説明

冷間塑性加工装置

【課題】バルクメカニカルアロイング法による合金の製造において、合金の酸化を防止することができる冷間塑性加工装置を提供すること。
【解決手段】金属の粉体に対して冷間塑性加工を施す冷間塑性加工装置100であって、粉体が収容されるダイ1と、ダイ1の内周に沿って移動し粉体に対してせん断塑性ひずみを付与するパンチ11と、ダイ1とパンチ11に亘って設けられパンチ11の移動に連動して伸縮する伸縮部材3と、ダイ1、パンチ11、及び伸縮部材3によって不活性ガス雰囲気又は真空雰囲気の密閉空間5a,5bが形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属粉体に対して冷間塑性加工を施す装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
金属の原料粉末に対して冷間状態で塑性加工を施すことによって合金を製造する方法として、ボールミル法とバルクメカニカルアロイング法が知られている。
【0003】
ボールミル法は、粉末原料を金属製ボールと共に攪拌して、原料粉末に対して加工を施す方法である(特許文献1参照)。
【0004】
また、バルクメカニカルアロイング法として、特許文献2には、途中から広くなる柱状の内部空間を有する外部金型と、内部空間の広い側に上下動自在に嵌合する柱状金型Aと、内部空間の狭い側に上下動自在に嵌合する柱状金型Bとからなる金型を用いる方法が開示されている。外部金型の内部空間では、柱状金型Aと柱状金型Bによって粉末原料の圧縮と押し出しが繰り返される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−297369号公報
【特許文献2】特開2002−298836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ボールミル法は、粉末の粉砕と混合が繰り返されることによって合金化が進むものであり、粉末は表面積が大きいため、加工の過程で粉末が酸化され易いという問題点がある。
【0007】
これに対して、特許文献2に記載のバルクメカニカルアロイング法は、原料粉末は柱状金型Aと柱状金型Bによる最初の圧縮によって圧粉体となり、その圧粉体の中で合金化が進むものであるため、ボールミル法と比較して酸化され難い。しかし、バルクメカニカルアロイング法であっても、酸化され易いリチウム等の金属を原料粉末として用いる場合には、合金の製造過程で酸化するおそれがある。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、バルクメカニカルアロイング法による合金の製造において、合金の酸化を防止することができる冷間塑性加工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、金属の粉体に対して冷間塑性加工を施す冷間塑性加工装置であって、粉体が収容されるダイと、前記ダイの内周に沿って移動し、粉体に対してせん断塑性ひずみを付与するパンチと、前記ダイと前記パンチに亘って設けられ、前記パンチの移動に連動して伸縮する伸縮部材と、前記ダイ、前記パンチ、及び前記伸縮部材によって、不活性ガス雰囲気又は真空雰囲気の密閉空間が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ダイ、パンチ、及び伸縮部材によって不活性ガス雰囲気又は真空雰囲気の密閉空間が形成されるため、合金の酸化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る冷間塑性加工装置の断面図である。
【図2】冷間塑性加工装置100の動作を時系列順に示した図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る冷間塑性加工装置の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る冷間塑性加工装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る冷間塑性加工装置100について説明する。
【0014】
冷間塑性加工装置100は、金属の粉体に対して冷間状態で塑性加工を施す装置である。粉体とは、微細な粒子が多数集合した粉末や、ペレット状、チップ状等のある程度大きな粒子が多数集合したものをいう。つまり、固体が多数集合したものをいう。
【0015】
冷間塑性加工装置100は、粉体が収容されるダイ1と、ダイ1の内周に沿って移動し粉体に対してせん断塑性ひずみを付与するパンチ11と、ダイ1とパンチ11に亘って設けられパンチ11の移動に連動して伸縮する伸縮部材としてのベローズ3と、を備える。
【0016】
ダイ1は、貫通孔2を有する略筒状の部材である。貫通孔2は、大きな内径の大径部2aと、大径部2aと比較して小さな内径の小径部2bと、大径部2aから小径部2bに向かって序々に縮径された傾斜部2cとからなる。
【0017】
パンチ11は、大径部2aに挿入され大径部2aに沿って移動する第1パンチ11aと、小径部2bに挿入され小径部2bに沿って移動する第2パンチ11bとを備える。
【0018】
第1パンチ11aと第2パンチ11bの構成は同じであるため、以下では、第1パンチ11aを中心に説明し、第2パンチ11bについては第1パンチ11aと同一の構成には図中に同じ数字の符号を付して説明を省略する。第1パンチ11aの構成には符号に「a」を付し、第2パンチ11bの構成には符号に「b」を付して区別する。
【0019】
第1パンチ11aは、大径部2aに挿入される挿入部12aと、大径部2aの内径よりも大きな径にて形成されたフランジ部13aとを有する。挿入部12aの先端面14aは略平面状に形成される。
【0020】
挿入部12aの外周とダイ1の大径部2aの内周との間には、5〜100μmの隙間が存在する。同様に、第2パンチ11bの挿入部12bの外周とダイ1の小径部2bの内周との間にも、5〜100μmの隙間が存在する。
【0021】
第1パンチ11aと第2パンチ11bは、挿入部12aの先端面14aと挿入部12bの先端面14bとが対向した状態で配置される。貫通孔2の内周、先端面14a、及び先端面14bによってダイ1内に空間20が区画され、空間20に粉体が収容される。空間20に収容された粉体には、第1パンチ11a及び第2パンチ11bの移動によって塑性加工が加えられてせん断塑性ひずみが付与される。
【0022】
ベローズ3は、ダイ1と第1パンチ11aに亘って設けられた第1ベローズ3aと、ダイ1と第2パンチ11bに亘って設けられた第2ベローズ3bとを備える。
【0023】
第1ベローズ3aは、一端が第1パンチ11aのフランジ部13aに連結され、他端がダイ1に連結される。第2ベローズ3bは、一端が第2パンチ11bのフランジ部13bに連結され、他端がダイ1に連結される。ベローズ3は、ゴム製や樹脂製等の弾性部材からなる蛇腹状部材であり、パンチ11がダイ1に進入する際には縮んで折り畳まれ、パンチ11が後退する際には伸びる。
【0024】
ダイ1、第1パンチ11a、及び第1ベローズ3aによって密閉空間5aが形成され、ダイ1、第2パンチ11b、及び第2ベローズ3bによって密閉空間5bが形成される。密閉空間5a,5bには不活性ガスのアルゴンガスが封入される。つまり、空間20に収容された粉体は、不活性ガス雰囲気中にて圧縮力が付与される。なお、ダイ1の内周とパンチ11の外周との間には、上述のように5〜100μmの隙間が存在する。しかし、空間20には粉体が収容されているため、密閉空間5aと密閉空間5bとの間でアルゴンガスが行き来することはない。
【0025】
パンチ11が移動することによって、密閉空間5a,5bは圧縮又は膨張して内部容積が変化する。しかし、ベローズ3は弾性部材であるため、密閉空間5a,5bの容積変化はベローズ3の伸縮によって補償される。つまり、密閉空間5a,5b内の圧力はパンチ11の移動によっては変化しない。具体的には、第1パンチ11aがダイ1に進入する際には密閉空間5aは圧縮されるが、それに伴って第1ベローズ3aは密閉空間5aの容積が変化しないように膨らむ。一方、パンチ11が後退する際には密閉空間5aは膨張するが、それに伴って第1ベローズ3aは密閉空間5aの容積が変化しないように縮む。第2ベローズ3bについても同様である。
【0026】
冷間塑性加工装置100は、空間20に粉体が収容され、かつ密閉空間5a,5bにアルゴンガスが封入された状態で、外部装置としての油圧駆動装置(図示せず)にセットされる。油圧駆動装置が出力する荷重は第1パンチ11a及び第2パンチ11bのフランジ部13a,13bの背面に作用し、第1パンチ11a及び第2パンチ11bは油圧駆動装置の駆動によって移動する。本実施の形態では、フランジ部13a,13bが、特許請求の範囲に記載の「荷重作用部」に該当する。
【0027】
次に、冷間塑性加工装置100への原料粉体の投入及び冷間塑性加工装置100の動作について説明する。
【0028】
空間20内への原料粉体の投入作業は、アルゴンガス雰囲気のグローブボックス内にて行われる。ベローズ3はダイ1及びパンチ11から取り外し可能に構成されており、第1パンチ11a及び第2パンチ11bのいずれか一方をダイ1から抜いた状態で、空間20内への原料粉体の投入作業が行われる。原料粉体は、図1に示すように、大径部2aと小径部2bとに跨って区画された空間20に収容される。
【0029】
投入作業終了後、ダイ1、パンチ11、ベローズ3を図1に示す状態に組み立て、グローブボックスから取り出す。以上のように、グローブボックス内で作業を行うことによって、冷間塑性加工装置100内の密閉空間5a,5bはアルゴンガスが封入された状態となる。
【0030】
次に、グローブボックスから取り出した冷間塑性加工装置100を油圧駆動装置にセットする。そして、油圧駆動装置の駆動によって、第1パンチ11a及び第2パンチ11bによる原料粉体に対する塑性加工が以下の手順(図2参照)で行われる。なお、図2では、便宜上、ベローズ3の図示を省略している。
【0031】
まず、図2(a)に示すように、第1パンチ11aを進入させ、第1パンチ11aと第2パンチ11bとの間にて粉体を圧縮する。これにより、粉体には、圧縮力が付与されると共に、ダイ1の傾斜部2cを通過する際にせん断力が付与される。この工程にて、粉体は、圧縮力を受けて互いにくっつき、圧粉体に変化する。
【0032】
次に、図2(b)に示すように、第1パンチ11aを後退させる。そして、図2(c)に示すように、第2パンチ11bを先端面14bが傾斜部2cの最小径部に位置するまで進入させる。
【0033】
次に、図2(d)に示すように、第1パンチ11aを進入させ、第1パンチ11aと第2パンチ11bとの間にて圧粉体を圧縮する。これにより、粉体には圧縮力が付与される。
【0034】
次に、図2(e)に示すように、第2パンチ11bを後退させる。そして、図2(f)に示すように、第1パンチ11aを再び進入させ、圧粉体を大径部2aから小径部2bに押し出す。これにより、圧粉体は傾斜部2cを通過する際に縮径されて、圧粉体にせん断力が付与される。
【0035】
最後に、第2パンチ11bを進入させ、第1パンチ11aと第2パンチ11bとの間にて圧粉体を圧縮する。これにより、図2(a)に示す状態に戻る。以上の工程が繰り返されることによって、粉体には冷間状態で強加工が施され、粉体中には多数のせん断塑性ひずみが付与される。
【0036】
空間20に収容される原料としては、2種類以上の純金属の粉体を混合したものでもよく、1種類の純金属の粉体でもよく、また、合金の粉体でもよい。
【0037】
2種類以上の純金属の粉体を混合したものを原料として用いた場合には、図2に示す工程を繰り返すことによって、合金を製造することができる。そして、得られる合金は強加工によって結晶粒が微細化するため、機械的性質が優れたものとなる。また、1種類の純金属の粉体又は合金の粉体を原料として用いた場合も、図2に示す工程を繰り返すことによって、強加工によって結晶粒が微細化するため、機械的性質を向上させることができる。
【0038】
さらに、冷間塑性加工装置100を用いての粉体への強加工は不活性ガス雰囲気中にて行われるため、脆い酸化物の生成を防止することができる。
【0039】
冷間塑性加工装置100によって製造された合金は、二次電池の電極材料や、燃料電池の水素吸蔵材料として用いられる。二次電池の電極材料としてはLi−CNT(カーボンナノチューブ)合金、Li−Mg合金、Li−Al合金の製造が可能であり、水素吸蔵材料としてはLi−Mg合金の製造が可能である。
【0040】
(第2の実施の形態)
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る冷間塑性加工装置200について説明する。以下では、上記第1の実施の形態に係る冷間塑性加工装置100と異なる点を中心に説明し、冷間塑性加工装置100と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】
冷間塑性加工装置200では、第1パンチ11aは、パンチ本体21aと、パンチ本体21aの背面に連結され油圧駆動装置が出力する荷重が作用する受圧板22aとからなり、第1ベローズ3aの一端が受圧板22aに連結される。このように、第1パンチ11aは、粉体に対して圧縮力を付与するパンチ本体21aと、油圧駆動装置が出力する荷重が作用する受圧板22aとが別体に形成される。同様に、第2パンチ11bもパンチ本体21bと受圧板22bとからなる。本実施の形態では、受圧板22a,22bが、特許請求の範囲に記載の「荷重作用部」に該当する。
【0042】
(第3の実施の形態)
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る冷間塑性加工装置300について説明する。以下では、上記第2の実施の形態に係る冷間塑性加工装置200と異なる点を中心に説明し、冷間塑性加工装置200と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
冷間塑性加工装置300では、ベローズ3が金属製の蛇腹状部材である。そのため、ベローズ3は、パンチ11の移動に伴う密閉空間5a,5bの容積変化を補償するように膨らんだり縮んだりしない。そこで、密閉空間5aには、アルゴンガスを導出する導出通路31aと、アルゴンガスを導入する導入通路32aとが受圧板22aを貫通して接続される。導出通路31a及び導入通路32aは、冷間塑性加工装置300の外部に配置されアルゴンガスが封入されたタンク(図示せず)に接続される。
【0044】
導出通路31aには、密閉空間5aからタンクへのアルゴンガスの導出のみを許容する逆止弁33aが設けられ、導入通路32aには、タンクから密閉空間5aへのアルゴンガスの導入のみを許容する逆止弁34aが設けられる。
【0045】
これにより、第1パンチ11aの移動に伴って密閉空間5aとタンクとの間でアルゴンガスが行き来するため、ベローズ3が金属製であっても第1パンチ11aはスムーズに移動することができる。
【0046】
導出通路31a及び導入通路32aを図1に示す冷間塑性加工装置100に適用する場合には、導出通路31a及び導入通路32aは第1パンチ11aのフランジ部13aを貫通して設けられる。
【0047】
同様に、密閉空間5b側にも、導出通路31b、導入通路32b、逆止弁33b、逆止弁34bが設けられる。
【0048】
なお、本第3の実施の形態では、ベローズ3が金属製の蛇腹状部材である場合について説明したが、ベローズ3をゴム製や樹脂製等の弾性部材からなる蛇腹状部材にて構成するようにしてもよい。
【0049】
また、ベローズ3を金属製の蛇腹状部材にて構成する場合には、密閉空間5a,5bを真空雰囲気にすることが可能となる。そして、その場合には、冷間塑性加工装置300が備えるタンク、導出通路31a,31b、導入通路32a32b、及び逆止弁33a,33b,34a,34bは不要となり、空間20内への原料粉体の投入作業は真空雰囲気のグローブボックス内にて行われる。
【0050】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【0051】
例えば、上記実施の形態では、密閉空間5a,5bに封入される不活性ガスはアルゴンガスであったが、ヘリウムガス等の他の不活性ガスを用いるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明に係る冷間塑性加工装置は、粉体を原料として合金を製造するバルクメカニカルアロイング法の装置として用いることができる。
【符号の説明】
【0053】
100,200,300 冷間塑性加工装置
1 ダイ
3 ベローズ
5a,5b 密閉空間
2a 大径部
2b 小径部
11 パンチ
13a,13b フランジ部
20 空間
21a,21b パンチ本体
22a,22b 受圧板
31a,31b 導出通路
32a,32b 導入通路
33a,33b,34a,34b 逆止弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属の粉体に対して冷間塑性加工を施す冷間塑性加工装置であって、
粉体が収容されるダイと、
前記ダイの内周に沿って移動し、粉体に対してせん断塑性ひずみを付与するパンチと、
前記ダイと前記パンチに亘って設けられ、前記パンチの移動に連動して伸縮する伸縮部材と、
前記ダイ、前記パンチ、及び前記伸縮部材によって、不活性ガス雰囲気又は真空雰囲気の密閉空間が形成されることを特徴とする冷間塑性加工装置。
【請求項2】
前記パンチは、
粉体に対してせん断塑性ひずみを付与するパンチ本体と、
前記パンチ本体の背面に連結され、外部装置が出力する荷重が作用する荷重作用部と、を備え、
前記伸縮部材の一端は前記荷重作用部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の冷間塑性加工装置。
【請求項3】
前記密閉空間には、不活性ガスが封入され、
前記密閉空間には、内部の不活性ガスを不活性ガスが封入されたタンクに導出する導出通路と、前記タンクから不活性ガスを導入する導入通路と、が接続され、
前記導出通路には、前記密閉空間から前記タンクへの不活性ガスの導出のみを許容する逆止弁が設けられ、前記導入通路には、前記タンクから前記密閉空間への不活性ガスの導入のみを許容する逆止弁が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷間塑性加工装置。
【請求項4】
前記伸縮部材は金属製であり、前記密閉空間は真空雰囲気であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷間塑性加工装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−126932(P2012−126932A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277122(P2010−277122)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(000000929)カヤバ工業株式会社 (2,151)
【Fターム(参考)】