説明

分配システム

多数の飲料成分から形成される飲料(12)を分配するための装置(15)。弁(16A)は、それぞれの飲料成分(12)と多数の出口を結合するための、多数の入口を有するハウジングを備え、多数の出口はそれぞれ、それぞれの流路(17)によってそれぞれの入口に結合される。多数の流量制御装置(30、31)が、それぞれの飲料成分の前記供給部(12)を制御するために、それぞれの流路(17)内に設けられる。別の実施形態において、小樽を管路に連結するための、洗浄溶液供給部に連結するようになされたコネクタが開示される。さらなる実施形態において、コンテンツを表示する方法、コンテンツを提示するための、処理システムを伴う装置が開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を分配するためのシステムに関し、特に、飲料分配システムに関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書におけるいかなる従来技術の参照も、従来技術が周知の一般的な知識の一部を形成するということの承認または何らかの形の提言ではなく、そうであるとみなされるべきではない。
【0003】
現在、生ビールなど冷蔵された飲料が提供される店舗では、通常、この飲料の提供は、分配される飲料を収容する加圧された樽を有することにより実現される。樽は次いで、小樽コネクタおよびビール管路を通じて栓へと連結され、そのため栓が開かれると、樽内部のビールの圧力によってビールがグラス内へと分配される。樽内の飲料の圧力を維持するために、小樽コネクタはガス圧管路を備えており、それを通って気体が小樽内へと押し込まれ、それによって小樽が加圧されて、液体が小樽コネクタを通り、次いで分配管路内へと押し進められる。これに加えて、通常、ビール管路内をビールが流れるときにそれを冷却するために、冷却システムが使用され、それによって、飲料が所望の冷蔵温度で提供されることを保証する。
【0004】
通常、このようなシステムでは、分配される飲料の量を制御するために、バーテンダーなど操作者がビール栓の動作を手動で制御することが必要である。これは時間がかかる仕事であり、バーなどで、忙しい時間帯に長い待ち時間を生じるおそれがある。
【0005】
このようなシステムで生じる第2の問題は、樽加圧システムまたは冷蔵システムいずれかの障害である。特に、これらのシステムにおける問題は、ビールの加圧不足または冷蔵不足をもたらすおそれがある。これによって、一般に、提供される飲料の品質低下が生じることになる。
【0006】
訓練されたバーの従業員は、問題を認識することができるが、問題は飲料が何度も供給された後まで認識されないことが多い。こうした飲料は通常交換されなければならないが、これは無駄であり、店舗所有者の経費増大をもたらすおそれがある。しかし、さらに悪いことは、問題が発見または是正されないことであり、その場合に店舗は、飲料に不満な客を失うことになる。醸造所など飲料の供給業者は、製品基準が維持されることを保証する必要があるので、飲料供給業者にとってもこれは問題である。
【0007】
これに加えて、ビールの場合、ビールが汚染されることを防止するために、設備が清浄に保たれることを保証することが重要である。特に、シュウ酸カルシウムなど酵母培養物は、ビール管路内に蓄積しやすく、したがって、ビールがビール栓へと供給されるときにそれを汚染する可能性がある。最近の研究によって、シュウ酸カルシウムおよびその他のそのような汚染物質が、消費者の健康に重大な影響を有する可能性があることが示されている。特に、研究によって、乳ガンおよび腎結石などの疾患との関係が示されている。
【0008】
酵母培養物の蓄積は、ビールがビール管路を通って最初に供給されたほぼ直後から始まるので、ビール管路の定期的な洗浄が必要とされる。一般に、洗浄が行われる頻度は店舗所有者によって制御され、醸造所には、洗浄頻度を監視し、したがって基準を課す機会が、ほとんどない。したがって、これも同様に、分配される製品の品質に対する影響を有するおそれがあり、この場合も、醸造所ならびに店舗に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0009】
通常、管路の洗浄が必要な場合、操作者は、小樽コネクタを小樽から取り外し、次いで、洗浄溶液が管路を通って給送されそれによって管路が洗浄されるように、小樽コネクタを洗浄溶液の供給源へと結合しなければならない。洗浄プロセスが完了すると、小樽コネクタを、小樽に再び連結させることができる。
【0010】
洗浄後に、管路は洗浄溶液の残余部分を含み、これは一般に、小樽からかなりの量の液体を分配することによって濯ぎ出される。同様に、小樽コネクタが洗浄溶液供給部に連結されるときに、管路内に若干の流体が残っていることがあり、通常これも同様に、洗浄溶液が管路内に給送されるときに廃棄される。その結果、1回の洗浄動作につき、40リットルに上るビール(管路の長さおよび個数による)が廃棄される。
【0011】
これらのシステムではさらに、管路の洗浄が必要とされているかどうかを監視するために、手動の処置が必要とされる。これは、管路の洗浄が必要であるかどうかを決定するには不正確で時間がかかる方法であり、また、小樽からの汚染された液体の供給に関する問題につながるおそれがある。
【0012】
コカコーラなど混合が必要とされる飲料を分配する場合、これは、ノズルを通して炭酸水の流れおよび清涼飲料シロップの流れを供給し、それらの流れを混合して所望の飲料を作り出す、ポンプシステムを用いて行われることが多い。このシステムは、ノズルを所定の長さの時間作動させる、単純なオン/オフスイッチを用いて作動される。2つの流れの相対的な流量を制御することによって、炭酸水に対するシロップの正しい比率が制御される。これは通常、各リザーバからの流路内に配置される、流量制御弁を有することによって実現される。
【0013】
ただし、流量制御弁は、比較的容易に手動で調整することができる。これによって、店舗の所有者が、炭酸水に対するシロップの比率を調整し、それによって飲料の品質を変えることが可能になる。これは、コストを削減するために行うことができるが、製品の品質低下をもたらすことになる。さらに、使用されたシロップの量、または代替シロップが代わりに使用されているかどうかを点検する方法がない。これも同様に、製品基準の保証に関する問題となる。最後に、この機械は、手動の操作を必要とし、飲料を注ぐ動作の持続時間を通して操作者の注意が必要となる。
【0014】
同様に、蒸留酒の場合バーテンダーは、正しい量の飲料が準備されることを保証するために、オプティックまたはショットメジャーなど、計量器を使用しなければならない。これは、バーテンダーがそれぞれの飲料を個別に順番に準備しなければならないことを意味するので、時間がかかる。
【0015】
この問題は、蒸留酒と清涼飲料の組合せなど様々な成分を選択したものから飲料が作られ、多数の異なる手動操作分配システムが使用される場合に、さらに深刻になる。
【0016】
また、パブ、小売店など、多種多様な場所または現場で、広告などのコンテンツを表示することが知られている。一例では、これは、TVスクリーンなど適当な表示装置上で、動的なコンテンツを表すことによって実現される。その様な状況では、提示されるコンテンツは通常、予め決められてあり、したがって、適当なプレイリストまたはその他のスケジュールに基づくことができる。
【0017】
すなわちこれは、その最も単純な形で、一連の広告を含む、DVDまたはその他の適当な媒体を用いて実現することができる。この場合、それぞれの広告は、DVDコンテンツを再生することによって順に表示される。より複雑なシステムでは、これは、ネットワークアーキテクチャを使用し、スケジュールに基づいて広告またはその他のコンテンツを表示装置にダウンロードすることによって、実現することができる。これにより、どのコンテンツが主に提示されるかを選択するための適当なスケジュールを作成することによって、中央リソースが広告の提示を制御することが可能になる。これは通常、広告主の要求に基づいて実行され、広告主が、特定の場所で規定された時間に表示される広告に対して支払うことを可能にする。
【0018】
ただし、表示されるコンテンツの制御は、事前設定スケジュールを通じて集中的に制御される。すなわち、広告の効果を試し最大限にするためにスケジュールを作成することができるが、広告は依然事前設定であり、したがって、それぞれの現場における個人に対する関連性がほとんどないことがある。その結果、コンテンツは通常、消費者に対して限られた魅力しかもたず、その結果、限られた効果しかもたない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0019】
第1の広範な形態において、本発明は、多数の飲料成分から形成される飲料を分配するための装置を提供し、この弁は、
a)ハウジングと、
b)それぞれの飲料成分供給源を使用時に結合するための多数の入口と、
c)それぞれが、それぞれの流路によってそれぞれの入口に結合される、多数の出口と、
d)それぞれの飲料成分の供給を制御するためにそれぞれの流路内に設けられる、多数の流量制御装置とを備える。
【0020】
通常、装置は、多数の流量制御装置を備え、各流量制御装置は、それぞれの飲料成分の流量を制御するためにそれぞれの流路内に設けられる。
【0021】
通常、各流量制御装置は、対応する流路を選択的に部分的に遮断するようになされた、可動流れ部材から形成される。
【0022】
通常、各流量制御装置は、
a)流路内に設けられた弁座と、
b)ピストンとから形成され、ピストンは、
i)ピストンが弁座に係合し、それによって流路を遮断する伸長位置と、
ii)ピストンが弁座から取り外され、それによって流路を通る飲料成分の流れを可能にする収縮位置との間で動かすことができる。
【0023】
通常、装置は、
a)入口がその中に取り付けられる第1のハウジングと、
b)第2のハウジングとを備え、出口が前記第1のハウジング内に取り付けられ、流路が、第1のハウジングから第2のハウジングへと延びる。
【0024】
通常、装置は、第1および第2の流路それぞれによって対応する第1および第2の出口に結合される、多数の第1および第2の入口を備える。
【0025】
通常、第1の流路のための流量制御装置は、第1のハウジング内に設けられ、第2の流路のための流量制御装置は、第2のハウジング内に設けられる。
【0026】
通常、装置はさらに、制御装置を備え、制御装置は、それぞれの飲料成分の流量を制御するために、各流量制御装置に結合される。
【0027】
通常、制御装置は、
a)飲料の選択を可能にするための少なくとも1つの入力と、
b)処理システムであって、
i)所要の各飲料成分の体積を決定することと、
ii)所要の体積の所要の飲料成分を分配するために、流量制御装置を選択的に作動させるための制御信号を生成することとを行うための処理システムとを備える。
【0028】
通常、制御装置は、各飲料成分供給源に結合された流量計と、流量計からの信号に従って制御システムを作成するための処理システムとを備える。
【0029】
通常、流量計は、パルスタービンであり、処理システムは、
a)それぞれのソレノイドを作動させることと、
b)それぞれのタービンからの所定のパルス数を監視することと、
c)それぞれのソレノイドを非作動化することとによって分配される、飲料成分の体積を制御するようになされる。
【0030】
通常、処理システムは、プログラム可能な論理制御装置である。
【0031】
通常、前記装置は、少なくとも12種類の飲料成分を分配するようになされる。
【0032】
通常、装置は、少なくとも5種類の蒸留酒飲料成分、少なくとも6種類の清涼飲料成分、および少なくとも1種類の牛乳飲料成分を分配するようになされる。
【0033】
通常、ハウジングは、ハウジングを冷却するために、冷蔵された流体を受け取るための冷媒流路をさらに備える。
【0034】
第2の広範な形態において、本発明は、多数の飲料成分から形成される飲料の分配を制御するための装置を提供し、分配は、
a)ハウジングと、
b)それぞれの飲料成分供給源を使用時に結合するための多数の入口と、
c)それぞれが、それぞれの流路によってそれぞれの入口に結合される、多数の出口と、
d)それぞれの飲料成分の供給を制御するためにそれぞれの流路内に設けられる、多数の流量制御装置とを有する弁によって実行され、この装置は、
i)飲料選択を受け取るための入力と、
ii)所要の各飲料成分の体積の決定を表す飲料データを記憶するための記憶装置と、
iii)所要の体積の所要の各飲料成分を分配するために、流量制御装置を選択的に作動させるための制御信号を生成するための処理装置とを有する、処理システムから形成される。
【0035】
第3の広範な形態において、本発明は、小樽を管路に結合するためのコネクタを提供する。このコネクタは、
a)空洞を画成するハウジングであって、
i)小樽からの流体を受け取るための入口、
ii)管路へと結合するための出口、
iii)気体供給源から気体を受け取るための気体入口、
iv)小樽へと気体を供給するための気体出口、および
v)洗浄溶液を洗浄溶液供給部から受け取るための洗浄溶液入口を備える、ハウジングと、
b)空洞内に可動式に取り付けられ、1つまたは複数の流路を備えるシャトルと、
c)アクチュエータであって、
i)洗浄溶液入口と出口とを相互連結することによって管路を洗浄すること、
ii)小樽から、
(1)気体入口と気体出口を相互連結させ、
(2)入口と出口を相互連結させることによって、流体を分配すること、および
iii)気体入口と出口を相互連結させることによって管路を濯ぐことのうち、少なくとも1つを実行するために、シャトルを多数の動作位置の間で動かすためのアクチュエータとを備える。
【0036】
通常、アクチュエータは、
a)気体供給部に結合するための気体シリンダと、
b)気体シリンダおよびシャトルに結合されたアームと、
c)アームの位置を制御するために、気体シリンダへの気体供給を制御するためのソレノイドとを備える。
【0037】
通常、気体入口と気体シリンダは、共通の気体供給部に結合される。
【0038】
通常、アクチュエータアームは、気体シリンダ内に設けられたピストンに取り付けられる。
【0039】
通常、シャトルは、少なくとも1つの突起を備え、使用時に、突起が小樽内の弁と協働し、それによって流体が分配されることを可能にする。
【0040】
通常、使用時にアクチュエータは、制御装置に結合され、制御装置は、シャトルを動作位置間で選択的に動かすために、アクチュエータを制御するようになされる。
【0041】
通常、制御装置は、適当にプログラムされた処理システムから形成される。
【0042】
通常、使用時に、管路が洗浄されるべきである場合、制御装置は、
a)管路の洗浄を生じるためにシャトルを第3の動作位置へと動かし、
b)洗浄流体を管路から濯ぎ出すために、シャトルを第2の動作位置へと動かし、
c)流体が分配されることを可能にするために、シャトルを第1の動作位置へと動かすように動作する。
【0043】
通常、使用時に制御装置は、管路の洗浄を生じるためにシャトルを第3の動作位置へと動かす前に、管路内の何らかの流体を分配するためにシャトルを第2の動作位置へと動かすように、動作する。
【0044】
通常、制御装置は、
a)コネクタが小樽に結合されているか、
b)管路が洗浄を必要としているか、
c)分配される流体の体積、
d)管路内の流体の存在、
e)アクチュエータおよび気体入口の少なくとも一方に供給される気体の圧力、および
f)アクチュエータの動作のうちの、少なくとも1つを決定するための1つまたは複数のセンサに結合される。
【0045】
通常、制御装置は、
a)小樽の存在を決定し、
b)存在するという決定に応答して、流体を分配することが可能になるように、シャトルを前記第1の動作位置へと動かし、
c)分配される流体の量を監視し、
d)所定の閾値を超える前記量に応答して、管路を洗浄させる。
【0046】
通常、前記量は、流体の体積または流体分配時間のうちの少なくとも一方を含む。
【0047】
通常、制御装置は、
a)分配される流体の量、
b)動作命令、
c)動作における1つまたは複数のエラー、および
d)次の洗浄動作の前に分配されるべき流体の量のうちの、少なくとも1つを表示するための表示装置を備える。
【0048】
通常、制御装置は、
a)1つまたは複数のセンサから、1つまたは複数の動作パラメータを指示する指示データを受け取り、
b)動作パラメータを1つまたは複数の所定のパラメータ範囲と比較し、
c)比較の不成功に応答して動作エラーを決定する。
【0049】
通常、動作パラメータは、
a)シャトル位置、
b)分配される流体の量、
c)ガス圧、および
d)管路内の流体の存在のうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
第4の広範な形態において、本発明は、コネクタと共に使用するための制御装置を提供し、コネクタは、小樽を管路に結合するようになされ、洗浄溶液供給部および気体供給部に連結され、多数の動作位置の間で動かすことができるシャトルを備えており、制御装置は、
a)管路に洗浄溶液を供給することによって管路を洗浄すること、
b)小樽へと気体を供給し、それによって小樽を加圧することにより、小樽から流体を分配すること、および
c)管路へと気体を供給することによって管路を濯ぐことのうちの、少なくとも1つを実行するために、シャトルを動作位置間で選択的に動かすための処理システムを備える。
【0051】
通常、制御装置は、
a)管路の洗浄を生じるためにシャトルを第3の動作位置へと動かすことと、
b)洗浄流体を管路から濯ぎ出すためにシャトルを第2の動作位置へと動かすことと、
c)流体が分配されることが可能になるようにシャトルを第1の動作位置へと動かすこととによって、洗浄サイクルを実行するようになされる。
【0052】
通常、使用時に制御装置は、管路の洗浄を生じるためにシャトルを第3の動作位置へと動かす前に、管路内の何らかの流体を分配するためにシャトルを第2の動作位置へと動かすように、動作する。
【0053】
通常、制御装置は、
a)コネクタが小樽に結合されているか、
b)管路が洗浄を必要としているか、
c)分配される流体の体積、
d)管路内の流体の存在、
e)気体入口における気体の圧力、および
f)アクチュエータの動作のうちの、少なくとも1つを決定するための1つまたは複数のセンサに結合される。
【0054】
通常、制御装置は、
a)小樽の存在を決定し、
b)存在するという決定に応答して、流体を分配することが可能になるように、シャトルを第1の動作位置へと動かし、
c)分配される流体の量を監視し、
d)所定の閾値を超える前記量に応答して、管路を洗浄させる。
【0055】
通常、前記量は、流体の体積または流体分配時間のうちの少なくとも一方を含む。
【0056】
通常、制御装置は、
a)分配される流体の量、
b)動作命令、
c)動作における1つまたは複数のエラー、および
d)次の洗浄動作の前に分配されるべき流体の量のうちの、少なくとも1つを表示するための表示装置を備える。
【0057】
通常、制御装置は、
a)1つまたは複数のセンサから、1つまたは複数の動作パラメータを指示する指示データを受け取り、
b)動作パラメータを1つまたは複数の所定のパラメータ範囲と比較し、
c)比較の不成功に応答して動作エラーを決定する。
【0058】
通常、動作パラメータは、
a)シャトル位置、
b)分配される流体の量、
c)ガス圧、および
d)管路内の流体の存在のうちの、少なくとも1つを含む。
【0059】
第5の広範な形態において、本発明は、コンテンツを提示する方法を提供し、この方法は、処理システムにおいて、
a)コンテンツを決定するステップであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツの提示を制御するための制御データを決定するステップであって、制御データが、
i)スケジュールコンテンツの提示を制御するためのスケジュール、および
ii)トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定するステップと、
c)スケジュールされたコンテンツを、スケジュールに従って表示装置上に提示させるステップと、
d)1つまたは複数のトリガを監視するステップと、
e)トリガの検出に応答して、
i)スケジュールコンテンツの提示を中断し、
ii)それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、表示装置上に提示させるステップとを含む。
【0060】
通常、方法は、処理システムにおいて、またトリガコンテンツの提示に応答して、スケジュールを更新するステップを含む。
【0061】
通常、方法は、処理システムにおいて、
a)スケジュールからの1つまたは複数のコンテンツアイテムの優先度を決定するステップと、
b)決定された優先度に従って、1つまたは複数のコンテンツアイテムをスケジュールから除去するステップとを含む。
【0062】
通常、方法は、処理システムにおいて、
a)スケジュールコンテンツアイテムと提示されるトリガコンテンツの相対的なサイズ、
b)スケジュールコンテンツアイテムおよび提示されるトリガコンテンツの性質、
c)スケジュールコンテンツアイテムおよび提示されるトリガコンテンツのコンテンツ提供者または広告主、ならびに、
d)スケジュール内でのスケジュールコンテンツアイテムの順番のうちの、少なくとも1つに従ってスケジュールを更新するステップを含む。
【0063】
通常、処理システムは、1つまたは複数のセンサに結合され、方法は、センサから受け取った1つまたは複数の信号に応答して、1つまたは複数のトリガを決定するステップを含む。
【0064】
通常、センサは、
a)バーコードリーダ、
b)電子入力、
c)処理システム入力、
d)通信メッセージを受け取るためのシステム、および
e)製品品目の運動を検出するための運動センサのうちの、少なくとも1つを含む。
【0065】
通常、トリガは、
a)製品への接触、
b)SMSメッセージ、
c)MMSメッセージ、
d)生体センサ、
e)RFIDインタラクション、
f)GPRS情報、
g)ATMインタラクション、
h)タッチスクリーン情報、および
i)リフトボタンのうちの、少なくとも1つを指示する。
【0066】
通常、方法は、処理システムにおいて、
a)トリガコンテンツの提示に応答して、フィードバックを決定することと、
b)フィードバックに関連付けられた1つまたは複数の応答動作を実行するステップとを含む。
【0067】
通常、方法は、処理システムにおいて、制御データから1つまたは複数の応答動作を決定するステップを含む。
【0068】
通常、方法は、処理システムにおいて、基地局からコンテンツおよび制御データの少なくとも一方を受け取るステップを含む。
【0069】
通常、方法は、処理システムにおいて、
a)表示されるコンテンツを示す指示データを決定するステップと、
b)指示データを、1つまたは複数の、
i)コンテンツの提示に関連付けられたアカウントを表すアカウンティングデータ、および
ii)指示データの分析を指示する分析結果の決定に使用させるステップとを含む。
【0070】
通常、方法は、処理システムにおいて、指示データを基地局へと転送するステップを含み、基地局は、指示データに応答して、アカウンティングデータおよび分析結果の少なくとも一方を決定する。
【0071】
通常、表示装置は、少なくとも、
a)処理システムの一部であり、または
b)処理システムに結合される。
【0072】
通常、方法は、処理システムにおいて、
a)次に表示されるべきスケジュールコンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツを表示装置へと転送し、それによって表示装置にそれぞれのコンテンツを提示させるステップとを含む。
【0073】
第6の広範な形態では、本発明は、コンテンツを提示するための装置を提供し、装置は、
a)コンテンツを決定するステップであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツの提示を制御するための制御データを決定するステップであって、制御データが、
i)スケジュールコンテンツの提示を制御するためのスケジュール、および
ii)トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定するステップと、
c)スケジュールされたコンテンツを、スケジュールに従って表示装置上に提示させるステップと、
d)1つまたは複数のトリガを監視するステップと、
e)トリガの前記検出に応答して、
i)スケジュールコンテンツの提示を中断し、
ii)それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、表示装置上に提示させるステップとを行うための、処理システムを備える。
【0074】
通常、装置は、処理システムに結合される1つまたは複数のセンサを備え、処理システムは、センサからの信号に応答し、それによって1つまたは複数のトリガを決定する。
【0075】
通常、装置は、1つまたは複数の表示装置を備え、表示装置は、少なくとも、
a)処理システムの一部であり、または
b)通信リンクによって処理システムに結合される。
【0076】
通常、制御データおよびコンテンツを基地局から受け取るための、処理システムは、通信ネットワークによって基地局に結合される。
【0077】
第7の広範な形態において、本発明は、コンテンツの提示を生じる方法を提供し、この方法は、基地局において、
a)コンテンツを決定するステップであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツの提示を制御するための制御データを決定するステップであって、制御データが
i)スケジュールコンテンツの提示を制御するためのスケジュール、および
ii)トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定するステップと、
c)コンテンツおよび制御データを、1つまたは複数の端末へと転送するステップを含み、端末はそれぞれ、
i)スケジュールされたコンテンツを、スケジュールに従って表示装置上に提示させ、
ii)1つまたは複数のトリガを監視し、
iii)トリガの前記検出に応答して、
(1)スケジュールコンテンツの提示を中断し、
(2)それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、表示装置上に提示させる役割を果たす。
【0078】
通常、方法は、基地局において、
a)表示されるコンテンツの詳細を受け取るステップと、
b)受け取った詳細を使用して、
i)コンテンツ、および
ii)制御データのうちの、少なくとも一方を作成するステップとを含む。
【0079】
通常、方法は、基地局において、
a)トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数の応答動作を決定するステップと、
b)応答動作に関連付けられた制御データを生成するステップとを含む。
【0080】
通常、方法は、基地局において、
a)1つまたは複数の端末から指示データを受け取るステップと、
b)指示データから、表示されるコンテンツを決定するステップとを含む。
【0081】
通常、方法は、基地局において、
i)コンテンツの提示に関連付けられたアカウントを表すアカウンティングデータ、および
ii)指示データの分析を指示する分析結果のうちの、少なくとも一方を決定するために指示データを使用するステップを含む。
【0082】
第8の広範な形態において、本発明は、コンテンツの提示を生じるための装置を提供し、この装置は、
a)コンテンツを決定することであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定することと、
b)コンテンツの提示を制御するための制御データを決定することであって、制御データが、
i)スケジュールコンテンツの提示を制御するためのスケジュール、および
ii)トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定することと、
c)コンテンツおよび制御データを、1つまたは複数の端末へと転送することとを行うための、基地局を備え、端末はそれぞれ、
i)スケジュールされたコンテンツを、スケジュールに従って表示装置上に提示させ、
ii)1つまたは複数のトリガを監視し、
iii)トリガの検出に応答して、
(1)スケジュールコンテンツの提示を中断し、
(2)それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、表示装置上に提示させる役割を果たす。
【0083】
本発明の広範な形態を関連付けて使用することができることが理解されるであろう。
【0084】
次に本発明の一例を、添付の図面を参照しながら説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0085】
飲料など冷蔵された流体を分配するためのシステムの一例を、次に図1および図2を参照しながら説明する。以下の例を、ビールの分配を参照しながらするが、この技術をいかなる冷蔵され圧縮された流体に適用することもできることが理解されるであろう。
【0086】
このシステムは、ガス圧管路13および適当な小樽コネクタ14によって、通常ビール樽または小樽の形であるビール供給部12へと結合された、気体供給部11を備える。小樽コネクタ14は、以下で図7から図10を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0087】
小樽コネクタ14はまた、実装形態に応じて、洗浄溶液管路24を通じて洗浄溶液リザーバ23へと、また第2の気体供給管路20を通じてガス供給部11へと結合される。
【0088】
小樽コネクタ14はまた、ビール管路17を通じて、ビール栓16を備える分配ユニット15へと結合される。ビール管路内のビールを冷却するために、冷媒供給部18が設けられる。ビールの冷却は、ビール管路17と熱接触して配置される冷媒管路19を通してグリコールなど冷媒を給送し、それによってビール管路17内に含まれるビールを冷却することによって実現される。ビール管路17および冷媒管路19は通常、冷媒供給部18と分配ユニット15の間で、断熱された管被覆であるパイソン(python)内に収容される。当業者には理解されるように、ビールが分配される前に十分に冷却されることを保証するために、チラープレートが分配ユニット内に設けられる。
【0089】
使用に際しては、ビール栓は通常、ハンドル16Aを備え、ハンドル16Aは、操作者がビール栓を開き、それによってグラスGなど飲料容器内へと、正常な方法でビールを分配することを可能にする。こうして、栓を開くことにより、加圧されたビールがビール管路17に沿ってグラスG内へと流される。
【0090】
処理システム3が、ビール管路17内に設けられた流量計30および制御弁31、ならびに多数の入力ボタン32、任意のタグリーダ33、および任意の表示装置34に接続される。これらの接続は、たとえば全体を5で示すイーサネット(登録商標)LAN(ローカルエリアネットワーク)を使用して、または、たとえばブルートゥース接続など無線接続を使用して、配線することができる。
【0091】
処理システムは、飲料の分配を制御するために、流量計30および制御弁31を使用する。これによって、システムの使用者が、処理システム3、またはボタン32のうちの1つのいずれかを使用して所望のサイズの飲料を選択し、選択された飲料を処理システム3によって自動的に分配させることが可能になる。
【0092】
処理システムはまた、ガス圧管路20、13内に設けられた、ガス圧センサ21、25および気体制御弁22、37に結合させることができ、たとえばビール管路17の自動的な洗浄を可能にするために、小樽コネクタを制御することを可能にする。
【0093】
適当な処理システムの一例を、図2により詳細に示す。図示のように、処理システム3は、バス74によって互いに結合される、処理装置70、メモリ71、キーボードおよび表示装置など入出力(I/O)装置72、ならびに外部インターフェース73を備える。
【0094】
インターフェース73は、処理システムが通信ネットワーク5を通じて、任意で別の処理システムと通信することを可能にするように設計され、したがってインターフェース73のタイプは、通信ネットワークの性質に依存する。すなわち、たとえば通信ネットワークがイーサネットLANである場合、インターフェースは、イーサネットカードなどとすることができる。あるいは、処理システム3への直接接続を設けることができ、その場合ネットワークは、有線または無線とすることができる単純な接続に置き換えられる。
【0095】
したがって、処理システムは、適当にプログラムされたコンピュータ、ラップトップ、パームトップ、適当な処理機能を有する携帯電話、所定のハードウェアなど、いかなる形の適当な処理システム3とすることもできることが理解されるであろう。
【0096】
飲料を分配するとき、バーテンダーなど使用者は、適当なサイズの容器Gをビール栓16の下に置き、入力ボタン32、32、32、32のうちの1つを選択する。使用時は、各ボタン32、32、32、32がそれぞれのサイズの飲料に対応しているので、これによって、使用者がボタンにタッチして飲料のサイズを選択することが可能になる。
【0097】
いずれにしても、処理システム3は、使用者によって選択されたボタン32、32、32、32を検出し、この情報を使用して、メモリ71内に記憶されたルックアップテーブル(LUT)にアクセスする。LUTは、特定のボタンごとに、分配される飲料のサイズ、詳細には飲料の体積を指示する。この情報は、機械の製造業者によって、メモリ71内に記憶され任意で符号化または暗号化されることができ、それによって、情報が使用者によって変えられることが防止されることが理解されるであろう。あるいは、体積の情報を、システムの所有者が入力することができる。
【0098】
いずれにしても、これによって処理システム3は、所要の体積のビールを分配するために、制御弁31を選択的に作動させる。これは、処理システム3に、制御弁31へと印加される信号を生成させ、それにより制御弁31を必要に応じて開閉させることによって実現される(これを以下で、「制御信号」と呼ぶ)。
【0099】
流量計30によって生成される信号(以下で「流量信号」と呼ぶ)は、分配された飲料の体積を決定するために、処理システム3によって監視される。所要の体積の飲料が分配されると、処理システム3によって制御弁31が閉じられ、分配プロセスが終了する。
【0100】
通常、流量計はタービンであり、その場合、流量信号は多数のパルスを含み、各パルスは、分配される飲料の所定の体積を表す。したがって、処理装置70は、タービンが発生するパルスの数をカウントし、これを、選択された飲料の体積を規定する、LUT内に記憶された所定のパルス数と比較する。所定のパルス数が実現されると、所望の体積の飲料が分配されたこと、したがって制御弁を遮断することができることが、処理装置に指示される。ただし、別のタイプの流量計を使用することができ、その場合、それに応じてこの方法を適用することができる。
【0101】
いずれにしても、これによって、飲料が、メモリ71内のLUTに記憶された所定の体積に従って、自動的に分配されることが保証される。
【0102】
処理システム3はまた、タグリーダ33にIDタグが挿入されていなければ飲料の分配を妨げるように、適合させることができる。タグリーダの一例を図3に示す。
【0103】
この例では、タグリーダ33は、全体を35で示すIDタグを受けるための、開口33Aを備える。この例では、警告ユニット34は、開口13Aの周りに位置決めされた指示器から形成され、システムの状態に応じて色が変化するようになされる。すなわち、たとえば、システムがロックされている、またはエラーにより機能できないことを指示するために赤色を、使用者がそれぞれの機能を実行することが許可されていることを指示するために緑色を、使用者が許可されない場合に黄色を、使用することができる。これによって、使用者が何らかの問題を容易に判断することが可能になることが、理解されるであろう。
【0104】
したがって、この例では、使用者がそれぞれの飲料の注文を望むとき、使用者は、通常無線ID(RFID)タグである自分のIDタグを、タグリーダ33に提示する。タグリーダ33は、タグに関連する識別子の指示を、処理装置70に転送する。処理装置70は、各タグに関連する各使用者の識別子を列挙する、メモリ71に記憶されたLUT にアクセスする。タグが、システムに関連する有効なタグであると仮定すると、処理装置70は、選択された飲料を上記のやり方で分注することを可能にする。
【0105】
各使用者は、使用者が実行することができる動作を規定する、関連するアクセス制御レベルを有することができる。すなわち、一部の職員に、販売促進用の無料の飲料を顧客に提供することを許可することができる。その他の操作者に、通常の業務に加えて、別の職員の誤りまたはエラーを補正することを許可することができる。許可のレベルは、非常に多様なものとすることができる。たとえば、その他の職員操作者は、非アルコール飲料などのみを分配することができ、異なるタイプの職員が、いくつかの権限において要求されることがあるように、アルコールおよび非アルコール飲料を分配するために機械を使用することを可能にする。
【0106】
すなわち、処理システム3は、使用者のアクセスレベルを判断することができる。入力ボタン32のうちの1つを使用して分配される飲料を選択するなど、実行される動作を使用者が選択するとき、処理システム3は、規定されたアクセスレベルに従って、使用者がこの機能の実行を許可されているかどうかを判断する。
【0107】
すなわち、たとえば、使用者がタグリーダ33内にIDタグ35を挿入する場合、処理システム3は、使用者がシステムの使用を許可されているかどうかを判断し、そうである場合、警告ユニットに、緑の指示を提供させる。続いて、使用者が非アルコール飲料の分配のみを許可されているときにアルコール飲料を選択するなど、使用者が許可されていない選択を行う場合、処理システム3は、警告ユニット34に黄色の指示を提供させ、飲料は分配されない。
【0108】
最後に、システムがロックされている、あるいは、樽が空でありまたはセンサ25、26、27、28、29からの信号が所定の動作範囲外であるなど、障害が生じた場合、警告ユニット34は、赤の指示を提供する。この場合、処理システム3を、障害のさらなる詳細をI/O装置72上に提供するように適合させることができる。
【0109】
上記IDタグ35の、多数の変形形態を実装することができることが理解されるであろう。すなわち、たとえばIDタグが、リストバンドなど装着可能なリングまたはバンドの形となるように、IDタグの形を、図示のものから変えることができる。この場合、タグリーダ33は、開口を必要としないことがあり、むしろタグリーダは、IDタグがタグリーダ付近に、またはそれと接触して配置されるときに、それを検出するように適合される。IDタグの物理的構成の、その他の形を使用することができる。
【0110】
IDタグはまた、ブルートゥースなど無線データ転送プロトコルによってデータをタグメモリから転送するために使用される、IDタグとタグリーダ33の間の電気接点の使用などにより、RFIDシステム以外のシステム上で作動することもできる。これによって、使用することができる様々な識別子の数が増加する。すなわち、たとえばタグリーダ33は、携帯電話など何らかの遠隔装置に問い合わせて、そこから識別子をダウンロードし、使用者を識別するためにこれを使用することが可能になるように、適合させることができる。
【0111】
関連するロックを開けるために、鍵など物理的な装置を提供することができ、ロックを開ける動作により、使用者が許可された使用者であることを処理システム3に指示する。
【0112】
最後に、使用者を識別するために、IDタグ以外の代替システムを使用することができる。すなわち、たとえば各ユーザが、システム内にあるやり方で入力される、同一の識別子を有することができる。これはたとえば、PIN(個人識別番号)またはパスワードと同様のものとすることができ、I/O装置72など適当なキーパッド、またはタグリーダの代わりに設けられる別個のキーパッドによって、処理システム3へと供給することができる。
【0113】
同様に、タグリーダは、拇印、指紋、虹彩スキャンなど、使用者からの生体情報を判断するための装置に置き換えることができる。いずれにしても、その技術によってシステムの使用者が自分を一意的に処理システム3に識別させることができる限り、いかなる技術を使用することもできる。
【0114】
図1に示す例では、分配ユニット15は、手動のビール栓16を備える。これによって、ビール分配のさらなる手動制御が使用者に提供され、使用者がビールの泡のサイズなどを制御することが可能になることが理解されるであろう。いずれにしてもこれは、本発明にとって必須ではない。というのも、システムは十分な自動制御を提供することができ、したがってビール栓16は、当業者であれば理解するように単純な出口に置き換えることができるからである。
【0115】
システムはまた、調整ねじなど、追加の流量制御機構を組み込むこともできる。ただし、分配される飲料の体積が測定されるので、流量を変えることはシステムの動作に影響を与えない。
【0116】
上記の例では、制御弁31は、ビール管路内のいかなる場所に配置することもできる。ただし、ビール管路から出る流体の流れの厳密な制御を得るために、制御弁31を、出口または栓に可能な限り近接して配置することが好ましい。
【0117】
したがって、このことにより、いくつかの状況では制御弁31を既存のシステムに適合させることが困難になることが、理解されるであろう。特に、多くのパブまたはクラブでは、ビールなどの飲料は、ビール栓16およびチラープレートを含む源泉(font)を通して供給される。これらのシステムは、正常な状況では、制御弁31の組み込みを可能にするために容易に修正することができない。
【0118】
したがって、そのような構成内で使用するようになされた制御弁31の一例を、図4に示す。特に、図に示すように、弁は、ハウジング40を備え、ハウジング40は、ねじ継手など適当な固定具43などによって互いに結合された、第1の部分41および第2の部分42(わかりやすくするために第1の部分を点線で示す)から形成される。第1のハウジング部分41は、源泉またはビール分配ユニット15に結合される源泉用継手44を備え、第2のハウジング部分42は、ビール栓16に結合するための栓用継手45を備える。
【0119】
ハウジング40は、弁座47(わかりやすくするために斜線で示す)およびその中に取り付けられたピストン48を備える、空洞46を画成する。ピストン48は、矢印49によって示すように、空洞46に沿って動くように適合される。ピストンは、ピストン48が図4に示す定位置にあるときに、封止部48Aが弁座47と協働して空洞をビール栓16から封止するように、形状付けされた封止部48Aを備える。
【0120】
適当なピストンの例を、図5Aから図5Dに示す。特に、図5Aは、図5Bの線A−Aに沿った断面図を示す。この例では、ピストンは、多数のチャネル48Bを備え、チャネル48Bは、ビールが、矢印50によって示すように空洞46を通り分配ユニット15からビール栓16へと、ピストン48を通過して流れることを可能にするように適合される。ピストンの一代替設計を、図5Cおよび図5Dに示す。この設計のピストンは、それぞれの設計の弁座47と協働するように適合されることを理解されたい。
【0121】
したがって、多くの異なる弁設計を使用することができることが理解されるであろう。すなわち、たとえばピストンは、当業者には理解されるように、シャトル弁などによって置き換えることができる。
【0122】
電磁コイル52が、ハウジング部分41に取り付けられる。ピストンは、電磁コイル51を用いてピストン48の位置を制御することが可能になるように、磁気性とすることができる。特に、使用時に弁は、空洞46がビール管路8に結合され加圧されたビールで満たされることになるように、分配ユニット15に結合される。したがってピストン48は、弁座47に向かって押し付けられて、空洞46を封止する。
【0123】
使用時は、分配ユニット15または源泉からビール栓16を取り外し、源泉用継手44を源泉に結合させ、ビール栓16を栓用継手45に結合させることによって、制御弁31を、既存のビール分配システムに嵌めることができる。構築されたシステムの一例を図6に示す。これが完了すると、電磁コイルが、ドライバ回路など適当なインターフェースによって、処理システム3に接続され、流量計30が、必要に応じて嵌められる。
【0124】
ビールが分配されるとき、処理装置70によって、電磁コイル51に電流が印加され、それによってピストンが矢印49の方向に引きつけられる。これによって封止部が解放され、ビールが空洞46からチャネル48Bを通ってビール栓16内へと流れることが可能になり、ビールの分配が可能になる。処理システム3は、流量計30からの信号を監視し、所要量の飲料がいつ分配されたかを、上記のように決定する。
【0125】
次いで処理システム3は、電磁コイル51に供給された電流を単純に停止し、空洞46を通るビールの流れがピストン48を弁座47内にそれと封止係合するように押し込むことを可能にし、それによってビールの分配を停止する。
【0126】
空洞の再封止は、ビールの流れの作用のみによって実行することができるが、制御弁31の迅速なオンおよびオフ作用を保証することが好ましい。したがって、より迅速かつ信頼性の高い遮断を得るために、第2のコイル52が設けて、ピストンを矢印52の方向に引きつけ、それによってピストン41を弁座47と封止係合するように押し戻すことができる。
【0127】
この構成は、制御弁31を既存のシステムに嵌めることを助け、それによって、上記の機能を既存のシステム内で実装することが可能になることが理解されるであろう。これをさらに助けるために、ハウジング40は、流量計30を組み込むことができる。
【0128】
さらに、またあるいは、分配されるビールの温度、および/または電磁コイルの温度を監視し、それによって過熱を防ぐために、温度センサを設けることができる。これは、冷媒管路19に結合される温度センサに加えて、またはその代わりに使用することができる。すなわち、ビール温度センサと冷媒センサ26の比較が、障害の原因の指示を提供することに役立つことにより、ビールの温度はまた、冷却システム内の障害の指示を提供するためにも有用となることがある。
【0129】
次に小樽コネクタ14の一例を、図7Aから図7Dを参照しながら説明する。
【0130】
小樽コネクタ14は、シャトル120を収容する空洞165を画成する、ハウジング195を備える。ハウジング195は、図示のようにそれぞれ空洞165と流体連通する、ガス圧管路13、洗浄溶液管路24、およびビール管路17に結合される。小樽入口150およびガス出口160もまた設けられる。シャトル120は、選択された動作位置の間でシャトル120が動くときに実行される様々な分配動作を可能にする、第1、第2、および第3の流路、105、110、115を画成する。
【0131】
多数の封止部190が、ハウジング195に封止係合し、それによって流路105、110、115を分離し、それらをガス圧管路13および洗浄溶液管路24へと選択的に結合させるために、シャトル120の外面に取り付けられる。この例では、小樽コネクタ14はまた、小樽12が小樽コネクタ14に結合されているかどうかを検出する、小樽センサ140を備える。
【0132】
図7Aから図7Dにそれぞれ示すように、シャトル120を、第1、第2、および第3の動作位置への結合の間で動かすためにシャトル120に結合された、アクチュエータ170が設けられる。この例では、アクチュエータ170は、加圧気体が気体供給部11からガス圧管路20を通じて供給される、気体制御式シリンダの形である。これは、シャトル120を適当な位置に移動させるために使用される。あるいは、シャトルのピストンを制御するために、従来のピストンシステムを使用することができる。
【0133】
図7Aに、シャトル120を、小樽コネクタ14が小樽12に結合されているとき使用される結合位置で示す。特に、シャトル120は、第1の流路105が、洗浄溶液管路20またはガス圧管路13のいずれかにも位置合せされないように位置決めされる。この構成では、洗浄溶液、気体、または液体は、小樽コネクタ14に流入することができず、小樽コネクタ14を小樽12に結合させることを可能にする。この結合は、ねじ山およびナットを用いるなど、従来の方法を使用することができる。
【0134】
図7Bに、第1の動作位置にあるシャトル120を示す。シャトル120は、シャトル120上の突起145が、小樽入口150と協働して小樽入口150を図示のような開位置へと押し進めるように、アクチュエータ170によって結合位置から動かされる。これによって、封止部190とハウジング195の間に間隙が残され、気体が、矢印135によって示すようにガス圧管路13から第3の流路115を通り、ガス出口160を通って小樽12内へと流れることが可能になり、それによって小樽12が加圧される。これによって、小樽12内に収容された液体が、管路に沿って小樽入口150および第2の流路110を通って押し進められ、それにより、矢印125によって示すように管路17を通って分配される。
【0135】
図7Cは、第1の流路105がガス圧管路13と位置合せされるようにシャトル120が動かされる、第2の動作位置にあるシャトル120を示す。これによって、気体が、矢印155によって示すように第3の流路105を通ってビール管路17に流入することが可能になる。これによって、ビール栓16を開き、それによってビール管路17内に残っている飲料を分配し、または管路内に残っている洗浄溶液を濯ぎ出すことが可能になる。
【0136】
図7Dは、第1の流路105が洗浄溶液管路24と位置合せされる、第3の動作位置にあるシャトル120を示す。これによって、洗浄溶液が、矢印175によって示すように第1の流路105を通ってビール管路17内に流入することが可能になり、それによって、ビール管路17が洗浄溶液によって洗い流される。操作者がビール栓16を開いて、管路内の洗浄溶液のかなりの部分を分配および処理することができる。
【0137】
気体供給部11は、管路から洗浄溶液および液体を除去するために、ガス圧管路13を通じて小樽コネクタ14へと気体を供給する。洗浄溶液と水の混合物が、洗浄溶液供給源23から、洗浄溶液管路24を通じて小樽コネクタ14へと供給される。
【0138】
流量計30は、ビール管路17を通って分配される液体の体積を測定する。管路内に洗浄溶液または液体がないかどうかを判断するために、光センサ(図示せず)を使用することができる。流量計30および光センサはいずれも、管路状態を指示するデータを生成し、管路がいつ洗浄を必要とするかを、処理システム3が判断することを可能にする。
【0139】
使用時は、処理システム3が、アクチュエータ170に提供されるガス圧を制御するように動作し、それによって、シャトル120が上記の結合位置と動作位置の間で選択的に動かされる。これは、圧力センサ21を使用して、ガス圧管路20内のガス圧を指示するデータを生成し、通常ソレノイドの形である気体制御弁22を処理システム3が調整することを可能にし、それによってシャトル位置を制御することによって実現される。小樽コネクタの小樽センサ140は、小樽12が小樽コネクタ14に結合されているかどうかを指示するデータを生成し、シャトル120を動かすべきであるかどうかを処理システム3が判断することを可能にする。
【0140】
小樽コネクタ14内のシャトルの運動を制御するための方法の一例を、図8を参照しながら次に説明する。
【0141】
ステップ800にて、処理システム3は、シャトル120を、小樽12から液体を分配するための第1の動作位置へと動かす。この例では、これは、シャトルを第1の動作位置へと動かすために、気体が気体供給部11から供給されるように、気体制御弁22を処理システム3によって作動させることによって実行される。
【0142】
ステップ810にて、処理システム3は、管路が洗浄を必要としているかどうかを判断する。これは、以下でより詳細に説明するように、多くのやり方で実現することができる。洗浄が必要とされていない場合、シャトル120は第1の動作位置に留まり、ビールの分配を可能にする。洗浄が必要とされていることを処理システム3が判断すると、処理システム3は、ステップ820に進む。
【0143】
任意のステップ820が処理システム3によって実行される場合、シャトル120は、残っている液体を管路から分配するために、第2の動作位置へと動く。これは、管路内に残っている液体を押し出すように、ガス圧管路13を通して気体を供給することによって実現される。このステップを実行することによって、管路内に残っている液体を分配し、正常な方法で使用することができる。
【0144】
ステップ830にて示すように、シャトル120は、洗浄溶液を洗浄溶液入口へと、またしたがって洗浄溶液管路へと供給するために、第3の動作位置へと動かされる。ステップ810で提供された液体、またはステップ820で提供された気体を管路から押し出すため、ならびに管路を洗浄するために、洗浄溶液が供給される。
【0145】
ステップ840にて、シャトル120は、残っている洗浄溶液を管路からなくすために、第2の動作位置へと動かされる。これは、残っている洗浄溶液を管路から押し出し、これを分配することを可能にするために、ガス圧管路13内へと気体を供給することによって実行される。ステップ440が完了すると、シャトル120は、ステップ400に示すように、小樽内の液体が分配されるように処理システム3によって第1の動作位置へと動かされる。
【0146】
処理システム3によって実行される、ビール管路を洗浄するためのプロセスのより詳細な例を、図9Aおよび図9Bを参照しながら次に説明する。
【0147】
ステップ900にて、小樽コネクタ14は、シャトル120が、気体、洗浄溶液、および液体が小樽コネクタ14内へと流入することを妨げるために最初に結合位置に位置決めされた状態で、小樽12に結合される。
【0148】
ステップ905にて、処理システム3は、小樽センサ140を用いて、小樽12が小樽コネクタ14に結合されているかどうかを判断する。小樽センサ140が小樽12の存在を検出していない場合、小樽センサ140が小樽12を検出するまでこのプロセスが繰り返され、検出した時点で、処理システム3はステップ910へと進む。
【0149】
ステップ910にて、処理システム3は、処理システム30または別個のスイッチのいずれかを用いて選択することができる、自動手動モードが選択されるまで待つ。自動モードが選択されると、処理システム3はステップ915へと進み、そうでなければ、小樽コネクタ14を手動で動作させることができる。
【0150】
ステップ915にて、シャトル120は、ビールを小樽12から分配するために、第1の動作位置へと動かされる。この場合、シャトル120上の突起145が、小樽入口150と協働して、小樽入口150を開位置へと押し動かす。気体供給部11からの気体が、気体供給管路13を通って流路115、気体出口160へと供給され、小樽12を加圧し、小樽12内の液体が、第2の流路110を通ってビール管路17内へと矢印125によって示すように流される。
【0151】
ステップ920にて、処理システム3は、液体の分配を監視する。この場合、ビール管路17が洗浄を必要としているかどうかを判断するために、多数のパラメータが測定される。
【0152】
これは、前回の洗浄からの時間または分配してきた飲料の体積など、多くの因子に基づくことができる。この場合、処理装置70は、時間または測定された体積を、メモリ71に記憶されている所定の閾値と比較する。
【0153】
あるいは、処理システム3は、ビール管路17内の汚染の程度を測定するための適当なセンサに結合させることができる。これはたとえば、ビール管路17内に位置決めされた、シュウ酸センサ26および細菌センサ27を含むことができる。
【0154】
処理装置70は、センサ26、27から信号を取得し、これらを使用してシステムの動作を評価する。シュウ酸センサ26は、通常、ビール管路内のシュウ酸カルシウムの蓄積を検出する管路内イオンプローブから形成され、細菌センサ27は、細菌の蓄積を検出する。
【0155】
冷媒温度センサ28は、冷媒管路9の戻り部分上のチラープレートを冷媒が通過した後に冷媒の温度を測定し、サーミスタまたはその他何らかの適当な温度センサから形成することができる。
【0156】
処理装置70は、シュウ酸センサ26および細菌センサ27からの信号を監視し、これらの信号を所定の閾値と比較して、ビール管路17内にシュウ酸イオンまたは細菌が蓄積しているかどうかを判断する。
【0157】
これらの閾値は、飲料の供給業者によって設定され、メモリ71内に符号化されることができ、それにより、閾値がシステムの操作者によって変えられることが防止される。これによって、醸造所など飲料供給業者が、製品が最適な状態で提供されることを保証し、製品の品質基準を維持することが可能になる。あるいは閾値は、システムの使用者が、たとえばI/O装置72を用いて設定することができる。
【0158】
いずれにしても、シュウ酸センサ26および細菌センサ27からの信号が、所定の閾値を上回る場合、これは、ビール管路内のレベルが望ましくなく、ビール管路の洗浄が必要であることを指示する。
【0159】
したがって、ステップ925にて、ステップ920で記録される測定されたパラメータは、特定の閾値が満たされて管路の洗浄が必要であることを指示しているかどうかを判断するために、処理システム3によって使用される。測定されたパラメータが、管路が洗浄を必要としていないことを指示する場合、処理システム3は、液体の分配の監視を続ける。特定の閾値が満たされると、処理システム3は、ステップ930へと進む。
【0160】
ステップ930にて、シャトル120は、第2の動作位置へと動かされ、第1の流路105がガス圧管路13と位置合せされる。ステップ935にて、気体が気体供給部からガス圧管路13へと供給され、これによって、気体が第2の通路110内に流入し、ビール管路17内に残っている液体を分配することが可能になる。処理システム3は、残っている液体を分配するために、圧力センサ25およびソレノイドなど気体制御弁37を使用して、気体供給部11によって提供されるガス圧を選択的に制御することができる。
【0161】
このプロセス中に、処理システム3は、管路が空になる前の、残りの時間または分配される液体の体積を表示することができる。処理システム3は、洗浄サイクルが差し迫っていることを指示するために、I/O装置72など指示器を使用して、この情報を操作者に表示する。
【0162】
ステップ940にて、管路が空であることが判断されると、シャトル120は、何らかの気体、洗浄溶液、または液体が小樽コネクタ14を通って流れることを妨げるために、結合位置へと動かされる。
【0163】
ステップ945にて、処理システム3は、I/O装置72または別の外部指示器を用いて、洗浄溶液を分配するために栓16または制御弁31を開くことを指示する、命令を表示する。
【0164】
ステップ950にて、処理システム3は、操作者によって栓16または制御弁31が開かれたかどうかを判断する。これは、センサ(図示せず)、あるいは操作者によって使用される入力装置32または処理システム3を用いて判断することができる。操作者が栓16または制御弁31を開いていない場合、処理システム3は、命令を表示し続ける。栓16または制御弁31が開いていることが判断されると、処理システム3は、ステップ955へと進む。
【0165】
ステップ955にて、シャトル120は、第3の動作位置へと動かされる。この場合、第1の流路105が、洗浄溶液管路24と位置合せされ、洗浄溶液を供給してビール管路17を洗浄することが可能になる。処理システム3は、洗浄溶液を小樽コネクタ14へと、いつどれだけ提供するかを選択的に制御するために、弁を使用して洗浄溶液の供給を制御することができる。
【0166】
ステップ960にて、処理システム3は、洗浄サイクルが終了したかどうかを判断する。洗浄サイクルが終了したかどうかを判断するために、洗浄が行われた時間、分配される洗浄溶液の体積、または現在の管路状態など、多数のパラメータを使用することができる。洗浄サイクルが完了していないことを処理システム3が判断する場合、処理システム3は、洗浄溶液を供給し続ける。洗浄サイクルが完了したことを処理システム3が判断すると、処理システム3は、ステップ965へと進む。
【0167】
ステップ965にて、シャトル120は、第2の動作位置へと動かされて第1の流路105をガス圧管路13と位置合せし、それによって、ステップ985にて、残っている洗浄液体を管路から空にするためにガスを供給することが可能になる。処理システム3は、圧力センサ25によって生成されたデータを使用して、所要のガス圧がガス圧管路13に供給されたかどうかを判断することができる。
【0168】
ステップ970にて、処理システム3は、光センサによって生成されたデータを使用して、管路が空であるかどうかを決定する。処理システム3が、管路が空でないことを判断した場合、残っている洗浄溶液を管路からなくすために、気体がガス圧管路13へと供給され続ける。処理システム3が、管路が空であることを判断した場合、処理システム3は、ステップ915にて液体を小樽12から再び分配することができるように、シャトル120を第1の動作位置へと動かす。
【0169】
小樽コネクタ14、システム、および方法の多数の変形形態が可能であることが理解されるであろう。
【0170】
処理システム3は、管路が洗浄を必要としているかどうかを判断するために、多くのパラメータを使用することができる。これはたとえば、分配されるビールの量、すべて異なる洗浄間隔を必要とするドラフト、ラガー、エール、およびスタウトなど、分配されるビールの様々な品種を、含むことができる。ただし、管路の使用年数など別のパラメータもまた、当業者によって認識されるであろう。
【0171】
処理システム3は、システム内の様々なセンサから転送されたデータを用いてエラー検出を実行するように、構成することができる。たとえば、シャトル120が結合位置にあるときに、管路内をかなりの量の液体が流れていることを指示するデータを流量計30が生成する場合、処理システム3は、エラーを検出することができる。処理システム3は、出力装置330によって、エラーおよびシステムのどの部分がエラーを生じた可能性があるかという指示を、さらに提供することができる。これは、システム内のセンサから得られる生成されたデータの正しい動作範囲を含む、ルックアップテーブルを使用することによって実現することができる。
【0172】
処理システム3はまた、ビール管路内のシュウ酸および細菌のレベルの低下を監視することによって、どのくらいの頻度でビール管路が洗浄されているかを判断することができる。そのような低下を記録することによって、ビール管路が最後に洗浄されてからの期間を、処理システム3が決定することが可能になる。この場合も、この期間を、メモリ71に記憶されている、ビール管路がどの程度の頻度で洗浄されるべきであるかを指示する所定の閾値と比較することができる。この閾値を超過している場合、処理システム3はここでも同様に、I/O装置72を用いて、またはたとえば34にて示すような個別の表示装置上に代わりに表示して、警告を発生してこのことを操作者に警告することができる。
【0173】
処理システム3は、圧力管路13内の現在の圧力の指示を判断するために、ガス圧センサ25から得られる信号をサンプリングすることができる。次いで処理装置70が、この値を、正常な動作状態を表すガス圧の許容可能範囲を規定する、メモリ71に記憶された所定のガス圧範囲と比較する。処理装置は、ガス圧がこの許容可能範囲内にあるかどうかを判断し、そうでない場合、気体供給部に問題があることを使用者に知らせるための警告を発生する。この警告は、I/O装置72上で発生することができ、または代わりに、たとえば34で示すような別個の表示装置上に表示することができる。
【0174】
同様に、処理システム3は、たとえば温度センサ28を使用して、冷媒管路19内のみの温度上昇を検出することによって、冷却システムの何らかの部分に伴う問題を判断することができる。通常、分配されるビールの体積などの因子に応じて、冷媒温度にばらつきが見られる。特に、大体積のビールが分配される場合、これによって冷媒システム上の負荷が増大し、許容可能限界内の冷媒温度の上昇がもたらされることがある。これは、定期的な時間間隔で温度を監視すること、ならびに温度の変化率および/または変化の大きさを所定の閾値と比較することによって説明することができ、一般に、冷媒システムがビールを冷却するために十分良好に機能していない場合、それを判断することができる。
【0175】
ただし、そのような温度上昇はいずれも、チラープレート、冷媒管路19、または冷媒供給部18自体に伴う障害によるものであるとすることができる。したがって、冷媒供給部18が正しく機能しているかどうかを監視する個別の動作センサ29を提供することによって、問題の原因を突き止めることが可能になる。たとえば、冷媒供給部18が正しく機能しているが、冷媒温度が上昇した場合、これは、チラープレートまたは冷媒管路19に伴う問題が生じた可能性があることを示唆する。
【0176】
これに加えて、動作センサ29の存在によって、冷媒管路19したがってビール管路17の温度が上昇する前に、冷媒システムに伴う何らかの問題を検出することを可能にすることができる。これは、ぬるい飲料の分配による在庫の浪費を防ぐのに役立つことが理解されるであろう。
【0177】
処理システム3はまた、センサ25、26、27、28、29からサンプリングされた信号の値を表す信号データを、メモリ71内または6にて点線で示される遠隔データベース内に記憶するように、構成することもできる。これによって、データを後日検討することが可能になり、機械の動作を点検することが可能になる。この点検は、製品基準を保証するために、操作者および/または独立した第三者が実行することができる。すなわち、たとえば飲料の供給業者は、信号データを販売代理人が定期的に検討することを要求し、それによって、ビール管路が必要に応じて洗浄されていることを保証し、かつビールが正しい状態で提供されていることを保証することができる。
【0178】
ビール管路内のシュウ酸または細菌のレベルがメモリ71に記憶されている所定の閾値を超えるなど、障害が生じた場合、処理システム3を、問題が修正されるまでさらなる飲料が分配されることを妨げるように適合させることもできる。ビール管路の洗浄に関しても、同様の手順を行うことができる。処理システム3はまた、操作者が問題に気付くことを保証するために、警告を発生することができる。
【0179】
さらに、たとえば、第1のレベルが、間もなく洗浄が実行されるべきであることを指示し、さらなるレベルが、飲料がさらに分配される前に洗浄が実行されなければならないことを指示するなど、多数の閾値レベルを設定することができる。
【0180】
栓16または管路制御弁31は、手動または自動分配が可能になるように、開位置で配置することができる。たとえば、栓16が開位置で配置される場合、弁31の位置を動作可能に選択する処理システム3によって液体が分配され、それによって、液体を小樽12から自動的に分配することが可能になる。この場合、処理システム3は、流量制御弁31を開位置と閉位置の間で切り換えるために、流量計30によって生成されたデータを用いて、所要の体積の液体が分配されたかどうかを判断することができる。
【0181】
一代替例では、制御弁31を開位置に配置し、それによって、所要の体積の液体が分配されるように、操作者が栓16を手動で制御することを可能にすることができる。
【0182】
処理システム3は、洗浄プロセスが、処理システム3によって記憶されたタイムテーブルに従って実行されるように構成することができる。タイムテーブルは、生じる途絶が最小限となるように、分配速度が低くなる時間を含めて、多数の変数に依存させることができる。
【0183】
システムは、処理システム3による自動制御によってではなく、操作者のパネルによって制御することができることが理解されるであろう。操作者のパネルは、操作者によるシステムの手動操作を可能にする。
【0184】
ビールまたは同様の飲料が、通常システムによって分配されることも、理解されるであろう。ただし、加圧された小樽装置内に提供される、その他の液体を分配することもできる。
【0185】
液体の混合物を供給するために使用することができる、マルチバルブの一例を、図10から図15を参照しながら次に説明する。この例は、多数の異なる飲料が提供されるように、多数の飲料成分の混合を可能にするための、弁201の使用に焦点を当てる。この弁システムは、いかなる形の、様々な成分から形成される飲料を分配するために使用することもできる。わかりやすくするために、以下の例のみを、最高5つの異なる蒸留酒の組合せ、ならびに、炭酸水および最高5つのシロップの組合せから形成される最高6つの異なる清涼飲料の組合せの使用を参照して説明する。ただし、これは例示目的のためのものに過ぎず、限定を意図するものではないことが理解されるであろう。
【0186】
いずれにしても、この例では、弁201は、図示のような出口ハウジング203に結合される入口ハウジング202から形成される。入口ハウジング202は、それぞれの飲料成分を受けるための多数の入口を備え、これらを流路によって対応する出口に結合する。
【0187】
この例では、入口ハウジング202は、入口ポート211A〜211Eが適当な接続管などによってそれぞれの蒸留酒供給源に結合されることを可能にするために、それぞれの蒸留酒入口ポート211A〜211E(わかりやすくするために211C〜211Eは図示しない)内に取り付けられる、5つの蒸留酒コネクタ210A〜210Eを備える。蒸留酒入口ポート211A〜211Eは、入口ハウジング202および出口ハウジング203を通って延びる開口によって形成されるそれぞれの蒸留酒流路212A〜212Eによって、それぞれの出口ポート213A〜213E(わかりやすくするために213B〜213Cは図示しない)へと連結され、出口ポートは、対応する蒸留酒出口214A〜214Eに結合される。
【0188】
使用時は、流路212A〜212Eに沿った蒸留酒の流れが、ソレノイド215A〜215Eから形成される弁、および対応するピストン216A〜216Eを使用して制御され、ピストンは、それぞれの弁座218A〜218Eと連絡することによって、それぞれの流路212A〜212Eを遮断するように動作する。それぞれの流路212A〜212Eを部分的に遮断する、それぞれの流量制御ねじ217A〜217E(わかりやすくするために217C〜217Eは示さない)によって、さらなる流量制御も提供される。
【0189】
同様に、清涼飲料を提供するために、図示のような対応する構成が使用される。すなわち、入口ハウジング202は、入口ポート221A〜221Fが適当な接続管などによってそれぞれの清涼飲料供給源に結合されることを可能にするために、それぞれの清涼飲料入口ポート221A〜221F(わかりやすくするために221A〜221Cは図示しない)内に取り付けられた、6つの清涼飲料入口コネクタ220A〜220Fを備える。清涼飲料入口ポート221A〜221Fは、入口ハウジング202および出口ハウジング203を通って延びる開口によって形成されるそれぞれの清涼飲料流路222A〜222Fによって、それぞれの出口ポート223A〜223F(わかりやすくするために223C〜223Dは示さない)へと連結され、出口ポートは、対応する清涼飲料出口224に結合される。
【0190】
使用時に、流路222A〜222Fに沿った清涼飲料の流れは、ソレノイド225A〜225Fから形成される弁、および対応するピストン226A〜226Fによって制御され、ピストンは、それぞれの弁座228A〜228Fと連絡することによって、それぞれの流路222A〜222Fを遮断するように動作する。さらなる流量制御が、それぞれの流路222A〜222Fを部分的に遮断する、それぞれの流量制御ねじ227A〜227Fによっても提供される。
【0191】
これに加えて、図示のようにそれぞれのポート205Aおよび205B内に設けられる冷却入口コネクタ204Bおよび冷却出口コネクタ204Aを用いる、さらなる冷却システムが提供される。使用時に冷却ポート205Aおよび205Bは、冷蔵された流体を、入口ハウジング202を通して再循環させることを可能にするために、冷却流路206(わかりやすくするために図示しない)によって相互連結される。通常これは、冷蔵された炭酸水は容易に入手可能であり使用が安価であるので、冷却入口コネクタ204Bを冷蔵された炭酸水供給源へと連結させることによって実現されるが、その他の冷蔵された流体を使用することもできることが理解されるであろう。
【0192】
入口ハウジング202の流路212A〜212E、222A〜222Fの内部構成を、図13A〜図13Cにより詳細に示す。
【0193】
特に、図13Bおよび図13Cに示す、入口ポート211B、211Eおよび221A、211Dを通る断面図は、それぞれの流路212B、212Eおよび222A、212D内へと部分的に延びそれによって流路を部分的に遮断する、対応する流量制御ねじ217B、217E、および227A、217Dを示す。これから、それぞれの流量制御ねじ217B、217Eおよび227A、127Dの位置は、対応する流路212B、212Eおよび222A、212Dの相対的な直径を制御し、それによって、それぞれの飲料成分が分配される速度を制限することが理解されるであろう。同様の流量制御構成は、当業者には理解されるように、残りの流路に関連付けられる。
【0194】
流量制御ねじ271B、217Eおよび227A、217Dを通過した後、流路212B、212Eおよび222A、212Dは、流れを選択的に作動することを可能にするために対応するピストン216B、216Eおよび226A、216Dと協働する、それぞれのピストン座部218B、218Eおよび228A、218Dへと延びる。
【0195】
特に、図13Cのピストン216Bによって示すように、ピストン216Bが伸長位置にあるとき、ピストン216Bは、対応する弁座18Bを封止し、それによって流路212Bおよび対応する流体流れを遮断する。ピストンは通常、ピストン216Bをそれぞれのばねの作用下でソレノイド215Bから外側に押し出すことによって、伸長位置に保持される。その結果、デフォルト位置では、流路が遮断されるので、流体は分配されない。それぞれのソレノイド215が作動される場合、ピストン216はピストン216Eの位置によって示すように収縮され、それによって流路212Eを開き、それぞれの飲料成分の流れを可能にする。
【0196】
したがって、流路212、222は、入口ハウジング202を通って表面202Aへと延びることが分かる。使用時は、表面202Aは、流路212、222が出口ハウジング203を通って延びるように、出口ハウジング203の表面203Aと封止係合する。これを図14Aから図14Bにさらに詳細に示す。
【0197】
この例では、流路222B〜222Fのための流量制御は、出口ハウジング203内で提供される。これもまた、流路222B〜222Fが、出口ハウジング3内の対応する弁座228B〜228Fへと流れ、次いでそれが、上記と同様のやり方でピストン226B〜226Fと協働し、それによって清涼飲料シロップ成分のための流量制御が提供される、同様のやり方で実現される。したがってこれは、さらに詳細には説明しない。
【0198】
清涼飲料出口224を、図15Aから図15Dにより詳細に示す。この例で示すように、分配される炭酸水を提供する流路222Aは、出口224の中央本体部分229Aから、多数の出口224Aへと延びる。同様に、流路222Bから222Fは、中央本体部分229Aの周囲を取り囲むそれぞれの出口224B〜224Fを通って延びる。
【0199】
この結果として、使用時に、炭酸水は各出口224Aを通って流れ、次いでそれぞれの外部本体部分229Bを通って容器へと送られる。同様に、出口224Bから224Fのうちの1つを通って流れるシロップもまた、外部本体部分229Bの境界内を流れる。複数の出口224Aを通して炭酸水を分散させる結果として、外部本体部分229B内で炭酸水がシロップと混合され、清涼飲料を形成するためのシロップと炭酸水の適当な混合がもたらされることが保証される。
【0200】
したがって、これによって、ソレノイド216の適切な作動によって蒸留酒と清涼飲料の組合せを提供するために使用することができる、共通の弁ハウジングが提供されることを、当業者であれば理解するであろう。
【0201】
使用時に、弁201は、分配される飲料成分の様々な組合せを可能にするための、適当なシステム内で実装することができる。図16に、この一例を示す。
【0202】
この例は、わかりやすくするために、4つの飲料構成要素の分配に焦点を当てるに過ぎず、これは上記のように、より多数の成分へと拡張することができることが理解されるであろう。
【0203】
図16に示すように、システムは、分配されるそれぞれの飲料を収容するための、4つのリザーバ240A、240B、240C、240Dを備える。各リザーバ240は、それぞれの流路241A、241B、241C、241Dによって、マルチバルブ201へと結合され、マルチバルブは、出口224を通じてGで示すようなグラスまたは別の容器へと飲料を供給するようになされる。
【0204】
分配される飲料の体積を測定するために、各流路内に、タービン231A、231B、231C、231Dが設けられる。タービン231A、231B、231C、231D、およびマルチバルブ201の一部を形成するソレノイド225A、225B、225C、225Dは、通常、図1に関して説明したような処理システム3など処理システムへと結合され、それによって分配動作の制御を可能にする。したがって、図1の装置と関連付けてこれを実装することができるが、それは必須ではないことが理解されるであろう。
【0205】
システムは通常、入力32を備え、入力32は、この例では、以下でより詳細に説明するように飲料を選択するための、多数の入力ボタン32、32、32、32、32、32、32、32を備える。
【0206】
使用時は、処理システム3は、入力ボタン32によって飲料の選択を受け取るように動作し、次いで、リザーバ240A、240B、240C、240Dからの飲料の分配を制御するために、ソレノイド225を動作させる。これは、以下でより詳細に説明するように、タービン231からの信号に従って実現される。
【0207】
この例では、システムは、2つの飲料成分から形成される、清涼飲料など飲料を分配するようになされる。特に、清涼飲料は通常、風味および色を提供するシロップから形成され、シロップは、所望の濃度を提供するために炭酸水と混合される。この例の目的では、リザーバ240Aは、リザーバ240B、240C、240D内に収容される様々な飲料用シロップと共に、炭酸水を供給する。
【0208】
ソーダ水は通常、流路241Aへと供給される前に適当なチャンバ内において炭酸ガスで飽和される、水を用いて形成されることが、当業者には理解されるであろう。したがってこれは、詳細に説明しない。
【0209】
飲料を分配するために、バーテンダーなど使用者は、適当なサイズの容器Gを出口224の下に配置する。次いでバーテンダーは、飲料の分配を生じるために、入力ボタン32、32、32、32、32、32、32、32のうちの適当な1つを選択する。分配される飲料のサイズおよび/またはタイプが制御されるように、多数のボタンが設けられることが理解されるであろう。すなわち、たとえば、入力ボタン32、32、32、32、32、32、32、32のうちの1つをそれぞれ、それぞれの飲料の大型、中型、1パイント、1/2パイントなど、それぞれのタイプの飲料の異なるサイズに対応させることができる。
【0210】
いずれにせよ、処理システム3は、使用者によって選択されたボタンを検出し、その情報を使用して、メモリ21内に記憶されたルックアップテーブル(LUT)にアクセスする。LUTは、特定のボタンまたはボタン順序に関して、分配される飲料のタイプを指示し、特に、それぞれのリザーバ240A、240B、240C、240Dから供給されるべき各飲料成分の体積を指示する。
【0211】
次いで処理システム3は、ソレノイド215、225のうちの対応する1つを作動させるために、信号を生成する。処理システム3は、分配される飲料成分の体積を表すタービン231からパルスを受け取り、これを使用して、正しい比率の飲料成分が提供されることを保証する。
【0212】
すなわち、所与の何らかの飲料について、所要の各飲料成分の体積が決定され、所望の飲料成分の体積を供給するために必要とされるパルスの数を参照して記憶される。使用時は、処理システム3は、タービン231からのパルス数を数え、選択された飲料のための所要のパルス数が達成されると、処理システム3は、それぞれのソレノイド215を非作動化する。
【0213】
したがって、各飲料成分のための対応するパルス数を必要に応じて用いることによって、様々な飲料成分を提供することができることが、当業者には理解されるであろう。
【0214】
1つの例では、各タービン231Aからの各パルスは、10mlの炭酸水の流れに対応するが、タービン231B、231C、2312Dからの各パルスは、1mlのシロップの流れを表す。すなわち、この例では、処理システム3は、炭酸水とシロップの間の所望の比率を実現するために、各タービン231からの所定のパルス数を数えるように動作する。たとえば、処理システム3は、タービン231Aから8パルス、タービン231Bから10パルス数え、それによって、80mlの炭酸水および10mlのシロップを、8:1の比率で分配する。したがって、これによって、飲料の体積、およびしたがってシロップに対する炭酸水の比率を、パルス数に関して定義することが可能になり、パルス数をそれぞれの流量計について数えられなければならないことが理解されるであろう。
【0215】
同様の手順が、蒸留酒にも使用され、それによって、飲料が正しい比率に従って分配されることが保証される。これによって、蒸留酒および清涼飲料成分の組合せを含む、カクテルなど複雑な飲料を、適切な入力ボタン32にタッチして分配することが可能になる。
【0216】
したがって、このシステムは、分配される飲料の体積を絶対的に測定し、ある量の飲料を分配時間および流速に基づいて分配するように動作しないことが理解されるであろう。その結果、処理システム3は単純に、所要の体積が分配されるまで対応する弁を開いたままにするので、1つの流路212、222が部分的に遮断されるなど、飲料構成要素のうちの1つの分配に問題がある場合でも、所要の飲料が依然準備される。
【0217】
特に、炭酸水の流れが制限されている場合、シロップが最初に分配を停止し、正しい比率が達成されるまで炭酸水が流れる。
【0218】
この場合、流量制御ねじは、飲料成分の分配比率を変えることを可能にするが、分配される体積には影響を与えず、したがって、分配される絶対的な体積に依存する、結果的に得られる飲料中の飲料成分の比率に影響を与えないことが理解されるであろう。
【0219】
飲料を上記のように分配することに加えて、出口214Fを通じて追加の飲料成分を供給することができる。特に、出口214Fは、入口214Gを通じて別の成分供給源に直接連結することができる。これは、流量制御のいかなる機構も用いずに提供されるので、様々な飲料成分を試飲のために供給することが可能になる。
【0220】
すなわち、たとえば入口214Gを、牛乳供給源に結合して、牛乳を手動で飲料に加えることを可能にすることができる。これは、牛乳をその他の成分と同時に飲料中へと、単一の供給弁アセンブリによって分配することを依然可能にしながら、牛乳の追加の手動制御を可能にし、飲料を必要に応じて混合することを可能にするという利点を有する。
【0221】
また入口241Gを、必要に応じて、生ジュースなど別の供給源に結合することもできることが理解されるであろう。
【0222】
処理システム3を適当に使用することによって、さらなる流量制御特徴を提供することもできる。たとえば、シロップおよび炭酸水の供給をパルス制御して、シロップと炭酸水の混合を改善し、したがって製品の品質を改善することを助けることができる。これは、対応するソレノイド225にパルス化された信号を印加し、それによって対応する弁を迅速に開閉することによって、実現することができる。ただし、この場合も、分配される飲料の体積は同じ方法で決定される。
【0223】
飲料成分が、所定の時間に出口214、224に供給されることが望ましいことがある。すなわち一般に、最初に蒸留酒を供給し、続いて、炭酸水とシロップの流れをほぼ同時にして、清涼飲料を提供することが好ましいことがある。これは、処理システム3を適当にプログラムすることによって実現することができることが、理解されるであろう。
【0224】
上記の例では、2つのハウジング202、203を使用すること、ならびに2つのハウジング202および203の間の流量制御を分離することは、特に有利である。というのもそれによって、ソレノイド215、225を弁アセンブリ201の周りに分布させることが可能になるからである。これによって、空間的に最適化された構成が提供され、それによって、通常弁アセンブリを受け入れるための小さい空洞しかもたない分配タワー内などに、弁アセンブリ201を組み込むことが可能になる。これによって弁アセンブリを、既存の飲料分配システム内にレトロフィットさせることが可能になる。
【0225】
上記の例は、飲料の分配に焦点を当てているが、この技術を、いかなる形の流体の分配に適用することもできることが理解されるであろう。すなわち、このマルチバルブは、たとえば所望の色を作り出すために染料または塗料を混合するなど、流体のいかなる混合物を形成するために使用することもできる。
【0226】
コンテンツ表示システム
次に、文脈依存のコンテンツを提供するためのプロセスの一例を、図17を参照しながら説明する。
【0227】
特に、ステップ1100にて、表示されるコンテンツが決定される。コンテンツは通常、
・一般にテレビ広告など所定の非対話型コンテンツである、スケジュールされたコンテンツ、および
・あるトリガが検出される場合など、ある文脈において消費者に表示されるトリガコンテンツを含む。
【0228】
コンテンツは、システムの実装に応じて多数の異なるやり方で決定することができ、かつ、たとえばコンテンツ提供者または広告主からコンテンツを受け取ること、コンテンツを作成することなどを含むことができる。
【0229】
ステップ1110にて、スケジュールされたコンテンツを表示するための、スケジュールが決定される。スケジュールは、スケジュールされたコンテンツを提示する時間を制御するために使用され、表示されるスケジュールされたコンテンツのリストと同じくらい単純なものとすることができる。すなわち、たとえばこれは、テレビ広告のプレイリストなどの形とすることができ、リスト上の各広告は、前の広告の終結に続いて示される。ここでも同様に、スケジュールを決定するやり方は、関連する状況に依存することになり、コンテンツ提供者から所定のスケジュールを受け取ること、または適当なスケジューリングアルゴリズムを用いてスケジュールを作成することを含むことができる。
【0230】
ステップ1120にて、トリガコンテンツに関連付けられたトリガが決定される。トリガは、文脈を決定するために使用され、次いで、以下でより詳細に説明するように、適当なコンテンツの提示をもたらす。すなわち、たとえばコンテンツは、特定の製品の注文とすることができ、これは、注文方法に関連付けられたトリガの使用によって検出される。この場合、これを使用して、問題となっている特定の製品に関するコンテンツの提示をトリガすることができる。
【0231】
ステップ1130で、プロセスは、スケジュールされたコンテンツをスケジュールに従って提示することを含む。これは、コンテンツを現場またはその他の場所において表示することを可能にする、標準的なプロセスである。この場合、コンテンツを、それが提示される環境に適合させることができるが、それは依然、文脈特定ではない一般的なコンテンツとなる傾向がある。
【0232】
このプロセス中に、トリガイベントを検出するために、監視が実行される。トリガイベントおよびそれらの検出の例は、以下でより詳細に説明するように、システムが使用される状況、およびステップ1120にて決定されたトリガに依存する。
【0233】
いずれにせよ、ステップ1140でのトリガの検出後に、スケジュールされたコンテンツの提示が中断され、それによって、ステップ1150にて対応するトリガコンテンツを表示することが可能になる。この例では、トリガのタイプに基づいてトリガコンテンツを選択することによって、コンテンツを、トリガが生じた文脈に特定的に指向させることが可能になる。トリガコンテンツの提示が完了することによって、スケジュールされたさらなるコンテンツをスケジュールに従って提示し、さらなるトリガの監視を続けるために、プロセスがステップ1130に戻ることが可能になる。
【0234】
すなわちこれによって、指向された文脈依存コンテンツ、および特に指向された広告を、トリガに基づいて消費者に提供するための機構が提供されることが理解されるであろう。この場合、トリガコンテンツは、視聴者が行っている何らかの動作に基づいて、提示されるコンテンツが視聴者に関連するものとなるようにトリガに関連付けられ、それによって、コンテンツが使用者に関連するものとなり、広告などの効果が高まる。
【0235】
すなわち、たとえばトリガは、消費者と店内の製品品目を対話させることができる。この例では、品目が店内の棚から取り出されるときなど、使用者が製品品目に触れるとき、それが製品に関連付けられた広告の提示をトリガし、それによって使用者に製品の購買を奨励することができる。この例では、使用者が店内の棚に近づくとき、製品品目付近の表示装置が、スケジュールされた広告を提示する。使用者が棚から製品品目を取り出すとき、棚の中の適当なセンサがこれを感知し、それぞれの製品品目に特定的な広告が表示される。トリガシナリオのさらなる例を、以下でさらに議論する。
【0236】
いずれにしても、本発明を実装するために適した装置の例を、次に図18を参照しながら説明する。
【0237】
特に、図2は、1つまたは複数の局所的な現場へのコンテンツの提供を可能にするためのネットワークアーキテクチャを示す。この例では、システムは、図1、図2、および図16に関して上記で説明した処理システム3など多数の処理システムへと、インターネット、あるいは1つまたは複数のローカルまたはワイドエリアネットワーク(LANまたはWAN)など通信ネットワーク1002、1004を通じて結合された、基地局1001を備える。ネットワーク、およびそれに対する接続は、好ましい実装形態に応じて、有線または無線とすることができる。
【0238】
基地局1001は、通常、図示のようにデータベース1111に結合された処理システム1005を備える。処理システム1005および処理システム3は、コンピュータシステム、コンピュータサーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、専用ハードウェアなど、いかなる形の適当な処理システムとすることもできる。
【0239】
1つまたは複数の処理システム3を局所的な現場に設け、それによって、コンテンツを提示することを可能にすることができる。一例では、処理システム3を、図1および図16に示すものと同様の飲料分配システム内に設けることができ、それによって、飲料を分配すること、および対応するコンテンツを表示装置34のうちの1つに提示することが可能になる。
【0240】
処理システム3の場合、外部インターフェース73を使用して、処理システム3を通信ネットワーク1002、1004へと接続し、同様に処理システム3を任意で、1つまたは複数の表示装置34、および/または1つまたは複数のセンサに接続することができる。
【0241】
したがって、処理システム3は、デスクトップコンピュータ、ネットワークサーバ、ラップトップ、専用ハードウェアなど、いかなる適当なコンピュータシステムとすることもできる。あるいは、処理システム3は、コンテンツの表示制御を可能にするために処理を組み込む、適当な表示装置内へと統合することができる。
【0242】
いずれにせよ、この例では、基地局1001は、局所的な現場にて表示するためのコンテンツを作成または提供するようになされる。コンテンツは次いで、通信ネットワーク1002、1004を通じて処理システム3へと転送され、処理システム3が、スケジュールに従い、またはセンサを用いて検出されたトリガに基づいて、コンテンツの提示を制御することを可能にする。
【0243】
これに加えて、基地局1001はまた通常、スケジュールの作成を制御し、トリガを定義し、ならびに、広告主にコンテンツ提示の請求書を送るように、動作する。
【0244】
次に、これを実現することができるやり方の一例を、図19Aから図19Cを参照しながら説明する。
【0245】
ステップ1200にて、基地局1001の操作者が、表示されるコンテンツを定義するコンテンツ詳細を決定し、ステップ1210にて、必要に応じてコンテンツが任意で作成され、データベース1111内に記憶される。
【0246】
これらのステップは、多数のやり方で実現することができ、提示されるコンテンツの性質、コンテンツの提示を要求する主体などの因子に依存する。すなわち、たとえば広告主が、予め作成されたコンテンツを有し、それらを基地局1001に供給することができる。あるいは、基地局1001の操作者が、広告主の要求に基づいてコンテンツを作成し、それをステップ1200にて表示されるコンテンツの詳細の一部として提供することができる。さらに、詳細は、広告主が望む情報の表示頻度、使用されるトリガイベント、およびその他何らかの必要とされる情報など、情報を含む。
【0247】
ステップ1220にて、操作者は、コンテンツがコンテンツ詳細からのトリガコンテンツであるかどうかを決定する。コンテンツがトリガコンテンツでない場合、操作者はステップ1230にてコンテンツに関連する優先度を決定し、これをステップ1240にて、スケジュールされたコンテンツの表示を制御するためのスケジュール提供に使用する。優先度は、操作者によって定義され、またはステップ1200にて決定されたコンテンツ詳細から得ることができる。
【0248】
多数の異なるコンテンツアイテムのスケジュール決めを制御するために、スケジュールを定期的に作成することができること、あるいは、既存のスケジュールに新しいスケジュールを加えることを可能にするために、システムが既存のスケジュールを更新することができることが、理解されるであろう。すなわち、たとえばスケジュールコンテンツを、自動的に、スケジュールが次に改訂されるまでなど所定の時間にわたり表示することを可能にするために、基地局1001は通常、毎日、毎週、毎月など、定期的にスケジュールを作成または更新する。
【0249】
スケジュール決めを実現するやり方は、システムの特定の実装形態に依存し、通常、知られたスケジューリングアルゴリズムを利用する。スケジューリングは、コンテンツ詳細において特定された消費者の要求が満足されることを保証するために実行され、したがって通常、各コンテンツアイテムがいつ表示されるべきかを指示するタイムリストの作成をもたらす。
【0250】
さらに、様々な場所で異なるコンテンツを表示することが望ましいことがあるので、通常それぞれのスケジュールが、異なる各場所またはいくつかのタイプの場所のために作成される。すなわち、たとえば小売店とは対照的に、様々なスケジュールをバーのために作成することができる。
【0251】
スケジュールはまた、通常、それぞれのコンテンツアイテムの優先度の指示を含む。
【0252】
コンテンツがトリガコンテンツである場合、操作者はステップ1250にて、トリガコンテンツに関連付けられたトリガを定義する。定義されたトリガは、トリガコンテンツがいつ表示されるかを制御するために使用され、適当な例を以下でより詳細に説明する。
【0253】
ステップ1260にて、操作者は、トリガコンテンツに関連する何らかの応答動作を定義する。応答動作は、システムの実装形態の性質、および広告主の要求に応じて変えることができる。すなわち、たとえば応答動作は、選択された製品の割引を提供すること、ならびにさらなるトリガコンテンツの提示を含むことができる。すなわち、応答動作はそれ自体、トリガを構成することができる。
【0254】
いずれにしても、ステップ1270にて基地局1001は、コンテンツおよび制御データを、処理システム3へと選択的に転送する。制御データは、コンテンツの提示を制御するために必要とされる何らかの情報を含み、したがって通常、スケジュール、ならびにトリガイベントおよび対応する応答動作の詳細などを含む。
【0255】
これは、実装形態に応じて様々なやり方で実行することができることが理解されるであろう。すなわち、たとえば毎日の始まりに、基地局1001は、コンテンツ、スケジュール、およびその他の情報を、必要に応じて各処理システム3にダウンロードする。ただし、基地局1001はあるいは、新しいコンテンツが追加されるときのみコンテンツをダウンロードし、スケジュールまたはトリガイベントのリストを、必要に応じて、処理システム3にて単に更新することができる。同様に、またはあるいは、情報の転送を、処理システム3によって適当なプロトコルを用いて開始することができる。
【0256】
さらに、基地局3は、処理システム3の場所に基づいて、異なるコンテンツおよび制御データを、異なる処理システム3へとダウンロードすることができる。これによって、処理システム3は、それぞれの現場に関連するコンテンツの提示をもたらすことができる。
【0257】
ステップ1280にて、処理システム3は、コンテンツおよび制御データを、受け取り、メモリ71またはローカルデータベースなどに記憶する。
【0258】
ステップ1290にて処理システム3は、ステップ1300にてコンテンツを表示装置34上に提示させる前に、スケジュールを用いて、表示されるべきスケジュールされたコンテンツを決定する。これは、スケジュールに応じて順に実行され、通常、処理システム3に、表示されるべき次のコンテンツアイテムを決定させ、次いでこれを表示装置34へとダウンロードさせることを伴う。
【0259】
したがって、表示装置は、処理システム3によって提供されるコンテンツを単に表示する、受動表示装置とすることができる。ただし一代替形態として、処理システム3は、コンテンツを表示装置34へとダウンロードし、ローカルキャッシュ内に記憶し、それをスケジュールによって指示される関連する時間に提示することを可能にすることができるという点で、能動的とすることができる。この場合、表示装置は有効に、処理システム3の一部またはすべての機能を実装する、能動表示装置となる。例示のためだけに、表示装置が受動的であると仮定するが、この技術は、能動表示装置にも等しく適用可能であることが理解されるであろう。さらに、またあるいは、処理システム3と表示装置34が統合されるなど、表示装置は、処理システム3の一部を形成することができる。
【0260】
このプロセス中に、処理システム3は、たとえば、ボタン32から得られる信号など受け取った信号を解釈することなどによって、トリガイベントを連続的に監視する。
【0261】
トリガが検出されない場合、処理システム3はステップ1290に戻り、スケジュール内の次のコンテンツアイテムを表示させ、トリガが検出されるまでこのプロセスが繰り返される。
【0262】
任意で、処理システム3はまた、ステップ1320にて示すように、表示されるコンテンツの詳細を基地局1001へと提供することができる。この情報は、ステップ1430に関して以下でより詳細に説明するように、基地局1001が、請求書作成およびコンテンツ表示の有効性に関するフィードバックの決定において利用することができる。コンテンツアイテムが表示されるときに毎回、表示の詳細を基地局1001へと提供することができるが、通常これは、たとえば毎日の終わりまたはそれぞれのスケジュールの完了時など、定期的に実行されることが理解されるであろう。
【0263】
ステップ1310にてトリガが検出される場合、プロセスはステップ1330へと進み、処理システム3は、それぞれのトリガに関するトリガコンテンツを決定する。トリガは、適切な入力を、1つまたは複数の別の処理システムからの信号としてI/O装置72を通じて、あるいはセンサまたはボタン32から、処理システム3に受け取らせることによって検出される。トリガの性質を以下でより詳細に説明する。
【0264】
いずれにしても、処理システム3は、受け取った入力に応答して、入力を解釈し、対応するトリガを決定する。次いで処理システム3は、制御データを使用して、どのトリガコンテンツが表示されるべきかを決定する。次いで処理システム3は、ステップ1340にてスケジュールコンテンツの表示を中断し、ステップ1350にて表示装置にトリガコンテンツを表示させる。
【0265】
これが実現されるやり方は、実装形態に依存するが、たとえば、トリガコンテンツを表示装置35に転送し、表示装置35がトリガコンテンツを表示する働きをすることを含むことができる。すなわち、表示装置が受動表示装置であり、コンテンツを処理システム3から供給されたとおりに単に提示する場合、このプロセスは、表示装置への供給を有効に中断し、トリガコンテンツの供給をもたらす。あるいは、データが表示装置34内にキャッシュされる場合、処理システム3は、命令を表示装置35へと転送し、それによって、キャッシュされたコンテンツの提示を無効にさせ、キャッシュされまたは供給される代替コンテンツを支持する。
【0266】
いずれにしても、スケジュールされたコンテンツは、代わりに表示されるトリガコンテンツによって中断される。
【0267】
ステップ1360にて、処理システム3は、トリガコンテンツの提示に応答するフィードバックが、提供されまたは検出されるかどうかを決定する。フィードバックの性質は、コンテンツの性質およびコンテンツが表示されるやり方に依存する。すなわち、たとえば表示装置がタッチスクリーンである場合、フィードバックは、スクリーンを使用する使用者によって行われる選択という形にすることができる。あるいはフィードバックは、製品などの購買など、別の形の指示とすることができる。
【0268】
ステップ1370にて処理システムは、フィードバックに関連付けられた何らかの形の応答動作を決定し、次いで、ステップ1380にてそれらを実行させる。すなわち、これはたとえば、使用者に割引を提供することを、トリガコンテンツの一部として含むことができる。応答動作は、基地局1001によって定義され、上記ステップ1270にて、制御データの一部として処理システム3に転送される。
【0269】
すなわち、フィードバック自体が、さらなるコンテンツを表示させ、したがってトリガを構成することができることが理解されるであろう。ただし、トリガとフィードバックの主な相違は、フィードバックが、トリガコンテンツの提示に応答して提供され、単にコンテンツを表示するよりも大きい応答動作の範囲を含むことができることである。
【0270】
ステップ1390にて、処理システム3は、トリガコンテンツの提示が、そうでなければスケジュールされたコンテンツを表示するために使用された時間を使い切るということを考慮して、スケジュールを更新する。したがって、スケジュールされたコンテンツがスケジュールに割り当てられた時間帯内に適合することを保証するために、スケジュールからコンテンツを除去することが必要とされる。
【0271】
スケジュールは、一般に、スケジュールされたコンテンツの優先度に従って更新される。これにより、優先度の低いスケジュールされたコンテンツを除去することによってスケジュールを更新することが可能になり、それによって、優先度が高いまたは中程度のコンテンツが常に表示されることが保証される。多数の異なる低優先度コンテンツアイテムを、除去可能とすることができ、したがって処理システム3は、
・スケジュールされたコンテンツアイテムおよび提示されるトリガコンテンツの相対的なサイズ
・スケジュールされたコンテンツアイテムおよび提示されるトリガコンテンツの性質
・スケジュールされたコンテンツアイテムおよび提示されるトリガコンテンツのコンテンツ提供者または広告主
・スケジュールされたコンテンツアイテムのスケジュール内での順番
など多数の因子に基づいて、これらのうちの適当な1つを選択することができる。
【0272】
これが実現されるやり方は、処理システム3によって実行される適当なアルゴリズムに従って制御される。スケジュールの優先度に基づく変更は必要とされず、多数の因子のうちのいずれか1つに基づいてスケジュールを変更することができることも理解されるであろう。ただし、優先度に基づくスケジュール修正は、広告主の要求が満足されることを保証するのに役立てることができるので、特に有利である。
【0273】
ステップ1400にて処理システムは、ステップ1300に戻ることによって、スケジュールされたコンテンツを、改訂されたスケジュールに基づいて表示するように動作する。処理システム3はまた、ステップ1410にて、表示されたコンテンツの詳細および応答動作を、基地局1001へと提供することができる。これは通常、ステップ1320に関して上記で説明したように、定期的に実行される。
【0274】
ステップ1420にて、基地局1001は、表示されたコンテンツの詳細および何らかの関連するフィードバックを受け取り、これを使用して、様々な情報処理が実行されることを可能にする。
【0275】
これはたとえば、ステップ1430にてアカウントを作成することを含むことができる。この場合、基地局は、各スケジュールされたコンテンツアイテムおよび各トリガコンテンツアイテムが表示される回数を認識するので、基地局1001は、コンテンツアイテムがスケジュールからいつキャンセルされるかを考慮に入れて、1回の表示ごとに課金することができる。すなわち、コンテンツの提供者は通常、コンテンツが1日10回表示されることを要求することができるが、たとえば大量のトリガコンテンツの表示などによりこれが実現されない場合、コンテンツ提供者は、広告が表示された対応する回数にのみ課金される。
【0276】
ステップ1440にて、基地局1001はまた、トリガコンテンツおよび何らかの関連するフィードバックの分析を実行するように動作する。これは、以下でより詳細に説明されるように、トリガコンテンツの提示に対する消費者の反応に関する重要な情報を決定するために、使用することができる。
【0277】
したがって、上記で説明したプロセスによって、スケジュールされたコンテンツがデフォルトして表示され、特定のトリガイベントが発生すると、スケジュールされたコンテンツを中断し、したがってトリガコンテンツの表示によって無効にすることが可能になる。これを使用して、トリガコンテンツがトリガイベントに関連すること、したがってコンテンツ依存性であることを保証することができる。これは、コンテンツ表示の効果を最大限にすることに役立つ。
【0278】
これに加えて、システムは、フィードバックを決定し、実行される広告の効果の分析を可能にするように動作することができる。
【0279】
次に、上述の例のさらなる特徴、およびそれに対する変形を説明する。
【0280】
場所/現場/表示装置への依存性
基地局1001は、様々な場所および/または現場にて使用するための、様々なスケジュールを作成することができる。これは、
・現場のタイプ
・現場の地理的な位置
・広告主の好み
・現場の操作者の好み
などの因子に基づいて行うことができる。
【0281】
ただし、これに加えて、各現場のための多数の異なるスケジュールを提供し、各スケジュールを、選択された表示装置上のコンテンツの提示を制御するために使用することができる。すなわち、たとえば現場内の表示装置をグループとして提供し、各グループが別々のスケジュールを有することができる。
【0282】
同様の機能を、トリガコンテンツのために提供し、様々なトリガイベントおよび様々なコンテンツを、様々な現場、場所、および/または表示装置グループのために定義することができる。
【0283】
トリガ
トリガは、個人またはコンピュータシステムによって実行される何らかの検出可能な動作によって構成され、したがって多数の動作に対応することができる。これは、たとえば何らかのスイッチまたは別の電子検出システムの作動、ならびに製品の購買または注文を含み、かつ不適切な感知システムがインストールされる場合、製品品目とのインタラクションを含む。
【0284】
提供することができるトリガのタイプは、以下の、
・製品への接触
・SMSメッセージ
・MMSメッセージ
・生体センサ
・RFIDインタラクション
・GPRS情報
・ATMインタラクション
・タッチスクリーン情報
・動作センサ
・製品の購買
・GPS情報
・場所の情報
・リフトボタン
を含むがそれらに限定されない。
【0285】
MMSおよびSMSなどの対話型システムの場合、トリガは、使用者に、SMSを所定の番号へと送らせることができる。この例では、現場内の静的な広告またはスケジュールされたコンテンツなど、別のコンテンツが、SMS番号の詳細を提供することができる。使用者がSMSを送ると、たとえば処理システム3を適当な電話に結合させることによって、または電話ネットワークからメッセージを受け取ることによって、この指示が処理システム3によって検出される。次いで処理システム3は、これをトリガとして使用して、対応するトリガコンテンツを表示することができる。
【0286】
このことから、処理システム3が、表示されるトリガコンテンツをステップ1330にて決定する場合、処理システム3は、センサ、I/O装置72、ボタン32から、または別の処理システムからの入力を解釈し、制御データからトリガコンテンツを決定できることが必要であることが、理解されるであろう。
【0287】
これに関して、制御データは、飲料分配など一般的なトリガを定義し、これらのトリガのために表示されるべきコンテンツを指示することができる。この場合、処理システム3の操作者は、それらのシステムを、分配される特定の飲料に対応して1つまたは複数のボタン32からの信号など入力を解釈するように構成し、それによって、対応するトリガコンテンツを決定することを可能にすることができる。
【0288】
すなわち、たとえば処理システム3の操作者は、構成プロセスを使用して、いくつかの受け取ったセンサ信号または別の入力と、基地局1001によって供給される所定のトリガイベントのリストとの間の、マッピングを定義することができる。この例では、マッピングを、ローカルに記憶し、入力を解釈するために使用して、発生した一般的なトリガイベントを処理システム3が決定することを可能にすることができる。
【0289】
次いでこれを使用して、制御データにアクセスし、それぞれのイベントに関連付けられたトリガコンテンツを決定することができる。
【0290】
あるいは、および/またはさらに、制御データは、処理システム3によって受け取られた入力を解釈するための情報を提供することができる。すなわち制御データを使用して、特定の信号があるトリガに対応することを識別し、したがって、対応するトリガコンテンツを決定することができる。
【0291】
これを実現するためには、処理システム3が設けられる場所におけるセンサ構成の詳細など、処理システム3によって受け取られる入力の知識が必要とされることが理解されるであろう。これは、多数の方法によって実現することができる。
【0292】
すなわち、たとえば、処理システム3の操作者は、それらのセンサ、ボタンなどを構成し、次いでセンサ構成の詳細を基地局1001へと提供し、基地局1001がそれぞれのセンサ構成のための適当な制御データを生成することを可能にすることができる。すなわち、操作者は、選択された1つのセンサが、特定の製品品目の運動を検出することを指示することができる。
【0293】
これによって、基地局1001が、それぞれの場所に対する特定の制御データを生成することが可能になる。すなわち、制御データは、選択されたセンサ1036からの信号を受け取ると、特定の製品品目に関連するトリガコンテンツのあるアイテムが表示されるべきであることを指示する。
【0294】
あるいは、基地局1001は、トリガを検出するためにどのセンサが使用されるべきであるかなど、それらのシステムをどのように構成するかに関して、処理システム3の操作者へと命令を提供することができる。この場合、様々な場所に、標準的なセンサ構成を実装することができ、それによって、共通の制御データを多数の異なる場所で使用することが可能になる。
【0295】
入力を解釈するためのその他の適当な技術を使用することもでき、通常、多数の異なるアプローチを関連付けて使用することができることが理解されるであろう。
【0296】
トリガコンテンツ
トリガコンテンツのタイプおよび性質は、表示装置がある場所、それが関連する製品のタイプ、およびトリガの性質など、多数の因子に依存する。コンテンツの例示的なタイプは、
・広告
・割引の提供
・製品情報
・インフォマーシャル
・提案
・データ入力スクリーン
・フィードバックフォーム
・印刷されたまたは券なしの割引券
を含むことができる。
【0297】
応答動作
何らかの形の応答動作を、システムによって実装することができるが、応答動作は一般に、消費者とのインタラクションの形となる。インタラクションは、トリガコンテンツにおける要求に応答して情報を提供することによるなど、提示されるトリガコンテンツに伴うことができる。
【0298】
これはたとえば、トリガコンテンツによって提供される適当な応答オプションを、消費者が選択することを可能にする、接触式表示装置を使用するなどによって実現することができる。これはたとえば、消費者がそれに答えると割引を獲得する、製品に関する質問を含むことができる。
【0299】
あるいは、応答動作は、それぞれの現場を操作する主体への命令とすることができる。これは、主体に、購買される製品への割引などを適用させることを含むことができる。したがってこの例では、1つまたは複数の応答動作が実装されることを可能にするために、処理システム3を、1つまたは複数のシステムに結合させることもできる。
【0300】
応答動作は通常、制御データの一部として定義される。この場合も同様に、これは広範に実行することができ、行われる特定の動作が、処理システム3によって中断される。すなわち、応答動作はたとえば、使用者に割引を提供するとき指示することができ、処理システム3は、たとえば割引券の使用によるなど、どのように割引が提供されるかの詳細を含む。あるいは、またはさらに、制御データは、応答動作がどのように実行されるかを特定することができ、これは特定の実装形態に依存することが理解されるであろう。
【0301】
フィードバック分析
基地局1001によって実行される分析は、広告主またはコンテンツ提供者の要求と共に、表示されるトリガコンテンツの性質、提供されるフィードバックの性質、および実行される対応する応答動作などの因子に依存する。
【0302】
すなわち、製品広告の場合、広告主は通常、広告がどのくらいよく作用しているか、またこれが品目の購買をもたらしているかどうかについてのフィードバックを求める。この例では、提示されるトリガコンテンツ、および何らかの応答動作に関連する行動に基づいて、インタラクションおよび製品の購買を自動的に決定するために、基地局1001を使用することができる。
【0303】
たとえば、使用者がたとえば電子メニュー内の入手可能な飲料のリストを検討しているときにコンテンツがトリガされる場合、基地局1001は、トリガコンテンツのそれぞれのピースがどのくらいの頻度で表示されるかに関する情報を使用して、対応する製品への使用者の興味の度合いを決定することができる。関連する応答動作が品目の購買の割引提供である場合、割引が適用された回数を決定することによって、基地局1001は、製品への消費者の興味が、どのくらいの頻度で購買をもたらすかを決定することができる。これによって、広告の成功度を評価することが可能になる。
【0304】
したがってデータは、当業者には理解されるように、適当な統計分析を用いて分析される。
【0305】
さらに、各処理システム3を有することによって、トリガコンテンツが表示された場所の詳細が提供され、それによって、地理学に基づく分析を実行することが可能になり、広告が、異なる場所および異なるタイプの現場においてどれだけ有効であるかを評価することが可能になる。数多くの変形形態および修正形態が明らかになることを、当業者であれば理解するであろう。当業者に明らかになるそのような変形形態および修正形態はすべて、本発明が以前に広く説明した精神および範囲に包含されるものとみなされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0306】
【図1】飲料分配システムの一例を示す概略図である。
【図2】図1で使用される処理システムの概略図である。
【図3】飲料分配システムでの使用に適したIDタグおよびタグリーダを示す概略図である。
【図4】図3のシステム内で使用するための制御弁を示す概略図である。
【図5A】図4の制御弁内で使用するための例示的なピストンを示す概略図である。
【図5B】図4の制御弁内で使用するための例示的なピストンを示す概略図である。
【図5C】図4の制御弁内で使用するための例示的なピストンを示す概略図である。
【図5D】図4の制御弁内で使用するための例示的なピストンを示す概略図である。
【図6】図3の分配システムに取り付けられる図4の制御弁を示す概略図である。
【図7A】結合位置にある小樽コネクタの一例を示す概略図である。
【図7B】第1の位置にある小樽コネクタの一例を示す概略図である。
【図7C】第2の位置にある小樽コネクタの一例を示す概略図である。
【図7D】第3の位置にある小樽コネクタの一例を示す概略図である。
【図8】小樽コネクタの制御動作のプロセスの概略を示すフローチャートである。
【図9A】ビール管路を洗浄するために小樽コネクタを使用する一例を示すフローチャートである。
【図9B】ビール管路を洗浄するために小樽コネクタを使用する一例を示すフローチャートである。
【図10】飲料を分配するための弁の一例を示す拡大斜視図である。
【図11】図10の弁を示す斜視図である。
【図12A】図10の弁を示す平面図である。
【図12B】図10の弁を示す前面図である。
【図12C】図10の弁を示す側面図である。
【図13A】図10の入口ハウジングを示す斜視図である。
【図13B】図13Aの入口ハウジングの管路A−A’に沿った断面図である。
【図13C】図13Aの入口ハウジングの管路B−B’に沿った断面図である。
【図14A】図10の出口ハウジングを示す斜視図である。
【図14B】図10の出口ハウジングを示す平面図である。
【図15A】図10の出口を示す平面図である。
【図15B】図10の出口を示す下面図である。
【図15C】図10の出口を示す側面図である。
【図15D】図10の出口を示す断面図である。
【図16】図10の弁と共に使用するための制御システムの概略図である。
【図17】コンテクスト依存コンテンツを提示するプロセスの一例を概略的に示すフローチャートである。
【図18】飲料分配において使用するための分散型アーキテクチャの一例を示す概略図である。
【図19A】コンテクスト依存コンテンツを提示するためのプロセスの一例を示すフローチャートである。
【図19B】コンテクスト依存コンテンツを提示するためのプロセスの一例を示すフローチャートである。
【図19C】コンテクスト依存コンテンツを提示するためのプロセスの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0307】
3 処理システム
5 イーサネットLAN
11 気体供給部
12 ビール供給部
13 ガス圧管路
14 小樽コネクタ
15 分配ユニット
16 ビール栓
16A ハンドル
17 ビール管路
18 冷媒供給部
19 冷媒管路
20 気体供給管路
21 ガス圧センサ
22 気体制御弁
23 洗浄溶液リザーバ
24 洗浄溶液管路
25 センサ
26 センサ
27 センサ
28 センサ
29 センサ
30 流量計
31 制御弁
32 入力ボタン
33 タグリーダ
34 表示装置
35 IDタグ
37 気体制御弁
G グラス
1001 基地局
1002 通信ネットワーク
1004 通信ネットワーク
1005 処理システム
1111 データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の飲料成分から形成される飲料を分配するための装置であって、弁が、
a)ハウジングと、
b)それぞれの飲料成分供給源を使用時に結合するための多数の入口と、
c)それぞれが、それぞれの流路によってそれぞれの入口に結合される、多数の出口と、
d)それぞれの飲料成分の供給を制御するために前記それぞれの流路内に設けられる、多数の流量制御装置とを備える装置。
【請求項2】
前記装置が、多数の流量制御装置を備え、各流量制御装置が、前記それぞれの飲料成分の流量を制御するためにそれぞれの流路内に設けられる、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
各流量制御装置が、対応する流路を選択的に部分的に遮断するようになされた可動流れ部材から形成される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
各流量制御装置が、
a)前記流路内に設けられた弁座と、
b)ピストンとから形成され、前記ピストンを、
i)前記ピストンが前記弁座に係合し、それによって前記流路を遮断する伸長位置と、
ii)前記ピストンが前記弁座と非係合状態となり、それによって前記流路を通る前記飲料成分の流れを可能にする収縮位置との間で動かすことができる、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記装置が、
a)前記入口がその中に取り付けられる第1のハウジングと、
b)第2のハウジングとを備え、前記出口が前記第1のハウジング内に取り付けられ、前記流路が、前記第1のハウジングから前記第2のハウジングへと延びる、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記装置は、第1および第2の流路それぞれによって対応する第1および第2の出口に結合される、多数の第1および第2の入口を備える、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第1の流路のための前記流量制御装置が、前記第1のハウジング内に設けられ、前記第2の流路のための前記流量制御装置が、前記第2のハウジング内に設けられる、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記装置がさらに、制御装置を備え、前記制御装置は、前記それぞれの飲料成分の流量を制御するために前記各流量制御装置に結合される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記制御装置が、
a)飲料の選択を可能にするための少なくとも1つの入力と、
b)処理システムであって、
i)各飲料成分の所要の体積を決定し、
ii)前記所要の体積の前記所要の飲料成分を分配するために、前記流量制御装置を選択的に作動させるための制御信号を生成するための、処理システムとを備える、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記制御装置が、各飲料成分供給源に結合された流量計と、前記流量計からの信号に従って前記制御システムを作成するための処理システムとを備える、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記流量計が、パルスタービンであり、前記処理システムが、
a)それぞれのソレノイドを作動させることと、
b)前記それぞれのタービンからの所定のパルス数を監視することと、
c)前記それぞれのソレノイドを非作動化することとによって分配される、飲料成分の前記体積を制御するようになされる、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記処理システムが、プログラム可能な論理制御装置である、請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記装置が、少なくとも12種類の飲料成分を分配するようになされる、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記装置が、少なくとも5種類の蒸留酒飲料成分と、少なくとも6種類の清涼飲料成分と、少なくとも1種類の牛乳飲料成分とを分配するようになされる、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記ハウジングが、前記ハウジングを冷却するために、冷蔵された流体を受け取るための冷媒流路をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
多数の飲料成分から形成される飲料の前記分配を制御するための装置であって、前記分配が、
a)ハウジングと、
b)使用時にそれぞれの飲料成分を結合するための多数の入口と、
c)それぞれが、それぞれの流路によってそれぞれの入口に結合される、多数の出口と、
d)前記それぞれの飲料成分の前記供給部を制御するために、それぞれの流路内に設けられる多数の流量制御装置とを有する、弁によって実行され、前記装置が、処理システムから形成され、前記処理システムが、
i)飲料選択を受け取るための入力と、
ii)前記所要の各飲料成分の体積の決定を表す飲料データを記憶するための記憶装置と、
iii)前記所要の体積の所要の各飲料成分を分配するために、前記流量制御装置を選択的に作動させるための制御信号を生成するための処理装置とを有する装置。
【請求項17】
小樽を管路に結合するためのコネクタにおいて、
a)空洞を画成するハウジングであって、
i)前記小樽からの流体を受け取るための入口と、
ii)前記管路へと結合するための出口と、
iii)気体供給源から気体を受け取るための気体入口と、
iv)前記小樽へと気体を供給するための気体出口と、
v)洗浄溶液を洗浄溶液供給部から受け取るための洗浄溶液入口とを備えるハウジングと、
b)前記空洞内に可動式に取り付けられ、1つまたは複数の流路を備えるシャトルと、
c)アクチュエータであって、
i)前記洗浄溶液入口と前記出口とを相互連結することによって前記管路を洗浄すること、
ii)前記小樽から、
(1)前記気体入口と前記気体出口を相互連結させ、
(2)前記入口と前記出口を相互連結させることによって、流体を分配すること、および
iii)前記気体入口と前記出口を相互連結させることによって前記管路を濯ぐことのうち、少なくとも1つを実行するために前記シャトルを多数の動作位置の間で動かすためのアクチュエータとを備える、コネクタ。
【請求項18】
前記アクチュエータが、
a)気体供給部に結合するための気体シリンダと、
b)前記気体シリンダおよび前記シャトルに結合されたアームと、
c)前記アームの位置を制御するために、前記気体シリンダへの気体の供給を制御するためのソレノイドとを備える、請求項17に記載のコネクタ。
【請求項19】
前記気体入口と前記気体シリンダが、共通の気体供給部に結合される、請求項18に記載のコネクタ。
【請求項20】
前記アクチュエータアームが、前記気体シリンダ内に設けられたピストンに取り付けられる、請求項18に記載のコネクタ。
【請求項21】
前記シャトルが、少なくとも1つの突起を備え、使用時に、前記突起が前記小樽内の弁と協働し、それによって流体が分配されることを可能にする、請求項17に記載のコネクタ。
【請求項22】
使用時に、前記アクチュエータが、制御装置に結合され、前記制御装置が、前記シャトルを前記動作位置間で選択的に動かすよう前記アクチュエータを制御するようになされる、請求項17に記載のコネクタ。
【請求項23】
前記制御装置が、適当にプログラムされた処理システムから形成される、請求項17に記載のコネクタ。
【請求項24】
使用時に、前記管路が洗浄されるべきである場合、前記制御装置は、
a)前記管路の洗浄を生じるために、前記シャトルを第3の動作位置へと動かし、
b)前記洗浄流体を前記管路から濯ぎ出すために、前記シャトルを第2の動作位置へと動かし、
c)流体が分配されることを可能にするために、前記シャトルを前記第1の動作位置へと動かす、請求項22に記載のコネクタ。
【請求項25】
使用時に、前記制御装置は、前記管路の洗浄を生じるために前記シャトルを前記第3の動作位置へと動かす前に、前記管路内の何らかの流体を分配するために前記シャトルを前記第2の動作位置へと動かすように動作する、請求項24に記載のコネクタ。
【請求項26】
前記制御装置は、
a)前記コネクタが小樽に結合されているか、
b)前記管路が洗浄を必要としているか、
c)分配される流体の前記体積、
d)前記管路内の流体の存在、
e)前記アクチュエータおよび前記気体入口の少なくとも一方に供給される気体の圧力、および
f)前記アクチュエータの動作のうちの、少なくとも1つを決定するための1つまたは複数のセンサに結合される、請求項22に記載のコネクタ。
【請求項27】
前記制御装置が、
a)小樽の存在を決定し、
b)存在するという決定に応答して、流体を分配することが可能になるように、前記シャトルを第1の動作位置へと動かし、
c)分配される流体の量を監視し、
d)所定の閾値を超える前記量に応答して、前記管路を洗浄させる、請求項22に記載のコネクタ。
【請求項28】
前記量が、流体の体積または流体分配時間のうちの少なくとも一方を含む、請求項27に記載のコネクタ。
【請求項29】
前記制御装置が、
a)分配される流体の量、
b)動作命令、
c)動作における1つまたは複数のエラー、および
d)次の洗浄動作の前に分配されるべき流体の量のうちの、少なくとも1つを表示するための表示装置を備える、請求項22に記載のコネクタ。
【請求項30】
前記制御装置が、
a)1つまたは複数の動作パラメータを指示する指示データを、1つまたは複数のセンサから受け取り、
b)前記動作パラメータを1つまたは複数の所定のパラメータ範囲と比較し、
c)比較の不成功に応答して動作エラーを決定する、請求項22に記載のコネクタ。
【請求項31】
前記動作パラメータが、
a)前記シャトル位置、
b)分配される流体の前記量、
c)前記ガス圧、および
d)前記管路内の流体の前記存在のうちの少なくとも1つを含む、請求項30に記載のコネクタ。
【請求項32】
コネクタと共に使用するための制御装置であって、前記コネクタは、小樽を管路に結合するようになされ、洗浄溶液供給部および気体供給部に連結され、多数の動作位置間で動かすことができるシャトルを備えており、前記制御装置は、
a)前記管路に洗浄溶液を供給することによって前記管路を洗浄すること、
b)前記小樽へと気体を供給し、それによって前記小樽を加圧することにより、前記小樽から流体を分配すること、および
c)前記管路へと気体を供給することによって前記管路を濯ぐことのうちの、少なくとも1つを実行するために、前記シャトルを前記動作位置間で選択的に動かすための処理システムを備える、制御装置。
【請求項33】
a)前記管路の洗浄を生じるために前記シャトルを第3の動作位置へと動かすことと、
b)前記洗浄流体を前記管路から濯ぎ出すために前記シャトルを第2の動作位置へと動かすことと、
c)流体が分配されることが可能になるように前記シャトルを前記第1の動作位置へと動かすこととによって、洗浄サイクルを実行するようになされる、請求項32に記載の制御装置。
【請求項34】
使用時に、前記制御装置は、前記管路の洗浄を生じるために前記シャトルを前記第3の動作位置へと動かす前に、前記管路内の何らかの流体を分配するために前記シャトルを前記第2の動作位置へと動かすように動作する、請求項33に記載の制御装置。
【請求項35】
前記制御装置が、
a)前記コネクタが小樽に結合されているか、
b)前記管路が洗浄を必要としているか、
c)分配される流体の体積、
d)前記管路内の流体の存在、
e)前記気体入口における気体の圧力、および
f)前記アクチュエータの動作のうちの、少なくとも1つを決定するための1つまたは複数のセンサに結合される、請求項32に記載の制御装置。
【請求項36】
a)小樽の存在を決定し、
b)存在するという決定に応答して、前記流体を分配することが可能になるように、前記シャトルを前記第1の動作位置へと動かし、
c)分配される流体の量を監視し、
d)所定の閾値を超える前記量に応答して前記管路を洗浄させる、請求項32に記載の制御装置。
【請求項37】
前記量が、流体の体積または流体分配時間のうちの少なくとも一方を含む、請求項36に記載の制御装置。
【請求項38】
a)分配される流体の量、
b)動作命令、
c)動作における1つまたは複数のエラー、および
d)次の洗浄動作の前に分配されるべき流体の量のうちの、少なくとも1つを表示するための表示装置を備える、請求項32に記載の制御装置。
【請求項39】
a)1つまたは複数のセンサから、1つまたは複数の動作パラメータを指示する指示データを受け取り、
b)前記動作パラメータを1つまたは複数の所定のパラメータ範囲と比較し、
c)比較の不成功に応答して動作エラーを決定する、請求項32に記載の制御装置。
【請求項40】
前記動作パラメータが、
a)前記シャトル位置、
b)分配される流体の前記量、
c)前記ガス圧、および
d)前記管路内の流体の前記存在のうちの、少なくとも1つを含む、請求項39に記載の制御装置。
【請求項41】
コンテンツを提示する方法であって、前記方法は、処理システムにおいて、
a)コンテンツを決定するステップであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツの前記提示を制御するための制御データを決定するステップであって、前記制御データが、
i)前記スケジュールコンテンツの前記提示を制御するためのスケジュール、および
ii)前記トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定するステップと、
c)前記スケジュールされたコンテンツを、前記スケジュールに従って表示装置上に提示させるステップと、
d)1つまたは複数のトリガを監視するステップと、
e)トリガの前記検出に応答して、
i)スケジュールコンテンツの前記提示を中断し、
ii)前記それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、前記表示装置上に提示させるステップとを含む方法。
【請求項42】
前記方法は、前記処理システムにおいて、またトリガコンテンツの前記提示に応答して、前記スケジュールを更新するステップを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記方法が、前記処理システムにおいて、
a)前記スケジュールからの1つまたは複数のコンテンツアイテムの優先度を決定するステップと、
b)前記決定された優先度に従って、1つまたは複数のコンテンツアイテムを前記スケジュールから除去するステップとを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記方法が、前記処理システムにおいて、
a)前記スケジュールコンテンツアイテムおよび前記提示されるトリガコンテンツの相対的なサイズ、
b)前記スケジュールコンテンツアイテムおよび前記提示されるトリガコンテンツの性質、
c)前記スケジュールコンテンツアイテムおよび前記提示されるトリガコンテンツのコンテンツ提供者または広告主、および
d)前記スケジュール内での前記スケジュールコンテンツアイテムの順番のうちの、少なくとも1つに従って前記スケジュールを更新するステップを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記処理システムが、1つまたは複数のセンサに結合され、前記方法が、前記センサから受け取った1つまたは複数の信号に応答して1つまたは複数のトリガを決定するステップを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記センサが、
a)バーコードリーダ、
b)電子入力、
c)処理システム入力、
d)通信メッセージを受け取るためのシステム、および
e)製品品目の運動を検出するための運動センサのうちの少なくとも1つを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記トリガが、
a)製品への接触、
b)SMSメッセージ、
c)MMSメッセージ、
d)生体センサ、
e)RFIDインタラクション、
f)GPRS情報、
g)ATMインタラクション、
h)タッチスクリーン情報、および
i)リフトボタン
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
前記方法が、前記処理システムにおいて、
a)トリガコンテンツの前記提示に応答して、フィードバックを決定するステップと、
b)前記フィードバックに関連付けられた1つまたは複数の応答動作を実行するステップとを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項49】
前記方法が、前記処理システムにおいて、前記制御データから1つまたは複数の応答動作を決定するステップを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記方法が、前記処理システムにおいて、前記基地局から前記コンテンツおよび前記制御データの少なくとも一方を受け取るステップを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項51】
前記方法が、前記処理システムにおいて、
a)前記表示されるコンテンツを指示する指示データを決定するステップと、
b)前記指示データを、1つまたは複数の、
i)コンテンツの前記提示に関連付けられたアカウントを表すアカウンティングデータ、および
ii)前記指示データの分析を指示する分析結果の決定に使用させるステップとを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項52】
前記方法が、前記処理システムにおいて、前記指示データを基地局へと転送するステップを含み、前記基地局が、前記指示データに応答して、前記アカウンティングデータおよび前記分析結果の少なくとも一方を決定する、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
前記表示装置は、少なくとも、
a)前記処理システムの一部であり、または
b)前記処理システムに結合される、請求項41に記載の方法。
【請求項54】
前記方法が、前記処理システムにおいて、
a)次に表示されるべきスケジュールコンテンツを決定するステップと、
b)前記コンテンツを前記表示装置へと転送し、それによって前記表示装置に前記それぞれのコンテンツを提示させるステップとを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項55】
コンテンツを提示するための装置であって、前記装置が、
a)コンテンツを決定するステップであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツの前記提示を制御するための制御データを決定するステップであって、前記制御データが、
i)前記スケジュールコンテンツの前記提示を制御するためのスケジュール、および
ii)前記トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定するステップと、
c)前記スケジュールコンテンツを、前記スケジュールに従って表示装置上に表示させるステップと、
d)1つまたは複数のトリガを監視するステップと、
e)トリガの前記検出に応答して、
i)スケジュールコンテンツの前記提示を中断し、
ii)前記それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、前記表示装置上に提示させるステップとを行うための、処理システムを備える装置。
【請求項56】
前記装置が、前記処理システムに結合される1つまたは複数のセンサを備え、前記処理システムが、前記センサからの信号に応答し、それによって1つまたは複数のトリガを決定する、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記装置が、1つまたは複数の表示装置を備え、前記表示装置が、少なくとも、
a)前記処理システムの一部であり、または
b)通信リンクによって前記処理システムに結合される、請求項55に記載の装置。
【請求項58】
前記制御データおよび前記コンテンツを前記基地局から受け取るための、前記処理システムが、通信ネットワークによって基地局に結合される、請求項55に記載の装置。
【請求項59】
前記装置が、請求項41から54のいずれか一項に記載の方法を実行する、請求項55に記載の装置。
【請求項60】
コンテンツの提示を生じる方法であって、前記方法は、基地局において、
a)コンテンツを決定するステップであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定するステップと、
b)コンテンツの前記提示を制御するための制御データを決定するステップであって、前記制御データが、
i)前記スケジュールコンテンツの前記提示を制御するためのスケジュール、および
ii)前記トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定するステップと、
c)前記コンテンツおよび前記制御データを、1つまたは複数の端末へと転送するステップとを含み、前記端末がそれぞれ、
i)前記スケジュールされたコンテンツを、前記スケジュールに従って表示装置上に提示させ、
ii)1つまたは複数のトリガを監視し、
iii)トリガの前記検出に応答して、
(1)スケジュールコンテンツの前記提示を中断し、
(2)前記それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを、前記表示装置上に提示させる役割を果たす、方法。
【請求項61】
前記方法が、前記基地局において、
a)表示される前記コンテンツの詳細を受け取るステップと、
b)前記受け取った詳細を使用して、
i)前記コンテンツ、および
ii)前記制御データのうちの、少なくとも一方を作成するステップとを含む、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記方法が、前記基地局において、
a)前記トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数の応答動作を決定するステップと、
b)前記応答動作に関連付けられた前記制御データを生成するステップとを含む、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記方法が、前記基地局において、
a)前記1つまたは複数の端末から指示データを受け取るステップと、
b)前記指示データから、前記表示されるコンテンツを決定するステップとを含む、請求項60に記載の方法。
【請求項64】
前記方法が、前記基地局において、
i)コンテンツの前記提示に関連付けられたアカウントを表すアカウンティングデータ、および
ii)前記指示データの分析を指示する分析結果のうちの、少なくとも一方を決定するために前記指示データを使用するステップを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記方法が、請求項41に記載の方法を実行するために使用される、請求項60に記載の方法。
【請求項66】
コンテンツの提示を生じるための装置において、前記装置が、
a)コンテンツを決定することであって、
i)スケジュールコンテンツ、および
ii)トリガコンテンツを含む、コンテンツを決定することと、
b)コンテンツの前記提示を制御するための制御データを決定することであって、前記制御データが、
i)前記スケジュールコンテンツの前記提示を制御するためのスケジュール、および
ii)前記トリガコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のトリガの指示を含む、制御データを決定することと、
c)前記コンテンツおよび前記制御データを、1つまたは複数の端末へと転送することとを行うための、基地局を備え、前記端末がそれぞれ、
i)前記スケジュールコンテンツを、前記スケジュールに従って表示装置上に提示させ、
ii)1つまたは複数のトリガを監視し、
iii)トリガの前記検出に応答して、
(1)スケジュールコンテンツの前記提示を中断し、
(2)前記それぞれのトリガに関連付けられたトリガコンテンツを前記表示装置上に提示させる役割を果たす、装置。
【請求項67】
前記装置が、請求項60から65のいずれか一項に記載の方法を実行する、請求項66に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【公表番号】特表2008−524085(P2008−524085A)
【公表日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−547094(P2007−547094)
【出願日】平成17年12月21日(2005.12.21)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001944
【国際公開番号】WO2006/066338
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(507208602)バリリアント・システムズ・ピーティーワイ・リミテッド (1)
【Fターム(参考)】