説明

動物胎盤抽出物と複合調味料よりなるプラセンタスープ

【課題】動物由来の特異のにおいが気にならず、長期間に渡ってプラセンタエキスの効果を有する機能性食品を提供する。
【解決手段】豚胎盤抽出物、馬胎盤抽出物の少なくとも1つを複合調味料と混ぜることにより動物由来の特異なにおいを軽減した機能性食品、および当該機能性食品をスープとして飲用する機能性食品。複合調味料は、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムなどの調味料と食塩、乳糖等を適当な配合比で調製したもので、特にグルタミン酸ナトリウムが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、豚胎盤抽出物、馬胎盤抽出物の少なくとも1つを複合調味料と混ぜることにより特異のにおいを軽減することを特徴とする機能性食品に関する発明である。
具体的には、豚胎盤抽出物、馬胎盤抽出物の少なくとも1つを複合調味料と混ぜ合わせることにより、動物胎盤抽出物特有のにおいを軽減させ簡単に摂取することを可能にした機能性食品である。
プラセンタエキスとして知られている動物胎盤抽出物は、様々な生理活性を持ち古来より服用されてきた。その作用には、肝機能改善作用、美白作用、滋養強壮などがあげられる。
【背景技術】
【0002】
プラセンタエキスとして知られている動物胎盤抽出物は、様々な生理活性を持ち古来より服用されてきた。現在でも医療用医薬品や一般用医薬品として使用されている。また、この他にも様々な目的とした機能性健康食品として使用されている。しかし、動物胎盤抽出物は、動物由来の特異なにおいがあるため、錠剤やカプセル剤での流通が多く、薬を服用しているという感覚があり抵抗を持つ人も少なくない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
プラセンタエキスの効果を求めたいが動物由来の特異のにおいが気になり長期間の飲用に抵抗を持つ人も少なからず存在する。また、錠剤やカプセル剤の健康食品では、薬を服用しているようで抵抗を持つ人も多い。本発明の目的は、このような問題を解消し、簡単にかつ長期間に渡ってプラセンタエキスの効果を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、豚胎盤抽出物、馬胎盤抽出物の少なくとも1つを複合調味料と混ぜることにより動物由来の特異なにおいを軽減し、スープにすることで簡単にプラセンタエキスを摂取することを可能にした。
複合調味料は、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムなどの調味料と食塩、乳糖等を適当な配合比で調製したもので、特にグルタミン酸ナトリウムが好ましい。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下に、本発明について更に詳細に説明すると、本発明に係る豚胎盤抽出物、馬胎盤抽出物は、正常に出産した動物の胎盤を十分に洗浄し酵素等で抽出したエキスをスプレードライや凍結乾燥によって得られたものである。
本発明においては、使用できる胎盤は豚、馬などの哺乳類を主に使用するが、この限りではない。
【0006】
複合調味料は、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムなどの調味料と食塩、乳糖等を適当な配合比で調製したもので、特にグルタミン酸ナトリウムが好ましい。
【0007】
本発明の機能性食品中における胎盤抽出物の配合量は、胎盤抽出物の量として5〜15重量%で、特に8重量%が好ましい。
【0008】
本発明の機能性食品中における複合調味料は、60〜80重量%で、特に72重量%が好ましい。
【実施例】
【0009】
以下、本発明に係る実施例を示し、本発明について更に詳細に説明する。
【0010】
本発明の組成の1例を示す。
複合調味料72%
(塩、デキストリン、グラニユー、乳糖、グルタミン酸ナトリウム、添加物)
ブタプラセンタエキス 8%
デキストリン20%
【0011】
上記組成で調合した粉末を100mLのお湯に溶かしスープとして10名に試飲させた。10名中10名がにおいは気にならず飲みやすいという結果であった。
【発明の効果】
プラセンタエキスの効果を求めたいが動物由来の特異のにおいが気になり長期間の飲用に抵抗を持つ人や薬を服用しているようで抵抗を持つ人に対して、本発明はプラセンタエキスを簡単にかつ長期間に渡って接種することによりプラセンタエキスの持つ生理活性を得ることを可能にした。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
豚胎盤抽出物、馬胎盤抽出物の少なくとも1つを複合調味料と混ぜることにより動物由来の特異のにおいを軽減することを特徴とする機能性食品
【請求項2】
スープとして飲用することを特徴とする請求項1に記載の機能性食品

【公開番号】特開2011−135848(P2011−135848A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299555(P2009−299555)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(593206894)スノーデン株式会社 (10)
【Fターム(参考)】