説明

出力鏡モニターおよびレーザ発振器

【課題】確実に出力鏡の汚れ具合を検出する出力鏡モニターや、この出力鏡モニターを用いたレーザ発振器を提供する。
【解決手段】レーザ光の一部を反射し、一部を通過させる出力鏡2に前記レーザ光4と異なる波長の光を照射する光源5と、前記光源5からの光5aのうち前記出力鏡2からの反射光5bを受光する手段としてのフォトダイオード6、前記光源5からの光5aのうち前記出力鏡2を透過する透過光5cを受光する手段としてのフォトダイオード7を有し、前記反射光5bの受光強度と前記透過光5cの受光強度の比率を求め、設定値と前記比率を比較する制御手段8を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は出力鏡の汚れ具合を検出する出力鏡モニターに関し、また、この出力鏡モニターを用いたレーザ発振器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、レーザ発振器のうち、特に熱加工を行うレーザ加工システムに搭載された例えばCO2ガスレーザ発振器等は高出力化が進んでいる。
【0003】
そして、このようなレーザ発振器の出力鏡は、レーザ発振器と加工システムの接点であり、加工ワークから発生する加工粉塵にさらされ、出力鏡の表面に粉塵が付着すると、出力鏡でのレーザ光の吸収率が上がり、レーザ光の吸収熱で出力鏡が破損することになる。
【0004】
そこで、加工粉塵が付き難い構造を工夫する対策を行っているが、汚染物質を完全に遮断することは出来ていない。
【0005】
また、レーザ発振器においても、長期間の使用において内部に汚染物質が蓄積され、汚染物質が出力鏡に付着する可能性がある。
【0006】
そのため、破損に至る前に出力鏡の汚染状況をモニターする機能が求められている。
【0007】
このような従来の出力鏡モニターは、外部から出力鏡の表面に光を当て、反射光の光量から汚染度をモニターしている(例えば特許文献1参照)。
【0008】
図5は上記従来の出力鏡モニターを示す図である。
【0009】
図に示すように、ホルダ101には出力鏡102を装着している。この出力鏡102はレーザ光の一部をレーザ共振器103へ反射し、その一部をレーザ光104として出力するようにホルダ101への取り付け角度を調整している。
【0010】
また、出力鏡102の表面105の状態を検出するために、光源106と、この光源106から出力される光を表面105で反射させた位置に配置した受光器107をそれぞれホルダ101に取り付けている。
【0011】
この受光器107には設定値と比較するコンパレータ108を接続している。
【0012】
以上のように構成された出力鏡モニターについて、その動作を説明する。
【0013】
光源106からレーザ発振波長と異なる波長の光を発光し、30度以下の入射角度で出力鏡102の表面105に照射し、その反射光を受光器107で受光する。この受光器107で検出した信号は、コンパレータ108で設定値と比較する。
【0014】
レーザ共振器103で発振されたレーザ光104は、出力鏡102を透過して出力されるが、出力鏡102の表面105に汚染物質が付着するとレーザ光104の一部を吸収して出力鏡102の温度が上昇し、出力鏡102の破損を誘発する。
【0015】
この光源106から放射された光が出力鏡102の表面105で反射するとき、汚染物質が付着していた場合、汚染物質で吸収または散乱されて、受光器107に入射する光量が減少する。
【0016】
そこで、受光器107からの信号をコンパレータ108で設定値と比較し、設定値に満たないと判断したときに汚染物質が付着していると判断し、レーザ共振器103の動作を停止させている。
【0017】
なお、上述した従来の出力鏡モニター装置は、表面105を監視するものを説明したが、出力鏡102の裏面109を監視するものもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0018】
【特許文献1】米国特許第7193700号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
しかし、従来の出力鏡モニターは、出力鏡102の片面だけの情報しか得られないという課題を有していた。これを解決するには出力鏡の両面に1対の光源106と受光器107とコンパレータ108を設ける必要が有り、装置が大型化するという問題があった。
【0020】
また、汚染物質が、レーザ発振器103の波長に対して吸収があるにも関わらず、光源106の波長に対して吸収、散乱を生じない物質(可視光で光学濃度の小さい有機物など)であった場合には、検出が出来ずに、出力鏡102の破損に至ってしまう恐れがあった。
【0021】
本発明は、確実に出力鏡の汚れ具合を検出する出力鏡モニターや、また、この出力鏡モニターを用いたレーザ発振器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0022】
上記課題を解決するために、本発明の出力鏡モニターは、レーザ光の一部を反射し、一部を通過させる出力鏡に前記レーザ光と異なる波長の光を照射する光源と、前記光源からの光のうち前記出力鏡からの反射光を受光する手段と、前記光源からの光のうち前記出力鏡を透過する透過光を受光する手段を有し、前記反射光の受光強度と前記透過光の受光強度の比率を求め、設定値と前記比率を比較する制御手段を設けたものである。
【0023】
さて、出力鏡の汚染が進むと、レーザ光を吸収するため出力鏡の温度が上昇するので出力鏡の表面が凸面化し、収差の大きい凸レンズとなる。しかも、温度上昇によって屈折率も上昇し、レンズとしては焦点距離が短くなる上に、温度勾配による屈折率分布が相乗して透過光の中心部強度が上昇する。反射光の強度は、凸形状の反射面のため中心部強度は低下する。したがって、前記比率を設定値と比較することにより、表面(または裏面)の汚染物質の検出を行うだけでなく、出力鏡の熱レンズ状況を検出でき、出力鏡の破損を防止することができる。
【0024】
また、上述した発明に、前記光源から前記反射光を受光する手段または前記光源から前記透過光を受光する手段までの少なくとも1つの光学経路中に反射鏡を設けたり、また、前記光源から前記出力鏡までの光学経路中に部分反射鏡を設け、前記光源からの照射光強度のモニターを行う受光手段を設けたり、前記反射光を受光する手段または前記透過光を受光する手段の受光部の前に大きさを制限した開口を設けたり、前記制御手段は、反射光の受光強度と透過光の受光強度を比較し、設定値よりも大きな比率になった時にレーザ発振器の放電を停止したり、前記制御手段は、反射光の受光強度と前記透過光の受光強度の比率を微分し、前記比率と前記微分値が設定値と比較して大きな場合に警報手段を動作するように構成している。
【発明の効果】
【0025】
以上のように、本発明は反射光の受光強度と透過光の受光強度を比較することにより、表面(または裏面)の汚染物質の検出を行うだけでなく、出力鏡の熱レンズを検出し、出力鏡の破損を防止することができる。
【0026】
特に、比率の微分を用いて、急激な変化を監視するため、出力鏡の破損を的確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】レーザ発振器に用いた本発明の出力鏡モニターの実施の形態1における構成図
【図2】レーザ発振器に用いた本発明の出力鏡モニターの実施の形態2における構成図
【図3】レーザ発振器に用いた本発明の出力鏡モニターの実施の形態3における構成図
【図4】本発明の出力鏡モニターの実施の形態1から3における比較信号の説明図
【図5】従来の出力鏡モニターの構成図
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明を実施するための形態について、図1から図4を用いて説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1はレーザ発振器に用いた本発明の実施の形態1の出力鏡モニターの構成を示す図である。
【0030】
図に示すように、ホルダ1にはZnSe製の出力鏡2を装着している。この出力鏡2はレーザ光の一部をレーザ共振器3へ反射し、その一部をレーザ光4として出力するようにホルダ1への取り付け角度を調整している。
【0031】
この実施の形態ではレーザ媒質としてCO2ガスを主成分として窒素ガスとヘリウムガスを混合した気体からなるレーザガスを用い、放電管(図示しない)に設けた電極(図示しない)に電源(図示しない)から電力を供給して放電管内に放電を発生させ、この放電で生じた高速の電子が、窒素分子を励起して高エネルギー準位に上げ、この励起された窒素分子が、CO2分子に衝突してCO2分子にエネルギーを与えて励起させ、エネルギー準位を上げ、その際、窒素分子のエネルギー準位を下げ、そして反転分布したCO2分子は放電管の両端にそれぞれ対向するように配置した全反射鏡(図示しない)と出力鏡2によるレーザ共振器3内で増幅されレーザ光を誘導放出し、出力鏡2から外部にレーザ光4を出力するように構成している。
【0032】
このレーザ共振器3の筐体3aには穴3bを設けて、レーザ光4の波長10600nmとは異なる波長の例えば半導体レーザにコリメータレンズを組み込んだ光源5を配置している。
【0033】
また、レーザ共振器3の筐体3aには穴3cを設けて、光源5から照射された光5aのうち出力鏡2で反射した反射光5bを受光する手段として例えばフォトダイオード6を配置し、このフォトダイオード6の受光部の前には大きさを制限した開口を有するマスク6aを設けている。
【0034】
さらに、光源5から照射された光5aのうち出力鏡2を透過した透過光5cを受光する手段として例えばフォトダイオード7をレーザ共振器3の筐体3aの外に配置し、このフォトダイオード7の受光部の前にも大きさを制限した開口を有するマスク7aを設けている。
【0035】
そして、これらフォトダイオード6、7からの信号は制御手段8に入力するように接続していて、制御手段8でフォトダイオード6および7のそれぞれにプリアンプで出力レベルを合わせた後、ADコンバータでデジタル信号に変換し、割り算を行って比率を計算して反射光5bの受光強度と透過光5cの受光強度の比率を求め、コンパレータで設定値と比率を比較する構成にしていて、警報手段(図示しない)を動作するとともに放電管への放電を停止するように電源を制御する。
【0036】
なお、この警報手段としては一般的に用いられている赤色灯やブザーなどを用いる。
【0037】
図4は、制御手段8の演算結果をアナログ表示した比率信号の説明図であり、横軸が時間、縦軸が透過光受光出力を反射光受光出力で割った比率を示している。
【0038】
以上のように構成された出力鏡モニターについて、その動作を説明する。
【0039】
レーザ共振器3で増幅されたレーザ光は、その一部が、出力鏡2を透過してレーザ光4となる。
【0040】
このレーザ光4は、出力鏡2の吸収率に応じて吸収され、出力鏡2の内部で熱に変換される。
【0041】
例え出力鏡2が汚染されていない場合でも、0.1%程度の吸収率を有するため、出力鏡2には、4KWのレーザ光4を出力する場合には4W程度の入熱がある。
【0042】
そのため、出力鏡2は、冷却機構(図示しない)によって周辺を冷却されている。
【0043】
しかし、均一に冷却できないのと、レーザ光による入熱の分布があるため中心部と周辺部では、避けられない温度勾配が発生し、この温度勾配によって出力鏡2は変形する。
【0044】
この変形は、綺麗な球面になるわけではなく、中心部の歪が大きくなっている。また、部分反射膜が形成された共振器側表面9と反射防止膜が形成された出力側表面10では、表面でのレーザ光の吸収率が異なるため、表裏面で対照に膨らむ訳でもない。
【0045】
出力鏡2が汚染物質で汚染された場合は、更に吸収が増えるために、温度上昇および温度勾配は急激になる。この温度上昇および温度勾配が、破壊のしきい値を超えると、出力鏡2が破損する。
【0046】
図4に示すように、レーザ発振を行うと受光出力比率が上昇する。汚染の無い出力鏡2の場合は、曲線41のように緩やかに上昇し、1分以内に安定する。
【0047】
しかし、汚染が進むと、出力鏡2の共振器側表面9および出力側表面10の局部が凸面化し、収差の大きい凸レンズとなる。
【0048】
しかも、温度上昇によって屈折率が上昇し、レンズとしては焦点距離が短くなる上に、温度勾配による屈折率分布が相乗して透過光5cの中心部強度が上昇する。
【0049】
反射光5bの強度は、凸形状の反射面のため中心部強度は低下する。したがって、曲線42のように差が拡大される。一定レベルを設定値として定めることで、設定値以上の差になった場合に異常として検出し、警報手段を動作させると共にレーザ発振を停止することで出力鏡2の破損を未然に防止する。
【0050】
曲線43は、運転中に汚染が発生し、急激に出力鏡2の劣化が進んだ場合に得られる曲線である。
【0051】
この場合には、レベルが設定値以下であっても緊急にレーザ発振を停止する必要があるため、制御手段8に微分回路を設け、急激な変化を検知するように構成する。
【0052】
なお、レーザ発振開始時は微分係数が最大であるので、微分係数だけを判定基準にすると過剰反応となる。そのため、比率および微分係数に係数を掛けて足し合わせ、一定以上の値である場合にのみ、警報手段を動作させるとともにレーザ発振を停止するようにしている。
【0053】
図4において、破線で示した曲線が微分係数を足し合わせた演算結果の1例である。
【0054】
以上のように、本実施の形態によればレーザ光の一部を反射し、一部を通過させる出力鏡2に前記レーザ光4と異なる波長の光を照射する光源5と、前記光源5からの光5aのうち前記出力鏡2からの反射光5bを受光する手段としてのフォトダイオード6、前記光源5からの光5aのうち前記出力鏡2を透過する透過光5cを受光する手段としてのフォトダイオード7を有し、前記反射光5bの受光強度と前記透過光5cの受光強度の比率を求め、設定値と前記比率を比較する制御手段8を設けた構成にしていて、制御手段8で反射光強度と透過光強度の比率を求めて出力鏡2の熱レンズを検出し、さらに微分値を併用して設定値と比較することにより、強度比の急激な変化に対する危険予測を行い、レーザ発振を停止させることができるため、出力鏡2の破損を防止し、レーザ発振器の破壊を未然に防止することができる。
【0055】
また、本実施の形態の出力鏡モニターを内蔵したレーザ発振器は、出力鏡2の突然の破壊を未然に防止できるため、出力鏡2が破損した時に生じる、発振器真空系内のZnSe粉末による汚染、真空循環ポンプの急激な真空破壊による破損等の2次被害をも防止できる。
【0056】
なお、図中、共振器側と出力側の方向が入れ替わっても、機能には何らの影響はない。
【0057】
(実施の形態2)
図2はレーザ発振器に用いた本発明の実施の形態2の出力鏡モニターの構成を示す図である。
【0058】
なお、本実施の形態において実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0059】
図2に示すように、本実施の形態では、実施の形態1のような共振器側表面9から光源5の光5aを照射するのではなく、出力側表面10側から光源5の光5aを照射するようにしている。具体的には光源5の位置を筐体3aから離れた位置に配置し、この光源5から出力鏡2までの光学経路中に反射鏡11を配置して装置全体の長さを短縮できるように光5aを出力鏡2の方向に反射するように構成している。
【0060】
この構成の相違に従って、透過光5cを受光するフォトダイオード7は筐体3aの穴3dに配置するようにし、一方、反射光5bを受光するフォトダイオード6は筐体3aから離れた位置に配置している。
【0061】
なお、フォトダイオオード6への受光の光学経路中には反射鏡12を配置して装置全体の長さを短縮できるようにフォトダイオード6を配置している。
【0062】
このように反射鏡11、12によって光源5からの光5aおよび反射光5bの光軸の変更を行い、レーザ発振器内の隙間に光学系をレイアウト可能とでき、更にレーザ発振器の寸法を大きくすること無くフォトダイオード6までの距離を長く出来ることから、凸面形状変化に敏感にでき、検出感度を向上させることができる。
【0063】
(実施の形態3)
図3はレーザ発振器に用いた本発明の実施の形態3の出力鏡モニターの構成を示す図である。
【0064】
なお、本実施の形態において実施の形態1および2と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0065】
図3に示すように、本実施の形態では、実施の形態2の構成のうち反射鏡11を部分反射鏡13に変更し、この部分反射鏡13を透過した光を受光する受光手段としてフォトダイオード14を配置した構成が実施の形態2と異なる。
【0066】
このように光源5から照射した光5aの一部を、部分反射鏡13で分岐し、フォトダイオード14でモニターすることにより、光源5の経時変化による装置の検出精度を補正可能とした。
【0067】
以上のように、本実施の形態によれば部分反射鏡13で光源5からの光5aのモニターを実施した結果、検出系の経時変化を補正し、長期間安定した動作が可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明の出力鏡モニターおよびレーザ発振器は、出力鏡内部の熱レンズの状況をモニターすることができ、更に強度比の急激な変化に対する危険予測を行い、レーザ発振を停止することが出来るため、出力鏡の保護監視を行う出力鏡モニターおよびレーザ発振器として産業上有用である。
【符号の説明】
【0069】
2 出力鏡
3 レーザ共振器
4 レーザ光
5 光源
5a 光
5b 反射光
5c 透過光
6 フォトダイオード
6a マスク
7 フォトダイオード
7a マスク
8 制御手段
11 反射鏡
12 反射鏡
13 部分反射鏡
14 フォトダイオード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ光の一部を反射し、一部を通過させる出力鏡に前記レーザ光と異なる波長の光を照射する光源と、前記光源からの光のうち前記出力鏡からの反射光を受光する手段と、前記光源からの光のうち前記出力鏡を透過する透過光を受光する手段を有し、前記反射光の受光強度と前記透過光の受光強度の比率を求め、設定値と前記比率を比較する制御手段を設けた出力鏡モニター。
【請求項2】
前記光源から前記反射光を受光する手段または前記光源から前記透過光を受光する手段までの少なくとも1つの光学経路中に反射鏡を設けた請求項1記載の出力鏡モニター。
【請求項3】
前記光源から前記出力鏡までの光学経路中に部分反射鏡を設け、前記光源からの照射光強度のモニターを行う受光手段を設けた請求項1または2記載の出力鏡モニター。
【請求項4】
前記反射光を受光する手段または前記透過光を受光する手段の受光部の前に大きさを制限した開口を設けた請求項1から3の何れかに記載の出力鏡モニター。
【請求項5】
前記制御手段は、反射光の受光強度と透過光の受光強度を比較し、設定値よりも大きな比率になった時にレーザ発振器の放電を停止する請求項1から4の何れかに記載の出力鏡モニター。
【請求項6】
前記制御手段は、反射光の受光強度と前記透過光の受光強度の比率を微分し、前記比率と前記微分値が設定値と比較して大きな場合に警報手段を動作させる請求項1から5の何れかに記載の出力鏡モニター。
【請求項7】
レーザ媒質を励起するレーザ共振器の一端に配置し、レーザ光の一部を反射し、一部を通過させる出力鏡に請求項1から6の何れかに記載の出力鏡モニターを設けたレーザ発振器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2011−108867(P2011−108867A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−262686(P2009−262686)
【出願日】平成21年11月18日(2009.11.18)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】