説明

包装充填装置及び包装充填方法

【課題】ローラに樹脂片やテープ片が貼り付いたり、ローラや包装積層材料が一部欠損して、十分にローラによって押圧することができなくても、それらの不都合を包装充填装置の運転中に検知して、包装充填装置から製造された容器から、包装充填装置の運転を停止することなく、シール不良容器を取り除くことができ、別途、シール検査装置若しくは検査要員を必要としない包装充填装置及び包装充填方法を提供する。
【解決手段】包装充填装置25は、プレッシャローラ20と、包装積層材料1aの縦シール部及び第2帯状包装材料1bを挟んで回転自在に配設されたカウンタローラ21と、測定信号を発生させるロードセル22と、接着の異常を検出する監視処理手段23とを有する。包装容器14のラインからシール不良容器を追跡しラインから排出する排出装置24を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料などを充填する包装充填装置及び包装充填方法に関する。
【背景技術】
【0002】
牛乳、ミネラルウォーター、茶、ジュース、スープ、アルコール類等の流動食品を収容する包装容器を製造する場合、ウェブ状(帯状)の包装積層材料が使用され、該包装積層材料がヒートシール、超音波シール等によってシールされることにより、包装容器が形成される。例えば、包装充填装置において、帯状包装積層材料の縁部にシーリングテープを前もって接着し、包装積層材料をチューブ状に成形し、チューブの内側から、包装積層材料の両縁部同士を、シーリングテープと共に押し当てて縦シール装置によって長手方向(縦方向)にシールした後、チューブ状の包装積層材料の中に液体食品を充填しながら、横シール装置によって横方向にシールして切断し、枕状の原型容器を形成し、該原型容器を更に所定の形状に成形して包装容器を完成させる。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記包装充填装置において、この装置内を帯状包装積層材料が搬送され、帯状包装積層材料の縁部である縦シール部面に第2の帯状包装材料が合せられ、これらの材料が接着される。
第1に、帯状包装積層材料の縁部に、第2の帯状包装材料であるシーリングテープを前もって接着する。第2に、チューブ状に成形された包装積層材料の両縁部同士を、縦シール装置によってシーリングテープと共に押し当てて縦シールする。
帯状包装積層材料の縁部面に第2帯状包装材料を合せ接着する際、例えば、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料とを挟んで、一方側に、プレッシャローラを回転自在に配設して圧し、他方に、プレッシャローラによる圧力を受け、それに対向し、押さえ支持するようにカウンタローラを回転自在に配設する。
したがって、包装積層材料が搬送されるに伴って、前記プレッシャローラ及びカウンタローラが包装積層材料及びシーリングテープなどの第2の帯状包装材料を挟んだ状態で押圧されて回転させ、合せて接着する面がシールされ接着される。
【特許文献1】特開2001−18909号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の包装充填装置においては、包装積層材料及びシーリングテープなどの第2の帯状包装材料の材料としてポリエチレン樹脂など熱可塑性材料が用いられており、これらが加熱されると、カウンタローラ若しくはプレッシャローラの外周面に樹脂片やテープ片が貼り付く不都合が想定される。また、ローラの欠損や包装積層材料の欠損によって、十分にローラによって押圧することができない不都合が考えられる。
【0005】
上記の不都合によって、ローラの押圧若しくは対向の条件が変化してシール状態に異常をもたらす。これらのシール不良は製造された容器を検査することに発見することができるが、その検査に別途、シール検査装置若しくは検査要員を必要とする。
【0006】
この発明は、ローラに樹脂片やテープ片が貼り付いたり、ローラや包装積層材料が一部欠損して、十分にローラによって押圧することができなくても、それらの不都合を、包装充填装置の運転中に検知して包装充填装置から製造された容器から、包装充填装置の運転を停止することなく、シール不良容器を取り除くことができ、別途、シール検査装置若しくは検査要員を必要としない包装充填装置及び包装充填方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の包装充填装置は、搬送される帯状包装積層材料の縁部の縦シール部面に第2帯状包装材料を合せて接着し、内容物を充填して横シールし、帯状包装積層材料を切断分離して容器に包装充填する装置である。
本発明の包装充填装置の特徴は、前記の合せて接着する面に回転自在に配設され、圧するプレッシャローラと、包装積層材料の縦シール部及び第2帯状包装材料を挟んで該プレッシャローラと対向させて押さえ、回転自在に配設されたカウンタローラと、包装積層材料及び第2帯状包装材料を挟んでプレッシャローラからカウンタローラへの力を測定して測定信号を発生させ、カウンタローラ若しくはその近傍に設けられたロードセルと、測定信号を読み込み、少なくともこの装置の雰囲気信号及び測定信号から、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着の異常を検出する監視処理手段とを有することである。
【0008】
この発明の好ましい態様において、帯状包装積層材料が筒状に成形され、第2帯状包装材料が帯状包装積層材料の他方の縁部である。
【0009】
この発明の好ましい態様において、第2帯状包装材料が、縦シール部の内面を保護するシーリングテープである。
【0010】
本発明の包装充填方法は、搬送される帯状包装積層材料の縁部の縦シール部面に第2帯状包装材料を合せて接着し、内容物を充填して横シールし、帯状包装積層材料を切断分離して容器に包装充填する方法であって、
前記の合せて接着する面に回転自在に配設されたプレッシャローラが、縦シール部面を圧し、包装積層材料の縦シール部及び第2帯状包装材料を挟んでプレッシャローラと対向させて、回転自在に配設されたカウンタローラが、縦シール部及び第2帯状包装材料を押え、カウンタローラ若しくはその近傍に設けられたロードセルが、包装積層材料及び第2帯状包装材料を挟んでプレッシャローラからカウンタローラへの力を測定して測定信号を発生させ、監視処理手段が、測定信号を読み込み、少なくともこの装置の雰囲気信号及び測定信号から、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着の異常を検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明による包装充填装置及び方法は、搬送される帯状包装積層材料の縁部の縦シール部面に第2帯状包装材料を合せて接着し、内容物を充填して横シールし、帯状包装積層材料を切断分離して容器に包装充填する。
この装置・方法において、帯状包装積層材料が連続的に装置に供給され、連続的に、内容物が充填され成形された容器が製造される。
【0012】
本発明の包装充填装置の特徴において、前記の合せて接着する面に回転自在に配設され、圧するプレッシャローラと、包装積層材料の縦シール部及び第2帯状包装材料を挟んでプレッシャローラと対向させて押さえ、回転自在に配設されたカウンタローラとを有し、しかも、ロードセルとを有する。
プレッシャローラが包装積層材料及び第2帯状包装材料を重ねて押して圧し、包装積層材料及び第2帯状包装材料を介してプレッシャローラからの圧力、力、荷重がカウンタローラに到達する。カウンタローラ若しくはその近傍にロードセルが設けられているので、その圧力、力、荷重が正確に有効にロードセルによって測定される。ロードセルはその測定結果を測定信号として送信する。
【0013】
本発明の包装充填装置の特徴において、測定信号を読み込み、少なくともこの装置の雰囲気信号及び測定信号から、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着の異常を検出する監視処理手段を有する。
監視処理手段が、測定信号を読み込み、この装置のモータなど駆動装置、カムや歯車などの機構部品の運動運転による振動などの雰囲気信号をリアルタイムに若しくは前もって得て、この雰囲気信号と測定信号とを比較若しくは参照して、測定信号は正常値の範囲内か否かを判断し、その域を超えていた場合、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着(シール)に異常が生じる可能性があると判断して、検出する。
このシール異常の検出することによって、その異常箇所の包装積層材料、すなわちシール不良の容器を追跡し、包装充填装置から出てきたときに欠陥容器をラインから排出することができる。
【0014】
この発明による包装充填装置及び方法によって、ローラに樹脂片やテープ片が貼り付いたり、ローラや包装積層材料が一部欠損して、十分にローラによって押圧することができなくても、それらの不都合を、包装充填装置の運転中に検知して包装充填装置から製造された容器から、包装充填装置の運転を停止することなく、シール不良容器を取り除くことができ、別途、シール検査装置若しくは検査要員を必要としない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明による一実施例の包装充填装置の概念ブロック図である。図2は、一実施例の包装充填装置を示す概略斜視図である。図3は、第2帯状包装材料が帯状包装積層材料の他方の縁部である態様のプレッシャローラとカウンタローラを示す包装充填装置の部分図である。図4は、第2帯状包装材料がシーリングテープである態様のプレッシャローラとカウンタローラを示す包装充填装置の部分図である。
【0016】
図2に示されるように、ウェブ状の包装積層材料1は、リールの状態で包装充填装置に収容される。包装積層材料1は、紙基材、及び該紙基材の両面にポリエチレン樹脂が積層された可撓性の積層体から成り、必要に応じて紙基材とフィルムとの間にアルミニウム箔、ガスバリヤ性樹脂等から成るバリヤ層が形成され、包装容器14の表面に相当する部分にあらかじめ外装用の印刷が施される。
【0017】
繰り出された包装積層材料1は、搬送手段としての送り装置によって連続的に搬送され、ベンディングローラ、ダンパローラ等を経て、シーリングテープ貼着装置3に送られ、シーリングテープ貼着装置によって包装積層材料1の一方の縁部に沿ってシーリングテープ2が貼着される。
帯状包装積層材料1の縁部にシーリングテープ2を前もって接着する際、帯状包装積層材料とシーリングテープ2とを挟んで、一方側に、プレッシャローラを回転自在に配設して圧し、他方に、プレッシャローラによる圧力を受け、それに対向し、押さえ支持するようにカウンタローラを回転自在に配設する。
包装積層材料が搬送されるに伴って、プレッシャローラ及びカウンタローラが包装積層材料及びシーリングテープを挟んだ状態で押圧されて回転させ、縦シール部の合せ面がシールされ接着される。
【0018】
続いて、包装積層材料1は、必要に応じて、プルタブ貼着装置によってプルタブが貼着されてる。包装積層材料1は、殺菌槽4に送られ、殺菌槽4において過酸化水素等の殺菌液によって殺菌される。包装積層材料1は、エアナイフ5に送られ、エアナイフ5によって乾燥させられた後、無菌室(図示せず)に送られる。そして、包装積層材料1は、上部成形リング6、その他の成形リングによって徐々に変形させられてチューブ状の形状にされる。包装積層材料1は、縦シール装置8によって縦方向にシールされ、充填パイプ7を介して供給された流動性食品が包装積層材料1内に充填される。
【0019】
チューブ状に成形された包装積層材料の両縁部同士を、縦シール装置によってシーリングテープと共に押し当てて縦シールする際、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料とを挟んで、一方側に、プレッシャローラを回転自在に配設して圧し、他方に、プレッシャローラによる圧力を受け、それに対向し、押さえ支持するようにカウンタローラを回転自在に配設する。包装積層材料が搬送されるのに伴って、プレッシャローラ及びカウンタローラが包装積層材料の縁部同士を挟んだ状態で押圧されて回転させ、縦シール部の合せ面がシールされ接着される。
【0020】
チューブ状包装積層材料12は、ローラによって案内され、横シール装置10に送られ、挟まれて横方向にシールされ、横シールされた包装積層材料12は、ナイフなどで切断されて枕状の原型容器13が形成される。そして、原型容器13は、最終成形搬送装置によって搬送されて最終の形状に成形され、流動性食品を収容する包装容器14が完成する。
【0021】
この発明による一実施例の包装充填装置の概念ブロック図を図1に示す。
実施例の包装充填装置25は、搬送される帯状包装積層材料の縁部1aの縦シール部面に第2帯状包装材料1bを合せて接着し、内容物を充填して横シールし、帯状包装積層材料を切断分離して容器に包装充填する装置である。
【0022】
図1に示すように、この装置は、合せられた縦シール部面に回転自在に配設され、圧するプレッシャローラ20と、包装積層材料1aの縦シール部及び第2帯状包装材料1bを挟んでプレッシャローラ20と対向させて押さえ、回転自在に配設されたカウンタローラ21と、包装積層材料1a及び第2帯状包装材料1bを挟んでプレッシャローラ20からカウンタローラ21への力を測定して測定信号を発生させ、カウンタローラ21の近傍に設けられたロードセル22と、測定信号を読み込み、この装置の雰囲気信号及び測定信号から、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着の異常を検出する監視処理手段23とを有する。
実施例の包装充填装置では、装置から連続的に製造された包装容器14のラインから、シール異常の検出された異常箇所の包装積層材料に相当するシール不良の容器を追跡し、包装充填装置から出てきたときに欠陥容器をラインから排出する排出装置24を備える。
【0023】
図3は、筒状に成形された帯状包装積層材料1aの縁部と帯状包装積層材料1bの他方の縁部と合せて接着される態様で、プレッシャローラ20とカウンタローラ21を示す部分図である。
プレッシャローラ20は、充填パイプ7の外面に固定されたバネ26の弾性力によって押圧力が付与され、帯状包装積層材料1aの縁部と帯状包装積層材料1bの他方の縁部と合せて接着する。ロードセル(図示せず)はカウンタローラ21の近傍に設けられる。
【0024】
図4は、第2帯状包装材料がシーリングテープ(2)である態様のプレッシャローラ20とカウンタローラ21を示す。
帯状包装積層材料1aの縁部にシーリングテープ2を前もって接着する際、帯状包装積層材料1aとシーリングテープ1b(2)とを挟んで、一方側に、プレッシャローラ20を回転自在に配設して圧し、他方に、バネ26の弾性力が付与されたプレッシャローラ20による圧力を受け、それに対向し、押さえ支持するようにカウンタローラ21を回転自在に配設する。
包装積層材料が搬送されるに伴ってシーリングテープ2が重ねられ、プレッシャローラ20及びカウンタローラ21が包装積層材料1a及びシーリングテープ2を挟んだ状態で押圧して回転し、縦シール部の合せ面にシールされ接着される。
【0025】
図1に示すこの包装充填装置の実施例は、プレッシャローラとカウンタローラとを有し、しかも、ロードセル23とを有する。
プレッシャローラ23が包装積層材料1a及び第2帯状包装材料1bを重ねて押して圧し、包装積層材料及び第2帯状包装材料を介してプレッシャローラ20からの圧力、力、荷重がカウンタローラ21に到達する。カウンタローラ21にロードセル22が設けられているので、その圧力、力、荷重が正確に有効にロードセル22によって測定される。ロードセル22はその測定結果を測定信号として送信する。
【0026】
ロードセルは、代表的には、例えば、力や重量をはかるセンサーで、荷重を電気信号に変換する荷重変換器である。
ロードセルは、起歪体というアルミ合金で作られた弾性体に、歪みゲージを貼り付けた構造で、歪ゲージはブリッジ回路を構成している。まず起歪体に荷重が入力されると変形し、歪みがおき、起歪体に貼り付けられた歪みゲージはこの歪みを電気抵抗の変化に置き換え、電気抵抗の変化を電圧変化に置き換えるのがブリッジ回路である。この働きで、最終的に重さが電圧の変化として出力される。
【0027】
図1に示すこの包装充填装置の実施例において、測定信号を読み込み、この装置の雰囲気信号及び測定信号から、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着の異常を検出する監視処理手段23を有する。
監視処理手段が、測定信号を読み込み、この装置のモータなど駆動装置、カムや歯車などの機構部品の運動運転による振動などの雰囲気信号をリアルタイムに若しくは前もって得て、この雰囲気信号と測定信号とを比較若しくは参照して、測定信号は正常値の範囲内か否かを判断し、その域を超えていた場合、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着(シール)に異常が生じる可能性があると判断して、検出する。
【0028】
図5に、雰囲気信号と測定信号とを参照して、測定信号が正常値の範囲内か否かを判断し、その域を超えていた場合、帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との接着(シール)に異常が生じる可能性があると判断する例の信号波形図を示す。
図5(a)は、雰囲気信号を参照しない場合の信号波形Bを示す。包装充填装置では、モータなど駆動装置、カムや歯車などの機構部品の運動運転による振動が、規則的に定型的に発生している。この外乱振動をロードセルが観測しそのまま出力すると、図5(a)に示すように、小さな異常信号Aが存在しても、正常域上限Lhと正常域下限Llと範囲内となり、異常を検知することができない。
図5(b)は、雰囲気信号を参照する場合の信号波形B’を示す。包装充填装置では、モータ、カムや歯車などが規則的に振動を発生している。この外乱振動を測定信号から除くことによって、図5(b)に示すように、小さな異常信号Aでも、正常域上限Lhと正常域下限Llと範囲外となり、異常を検知することができる。
【0029】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0030】
この発明の包装充填装置及び包装充填方法によって、牛乳、ジュース、ミネラルウォーターなどの飲料、流動食品などの包装容器を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明による一実施例の包装充填装置の概念ブロック図である。
【図2】実施例の包装充填装置を示す概略斜視図である。
【図3】第2帯状包装材料が帯状包装積層材料の他方の縁部である態様のプレッシャローラとカウンタローラを示す包装充填装置の部分図である。
【図4】帯状包装積層材料を縁部にシーリングテープを接合するプレッシャローラとカウンタローラを示す部分図である。
【図5】雰囲気信号と測定信号との信号波形図を示す。
【符号の説明】
【0032】
1a 包装積層材料
1b 第2帯状包装材料
20 プレッシャローラ
21 カウンタローラ
22 ロードセル
23 監視処理手段
24 排出装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送される帯状包装積層材料の縁部の縦シール部面に第2帯状包装材料を合せて接着し、内容物を充填して横シールし、該帯状包装積層材料を切断分離して容器に包装充填する装置であって、
前記の合せて接着する面に回転自在に配設され、圧するプレッシャローラと、
該包装積層材料の縦シール部及び該第2帯状包装材料を挟んで該プレッシャローラと対向させて押さえ、回転自在に配設されたカウンタローラと、
該包装積層材料及び該第2帯状包装材料を挟んで該プレッシャローラから該カウンタローラへの力を測定して測定信号を発生させ、該カウンタローラ若しくはその近傍に設けられたロードセルと、
該測定信号を読み込み、少なくとも該装置の雰囲気信号及び該測定信号から、該帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との該接着の異常を検出する監視処理手段とを有することを特徴とする包装充填装置。
【請求項2】
該帯状包装積層材料が筒状に成形され、該第2帯状包装材料が該帯状包装積層材料の他方の縁部である、請求項1記載の包装充填装置。
【請求項3】
該第2帯状包装材料が、筒状に成形された該帯状包装積層材料を該縁部と該帯状包装積層材料の他方の縁部と合せて接着された縦シール部の内面を保護するシーリングテープである、請求項1記載の包装充填装置。
【請求項4】
搬送される帯状包装積層材料の縁部の縦シール部面に第2帯状包装材料を合せて接着し、内容物を充填して横シールし、該帯状包装積層材料を切断分離して容器に包装充填する方法であって、
前記の合せて接着する面に回転自在に配設されたプレッシャローラが、該縦シール部面を圧し、
該包装積層材料の縦シール部及び該第2帯状包装材料を挟んで該プレッシャローラと対向させて、回転自在に配設されたカウンタローラが、縦シール部及び該第2帯状包装材料を押え、
該カウンタローラ若しくはその近傍に設けられたロードセルが、該包装積層材料及び該第2帯状包装材料を挟んで該プレッシャローラから該カウンタローラへの力を測定して測定信号を発生させ、
監視処理手段が、該測定信号を読み込み、少なくとも該装置の雰囲気信号及び該測定信号から、該帯状包装積層材料と第2帯状包装材料との該接着の異常を検出する、
ことを特徴とする包装充填方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−120435(P2008−120435A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−308666(P2006−308666)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【出願人】(000229232)日本テトラパック株式会社 (259)
【Fターム(参考)】