説明

冷蔵庫

【課題】引き出し式扉により引き出される貯蔵室において所望の位置を照明可能にする。
【解決手段】回動式扉11により前面が開閉される第1貯蔵室1と、当該第1貯蔵室1の下方に配置され、引出し式扉21により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室2と、回動式扉11の下面に設けられた光源3と、回動式扉11の下面と光源3との間に介在し、光源3を回動式扉11の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構4とを備えた冷蔵庫。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に引き出し式貯蔵室を照明する冷蔵庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室(冷蔵室)と、この冷蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室(冷凍室)とを備える冷蔵庫において、前記回動式扉の下面に光源を設けて、当該光源により、冷凍室の内部を照明するものが考えられている。そして、この冷蔵庫は、回動式扉が閉じた状態で、引き出し式扉により引き出された冷凍室を照明するものである。
【0003】
しかしながら、上記の冷蔵庫は、光源が回動式扉の下面に固定されているため、冷凍室における前記光源の直下領域は明るくなるものの、光源から離れた領域では暗くなってしまい視認性が悪いという問題がある。例えば、引き出し式扉を全開にした場合には、冷凍室の引き出し式扉側(つまり手前側)が暗くなってしまうという問題がある。
【0004】
なお、冷凍室が、引き出し式扉により引き出された状態において、前記回動式扉を回動させて光源の位置を調節することにより照明領域を調整することも考えられるが、やはり光源が回動式扉に固定されていることから、冷凍室の所望の部分を照明することが難しいという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−218582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決すべくなされたものであり、引き出し式扉により引き出される貯蔵室において所望の位置を照明可能にすることを主たる所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明に係る冷蔵庫は、回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室と、前記第1貯蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室と、前記回動式扉の下面に設けられた光源と、前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構とを備えることを特徴とする。なお、固定端側とは、回動式扉において、回動式扉を冷蔵庫本体に回動可能に連結する回転軸が設けられる側であり、自由端側とは、回動式扉において、前記回動式扉の回転軸とは反対側である。
【0008】
このようなものであれば、前記回動式扉の下面及び前記光源の間に光源移動機構を設けているので、光源の位置を回動式扉の開度により光源の位置を調節できるだけでなく、その開度に関わらず回動式扉に対する光源の位置を調節できるので、第2貯蔵室の所望の位置を照明できるようになる。
【0009】
ここで、回動式扉の回動運動(開閉移動)に連動して光源を移動させるためには、前記光源移動機構が、前記回動式扉の回動運動を直線運動に変換する回動直動変換機構を有し、前記回動式扉の回動運動に連動して前記光源を移動させることが望ましい。
【0010】
前記回動直動変換機構の具体的な構成として、前記回動式扉の回動運動により回動する歯車機構と、前記歯車機構の回動を直動運動に変換するボールねじ機構とで構成することが考えられる。
【0011】
さらに、回動式扉が全閉及び全開の場合に効率良く第2貯蔵室内を照らすためには、前記光源移動機構が、前記光源の位置を、前記回動式扉が全開の場合は固定端側となるように、前記回動式扉が全閉の場合は自由端側となるように移動させることが望ましい。
【0012】
また前記光源の位置が、前記回動式扉が全閉の場合に前記第2貯蔵室の幅方向中央部に位置していることが望ましい。
【0013】
回動式扉の開度に応じて光源の位置を移動させるとともに、光源の光照射方向が第2貯蔵室の中央を向くように移動させるためには、前記光源移動機構が、前記光源の光照射方向を可変としたカム機構と、前記カム機構における前記光源の光照射方向をガイドするガイド面とを有し、前記ガイド面が、前記光源が自由端側から固定端側に行くに連れて前記光源の光照射方向が下方から前記第2貯蔵室の中央を向くようにねじられた形状をなしており、前記光源が自由端側から固定端側に行くに連れて前記ガイド面によりガイドされ、前記光源の位置に応じて前記光源の光照射方向が変わるように構成されていることが望ましい。
【0014】
回動式扉が観音開きに回動する一対の回動式扉を備えた冷蔵庫の場合、前記回動式扉が、観音開きに回動する一対の回動式扉であり、少なくとも一方の回動式扉の下面に前記光源及び前記光源移動機構が設けられていることが望ましい。
【0015】
回動式扉の開度に応じて光源の位置を最適な位置に移動させるためには、前記回動式扉の開度を検出する開度センサと、前記光源移動機構を制御する制御装置とを備え、前記制御装置が、前記開度センサから得られた開度に応じて前記光源移動機構を制御し、前記光源移動機構が前記光源の位置を移動させることが望ましい。
【0016】
また、光源の位置が、利用者によって任意の位置に移動可能とするためには、前記光源移動機構が、手動により前記光源を移動可能にするものであることが望ましい。
【0017】
さらに、前記光源自体の向きを変えずに第2貯蔵室の所望の領域を照明するためには、前記光源の光を反射して前記回動式扉の下方を照らす反射板を設け、前記反射板の反射方向を前記光源の位置に応じて変えることにより、前記第2貯蔵室における照明領域を可変とした構成が望ましい。
【0018】
さらに、より広い範囲を照射するためには、前記光源と第2貯蔵室の間に配置され、前記光源の光を拡散させる拡散板が設けられた構成が望ましい。
【0019】
さらに、消費電力の低減や、環境負荷の低減を実現するためには、前記光源が、LEDであることが望ましい。
【0020】
さらに、消費電力の低減や、環境負荷の低減を実現する他の方法として、前記引き出し式扉が引き出された場合に点灯することが考えられる。
【0021】
また本発明に係る冷蔵庫は、回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室と、前記第1貯蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室と、前記回動式扉の下面に設けられた光源と、前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構と、を備え、前記回動式扉の開度及び前記光源移動機構により前記光源の位置を調節することで、前記第2貯蔵室内における照明領域を調節するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
また本発明に係る冷蔵庫の照明方法は、回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室と、前記第1貯蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室と、前記回動式扉の下面に設けられた光源と、前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構とを備えた冷蔵庫の照明方法であって、前記回動式扉の開度及び前記光源移動機構により前記光源の位置を調節することで、前記第2貯蔵室内における照明領域を調節することを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
このように構成した本発明によれば、前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構を備えることで、引出し式貯蔵室内の視認性を向上させる照明を回動式扉の下面に設けた冷蔵庫において、回動式扉の開度に係らず、引出し式貯蔵室内に照明光を均一に照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本実施形態に係る冷蔵庫の構成を示す概略側面図。
【図2】本実施形態に係る冷蔵庫の構成を示す概略正面図。
【図3】同実施形態に係る冷蔵庫の構成を示す拡大概略図。
【図4】同実施形態に係る光源移動機構の動作を示す図。
【図5】同実施形態に係る光源移動機構の構成を示す概略図。
【図6】同実施形態に係るカム機構とガイド面を示す概略図。
【図7】同実施形態に係る冷蔵庫における回動式扉全閉時の状態を示す平面図。
【図8】同実施形態に係る冷蔵庫における回動式扉開度が90°の状態を示す平面図。
【図9】同実施形態に係る冷蔵庫における回動式扉全開時の状態を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0026】
本実施形態に係る冷蔵庫100は、図1、図2、図3に示すように、回動式扉11により前面が開閉される第1貯蔵室1と、第1貯蔵室1の下方に配置され、引き出し式扉21とともに引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室2と、前記回動式扉11の下面に設けられた例えばLEDである光源3と、回動式扉11の下面と光源3との間に介在し、光源3を回動式扉11の下面において固定端側と自由端側との間を直線的に移動可能にする光源移動機構4とを備える。
【0027】
本実施形態の回動式扉11は、観音開きに回動する一対の回動式扉からなる。この回動式扉11は、扉11の下部に下方に開口する凹部11Mを有し、当該凹部11Mに光源3及び光源移動機構4が収容されている。
【0028】
光源移動機構4は、図4に示すように、回動式扉11の開度に応じて、光源3の位置を回動式扉11の自由端側から固定端側までの間で移動させるものであり、回動式扉11の回動運動を直線運動に変換する回動直動変換機構41を有する。
【0029】
具体的に回動直動変換機構41は、図5に示すように、回動式扉11の回動運動により回動する歯車機構42と、この歯車機構42の回動を直線運動に変換するボールねじ機構43とを有する。
【0030】
歯車機構42は、回動式扉11の回転軸12に設けられて回動運動を伝達する第1歯車部材421と、当該第1歯車部材421の回動運動を、前記回転軸12と直交する回転軸(本実施形態では後述するボールねじのねじ軸)に変換するはすば歯車やかさ歯車等を有する第2歯車部材422とを有する。
【0031】
ボールねじ機構43は、前記歯車機構42の第2歯車部材422の回動運動に伴い回転するねじ軸431と、当該ねじ軸431の回動運動に伴い当該ねじ軸431の軸方向に沿って進退移動するナット部材432とを有する。このナット部材432の下面に前記光源3が取り付けられている。これにより、ナット部材432が進退移動することで光源3の位置が変わるように構成されている。
【0032】
そして本実施形態の冷蔵庫100においては、特に図6に示すように、光源3の光照射方向を可変としたカム機構5と、このカム機構5における光源3の光照射方向をガイドするガイド面6とを有する。
【0033】
カム機構5は、前記ボールねじ機構43により構成されており、ねじ軸431に対して当該ねじ軸431の軸方向回りにナット部材432が回転することにより、光源3の光射出方向が可変とされている。
【0034】
またガイド面6は、ねじ軸431の軸方向に沿ってナット部材432の側面432aに接触するように設けられた面であり、例えば回動式扉11の凹部11Mの側壁に設けられている。このガイド板6は、回動式扉11の凹部11Mの側壁に設けたガイド板により構成しても良いし、回動式扉11の凹部11Mの側壁の内面により構成しても良い。
【0035】
このガイド面6は、光源3が自由端側から固定端側に行くに連れて光源3の光照射方向が下方から第2貯蔵室2の中央を向くようにねじられた形状をなしている。つまり、光源3が自由端側にある場合において、ナット部材432の側面432aに接触するガイド面6は、鉛直方向に沿って形成されている。一方、光源3が固定端側にある場合において、ナット部材432の側面432aに接触するガイド面6は、光源3の光射出方向が内側(第2貯蔵室2の中央側)を向くように、傾斜して形成されている。
【0036】
次に上記光源移動機構4による光源3の移動態様について説明する。
【0037】
回動式扉11が全閉の場合には、図7に示すように、光源移動機構4におけるナット部材432(光源3)の位置は、回動式扉11の自由端側、つまり第2貯蔵室2の幅方向中央部である。なお、光源3は引き出し式扉22が引き出されて第2貯蔵室2が開けられた時点で点灯している。
【0038】
そして回動式扉11を開いた場合、回動式扉11の回動運動が歯車機構42によってボールねじ機構43に伝達されて、ねじ軸431が回動することにより、ナット部材432(光源3)が回動式扉11の固定端側に移動する。図8は回動式扉11を90°開いた場合を示している。さらに、図9に示すように、回動式扉11が全開の場合には、ナット432は回動式扉11の下面における移動可能範囲内の最も固定端側に移動する。一方、回動式扉11を閉じる場合、歯車機構42及びボールねじ機構43が上記とは逆回転し、回動式扉11の開度が小さくなるに連れて、ナット部材432(光源3)は回動式扉11の自由端側に移動する。本実施形態では、ナット部材432(光源3)の移動量は、回動式扉11の開度に比例する。例えば、回動式扉11の開度が半分の場合は、光源3は回動式扉11下面における移動可能範囲の中央に位置する。
【0039】
上記ナット部材432の移動に伴い、ナット部材432はガイド面6によりガイドされて、ねじ軸431の軸方向回りに回転する。図9に示すように、ナット44(光源3)の位置が回動式扉11の自由端側では、光源3の光射出方向が下方を向くようにガイドされ、そこからナット44(光源3)が固定端側に行くに連れて、光源3の光射出方向が下方から第2貯蔵室2の中央を向くようにナット44(光源3)をガイドする。
【0040】
次に、本実施形態の冷蔵庫100における第2貯蔵室2の照明方法について簡単に説明する。
【0041】
回動式扉11及び引き出し式扉21の両方が閉じられている状態から、利用者が第2貯蔵室2から貯蔵物を取り出す場合には、引き出し式扉21を引き出して第2貯蔵室2の上面を開放する。なおこのとき光源3が点灯する。そして、回動式扉11の開度を調節することにより、それに伴う光源移動機構4による光源3の位置を調節して、第2貯蔵室2内における照明領域を調節する。
【0042】
このように構成した冷蔵庫100によれば、回動式扉11の下面及び光源3の間に光源移動機構4を設けているので、光源3の位置を回動式扉11の開度により光源3の位置を調節できるだけでなく、その開度に関わらず回動式扉11に対する光源3の位置を調節できるので、第2貯蔵室2の所望の位置を照明できるようになる。これにより、第2貯蔵室2の視認性を向上させることができる。
【0043】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、回動式扉11の開度を検出する開度センサと、光源移動機構4を制御する制御装置とを設け、当該制御装置が、前記開度センサから得られた回動式扉11の開度に応じて光源移動機構4を制御する構成にすることで、光源3の位置を回動式扉11の開度に応じて最適な位置に移動させることができる。
【0044】
また、光源移動機構が、手動により前記光源を移動可能にする構成でも良い。
【0045】
さらに、光源3の光を反射して回動式扉11の下方を照らす反射板を設けることにより、ガイド面6を設けることなく、光源3の位置に応じて当該反射板の反射方向を変えることで、第2貯蔵室2における照明領域を可変としても良い。これならば、光源自体の向きを変えずに第2貯蔵室の所望の領域を照明することができる。
【0046】
また、光源3の照射方向に、照射光を拡散して照射範囲を拡大するための拡散板を設けることで照射範囲を拡大することができる。この場合、拡散板は回動式扉11の凹部11Mの開口を塞ぐように設けることが考えられる。
【0047】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0048】
100・・・冷蔵庫
1 ・・・第1貯蔵室
11 ・・・回動式扉
2 ・・・第2貯蔵室
21 ・・・引出し式扉
3 ・・・光源
4 ・・・光源移動機構
42 ・・・歯車機構
43 ・・・ボールねじ機構
5 ・・・カム機構
6 ・・・ガイド面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室と、
前記第1貯蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室と、
前記回動式扉の下面に設けられた光源と、
前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構とを備えた冷蔵庫。
【請求項2】
前記光源移動機構が、前記回動式扉の回動運動を直線運動に変換する回動直動変換機構を有し、前記回動式扉の回動運動に連動して前記光源を移動させる請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記回動直動変換機構が、前記回動式扉の回動運動により回動する歯車機構と、前記歯車機構の回動を直線運動に変換するボールねじ機構とを有する請求項2記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記光源移動機構が、前記光源の位置を、前記回動式扉が全開の場合は固定端側となるように、前記回動式扉が全閉の場合は自由端側となるように移動させる請求項1、2又は3記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記光源の位置が、前記回動式扉が全閉の場合に前記第2貯蔵室の幅方向中央部に位置している請求項4記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記光源移動機構が、前記光源の光照射方向を可変としたカム機構と、前記カム機構における前記光源の光照射方向をガイドするガイド面とを有し、
前記ガイド面が、前記光源が自由端側から固定端側に行くに連れて前記光源の光照射方向が下方から前記第2貯蔵室の中央を向くようにねじられた形状をなしており、
前記光源が自由端側から固定端側に行くに連れて前記ガイド面によりガイドされ、前記光源の位置に応じて前記光源の光照射方向が変わるように構成されている請求項1乃至5の何れかに記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記回動式扉が、観音開きに回動する一対の回動式扉であり、少なくとも一方の回動式扉の下面に前記光源及び前記光源移動機構が設けられている請求項1乃至6の何れかに記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記回動式扉の開度を検出する開度センサと、前記光源移動機構を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置が、前記開度センサから得られた開度に応じて前記光源移動機構を制御し、前記光源移動機構が前記光源の位置を移動させる請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記光源移動機構が、手動により前記光源を移動可能にするものである請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記光源の光を反射して前記回動式扉の下方を照らす反射板を設け、前記反射板の反射方向を前記光源の位置に応じて変えることにより、前記第2貯蔵室における照明領域を可変としている請求項1乃至9の何れかに記載の冷蔵庫。
【請求項11】
前記光源と第2貯蔵室の間に配置され、前記光源の光を拡散させる拡散板が設けられた請求項1乃至9の何れかに記載の冷蔵庫。
【請求項12】
前記光源が、LEDである請求項1乃至11の何れかに記載の冷蔵庫。
【請求項13】
前記光源が、前記引き出し式扉が引き出された場合に点灯する請求項1乃至12の何れかに記載の冷蔵庫。
【請求項14】
回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室と、
前記第1貯蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室と、
前記回動式扉の下面に設けられた光源と、
前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構と、を備え、
前記回動式扉の開度及び前記光源移動機構による前記光源の位置を調節することで、前記第2貯蔵室内における照明領域を調節するように構成された冷蔵庫。
【請求項15】
回動式扉により前面が開閉される第1貯蔵室と、
前記第1貯蔵室の下方に配置され、引き出し式扉により引き出されて上面が開閉される第2貯蔵室と、
前記回動式扉の下面に設けられた光源と、
前記回動式扉の下面と前記光源との間に介在し、前記光源を前記回動式扉の下面において固定端側と自由端側との間を移動可能にする光源移動機構とを備えた冷蔵庫の照明方法であって、
前記回動式扉の開度及び前記光源移動機構による前記光源の位置を調節することで、前記第2貯蔵室内における照明領域を調節する照明方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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