説明

包装ケース

【課題】留め具を用いることなく、下箱と上箱とを容易に連結できる包装ケースを提供する。
【解決手段】下箱1は、底面と、底面の周縁部に連設される側壁4aとから成り、側壁4aの略中央部には切り込みで囲まれた部分を下箱1の内側へ下向きに折り曲げて第1係合片6aが設けられている。上箱2は、天面と、天面の周縁部に連設される側面8aとから成り、側壁4aに重なる側面8aの下端の略中央部には、折り線を介して連設されるフラップを上箱2の外側へ上向きに折り曲げて第2係合片10aが設けられている。側壁4aと側面8aとが重なるように上箱2を下箱1の上方から被せていくと、第1係合片6aと第2係合片10aとが係合して下箱1と上箱2とが連結される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電子機器等のような製品を梱包する包装ケースに関し、特に製品を載置する下箱と、下箱に連結される上箱とで構成される、いわゆるC式包装ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、パレット上に製品を載置し、上箱を被せて固定する、いわゆるC式包装ケースが、電子機器等の大型で重量の重い製品を梱包する場合に広く用いられている。従来のC式包装ケースの一例を図9及び図10に示す。包装ケース100は下箱101と上箱102とから構成され、下箱101の底面にはパレット103が付設されている。また、下箱101の各側面の中央には貫通穴104aが形成されている。このような包装ケース100の使用法を図10に示す。先ず、下箱101上に被梱包物(図示せず)を載置し、筒状の上箱102を被せる。
【0003】
上箱102の下方には、下箱101の貫通穴104aと重なる位置に、貫通穴104bが形成されており、貫通穴104a、104bを重ねた状態で留め具105を差し込むことにより、下箱101と上箱102とを一体に連結する。このようなパレット103が付設された下箱101を用いることにより、製品を梱包後、さらに包装ケース100をパレット103に載せる必要がないため、特に大型の製品等の梱包及び運搬が容易となる。
【0004】
上記のようなC式包装ケースを用いて製品を梱包する場合、プラスチック製の留め具105を用いて下箱101と上箱102とを結合していたので、包装ケース100の4側面に留め具105を着脱する必要があり、梱包、開梱作業の工数が多くなるという問題点があった。また、プラスチック製の留め具105は環境に対する負荷も大きく、開梱後の包装ケース100を廃棄する際には留め具105を分別して廃棄する必要があり、作業が煩雑となっていた。なお、ここでは下箱101の底面にパレット103が付設された包装ケース100を例に挙げて説明したが、下箱101にパレット103が付設されていない包装ケースについても事情は同じであった。
【0005】
そこで、特許文献1には、外装箱1の側面に切り込み7を入れ、ミシン目8を折り曲げつつ内側に観音開に起こして切り起こし片9を形成し、この切り起こし片9を緩衝体3の穴3aに差し込むことにより、留め具を用いずに外装箱1の抜けを防止する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平6−12327号公報(図10、図11参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の方法によれば、外装箱の側面に形成した切り起こし片を緩衝体の穴に差し込む必要があるため、パレット上に載置される緩衝体の位置がずれると切り起こし片を緩衝体の穴に差し込めなくなる。その場合、被包装体及び緩衝体を載置し直す必要が生じ、梱包作業効率が低下してしまう。また、緩衝体に穴を空ける必要があるため、緩衝体の強度が低下するおそれもあった。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑み、留め具を用いることなく、下箱と上箱とを容易に連結できる包装ケースを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、被梱包物を載置する底面と、該底面の周縁部に連設される側壁とを有する下箱と、前記底面に対向する天面と、該天面の周縁部に連設され前記側壁と重なる側面とを有する上箱と、を備え、前記下箱に前記上箱を被せて連結することで被梱包物を包装する包装ケースにおいて、前記側壁の少なくとも1つに、前記側壁の一部を下向きに折り曲げて形成される第1係合片を設け、前記第1係合片が設けられた前記側壁と重なる前記側面に、前記側面の一部を上向きに折り曲げて形成され前記第1係合片と係合する第2係合片を設けたことを特徴としている。
【0010】
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記第1係合片の先端から前記底面までの距離D1と前記第2係合片の先端から前記側面の下端部までの距離D2との関係がD1>D2であることを特徴としている。
【0011】
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記第1係合片若しくは前記第2係合片のうち外側に位置する係合片の基端部に、水平方向の折り線若しくはミシン目を形成したことを特徴としている。
【0012】
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記第1係合片は、前記側壁に折り線を介して連なるフラップ、若しくは前記側壁に形成されたコ字状の切り込みで囲まれた部分を下向きに折り曲げて形成されることを特徴としている。
【0013】
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記第2係合片は、前記側面に折り線を介して連なるフラップ、若しくは前記側面に形成されたコ字状の切り込みで囲まれた部分を上向きに折り曲げて形成されることを特徴としている。
【0014】
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記フラップは、前記側壁の上端、若しくは前記側面の下端に形成された垂直方向の2本の切り込みで挟まれた部分であることを特徴としている。
【0015】
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記第1係合片及び前記第2係合片は、前記側壁及び前記側面のうち少なくとも対向する2つの面に形成されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の第1の構成によれば、下箱の側壁に設けられた第1係合片と、上箱の側面に設けられた第2係合片とを係合させることにより、留め具を用いずに下箱と上箱とを連結できるため、包装ケースの部材点数、及び梱包、開梱作業の工数を削減することができる。また、プラスチック製の留め具をなくすことで包装ケースを段ボールシートのみの単一素材で構成することができ、廃棄時の分別作業が不要になるとともに環境に対する負荷も低減することができる。
【0017】
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の包装ケースにおいて、第1係合片の先端から底面までの距離D1と第2係合片の先端から側面の下端部までの距離D2との関係をD1>D2とすることにより、上箱を下箱に被せるだけで第1係合片と第2係合片とを係合させることができる。
【0018】
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の包装ケースにおいて、第1係合片若しくは第2係合片のうち外側に位置する係合片の基端部に、水平方向の折り線若しくはミシン目を形成することにより、外側に位置する係合片を折り線に沿って外向きに折り曲げるか、或いはミシン目に沿って切除することで、包装ケースを容易に開梱することができる。
【0019】
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の包装ケースにおいて、第1係合片は、側壁に折り線を介して連なるフラップ、若しくは側壁に形成されたコ字状の切り込みで囲まれた部分を下向きに折り曲げて形成されるため、第1係合片を簡単に形成することができる。
【0020】
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の包装ケースにおいて、第2係合片は、側面に折り線を介して連なるフラップ、若しくは側面に形成されたコ字状の切り込みで囲まれた部分を上向きに折り曲げて形成されるため、第2係合片を簡単に形成することができる。
【0021】
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4又は第5の構成の包装ケースにおいて、側壁の上端、若しくは側面の下端に垂直方向の2本の切り込みを形成し、切り込みで挟まれた部分をフラップとして折り曲げて第1係合片、若しくは第2係合片とすることにより、側壁、若しくは側面からフラップ部分を突出させる必要がないため、下箱及び上箱を形成するためのシート材の抜き代を極力少なくして材料を節減することができる。
【0022】
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成の包装ケースにおいて、第1係合片及び第2係合片を、側壁及び側面のうち少なくとも対向する2つの面に形成することにより、下箱と上箱とを確実に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施形態に係る包装ケースを構成する下箱の斜視図
【図2】第1実施形態に係る包装ケースを構成する上箱の斜視図
【図3】下箱の上方から上箱を被せていく状態を示す部分斜視図
【図4】第2係合片が第1係合片に沿って下方へ移動する状態を示す部分断面図
【図5】上箱の下端部が下箱の底面に到達した状態を示す部分断面図
【図6】第1係合片と第2係合片とが係合した状態を示す部分断面図
【図7】本発明の第2実施形態に係る包装ケースを構成する下箱及び上箱の連結部分の部分断面図
【図8】第1係合片及び第2係合片の他の構成例を示す包装ケースの部分斜視図
【図9】従来のC式包装ケースの下箱の斜視図
【図10】従来のC式包装ケースを用いて製品を梱包する状態を示す側面図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る包装ケースを構成する下箱及び上箱の斜視図である。下箱及び上箱は、所定の形状に打ち抜いた段ボールシート等のシート材を折り曲げて形成されている。図1に示すように、下箱1は、底面3と、底面3の周縁部に連設される側壁4a〜4dとから成る。対向する一対の側壁4a、4bの略中央部にはコ字状の切り込み5が形成されており、切り込み5で囲まれた部分を下箱1の内側へ下向きに折り曲げて第1係合片6a、6bが設けられている。また、第1係合片6a、6bの基端部(付け根部分)には折り線11(図3参照)が形成されている。
【0025】
図2に示すように、上箱2は、天面7と、天面7の周縁部に連設される側面8a〜8dとから成る。側面8a〜8dの外周長は、下箱1の側壁4a〜4dの内周長よりも僅かに小さくなっており、上箱2を下箱1に被せたとき、側面8a〜8dが側壁4a〜4dに内接する。側壁4a、4bに重なる側面8a、8bの下端の略中央部には、折り線を介して連設されるフラップを上箱2の外側へ上向きに折り曲げて第2係合片10a、10bが設けられている。
【0026】
次に、本実施形態の包装ケース100を用いて製品を梱包する手順について説明する。先ず、下箱1の底面3上に緩衝材及び被梱包物(図示せず)を配置した後、図3に示すように側壁4aと側面8aとが重なるように上箱2を下箱1の上方から被せていく。
【0027】
このとき、図4に示すように、上箱2の第2係合片10aは、下箱1の第1係合片6aを内側から側壁4a側に押圧しつつ、第1係合片6aからの反作用により側面8a側に押し付けられた状態で第1係合片6aに沿って下方へ移動する。そして、第1係合片6aの先端から底面3までの距離D1が第2係合片7aの先端から側面8aの下端部までの距離D2よりも僅かに大きく設計されているため、上箱2の側面8a〜8dの下端部が下箱1の底面3に到達したとき、図5に示すように第2係合片10aが第1係合片6aから離間する。
【0028】
これにより、側壁4a側に押圧されていた第1係合片6aは側面8a方向に、側面8a側に押圧されていた第2係合片10aは側壁4a方向に、それぞれシートの復元力により揺動するため、第1係合片6a及び第2係合片10aは先端を対向させて上下方向に重なる。
【0029】
この状態で上箱2を引き上げると、図6に示すように第1係合片6aと第2係合片10aとが係合し、下箱1と上箱2とが連結される。なお、ここでは下箱1の側壁4aに形成された第1係合片6aと、上箱2の側面8aに形成された第2係合片10aとの係合について説明したが、下箱1の側壁4bに形成された第1係合片6bと、上箱2の側面8bに形成された第2係合片10bとの係合についても全く同様に説明される。
【0030】
本発明の構成によれば、従来例の図10に示した留め具105を用いずに下箱1と上箱2とを連結できるため、包装ケース100の部材点数、及び梱包、開梱作業の工数を削減することができる。また、プラスチック製の留め具105をなくすことで包装ケース100を段ボールシートのみの単一素材で構成することができ、廃棄時の分別作業が不要になるとともに環境に対する負荷も低減することができる。
【0031】
包装ケース100を開梱する場合は、第1係合片6aに形成された折り線11に沿って第1係合片6aを外側に折り曲げて第1係合片6aと第2係合片10aとの係合を解除する。また、包装ケース100を再利用しない場合は、折り線11に代えてミシン目を形成しておき、第1係合片6aを切除するようにしても良い。
【0032】
なお、第1係合片6aの先端から底面3までの距離D1と第2係合片7aの先端から側面8aの下端部までの距離D2との関係がD1>D2であれば、上箱2を下箱1に被せるだけで第1係合片6aと第2係合片10aとを係合可能であるが、D1とD2との差が大きくなるほど下箱1と上箱2とを連結させたときの上下方向の移動量(遊び)が大きくなる。また、D1とD2との差を小さくしても、距離D2分の遊びは必ず発生する。従って、下箱1と上箱2との遊びを低減するためには、D1とD2との差を極力小さくするとともに、D2を係合の強度を損なわない範囲で極力小さくすることが好ましい。
【0033】
図7は、本発明の第2実施形態に係る包装ケースを構成する下箱及び上箱の連結部分の部分断面図である。本実施形態では、上箱2の側面8a〜8dの外周長は、下箱1の側壁4a〜4dの内周長よりも僅かに大きく形成されており、上箱2を下箱1に被せたとき、側面8a〜8dが側壁4a〜4dに外接する構成となっている。そのため、第1係合片6aは下箱1の外側へ下向きに折り曲げて形成されており、第2係合片10aは上箱2の内側へ上向きに折り曲げて形成されている。また、折り線11は第2係合片10aの基端部に形成されている。
【0034】
なお、ここでは記載しないが、第1係合片6b、第2係合片10bも第1係合片6a、第2係合片10aと同様の構成である。また、距離D1とD2の関係も第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0035】
本実施形態においても、第1実施形態と同様に包装ケース100の部材点数、及び梱包、開梱作業の工数を削減することができる。また、包装ケース100を段ボールシートのみの単一素材で構成することができ、廃棄時の分別作業が不要になるとともに環境に対する負荷も低減することができる。
【0036】
その他、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態においては、底面3と側壁4a〜4dから成る下箱1を用いているが、図9に示したようなパレット103が付設された下箱101を用いることもできる。
【0037】
また、ここでは下箱1の対向する側壁4a、4bに第1係合片6a、6bを設け、上箱2の側壁4a、4bと重なる側面8a、8bに第2係合片10a、10bを設けたが、第1係合片及び第2係合片を包装ケース100のいずれか1つの側面に設けても良いし、4つの側面全てに設けても良い。しかし、下箱1と上箱2とを確実に連結するためには、上記実施形態のように第1係合片6a、6b及び第2係合片10a、10bを包装ケース100の少なくとも対向する2面に設けることが好ましい。
【0038】
また、第1係合片6a、6b、第2係合片10a、10bの形状についても制限はなく、自由に設計することができる。例えば、側壁4aの上端に折り線を介して連設されるフラップを下箱1の内側へ下向きに折り曲げて第1係合片6aを形成し、側面8aに形成されたコ字状の切り込み5で囲まれた部分を上箱2の外側へ上向きに折り曲げて第2係合片6a、6bを設けることもできる。さらに、第1係合片6a、6b、第2係合片10a、10bの両方をフラップの折り曲げにより形成しても良いし、第1係合片6a、6b、第2係合片10a、10bの両方をコ字状の切り込み5で囲まれた部分の折り曲げにより形成しても良い。
【0039】
さらに、第1係合片6a、6b、第2係合片10a、10bをフラップの折り曲げにより形成する場合、図8に示すように、側壁4aの上端、側面8aの下端に垂直方向の2本の切り込みを形成し、切り込みで挟まれた部分をフラップとして折り曲げて第1係合片6a及び第2係合片10aを形成すれば、側壁4a、側面8aからフラップ部分を突出させる必要がないため、下箱1及び上箱2を形成するためのシート材の抜き代(ロス)を極力少なくして材料を節減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、製品を載置する下箱と、下箱に連結される上箱とで構成される、いわゆるC式包装ケースに利用可能であり、下箱の側壁の少なくとも1つに、側壁の一部を下向きに折り曲げて形成される第1係合片を設け、第1係合片が設けられた側壁と重なる上箱の側面に、側面の一部を上向きに折り曲げて形成され第1係合片と係合する第2係合片を設けたものである。
【0041】
本発明の利用により、部材点数、及び梱包、開梱作業の工数が削減された包装ケースを提供することができる。また、包装ケースを段ボールシートのみの単一素材で構成することができ、廃棄時の分別作業が不要になるとともに環境に対する負荷も低減できる包装ケースとなる。
【符号の説明】
【0042】
1 下箱
2 上箱
3 底面
4a〜4d 側壁
5 切り込み
6a、6b 第1係合片
7 天面
8a〜8d 側面
10a、10b 第2係合片
11 折り線
100 包装ケース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被梱包物を載置する底面と、該底面の周縁部に連設される側壁とを有する下箱と、
前記底面に対向する天面と、該天面の周縁部に連設され前記側壁と重なる側面とを有する上箱と、を備え、
前記下箱に前記上箱を被せて連結することで被梱包物を包装する包装ケースにおいて、
前記側壁の少なくとも1つに、前記側壁の一部を下向きに折り曲げて形成される第1係合片を設け、前記第1係合片が設けられた前記側壁と重なる前記側面に、前記側面の一部を上向きに折り曲げて形成され前記第1係合片と係合する第2係合片を設けたことを特徴とする包装ケース。
【請求項2】
前記第1係合片の先端から前記底面までの距離D1と前記第2係合片の先端から前記側面の下端部までの距離D2との関係がD1>D2であることを特徴とする請求項1に記載の包装ケース。
【請求項3】
前記第1係合片若しくは前記第2係合片のうち外側に位置する係合片の基端部に、水平方向の折り線若しくはミシン目を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装ケース。
【請求項4】
前記第1係合片は、前記側壁に折り線を介して連なるフラップ、若しくは前記側壁に形成されたコ字状の切り込みで囲まれた部分を下向きに折り曲げて形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の包装ケース。
【請求項5】
前記第2係合片は、前記側面に折り線を介して連なるフラップ、若しくは前記側面に形成されたコ字状の切り込みで囲まれた部分を上向きに折り曲げて形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の包装ケース。
【請求項6】
前記フラップは、前記側壁の上端、若しくは前記側面の下端に形成された垂直方向の2本の切り込みで挟まれた部分であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の包装ケース。
【請求項7】
前記第1係合片及び前記第2係合片は、前記側壁及び前記側面のうち少なくとも対向する2つの面に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の包装ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−6608(P2012−6608A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−142188(P2010−142188)
【出願日】平成22年6月23日(2010.6.23)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】