説明

再生装置付テレビ受像機

【課題】操作部の操作性を向上させるとともにマイコンに占めるポート数を低減できる再生装置付テレビ受像機を提供する。
【解決手段】再生装置付テレビ受像機1000に、操作信号を出力する操作キーと、制御する装置を選択する選択信号を出力するSELECTキーとを備える操作部1と、操作部1から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300とを制御するテレビ/VCR制御部2及びDVD制御部3と、を備え、テレビ/VCR制御部2は、SELECTキーにより入力される選択信号に基づいて制御する装置を判断し、操作信号が入力された場合に、判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生装置付テレビ受像機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD再生装置とVCR装置とを一体型に構成したDVD/VCR一体型装置やCD再生装置とテープレコーダとを一体型に構成したCDプレーヤ付テープレコーダ等、複数の装置を一体型に構成した一体型装置が知られている。そして、これらの一体型装置を操作するための操作部には、当該一体型装置を構成する各装置の操作キーが備えられるため、非常に多くの操作キーが並べられることになり、当該操作部の操作性を低下させるという問題があった。そこで、DVD/VCR一体型装置を操作するための操作部において、DVD再生装置とVCR装置とを切り換えるためのモード切替キーを設けるとともにDVD再生装置とVCR装置の操作キーを共通としたものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、CDプレーヤ付テープレコーダを操作するための操作部において、CDプレーヤとテープレコーダとを選択するためのCDキー,テープキーを設けるとともに、CDプレーヤとテープレコーダの操作キーを共通としたものも知られている(例えば、特許文献2)。
【特許文献1】特開2002−64776号公報
【特許文献2】実開平2−26183号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、テレビ受像装置とDVD再生装置とVCR装置とを一体型にした再生装置付テレビ受像装置を操作するための操作部では、DVD再生装置,VCR装置の操作キーに加えて、テレビのチャンネルキー等も備えられることとなるので、操作キーの数が多くなってしまい、ユーザにとって操作性が悪いという問題が生じる。
【0005】
また、通常、例えば、5ボルト等の限られた電圧の間で、操作キー毎に入力される操作信号の電圧が割り振られるため、操作キーの数が多くなるほど、それぞれの操作信号の電圧差が微小になってしまい、マイコンにおいて入力される操作信号の電圧差が微小になるほど誤作動が生じやすくなってしまう。
【0006】
そこで、マイコンにおいてそれぞれの操作キーが接続されるポートを別々に設けることが考えられるが、操作キーの数が多くなるほど、マイコンに設けられるポートが多くなり、コスト高となってしまうという問題が生じる。
【0007】
このような問題に対して、特許文献1の発明は、チャンネルキー等の多くの操作キーを必要とするテレビ受像装置を一体型にしたものではなく、単に、DVD再生装置とVCR再生装置の操作キーを共通としただけであるため、上記問題を解決することができない。また、同様に、特許文献2の発明も、単に、CDプレーヤとテープレコーダの操作キーを共通としただけであるため、上記問題を解決することができない。
【0008】
本発明の課題は、操作部の操作性を向上させるとともにマイコンに占めるポート数を低減できる再生装置付テレビ受像機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、テレビ受像装置と、VCR装置と、DVD再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ
受像装置と前記VCR装置と前記DVD再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記操作部は、
ユーザの操作に応じて、前記テレビ受像装置、前記VCR装置、前記DVD再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて前記制御部が制御する装置を選択する選択信号を出力する選択キーを備え、
前記制御部は、
前記選択キーにより入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
一の操作キーの操作信号が入力された場合に、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記選択キーの押下回数に基づいて、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて制御する装置を判断することを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、テレビ受像装置と、第1記録媒体再生装置と、第2記録媒体再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記第1記録媒体再生装置と前記第2記録媒体再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記操作部は、
ユーザの操作に応じて、前記テレビ受像装置、前記第1記録媒体装置、前記第2記録媒体再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて前記制御部が制御する装置を選択する選択信号を出力する選択キーを備え、
前記制御部は、
前記選択キーにより入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
一の操作キーの操作信号が入力された場合に、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、テレビ受像装置と、VCR装置と、DVD再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記VCR装置と前記DVD再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記操作部は、
ユーザの操作に応じて、前記テレビ受像装置、前記VCR装置、前記DVD再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて前記制御部が制御する装置を選択する選択信号を出力する選択キーを備え、
前記制御部は、
前記選択キーにより入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
一の操作キーの操作信号が入力された場合に、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備えることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の再生装置付テレビ受像機において、
前記判断手段は、前記選択キーの押下回数に基づいて、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて制御する装置を判断することを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の発明は、テレビ受像装置と、VCR装置と、DVD再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記VCR装置と前記DVD再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記テレビ受像装置、前記VCR装置、前記DVD再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号の長さに基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、制御部により、操作部から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とが制御され、判断手段により、選択キーにより入力される選択信号に基づいて制御される装置が判断され、一の操作キーの操作信号が入力された場合に、制御信号出力手段により、判断手段によって判断された装置を制御するための制御信号が当該装置に出力されるので、テレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、操作キーの数を低減でき、操作部の操作性を向上させることができる。
【0015】
また、テレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、テレビ受像装置,VCR装置,DVD再生装置毎に設けられていた当該テレビ受像装置,VCR装置,DVD再生装置を制御するための操作信号を受け付けるマイコンなどの制御部のポートを一つにすることができることとなって、当該操作キーから入力される操作信号を受け付けるマイコンなどの制御部のポートの数も低減できる。
【0016】
また、判断手段により、選択キーの押下回数に基づいて、操作キーにより入力される操作信号に基づいて制御される装置が判断されるので、操作部に備えられる選択キーを一つにすることができ、操作部に設けられるキーの数を更に低減できることとなり、操作部の操作性をより向上させることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、制御部により、操作部から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置と第1記録媒体再生装置と第2記録媒体再生装置とが制御され、判断手段により、選択キーにより入力される選択信号に基づいて制御される装置が判断され、一の操作キーの操作信号が入力された場合に、制御信号出力手段により、判断手段によって判断された装置を制御するための制御信号が当該装置に出力されるので、テレビ受像装置と第1記録媒体再生装置と第2記録媒体再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、操作キーの数を低減でき、操作部の操作性を向上させることができる。
【0018】
また、テレビ受像装置と第1記録媒体再生装置と第2記録媒体再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、テレビ受像装置,第1記録媒体再生装置,第2記録媒体再生装置毎に設けられていた当該テレビ受像装置,第1記録媒体再生装置,第2記録媒体再生装置を制御するための操作信号を受け付けるマイコンなどの制御部のポートを一つにすることができることとなって、当該操作キーから入力される操作信号を受け付けるマイコンなどの制御部のポートの数も低減できる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、制御部により、操作部から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とが制御され、判断手段により、選択キーにより入力される選択信号に基づいて制御される装置が判断され、一の操作キーの操
作信号が入力された場合に、制御信号出力手段により、判断手段によって判断された装置を制御するための制御信号が当該装置に出力されるので、テレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、操作キーの数を低減でき、操作部の操作性を向上させることができる。
【0020】
また、テレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、テレビ受像装置,VCR装置,DVD再生装置毎に設けられていた当該テレビ受像装置,VCR装置,DVD再生装置を制御するための操作信号を受け付けるマイコンなどの制御部のポートを一つにすることができることとなって、当該操作キーから入力される操作信号を受け付けるマイコンなどの制御部のポートの数も低減できる。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、判断手段により、選択キーの押下回数に基づいて、操作キーにより入力される操作信号に基づいて制御される装置が判断されるので、操作部に備えられる選択キーを一つにすることができ、操作部に設けられるキーの数を更に低減できることとなり、操作部の操作性をより向上させることができる。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、制御部により、操作部から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とが制御され、判断手段により、操作キーにより入力される操作信号の長さに基づいて制御される装置が判断され、操作キーにより入力される操作信号に基づいて、制御信号出力手段により、判断手段によって判断された装置を制御するための制御信号が当該装置に出力されるので、操作部に、制御される装置を選択するための選択キーを設けなくても、制御される装置が判断されることとなるとともに、テレビ受像装置とVCR装置とDVD再生装置とを制御するための操作信号を入力する操作キーを共通とすることにより、操作キーの数を低減でき、操作部の操作性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図を参照して、本発明に係る再生装置付テレビ受像機を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、本発明の範囲は図示例に限定されない。
(再生装置付テレビ受像機の構成)
まず、本実施の形態の構成を説明する。図1に、本発明に係る再生装置付テレビ受像機1000の内部構成の要部を示す。また、図2に、本発明に係る再生装置付テレビ受像機1000に備えられる操作部1の一例を示す。
【0024】
本発明に係る再生装置付テレビ受像機1000は、例えば、テレビ受像装置100,第1記録媒体再生装置としてのVCR装置200,第2記録媒体再生装置としてのDVD再生装置300等が一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機1000であって、例えば、図1,図2に示すように、操作部1,テレビ/VCR制御部2,DVD制御部3,当該操作部1,テレビ/VCR制御部2,DVD制御部3に電流を供給する電源4等を備えて構成されている。
【0025】
操作部1は、図2に示すように、例えば、再生装置付テレビ受像機1000の電源4を投入するための電源キー10,選択信号をテレビ/VCR制御部2に出力する選択キーとしてのSELECTキー11,操作信号をテレビ/VCR制御部2に出力する操作キー12等を備えて構成される。
【0026】
また、操作部1は、テレビ/VCR制御部2の一つのI/Oポート23(図3参照)に接続されており、選択信号及び操作信号は、当該I/Oポート23を介してテレビ/VCR制御部2に出力されるようになっている。
【0027】
また、図1に示すように、SELECTキー11及び操作キー12は、例えば、スイッ
チS等を備えて構成されており、当該スイッチSは並列接続されており、それぞれのスイッチSの間には抵抗Rが設けられている。そして、それぞれのスイッチSがONとなることにより、それぞれのスイッチS毎に異なる電圧の選択信号及び操作信号がテレビ/VCR制御部2に入力されるようになっている。また、それぞれのキーが長押しされると、対応するスイッチS毎に異なる電圧の信号が長押しされた時間だけテレビ/VCR制御部2に入力されるようになっている。即ち、操作部1のキーが長押しされると、長い操作信号がテレビ/VCR制御部2に入力されるようになっている。なお、それぞれのキーが押下されることによって入力される信号の電圧は、例えば、5ボルト等の限られた電圧の間で割り振られている。
【0028】
SELECTキー11は、例えば、ユーザによって押下されることにより、テレビ受像装置100,VCR装置200,DVD再生装置300の中から、操作キー12押下により出力される操作信号に基づいて制御される装置を選択する選択信号をテレビ/VCR制御部2に出力する。
【0029】
操作キー12には、例えば、VCR−RECキー12A,CH−UP/VCR−FWD/DVD−FWDキー12B,VCR−PLAY/DVD−PLAYキー12C,CH−DWN/VCR−REW/DVD−REWキー12D,VCR−ST・EJ/DVD−ST・EJキー12E等があり、当該操作キー12がユーザによって押下されることにより、各種の操作信号がテレビ/VCR制御部2に出力される。
【0030】
VCR−RECキー12Aは、ユーザによって押下されることにより、VCR装置200に録画を行わせる操作信号をテレビ/VCR制御部2に出力する。
【0031】
CH−UP/VCR−FWD/DVD−FWDキー12Bは、ユーザによって押下されることにより、制御される装置としてテレビ受像装置100が選択されている場合にはチャンネルアップを行わせる操作信号を、制御される装置としてVCR装置200が選択されている場合にはビデオテープの早送りを行わせる操作信号を、制御される装置としてDVD再生装置300が選択されている場合にはDVDの早送りを行わせる操作信号を、それぞれ、テレビ/VCR制御部2に出力する。
【0032】
VCR−PLAY/DVD−PLAYキー12Cは、ユーザによって押下されることにより、制御される装置としてVCR装置200が選択されている場合にはビデオテープの再生を行わせる操作信号を、制御される装置としてDVD再生装置300が選択されている場合にはDVDの再生を行わせる操作信号を、それぞれ、テレビ/VCR制御部2に出力する。
【0033】
CH−DWN/VCR−REW/DVD−REWキー12Dは、ユーザによって押下されることにより、制御される装置としてテレビ受像装置100が選択されている場合にはチャンネルダウンを行わせる操作信号を、制御される装置としてVCR装置200が選択されている場合にはビデオテープの巻戻しを行わせる操作信号を、制御される装置としてDVD再生装置300が選択されている場合にはDVDの巻戻しを行わせる操作信号を、それぞれ、テレビ/VCR制御部2に出力する。
【0034】
VCR−ST・EJ/DVD−ST・EJキー12Eは、ユーザによって押下されることにより、制御される装置としてVCR装置200が選択されている場合にはビデオテープの停止・取出しを行わせる操作信号を、制御される装置としてDVD再生装置300が選択されている場合にはDVDの停止・取出しを行わせる操作信号を、それぞれ、テレビ/VCR制御部2に出力する。
【0035】
テレビ/VCR制御部2は、例えば、図3に示すように、CPU(Central Processin
g Unit)20,RAM(Random Access Memory)21,記憶部22、I/Oポート2
3等を備えて構成され、各部はバス24により接続されている。
【0036】
また、テレビ/VCR制御部2は、例えば、図1に示すように、操作部1,DVD制御部3等と接続されている。そして、CPU20が後述する判断プログラム22Aを実行することにより、テレビ受像装置100又はVCR装置200が制御される装置として判断された場合には、テレビ/VCR制御部2は、操作部1から入力される操作信号に基づく制御信号をテレビ受像装置100又はVCR装置200に出力することにより制御し、制御部の一部として機能する。また、CPU20が後述する判断プログラム22Aを実行することにより、DVD再生装置300が制御される装置として判断された場合には、テレビ/VCR制御部2は、操作部1から入力される操作信号をDVD制御部3に出力する。
【0037】
CPU20は、記憶部22に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM21に展開して実行することにより、テレビ受像装置100及びVCR装置200全体の制御を行う。
【0038】
RAM21は、CPU20により実行された処理プログラム等を、RAM21内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
【0039】
記憶部22は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部22は、CPU20がテレビ受像装置100及びVCR装置200全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部22は、例えば、図3に示すように、判断プログラム22A,テレビ装置制御プログラム22B,VCR装置制御プログラム22C,操作信号出力プログラム22D等を格納している。
【0040】
判断プログラム22Aは、例えば、CPU20に、操作部1から入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて、制御する装置を判断する機能を実現させるプログラムである。より具体的には、判断プログラム22Aは、CPU20に、操作部1のSELECTキー11の押下回数に基づく選択信号の入力回数に基づいて、制御する装置を判断する機能を実現させるプログラムである。また、判断プログラム22Aは、例えば、CPU20に、操作信号の長さに基づいて、制御する装置を判断する機能を実現させるプログラムである。CPU20は、かかる判断プログラム22Aを実行することにより、判断手段として機能する。
【0041】
テレビ装置制御プログラム22Bは、例えば、CPU20に、判断プログラム22Aを実行することにより、テレビ受像装置100を制御する装置と判断した場合に、操作部1から入力される操作信号に基づく制御信号をテレビ受像装置100に出力する機能を実現させるプログラムである。CPU20は、テレビ装置制御プログラム22Bを実行することにより、制御信号出力手段の一部として機能する。
【0042】
VCR装置制御プログラム22Cは、例えば、CPU20に、判断プログラム22Aを実行することにより、VCR装置200を制御する装置と判断した場合に、操作部1から入力される操作信号に基づく制御信号をVCR装置200に出力する機能を実現させるプログラムである。CPU20は、VCR装置制御プログラム22Cを実行することにより、制御信号出力手段の一部として機能する。
【0043】
操作信号出力プログラム22Dは、例えば、CPU20に、判断プログラム22Aを実行することにより、DVD再生装置300を制御する装置と判断した場合に、操作部1か
ら入力される操作信号をDVD制御部3に出力する機能を実現させるプログラムである。
【0044】
I/Oポート23は、例えば、I/Oポート回路等を備えて構成されている。I/Oポート23には、操作部1のキーが押下されることに伴う信号が入力される。また、I/Oポート23を介して、テレビ/VCR制御部2からテレビ受像装置100及びVCR装置200の各部を制御するための制御信号が出力されるとともに、DVD再生装置3へ操作部1のキーが押下されることに伴う操作信号が出力される。
【0045】
DVD制御部3は、例えば、図4に示すように、CPU30,RAM31,記憶部32、I/Oポート33等を備えて構成され、各部は、バス34により接続されている。
【0046】
また、DVD制御部3は、テレビ/VCR制御部2と接続されており、操作部1から入力される操作信号をテレビ/VCR制御部2を介して受け付け、当該操作信号に基づく制御信号をDVD再生装置300に出力することにより制御し、制御部の一部として機能する。
【0047】
CPU30は、記憶部32に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM31に展開して実行することにより、DVD再生装置300全体の制御を行う。
【0048】
RAM31は、CPU30により実行された処理プログラム等を、RAM31内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
【0049】
記憶部32は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部32は、CPU30がテレビ受像装置100及びVCR装置200全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部32は、例えば、図3に示すように、DVD再生装置制御プログラム32A等を格納している。
【0050】
DVD再生装置制御プログラム32Aは、例えば、CPU30に、テレビ/VCR制御部2から操作信号が入力された際に、当該操作信号に基づく制御信号をDVD再生装置300に出力する機能を実現させるプログラムである。CPU30は、かかるDVD再生装置制御プログラム32Aを実行することにより、制御信号出力手段の一部として機能する。
【0051】
I/Oポート33は、例えば、I/Oポート回路等を備えて構成されている。I/Oポート33には、テレビ/VCR制御部2から、操作部1のキーが押下されることに伴う操作信号が入力される。また、I/Oポート33を介して、DVD制御部3からDVD再生装置3の各部を制御するための制御信号が出力される。
(再生装置付テレビ受像機の動作)
次に、上述のような構成の再生装置付テレビ受像機1000の動作について、図5〜図7を参照しながら説明する。
<SELECTキー押下に基づく制御する装置の切替動作>
まず、再生装置付テレビ受像機1000が、SELECTキー11が押下されることに基づいて制御する装置を切り替える動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0052】
まず、テレビ/VCR制御部2のCPU20は、選択信号の入力の有無に基づいて、SELECTキー11が押下されたか否かを判断する(ステップS1)。
【0053】
ステップS1において、CPU20が、SELECTキー11が押下されていないと判断した場合には(ステップS1;No)、CPU20は、ステップS1の処理を所定時間毎に繰り返す。
【0054】
ステップS1において、CPU20が、SELECTキー11が押下されたと判断した場合には(ステップS1;Yes)、CPU20は、判断プログラム22Aを実行することにより、SELECTキー11の押下回数は3n(nは整数)回か否かを判断する(ステップS2)。
【0055】
ステップS2において、CPU20が、SELECTキー11の押下回数は3n回であると判断した場合には(ステップS2;Yes)、CPU20は、制御する装置はテレビ受像装置100であると判断し、当該判断結果をRAM21に記憶させる(ステップS3)。
【0056】
ステップS2において、CPU20が、SELECTキー11の押下回数は3n回ではないと判断した場合には(ステップS2;No)、CPU20は、判断プログラム22Aに実行に基づいて、SELECTキー11の押下回数は3n+1回か否かを判断する(ステップS4)。
【0057】
ステップS4において、CPU20が、SELECTキー11の押下回数は3n+1回であると判断した場合には(ステップS4;Yes)、CPU20は、制御する装置はVCR装置200であると判断し、当該判断結果をRAM21に記憶させる(ステップS5)。
【0058】
ステップS4において、CPU20が、SELECTキー11の押下回数は3n+1回ではないと判断した場合、即ち、SELECTキー11の押下回数は3n+2回であると判断した場合には(ステップS4;No)、CPU20は、制御する装置はDVD再生装置300であると判断し、当該判断結果をRAM21に記憶させる(ステップS6)。
<制御する装置が判断した後の制御動作>
次に、上述のように、制御する装置を判断した場合に、再生装置付テレビ受像機1000が、操作キー12が押下されることにより入力される操作信号に基づいて各装置を制御する動作について、図6に示すフローチャートを参照しながら、説明する。
【0059】
まず、操作部1の操作キー12が押下されて、操作信号が入力されると(ステップS101)、CPU20は、RAM21を参照して、制御する装置はテレビ受像装置100であるか否かを判断する(ステップS102)。
【0060】
ステップS102において、CPU20が、制御する装置はテレビ受像装置100であると判断した場合には(ステップS102;Yes)、CPU20は、テレビ装置制御プログラム22Bを実行することにより、操作部1から入力される操作信号に基づく制御信号をテレビ受像装置100に出力し、テレビ受像装置100を制御する(ステップS103)。
【0061】
ステップS102において、CPU20が、制御する装置はテレビ受像装置100ではないと判断した場合には(ステップS102;No)、CPU20は、RAM21を参照して、制御する装置はVCR装置200であるか否かを判断する(ステップS104)。
【0062】
ステップS104において、CPU20が、制御する装置はVCR装置200であると判断した場合には(ステップS104;Yes)、CPU20は、VCR装置制御プログラム22Cを実行することにより、操作部1から入力される操作信号に基づく制御信号をVCR装置200に出力し、VCR装置200を制御する(ステップS105)。
【0063】
ステップS104において、CPU20が、制御する装置はVCR装置200ではないと判断した場合には(ステップS104;No)、CPU20は、操作信号出力プログラム22Dを実行することにより、操作部1から入力される操作信号をDVD制御部3に出
力する(ステップS106)。
【0064】
次に、DVD制御部3のCPU30は、テレビ/VCR制御部2から操作信号が入力されると(ステップS107)、DVD再生装置制御プログラム32Aを実行することにより、当該操作信号に基づく制御信号をDVD再生装置300に出力し、DVD再生装置300を制御する(ステップS108)。
<操作キーに基づく制御する装置の切替動作>
次に、再生装置付テレビ受像機1000が、操作キー12が押下されることに基づいて制御する装置を切り替える動作について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、操作部1のCH−UP/VCR−FWD/DVD−FWDキー12B又はCH−DWN/VCR−REW/DVD−REWキー12Dが押下されることに基づく、テレビ受像装置100とVCR装置200との間での切替動作を例に挙げて説明する。
【0065】
まず、ユーザにより、例えば、操作部1のCH−UP/VCR−FWD/DVD−FWDキー12B又はCH−DWN/VCR−REW/DVD−REWキー12D等の操作キー12が押下されて、操作信号が入力されると(ステップS201)、テレビ/VCR制御部2のCPU20は、判断プログラム22Aを実行することにより、ユーザにより、例えば、操作部1のCH−UP/VCR−FWD/DVD−FWDキー12B又はCH−DWN/VCR−REW/DVD−REWキー12D等の操作キー12が長押しされて、長い操作信号が入力されたか否かを判断する(ステップS202)。
【0066】
ステップS202において、CPU20が、長い操作信号が入力されたと判断した場合には(ステップS202;Yes)、CPU20は、制御する装置はVCR装置200であると判断し、次いで、CPU20は、VCR装置制御プログラム22Cを実行することにより、VCR装置200にビデオテープの早送り又は巻戻しを行わせる(ステップS203)。
【0067】
ステップS202において、CPU20が、短い操作信号が入力されたと判断した場合には(ステップS202;No)、CPU20は、制御する装置はテレビ受像装置100であると判断し、次いで、CPU20は、テレビ装置制御プログラム22Bを実行することにより、テレビ受像装置100にチャンネルアップ又はチャンネルダウンを行わせる(ステップS204)。
【0068】
以上に説明した、本発明に係る再生装置付テレビ受像機1000によれば、テレビ/VCR制御部2により、操作部1から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300とが制御され、CPU20が判断プログラム22Aを実行することにより、SELECTキー11により入力される選択信号に基づいて制御される装置が判断され、一の操作キー12の操作信号が入力された場合に、CPU20がテレビ装置制御プログラム22B又はVCR装置制御プログラム22C又はDVD再生装置制御プログラム32Aを実行することにより、制御する装置と判断された装置を制御するための制御信号が当該装置に出力されるので、テレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300とを制御するための操作信号を入力する操作キー12を共通とすることにより、操作キー12の数を低減でき、操作部1の操作性を向上させることができる。
【0069】
また、テレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300とを制御するための操作信号を入力する操作キー12を共通とすることにより、テレビ受像装置100,VCR装置200,DVD再生装置300毎に設けられていた当該テレビ受像装置100,VCR装置200,DVD再生装置300を制御するための操作信号を受け付けるテレビ/VCR制御部2のI/Oポート23を一つにすることができることとなって、当該操作キー12から入力される操作信号を受け付けるテレビ/VCR制御部2のポートの数
も低減できる。
【0070】
また、CPU20が判断プログラム22Aを実行することにより、SELECTキー11の押下回数に基づいて、操作キー12により入力される操作信号に基づいて制御される装置が判断されるので、操作部1に備えられるSELECTキー11を一つにすることができ、操作部1に設けられるキーの数を更に低減できることとなり、操作部1の操作性をより向上させることができる。
【0071】
また、テレビ/VCR制御部2により、操作部1から入力される操作信号に基づいてテレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300とが制御され、CPU20が判断プログラム22Aを実行することにより、操作キー12により入力される操作信号の長さに基づいて制御される装置が判断され、操作キー12により入力される操作信号に基づいて、CPU20がテレビ装置制御プログラム22B又はVCR装置制御プログラム22C又はDVD再生装置制御プログラム32Aを実行することにより、制御する装置と判断された装置を制御するための制御信号が当該装置に出力されるので、操作部1に、制御される装置を選択するためのSELECTキー11を設けなくても、制御される装置が判断されることとなるとともに、テレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300とを制御するための操作信号を入力する操作キー12を共通とすることにより、操作キー12の数を低減でき、操作部1の操作性を向上させることができる。
【0072】
なお、操作部1は、再生装置付テレビ受像機1000の本体側に備えられることとしたが、リモコン等に備える構成であってもよい。また、DVD再生装置300を制御するDVD制御部3とテレビ受像装置100及びVCR装置200を制御するテレビ/VCR制御部2とを別々に構成したが、まとめてひとつの制御部として構成されてもよい。
【0073】
また、第1記録媒体再生装置としてVCR装置200、第2記録媒体再生装置としてDVD再生装置300を例示したが、これ以外に、例えば、CD再生装置、HD(Hard Disc)再生装置などでもよく、また、再生機能のみならず録画・録音機能を具備した装置であってもよい。
【0074】
また、図5のフローにおいて、テレビ/VCR制御部2は、SELECTキー11の押下回数に基づいて、制御する装置が現在どの装置であるかを、再生装置付テレビ受像機1000の表示画面にOSD(On Screen Display)表示するようにさせてもよい。これ
により、ユーザは、現在選択されている装置を容易に把握することができる。
【0075】
また、図7のフローでは、操作キー12の長押し時間に応じて、テレビ受像装置100とVCR装置200の切替を行うことを説明したが、長押し時間に応じて、制御する装置を、テレビ受像装置100とVCR装置200とDVD再生装置300の何れかに切り替える構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明に係る再生装置付テレビ受像機の構成を示す図である。
【図2】本発明に係る操作部の外部構成を示す図である。
【図3】本発明に係るテレビ/VCR制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るDVD制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る再生装置付テレビ受像機の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係る再生装置付テレビ受像機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明に係る再生装置付テレビ受像機の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
1 操作部
11 選択キー
12 操作キー
2 テレビ/VCR制御部(制御部)
20 CPU(判断手段,制御信号出力手段)
22A 判断プログラム(判断手段)
22B テレビ装置制御プログラム(制御信号出力手段)
22C VCR装置制御プログラム(制御信号出力手段)
3 DVD制御部(制御部)
30 CPU(制御信号出力手段)
32A DVD再生装置制御プログラム(制御信号出力手段)
100 テレビ受像装置
200 VCR装置(第1記録媒体再生装置)
300 DVD再生装置(第2記録媒体再生装置)
1000 再生装置付テレビ受像機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ受像装置と、VCR装置と、DVD再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記VCR装置と前記DVD再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記操作部は、
ユーザの操作に応じて、前記テレビ受像装置、前記VCR装置、前記DVD再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて前記制御部が制御する装置を選択する選択信号を出力する選択キーを備え、
前記制御部は、
前記選択キーにより入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
一の操作キーの操作信号が入力された場合に、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記選択キーの押下回数に基づいて、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて制御する装置を判断することを特徴とする再生装置付テレビ受像機。
【請求項2】
テレビ受像装置と、第1記録媒体再生装置と、第2記録媒体再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記第1記録媒体再生装置と前記第2記録媒体再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記操作部は、
ユーザの操作に応じて、前記テレビ受像装置、前記第1記録媒体装置、前記第2記録媒体再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて前記制御部が制御する装置を選択する選択信号を出力する選択キーを備え、
前記制御部は、
前記選択キーにより入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
一の操作キーの操作信号が入力された場合に、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備えることを特徴とする再生装置付テレビ受像機。
【請求項3】
テレビ受像装置と、VCR装置と、DVD再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記VCR装置と前記DVD再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記操作部は、
ユーザの操作に応じて、前記テレビ受像装置、前記VCR装置、前記DVD再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて前記制御部が制御する装置を選択する選択信号を出力する選択キーを備え、
前記制御部は、
前記選択キーにより入力される選択信号を受け付けて、当該選択信号に基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
一の操作キーの操作信号が入力された場合に、前記判断手段により判断された装置を制
御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備えることを特徴とする再生装置付テレビ受像機。
【請求項4】
前記判断手段は、前記選択キーの押下回数に基づいて、前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて制御する装置を判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の再生装置付テレビ受像機。
【請求項5】
テレビ受像装置と、VCR装置と、DVD再生装置とが一体型に構成されてなる再生装置付テレビ受像機において、
ユーザの操作に応じて操作信号を出力する操作キーを備える操作部と、
前記操作部から入力される操作信号を受け付けて、当該操作信号に基づいて前記テレビ受像装置と前記VCR装置と前記DVD再生装置とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記テレビ受像装置、前記VCR装置、前記DVD再生装置の中から、前記操作キーにより入力される操作信号の長さに基づいて制御する装置を判断する判断手段と、
前記操作キーにより入力される操作信号に基づいて、前記判断手段により判断された装置を制御するための制御信号を当該装置に出力する制御信号出力手段と、
を備えることを特徴とする再生装置付テレビ受像機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−49399(P2007−49399A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−231332(P2005−231332)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】