説明

凝縮器フィルターの清掃装置

【課題】ブラシを始動し、このブラシに対してフィルターを横移動させることでフィルターの清掃を自動的に行うものであり、常にフィルターの基点出しをもって清掃を自動的に、しかも、安全かつ確実に行うことができる。
【解決手段】フィルター9を凝縮器3に対して凝縮器3の吸入側を覆う凝縮器3の前位置から、凝縮器3の前を外れる位置まで横移動可能に設け、回転ブラシ13をそのブラシ13aが該フィルター9に当接するように凝縮器3脇に立設し、フィルター9が凝縮器3の前位置にあるときに、該フィルター9の端部が接する箇所に基点検知手段16を設け、この基点検知手段16でのフィルター検知を基点出しとして、フィルター9の横移動の開始および停止を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍機内蔵型ショーケースに関し、詳しくは、ショーケースの架台内に内蔵した冷凍機ユニットにおける凝縮器用フィルターへの埃の付着を除去するに凝縮器フィルターの清掃装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、食品売場に設置される冷蔵、冷凍ショーケースとして、ショーケース下部の架台内部に、凝縮器及び凝縮器用送風機を構成要素として含む冷凍機ユニットを内蔵し、前記架台前面のキックプレートに、外気取入用の通気孔を有する通気孔カバーを開閉可能に取り付けた冷凍機内蔵型ショーケースが知られている。
【0003】
まず、下記特許文献にもあるように、冷凍機内蔵型ショーケースの一例を、図7に示すと、ショーケース21は、冷凍機の構成要素である圧縮機(図示せず)、凝縮器22、送風機(図示せず)などを、ケース本体23の下部の機械室24に内蔵する。
【特許文献1】特開平10−311657号公報
【0004】
前記機械室24の前面には、前記凝縮器22で熱交換される外気を取り入れるための通気孔25,25をあけたキックプレート26を取り付けている。
【0005】
そして、前記凝縮器22と外気取入用の通気孔25との間には、凝縮器用のフィルター27を配設する。図中、28はドレンタンク、29はドレン窓カバー、30はコントロールパネル、31はコントロールパネル操作窓カバーである。
【0006】
なお、図7は、前記ケース本体23は上方を開口させた箱形の形状をなし、箱部を商品陳列部32として、冷凍食品或いは冷蔵食品を収納し、吹出口33より吸込口(図示せず)に冷気のエアカーテンを形成して、商品陳列部32の食品等を保冷する平形オープンショーケースの例である。
【0007】
また、このようなショーケースにおいては、通気孔カバーに凝縮器用フィルターを着脱可能に保持することにより、凝縮器用フィルターのメンテナンスを容易に行えるようにしたものや(例えば、下記特許文献2参照)、また、凝縮器用フィルターの状態を検出して警報を発生させるようにしたものも提案されている(例えば、下記特許文献3参照)。
【特許文献2】特開平2004−245569号公報
【特許文献3】特開平2003−130536号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に記載の冷凍機内蔵型ショーケース21では、凝縮器22の前面側に対して直接フィルター27を取り付ける構成であるため、フィルター27のメンテナンス作業に伴うフィルター自体の取付け、取外し作業には労力を要することとなっていた。
【0009】
即ち、一般に凝縮器22前面にフィルター27を取り付ける場合には、止め金具等を用いてフィルター27を固定することとなるためフィルター27のメンテナンス作業時に止め金具の取外し作業が必要となることや、フィルター27の取付けの際に正確な位置決めが必要となる等、作業が煩雑なものとなっていた。
【0010】
また、フィルター27の清掃を定期的に行わずに運転を続けると、ホコリや塵がフィルター27に堆積し通風効率が悪くなり、その結果凝縮器22の冷却効率が下がり、ショーケース庫内の温度が維持できずに商品を傷めることになる。
【0011】
更に、機械室雰囲気の温度が上昇し、圧縮機5の保護装置が作動し運転がストップするなどの問題もあった。
【0012】
本発明は前記従来例の不都合を解消し、フィルターの清掃を自動的に、しかも、安全かつ確実に行うことができる凝縮器フィルターの清掃装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、フィルターを凝縮器に対して凝縮器の吸入側を覆う凝縮器の前位置から、凝縮器前を外れる位置まで横移動可能に設け、ブラシが該フィルターに当接するようにフィルターの横移動範囲に設け、フィルターが凝縮器の前位置にあるときに、該フィルターの端部が接する箇所に基点検知手段を設け、この基点検知手段でのフィルター検知を基点出しとして、フィルターの横移動の開始もしくは停止を行うことを特徴とした凝縮器フィルターの清掃装置ことを要旨とするものである。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、フィルターの清掃を行うには、ブラシを始動し、このブラシに対してフィルターを横移動させれば、ブラシが該フィルターに当接してフィルターに付着した塵が払拭される。
【0015】
請求項2記載の発明は、フィルターの横移動方向側にフィルターを動作させる為のモータとギアを収納したギアボックスを設けることを要旨とするものである。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、モータを駆動させることでギアが回転し、フィルターを横移動させることが出来る。
【0017】
請求項3記載の発明は、フィルターの横移動方向に前記ブラシを駆動させる為の装置を設けること要旨とするものである。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、前記ブラシを駆動させることが出来る。
【0019】
請求項4記載の発明は、清掃動作中、フィルターが規定の時間に達しても基点検知手段に反応がない場合は、異常と判断し、清掃動作を修了させることを要旨とするものである。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、清掃動作中、フィルターが規定の時間に達しても基点検知手段に反応がない場合、フィルターが正常に元の基点位置に戻らない異常な状態と判断でき、清掃動作を修了させ、清掃装置の安全を保つことが出来る。
【0021】
請求項5記載の本発明は、不具合が解決した後、特定スイッチを押すと、異常を解除して基点出しを行うことを要旨とするものである。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、不具合が解決後の再始動として、特定スイッチを押すことで、基点出しからの始めに簡単に戻すことができる。
【0023】
請求項6記載の発明は、清掃装置への電力供給時、もしくは清掃動作を行う直前に、基点検知手段で基点出しを行い、フィルターを動作前に適正な位置に設置することを要旨とするものである。
【0024】
請求項6記載の発明によれば、装置電源導入時、もしくは清掃動作を行う直前に、基点検知手段で基点出しを行い、フィルターを動作前に適正な位置に設置すること
【0025】
請求項7記載の発明は、前記基点検知手段でのフィルター検知を基点出しとして、フィルターを横移動させ清掃動作を開始した際に、基点検知手段が規定の時間以上フィルターを検知し続けた場合は、異常と判断し、清掃動作を終了させることを要旨とするものである。
【0026】
請求項7記載の発明によれば、基点検知手段のフィルターの検出がフィルターの作動の異常としても検出できるので、本清掃装置の安全を維持することができるものである。
【0027】
請求項8の発明は、不具合が発生した場合、コントローラ表示部にエラーであることを表示させることを要旨とするものである。
【0028】
請求項8記載の発明によれば、不具合が発生した際に直ちに店員などに知らせることができる。
【0029】
請求項9記載の発明は、基点検知手段には、有接点方式を用いることを要旨とするものである。
【0030】
請求項9記載の発明によれば、簡単な方式によりフィルターの検出を実現できるものである。
【0031】
請求項10記載の発明は、前記基点検知手段に無接点方式のスイッチを用いることを特徴とすることを要旨とするものである。
【0032】
請求項10記載の発明によれば、基点検知手段の設置場所をフィルター周辺の広範囲に設置することを可能とする。
【0033】
請求項11記載の発明は、前記ブラシには筒形の形状のものを用い、筒の平面の中心軸を回転軸とし作動することを要旨とするものである。
【0034】
請求項11記載の発明によれば、ブラシの作動中に、フィルター清掃を中断することなく効率よく実施することができる。
【0035】
請求項12記載の発明は、ブラシには刷毛状のものを用い、ブラシの毛先部分が断続的にフィルターに接触することを要旨とするものである。
【0036】
請求項12記載の発明によれば、簡素な構造のブラシを用いてフィルターを清掃することができるものである。
【0037】
請求項13記載の発明は、前記ブラシは振動運動を行うことを要旨とするものである。
【0038】
請求項13記載の発明によれば、前記ブラシに複雑な動きを与えることにより、フィルターに絡みついた埃や付着物を確実に取り除くことができる。
【発明の効果】
【0039】
以上述べたように本発明の凝縮器フィルターの清掃装置は、ブラシを始動し、このブラシに対してフィルターを横移動させることでフィルターの清掃を自動的に行うものであり、常にフィルターの基点出しをもって清掃を自動的に、しかも、安全かつ確実に行うことができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の凝縮器フィルターの清掃装置を備えた冷凍機内蔵型ショーケースの機械室部分の平面図、図2は同上正面図、図3は同上要部の側面図で、図中3はショーケース1の機械室2に設置される凝縮器、4は凝縮器ファン、5は圧縮機、6は電装ボックス、7はケース側電装ボックス、8は点検蓋である。
【0041】
本発明は、凝縮器3の吸入側にフレーム9aを、鉄などの金属製線材で形成させ、ネット9bのたわみ防止の為ネットの裏側,中心部にリブ状の補強9cを挿入する。さらにネット9bを貼設したフィルター9を設置するが、このフィルター9にはラックギア10を添設し、一方、凝縮器3側にはラック歯車11を回転駆動するモータ12を設けた。該ラック歯車11はラックギア10に歯合してラックギア10を横移動させるものである。
【0042】
このようにして、フィルター9は凝縮器3に対して凝縮器3の吸入側を覆う凝縮器3の前位置から、凝縮器3の前を外れる位置まで横移動可能に設けられる。図1の矢印は該フィルター9の可動範囲αを示すもので、フィルター9の横幅の約2倍以上(約2倍強)である。
【0043】
フィルター9の横移動をスムーズにするために、機械室2の床の桁17上にレール18を設け、このレール18上を滑動させる。
【0044】
レール18は、図5に示すよう上向きのコの字状に溝部18aを形成させて、この溝部18aにフィルター9の下端部を納め、フィルター9が滑動する際のガイドとしての機能も持たせている。
また、フィルター9とレール18の溝部18aの間には、溝部18aと同様のコの字型をなすモール34を設置し、レール18への埃の侵入を防ぐため傘部34aを設けた。
【0045】
また、回転ブラシ13を、そのブラシ13aが該フィルター9のネット9b面に当接するように凝縮器3の脇に立設した。該回転ブラシ13の位置は前記フィルター9の可動範囲αの中央部、図1において凝縮器3の左外れ位置である。
【0046】
例えばほぼ均一な断面を有する筒状をなし、筒断面の中心あたりを回転軸として回転可能とする回転ブラシ13は、凝縮器3側に設けたモータ14によりギアボックス15のギアを介して回転駆動される。
【0047】
フィルター9が凝縮器3の前位置にあるときに、該フィルター9の端部が接する箇所に基点検知手段16を設けた。基点検知手段16には、例えば有接点方式のリミットスイッチや、無接点方式のリードスイッチなどを使用する。
【0048】
先に、清掃の動作について述べると、フィルター9は凝縮器3に対して凝縮器3の吸入側を覆うことで、凝縮器ファン4により凝縮器3に吸引される空気の塵芥を捕捉する。
【0049】
モータ12によりラック歯車11を回転駆動し、このラック歯車11によりラックギア10を送ることで、フィルター9を横移動させる。
【0050】
同時に、モータ14によりギアボックス15のギアを介して回転ブラシ13を回転駆動すれば、横移動するフィルター9のネット9b面に回転ブラシ13のブラシ13aが当接し、フィルターに付着した塵が払拭される。
【0051】
フィルター9の横移動は、凝縮器3に対して凝縮器3の吸入側を覆う凝縮器3の前位置から、凝縮器3の前を外れる位置まで横移する往路と、元の位置に戻る復路との往復をもってなる。
【0052】
図4は本発明の凝縮器フィルターの清掃装置の動作の制御を示すブロック図で、元電源をONした場合(ステップイ)に、フィルター9の基点出しを行う。(ステップロ)基点出しでは、フィルター9は可動可能状態、回転ブラシ13は停止状態となる。
【0053】
この基点出しは、フィルター9を動かして、基点検知手段16がフィルター9を検知して、フィルター9をその位置で停止させることで行われる。(ステップハ)
【0054】
清掃指令は、自動と手動の双方で与えることができる。自動の場合は、図示は省略するが、ショーケース1の機械室2の上部の冷却室に設ける冷却器のデフロストに同期させる。手動の場合は、例えば、コントローラの強制清掃ボタンを押す。(ステップニ)
【0055】
清掃開始(ステップニ)の状態では、再度、フィルター9の基点出し(フィルター9は可動可能状態、回転ブラシ13は停止状態)を行う。(ステップへ)
【0056】
この基点出しは、フィルター9を動かして、基点検知手段16がフィルター9を検知して、フィルター9をその位置で停止させることで行われる。(ステップト)
【0057】
フィルター9の基点出しを行う。(フィルター9は可動、回転ブラシ13は停止)
【0058】
この基点出しは、フィルター9を動かして、基点検知手段16がフィルター9を検知して、フィルター9をその位置で停止させることで行われる。(ステップト)
【0059】
フィルター9のスライド開始後は、約150秒間、移動方向は往路方向(凝縮器3の吸入側を覆う凝縮器3の前位置から、凝縮器3の前を外れる方向)、距離は28,000pps(パルス)移動する。
【0060】
同時に、回転ブラシ13が回転をし始め、約150秒間、回転方向は時計回りに回転する。この回転ブラシ13が回転方向は、フィルター9の移動方向とは逆の方向である。(ステップチ)
【0061】
往路方向に移動し終えたならば、動作停止を約0.5秒間行う。(ステップリ)
その後、フィルター9のスライド開始し、約150秒間、移動方向は往路方向:距離は28,000ppsで移動する。
【0062】
フィルター9のスライド開始後 回転ブラシ13の回転を開始し、約150秒間、回転方向は反時計回り(フィルター9の移動方向とは逆の方向)に回転する。(ステップヌ)
【0063】
フィルター9が往路方向に移動し、元の凝縮器3の吸入側を覆う凝縮器3の前位置に移動し、その端が基点検知手段16に接触したところで、停止し、前記ステップハに戻る。
【0064】
次に、動作中に異常があった場合について述べる。動作中の異常表示としては、動作中、フィルター9が規定の時間(例えば10分間)に達しても基点検知手段16に反応がない場合に行う。その場合、清掃動作を終了させる電装ボックス6であるコントローラ表示部に一例として「E0」と表示させる。
【0065】
また、フィルター9が動作開始後にフィルター9が規定の時間(例えば1分間)に達しても基点検知手段16がフィルター9を検出し続けた場合も異常と判断し、清掃動作を終了させる電装ボックス6であるコントローラ表示部に、一例として「E0」と表示させる。
【0066】
不具合が解決した後、特定スイッチとして例えば、棚照明スイッチを押すと、異常を解除して、前記ステップロと同じ基点出しを行う。
【0067】
前記実施形態では、フィルター9の移動は往路、復路の一往復、回転ブラシ13の回転方向はフィルター9の移動方向と逆方向としたが、これに限定されるものでなく、回転ブラシ13の回転方向は何通りかのパターンをもって行うことが可能であり、フィルター9の往復移動も一往復に限定されず任意に設定することができる。
【0068】
また、筒型の回転ブラシ13に変えて刷毛状の構造をなすブラシ(図示しない)を用いて、ブラシの毛先部分が回転または反復し断続的にフィルター9の表面に接触することで清掃を行なってもよい。
【0069】
ブラシ13は、アクチュエータとギアを組み合わせてブラシの毛先を振動させてフィルター9と接触させる構造とすることも可能である。
【0070】
なお、図6は回転ブラシ13に外部から埃等の侵入を防止するためのブラシケース35を示しており、このように回転ブラシ13を覆う場合は、ブラシケース35上にスリット35aを設けて回転ブラシ13の状態が目視で確認できるような構造としている。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明の凝縮器フィルターの清掃装置を備えた冷凍機内蔵型ショーケースの機械室部分の平面図である。
【図2】本発明の凝縮器フィルターの清掃装置を備えた冷凍機内蔵型ショーケースの機械室部分の正面図である。
【図3】本発明の凝縮器フィルターの清掃装置を備えた冷凍機内蔵型ショーケースの機械室部分の側面図である。
【図4】本発明の凝縮器フィルターの清掃装置の動作の制御を示すブロック図である。
【図5】本発明の凝縮器フィルターの清掃装置のフィルターが移動するレールおよびモールを示す斜視図である。
【図6】本発明の凝縮器フィルターの清掃装置のブラシケースの斜視図図および展開図である。
【図7】冷凍機内蔵型ショーケースの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0072】
1 ショーケース 2 機械室
3 凝縮器 4 凝縮器ファン
5 圧縮機 6 電装ボックス
7 ケース側電装ボックス 8 点検蓋
9 フィルター 9aフレーム
9b ネット 10 ラックギア
11 ラック歯車 12 モータ
13 回転ブラシ 13aブラシ
14 モータ 15 ギアボックス
16 基点検知手段
17 桁 18 レール
21 ショーケース 22 凝縮器
23 ケース本体 24 機械室
25 通気孔 26 キックプレート
27 フィルター 28 ドレンタンク
29 ドレン窓カバー 30 コントロールパネル
31 コントロールパネル操作窓カバー
32 商品陳列部 33 吹出口
34 モール 34a傘部
35ブラシケース(カバー) 35aスリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルターを凝縮器に対して凝縮器の吸入側を覆う凝縮器の前位置から、凝縮器前を外れる位置まで横移動可能に設け、ブラシを該フィルターに当接するようにフィルターの横移動範囲に設け、フィルターが凝縮器の前位置にあるときに、該フィルターの端部が接する箇所に基点検知手段を設け、この基点検知手段でのフィルター検知を基点出しとして、フィルターの横移動の開始もしくは停止を行うことを特徴とする凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項2】
フィルターの横移動方向側にフィルターを動作させる為のモータとギアを収納したギアボックスを設けることを特徴とする請求項1記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項3】
フィルターの横移動方向に前記ブラシを駆動させる為の装置を設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項4】
清掃動作中、フィルターが規定の時間に達しても基点検知手段に反応がない場合は、異常と判断し、清掃動作を終了させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項5】
不具合が解決した後、特定スイッチを押すと、異常を解除して基点出しを行うことを特徴とする請求項4記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項6】
清掃装置への電力供給時、もしくは清掃動作を行う直前に、基点検知手段で基点出しを行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項7】
前記基点検知手段でのフィルター検知を基点出しとして、フィルターを横移動させ清掃動作を開始した際に、基点検知手段が規定の時間以上フィルターを検知し続けた場合は、異常と判断し、清掃動作を終了させることを特徴とする請求項1記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項8】
凝縮器フィルターの清掃装置に、制御部と表示手段を配設し、前記基点検知手段が異常を検出した際に、前記表示部に異常を表示することを特徴とする請求項1記載から請求項7のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項9】
前記基点検知手段は、有接点方式のスイッチを用いることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項10】
前記基点検知手段は無接点方式のスイッチを用いることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項11】
前記ブラシは、ほぼ均一な断面を有する筒状のものを用い、筒断面の中心を回転軸とし作動するブラシであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項12】
前記ブラシには刷毛状のものを用い、ブラシの毛先部分が断続的にフィルターに接触することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。
【請求項13】
前記ブラシは振動運動を行うことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか記載の凝縮器フィルターの清掃装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−106152(P2012−106152A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254846(P2010−254846)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(510146137)三菱電機冷熱応用システム株式会社 (33)
【Fターム(参考)】