説明

分生胞子増殖因子、分生胞子増殖因子を含む培地及び分生胞子増殖因子の製造方法

【課題】分生胞子の増殖にかかわる因子について種々検討し、この分生胞子増殖因子を利用して、従来のPDBと比較して分生胞子の形成量を向上させるための技術を提供することを目的とする。
【解決手段】分子量が20MDa以上のデンプンを含む分生胞子増殖因子、該分生胞子増殖因子を含む培地並びに該分生胞子増殖因子の製造方法により解決する。本発明によれば、20MDa以上の分子量のデンプンを使用することにより、グルコースの添加量を増加することなく、糸状菌の分生胞子形成数及び乾燥菌体重量を、従来のPDB培地よりも有意に増加させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真菌類の分生胞子形成能に優れた分生胞子増殖因子、該分生胞子増殖因子を含む培地及び該分生胞子増殖因子の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
分生胞子はバド・セル(bud-cell)、ミクロコニディア(microconidia)、小型分生子とも呼ばれ、菌糸から分岐した胞子のうや胞子柄から形成された無性胞子の一種である。
【0003】
一般にカビなどの糸状菌はその名の通り10〜30μmの細長い糸状の細胞が多数に枝分かれした形状を有しているが、分生胞子は卵〜長円形の形状を有する単細胞である。糸状菌の分生胞子は単細胞として存在するため、菌糸と比較して実験操作における利便性が高い。そのため、植物の病理試験の指標などに利用されている。
【0004】
分生胞子を糸状菌培地から製造する方法としては、例えば、特開2003−274931号公報に、ペプトン、酵母エキスおよびグルコースを含有する培地を用いて、非病原性フザリウム属に属する微生物の分生胞子を短時間で大量に培養する培養方法および培養培地が開示されている(特許文献1)。
【0005】
特開2002−233358号公報には、糸状菌を液体培地を収容した容器中で静置培養して、液体表面に分生子を生成させたのち、その培養生成物を乾燥し、この間に菌糸体を容器壁面に吸着させ除去することにより、菌糸片や培地由来の固形分が混入せず、かつ粒径のそろった高純度分生子を簡便に得ることができる糸状菌の分生子の製造方法が開示されている(特許文献2)。
【0006】
また、特開2006−141392号公報には、培養開始時の培養物の水分比率が50重量%〜70重量%の範囲内となるように微生物を接種し、少なくとも微生物の分生子が形成されるまでの期間内において培養物の含水率を35重量%〜75重量%の範囲内で維持する条件下で培養することにより、子実体及び/又は分生子柄束の形成を抑えながら、分生子の形成を主として向上させることができる、ペーシロマイセス属の微生物の分生子の製造方法が開示されている(特許文献3)。
【特許文献1】特開2003−274931号公報
【特許文献2】特開2002−233358号公報
【特許文献3】特開2006−141392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
分生胞子を形成するための培地のひとつに、ポテトデキストロース培地(以下「PDB培地」ということがある。)がある。PDB培地は汎用性が高い培地であるため、粉末を純水で溶解して調製する市販品も広く利用されている(市販PDB培地)。
【0008】
市販PDB培地は糸状菌などの真菌類の培地として広く利用されているが、分生子形成能が十分ではなく、乾燥菌体重量も少ないという問題があった。そのため、市販PDB培地よりも効率よく糸状菌の分生胞子を形成できる培地の開発が望まれていた。
【0009】
そこで本発明は、分生胞子の増殖にかかわる因子について種々検討し、この分生胞子増殖因子を利用して、従来のPDB培地と比較して分生胞子の形成量を向上させるための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者はPDB培地に使用されるデンプンに着目して種々検討を行ったところ、分子量の大きいデンプンを用いた場合に分生胞子の形成が向上するとの知見を得た。
【0011】
本発明はかかる知見に基づくものであり、分子量が20MDa以上のデンプンを含む分生胞子増殖因子を提供するものである。
【0012】
また、本発明は、前記分生胞子増殖因子を含む培地を提供するものである。
【0013】
さらに、本発明は、デンプン含有物に水を添加して混合し、デンプンを水中に溶出させる工程と、デンプン含有物と水との混合物をろ過してろ液を得る工程と、ろ液にトルエンを添加して混合し、分離した沈殿物、水層、トルエン層のうち沈殿物を分取する工程と、を有する、分生胞子増殖因子の製造方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の分生胞子増殖因子、該分生胞子増殖因子を含む培地及び該分生胞子増殖因子の製造方法によれば、20MDa以上の分子量のデンプンを使用することにより、グルコースの添加量を増加することなく、糸状菌の分生胞子形成数及び乾燥菌体重量を、従来のPDB培地よりも有意に増加させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明の分生胞子増殖因子は、その分子量が20MDa以上のデンプンを含むものである。
【0016】
20MDa以上のデンプンを用いることにより、分子量を調整しないデンプンを使用した場合と比較して、糸状菌の分生胞子形成能及び乾燥菌体重量を向上させることができる。一方、20MDa未満のデンプンを使用する場合は、分子量未調整のデンプンを主成分とする従来の培地と分生胞子形成能に関して大きな差異は認められない。
【0017】
前記デンプンは、その由来は特に限定されないが、入手の容易さやコスト等の面を考慮すれば、ジャガイモ、サツマイモ、コメ、トウモロコシからなる群から選択された少なくとも1種以上の原料を由来とすることが好ましく、特にジャガイモ由来のデンプンであることがより好ましい。
【0018】
前記分生胞子は、フザリウム(Fusarium)属の分生胞子であることが好ましい。フザリウム(Fusarium)属のカビは、畑などでレタス、イチゴ、ホウレンソウ、トマトなど、多数の農作物に寄生する植物病原菌として知られている。また、この菌の感染した農作物を食べることによって中毒を引き起こすため、研究対象として重要な糸状菌である。
【0019】
フザリウム(Fusarium)属の具体例としては、例えば、フザリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム バーチシリオイデス(Fusarium verticillioides)、フザリウム グラミネアラム(Fusarium graminearum)、フザリウム スポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム アクミナタム(Fusarium acuminatum)、フザリウム アベナシューム(Fusarium avenaceum)、フザリウム セミテクタム(Fusarium semitectum)、フザリウム カルモラム(Fusarium culmorum)、フザリウム ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム トリシンツム(Fusarium tricinctum)、フザリウム ニバーレ(Fusarium nivale)、フザリウム プラリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウム ポアエ(Fusarium poae)、フザリウム ボセウム(Fusarium voseum)、フザリウム モニリフォルメ(Fusarium moniliforme)、フザリウム ロゼウム(Fusarium roseum)等を挙げることができる。
【0020】
次に、本実施形態の分生胞子増殖因子の製造方法について、図を参照しつつ説明する。図1は本実施形態の分生胞子増殖因子の製造方法の概略を示す図である。
【0021】
本実施形態の分生胞子増殖因子の製造は、まず、デンプン含有物10に水12を添加して撹拌混合し、デンプンを水中に溶出させる(S1)。デンプン含有物10の種類は特に限定されないが、入手の容易さやコスト等の面を考慮すれば、ジャガイモ、コメ、サツマイモ、トウモロコシからなる群から選択された少なくとも1種以上であることが好ましく、特にジャガイモであることがより好ましい。ジャガイモを用いる場合、皮は剥いても剥かなくてもよい。
【0022】
次に、デンプン含有物10と水12との混合物をろ過することにより(S2)、ろ液14を得る。ろ過は、ふるい(250μm)等により行うことができる。
【0023】
次に、ろ液14にトルエン16を添加して混合することにより、タンパク質及び脂質を分離する(S3)。具体的には、ろ液14にトルエンを添加して混合することにより、沈殿物18と水層19とトルエン層20に分離する。ここで、分離した沈殿物18、水層19、トルエン層20のうち、沈殿物18を分取し、水層19とトルエン層20は除去する。トルエン層20にはタンパク質画分及び脂質画分が含まれるため、これによりデンプン抽出液に含まれていたタンパク質及び脂質が除去される。
【0024】
その後、沈殿物18を30〜45℃で、18時間程度乾燥することにより(S4)、所望の大分子量デンプン24、即ち分生胞子増殖因子が得られる。大分子量デンプン(分生胞子増殖因子)は、その分子量が少なくとも20MDa以上である。
【0025】
本実施形態の分生胞子増殖因子は、糸状菌培地の添加物として使用することができる。本実施形態の分生胞子増殖因子を含む培地は、糸状菌の分生胞子形成能が向上し、効率よく分生胞子を製造することができる。
【0026】
分生胞子増殖因子を培地に添加する場合、その添加量は、培地の全量に対し0.5〜2.0重量%であることが好ましく、0.7〜1.5重量%であることがより好ましい。添加量が多いほど分生胞子の数が増加する傾向があるが、液体培地の場合、2.0重量%を超える量を添加すると、培地成分が沈澱したり、液体培地の粘度が増加してゲル状になる。
【0027】
前記培地は、上述した分生胞子増殖因子のほか、さらに、マグネシウム又はその塩を含むことが好ましい。マグネシウム又はその塩が含まれることにより、糸状菌の分生胞子形成数をより増加させることができる。その原理は明らかではない部分もあるが、培地中でマグネシウムがイオン化し、糸状菌に摂取されることにより分生胞子の形成を促すものと思われる。なお、マグネシウム又はその塩の添加量は、0.5mM程度であることが好ましい。
【0028】
その他、培地成分として使用することができるものとして、炭素源、ビタミン・ミネラル類などを挙げることができる。
【0029】
ビタミン・ミネラル類としては、上述したマグネシウム又はその塩のほか、例えば、カルシウム、カリウム、ナトリウム又はそれらの塩などを挙げることができる。ビタミン・ミネラル類の添加量は培養する糸状菌の種類に応じて適宜設定することができる。
【実施例】
【0030】
1.分生胞子増殖因子の製造
皮を剥いたジャガイモ200gを1cm角に切断したものに純水200mlを添加し、ホモジナイザーを用いて3分間混合することにより、デンプンを水中に溶出させた。次に、混合溶液を250μmのふるいを用いてろ過し、ろ液を得た。そのろ液にトルエン100mlを添加し、200rpm、30分間の条件で振盪抽出を行った。混合液を2時間静置して沈殿層と水層とトルエン層に分離させ、沈殿層を分取してタンパク質と脂質分画を含む水層とトルエン層を除去した。
【0031】
沈殿物を採取し、水分を除去した。沈殿物はその後乾燥器を用いて40℃で18時間乾燥処理を行い、約50gの大分子量デンプン、即ち分生胞子増殖因子を得た。
【0032】
図2は大分子量デンプン(分生胞子増殖因子)につきゲル濾過を実施した際のクロマトグラムである。カラムはφ16mm×760mm Sepharose CL-2B(GEヘルスケア社製)を使用し、移動相は10mM NaOHを使用した。なお、比較例として、市販のPDB培地(DIFCO社製Potato Dextrose Broth)のクロマトグラムを併記した。
【0033】
図2に示すように、分生胞子増殖因子は市販PDB培地とは全く異なるピークを示すことが判明した。分子量既知のデキストランを使用して分生胞子増殖因子の推定分子量を求めたところ、ゲル濾過の担体の排除限界以上であったことから、分生胞子増殖因子の分子量は20MDa以上であることが明らかになった。
【0034】
2.培地の調製
市販のPDB培地(DIFCO社製Potato Dextrose Broth)に、前記1で得られた分生胞子形成因子を下記の表に示す割合で添加し、さらに純水を添加して撹拌し、オートクレーブで滅菌処理を実施することにより、糸状菌用の液体培地を調製した。但し、培地6は培地に沈殿が生じたため、後述する培養試験には使用しなかった。
【0035】
【表1】

【0036】
3.培養試験
(1)フザリウム オキシスポラム フォルマ スペシャリス ラクチュケ(Fusarium
oxysporum f. sp. lactucae)を供試菌株として、培地1〜5を使用して分生胞子(bud-cell)の形成を試みた。前培養として、市販PDB70mlを含む300ml容羽付三角フラスコで25℃、2日間、140rpm振とう培養した。また、本培養として、培地70mlを含む300ml容羽付三角フラスコで25℃、4日間、140rpm振とう培養した。。
【0037】
結果を図3及び図4に示す。図3は培養4日目の分生胞子(bud-cell)の数を測定した結果を示し、図4はそのときの乾燥菌体重量を測定した結果を示す。図3及び図4に示すように、分生胞子増殖因子を添加した培地で培養した場合は、分生胞子増殖因子を添加しない培地で培養した場合と比較して、フザリウム オキシスポラム フォルマ スペシャリス ラクチュケ(Fusarium oxysporum f. sp. lactucae)の分生胞子(bud-cell)数及び乾燥菌体重量が共に増加することが判明した。
【0038】
但し、培地中のグルコース濃度を0から2%まで段階的に設定した培地では、糖濃度依存的に乾燥菌体重量が増加するが、分生胞子(bud-cell)数には影響しなかった。
【0039】
以上の結果から、糸状菌の液体培養中の分生胞子(bud-cell)の形成要因として、分子量が20MDa以上のデンプンが大きく影響していることが明らかとなった。
【0040】
(2)宿主特性の異なるフザリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)を供試菌株として、分生胞子(bud-cell)の形成を試みた。培地は、市販のPDB培地(DIFCO社製Potato Dextrose Broth)2.4重量%に、前記1で得られた分生胞子形成因子2.5重量%を添加し、さらに純水を添加して全量が100重量%となるように調製した培地を用いた。
【0041】
結果を図5及び図6に示す。図5は培養4日目の分生胞子(bud-cell)の数を測定した結果を示し、図6はそのときの乾燥菌体重量を測定した結果である。図5及び図6に示すように、トマト根腐萎凋病を発病させるフザリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)を除き、分生胞子増殖因子を添加した培地で培養したすべての菌株で分生胞子(bud-cell)形成数及び乾燥菌体重量が市販PDB培地よりも多くなることが判明した。
【0042】
(3)デンプン原料の検討
デンプン原料として、サツマイモデンプン、トウモロコシデンプン、コメデンプンを使用した以外は、前記1と同様の要領で分生胞子増殖因子を製造した。そして、市販のPDB培地(DIFCO社製Potato Dextrose Broth)2.4重量%に、得られた分生胞子形成因子(分子量20MDa以上)2.5重量%を添加し、さらに純水を添加して全量が100重量%となるように調製した培地を用いて、フザリウム オキシスポラム フォルマ スペシャリス ラクチュケ(Fusarium oxysporum f. sp. lactucae)の分生胞子形成数を測定した。
【0043】
結果を図7及び図8に示す。図7は培養4日目の分生胞子(bud-cell)の数を測定した結果を示し、図8はそのときの乾燥菌体重量を測定した結果である。図7及び図8に示すように、サツマイモデンプン、トウモロコシデンプン、コメデンプンにそれぞれ由来する分生胞子増殖因子のいずれも、フザリウム オキシスポラム フォルマ スペシャリス ラクチュケ(Fusarium oxysporum f. sp. lactucae)の分生胞子の形成数を増加させる効果を有することが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態の分生胞子増殖因子の製造方法の概略を示す図である。
【図2】ゲル濾過を実施した際のクロマトグラムである。
【図3】フザリウム オキシスポラム フォルマ スペシャリス ラクチュケの培養4日目の分生胞子(bud-cell)の数を測定した結果を示す図である。
【図4】フザリウム オキシスポラム フォルマ スペシャリス ラクチュケの培養4日目の分生胞子(bud-cell)の乾燥菌体重量を測定した結果を示す。
【図5】宿主特異性が異なるフザリウム オキシスポラムの培養4日目の分生胞子(bud-cell)の数を測定した結果を示す図である。
【図6】宿主特異性が異なるフザリウム オキシスポラム培養4日目の分生胞子(bud-cell)の乾燥菌体重量を測定した結果を示す図である。
【図7】異なるデンプン原料から製造した分生胞子増殖因子を添加した培地での培養4日目の分生胞子(bud-cell)の数を測定した結果を示す図である。
【図8】異なるデンプン原料から製造した分生胞子増殖因子を添加した培地での培養4日目の分生胞子(bud-cell)の乾燥菌体重量を測定した結果を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分子量が20MDa以上のデンプンを含む分生胞子増殖因子。
【請求項2】
前記デンプンが、ジャガイモ、サツマイモ、コメ、トウモロコシからなる群から選択された少なくとも1種以上の原料を由来とするものである、請求項1に記載の分生胞子増殖因子。
【請求項3】
前記分生胞子が、フザリウム(Fusarium)属の分生胞子である、請求項1又は2に記載の分生胞子増殖因子。
【請求項4】
前記分生胞子が、フザリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)の分生胞子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の分生胞子増殖因子。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の分生胞子増殖因子を含む培地。
【請求項6】
さらに、マグネシウム又はその塩を含む、請求項5に記載の培地。
【請求項7】
デンプン含有物に水を添加して混合し、デンプンを水中に溶出させる工程と、
デンプン含有物と水との混合物をろ過してろ液を得る工程と、
ろ液にトルエンを添加して混合し、分離した沈殿物、水層、トルエン層のうち沈殿物を分取する工程と、
を有する、分生胞子増殖因子の製造方法。
【請求項8】
前記デンプンが、ジャガイモ、サツマイモ、コメ、トウモロコシからなる群から選択された少なくとも1種以上の原料を由来とするものである、請求項7に記載の分生胞子増殖因子の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−88380(P2010−88380A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−263233(P2008−263233)
【出願日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成20年度 日本植物病理学会大会 プログラム・講演要旨予稿集 平成20年4月11日
【出願人】(598096991)学校法人東京農業大学 (85)
【Fターム(参考)】