説明

動物玩具

【課題】あやつり糸の上下運動により、その先に接続された車軸に蓄えられる回転エネルギーによって、従来の玩具では実現できなかった動物の動きをより忠実に表現する。
【解決手段】実施の一例として、あやつり糸1を上方に引き、その先に接続された車3を貫いた車軸部ゴム4に回転エネルギーを蓄積する。次にあやつり糸1を下方に戻すと、本体2はこのエネルギーによって振動しながら前方に勢いよく移動する。手であやつり糸を操作するので、本体は定期的に操作者の方向へ戻る。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、動物の動きを表現する玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、あやつり糸の先に車を取り付けて動かす玩具があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来は、一方向への単純で弱い動きをするものであり、動物本来の動きが忠実に表現できないという欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
あやつり糸1の先に車3を接続し、その車軸部にゴム4を貫通させる。ゴムの両端は針金などの剛体5に固定する。この剛体を覆うように動物をかたどった軟体の本体2を装着する。ここで、ゴム4は車3の中心軸をごくわずかに外した位置を貫くようにする。
本発明は、以上のような構成よりなる玩具である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
あやつり糸1を上方に引き車3を動物が後方に動く向きに回転させることで、車軸部のゴム4にエネルギーを蓄える。この時、あやつり糸1が本体2を貫く穴を前方上部に設けることで、本体後部が接地し、車は地面に空回りに近い状態になり、後方への移動は限定的となる。次に、あやつり糸1を下方に戻すと、本体2はゴム4のエネルギーによって前方に勢いよく移動する。
【発明の効果】
【0006】
本発明による方法では次の効果がでる。
(イ)エネルギーの蓄積ができるので、力強い動きが実現できる。
(ロ)車軸のわずかなずれにより、移動で振動が発生し、軟体の本体、特に尾がゆれ、本物に近い愛らしい動きをする。
(ハ)本体は定期的に操作者の方向へ戻り、「なつき」を表現する。
(ニ)複数の玩具を同時に使用すれば、動物の「追いかけっこ」「じゃれ合い」といった高度な動物の生態を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一例を示す透視図である。
【符号の説明】
1はあやつり糸である。
2は本体である。
3は車である。
4は輪ゴムである。
5は針金である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
あやつり糸の上下運動によって蓄積された車軸の回転エネルギー、および本体の形状や素材の工夫によって、動物の動きをより忠実に表現する玩具。

【図1】
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【図2】
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