説明

再生装置およびプレイリスト更新方法

【目的】プレイリストの更新日以降に記録媒体に取り込んだデータファイルの中から所望のファイルを選択してプレイリストに追加する「再生装置およびプレイリスト更新方法」を提供する。
【構成】複数のデータファイル(例えば楽曲)が記録された記録媒体からプレイリストの指示に従って再生すべきデータファイルを読み出して再生する再生装置において、更新日が付加されたプレイリストを保存し、データファイルを記録媒体に記録する際、該データファイルに記録日を付加して記録し、前記記録媒体に記録されているデータファイルをプレイリストに追加する要求が発生したとき、該プレイリストの更新日より後に記録媒体に記録されているデータファイルを検索して該データファイルを特定する情報を表示し、追加要求されたデータファイルをプレイリストに追加すると共に、該プレイリストの更新日を書き換える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は再生装置およびプレイリスト更新方法に関わり、特に、複数のデータファイルが記録された記録媒体からプレイリストの指示に従って再生すべきデータファイルを読み出して再生する再生装置およびプレイリスト更新方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、音楽CD(Compact Disc)等からオーディオ信号を読み出して圧縮し、該圧縮音楽データをハードディスクHDDなどの大容量記憶装置に記憶(リッピング)して再生するオーディオ装置が普及している。このオーディオ装置では、通常、音楽CDが挿入されるとリードインエリアに記憶されているTOC(Table of Contents)情報を読み出し、該TOC情報に基づいて音楽情報データベース(CDDB)にアクセスして音楽CDのアルバム名、アーティスト名、ジャンル名及び曲名等の情報(以下、音楽情報という)を取得する。そして、これらの音楽情報を圧縮音楽データに付加してハードディスクHDDに記憶する。
かかるハードディスクHDDは数千曲分の音楽データを記録することができるため、該HDDからユーザが所望する音楽を効率よく検索して再生することが要求される。そのため、再生装置はプレイリスト再生機能を備えている。このプレイリスト再生機能は、予めハードディスクHDDに記録されている楽曲(楽曲ファイル)の中から、ユーザが自分好み及び個々のシチュエーションに合わせて再生すべき複数の楽曲を特定するプレイリストを1以上作成しておき、再生に際して、所望のプレイリストを指定し、該指定されたプレイリストが指示する楽曲ファイルをハードディスクHDDから順番に読み出して再生するものである。このプレイリスト再生機能によれば、プレイリストを指定するだけでユーザが所望する楽曲をハードディスクから読み出して簡単に再生することが可能である。
ところで、ある趣旨の基に作成したプレイリストに、常に最新の楽曲を追加したい、あるいは最近取り込んだ楽曲を優先して聞きたいと欲するのがユーザ心理である。かかる場合、現状のプレイリストの編集手順では、ハードディスクHDDに記録済みの全楽曲、例えば5000曲の中から追加したい目的の楽曲を選択してプレイリストに追加する必要がある。しかし、かかる選択、追加作業は煩雑であり、結局更新を諦め、あるいは、同じ趣旨のプレイリストを複数作成してしまう。
このため、プレイリスト機能があっても該機能を有効に使えず、ドライブシーンに合わせた最適な楽曲を提供できず運転者にストレスを与えることになる。また、同じ趣旨のプレイリストを複数作成してしまうことによりメモリの無駄使いが生じ、しかも、運転者が真に希望するプレイリストを選択するのに手間とり、その間の運転がおろそかになり危険運転につながる恐れがある。
従来技術として、ビデオ番組などのタイトル(データファイル)をハードディスクHDDなどの大容量記憶装置に記録する際、該タイトルの記録日時を付加しておき、プレイリストに楽曲を追加する際に日時を指定し、該指定日時と同じ記録日時を有するタイトルをプレイリストに追加する技術(特許文献1参照)がある。
【特許文献1】特開2004−213713号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来技術は、指定日時と同じ記録日時を有するタイトルをプレイリストに追加するものであるため、追加すべき所望のタイトルの記録日時が判らないとプレイリストに追加できない問題がある。
また、上記従来技術では、プレイリストの最新の更新日以降に大容量記憶装置に取り込んだデータファイルの中から所望のデータファイルを選択してプレイリストに追加することができない問題がある。
以上から本発明の目的は、ユーザがプレイリストの更新日を記憶しておく必要がなく、しかもプレイリストの最新の更新日以降にHDD等の記録媒体に取り込んだデータファイルの中から所望のデータファイルを選択してプレイリストに追加できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、複数のデータファイルが記録された記録媒体からプレイリストの指示に従って再生すべきデータファイルを読み出して再生する再生装置およびそのプレイリスト更新方法である。
本発明の再生装置は、更新日あるいは更新日時が付加されているプレイリストを保存するプレイリスト保存部、記録日あるいは記録日時が付加されたデータファイルを記録する記録媒体、前記記録媒体に記録されているデータファイルをプレイリストに追加する要求を発生すると共に、追加すべきデータファイルを指定する手段、前記プレイリストへの追加要求が発生したとき、該プレイリストの更新日あるいは更新日時より後に前記記録媒体に記録されているデータファイルを検索して該データファイルを特定する情報を表示し、追加要求されたデータファイルを前記プレイリストに追加すると共に、該プレイリストの更新日あるいは更新日時を書き換える制御部、を備えている。
本発明の再生装置のプレイリスト更新方法は、更新日あるいは更新日時が付加されたプレイリストを保存するステップ、データファイルを記録媒体に記録する際、該データファイルに記録日あるいは記録日時を付加して記録するステップ、前記記録媒体に記録されているデータファイルをプレイリストに追加する要求が発生したとき、該プレイリストの更新日あるいは更新日時より後に前記記録媒体に記録されているデータファイルを検索して該データファイルを特定する情報を表示するステップ、追加要求されたデータファイルを前記プレイリストに追加すると共に、該プレイリストの更新日あるいは更新日時を書き換えるステップ、を有している。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば簡単な操作で、しかも、ユーザがプレイリストの更新日を記憶していなくても、該プレイリストの更新日あるいは更新日時以降に記録媒体に取り込んだデータファイルの中から所望のデータファイルを選択してプレイリストに追加することができる。
また、本発明によれば、簡単な操作で、プレイリストの更新日以降の最新の楽曲をプレイリストに追加しては再生して楽しむことができる。すなわち、本発明によれば、ドライブシーンに合わせた最適な楽曲を運転者に提供して快適なドライブを可能にできる。
また、本発明によれば、同じ趣旨のプレイリストを複数作成してしまうことがなくなり、運転者が真に希望するプレイリストを容易に選択して再生ができ、安全運転、快適運転が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
(A)本発明の概略
図1は本発明の概略説明図である。記録媒体(例えばハードディスクHDD)RDMには多数のデータファイル(例えば楽曲ファイル)が記録されている。記録媒体RDMに記録された各楽曲ファイル(楽曲1〜楽曲5000)には該楽曲ファイルが記録された記録日(最終登録日)あるいは記録日時が付加されている。プレイリスト記憶部PLLには、1以上のプレイリスト(プレイリストA、B、・・・)が記憶され、各プレイリストは、記録媒体RDMから読み出して再生する所望の楽曲ファイルのリストを含んでいる。又、各プレイリストは、該プレイリストを更新した更新日(最終更新日)あるいは更新日時が付加されている。
制御部CNTは、所定プレイリスト(例えばプレイリストA)への追加要求が発生したとき、該プレイリストの更新日(2007年8月30日)より後に前記記録媒体RDMに記録されている楽曲ファイル(楽曲1、楽曲2、・・・)を検索して該楽曲を特定する情報を表示部DLYに表示し、ユーザが該表示を参照して追加すべき楽曲ファイルを指定したとき、該指定された楽曲ファイルをプレイリストAに追加すると共に、該プレイリストAの更新日を書き換える。
【0007】
(B)再生装置
図2は本発明の再生装置の構成図である。
CDを再生するために、CDドライブ11はCDを線速度一定でスピンドル回転制御するとともに、フォーカス/トラッキングサーボ制御し、CD読込装置12は光ピックアップで読み込んだ信号をEFM処理、AGC処理後、デジタル信号処理してTOC情報と楽曲データを発生する。楽曲再生装置13は楽曲データを用いてDA変換処理等の制御を行ってスピーカ14より再生音を出力する。
CD読込装置12はCDから読み取った楽曲データ(楽曲ファイル)を楽曲データ記憶部、例えばハードディスク15に記憶(リッピング)するために、TOC情報を楽曲情報検索装置16に入力し、楽曲データを楽曲データ符号化装置17に入力する。楽曲情報データベース(CDDB)18はアルバムの楽曲情報(アルバム名、アーティスト名、ジャンル名、曲名)がCD毎に予め記憶されている。楽曲情報検索装置16はTOC情報で特定されるCDの楽曲情報を楽曲情報データベース18から取得して楽曲データ符号化装置17に入力する。楽曲データ符号化装置17はアルバムの楽曲データを符号化するとともに楽曲情報データベース18から読み出された該アルバムの楽曲情報を該符号化楽曲データに付加して制御装置19に入力する。制御装置19は、入力された符号化楽曲データをハードディスク15の所定位置に記録すると共に、記録日あるいは記録日時を楽曲情報に付してハードディスクの所定位置に記録されている楽曲情報リストに追加する。図3はハードディスク15に記録された楽曲情報リストの説明図であり、アルバム名、アーティスト名、ジャンル名、曲名MNi、楽曲データを記憶する場所を示すポインタPi、楽曲データ記録日が記録されている。
【0008】
又、制御装置19は、タッチパネル付き表示装置20あるいは操作部22からユーザによりプレイリストの新規作成が指示されると、別途入力されている楽曲検索方法を満たす楽曲を該表示装置に表示し、該表示を参照してユーザが選択した1以上の楽曲を特定するプレイリストを作成してプレイリスト記憶部21に記憶する。プレイリスト記憶部21には複数個、例えば99個のプレイリストを記憶することができる。図4はプレイリストの説明図であり、プレイリストは、 (1) プレイリスト名、(2)プレイリスト作成日あるいは最終更新日、(3)再生順に並べられた楽曲特定情報で構成され、楽曲特定情報は、アルバム名、アーティスト名、ジャンル名、曲名、楽曲データを記憶する場所を示すポインタを含んでいる。
更に、制御装置19は、タッチパネル付き表示装置20等からユーザにより所定のプレイリストへの曲の追加が指示されると、別途入力されている楽曲検索方法を満たす楽曲を該表示装置に表示し、該表示を参照してユーザが選択した1以上の楽曲を前記プレイリストに追加する。
ハードディスク15に記憶された楽曲データを再生するには操作部22あるいはタッチパネルから制御装置19にハードディスク再生を要求する。この要求により、制御装置19はハードディスク15に記録されている楽曲データを順に読み出して楽曲データ復号装置23に入力し、楽曲データ復号装置23は該符号化楽曲データを復号して楽曲再生装置13に入力してスピーカ14より再生音を出力する。また、ユーザがプレイリストを指定してプレイリスト再生を要求すれば、制御装置19は該指定されたプレイリストが指示する順番に楽曲データをハードディスク15から読み出して楽曲データ復号装置23に入力し、楽曲データ復号装置23は該符号化楽曲データを復号して楽曲再生装置13に入力してスピーカ14より再生音を出力する。
(C)プレイリスト作成処理
【0009】
図5は新規プレイリスト作成処理フローである。
タッチパネル付きの表示装置20にメインメニューを表示し、該メインメニューより「リスト」を選択し、その後、「プレイリスト新規作成」をタッチ選択して新規プレイリスト作成モードにする(ステップ101)。かかる状態において新規プレイリストの名称を入力し(ステップ102)、ついで、プレイリストに登録する楽曲の検索方法(アルバム検索、アーチスト検索、ジャンル検索の別)及びアルバム名あるいはアーチスト名あるいはジャンル名を入力する(ステップ103)。なお、必ずしも検索方法を入力する必要はない。
以上の入力が終了すると、制御装置19は、ハードディスク15からステップ103で特定された検索方法に基づいて楽曲を検索し、検索された楽曲の楽曲情報のリストを表示装置20にスクロール可能に表示する(ステップ104)。これにより、ユーザは表示されている楽曲情報のリストからプレイリストに登録する楽曲を選択し、制御装置19は該選択された楽曲の楽曲情報を内蔵のワークメモリに保存する(ステップ105)。ついで、ユーザはプレイリストへの楽曲の登録を完了するか判断し(ステップ106)、更に登録すべき楽曲が存在すればステップ104に戻ってプレイリストに登録する楽曲を選択する。
プレイリストに登録する楽曲を全て選択すれば、タッチパネル上の登録キー(ソフトキー)を操作する(ステップ107)。制御装置19は登録キーが操作されると、選択されてワークメモリに記憶されている楽曲情報及びステップ102で入力されたプレイリスト名を用いて新規プレイリストを作成し、該プレイリストに作成日を更新日として付加してプレイリスト記憶部21に保存する(ステップ108)。以後、ユーザがタッチパネル上の完了キーを操作すれば(ステップ109)、プレイリストの新規作成処理は終了する。
(D)プレイリストへの曲追加処理
【0010】
図6はプレイリストへの曲追加処理フローである。
タッチパネル付きの表示装置20にメインメニューを表示し、該メインメニューより「リスト」を選択し、その後、「曲追加」をタッチ選択してプレイリストへの曲追加モードにする(ステップ201)。かかる状態において制御装置19は表示装置20に登録されている全プレイリスト名を表示し、ユーザは曲を追加すべきプレイリストを選択し(ステップ202)、制御装置19は該選択されたプレイリストの更新日を取得する(ステップ203)。
ついで、プレイリストに追加する楽曲の検索方法(アルバム検索、アーチスト検索、ジャンル検索の別)及びアルバム名あるいはアーチスト名あるいはジャンル名を入力する(ステップステップ204)。なお、必ずしも検索方法を入力する必要はない。
以上の入力が終了すると、制御装置19は、ステップ203で取得したプレイリストの更新日より以降にハードディスクに15に記録した楽曲を対象に、ステップ204で特定された検索方法に基づいて楽曲を検索し、検索された楽曲も楽曲情報のリストを表示装置20にスクロール可能に表示する(ステップ205)。
これにより、ユーザは表示されている楽曲情報のリストからプレイリストに追加する楽曲を選択し、制御装置19は該選択された楽曲の楽曲情報を内蔵のワークメモリに保存する(ステップ206)。ついで、ユーザはプレイリストへの楽曲の追加を完了するか判断し(ステップ207)、更に追加すべき楽曲が存在すればステップ205に戻ってプレイリストに登録する楽曲を選択する。
プレイリストに追加する楽曲を全て選択すれば、タッチパネル上の登録キー(ソフトキー)を操作する(ステップ208)。制御装置19は登録キーが操作されると、選択されてワークメモリに記憶されている楽曲情報をステップ202で選択されたプレイリストに追加し、該プレイリストの更新日を書き換えてプレイリスト記憶部21に保存する(ステップ209)。以後、ユーザがタッチパネル上の完了キーを操作すれば(ステップ210)、プレイリストへの曲追加処理は終了する。
なお、以上では更新日を基準にして追加対象の楽曲(楽曲ファイル)を決定したが、更新日時を基準にして追加対象の楽曲ファイルを決定することができる。
以上、本実施例によれば簡単な操作で、プレイリストの最新の更新日あるいは更新日時以降に記録媒体に取り込んだ楽曲ファイル(データファイル)の中から所望のデータファイルを選択してプレイリストに追加することができる。
(E)変形例
【0011】
図2では再生装置内蔵の記録媒体、例えばハードディスクHDDに楽曲ファイルを記録し、該ハードディスクに記録されている楽曲ファイルについて再生用プレイリストを作成し、あるいは該プレイリストに楽曲ファイルを追加し、該プレイリストを用いて順番に再生する場合について説明した。しかし、本発明は、再生装置内蔵の記録媒体に記録されている楽曲ファイルに限定しない。再生装置に着脱可能に接続されるフラッシュメモリなどの外部記憶装置に記憶されている楽曲ファイルをプレイリストの対象にすることができる。あるいは内蔵の記録媒体(ハードディスク)および外部記録装置の両方に記録されている楽曲情報をプレイリストの対象にすることもできる。
図7は内蔵のハードディスクおよび外部記録装置の両方に記録されている楽曲情報をプレイリストの対象にした場合の再生装置の構成図であり、図2の再生装置と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、外部記憶装置51を設け、かつ、該外部記憶装置と通信可能に通信インターフェース31を設けた点である。
図8は図7の再生装置のプレイリストの説明図であり、プレイリストは、 (1) プレイリスト名、(2)プレイリスト作成日あるいは最終更新日、(3)再生順に並べられた楽曲特定情報で構成され、楽曲特定情報は、更にアルバム名、アーティスト名、ジャンル名、曲名、メモリの種別(ハードディスクHDDと外部記憶装置の別)、楽曲データを記憶する場所を示すポインタを含んでいる。
図9は図7の再生装置のプレイリストへの曲追加処理フローであり、図6と同一処理ステップには同一ステップ番号を付している。異なる点は、曲検索方法を入力した後に(ステップ204の処理後)、プレイリストに追加する楽曲が記憶されている記憶媒体を変更するか判断するステップ301、及び記録媒体の変更を指示する変更指示するステップ302が設けられている点である。なお、初期値として、ハードディスク15に記録されている楽曲ファイルがプレイリストへの追加対象ファイルとなっている。したがって、プレイリストへの追加対象ファイルを外部記憶装置に変更するには、ステップ302で変更指示してステップ205以降の処理を行う。
変形例によれば、内蔵の記録媒体に限定せず、外部記録媒体をもプレイリストに登録する対象楽曲ファイルとすることができる
【0012】
以上では楽曲ファイルのプレイリストを作成する場合の実施例について説明したが、本発明は楽曲ファイルに限らず、楽曲以外のオーディオファイルやビデオファイル等のデータファイルのプレイリストを作成する場合にも適用できるものである。
又、以上の実施例では更新日あるいは更新日時以降のデータファイルをプレイリストへの追加対象としたが、全データファイルあるいは所定の条件を満足するデータファイルをプレイリストへの追加対象とすることも可能であり、何れを追加対象とするかを選択するように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】本発明の再生装置の構成図である。
【図3】ハードディスクに記録された楽曲情報リストの説明図である。
【図4】プレイリストの説明図である。
【図5】新規プレイリスト作成処理フローである。
【図6】プレイリストへの曲追加処理フローである。
【図7】内蔵のハードディスクおよび外部記録媒体の両方に記録されている楽曲情報をプレイリストの対象にした場合の再生装置の構成図である。
【図8】図7の再生装置のプレイリストの説明図である。
【図9】図7の再生装置のプレイリストへの曲追加処理フローである。
【符号の説明】
【0014】
11 CDドライブ
12 CD読込装置
13 楽曲再生装置
14 スピーカ
15 ハードディスク
16 楽曲情報検索装置
17 楽曲データ符号化装置
18 楽曲情報データベース(CDDB)
19 制御装置
20 タッチパネル付き表示装置
21 プレイリスト記憶部
22 操作部
23 楽曲データ復号装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデータファイルが記録された記録媒体からプレイリストの指示に従って再生すべきデータファイルを読み出して再生する再生装置において、
更新日あるいは更新日時が付加されているプレイリストを保存するプレイリスト保存部、
記録日あるいは記録日時が付加されたデータファイルを記録する記録媒体、
前記記録媒体に記録されているデータファイルをプレイリストに追加する要求を発生すると共に、追加すべきデータファイルを指定する手段、
前記プレイリストへの追加要求が発生したとき、該プレイリストの更新日あるいは更新日時より後に前記記録媒体に記録されているデータファイルを検索して該データファイルを特定する情報を表示し、追加要求されたデータファイルを前記プレイリストに追加すると共に、該プレイリストの更新日あるいは更新日時を書き換える制御部、
を備えたことを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記制御部は、データファイルを記録媒体に記録する際、該データファイルに記録日あるいは記録日時を付加して記録する、ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項3】
複数のデータファイルが記録された記録媒体からプレイリストの指示に従って再生すべきデータファイルを読み出して再生する再生装置のプレイリスト更新方法において、
更新日あるいは更新日時が付加されたプレイリストを保存し、
データファイルを記録媒体に記録する際、該データファイルに記録日あるいは記録日時を付加して記録し、
前記記録媒体に記録されているデータファイルをプレイリストに追加する要求が発生したとき、該プレイリストの更新日あるいは更新日時より後に前記記録媒体に記録されているデータファイルを検索して該データファイルを特定する情報を表示し、
追加要求されたデータファイルを前記プレイリストに追加すると共に、該プレイリストの更新日あるいは更新日時を書き換える、
ことを特徴とするプレイリスト更新方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−176351(P2009−176351A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−12363(P2008−12363)
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】