説明

医療用器具

【課題】器具先端に設けられた機能部を着脱自在にして使い捨て可能にすると共に、その角度を自由に調節して良好な視野性を確保することができる医療用器具を提供する。
【解決手段】基端に棒状の把持部20、先端に医療行為に用いられる機能部40Aを備える医療用器具10Aにおいて、前記把持部20と前記機能部40Aの間に、棒状の形状記憶合金からなる形状記憶部30を設け、前記把持部20、機能部40A、及び形状記憶部30を互いに着脱可能にすると共に、前記形状記憶部30を直線状態で記憶処理し、必要に応じて前記形状記憶部30を折曲させて使用し、使用後には前記形状記憶部30を記憶回復温度まで加熱することで、前記形状記憶部30を元の記憶処理した形状に戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイフ、ミラー、フック等、医療現場で用いられる医療用器具に関するものであり、特に、器具先端に設けられた機能部を入れ替え可能に着脱できる医療用器具に関する。
【背景技術】
【0002】
基端に棒状の把持部、先端にナイフ、ミラー、フック等の医療行為に用いられる機能部を備える医療用器具は、従来、把持部と機能部が略直線状に配置されるのが一般的である。
【0003】
このような従来の医療用器具の一例を図7及び図8に示す。図7は従来の医療用ナイフ、図8は従来の医療用ミラーの一例を示す模式図である。
【0004】
図7に示す医療用ナイフ101は、基端に棒状の把持部102を有すると共に、その先端には機能部としてナイフ本体104を備えている。また、図8に示す医療用ミラー201は、基端に棒状の把持部202を有すると共に、その先端には機能部としてミラー本体204を備えている。これらの図に示すように、把持部102、202と機能部104、204は、ほぼ一直線上に固定的に配置されている。
【0005】
しかしながら、例えば、心臓の冠動脈バイパス手術等においては、切開する血管の位置と医療用ナイフの刺入角度の関係から、図7のような従来の医療用ナイフでは術者自身の手にナイフ先端が隠れることがあるため、上記のような把持部102とナイフ本体104とが一直線上に配置された医療用ナイフ101では、切開時に見にくく使い辛いという問題があった。
【0006】
そこで、取り外し可能なナイフ本体を把持部に対して任意の角度に配置できる医療用ナイフがこれまでに市販されている(例えば、特許文献1)。図9に、従来の医療用ナイフを示す。この医療用ナイフ301は、把持部302と、「く」の字形のナイフ本体(機能部)304とからなる。ナイフ本体304が「く」の字形に折曲していると共に、把持部302とナイフ本体304の接続部が折曲しているため、刃体を把持部302に対して一定の角度を持って取り付けることができる。このナイフ本体304は、折曲角度が異なるものが数種類用意されており、必要に応じて任意の角度のナイフ本体304を付け替えて使用する。
【0007】
一方、医療用ミラー201は、奥深く狭い手術野や口腔内など、通常では見辛い部位の視認に用いられるが、従来は図8に示すようにミラー本体204を把持部202に対して角度を付けて取り付けることで観察対象を見やすくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第3980989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記従来の図9に示す医療用ナイフ301の場合、ナイフ本体304の折曲角度が予め設定されているため、段階的にしかナイフ本体304の角度を変更することができないという問題があった。即ち、ナイフ本体304の変更角度に自由度が低く、その場に応じて微妙な角度を設定することは不可能だった。また、処置の最中に異なる角度に変更したい場合、また新たな医療用ナイフ301を用意するか、把持部302からナイフ本体304を取り外して、異なる折曲角度のナイフ本体304に付け替えなければならないという問題があった。
【0010】
一方、上記従来の図8に示す医療用ミラー201の場合、ミラー本体204のみに角度が付いているため部位によっては視野性が悪く、さらにミラー本体204の角度が固定されているために、必要に応じて角度の変更を行うこともできないという問題があった。
【0011】
また、上記従来の図7及び図8に示す医療用器具101、201のように、把持部102、202と機能部104、204とが一体に形成されている場合は、使用後はその都度洗浄、殺菌消毒して繰り返し使用するか、もしくは全体を使い捨てにするしかなかった。しかし、洗浄殺菌の上再使用する場合、使用後の細菌等が付着した機能部に触れて感染症に感染する可能性や、刃等で手指等を傷付けてしまう危険性がある。また、全体を使い捨てにする場合、洗浄等は不要だが、コストの関係から把持部102、202は、チタン合金やステンレス鋼等ではなく安価なプラスチック等の軽い素材から構成することになる。しかし、把持部102、202が軽いと、使用時に手元が安定せず、精密作業には使いにくいという難点があった。
【0012】
そこで本発明は、上記状況に鑑みて、器具先端に設けられた機能部を着脱自在にして使い捨て可能にすると共に、その角度を自由に調節して良好な視野性を確保することができる医療用器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、上記課題を解決するために、基端に棒状の把持部、先端に医療行為に用いられる機能部を備える医療用器具において、前記把持部と前記機能部の間に、棒状の形状記憶合金からなる形状記憶部を設け、前記把持部、機能部、及び形状記憶部を互いに着脱可能にすると共に、前記形状記憶部を直線状態で記憶処理し、必要に応じて前記形状記憶部を折曲させて使用し、使用後には前記形状記憶部を記憶回復温度まで加熱することで、前記形状記憶部を元の記憶処理した形状に戻すことを特徴とする医療用器具を提供する。
【0014】
ここで、前記医療用器具は、前記把持部と前記形状記憶部の間、又は前記形状記憶部と前記機能部との間に、所定角度に折曲した接続部をさらに備えるようにしても良い。
【0015】
前記形状記憶部は、ニッケル−チタン合金から構成するのが好ましい。また、前記医療用器具は、医療用ナイフ、医療用ミラー、医療用フックなどに用いられる。
【0016】
ところで、前記機能部は、複数の形状タイプのものが個別の収納手段に封止されており、当該複数の形状タイプの任意の一つが選択されて前記形状記憶部の装着部に装着されて使用されるのである。また、前記収納手段内に封止されている前記機能部は、滅菌処理されて収納されている。
【発明の効果】
【0017】
本発明の医療用器具によれば、形状記憶部を設けることによって機能部の角度を自由に調節可能にして、良好な視野性を確保することができる。また、各部を脱着自在にし機能部のみを使い捨てにして安全及び衛生面に配慮すると共にコストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る医療用器具(医療用ナイフ)の概要を示す全体正面図である。
【図2】図1に示す医療用器具の形状記憶部を折曲させた状態を示す全体正面図である。
【図3】医療用ナイフの刃体の形状例を示す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る医療用器具(医療用ミラー)の概要を示す全体正面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る医療用器具(医療用フック)の概要を示す全体正面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る医療用器具(医療用ナイフ)の概要を示す全体正面図である。
【図7】従来の医療用ナイフの一例を示す模式図(その1)である。
【図8】従来の医療用ミラーの一例を示す模式図である。
【図9】従来の医療用ナイフの一例を示す模式図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る医療用器具の概要を示す全体正面図である。図1に示すように、本実施形態の医療用器具(ここでは医療用ナイフ)10Aは、棒状の把持部20と、把持部20の先端に接続される形状記憶部30と、形状記憶部30の先端に配置される機能部(ここではナイフ本体)40Aと、から構成される。
【0021】
把持部20は、使用者が使用の際に把持する部位であり、チタン合金やステンレス鋼等の金属からなる棒状の部材である。把持部20の周囲には、使用者が把持して操作する際に指が滑りにくいよう、ローレット加工や梨地加工を施す。
【0022】
形状記憶部30は、把持部20の先端に設けられる、ニチノール(ニッケル−チタン合金)等の形状記憶合金からなる棒状の部材である。形状記憶合金とは、熱処理によってある形状を記憶させると、これを変形しても一定の温度以上に加熱すれば変形前の形に戻るという特殊な合金である。この形状記憶部30は、図1に示す通りまっすぐな直線状態で記憶処理してある。この形状記憶部30は、大人が両手や器具(ペンチ等)を用いて加える程度の力で変形するが、外科手術等での使用中には変形しない程度の柔性/剛性を備えている。
【0023】
機能部40Aは、ここではナイフ本体であり、形状記憶部30の先端に配置される。ナイフ本体40Aは、先端に設けられる刃体41Aと、プラスチック等からなり刃体41Aを保持する刃体ホルダ42Aから構成される。
【0024】
これら把持部20、形状記憶部30、機能部40Aは、それぞれ互いに着脱可能に接続されている。これらの接続方法は、嵌着式、ネジ式等、様々な方式を適用することができる。そして、把持部20と形状記憶部30は使用の都度洗浄殺菌することで再利用可能であり、機能部40Aのみ使い捨てにする。このように、機能部40Aは、複数の形状タイプのものが個別の収納手段(図示せず)に封止されており、当該複数の形状タイプの任意の一つが選択されて形状記憶部の先端に設けられた装着部に装着されて使用されるのである。また、収納手段内に封止されている前記機能部は、滅菌処理されて収納されている。
【0025】
上記本実施形態の医療用ナイフ10Aを使用する際には、図2に示すように、施術者は、必要に応じて形状記憶部30にペンチ或は専用の補助器具(図示せず)を用いて若しくは手動で力を加えて折曲させる。ここで専用の補助器具は、医療用ナイフ、医療用ミラー又は医療用フックの各々の形状に対応した形状記憶部30を小さな力で簡単に折曲させるために、例えば梃子の原理を利用したものが好適である。さらに、この専用の補助具は、医療用器具10Aの形状記憶部30を過熱するために加熱手段(電熱)を備えるようにしても良い。
【0026】
これにより、把持部20に対して機能部40Aに任意の角度を付けることが可能となる。なお、ここでは形状記憶部30を刃体41Aの刃側に折曲させているが、用途や処置する部位に応じて自由な方向に折曲させることができる。
【0027】
使用後は、機能部40Aを取り外して廃棄し、把持部20と形状記憶部30は洗浄殺菌する。その後、形状記憶部30を記憶回復温度まで加熱すると、元の形状、即ち図1に示すようなまっすぐの形状に戻る。形状記憶部30の記憶回復温度は、例えば摂氏100度程度に設定するのが好適であり、その場合煮沸や殺菌用スチームに曝すことで簡単に形状を回復させることができる。
【0028】
なお、上記では医療用ナイフ10Aの刃体41Aとして、略三角形状に突出した刃体を例に図示したが、このほか様々な形状の刃体を取り付けることが可能である。図3に様々な形状の刃体の例を示す。そして本発明の医療用器具10は、このようなナイフ本体40Aを自由に着脱することができる。
【0029】
また、上記では医療用器具として医療用ナイフ10Aについて説明したが、機能部にはこのほか様々なものを適用できる。図4に医療用ミラー10Bを、図5に医療用フック10Cを示す。なお、図1と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】
まず、図4に示すように、医療用ミラー10Bは、棒状の把持部20と、把持部20の先端に接続される形状記憶部30と、形状記憶部30の先端に配置される機能部(ここではミラー本体)40Bと、から構成される。
【0031】
ミラー本体40Bは、ミラー41Bと、ミラー41Bを保持するミラーホルダ42Bから構成される。ミラー本体40Bは、形状記憶部30に対して着脱可能に接続され、使用後にはミラー本体40Bのみ使い捨てることができる。
【0032】
この医療用ミラー10Bを使用する際には、図4(b)に示すように、必要に応じて形状記憶部30に力を加えて折曲させる。これにより、把持部20に対して機能部40Bに任意の角度を付けることが可能となる。
【0033】
使用後は、機能部40Bを取り外して廃棄し、把持部20と形状記憶部30は洗浄殺菌する。その後、形状記憶部30を記憶回復温度まで加熱すると、元の形状、即ち図4(a)に示すようなまっすぐの形状に戻る。
【0034】
また、図5に示すように、医療用フック10Cは、棒状の把持部20と、把持部20の先端に接続される形状記憶部30と、形状記憶部30の先端に配置される機能部(ここではフック本体)40Cと、から構成される。
【0035】
フック本体40Cは、フック41Cと、フック41Cを保持するフックホルダ42Cから構成される。フック本体40Cは、形状記憶部30に対して着脱可能に接続され、使用後にはフック本体40Cのみ使い捨てることができる。
【0036】
この医療用フック10Cを使用する際には、図5(b)に示すように、必要に応じて形状記憶部30に力を加えて折曲させる。これにより、把持部20に対して機能部40Cに任意の角度を付けることが可能となる。
【0037】
使用後は、機能部40Cを取り外して廃棄し、把持部20と形状記憶部30は洗浄殺菌する。その後、形状記憶部30を記憶回復温度まで加熱すると、元の形状、即ち図5(a)に示すようなまっすぐの形状に戻る。
【0038】
上記のように、本実施形態の医療用器具10は、各部を脱着自在にし機能部40のみを使い捨てにして安全及び衛生面に配慮すると共にコストを抑え、また、形状記憶部30を設けることによって機能部40の角度を自由に調節可能にして、良好な視野性を確保することができる。
【0039】
〔第2の実施形態〕
ところで、本発明が形状記憶部に利用する形状記憶合金は、変形させても加熱することによって記憶処理した元の形状に戻る特殊な合金だが、限度を超えた大きな変形を加えれば、加熱しても元の形状に戻ることができなくなる。そのため、形状記憶部を一定範囲以上に変形させないよう考慮する必要がある。そこで、把持部に対して機能部の角度を大きく取りたい等、形状記憶部の変形限度を超えた角度に機能部を設定したい場合は、医療用器具を以下のように構成する。
【0040】
図6は、本発明の第2の実施形態に係る医療用器具の概要を示す全体正面図である。なお、図1と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0041】
図6に示すように、本実施形態の医療用器具(ここでは例として、医療用ナイフ)11は、棒状の把持部20と、把持部20の先端に接続される形状記憶部30と、形状記憶部30の先端に配置される折曲した接続部50と、接続部50の先端に配置される機能部(ここではナイフ本体)40Aと、から構成される。このように、把持部20と機能部40Aの間に、一定の角度に折曲した接続部50を配置することで、形状記憶部30の変形限度を超えずに機能部40Aに大きな角度を付けることができる。
【0042】
接続部50は、ステンレス鋼等の素材からなり、予め任意の角度に折曲している。様々な角度に折曲した接続部50を複数用意し、その場に応じて使い分けるのが好ましい。
【0043】
また、把持部20、形状記憶部30、接続部50、機能部40Aは、それぞれ互いに着脱可能に接続されている。これらの接続方法は、嵌着式、ネジ式等、様々な方式を適用することができる。そして、把持部20と形状記憶部30、及び接続部50は使用の都度洗浄殺菌することで再利用可能であり、機能部40Aのみ使い捨てにする。
【0044】
上記本実施形態の医療用ナイフ11を使用する際には、図6(b)に示すように、必要に応じて形状記憶部30に力を加えて折曲させる。接続部50が既に折曲している分、形状記憶部30の変形限度を超えずに機能部40Aに大きな角度を付けることができる。
【0045】
使用後は、機能部40Aを取り外して廃棄し、把持部20と形状記憶部30、及び接続部50は洗浄殺菌する。その後、形状記憶部30を記憶回復温度まで加熱すると、元の形状、即ち図6(a)に示すようなまっすぐの形状に戻る。形状記憶部30の記憶回復温度は、例えば摂氏100度程度に設定するのが好適であり、その場合煮沸や殺菌用スチームに曝すことで簡単に形状を回復させることができる。
【0046】
なお、ここでは形状記憶部30と機能部40の間に接続部50を配置した例を示したが、形状記憶部30と接続部50の位置は逆に置き換えても良い。
【0047】
上記のように構成することで、本実施形態の医療用器具11は、機能部40のみを使い捨てにして安全及び衛生面に配慮すると共にコストを抑え、また、形状記憶部30と共に折曲した接続部50を設けることによって、形状記憶部30の変形限度を超えずに形状記憶部30の変形限度以上の角度に機能部40Aを自由に調節可能にして、良好な視野性を確保することができる。
【0048】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、ナイフ、ミラー、フック等、医療現場で用いられる医療用器具に係り、特に、器具先端に設けられた機能部を着脱可能にすると共にその機能部と把持部との角度を自由に変えることが可能な医療用器具に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0050】
10A 医療用器具(医療用ナイフ)
10B 医療用器具(医療用ミラー)
10C 医療用器具(医療用フック)
11 医療用器具(医療用ナイフ)
20 把持部
30 形状記憶部
40A 機能部(ナイフ本体)
40B 機能部(ミラー本体)
40C 機能部(フック本体)
41A 刃体
41B ミラー
41C フック
42A 刃体ホルダ
42B ミラーホルダ
42C フックホルダ
50 接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基端に棒状の把持部、先端に医療行為に用いられる機能部を備える医療用器具において、
前記把持部と前記機能部の間に、棒状の形状記憶合金からなる形状記憶部を設け、
前記把持部、機能部、及び形状記憶部を互いに着脱可能にすると共に、
前記形状記憶部を直線状態で記憶処理し、必要に応じて前記形状記憶部を折曲させて使用し、使用後には前記形状記憶部を記憶回復温度まで加熱することで、前記形状記憶部を元の記憶処理した形状に戻すことを特徴とする医療用器具。
【請求項2】
前記把持部と前記形状記憶部の間、又は前記形状記憶部と前記機能部との間に、所定角度に折曲した接続部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の医療用器具。
【請求項3】
前記形状記憶部が、ニッケル−チタン合金からなることを特徴とする請求項1に記載の医療用器具。
【請求項4】
前記医療用器具が、医療用ナイフ、医療用ミラー、医療用フックの何れかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用器具。
【請求項5】
前記機能部は、複数の形状タイプのものが個別の収納手段に封止されており、当該複数の形状タイプの任意の一つが選択されて前記記憶部の装着部に装着されて使用される、ことを特徴とする請求項4に記載の医療用器具。
【請求項6】
前記機能部は滅菌処理されて前記収納手段に収納されていることを特徴とする請求項5に記載の医療用器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−115605(P2012−115605A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270579(P2010−270579)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(505425878)
【出願人】(592248835)日本エー・シー・ピー株式会社 (56)
【Fターム(参考)】