説明

加熱調理器

【課題】シロッコファンを用いることなく、加熱庫外の空気と加熱庫内の蒸気を含む空気を排出して混合させる加熱調理器を提供する。
【解決手段】庫外冷却ファンモーターにより本体ケース内に送り込まれた庫外空気を外部へ導くための第1の庫外通気口3bと、第1の庫外通気口3bと並んで設けられ、庫内冷却ファンモーターにより加熱庫7内に送り込まれた庫内空気を外部へ導くための庫内通気口3cと、本体ケースの背面に第1の庫外通気口3bと庫内通気口3cを覆うように設けられた排気カバー61aとを備え、排気カバー61aには、第1の庫外通気口3bと庫内通気口3cをそれぞれ通過する庫外空気および庫内空気をそれぞれ分離するセパレーター板63aが設けられ、セパレーター板63aにより分離された庫外空気および庫内空気を排出して混合させる庫内空気排気口62dと庫外空気排気口62eを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばマグネトロンを有する加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の加熱調理器は、加熱庫の放出口から放出通路を通って排気ダクト内に導かれる蒸気を、シロッコファンの吹出口から吹き出される空気と攪拌・混合し、前方に向かって斜め上方に排出している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4398814号公報(第13頁、図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来の加熱調理器では、蒸気と空気とを十分に攪拌・混合するために、排気ダクトの寸法が大きくなり、しかもシロッコファンが必要であった。
【0005】
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたものであり、シロッコファンを用いることなく、加熱庫外の空気と加熱庫内の蒸気を含む空気を排出して混合させる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る加熱調理器は、本体ケースと、本体ケースの中に配置された加熱庫と、外気を吸引し、本体ケースと加熱庫の間の空間に庫外空気として送り込む第1のファンモーターと、外気を吸引し、加熱庫内に庫内空気として送り込む第2のファンモーターと、本体ケースの背面に設けられ、第1のファンモーターにより空間に送り込まれた庫外空気を外部へ導くための庫外通気口と、本体ケースの背面に庫外通気口と並んで設けられ、第2のファンモーターにより加熱庫内に送り込まれた庫内空気を外部へ導くための庫内通気口と、本体ケースの背面に庫外通気口と庫内通気口を覆うように設けられた本体排気装置とを備え、本体排気装置は、庫外通気口と庫内通気口をそれぞれ通過する庫外空気および庫内空気の排気風路を形成する分離手段と、分離手段により分離された排気風路をそれぞれ通過した庫外空気および庫内空気を排出して混合させる排気口とを有している。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、本体ケースの背面に設けられた庫外通気口と庫内通気口をそれぞれ通過する庫外空気および庫内空気を分離手段で分離し、分離した各空気を排気口から排出して混合するようにしているので、シロッコファンを用いることなく、庫外空気より高温の庫内空気を、庫外空気により低温化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態に係る加熱調理器の外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態に係る加熱調理器の内部を示す斜視図である。
【図3】図2の加熱調理器の背面ケースを分解して示す斜視図である。
【図4】図2の加熱調理器の正面側を切断して示す断面の模式図である。
【図5】実施の形態に係る加熱調理器の本体排気装置を拡大して示す正面図、断面図および下面図である。
【図6】実施の形態の加熱調理器において側部吸気口および下部吸気口から第1の庫外通気口に至るまでの冷却空気の流れを示す斜視図である。
【図7】実施の形態の加熱調理器において側部吸気口および下部吸気口から庫内通気口に至るまでの庫内空気の流れを示す斜視図である。
【図8】図6および図7に続いて上部排気部から排出される冷却空気および庫内空気の流れを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る加熱調理器の実施の形態を図面を用いて説明する。まず、本実施の形態の加熱調理器の構成について図1〜図4を用いて説明する。
図1は実施の形態に係る加熱調理器の外観を示す斜視図、図2は実施の形態に係る加熱調理器の内部を示す斜視図、図3は図2の加熱調理器の背面ケースを分解して示す斜視図、図4は図2の加熱調理器の正面側を切断して示す断面の模式図である。
【0010】
図において、本実施の形態における加熱調理器は、例えばオーブンレンジに適用され、後部に背面ケース3が設けられた本体ケース1と、本体ケース1の前部に回動自在に設けられたドア2を備えている。ドア2の上部中央には、ハンドル4が取り付けられ、ドア2の前面の片側には、表示部5aを有する操作パネル5が設けられている。背面ケース3の上部枠体3pには、後述する本体排気装置6の排気口が突出して設けられ、背面ケース3の片側の側部枠体3qには、複数の矩形状の穴からなる側部吸気口3aが設けられている。
【0011】
前述の背面ケース3は、図3に示すように、本体ケース1の背面を覆う第1の背面板3gと、第1の背面板3gと空間を有して接合される第2の背面板3dとで構成されている。第1の背面板3gには、後述する加熱庫7の背面板7eとほぼ同じ大きさを有する矩形状の凹部3hが設けられている。第1の背面板3gに加熱庫7を取り付ける場合、その凹部3hを覆うようにしてネジ止めにより固定される。その場合、加熱庫7の背面板7eと凹部3hの間には隙間が存在する。
【0012】
第1の背面板3gの上側の面には、横方向に延びる矩形状の第1の庫外通気口3bと庫内通気口3cが設けられ、左側の面には、縦方向に延びる矩形状の第2の庫外通気口3iが設けられている。第1の背面板3gの右側の面には、複数のパンチ穴からなる上部吸込口3kと下部吸込口3lが設けられ、第1の背面板3gの凹部3hには、横方向に延びる第3の庫外通気口3jが設けられている。
【0013】
第2の背面板3dは、第1の背面板3g側に直角に折り曲げられた上部枠体3pおよび側部枠体3qを有している。また、第2の背面板3dの上部枠体3pには、本体排気装置6の排気口カバー62aを突出させるための切欠部3eが設けられている。また、第2の背面板3dには、側部吸気口3aが設けられた側部枠体3q側に板状の仕切板3fが設けられている。第1の背面板3gと第2の背面板3dを合わせて背面ケース3を構成した場合、仕切板3fを境に下部吸気口3mと下部排気口3nが形成される。
【0014】
本体ケース1内には、図2および図4に示すように、前面開口の矩形状箱体の加熱庫7が設けられている。加熱庫7の前面開口は,前述のドア2によって開閉される。加熱庫7の上面板7cには、マイカヒーター17とマイカヒーター17を覆う断熱材8が取り付けられている。マイカヒーター17は、加熱庫7内に収納される被加熱物を上方から加熱するための面状発熱体である。加熱庫7の片側の側面板7dには、複数のパンチ穴からなる庫内給気口7aが設けられ、上面板7cの後部には、複数のパンチ穴からなる庫内排気口7bが設けられている。庫内排気口7bと前述の庫内通気口3cは、排気ダクト16により連通されている。
【0015】
また、加熱庫7の背面板7eには、図4に示すように、複数のパンチ穴からなる吸込口22と吹出口23がそれぞれ設けられている。吸込口22と吹出口23は、加熱庫7の背面板7eの外側に設けられたコンベクションユニット7gと連通している(図3参照)。コンベクションユニット7gは、吸込口22と対向配置されたコンベクションファンと、吹出口23と対向配置されたコンベクションヒーターにより構成されている。そのコンベクションファンは、本体ケース1の底部に設置されたモーターにベルトを通して回転可能に連結されている。コンベクションファンにより加熱庫7内の空気を吸込口22から吸い込み、その空気をコンベクションヒーターにより高温にし、吹出口23から高温の空気を吹き出し、熱風を循環させて加熱庫7内の被加熱物を加熱する。
【0016】
加熱庫7に隣接して設けられた庫外冷却ファンモーター9(第1のファンモーター)は、吸引側が背面ケース3の第1の背面板3gに設けられた上部吸込口3kと対向するように設置されている。庫外冷却ファンモーター9の送風側には、内部に電源基板11が設置された庫外給気ダクト10が設けられている。庫外冷却ファンモーター9は、電源基板11、本体ケース1の底部上に設置された制御基板12や、加熱庫7の周囲を冷却する。
【0017】
庫外冷却ファンモーター9の下方に設置された庫内冷却ファンモーター13(第2のファンモーター)は、吸引側が背面ケース3の第1の背面板3gに設けられた下部吸込口3lと対向するように設置されている。庫内冷却ファンモーター13の送風側には、マグネトロン14を介して加熱庫7の庫内給気口7aと連結された庫内給気ダクト15が設けられている。庫内冷却ファンモーター13は、マグネトロン14を冷却すると共に、加熱庫7内の空気(蒸気を含んだ空気)を庫内排気口7bから排出する。
【0018】
加熱庫7の底面板7fの下側には、加熱庫7内に収納された被加熱物を下方から加熱するシーズヒーター18が設置されている。また、シーズヒーター18の中心をほぼ軸心として回転アンテナ19および回転アンテナ19を回転させるアンテナモーター20が設置されている。また、加熱庫7の底面板7fの下側には、マグネトロン14から発振されたマイクロ波を回転アンテナ19に伝搬するための導波管21が設けられている。そのマイクロ波は、回転アンテナ19により加熱庫7内に放射され、被加熱物を加熱する。
【0019】
次に、前述した本体排気装置6の構成について図5を用いて説明する。
図5は実施の形態に係る加熱調理器の本体排気装置を拡大して示す正面図、断面図および下面図である。
本体排気装置6は、排気カバー61aと、排気カバー61aの上部に設けられた排気口カバー62aと、分離手段であるセパレーター板63aを備えている。
【0020】
排気カバー61aは、第1の背面板3gに設けられた凹部3hの幅とほぼ同じ長さを有し、断面が不等辺山形状に形成され、その両端部に側板61bが設けられている。排気カバー61aの短辺板61c(水平側)のうち排気口カバー62a側の部分には、1つの矩形状の開口部61dが設けられている。排気口カバー62aは、前述した開口部61dを覆うように排気カバー61aの短辺板61cから上方に突出して設けられ、第1の背面板3g側に1つの矩形状の開口部62bが設けられている。その開口部62bは、短辺板61cから上方に向かうに従って後方に傾斜している。また、その開口部62bには、複数のリブ62cが設けられている。
【0021】
セパレーター板63aは、リブ62cから後方に延びて直角に下方に折り曲げられた板状の例えばアルミ材からなっている。セパレーター板63aは、第1の背面板3gに設けられた第1の庫外通気口3bと対向し、排気カバー61aのほぼ中央から第1の背面板3g側に斜めに折り曲げられている。セパレーター板63aの折れ曲がった上端部によって、排気口カバー62aの開口部62bが上下に分離されている。その上が庫内空気排気口62dとして、その下が庫外空気排気口62eとして使用されている。
【0022】
前記のように構成された排気カバー61aを第1の背面板3gに後ろから取り付けた場合、排気カバー61aの両側の側板61bが第1の背面板3gの凹部3hの上部に載置されて、第1の庫外通気口3bおよび庫内通気口3cが覆われる。その時、セパレーター板63aの傾斜部の先端が第1の庫外通気口3bの右側部分の第1の背面板3gに当接して、排気カバー61aのもう一方の側板61bと第1の背面板3gの凹部3hの上部とで、第1の庫外通気口3bを覆った状態となる。そのセパレーター板63aにより、第1の庫外通気口3bと排気口カバー62aの庫外空気排気口62eを連通する排気風路が形成される。また、前述のセパレーター板63aにより、庫内通気口3cと排気口カバー62aの庫内空気排気口62dを連通するもう一つの排気風路が形成される。
【0023】
ここで、加熱庫7内の被加熱物を加熱しているときの庫外空気(冷却空気)および庫内空気の流れを図6〜図8を用いて説明する。
図6は実施の形態の加熱調理器において側部吸気口および下部吸気口から第1の庫外通気口に至るまでの冷却空気の流れを示す斜視図、図7は実施の形態の加熱調理器において側部吸気口および下部吸気口から庫内通気口に至るまでの庫内空気の流れを示す斜視図、図8は図6および図7に続いて上部排気部から排出される冷却空気および庫内空気の流れを示す斜視図である。
【0024】
まず、図6を参照しながら冷却空気の流れについて説明する。
庫外冷却ファンモーター9の駆動により、外気が側部吸気口3aおよび下部吸気口3mから吸引されると、その外気は、さらに庫外冷却ファンモーター9により上部吸込口3kから吸引され、冷却空気として庫外給気ダクト10内に導かれて本体ケース1内に放出される。その時、庫外給気ダクト10内に設置された電源基板11が冷却され、制御基板12が冷却される。
【0025】
前述の電気部品を冷却した冷却空気は、加熱庫7の側面板7dによって、一方は加熱庫7の上方に流れ、他方は加熱庫7の下方に流れる。上方に流れた冷却空気は、加熱庫7の上面板7cおよび断熱材8からの放熱により暖められる本体ケース1の上部を冷却しながら第1の庫外通気口3bに至る。また、下方に流れた冷却空気は、加熱庫7の底面板7fおよびシーズヒーター18からの放熱により暖められる本体ケース1の下部を冷却しながら本体ケース1と加熱庫7の間の空間に押し上げられ、第1の庫外通気口3bに至る。
【0026】
次に、図7を参照しながら庫内空気の流れについて説明する。
庫内冷却ファンモーター13の駆動により、外気が側部吸気口3aおよび下部吸気口3mから吸引されると、その外気は、さらに庫内冷却ファンモーター13により下部吸込口3lから吸引され、庫内給気ダクト15内に導かれてマグネトロン14を冷却しながら庫内給気口7aから加熱庫7内に流れ込む。加熱庫7内に流れ込んだ庫内空気は、マイクロ波により被加熱物から放出される蒸気と共に庫内排気口7bから排出され、排気ダクト16を通って庫内通気口3cに至る。
【0027】
次に、図8を参照しながら上部排気部62から外部へ排出される冷却空気および庫内空気の流れについて説明する。
第1の庫外通気口3bに至った冷却空気は、排気カバー61aのセパレーター板63aと第1の背面板3gおよびその凹部3hとで形成される排気風路により上方に流れ、排気口カバー62aの庫外空気排気口62eから斜め上方に外部へ排出される。
【0028】
一方、庫内通気口3cに至った蒸気を含む庫内空気は、排気カバー61aおよびセパレーター板63aと第1の背面板3gおよびその凹部3hとで形成される排気風路に流れ込み、セパレーター板63aによって庫内空気排気口62d側に案内され、その庫内空気排気口62dからほぼ水平に外部へ排出される。その時、蒸気を含む庫内空気は、庫内空気排気口62dから排出される際に、庫外空気排気口62eから斜め上方に排出される冷却空気と混合される。前述の庫内空気は、庫外空気より高温で、排気カバー61a内に送り込まれたときに、セパレーター板63aを介して庫外空気と熱交換され、さらに、庫内空気排気口62dから排出される際に庫外空気排気口62eから排出される庫外空気と混合されるので、低温となる。
【0029】
なお、本体ケース1と加熱庫7の間の空間に流れた冷却空気は、第2の庫外通気口3iを通過し、背面ケース3に設けられた下部排気口3nから外部へと排出される。さらに、加熱庫7の上方に流れた冷却空気は、加熱庫7と背面ケース3の第1の背面板3gに設けられた凹部3hとの間の隙間を通って、その凹部3h内に流れ込み、第3の庫外通気口3jから前述の下部排気口3nへと流れる。
【0030】
以上のように本実施の形態によれば、本体ケース1の背面に設けられた第1の庫外通気口3bと庫内通気口3cをそれぞれ通過する庫外空気および庫内空気をアルミ材よりなるセパレーター板63aで分離し、分離した庫外空気を庫外空気排気口62eから斜め上方に排出すると共に、庫内空気を庫内空気排気口62dからほぼ水平に排出して混合するようにしている。これにより、前述の従来技術のようにシロッコファンを用いることなく、庫外空気より高温の庫内空気をセパレーター板63aを通して庫外空気と熱交換でき、さらに、熱交換された庫内空気を庫外空気と混合させるので、庫内通気口3cから排出される庫内空気を低温化することができる。
【0031】
なお、実施の形態では、セパレーター板63aにアルミ材を用いたことを述べたが、これに限定されるものではなく、高温の庫内空気と冷却空気(庫外空気)を効率よく熱交換するものであれば何れの材料を用いても良い。
【符号の説明】
【0032】
1 本体ケース、2 ドア、3 背面ケース、3a 側部吸気口、3b 第1の庫外通気口、3c 庫内通気口、3d 第2の背面板、3e 切欠部、3f 仕切板、3g 第1の背面板、3h 凹部、3i 第2の庫外通気口、3j 第3の庫外通気口、3k 上部吸込口、3l 下部吸込口、3m 下部吸気口、3n 下部排気口、3p 上部枠体、3q 側部枠体、4 ハンドル、5 操作パネル、6 本体排気装置、61a 排気カバー、61b 側板、61c 短辺板、61d 開口部、62a 排気口カバー、62b 開口部、62c リブ、62d 庫内空気排気口、62e 庫外空気排気口、63a セパレーター板、7 加熱庫、7a 庫内給気口、7b 庫内排気口、7c 上面板、7d 側面板、7e 背面板、7f 底面板、7g コンベクションユニット、8 断熱材、9 庫外冷却ファンモーター、10 庫外給気ダクト、11 電源基板、12 制御基板、13 庫内冷却ファンモーター、14 マグネトロン、15 庫内給気ダクト、16 排気ダクト、17 マイカヒーター、18 シーズヒーター、19 回転アンテナ、20 アンテナモーター、21 導波管、22 吸込口、23 吹出口。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケースと、
前記本体ケースの中に配置された加熱庫と、
外気を吸引し、前記本体ケースと前記加熱庫の間の空間に庫外空気として送り込む第1のファンモーターと、
外気を吸引し、前記加熱庫内に庫内空気として送り込む第2のファンモーターと、
前記本体ケースの背面に設けられ、前記第1のファンモーターにより前記空間に送り込まれた庫外空気を外部へ導くための庫外通気口と、
前記本体ケースの背面に前記庫外通気口と並んで設けられ、前記第2のファンモーターにより前記加熱庫内に送り込まれた庫内空気を外部へ導くための庫内通気口と、
前記本体ケースの背面に前記庫外通気口と前記庫内通気口を覆うように設けられた本体排気装置とを備え、
前記本体排気装置は、
前記庫外通気口と前記庫内通気口をそれぞれ通過する庫外空気および庫内空気の排気風路を形成する分離手段と、
前記分離手段により分離された排気風路をそれぞれ通過した庫外空気および庫内空気を排出して混合させる排気口と
を有することを特徴とする加熱調理器。
【請求項2】
前記分離手段は、前記排気口を上下に分離し、前記庫外通気口を通過する庫外空気を前記排気口の下部から斜め上方に排出させると共に、前記庫内通気口を通過する庫内空気を前記排気口の上部からほぼ水平に排出させるセパレーター板より構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記セパレーター板は、金属板より構成されていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−177525(P2012−177525A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−41130(P2011−41130)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000176866)三菱電機ホーム機器株式会社 (1,201)
【Fターム(参考)】