刃物研ぎ補助具
【課題】片刃でも装着したままで両面が研げ、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研げる刃物研ぎ補助具の提供する。
【解決手段】磁石４の上面に硬質材で成型した指掛かり２を持つ突起物１を固着する手段を講じた物である。これにより、使用者は研ぎ面側の適宜位置に装着する事により刃物を砥石に当てたとき突起物が峰側を一定高さに支持し砥石に対して一定角度に保つ事が出来るので片刃でも装着したままで研ぐ事が出来る、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研ぐ事が出来る。
【解決手段】磁石４の上面に硬質材で成型した指掛かり２を持つ突起物１を固着する手段を講じた物である。これにより、使用者は研ぎ面側の適宜位置に装着する事により刃物を砥石に当てたとき突起物が峰側を一定高さに支持し砥石に対して一定角度に保つ事が出来るので片刃でも装着したままで研ぐ事が出来る、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研ぐ事が出来る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、包丁等の刃物を砥石で研ぐとき砥石にあてる刃の角度を一定に保つための刃物研ぎ補助具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来刃物を研ぐときは、刃物の峰部を浮かせ砥石と一定角度をつけこの角度が変わらないよう研がねばならない。そこで刃物を砥石に当てたとき峰側を一定高さに支持し角度を一定に保つ補助具が下記公報において開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】実公昭６３−００９４１６号公報
【特許文献２】実公平０１−００６１９６号公報
【特許文献３】実開平０１−０１６２４９号公報
【特許文献４】特開平０９−２２５８４２号公報
【特許文献５】特開２００４−１６０６３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、前記文献では全て、刃物の峰側にバネの挟持力によって補助具を挟持固定する方法であり、両面同一形状を成している、その為、対象刃物が片刃の場合片刃を少し研いでは一旦補助具を外して裏面を砥石に密着させて研ぐことでバリをとる作業が必要であり、これを繰り返すので補助具の脱着を頻繁におこなう必要があり大変不便であった。また出刃や鉈の様な峰の厚い物や中華包丁のような幅の広い物は研ぐことが出来なかった。
【０００５】
そこで本発明は片刃でも脱着を繰り返す必要が無く、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物でも研げる刃物研ぎ補助具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
剥離用指掛かり２を持つ突起物１の底面に磁石４を固着する手段を講じた、また、
【０００７】
磁石４に変えて突起物１の底面に剥離用指掛かり２を残して粘着処理３し、保護シート９を貼る手段を講じた物である。
【０００８】
本発明は上記の手段を講じたので刃物を研ぐ時、研ぎ面側の適宜位置に装着する事により刃物を砥石に当てたとき突起物が峰側を一定高さに支持し砥石に対して一定角度に保つ事が出来るので片刃でも装着したままで研ぐ事が出来る、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研ぐ事が出来る
【０００９】
尚この場合刃物研ぎ補助具が作業中動かないように強力な磁石を使用するが突起物の指掛かりを持ち上げる事により容易に外す事が出来る
【発明の効果】
【００１０】
以上のように本発明によれば、片刃でも装着したままで研ぐ事が出来、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研げる刃物研ぎ補助具を提供することができる。
【００１１】
又、第２の手段はこの様な構造と材料なので極めて安価に製造出来るので、使い捨ての刃物研ぎ補助具として販売促進グッズとしても使える。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】図１は、図２の刃物研ぎ補助具装着時のＡ−Ａ断面図である。
【図２】図２は、刃物研ぎ補助具装着時の斜視図である。
【図３】図３は、請求項２の刃物研ぎ補助具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１３】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【実施例１】
【００１４】
図１、図２は請求項１の実施例であり硬質合成樹脂で成型した剥離用指掛かり２を持つ突起物１の底面に鉄のキャップ５を被せたキャップ磁石４をビス６で固着した。
【００１５】
この場合磁石と突起物はビスで固着されているので突起物が摩耗した時の交換が容易である。
【実施例２】
【００１６】
図３は請求項２の実施例であり合成樹脂で成型した指掛かり２を持つ突起物１の底面を粘着処理３し保護シート９を貼った
【００１７】
この様な構造と材料なので極めて安価に製造出来るので使い捨ての刃物研ぎ補助具として使うが再剥離と再粘着性を有するウレタン系粘着材で粘着処理すれば繰り返し使用も可能である。
【符号の説明】
【００１８】
１ 突起物
２ 剥離用指掛かり
３ 粘着処理部分
４ 磁石
５ 磁石のキャップ
６ ビス
７ 刃物刃部
８ 刃物峰部
９ 保護シート
【技術分野】
【０００１】
この発明は、包丁等の刃物を砥石で研ぐとき砥石にあてる刃の角度を一定に保つための刃物研ぎ補助具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来刃物を研ぐときは、刃物の峰部を浮かせ砥石と一定角度をつけこの角度が変わらないよう研がねばならない。そこで刃物を砥石に当てたとき峰側を一定高さに支持し角度を一定に保つ補助具が下記公報において開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】実公昭６３−００９４１６号公報
【特許文献２】実公平０１−００６１９６号公報
【特許文献３】実開平０１−０１６２４９号公報
【特許文献４】特開平０９−２２５８４２号公報
【特許文献５】特開２００４−１６０６３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、前記文献では全て、刃物の峰側にバネの挟持力によって補助具を挟持固定する方法であり、両面同一形状を成している、その為、対象刃物が片刃の場合片刃を少し研いでは一旦補助具を外して裏面を砥石に密着させて研ぐことでバリをとる作業が必要であり、これを繰り返すので補助具の脱着を頻繁におこなう必要があり大変不便であった。また出刃や鉈の様な峰の厚い物や中華包丁のような幅の広い物は研ぐことが出来なかった。
【０００５】
そこで本発明は片刃でも脱着を繰り返す必要が無く、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物でも研げる刃物研ぎ補助具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
剥離用指掛かり２を持つ突起物１の底面に磁石４を固着する手段を講じた、また、
【０００７】
磁石４に変えて突起物１の底面に剥離用指掛かり２を残して粘着処理３し、保護シート９を貼る手段を講じた物である。
【０００８】
本発明は上記の手段を講じたので刃物を研ぐ時、研ぎ面側の適宜位置に装着する事により刃物を砥石に当てたとき突起物が峰側を一定高さに支持し砥石に対して一定角度に保つ事が出来るので片刃でも装着したままで研ぐ事が出来る、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研ぐ事が出来る
【０００９】
尚この場合刃物研ぎ補助具が作業中動かないように強力な磁石を使用するが突起物の指掛かりを持ち上げる事により容易に外す事が出来る
【発明の効果】
【００１０】
以上のように本発明によれば、片刃でも装着したままで研ぐ事が出来、又、峰の厚い刃物や幅の広い刃物、変形した刃物等でも研げる刃物研ぎ補助具を提供することができる。
【００１１】
又、第２の手段はこの様な構造と材料なので極めて安価に製造出来るので、使い捨ての刃物研ぎ補助具として販売促進グッズとしても使える。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】図１は、図２の刃物研ぎ補助具装着時のＡ−Ａ断面図である。
【図２】図２は、刃物研ぎ補助具装着時の斜視図である。
【図３】図３は、請求項２の刃物研ぎ補助具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１３】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【実施例１】
【００１４】
図１、図２は請求項１の実施例であり硬質合成樹脂で成型した剥離用指掛かり２を持つ突起物１の底面に鉄のキャップ５を被せたキャップ磁石４をビス６で固着した。
【００１５】
この場合磁石と突起物はビスで固着されているので突起物が摩耗した時の交換が容易である。
【実施例２】
【００１６】
図３は請求項２の実施例であり合成樹脂で成型した指掛かり２を持つ突起物１の底面を粘着処理３し保護シート９を貼った
【００１７】
この様な構造と材料なので極めて安価に製造出来るので使い捨ての刃物研ぎ補助具として使うが再剥離と再粘着性を有するウレタン系粘着材で粘着処理すれば繰り返し使用も可能である。
【符号の説明】
【００１８】
１ 突起物
２ 剥離用指掛かり
３ 粘着処理部分
４ 磁石
５ 磁石のキャップ
６ ビス
７ 刃物刃部
８ 刃物峰部
９ 保護シート
【特許請求の範囲】
【請求項１】
剥離用指掛かり（２）を持つ突起物（１）の底面に磁石（４）を固着した刃物研ぎ補助具。
【請求項２】
磁石（４）に変えて突起物（１）の底面に剥離用指掛かり（２）を残して粘着処理（３）し、保護シート（９）を貼った刃物研ぎ補助具。
【請求項１】
剥離用指掛かり（２）を持つ突起物（１）の底面に磁石（４）を固着した刃物研ぎ補助具。
【請求項２】
磁石（４）に変えて突起物（１）の底面に剥離用指掛かり（２）を残して粘着処理（３）し、保護シート（９）を貼った刃物研ぎ補助具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２０１１−１１５９１５（Ｐ２０１１−１１５９１５Ａ）
【公開日】平成２３年６月１６日（２０１１．６．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−２７７０７７（Ｐ２００９−２７７０７７）
【出願日】平成２１年１２月４日（２００９．１２．４）
【出願人】（７０９００５８８７）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年６月１６日（２０１１．６．１６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年１２月４日（２００９．１２．４）
【出願人】（７０９００５８８７）
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]