説明

出来上がりを教えるカップ麺等の蓋上に設けた跳ね上がりバネ板

【課題】 熱湯を注いでから数分間出来上がりを待つ必要のあるカップ麺等の食品は、キッチンタイマーや時計合わせをする面倒があった。
【解決手段】 本発明は、それらカップ麺等の入る容器に、熱湯を注ぎ入れたことで湯気によって薄手の蓋が熱くなるその熱伝導を利用するもので、その熱の伝わり方によって数分後、偏平に伏せていた極細状や極薄状の小部品装置が、瞬時にして跳ね上がり又はその他の形状変化を見せることによってカップ食品等の出来上がりを示す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱湯を注ぎ入れて食する即席麺等のカップに関するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
これまで即席のカップ麺等は、熱湯を注ぎ蓋をした後、キッチンタイマーをセットするか、現時刻にブラスして、出来上がり時間を記憶しなければならない面倒があった。
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、熱湯を入れた即席麺等の容器の薄い蓋に伝わる熱い湯気熱を受け続けることによって、接着部が熱剥離する極薄の跳ね上がりバネ板の小部品装置を、そのカップ蓋上面に張り付ける熱伝導を遅くする小片板上に偏平に設ける。
【発明の効果】
【0004】
上述した本発明の即席麺等のカップは、熱湯を注ぎ入れ決められた数分がすると、蓋から伝わり続けた熱を受け続けることによって、偏平に伏せた極薄のバネ板小部品の仮固定接着する一端がバネ作用によって瞬時に剥離し、もう一方の接着固定する側を支点にして、バネ板は大きく跳ね上がりを見せるものである。又、極薄の跳ね上がりバネ板を形状記憶合金や同様の性質を持つプラスチック材を用いても、同様に蓋面から伝わる熱によって数分して固定した一端を支点にして、瞬時に元より記憶していた形状に形を変えるものであり、都合上偏平とするための熱剥離する仮接着を施す必要がない。以上の様に本発明は、蓋面熱伝導による跳ね上がりの視覚効果によって、面倒な時計合わせや、タイマー等のセットが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】 本発明の実施形態を示す斜視図
【図2】 本発明の効果を示す斜視図
【符号の説明】
【0006】
1 即席麺等の入った容器本体
2 剥離式蓋
3 出米上がりを教える跳ね上がりバネ板
4 バネ板固定端
5 熱伝導を調整するバネ板台
6 熱の伝わり具合とバネ作用によって剥離する仮接着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
注ぎ込まれた熱湯の湯気熱伝導によって数分後、上部蓋上設けたバネ又は形状記憶の性質を持つ材質等からなる偏平に伏せた熱受け小部品装置が、固定箇所を支点にして瞬時に跳ね上がるなど別形状を見せることによって出来上がりを教える熱湯注入式の即席食品等を入れた容器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−116564(P2012−116564A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280966(P2010−280966)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(593070480)
【Fターム(参考)】