説明

分散制御プログラム、分散制御方法、および情報処理装置

【課題】DBが複数のノードに分散していると生じ得る状況の変化に追従するためのアプリケーション層の仕組みを簡単化する。
【解決手段】コンピュータ100bは、対応するキーが定められているエントリを複数含むDBから、キーの定義域の特定の部分集合Kaにキーが属するエントリ102を取得し、記憶装置101bに記憶する。また、コンピュータ100bは、部分集合Kaと対応づけられている通信端点情報Paを自身のネットワークインタフェイスIbと対応づける。通信端点情報Paは、2以上の所定個数の通信端点をそれぞれ論理的に識別するための上記所定個数の通信端点情報のうちの1つである。各通信端点情報は、DBを分散して記憶する複数の記憶装置のいずれかへのアクセスを提供するネットワークインタフェイスに動的に対応づけられ、定義域内の互いに素な複数の部分集合(そのうち1つは部分集合Ka)の1つに静的に対応づけられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
対応するキーが定められているエントリを複数含むデータベースから、前記キーの定義域の特定の部分集合にキーが属する1つ以上の特定のエントリを取得し、
取得した前記1つ以上の特定のエントリを、前記コンピュータに備えられており前記データベースを分散して記憶する複数の記憶装置の1つとして使われる記憶装置に記憶し、
2以上の所定個数の通信端点をそれぞれ論理的に識別するための前記所定個数の通信端点情報であって、各々は、前記複数の記憶装置のいずれかへのアクセスを提供するネットワークインタフェイスに動的に対応づけられるとともに、前記定義域内の互いに素な、前記特定の部分集合を含む複数の部分集合のいずれか1つに静的に対応づけられる、前記所定個数の前記通信端点情報のうち、前記特定の部分集合と対応づけられている特定の通信端点情報を、前記コンピュータのネットワークインタフェイスと対応づける
ことを含む処理を実行させる分散制御プログラム。
【請求項2】
前記複数の部分集合のそれぞれに対して、2以上の通信端点情報が対応づけられており、
前記分散制御プログラムが前記コンピュータに実行させる前記処理は、
前記複数の部分集合のいずれか1つである対象部分集合に対応づけられている2以上の通信端点情報のうちの1つを宛先として指定したメッセージを送信し、
前記メッセージに対する応答を監視し、
所定時間内に前記応答が返ってこない場合、前記宛先として指定した前記通信端点情報と対応づけられたネットワークインタフェイスを備える第1の他のコンピュータに障害が発生していると認識する
ことをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の分散制御プログラム。
【請求項3】
前記対象部分集合が前記特定の部分集合であり、かつ、前記障害の発生を認識したときに、
前記特定の部分集合に対応づけられた前記2以上の通信端点情報のうちで前記メッセージの前記宛先には指定されていないいずれか1つの通信端点情報と対応づけられたネットワークインタフェイスを備える第2の他のコンピュータに、前記複数の記憶装置の1つとして前記第2の他のコンピュータが備える記憶装置から前記1つ以上の特定のエントリを読み出して送信するように要求し、
前記1つ以上の特定のエントリを、前記第2の他のコンピュータから受信する
ことを、前記1つ以上の特定のエントリを取得する処理が含むことを特徴とする請求項2に記載の分散制御プログラム。
【請求項4】
前記1つ以上の特定のエントリを取得する処理は、
前記所定個数の通信端点情報のうちの1つを前記特定の通信端点情報として選択するか、または、前記特定の通信端点情報を指定する指示を受け取ることにより、前記特定の通信端点情報を決定し、
決定した前記特定の通信端点情報と対応づけられたネットワークインタフェイスを備える第3の他のコンピュータに、前記複数の記憶装置の1つとして前記第3の他のコンピュータが備える記憶装置から前記1つ以上の特定のエントリを読み出して送信するように要求し、
前記1つ以上の特定のエントリを、前記第3の他のコンピュータから受信する
ことを含むことを特徴とする請求項1に記載の分散制御プログラム。
【請求項5】
暗号学的ハッシュ関数、剰余関数、および、入力ビット列から複数の所定の位置のビットを抽出する関数のうちの少なくとも1つを利用する所定の写像によるキーの像に基づいて、前記複数の部分集合が定義される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の分散制御プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
対応するキーが定められているエントリを複数含むデータベースから、前記キーの定義域の特定の部分集合にキーが属する1つ以上の特定のエントリを取得し、
取得した前記1つ以上の特定のエントリを、前記コンピュータに備えられており前記データベースを分散して記憶する複数の記憶装置の1つとして使われる記憶装置に記憶し、
2以上の所定個数の通信端点をそれぞれ論理的に識別するための前記所定個数の通信端点情報であって、各々は、前記複数の記憶装置のいずれかへのアクセスを提供するネットワークインタフェイスに動的に対応づけられるとともに、前記定義域内の互いに素な、前記特定の部分集合を含む複数の部分集合のいずれか1つに静的に対応づけられる、前記所定個数の前記通信端点情報のうち、前記特定の部分集合と対応づけられている特定の通信端点情報を、前記コンピュータのネットワークインタフェイスと対応づける
ことを特徴とする分散制御方法。
【請求項7】
情報処理装置であって、
ネットワークインタフェイスと、
対応するキーが定められているエントリを複数含むデータベースを分散して記憶する複数の記憶装置のうちの1つとして使われる記憶装置と、
前記データベースから、前記キーの定義域の特定の部分集合にキーが属する1つ以上の特定のエントリを取得して、取得した前記1つ以上の特定のエントリを、前記情報処理装置の前記記憶装置に記憶するための制御を行う取得制御手段と、
2以上の所定個数の通信端点をそれぞれ論理的に識別するための前記所定個数の通信端点情報であって、各々は、前記複数の記憶装置のいずれかへのアクセスを提供するネットワークインタフェイスに動的に対応づけられるとともに、前記定義域内の互いに素な、前記特定の部分集合を含む複数の部分集合のいずれか1つに静的に対応づけられる、前記所定個数の前記通信端点情報のうち、前記特定の部分集合と対応づけられている特定の通信端点情報を、前記情報処理装置の前記ネットワークインタフェイスと対応づける対応づけ手段
を備える情報処理装置。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−54521(P2013−54521A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191957(P2011−191957)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】