説明

出力言語選択方法

【課題】 ユーザの使用言語によらず、ユーザにとって使い勝手のよい処理結果を出力可能な処理サーバの出力言語選択方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 ユーザから入力された情報に応じて処理を行い、その処理結果を出力する処理サーバ20の出力言語選択方法であって、ユーザから入力された情報に応じてユーザの使用している使用言語を判定する段階と、使用言語と所定の出力言語とを比較し、使用言語と出力言語とが同じでなければ、出力言語および使用言語による処理結果を出力する段階とを有することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出力言語選択方法に係り、特に処理結果を出力する処理サーバの出力言語選択方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットでは公共交通機関の乗り換え案内や目的地の気象情報等を検索する機能がWebサービスにより提供されるようになった。例えばユーザは目的地に出かける前に、Webサービスにより公共交通機関の乗り換え案内を検索し、その検索結果を印刷等して目的地に持っていくことができる。
【0003】
公共交通機関の乗り換え案内等の検索結果には、読み方が一般的でない地名や駅名などが含まれる場合があるが、読み方が難解な地名や駅名などにルビを付ける技術が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
【特許文献1】特開平8−335216号公報
【特許文献2】特開平4−259060号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、目的地が外国である場合は公共交通機関の乗り換え案内等の検索結果も現地語で表示されることが多い。したがって、ユーザは地名や駅名等を正しく読めない場合があり、現地の人に道案内を頼むときに不都合が生じていた。一方、公共交通機関の乗り換え案内等の検索結果がユーザの母国語で表示されていると、道案内を頼まれた現地の人は地名や駅名等を正しく理解できない場合があるという不都合が生じていた。
【0005】
発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ユーザの使用言語によらず、ユーザにとって使い勝手のよい処理結果を出力可能な処理サーバの出力言語選択方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、ユーザから入力された情報に応じて処理を行い、その処理結果を出力する処理サーバの出力言語選択方法であって、前記処理サーバが、前記ユーザから入力された情報に応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定する判定段階と、前記処理サーバが、前記使用言語と所定の出力言語とを比較し、前記使用言語と前記出力言語とが同じでなければ、前記出力言語および使用言語による処理結果を出力する出力段階とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明の出力言語選択方法では、ユーザが処理の為に入力した情報に応じてユーザの使用言語を判定し、ユーザの使用言語が所定の出力言語と異なるときに、出力言語と使用言語とが併記された処理結果を出力する。
【0008】
例えば処理結果が外国の公共交通機関の乗り換え案内等の検索結果である場合、出力結果にユーザの使用言語(例えば、母国語)と所定の出力言語(例えば現地語)とが併記されているため、ユーザおよび現地の人は地名や駅名等を正しく読むことや理解することが可能である。したがって、従来、現地の人に道案内を頼むときに生じていた上述の不都合は解消される。
【発明の効果】
【0009】
上述の如く、本発明によれば、ユーザの使用言語によらず、ユーザにとって使い勝手のよい処理結果を出力可能な処理サーバの出力言語選択方法を提供可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、以下の実施例では処理サーバの一例としての検索サーバが、ユーザから入力された目的地に応じて公共交通機関の乗り換え案内を検索し、その検索結果を出力する例を説明するが、如何なる処理サーバであってもよい。
【0011】
図1は、本発明による乗り換え案内システムの一実施例の構成図である。図1の乗り換え案内システムは、1つ以上のクライアント10a〜10n及び検索サーバ20が、インターネット等のネットワーク30を介して接続されている。クライアント10a〜10nは乗り換え案内システムを利用するユーザが操作する端末装置である。クライアント10a〜10nは、ユーザから入力された目的地データを検索サーバ20に送信する一方、その目的地データに応じて検索された検索結果データを検索サーバ20から受信する。クライアント10a〜10nは、検索結果データを画面上に描画する機能を持ったブラウザなどのソフトウェアを有しており、受信した検索結果データを画面上に表示する。
【0012】
検索サーバ20は、ユーザから入力された目的地データをクライアント10a〜10nから受信し、その目的地データに応じて公共交通機関の乗り換え案内を検索し、その検索結果データを、該目的地データを送信してきたクライアント10a〜10nに送信する。検索サーバ20は、使用言語判定部21,検索部22,検索結果出力部23,検索DB24,言語変換DB25を有するように構成される。
【0013】
使用言語判定部21は、ユーザから入力された目的地データが何語で表記されているかによりユーザの使用言語を後述するように判定する。検索部22は、ユーザから入力された目的地データをキー情報として検索DB24を検索する。検索結果出力部23は、使用言語判定部21による判定結果に応じて、一種類以上の言語で表記された後述するような公共交通機関の乗り換え案内を検索結果データとして作成し、その検索結果データをクライアント10a〜10nに送信する。なお、検索結果出力部23は後述する言語変換DB25を利用することで、一種類以上の言語で表記された公共交通機関の乗り換え案内を作成している。
【0014】
図2は、本発明による乗り換え案内システムの他の実施例の構成図である。図2の乗り換え案内システムは、図1の検索サーバ20の機能を代理サーバ40および検索サーバ50に分散している点で図1の乗り換え案内システムと異なっている。したがって、以下の説明では図1の乗り換え案内システムと同一部分の説明を適宜省略する。
【0015】
1つ以上のクライアント10a〜10n及び代理サーバ40は、インターネット等のネットワーク30を介して接続されている。また、代理サーバ40及び検索サーバ50はLAN等のネットワーク60を介して接続されている。
【0016】
クライアント10a〜10nはユーザから入力された目的地データを代理サーバ40に送信する一方、その目的地データに応じて検索された検索結果データを代理サーバ40から受信する。代理サーバ40は、ユーザから入力された目的地データをクライアント10a〜10nから受信し、その目的地データを検索サーバ50に送信する。代理サーバ40は検索サーバ50から検索結果データを受信し、その検索結果データを、該目的地データを送信してきたクライアント10a〜10nに送信する。検索サーバ50は、代理サーバ40から受信した目的地データに応じて公共交通機関の乗り換え案内を検索し、その検索結果データを代理サーバ40に送信する。
【0017】
また、代理サーバ40は、使用言語判定部41,検索結果出力部42,言語変換DB43を有するように構成される。検索サーバ50は検索部51,検索DB52を有するように構成される。なお、図2の使用言語判定部41,検索結果出力部42,言語変換DB43,検索部51,検索DB52は、図1の使用言語判定部21,検索結果出力部23,言語変換DB25,検索部22,検索DB24と同様であり、説明を省略する。
【0018】
次に、検索サーバ20,50および代理サーバ40のハードウェア構成について説明する。図3は、検索サーバおよび代理サーバを実現するコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図3のコンピュータは、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置101と,出力装置102と,ドライブ装置103と,補助記憶装置104と,メモリ装置105と,演算処理装置106と,インターフェース装置107とを有するように構成される。なお、図3のコンピュータを構成する各種デバイスは、1つの筐体に収容してもよいし、複数の筐体に分散して収容してもよい。
【0019】
入力装置101はキーボード,マウスなどで構成され、様々な操作指示を入力するために用いられる。出力装置102はディスプレイ,プリンタなどで構成され、操作に必要な各種ウインドウやデータ等を出力する。インターフェース装置107は、ネットワーク30,60に接続する為のインターフェースであり、モデム,ルータ等で構成される。
【0020】
検索サーバ20,50又は代理サーバ40を制御するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体110によって提供される。プログラムを記録した記録媒体110は、ドライブ装置103にセットされ、プログラムがドライブ装置103を介して補助記憶装置104にインストールされる。
【0021】
プログラムを記録した記録媒体110は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(MO)等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、又はROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることが可能である。
【0022】
また、プログラムはインターフェース装置107を介して接続される他のコンピュータの記録媒体等に記録されているものも含まれる。他のコンピュータの記録媒体等に記録されているプログラムは、インターフェース装置107を介してダウンロードされて補助記憶装置104にインストールされる。補助記憶装置104は、インストールされたプログラムと、そのプログラムの処理に必要な各種ファイル等を格納する。例えば補助記憶装置104は、検索DB24,52や言語変換DB25,43を格納している。メモリ装置105は、起動時に補助記憶装置104からプログラムを読み出して格納する。
【0023】
演算処理装置106は、メモリ装置105に格納されたプログラムに従って図1のような検索サーバ20の使用言語判定部21,検索部22,検索結果出力部23や図2のような代理サーバ40および検索サーバ50の使用言語判定部41,検索結果出力部42,検索部51を各種プロセスで実現する。
【0024】
以下、本発明の出力言語選択方法について、図1の乗り換え案内システムを参照しつつ説明していく。以下の実施例は、ユーザの目的地が日本であり、日本の公共交通機関の乗り換え案内を検索する例である。
【実施例1】
【0025】
図4は、乗り換え案内システムが行う処理の一例のフローチャートである。この実施例では、通常の処理は日本語をベースとして行われる場合を想定している。まず、ステップS10において、検索サーバ20はユーザから入力された目的地データとしての駅名をクライアント10a〜10nから受信する。ステップS11に進み、検索サーバ20の使用言語判定部21は駅名を表記した入力文字の文字コードが、ANK文字コードであるか否かを判定する。なお、ANK文字コードは1バイトで表現できる文字を表している。ANK文字コードには、例えば半角アルファベット,半角数字,半角カタカナが含まれる。
【0026】
ANK文字コードでなければ、使用言語判定部21は検索部22に検索を依頼する。ANK文字コードであれば、使用言語判定部21はステップS12に進み、入力文字のANK文字コードが制御文字コード領域に含まれるか否かを判定する。制御文字コード領域に含まれていれば、使用言語判定部21はステップS10に戻り、再入力をうながす。制御文字コード領域に含まれていなければ、使用言語判定部21はステップS13に進み、入力文字が半角カナ文字であるか否かを判定する。
【0027】
半角カナ文字であれば、使用言語判定部21は検索部22に検索を依頼する。半角カナ文字でなければ、使用言語判定部21はステップS14に進み、検索結果データに英語表記が必要であると判定して例えばフラグとして「英語表記=要」を設定する。即ち、使用言語判定部21は入力文字がアルファベットであった為、ユーザの使用言語を英語と判定している。使用言語判定部21は、「英語表記=要」を設定したあと、検索部22に検索を依頼する。
【0028】
ステップS11,S13又はS14に続いてステップS15に進み、検索部22は図5のような言語変換DB25を用いて入力文字を漢字表記に変換する。図5は、言語変換DBの一例の構成図である。入力文字がかな文字である場合、検索部22は図5(a)の言語変換DB25を利用して、入力文字をかな文字から漢字表記に変換する。入力文字がアルファベットである場合、検索部22は図5(b)の言語変換DB25を利用して、入力文字をローマ字から漢字表記に変換する。
【0029】
入力文字がカナ文字,半角カナ文字である場合、検索部22はカナ文字,半角カナ文字をかな文字に変換したあと、図5(a)の言語変換DB25を利用して、入力文字を漢字表記に変換する。カナ文字,半角カナ文字とかな文字とは、演算により相互変換が可能である。なお、入力文字が漢字表記である場合、検索部22はそのままステップS16に進む。
【0030】
図5(b)の言語変換DB25は、使用言語が英語のユーザが間違って入力し易い駅名のローマ字表記が予め設定されている。例えば図5(b)のローマ字表記「musashinakahara」は、駅名の正しいローマ字表記である。また、「musasinakahara」,「musashinakahala」は英語を使用言語とするユーザが間違って入力し易い駅名のローマ字表記である。
【0031】
ステップS16に進み、検索部22は漢字表記の入力文字をキー情報として検索DB24を検索する。この場合の検索DB24は、公共交通機関の乗り換え案内が日本語で表記されている日本語用検索DBである。
【0032】
ステップS17に進み、検索結果出力部23は検索結果データに英語表記が必要であるか否かが設定されているフラグに基づき、英語表記出力の必要/不要を判定する。英語表記出力が必要と判定すると、検索結果出力部23はステップS18に進み、日本語で表記されている検索結果データを英語に変換する。
【0033】
日本語で表記されている検索結果データは、図5のような言語変換DB25や翻訳ソフトウェア等を利用して英語表記に変換できる。ステップS19に進み、検索結果出力部23はステップS16で検索された日本語表記の検索結果データとステップS18で変換された英語表記の検索結果データとを一つに合成し、ステップS20に進む。なお、英語表記出力が不要と判定すると、検索結果出力部23はステップS17からステップS20に進む。
【0034】
ステップS20では、例えばステップS19から進んだ場合、日本語及び英語で表記された図6のような公共交通機関の乗り換え案内を検索結果データとして作成し、その検索結果データをクライアント10a〜10nに送信することで、図6の公共交通機関の乗り換え案内を検索結果データとしてクライアント10a〜10nに表示できる。
【0035】
図6は、クライアントに表示される検索結果画面の一例のイメージ図である。図6の検索結果画面は、成田空港から箱根湯本までの乗り換え案内を検索したときの例である。図6の検索結果画面は、日本語表記と英語表記とが併記されている。
【0036】
例えば英語を使用言語とするユーザは、図6の検索結果画面を印刷して日本に持ってくることで、地名や駅名等を英語表記に基づき正しく読むことができるので、日本人に道案内を頼むときに不都合が生じない。また、図6の検索結果画面は地名や駅名等が更に日本語表記されているので、日本人も地名や駅名等を正しく理解して道案内ができる。したがって、外国人の旅行者は道案内を頼むことが容易となり、旅行においての不安要素を減らすことができる。
【実施例2】
【0037】
図7は、乗り換え案内システムが行う処理の他の例のフローチャートである。なお、ステップS30〜S33の処理は、図4のステップS10〜S13と同様であるため、説明を省略する。
【0038】
ステップS33で、使用言語判定部21は、入力文字が半角カナ文字でなければ、検索部22に検索を依頼する。ステップS34に進み、検索部22はローマ字表記の入力文字をキー情報として検索DB24を検索する。この場合の検索DB24は、公共交通機関の乗り換え案内が英語で表記されている英語用検索DBである。
【0039】
また、ステップS31,S33又はS34に続いてステップS35に進み、検索部22は図5のような言語変換DB25を用いて入力文字を漢字表記に変換する。入力文字がかな文字である場合、検索部22は図5(a)の言語変換DB25を利用して、入力文字をかな文字から漢字表記に変換する。
【0040】
入力文字がカナ文字,半角カナ文字である場合、検索部22はカナ文字,半角カナ文字をかな文字に変換したあと、図5(a)の言語変換DB25を利用して、入力文字を漢字表記に変換する。入力文字がローマ字表記である場合、検索部22は図5(b)の言語変換DB25を利用して、入力文字をローマ字から漢字表記に変換する。なお、入力文字が漢字表記である場合、検索部22はそのままステップS36に進む。
【0041】
ステップS36に進み、検索部22は漢字表記の入力文字をキー情報として検索DB24を検索する。この場合の検索DB24は、公共交通機関の乗り換え案内が日本語で表記されている日本語用DBである。
【0042】
ステップS37に進み、検索結果出力部23はステップS34で検索された英語表記の検索結果データがあれば、ステップS34で検索された英語表記の検索結果データとステップS36で検索された日本語表記の検索結果データとを一つに合成し、ステップS38に進む。検索結果出力部23は、ステップS34で検索された英語表記の検索結果データがなければ、そのままステップS38に進む。
【0043】
ステップS38では、日本語及び英語で表記された公共交通機関の乗り換え案内、又は日本語のみで表記された公共交通機関の乗り換え案内を検索結果データとして作成し、その結果データをクライアント10a〜10nに送信する。例えば日本語及び英語で表記された図6のような公共交通機関の乗り換え案内を検索結果データとして作成し、その検索結果データをクライアント10a〜10nに送信することで、図6の公共交通機関の乗り換え案内を検索結果データとしてクライアント10a〜10nに表示できる。
【0044】
実施例1及び2では、使用言語判定部21が入力文字の文字コードに基づきユーザの使用言語を判定しているが、入力文字の送信元であるクライアント10a〜10nのIPアドレスから国を判定し、ユーザの使用言語を特定してもよい。なお、ユーザの使用言語の判定は、上記のように自動判定する方法と、ユーザに選択させる方法とを適宜組み合わせてもよい。
【0045】
本発明の出力言語選択方法は、例えば日本国内に設けた旅行ポータルサイトに適用することにより、日本人及び外国人にとって使い勝手のよい検索結果を出力でき、特に外国からの旅行者の不安要素を減らすことができ、日本への外国人の誘致を促進することが可能である。
【0046】
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
ユーザから入力された情報に応じて処理を行い、その処理結果を出力する処理サーバの出力言語選択方法であって、
前記処理サーバが、前記ユーザから入力された情報に応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定する判定段階と、
前記処理サーバが、前記使用言語と所定の出力言語とを比較し、前記使用言語と前記出力言語とが同じでなければ、前記出力言語および使用言語による処理結果を出力する出力段階と
を有する出力言語選択方法。
(付記2)
前記判定段階は、前記ユーザから入力された情報の文字コードに応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定することを特徴とする付記1記載の出力言語選択方法。
(付記3)
前記出力段階は、前記ユーザから入力された情報がアルファベットであるときに、日本語および英語による処理結果を出力することを特徴とする付記1又は2記載の出力言語選択方法。
(付記4)
ユーザから入力された情報に応じて処理を行い、その処理結果を出力する処理サーバであって、
前記ユーザから入力された情報に応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定する使用言語判定手段と、
前記使用言語と所定の出力言語とを比較し、前記使用言語と前記出力言語とが同じでなければ、前記出力言語および使用言語による処理結果を出力する処理結果出力手段と
を有する処理サーバ。
(付記5)
前記使用言語により表記されている情報と前記出力言語により表記されている情報とを互いに変換可能な変換手段を更に有することを特徴とする付記4記載の処理サーバ
(付記6)
前記変換手段は、前記使用言語により表記されている情報の一部として、前記ユーザが間違って入力しやすい情報を前記出力言語により表記されている情報と対応付けて登録しておくことを特徴とする付記5記載の処理サーバ。
(付記7)
ユーザから入力された情報に応じて処理を行い、その処理結果を出力するコンピュータを、
前記ユーザから入力された情報に応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定する使用言語判定手段と、
前記使用言語と所定の出力言語とを比較し、前記使用言語と前記出力言語とが同じでなければ、前記出力言語および使用言語による処理結果を出力する処理結果出力手段と
して機能させるためのプログラム。
【0047】
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明による乗り換え案内システムの一実施例の構成図である。
【図2】本発明による乗り換え案内システムの他の実施例の構成図である。
【図3】検索サーバおよび代理サーバを実現するコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
【図4】乗り換え案内システムが行う処理の一例のフローチャートである。
【図5】言語変換DBの一例の構成図である。
【図6】クライアントに表示される検索結果画面の一例のイメージ図である。
【図7】乗り換え案内システムが行う処理の他の例のフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
10a〜10n クライアント
20,50 検索サーバ
21,41 使用言語判定部
22,51 検索部
23,42 検索結果出力部
24,52 検索DB
25,43 言語変換DB
30,60 ネットワーク
40 代理サーバ
101 入力装置
102 出力装置
103 ドライブ装置
104 補助記憶装置
105 メモリ装置
106 演算処理装置
107 インターフェース装置
110 記録媒体
B バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザから入力された情報に応じて処理を行い、その処理結果を出力する処理サーバの出力言語選択方法であって、
前記処理サーバが、前記ユーザから入力された情報に応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定する判定段階と、
前記処理サーバが、前記使用言語と所定の出力言語とを比較し、前記使用言語と前記出力言語とが同じでなければ、前記出力言語および使用言語による処理結果を出力する出力段階と
を有する出力言語選択方法。
【請求項2】
前記判定段階は、前記ユーザから入力された情報の文字コードに応じて前記ユーザの使用している使用言語を判定することを特徴とする請求項1記載の出力言語選択方法。
【請求項3】
前記出力段階は、前記ユーザから入力された情報がアルファベットであるときに、日本語および英語による処理結果を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の出力言語選択方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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