説明

印刷制御プログラム、情報処理装置、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、印刷システム及び印刷装置

【課題】 印刷時の用紙の節約などの印刷目的にあった印刷設定をする際の利便性を向上させる。
【解決手段】 印刷目的問合表示制御部13は、テーブル記憶部12に記憶された印刷目的テーブルを参照し、印刷目的選択画面を表示部に表示させる。印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部14は、印刷目的選択画面からいずれかが選択されたことを検知した場合、テーブル記憶部12に記憶された印刷目的毎推奨印刷設定テーブルを検索し、推奨印刷設定選択画面を表示部に表示させる。推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15は、上記表示した推奨印刷設定選択画面に表示した推奨印刷設定からいずれかが選択されたことを検知した場合、テーブル記憶部12に記憶された推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルを検索し、メリット・デメリット/反映確認画面を表示部に表示。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、印刷制御プログラム、情報処理装置、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、印刷システム及び印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが印刷装置に対して、その印刷装置での印刷に係る印刷設定をするために、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)が提供され、よく使う印刷設定を登録して簡単に読み出して設定できるようにしたプリセットといった技術が既に知られている。
例えば、文書の印刷条件に関する指示を設定するための設定画面を表示し、その設定画面で設定された指示に応じて、文書を印刷する印刷条件を作成し、その印刷条件に基づいて、文書を印刷するように外部装置に対して印刷指示する装置において、目的設定手段で設定された文書の印刷目的に応じて、上記設定画面の表示形態を変更する装置(例えば、特許文献1参照)があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、印刷設定の組み合わせでどのような効果が得られるか、どんな結果の違いが発生するか、印刷時のメリット及びデメリットがわからず、ユーザが所望の印刷目的にあった印刷設定を容易にできないという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、印刷時の用紙の節約などの印刷目的にあった印刷設定をする際の利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は上記の目的を達成するため、コンピュータに、印刷目的とその印刷目的を達成するのに推奨される印刷時の印刷設定とその印刷設定で印刷した場合のデメリットの各情報を対応付けて記憶する記憶手順と、上記印刷目的の情報を表示する印刷目的表示手順と、上記表示した印刷目的の情報が選択された場合、上記選択された印刷目的に対応する上記記憶した印刷設定の情報を表示する印刷設定表示手順と、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するデメリット表示手順を実行させるための印刷制御プログラムを提供する。
また、上記のような印刷制御プログラムに、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報と、上記選択された印刷設定で印刷するデータの情報とに基づいて、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記記憶したデメリットの情報の表示が否と判断された場合、上記デメリット表示手順による表示をさせないようにする非デメリット表示手順を含めるとよい。
【0005】
さらに、印刷目的とその印刷目的を達成するのに推奨される印刷時の印刷設定とその印刷設定で印刷した場合のデメリットの各情報を対応付けて記憶する記憶手段と、上記印刷目的の情報を表示する印刷目的表示手段と、上記表示した印刷目的の情報が選択された場合、上記選択された印刷目的に対応する上記記憶した印刷設定の情報を表示する印刷設定表示手段と、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するデメリット表示手段を備えた情報処理装置を提供する。
また、上記のような情報処理装置に、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報と、上記選択された印刷設定で印刷するデータの情報とに基づいて、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記記憶したデメリットの情報の表示が否と判断された場合、上記デメリット表示手段による表示をさせないようにする非デメリット表示手段を設けるとよい。
【0006】
さらに、上記のような印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と、上記のような印刷制御プログラムと上記印刷制御プログラムから送信される印刷データを印刷処理する印刷装置とからなる印刷システムと、上記のような印刷制御プログラムを記憶する手段と上記印刷制御プログラムを情報処理装置に送信する手段とを備えた印刷装置もそれぞれ提供する。
【発明の効果】
【0007】
この発明による印刷制御プログラムは、コンピュータに、印刷時の用紙の節約などの印刷目的にあった印刷設定をする際の利便性を向上させることができるようにするための機能を実現させることができる。
また、この発明による情報処理装置と印刷システムは、印刷時の用紙の節約などの印刷目的にあった印刷設定をする際の利便性を向上させることができる。
さらに、この発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体と印刷装置は、コンピュータに上記印刷制御プログラムを容易に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図2に示す情報処理装置の制御部のプリンタドライバの機能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の一実施例である印刷システムの構成を示す図である。
【図3】図1に示すプリンタドライバのテーブル記憶部に記憶された各テーブルの内容例を示す図である。
【図4】図1に示すプリンタドライバにおける処理を示すフローチャート図である。
【0009】
【図5】図1に示すプリンタドライバにおける処理で表示される印刷設定画面の例を示す図である。
【図6】図1に示すプリンタドライバにおける処理で表示される印刷目的選択画面の例を示す図である。
【図7】図1に示すプリンタドライバにおける処理で表示される推奨印刷設定選択画面の例を示す図である。
【0010】
【図8】図1に示すプリンタドライバにおける処理で表示されるメリット・デメリット/反映確認画面の例を示す図である。
【図9】図2に示す情報処理装置におけるプリンタドライバの他の機能構成例を示す機能ブロック図である。
【図10】図9に示すプリンタドライバにおける処理を示すフローチャート図である。
【図11】図9に示すプリンタドライバにおける処理で表示されるメリット/反映確認画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、この発明の一実施例である印刷システムの構成を示す図である。
図1は、図2に示す情報処理装置1の制御部のプリンタドライバの機能構成を示す機能ブロック図である。
図3は、図1に示すプリンタドライバ11のテーブル記憶部12に記憶された各テーブルの内容例を示す図である。
この実施例の印刷システムは、図2に示すように、複数台の情報処理装置1と複数台の印刷装置2とがネットワーク3を介して互いにデータのやり取りができるように接続されているシステムである。
ネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク又はインターネットを含む通信網である。また、このネットワーク3にファクシミリ通信網を含めることもできる。
【0012】
なお、同図では、情報処理装置1と印刷装置2とをそれぞれ1台ずつ図示し、その他の情報処理装置と印刷装置、又はネットワーク3上のサーバを含むその他の装置は図示を省略している。
情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)であり、図1に示した制御部10と、図示を省略した入力部と表示部と記憶部と通信制御部を備えている。
入力部は、ユーザが、アプリケーションの実行時の入力作業と、印刷時の各種の画面への入力作業を含む各種の作業における操作情報を入力するキーボード、タッチパネル、ポインティングデバイスを含む入力装置である。
表示部は、ユーザに上述のような各種の画面を含む作業画面を表示するCRT、LCDを含む表示装置である。
【0013】
記憶部は、アプリケーション、プリンタドライバ11を含む各種のプログラムと、文書データ、画像データとを含む各種のデータを記憶するハードディスク装置(HDD)等の記憶装置であり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
通信制御部は、ネットワーク3を介した印刷装置2、他の各種の装置とのデータの送受信の制御を司り、印刷装置2へ印刷要求と共に印刷時の各種の印刷設定情報を送ると共に、印刷装置2から印刷に係る各種の情報を受けとる。
【0014】
制御部10は、CPUと、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるROM及びRAMを含むマイクロコンピュータ(プログラムを実行する「コンピュータ」に相当する)によって実現され、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納された制御プログラムを実行することによって、情報処理装置1の全体の制御を司り、記憶部に記憶されたアプリケーションプログラム(「アプリケーション」と略称)と、印刷装置2に対する印刷制御を行う印刷制御プログラムであるプリンタドライバプログラム(「プリンタドライバ」)11の実行を含む各種の処理を実行する。
【0015】
このプリンタドライバ11は、印刷目的とその印刷目的を達成するのに推奨される印刷時の印刷設定とその印刷設定で印刷した場合のデメリットの各情報を対応付けて記憶する記憶手順と、上記印刷目的の情報を表示する印刷目的表示手順と、上記表示した印刷目的の情報が選択された場合、上記選択された印刷目的に対応する上記記憶した印刷設定の情報を表示する印刷設定表示手順と、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するデメリット表示手順を含んでおり、その各手順の実行によってテーブル記憶部12、印刷目的問合表示制御部13、印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部14、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15、GUI表示制御部16、印刷データ生成部17、及び印刷データ送信部18の各機能部を実現している。
【0016】
テーブル記憶部12は、印刷目的テーブルと印刷目的毎推奨印刷設定テーブルと推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルとを、予め記憶しているメモリである。
すなわち、このテーブル記憶部12は、印刷目的とその印刷目的を達成するのに推奨される印刷時の印刷設定とその印刷設定で印刷した場合のデメリットの各情報を対応付けて記憶する記憶手段に相当する。
上記印刷目的テーブルは、図3の(a)に示すように、ユーザが印刷時に達成したい複数種類の目的が予め登録されている。
例えば、印刷に使用する用紙をできるだけ少なくする「用紙の節約」と、速く印刷出力して印刷時間を短くする「高速出力」と、用紙に印刷された画像の品質を高める「高画質」と、印刷に使用するトナーの使用を節約する「トナーセーブ」を含む複数種類の印刷目的を予め登録している。この各印刷目的には、識別情報ID_Aとしてそれぞれ異なる数値を付与している。例えば、用紙節約には、識別情報ID_A:1を付与している。
【0017】
次に、上記印刷目的毎推奨印刷設定テーブルは、図3の(b)に示すように、上記印刷目的テーブルに登録された印刷目的毎にその印刷目的を達成するのに推奨される印刷設定の内容を登録している。
例えば、用紙の節約の印刷目的を達成するために推奨される印刷設定の内容として、4ページ分の画像を1ページの用紙にまとめて印刷する集約印刷(Layout):4in1と、用紙の両面に印刷する両面印刷(Duplex)を有効にする(図中「ON」で示す)との組み合わせと、2ページ分の画像を1ページの用紙にまとめて印刷する集約印刷:2in1と、用紙の両面に印刷する両面印刷を有効にするとの組み合わせを含む複数種類の推奨印刷設定の内容を登録している。
また、その他に、解像度、カラー印刷とモノクロ印刷、用紙変更、A4サイズの原稿をA4サイズの用紙に印刷(Fit in A4)等の印刷設定の項目もある。さらに、図示を省略した他の印刷設定の項目も含めるようにするとよい。
【0018】
この各推奨印刷設定の内容には、上記印刷目的の中から対応する印刷目的の識別情報ID_Aを対応させて登録している。
また、推奨印刷設定の内容毎に、識別情報ID_Bとしてそれぞれ異なる数値(この実施例では、識別情報ID_Aの数値とも異なる数値)を付与している。例えば、集約印刷:4in1と両面印刷との組み合わせの推奨印刷設定の内容には、識別情報ID_B:1−1を付与している。
【0019】
次に、上記推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルは、図3の(c)に示すように、上記印刷目的毎推奨印刷設定テーブルに登録された推奨印刷設定毎にその推奨印刷設定で印刷した場合のメリットとデメリットの情報を登録している。
例えば、集約印刷:4in1と両面印刷との組み合わせには、「原稿ページ数はN1ページのため、N2枚の用紙削減ができます」のメリットと、「印字される文字が、約1/4のサイズになり、読み難くなるかもしれません」のデメリットの各情報を登録している。なお、上記N1と上記N2とは、印刷対象のデータに応じて求められる数値であり、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15が、メリットとデメリットの表示の際に求めて設定する。
【0020】
この各推奨印刷設定毎メリット・デメリットの情報には、それぞれ対応する推奨印刷設定の内容の識別情報ID_Bを登録しており、例えば、「原稿ページ数はN1ページのため、N2枚の用紙削減ができます」のメリットと、「印字される文字が、約1/4のサイズになり、読み難くなるかもしれません」のデメリットの各情報には、集約印刷:4in1と両面印刷との組み合わせの推奨印刷設定の内容を対応させるように、その識別情報ID_B1が登録されている。
【0021】
このように、印刷目的テーブルと印刷目的毎推奨印刷設定テーブルと推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルから、上記識別情報ID_AとID_Bに基づいて、印刷目的に対応する推奨印刷設定の内容と推奨印刷設定毎メリット・デメリットの情報を検索することができる。
【0022】
図1に戻り、印刷目的問合表示制御部13は、印刷設定画面のプロパティボタンの押下を検知した場合、テーブル記憶部12に記憶された印刷目的テーブルを参照し、ユーザに対して印刷目的テーブルに登録された各印刷目的の中から印刷時の印刷目的を選択させる印刷目的選択画面を表示部に表示させる。この印刷目的選択画面によって、ユーザに印刷目的の種類を問い合せる。
すなわち、この印刷目的問合表示制御部13は、上記印刷目的の情報を表示する印刷目的表示手段の機能を果たす。
印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部14は、印刷目的選択画面に表示した印刷目的の中からいずれかが選択されたことを検知した場合、その選択された印刷目的の識別情報ID_Aの数値に基づいてテーブル記憶部12に記憶された印刷目的毎推奨印刷設定テーブルを検索し、上記選択された印刷目的に対応する推奨印刷設定の内容を読み出し、推奨印刷設定を選択させる推奨印刷設定選択画面を表示部に表示させる。
【0023】
すなわち、この印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部14は、上記表示した印刷目的の情報が選択された場合、上記選択された印刷目的に対応する上記記憶した印刷設定の情報を表示する印刷設定表示手段の機能を果たす。
推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15は、上記表示した推奨印刷設定選択画面に表示した推奨印刷設定の中からいずれかが選択されたことを検知した場合、その選択された推奨印刷設定の識別情報ID_Bの数値に基づいてテーブル記憶部12に記憶された推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルを検索し、上記選択された推奨印刷設定に対応するメリットとデメリットの各情報を読み出し、それらの情報と共に、上記選択された推奨印刷設定を印刷時に反映させるか否かを選択させるメリット・デメリット/反映確認画面を表示部に表示させる。
【0024】
すなわち、この推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15は、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するデメリット表示手段の機能を果たす。
GUI表示制御部16は、上記選択された推奨印刷設定を反映させる指示が入力されたことを検知した場合、表示部に印刷の詳細設定画面を表示させる。
印刷データ生成部17は、印刷対象のデータに設定された印刷設定の内容に基づいて、印刷対象のデータから印刷データを生成する。
印刷データ送信部18は、印刷データ生成部17によって生成された印刷データと、印刷設定の情報を印刷装置2へ送信する。
【0025】
一方、印刷装置2は、例えば、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、複合機を含む印刷機能を備えた画像形成装置(「画像処理装置」とも呼ぶ)である。
例えば、複合機の場合は、原稿の画像を読み取ってその画像データを入力するスキャナ機能(画像読取機能)、原稿の画像を読み取って用紙に複写印刷するコピー機能(複写機能)、プリント機能(印刷機能)、原稿から読み取った画像データ又は文書や図形などのデータから変換した画像データをファクシミリ送受信するファクシミリ通信機能(FAX機能)を搭載している。
この印刷装置2は、図示を省略した制御部、操作表示部、印刷部、記憶部、及び通信制御部を備えている。
【0026】
制御部は、CPUと、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるROM及びRAMを含むマイクロコンピュータによって実現され、CPUがRAMを作業領域としてROMに導入された制御プログラムを実行することによって、印刷装置2の全体の制御を司り、情報処理装置1からの印刷依頼に基づく印刷処理を含む各種の処理を実行する。
操作表示部は、タッチパネル、キーを含む入力部と表示部とを備えており、ユーザに、各種の作業画面とメッセージを表示すると共に、各種の作業における操作情報を入力する。
印刷部は、情報処理装置1から受信した印刷設定内容で印刷データを用紙に印刷する。
記憶部は、印刷データ、プリンタドライバを含む各種のデータを記憶するハードディスク装置(HDD)等の記憶装置であり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0027】
通信制御部は、ネットワーク3を介したデータの送受信の制御を司り、情報処理装置1からの印刷依頼時の印刷データを含むデータ受信と、ネットワーク3を介して情報処理装置1へのプリンタドライバインストーラの送信を含む送受信を行う。
この印刷装置2は、情報処理装置1から送信される印刷データ(プリンタドライバ11から送信される印刷データ)と印刷設定で印刷処理する。
また、記憶部に記憶したプリンタドライバを情報処理装置1にダウンロードさせて、情報処理装置1において実行することによって上述のプリンタドライバ11として機能させることもできる。
すなわち、この印刷装置2は、印刷制御プログラムを記憶する手段と、上記印刷制御プログラムを情報処理装置に送信する手段を備えた印刷装置に相当する。
また、この印刷システムは、印刷制御プログラムと、その印刷制御プログラムから送信される印刷データを印刷処理する印刷装置とからなる印刷システムに相当する。
【0028】
次に、図1に示したプリンタドライバ11における処理を説明する。
図4は、図1に示したプリンタドライバ11における処理を示すフローチャート図である。
図5乃至図8は、図1に示したプリンタドライバ11における処理で表示される各表示画面の例を示す図である。
この処理は、図4に示すように、ステップ(図中「S」で示す)1で、印刷目的問合表示制御部13が、プリンタドライバ11の印刷設定のプロパティボタンが押下されたか否かを判断し、押下されたと判断したら(「Y」の場合)、ステップ2へ進み、押下されなかったと判断し(「N」の場合)、図示を省略した判断で印刷の実行を指示するボタンが押下されたことを検知したら、ステップ10へ進む。
【0029】
上記判断処理では、図5に示すように、プリンタドライバ11の印刷設定のプロパティボタン20が押下されたか否かを判断する。
図4に戻り、ステップ2で、印刷目的問合表示制御部13が、印刷目的テーブルを参照して、表示部に印刷目的選択画面を表示させて、ステップ3へ進む。
上記印刷目的選択画面は、図6に示すように、印刷時に実現したい目的の種類を選択させるための画面であり、例えば、「紙を節約したい」「速く出力したい」「できるだけ綺麗に出力したい」「その他」の各印刷目的が表示される。
この「紙を節約したい」の印刷目的は上記用紙の節約に相当し、「速く出力したい」の印刷目的は上記高速出力に相当し、「できるだけ綺麗に出力したい」の印刷目的は上記高画質に相当する。また、「その他」の印刷目的は、例えば、上記トナーセーブに相当する。
【0030】
ユーザは、印刷目的選択画面の各印刷項目の先頭に表示されたチェック欄(図中に丸印で示した部分)の中から所望の印刷目的のものを選択した後にOKボタンを押下することによって、所望の印刷目的を選択する。
図4に戻り、ステップ3で、印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部14が、印刷目的が選択されたか否かを判断し、選択されなかったと判断したら(「N」の場合)、この判断処理を繰り返し、選択されたと判断したら(「Y」の場合)、ステップ4へ進む。
ステップ4で、印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部14が、印刷目的毎推奨設定情報テーブルを検索し、選択された印刷目的に対応する推奨印刷設定を選択させる推奨印刷設定選択画面を表示部に表示させて、ステップ5へ進む。
【0031】
上記推奨印刷設定選択画面は、図7に示すように、上記選択された印刷目的に対応する推奨印刷設定を選択させるための画面であり、例えば、上記印刷目的で「紙を節約したい」が選択された場合の表示であり、推奨1として「集約印刷:4in1,両面印刷」の組み合わせの推奨印刷設定と、推奨2として「集約印刷:2in1,両面印刷」の組み合わせの推奨印刷設定とを表示している。
ユーザは、上記印刷目的選択画面での選択と同様にして、推奨印刷設定選択画面の推奨1あるいは推奨2の先頭に表示されたチェック欄(図中に丸印で示した部分)の中から所望のものを選択した後にOKボタンを押下することによって、所望の推奨印刷設定の内容を選択する。
【0032】
図4に戻り、ステップ5で、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15が、推奨設定項目が選択されたか否かを判断し、選択されなかったと判断したら(「N」の場合)、この判断処理を繰り返し、選択されたと判断したら(「Y」の場合)、ステップ6へ進む。
ステップ6で、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15が、推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルを検索して、選択された推奨印刷設定に対応するメリット・デメリット/反映確認画面を表示部に表示させて、ステップ7へ進む。
【0033】
上記メリット・デメリット/反映確認画面は、図8に示すように、上記選択された推奨印刷設定の内容で印刷した場合のメリットとデメリットの情報を通知すると共に、上記選択された推奨印刷設定の内容を印刷に反映させるか否かを選択させる画面であり、例えば、上記推奨1が選択された場合の表示例であり、推奨1で印刷すると、メリットとして、印刷用紙がどれだけ削減されるかを具体的な数値で示し、デメリットとして、集約印刷のために内容が読み難くなることを示している。
そして、推奨1の内容を印刷に反映させる場合、ユーザは「はい」のボタンを、反映させない場合は「いいえ」のボタンを押下する。また、「キャンセル」のボタンを押下すると、上記推奨印刷設定選択画面の表示に戻る。
図4に戻り、ステップ7で、GUI表示制御部16が、反映指示がされたか否かを判断し、反映指示がされたと判断したら(「Y」の場合)、ステップ8へ進み、反映指示がされなかったと判断したら(「N」の場合)、ステップ9へ進む。
【0034】
上記反映指示がされたと判断する場合は、上記メリット・デメリット/反映確認画面で「はい」のボタンが押下されたときであり、上記反映指示がされなかったと判断する場合は、上記メリット・デメリット/反映確認画面で「いいえ」のボタンが押下されたときであり、図示を省略するが、上記メリット・デメリット/反映確認画面で「キャンセル」のボタンが押下されたときは、ステップ6の処理に戻る。
ステップ8で、GUI表示制御部16が、選択された推奨印刷設定の内容を反映させた詳細設定画面を表示部に表示させて、ステップ10へ進む。
この詳細設定画面は、プロパティボタン20が押下された場合に表示される詳細な印刷設定の内容を設定するための画面であり、ステップ8では、上記選択された推奨印刷設定の内容が設定された内容で表示される。
【0035】
一方、ステップ9では、GUI表示制御部16が、選択された推奨印刷設定の内容を反映させない初期設定の詳細設定画面を表示部に表示させて、ステップ10へ進む。
この初期設定の詳細設定画面は、プロパティボタン20が押下された場合に表示されるデフォルトの設定内容の画面である。
ステップ8又はステップ9の処理の後、図示を省略するが、詳細設定画面でOKボタンが押下されると、印刷設定画面に表示が戻り、その印刷設定画面でOKボタンが押下されると、ステップ10へ進む。
ステップ10で、印刷データ生成部17が、ステップ8、あるいはステップ9で表示した詳細設定画面(この詳細設定画面で更に印刷設定が変更された場合はその内容も含む)の設定内容で印刷対象のデータから印刷データを生成する印刷データ生成処理を実行し、ステップ11へ進む。
【0036】
ステップ11で、印刷データ送信部18が、印刷装置2へ上記生成された印刷データを送信し、この処理を終了する。
このようにして、ユーザは、所望の印刷目的を選択すると、その印刷目的を達成するために推奨される印刷設定の内容が自動的に一覧表示されるので、多岐にわたる印刷設定の全てを詳しく知らなくても目的にあった印刷設定を容易に選択することが出来る。
また、推奨される印刷設定を選択した場合、その印刷設定で印刷した場合のメリットとデメリットが表示されるので、自ら選択した印刷設定によるメリットとデメリットを十分認識した上で印刷を実行することができ、印刷設定の利便性を高めることができる。
【0037】
次に、上記推奨される印刷設定で印刷する対象のデータの内容は様々であり、例えば、文書データの場合、印刷対象の文書データの行数、文字数、文字のサイズなどによっては、上記デメリットが当てはまらない場合もある。
このような場合は、デメリットの情報を表示しないようにすると、ユーザに更に有益な情報を提供することができる。
【0038】
次に、選択された印刷設定と印刷対象のデータの内容に応じてデメリットの情報を表示しないようにする場合の実施例を説明する。
図9は、図2に示す情報処理装置1におけるプリンタドライバの他の機能構成例を示す機能ブロック図である。図1と共通する部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例のプリンタドライバ11′には、上記プリンタドライバ11に、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報と、上記選択された印刷設定で印刷するデータの情報とに基づいて、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記記憶したデメリットの情報の表示が否と判断された場合、上記デメリット表示手順による表示をさせないようにする非デメリット表示手順を含めている。
【0039】
そして、プリンタドライバ11′には、新たな機能部の設定項目解析部19が設けられている。
この設定項目解析部19は、推奨印刷設定選択画面で推奨印刷設定が選択された場合、その推奨印刷設定の内容と、印刷対象のデータの内容とに基づいて、その印刷対象のデータに推奨印刷設定の内容を反映させて印刷したら、上記記憶している推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルのデメリットの情報が当てはまるか否かを解析し、当てはまると判断した場合はデメリットを表示すると判断し、当てはまらないと判断した場合はデメリットを表示しないと判断し、その各判断結果に基づいて、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15に対してメリット・デメリット/反映確認画面を表示させるか、デメリットを表示させないメリット/反映確認画面を表示させるかを制御する。
【0040】
上記解析については、予め印刷するデータ、例えば、文書データの場合、用紙サイズ、行数、文字数、文字サイズを含む各種の情報毎に上記推奨印刷設定で印刷した場合の印刷結果から判断した解析結果を、予めプリンタドライバ11′の内部、例えば、テーブル記憶部12に記憶させておく。
そして、設定項目解析部19は、印刷対象のデータから用紙サイズ、行数、文字数、文字サイズを含む各種の情報を取得し、その情報に対応する解析結果を検索し、その検索された解析結果に基づいてメリット・デメリット/反映確認画面を表示させるか、デメリットを表示させないメリット/反映確認画面を表示させるかを決定する。
また、上記解析を、他の公知技術(説明を省略)を用いて行うようにしてもよい。
【0041】
すなわち、この設定項目解析部19は、上記表示した印刷設定が選択された場合、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報と、上記選択された印刷設定で印刷するデータの情報とに基づいて、上記選択された印刷設定に対応する上記記憶したデメリットの情報を表示するか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記記憶したデメリットの情報の表示が否と判断された場合、上記デメリット表示手段による表示をさせないようにする非デメリット表示手段の機能を果たす。
【0042】
次に、図9に示したプリンタドライバ11′における処理を説明する。
図10は、図9に示したプリンタドライバ11′における処理を示すフローチャート図である。
図11は、図9に示したプリンタドライバ11′における処理で表示されるメリット/反映確認画面例を示す図である。
この場合の処理は、ステップ21〜24までは、図4に示したステップ1〜4とそれぞれ同じなのでその説明を省略する。
図10のステップ25で、設定項目解析部19が、推奨設定項目が選択されたか否かを判断し、選択されなかったと判断したら(「N」の場合)、この判断処理を繰り返し、選択されたと判断したら(「Y」の場合)、ステップ26へ進む。
【0043】
ステップ26で、設定項目解析部19が、推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルを検索し、選択された推奨印刷設定に対応するメリット・デメリットの情報と印刷対象のデータの内容とに基づいて、デメリットの有無を解析し、ステップ27へ進む。
上記ステップ26の解析処理では、推奨印刷設定の内容と、印刷対象のデータの内容とに基づいて、その印刷対象のデータに推奨印刷設定の内容を反映させて印刷したら、上記記憶している推奨印刷設定毎メリット・デメリットテーブルのデメリットの情報が当てはまるか否かを解析し、当てはまると判断した場合はデメリットを表示すると判断する。
ステップ27で、設定項目解析部19が、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15を制御し、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15が、メリット・デメリット/反映確認画面、あるいはメリット/反映確認画面を表示し、ステップ28へ進む。
【0044】
ステップ27では、設定項目解析部19が、ステップ26で当てはまらないと判断した場合はデメリットを表示しないと判断し、その各判断結果に基づいて、推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部15に対してメリット・デメリット/反映確認画面を表示させるか、デメリットを表示させないメリット/反映確認画面を表示させるかを制御する。
上記メリット/反映確認画面は、図11に示すように、上記選択された推奨印刷設定の内容で印刷した場合のメリットのみの情報を通知すると共に、上記選択された推奨印刷設定の内容を印刷に反映させるか否かを選択させる画面であり、例えば、上記推奨1が選択された場合の表示例であり、推奨1で印刷すると、メリットとして、印刷用紙がどれだけ削減されるかを具体的な数値で示した情報のみを示している。
【0045】
そして、推奨1の内容を印刷に反映させる場合、ユーザは「はい」のボタンを、反映させない場合は「いいえ」のボタンを押下する。また、「キャンセル」のボタンを押下すると、上記推奨印刷設定選択画面の表示に戻る。
図10に戻り、ステップ28〜32は、図4に示したステップ7〜11とそれぞれ同じなのでその説明を省略する。
このようにして、推奨される印刷設定を選択した場合、その印刷設定で印刷すると、予め登録されたデメリットが当てはまらない場合は、メリットのみを表示してデメリットを表示しないので、ユーザに適切な情報を提供することができる。
なお、上記印刷目的、推奨印刷設定の内容、メリット及びデメリットの情報、解析結果を追加登録及び任意の項目を変更したり削除したりを可能にするとよい。
【0046】
この実施例によれば、ユーザは、印刷装置に対する全ての印刷設定の内容を十分に理解していなくても、印刷設定の組み合わせで印刷時にどのような効果が得られるか、どのような結果の違いが発生するか、メリット及びデメリットを容易に把握することができ、所望の印刷目的にあった印刷設定を容易にでき、所望印刷目的を達成した印刷を容易に実行することができる。
また、ユーザがプリンタドライバの詳細設定を行うか否かの判断をするにあたって、印刷設定の内容毎にメリットだけでなくデメリットも容易に知ることができ、多岐にわたる印刷設定を使いこなすことができるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
この発明による印刷制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報処理装置は、デスクトップパソコン、ノートブックパソコンを含むコンピュータにおいて適用することができる。
また、この発明による印刷システムは、ローカルエリアネットワーク、インターネットを含むネットワークを介して上述のような情報処理装置とその情報処理装置からの印刷データを印刷する印刷装置とで通信可能なシステム全般に適用することができる。
さらに、この発明による印刷装置は、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、及び複合機を含む印刷機能を備えた装置全般に適用することができる。
【符号の説明】
【0048】
1:情報処理装置 2:印刷装置 3:ネットワーク 10:制御部 11、11′:プリンタドライバ 12:テーブル記憶部 13:印刷目的問合表示制御部 14:印刷目的毎推奨印刷設定表示制御部 15:推奨印刷設定毎メリット・デメリット情報表示制御部 16:GUI表示制御部 17:印刷データ生成部 18:印刷データ送信部 19:設定項目解析部 20:プロパティボタン
【先行技術文献】
【特許文献】
【0049】
【特許文献1】特開2000−235466号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、印刷目的と該印刷目的を達成するのに推奨される印刷時の印刷設定と該印刷設定で印刷した場合のデメリットの各情報を対応付けて記憶する記憶手順と、
前記印刷目的の情報を表示する印刷目的表示手順と、
前記表示した印刷目的の情報が選択された場合、前記選択された印刷目的に対応する前記記憶した印刷設定の情報を表示する印刷設定表示手順と、
前記表示した印刷設定が選択された場合、前記選択された印刷設定に対応する前記記憶したデメリットの情報を表示するデメリット表示手順とを実行させるための印刷制御プログラム。
【請求項2】
前記表示した印刷設定が選択された場合、前記選択された印刷設定に対応する前記記憶したデメリットの情報と、前記選択された印刷設定で印刷するデータの情報とに基づいて、前記選択された印刷設定に対応する前記記憶したデメリットの情報を表示するか否かを判断する判断手順と、該判断手順によって前記記憶したデメリットの情報の表示が否と判断された場合、前記デメリット表示手順による表示をさせないようにする非デメリット表示手順を含むことを特徴とする請求項1記載の印刷制御プログラム。
【請求項3】
印刷目的と該印刷目的を達成するのに推奨される印刷時の印刷設定と該印刷設定で印刷した場合のデメリットの各情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
前記印刷目的の情報を表示する印刷目的表示手段と、
前記表示した印刷目的の情報が選択された場合、前記選択された印刷目的に対応する前記記憶した印刷設定の情報を表示する印刷設定表示手段と、
前記表示した印刷設定が選択された場合、前記選択された印刷設定に対応する前記記憶したデメリットの情報を表示するデメリット表示手段とを備えた情報処理装置。
【請求項4】
前記表示した印刷設定が選択された場合、前記選択された印刷設定に対応する前記記憶したデメリットの情報と、前記選択された印刷設定で印刷するデータの情報とに基づいて、前記選択された印刷設定に対応する前記記憶したデメリットの情報を表示するか否かを判断する判断手段と、該判断手段によって前記記憶したデメリットの情報の表示が否と判断された場合、前記デメリット表示手段による表示をさせないようにする非デメリット表示手段とを設けたことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
請求項1又は2記載の印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項6】
請求項1又は2記載の印刷制御プログラムと、前記印刷制御プログラムから送信される印刷データを印刷処理する印刷装置とからなることを特徴とする印刷システム。
【請求項7】
請求項1又は2記載の印刷制御プログラムを記憶する手段と、前記印刷制御プログラムを情報処理装置に送信する手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−242967(P2011−242967A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−113909(P2010−113909)
【出願日】平成22年5月18日(2010.5.18)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】