説明

化粧用ヘアーケープ

【課題】
化粧や髪の手入れと洗顔時の髪留めという異なった目的を、一枚で兼用できる化粧 用ヘアーケープを提供する。
【解決手段】
ケープ本体1の両脇に適数箇所にスリット3を設けていて、その片方の上部にゴム環4を設け、下部開口部6を頭上に持ち上げ、ゴム環4に通すことでヘアーキャップとしても、使用できるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧や髪の手入れ時に必要であるヘアーケープにスリットを設け、そこに伸縮自在のゴム環を設けて、ケープの下部開口部を通し絞り込み留めることでヘアーキャップとしても活用できるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、例えば特許文献1に示すように其々用途別になっており、ケープとキャップがワンタッチで兼用でき、多目的に使用できるものがなかった。
【0003】
【特許文献1】特開2004−270130号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
化粧や髪の手入れをする時や、洗顔をする時に、用途別に取り替える必要があったが、本発明は其々の二枚分の機能を一枚で解消するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ケープ本体1の両脇にスリット3を設け、片方のスリット上部開き止まりに伸縮自在ゴム環4を設け、下部開口部6を頭上に持ち上げ伸縮自在ゴム環4に通し絞り込むことによってヘアーバンド式の部分留めと違い、髪全体を収納し洗顔時の髪ダレを解決した。
【発明の効果】
【0006】
化粧や髪の手入れと、洗顔と用途は異なっても、本発明は、一枚で二枚分の機能を持つため、便利、且つ経済的である。使用素材に撥水加工を用いて防水性を高めシャワーキャップとして、また、染毛時にもケープとして使用後、染毛剤の浸透促進の保温キャップとして使用できる。さらに、吸水性のあるパイル地を使用すれば、シャンプー後のタオルドライにも対応できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の化粧用ヘアーケープの構成及び作用を図面に基づいて説明する。
なお、図1は、ケープの全体図、図2から図4は使用状態を其々表す。
ケープ本体1は、両肩を覆うことができる大きさからなり、両脇にスリット3を設けて動きやすくし、その片方にゴム環4を設けることにより、ヘアーキャップとしても使用できる。
【0008】
上部開口部2に伸縮自在のゴム紐5が縫着されており、伸張時には頭部が通過することができる大きさで形成されている。
【0009】
次に、本発明のケープ使用方法を図2から図4に基づいて説明する。
【0010】
図2は、ケープ本体1を化粧やヘアー手入れに使用する状態を示す。ケープ本体1の上部開口部2から頭部を挿入し、首部分で保持する。
【0011】
図3はケープ本体1をヘアーキャップに変化させる状態を表す。まず、ケープ本体1の上部開口部2を髪の生え際まで移行させて保持固定する。
【0012】
図4は、下部開口部6をスリット3の伸縮自在ゴム環4に通し保持固定し、ヘアーキャップとして兼用した状態を表す。
【0013】
一枚のケープから、スリットの伸縮自在ゴム環に下部開口部を通すことにより、ワンタッチでヘアーキャプに兼用することができる。
【0014】
ケープ本体1を撥水加工素材で形成すれば、シャワーキャップとして、また、染毛時にも、染毛剤の浸透促進の保温キャップとしても使用でき、パイル地等の吸水性素材で形成すれば、シャンプー後のタオルドライにも対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の化粧用ヘアーケープの正面図である。
【図2】本発明の化粧用ヘアーケープの使用状態を示す側面図である。
【図3】同化粧用ヘアーケープをヘアーキャップとして使用途中を示す図である。
【図4】同ヘアーキャップの使用時を示す図である。
【符号の説明】
【0016】
1ケープ本体
2上部開口部
3スリット
4伸縮自在ゴム環
5上部開口部伸縮自在ゴム
6下部開口部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
スカート状で頭部を通す上部開口部に伸縮自在ゴムを設け、下部開口部から縦方向に適数箇所のスリットを設け、このスリットの開き止まりに伸縮自在ゴム環を設けたことを特徴とする化粧用ヘアーケープ。

【請求項2】
上部開口部を額に装着し、下部開口部を頭上に持ち上げて、この下部開口部分をスリット部の伸縮自在ゴム環に通し、絞り込むことによりヘアーキャップとしても使用できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の化粧用ヘアーケープ。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−295618(P2008−295618A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−143083(P2007−143083)
【出願日】平成19年5月30日(2007.5.30)
【出願人】(307016641)
【Fターム(参考)】