断切線3および大径側の第2破断切線4とを備えた円錐型包装体。この円錐型包装体は、第1破断切線と第2破断切線の間の周壁部分を破り取って開封するように構成されている。第1破断切線3と第2破断切線4の間の周壁部分に、摘み部2から離れるにつれて第2破断切線4に近づく方向に延在する補助切線5a、5bを設けている。実際の破り線が第2破断切線4から第1破断切線3に向かって逸れた場合でも、当該逸れた破り線が補助切線5a、5bに案内されて、第2破断切線4上に戻される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円錐状のコーン部分を握って食べるアイスクリームや菓子等の包装に用いる円錐型包装体に関する。さらに詳しくは、円錐体の側面に設けた摘み部を引っ張ることで破り開けるタイプの円錐型包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、包装紙を円錐形に丸めるとともに、上端部を放射状に寄せ合わせて熱接着して封止することでアイスクリームや菓子等を包装する円錐型包装体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の円錐型包装体を構成するブランク30を図7に示した。円錐形のブランク30は、一側辺に設けた開封用タブ(摘み部)16と、その上下端から周方向に延在するように形成した第1破断切線18および第2破断切線22とを有する。図8は、包装状態を示しており、開封用タブ16を周壁に沿って矢印A方向に破り開けることができる。
【0004】
図7において、第1破断切線18は、ブランク30の頂点26を中心とした円弧状に形成されている。一方、第2破断切線22は、第1破断切線18と同心円状になっているのではなく、破り動作が進行するにしたがって、第1破断切線18から離れていくように形成されている。これにより、第2破断切線22に沿う破り線はタブ16の位置から上方へ螺旋状に進行し、その結果、上方封止部32を良好に取り外すことができる。
【0005】
【特許文献1】特開2001−171643号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の円錐型包装体において、実際の破り線が、必ずしも第2破断切線22に沿って螺旋状に上方に向かって進行するとは限らない。特に、包装体の上方封止部32の近傍においては、放射状に形成された3本の熱接着部の影響で円錐状周面が複雑な凹凸形状となることが多く、これが原因で破り線が、第2破断切線22から逸れて第1破断切線18に向かって進行することが考えられる。このようなことが生じれば、結局は、第2破断切線22を第1破断切線18から遠ざかるように形成していることが無意味となり、上方封止部32を良好に取り外すことはできなくなる。
【0007】
上記従来の問題点に鑑み、本発明は、円錐周壁部を破り取ることで開封する円錐型包装体において、上方封止部を良好に取り外せるよう周壁部を破り取ることが確実となる円錐型包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えた円錐型包装体を提供する。
【0009】
本発明の円錐型包装体は、円錐状の周壁に設けた開封用の摘み部と、当該摘み部を挟んで間隔をおいて周壁面上を周方向に延在する円錐頂点側の第1破断切線および大径側の第2破断切線と、を備えていて、第1破断切線と第2破断切線の間の周壁部分を破り取って開封するように構成されている。そして、第1破断切線と第2破断切線の間の周壁部分に、摘み部から離れるにつれて第2破断切線に近づく方向に延在する補助切線を設けている。
【発明の効果】
【0010】
上記構成を備えた本発明の円錐型包装体においては、実際の破り線が第2破断切線から第1破断切線に向かって逸れた場合でも、当該逸れた破り線が補助切線に案内されて、第2破断切線上に戻される。したがって、各破断切線に沿って確実に破り取ることができ、簡易かつ確実に開封作業を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して、以下に詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、本発明の第1実施形態に係る円錐型包装体1の斜視図である。この包装体1は、図2に示した略扇形の包装材(ブランク)10を円錐状に巻回して両側端部を接着するとともに、ほぼ等間隔で放射状に形成された3本の接着部7で大径側を封止して構成される(上方封止部32)。
なお、図1では接着部7が3本形成された例を示しているが、接着部7が4本またはそれ以上の場合にも本発明を適用することが可能である。
【0012】
包装体1の円錐状の周壁には、開封用の摘み部2を形成するとともに、摘み部2を挟むようにして、2つの破断切線を設けている。すなわち、円錐頂点26に近い側の第1破断切線3と、図1および図2中において上側に位置する大径側の第2破断切線4である。
第1破断切線3は、円錐頂点26を中心とする円弧状に形成されている。一方、第2破断切線4は、摘み部2から離れるにつれて、第1破断切線3から徐々に離れるよう略螺旋状に形成されている。
この円錐型包装体1は、摘み部2を摘んで、第1破断切線3と第2破断切線4の間の周壁部分を破り取ることで開封できる。
【0013】
第1破断切線3と第2破断切線4の間の周壁部分には、2つの補助切線5a、5bを設けている。各補助切線5a、5bは、摘み部2から離れるにつれて第2破断切線4に近づく方向に延在している。この補助切線5a、5bの作用は次の通りである。
【0014】
≪補助切線の作用≫
図3(イ)は、図1の状態を示している。この状態から、円錐型包装体1の摘み部2を掴んで、横方向に破り取って開封する。その際、第1破断切線3については、実際の破り線は、当該破断切線3に沿って良好に破り取られるが、上方側の第2破断切線4については、封止部32近傍の山部8および谷部9の影響で、実際の破り線が第2破断切線4から下方側に(すなわち、第1破断切線3に向かう方向に)逸れ易くなる。
すなわち、図3(ロ)に示したように、山部8aを超えた下り斜面においては、実際の破り線が第2破断切線4に沿って裂けずに、第2破断切線4上のA点から下方に流れることがある。その場合でも、補助切線5aが存在することにより、下方に流れた実際の破り線は、当該補助切線5aに案内されて、B点から第2破断切線4に向かって進行し、第2破断切線4に合流することとなる。その後、実際の破り線は、第2破断切線4に沿って進行する。
その後、実際の破り線は、次の山部8bに到達するが、当該山部8bを超えた下り斜面において破り線が下方に流れた場合にも、2つ目の補助切線5bにより、上記と同じ原理で、流れた破り線は第2破断切線4上に戻されることとなる。
【0015】
なお、図1の例では山部8が3つ存在するので、補助切線も3本形成するのが好ましい(第2実施形態)が、第2破断切線4に沿って周壁の約半分(180°)を開封した時点で上方封止部32が除去可能となることも多いので、必ずしも3本の補助切線を設ける必要はなく、また、補助切線を1本のみとしてもよいし、4本以上としてもよい。補助切線の本数が多い程、流れ防止効果は高まる。
【0016】
図2中、一点鎖線Mよりも左側の領域は、円錐状周壁を巻回構成する場合の重ねしろであり、この領域全体において、包装材(ブランク)10の表面側と裏面側が接着されることとなる。そして、摘み部2に最も近い補助切線5aは、その重ねしろ領域内、あるいはその近傍に始点5a’を有している。
摘み部2を摘んで破り動作を開始するときに、破り線が下方に流れ易く、また、放射状に形成された接着部7の位置が定められない場合に、前述の山部がこの摘み部2近傍に位置することもあり、その場合、破り線が下方に流れ易くなるが、このような構成を採用することで、破り動作開始時の流れを確実に修正することができる。
【0017】
≪補助切線の形態≫
次に、包装材10に形成される補助切線5a、5bの形態を説明する。図4は、図2中の第2破断切線4および補助切線5bの部分を拡大したものである。
図4中、一点鎖線Aは第2破断切線4の延在方向を、一点鎖線Bは補助切線5bの延在方向を、それぞれ示している。また、一点鎖線Cは、後述する補助切線5bの第2部分102の延在方向を示している。
【0018】
補助切線5bは、所定間隔で断続的に形成された多数の切目100から構成されており、各切目100は、連設された第1部分101と第2部分102とで構成されている。
第1部分101は、一点鎖線Bで示される補助切線5bの延在方向に沿って延びている。一方、第2部分102は、摘み部2と反対側に位置する第1部分101の終端側から屈曲して、一点鎖線Cで示される方向に延在している。
【0019】
一点鎖線Cと一点鎖線Aとがなす角β(すなわち、補助切線5bの第2部分102と第2破断切線4とがなす角β)は、一点鎖線Aと一点鎖線Bとがなす角α(すなわち、第2破断切線4と補助切線5bとがなす角α)よりも大きく構成されている。
このような角度構成とすることで、第2破断切線4から下方に流れた実際の破り線を、補助切線5bで受け止めることができるとともに、受け止めた破り線を上方側の第2破断切線4へと戻すように案内することができる。なお、第2破断切線4と補助切線5bとがなす角αは、15〜45度に設定することが好ましい。
【0020】
なお、図示の例では、切目100の第1部分101および第2部分102がともに直線状で、両者が屈曲してL字状の形態をなしているが、各切目100は具体的な形状が図示のものに限定されるものではなく、例えば、第1部分101を円弧状として、切目100の全体形状をJ字形状としてもよい。
【0021】
以上に補助切線5bの形態を説明したが、補助切線5aについても同様である。
【0022】
≪ブランクの積層構造および破断切線の構造≫
円錐型包装体1を作製するための包装材(ブランク)10の積層構成は、外表面側から「プラスチックフィルム/アルミニウム箔/紙/熱接着性樹脂層」となっている。プラスチックフィルムとしては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートまたは2軸延伸ポリプロピレン等を使用できる。
第1破断切線3、第2破断切線4、補助切線5a、および補助切線5bは、プラスチックフィルムとアルミニウム箔と紙を貫通し、熱接着性樹脂層の中間まで切り込まれた状態で形成されている。すなわち、各切線は、包装材10の全体を貫通しているのではなく、ハーフカットの状態とされている。ハーフカットの状態とすることで、内部の食品を外部から遮断することができ、衛生上好ましいとともに、不用意に破断する危険性を減じることができる。
熱接着性樹脂層は比較的引き裂き強度が小さいので、プラスチックフィルムとアルミニウム箔と紙を貫通させておけば、各切線に沿って容易に引き裂くことができる。
【0023】
なお、積層構成中にアルミニウム層が含まれていると、アルミニウムの可塑性により、放射状の接着部近傍の周壁面に前述した山部または谷部となる凹凸が生じやすい。あるいは、その凹凸が深く形成されやすい。そのような凹凸が生じた場合には、特に、実際の破り線が第2破断切目から逸れやすくなる。したがって、本発明のような補助切目を設けることが特に有効となる。
【0024】
≪第2実施形態≫
図5は、本発明の第2実施形態に係る円錐型包装体に使用する包装材(ブランク)10'を示している。
第1実施形態では、2つの補助切線5a、5bを設けていたが、第2実施形態では、3つの補助切線5a、5b、5cを設けている。各補助切線の機能および形態、並びに包装材の積層構成は、第1実施形態で説明した通りである。
【0025】
本発明においては、補助切線の数は、1つであっても複数であってもよいが、図1中上方に示した大径側上方封止部32を構成する放射状接着部7の本数と等しい数だけ、補助切線を設けることが好ましい。前述したように、約半分(180°)開封して、上方封止部32を取り去ることができればよいので、間隔をあけて形成しても、間隔をあけることなく詰めて形成してもよい。
【0026】
なお、一般的に上方封止部32を構成する放射状の接着部7は等間隔に配置されるので、山部8および谷部9も等間隔で存在することとなる。したがって、各補助切線5a〜5bも等間隔に配置することが好ましい。
【0027】
この間隔については、円錐状に巻回した場合に、中心角120°(すなわち、360°/3=120°)に対応する周壁部分に1つの補助切線が存在することとなる。そして、各周壁部分において半分の中心角(すなわち、120°/2=60°)に対応する周壁部分に各補助切線が存在している。これは、山部と等しい数だけ谷部が存在することを考慮したもので、谷部の箇所で実際の破り線が下方に流れることは生じ難いとの考えに基づいている。
【0028】
上方封止部32が等間隔に配置された4本の放射状接着部で構成されている場合には、上記と同様の考え方で、中心角90°(360°/4=90°)に対応する周壁部分に1つの補助切線が存在し、各周壁部分において半分の中心角(90°/2=45°)に対応する周壁部分に各補助切線が延在することとなる。
【0029】
一般化すると、放射状接着部7が等間隔でn本存在する場合、補助切線の数もn本となる。そして、各補助切線は、円錐状周壁上に等間隔で配置され、中心角360°/2nに対応する周壁部分上に延在することとなる。
すなわち、山部頂点から谷部の最深部に向けて破り線が流れていく可能性が高いので、各補助切線間の周方向間隔(補助切線が形成されていない部分の幅)を最大で360°/2nとし、それ以下の間隔であれば、基本的には第2破断切線4から逸れた場合にでも、当該逸れた破り線を受け止めることができる。
【0030】
なお、複数の補助切線を設ける場合、各補助切線と第2破断切線4とがなす角は、摘み部2から遠い補助切目ほど大きくなるように構成することが好ましい。すなわち、図5に示したように、各補助切線5a、5b、5cが第2破断切線4となす角を、それぞれA、B、Cとすると、A<B<Cの関係が満たされることが好ましい。その理由は、破り取られた部分が長くなるほど、手に掴んでいる摘み部2からの距離が長くなり、より下側に向いた力が作用し易くなり、大きく逸れる可能性が高くなると考えられるからである。そのような場合にも、逸れた破り線を確実に受け止めるために、摘み部2から遠い補助切線ほど角度が深くなるように形成しているのである。
【0031】
≪第3実施形態≫
図6は、本発明の第3実施形態に係る円錐型包装体に使用する包装材(ブランク)10''を示している。
第3実施形態では、4つの補助切線5a、5b、5c、5dを設けている点、および後述するように、第1破断切線3および第2破断切線4を部分的に省略している点において、第1実施形態および第2実施形態とは異なる。各補助切線の機能および形態、並びに包装材の積層構成は、第1実施形態および第2実施形態の場合と同様である。
【0032】
第1破断切線3および第2破断切線4について、摘み部2近傍の3'および4'で示した箇所において、各破断切線をそれぞれ一部省略している。これは、破取り時以外に不用意な破断が生じるのを防止するためである。
また、各補助切線5a〜5dを第2破断切線4と合流する位置にまで延在させるとともに、当該合流領域4''において第2破断切線4を部分的に省略し、各補助切線5a〜5dの上終端が第2破断切線4とほぼ連続するような配置としている。このような構成を採用することで、上記と同様に不用意な破断が生じるのを防止するとともに、下方に流れた実際の破り線を確実に第2破断切線4上に戻すことができる。
【0033】
以上の説明から分かるように、本発明では、実際の破り線が第2破断切線4から下方側に流れた場合に、補助切線を利用して、当該流れた破り線を第2破断切線4上に戻してやる点に特徴がある。したがって、第2破断切線4自体の形成位置は、本発明において特定のものに限定されることはない。
ただし、第2破断切線4に沿って適正に破れた場合に、上方封止部32(図1参照)を良好に除去できることが前提となるので、第2破断切線は、少なくとも、内容物である円錐状物体の最も大径部分を超えて上方側にまで延在していることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の第1実施形態に係る円錐型包装体の斜視図。
【図2】図1の円錐型包装体に使用する包装材の平面図。
【図3】図1の円錐型包装体の開封方法を説明する図。
【図4】図2の一部拡大図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る円錐型包装体に使用する包装材の平面図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る円錐型包装体に使用する包装材の平面図。
【図7】従来例を説明する図。
【図8】従来例を説明する図。
【符号の説明】
【0035】
1 円錐型包装体
2 摘み部
3 第1破断切線
4 第2破断切線
5a、5b、5c、5d 補助切線
6 側端熱接着部
7 放射状熱接着部
8 山部
9 谷部
10、10'、10'' 包装材(ブランク)
16 開封用タブ(摘み部)
18 第1破断切線
22 第2破断切線
26 円錐頂点
30 包装材(ブランク)
32 上方封止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円錐状の周壁に設けた開封用の摘み部(2)と、当該摘み部を挟んで間隔をおいて周壁面上を周方向に延在する円錐頂点側の第1破断切線(3)および大径側の第2破断切線(4)と、を備え、
第1破断切線(3)と第2破断切線(4)の間の周壁部分を破り取って開封するように構成された円錐型包装体において、
第1破断切線(3)と第2破断切線(4)の間の周壁部分に、摘み部(2)から離れるにつれて第2破断切線(4)に近づく方向に延在する補助切線(5)を設けたことを特徴とする、円錐型包装体。
【請求項2】
上記円錐状の周壁は、略扇形のブランク(10、10')を円錐状に巻回して両側端部を重ね合わせた状態で接着して円錐状にされており、
上記補助切線は、その重ね合わせ部分に始点(5a')を有することを特徴とする、請求項1記載の円錐型包装体。
【請求項3】
上記補助切線(5a、5b、5c)は、円錐状周壁の周方向に間隔をおいて複数本形成されていることを特徴とする、請求項1記載の円錐型包装体。
【請求項4】
上記補助切線(5a、5b、5c)と第2破断切線(4)とがなす角が、摘み部(2)から遠い補助切線ほど大きいことを特徴とする、請求項3記載の円錐型包装体。
【請求項5】
円錐状周壁の大径側が、ほぼ等間隔で放射状に配置されたn本の接着部(7)で封止されている請求項3記載の円錐型包装体であって、
上記複数本形成された補助切線(5a、5b、5c)は、円周方向に360°/2n以下の中心角の間隔をおいて周壁部分に延在して形成されていることを特徴とする、円錐型包装体。
【請求項6】
上記補助切線(5a、5b、5c)は、所定間隔で断続的に形成された多数の切目(100)から構成されており、
各切目(100)は、連設された第1部分(101)と第2部分(102)とで構成されており、
第1部分(101)は、当該補助切線(5a、5b、5c)の延在方向に沿って延び、
第2部分(102)と第2破断切線(4)とがなす角は、当該補助切線(5a、5b、5c)と第2破断切線(4)とがなす角よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の円錐型包装体。
【請求項7】
上記円錐状の周壁は、プラスチックフィルム/アルミニウム箔/紙/熱接着性樹脂層の積層構造を有しており、
上記第1破断切線(3)、第2破断切線(4)、および補助切線(5a、5b、5c)のそれぞれが、プラスチックフィルム/アルミニウム箔/紙を貫通するハーフカットとして形成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の円錐型包装体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−82850(P2006−82850A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−270376(P2004−270376)
【出願日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(000000228)江崎グリコ株式会社 (187)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)