説明

写真印刷及び音響情報を記録・再生することが可能な複合印画紙

【課題】 従来の印画紙に、音声・音響情報を組み入れようとすれば、撮影した画像を印画紙に印刷した後に音響情報を記録再生するモジュールと一体化することになり、印刷された印画紙と該モジュールとを接着剤により一体化する作業が生じることになる。
【解決手段】撮影した画像を印刷する前に、あらかじめ紙状の薄型音声機能ユニットを印画紙裏面に接着し、写真用プリンターで印刷可能な厚さに一体化しておき、これを写真用プリンターに設置して画像を印刷しさらに音響情報を記録・再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真を印刷する印画紙に音響情報を記録再生する音声機能ユニットを組込み、写真を印刷しさらに音響情報を記録再生することができる印画紙に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の印画紙には撮影された静止画像を紙面に記録することは可能であるが、音声・音響情報を記録及び再生する機能を持つものは存在していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の印画紙に、音声・音響情報を組み入れようとすれば、撮影した画像を印画紙に印刷した後に音響情報を記録再生するモジュールと一体化することになり、印刷された印画紙と該モジュールとを接着剤により一体化する作業が生じることになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記の課題を解決するために、本発明の印画紙は、撮影した画像を印刷する前に、あらかじめ紙状の薄型音声機能ユニットを印画紙裏面に接着し、写真用プリンターで印刷可能な厚さに一体化しておき、これを写真用プリンターに設置して画像を印刷しさらに音響情報を記録・再生する。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、使用者は写真画像を印刷した後に、薄型音声機能ユニットとを一体化する作業が不要になり、また専用の接着剤、接着冶工具も不要である。また使用者が自らの手で任意の写真画像と音響情報を記録することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1において、写真を印刷する前の印画紙1に紙状薄型の音声機能ユニット2を接着材4により貼り付け、さらに紙状のカバー3を貼りつける。
【0007】
図2において、写真を印刷する前の印画紙1の裏面に音声モジュール5、録音スイッチ6、再生スイッチ7、スピーカー部8、板状の電池9及びこれらを接続する導体10からなる音声機能ユニット2を接着剤4により貼りつける。
【0008】
さらに、図3における紙状のカバー3を貼りつける。マイクロフォン・スピーカーに対応する位置には音を通過させるための孔11をあける。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明による印画紙の実施例を示す断面図である。
【図2】音声機能ユニットの取り付け部の実施例を示す平面図である。
【図3】写真の裏面に貼り付ける紙の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0010】
1 写真を印刷する前の印画紙
2 音声出力ユニット
3 紙状のカバー
4 接着剤
5 音声モジュール
6 再生スイッチ
7 録音スイッチ
8 スピーカー部
9 板状の電池
10 導体
11 孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
写真を印刷できる印画紙と音響情報を記録・再生する電子回路である薄型音声機能ユニットとを非電導的空間で接着し一体化した写真印刷及び音響情報を記録・再生することが可能な複合印画紙。





























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−266480(P2010−266480A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−115116(P2009−115116)
【出願日】平成21年5月12日(2009.5.12)
【出願人】(597101753)株式会社テクノシステムズ (4)
【Fターム(参考)】