説明

印刷装置

【課題】印刷ジョブの受信後でも印刷速度を容易に変更できる技術を提供する。
【解決手段】本出願の印刷装置(プリンタ)100は、印刷ジョブに基づいて印刷を開始する手段と、印刷を実行中に、高速印刷モードへの移行要求を受け付ける手段と、高速印刷モードへの移行要求を受け付けた場合に、それまでの速度より高速で印刷を行う印刷速度変更手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ホストコンピュータから送信された印刷ジョブに従って、印刷を実行する印刷装置がある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−065941号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の印刷装置では、一旦印刷が開始されると、ユーザは、印刷速度を変更することができない。例えば、印刷装置の印刷速度は、カラー印刷かモノクロ印刷か、両面印刷か片面印刷か、解像度が高いか低いかなどの印刷条件により異なる。これらの印刷条件は、印刷ジョブで設定されている。したがって、印刷ジョブを受信して印刷が開始されると、印刷速度を簡単には変更することができない。
【0004】
これでは、印刷が開始されてから、予想より印刷時間がかかることが分かった場合に、画質を落としてでも早く印刷を終了させたいといったニーズに応えることができない。
【0005】
そこで、本発明は、印刷ジョブの受信後でも印刷速度を容易に変更することができる印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本願発明は、印刷装置であって、印刷ジョブに基づいて印刷を開始する手段と、印刷を実行中に、高速印刷モードへの移行要求を受け付ける手段と、高速印刷モードへの移行要求を受け付けた場合に、それまでの速度より高速で印刷を行う印刷速度変更手段と、を備える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
【0008】
図1は、本発明の一実施形態が適用された印刷システム10の機能構成の一例を示すブロック図である。図示するように、印刷システム10は、プリンタ100と、情報処理装置200と、がUSBケーブル等のケーブルを介して相互に接続されている。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば、プリンタ100と情報処理装置200は、インターネットやLAN等のコンピュータネットワークを介して、相互に通信可能に接続されていてもよい。
【0009】
情報処理装置200は、例えば、不図示の、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、ハードディスクと、ディスプレイ等の表示装置と、キーボードやマウス等からなる入力装置と、プリンタ100とデータの送受信を行う通信インタフェースと、などを備えた一般的なコンピュータ(パーソナルコンピュータ)で実現される。
【0010】
情報処理装置200上には、図示するように、プリンタドライバ部210が少なくとも構築される。プリンタドライバ部210は、情報処理装置200が備えるROMなどからRAMにロードされたコンピュータプログラムを、CPUが実行することにより構築される。
【0011】
プリンタドライバ部210は、プリンタ100を制御して印刷を実行させるための処理を行う。具体的には、プリンタドライバ部210は、プリンタ200で印刷可能な印刷データを生成し、プリンタ200を制御するためのコマンドとともに、プリンタ200に送信する(印刷ジョブを送信する)。
【0012】
また、プリンタドライバ部210は、印刷に関する各種設定(印刷を高速化させる方法についての設定、など)を行う。例えば、プリンタドライバ部210は、設定画面を表示装置等に表示して、ユーザからの指示を受け付ける。
【0013】
図2は、設定画面300の表示例を示す図である。図示するように、設定画面300には、プリンタ100で印刷を高速化させる指示がされた(後述する印刷高速化ボタン121が押された)場合に、印刷を高速化させる方法を選択するチェック欄が設けられる(310〜350)。
【0014】
例えば、第1のチェック欄310は、「画質調整の処理をスキップ(省略)する」か否かについて決定するチェック欄である。
【0015】
第2のチェック欄320は、「カラー印刷をモノクロ印刷に変更する」か否かについて決定するチェック欄である。
【0016】
第3のチェック欄330は、「両面印刷を片面印刷に変更する」か否かについて決定するチェック欄である。
【0017】
第4のチェック欄340は、「解像度を低減させる」か否かについて決定するチェック欄である。
【0018】
第5のチェック欄350は、「割付印刷を行う」か否かについて決定するチェック欄である。
【0019】
いずれの方法が選択された場合においても、プリンタドライバ部210は、印刷を高速化させる指示がプリンタ100でされた場合に、チェック欄(310〜350)で選択された方法で印刷を高速化させる指示(コマンド)を、プリンタ100に送信する。
【0020】
なお、複数の方法を選択してもよい。例えば、第1のチェック欄310及び第2のチェック欄320が選択され(チェックが入れられ)た場合には、プリンタドライバ部210は、プリンタ100での高速化の指示がされたときに、画質調整の処理をスキップし、かつ、カラー印刷をモノクロ印刷に変更して印刷を行う指示(コマンド)を、プリンタ100に送信する。
【0021】
図1に戻り、プリンタ100は、例えば、不図示の、CPUと、RAMと、ROMと、情報処理装置200とデータの送受信を行う通信インタフェースと、印刷エンジンと、入力装置(操作パネル、タッチパネルなど)と、表示装置(表示パネル、タッチパネルなど)と、を備えている。ただし、プリンタ100の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、特定の処理を行うASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを備えていてもよい。また、プリンタ100は、プリンタに限定されず、例えば、複合機などでもよい。
【0022】
プリンタ100上には、制御部110と、入力部120と、印刷実行部130と、が構築される。各部(110〜130)は、プリンタ100が備えるRAMにロードされたコンピュータプログラムを、CPUが実行すること、及び、印刷エンジンが動作すること、により構築される。或いは、各機能を実現する専用のASICなどが動作することにより構築されてもよい。
【0023】
制御部110は、プリンタ100全体を制御し、プリンタホストである情報処理装置200から送信された印刷ジョブに基づく印刷の制御を行う。ここで、制御部110は、情報処理装置200から送信された指示(コマンド)を解釈し、その指示(コマンド)に従って、印刷の制御を行う。
【0024】
例えば、制御部110は、後述する入力部120を介して印刷を高速化させる指示(高速印刷モードへ移行する要求)を受け付けた場合には、情報処理装置200から送信された指示(コマンド)に含まれている方法で、印刷を高速化する制御を行う。なお、以下では、通常の印刷速度よりも高速化して印刷を行うモードを「高速印刷モード」とよぶ。
【0025】
ここで、情報処理装置200から送信された指示(コマンド)に含まれている方法が、上述した「画質調整をスキップする」方法である場合には、制御部110は、通常印刷時に行う印刷エンジンの画質調整の処理を行わずに、印刷を行うように制御する。具体的には、制御部110は、印刷実行部130から画質調整の要求を受け付けた場合でも、当該要求を無視し、即座に画質調整の終了コマンドを印刷実行部130に通知する。なお、画質調整の処理とは、100枚(印刷用紙)に1回程度の頻度で、印字結果があらかじめ決められた画質(色合い)とずれないように調整を行う処理のことをいう。
【0026】
また、上述した「カラー印刷をモノクロ印刷に変更する」方法である場合には、制御部110は、情報処理装置200から送信された印刷ジョブに含まれる印刷データを、モノクロ印刷で行うように制御する。具体的には、制御部110は、YMCK系の印刷データを、モノクロ印刷データに変換し、印刷実行部130に送信する。ここで、モノクロ印刷データへの変換式には、例えば、GRAY=min(1,0.3×C+0.59×M+0.11×Y+K)を画素単位で用いる。ただし、Cはシアン、Mはマゼンタ、Yはイエロー、Kはブラックの階調値を示す。なお、例えば、4サイクルエンジンでは、カラー印刷の場合は4回転写を行うので、モノクロ印刷を行うと、カラー印刷と比較しておよそ4倍、転写に要する時間を短縮できる。
【0027】
また、上述した「両面印刷を片面印刷に変更する」方法である場合には、制御部110は、情報処理装置200から送信された印刷ジョブに含まれる印刷データを、片面印刷で行うように制御する。具体的には、制御部110は、印刷実行部130に片面印刷コマンドを通知する。
【0028】
また、上述した「解像度を低減させる」方法である場合には、制御部110は、情報処理装置200から送信された印刷ジョブに含まれる印刷データの解像度を低減させる制御を行う。具体的には、制御部110は、印刷実行部130への出力解像度を切り替え、印刷実行部130に解像度を指定する解像度指定コマンドを通知する。なお、印刷エンジン(印刷実行部130)の仕様によっては、600dpiで印刷を行う場合と比較して1200dpiで印刷を行うと2倍の時間がかかるものが存在する。その場合、制御部110は、解像度を、1200dpiから600dpiに低減させるように印刷実行部130を制御することで、およそ2倍高速化できる。
【0029】
また、上述した「割付印刷を行う」方法である場合には、制御部110は、情報処理装置200から送信された印刷ジョブに含まれる印刷データについて割付印刷を行うように制御する。具体的には、制御部110は、印刷データを縮小、回転、結合などして、割付用の印刷データを生成し、印刷実行部130に通知する。
【0030】
次に、入力部120は、ユーザからの指示を受け付ける。具体的には、入力部120は、操作パネル400などの入力装置からユーザの指示を受け付け、制御部110に通知する。
【0031】
図3は、操作パネル400の概略構成例を示す図である。図示するように、操作パネル400には、印刷高速化ボタン121と、印刷高速モードLED122と、キャンセルボタン123と、タッチパネル(液晶)124と、が設けられる。
【0032】
印刷高速化ボタン121は、印刷の実行中に押されたときに、印刷を高速化させる(高速印刷モードに移行させる)ためのボタンである。印刷高速モードLED122は、高速印刷モードで印刷を行っている場合に点灯するLEDである。キャンセルボタン123は、高速印刷モード中に押されたときに、高速印刷モードを解除して、通常速度で印刷を行う通常印刷モードに戻すためのボタンである。タッチパネル(液晶)124は、各種設定を受け付ける。
【0033】
図1に戻り、印刷実行部130は、情報処理装置200から送信された印刷データを印刷する。具体的には、印刷実行部130は、制御部110から通知されたコマンド(画質調整の終了コマンド、片面印刷コマンド、解像度指定コマンドなど)に従って印刷エンジンを制御し、制御部110から送信された印刷データの印刷を実行する。
【0034】
次に、上記構成からなる印刷システム10の特徴的な動作について説明する。図4は、プリンタ100で行われる高速印刷処理について説明するフローチャートである。
【0035】
まず、プリンタ100の制御部110は、情報処理装置200のプリンタドライバ部210から送信された印刷ジョブを受け付けると、本フローチャートの処理を開始する。
【0036】
制御部110は、印刷ジョブに付加されている指示(コマンド)を解釈し、その指示(コマンド)に従って、印刷ジョブに含まれる印刷データを印刷する制御を行う(ステップS101)。具体的には、制御部110は、通常速度で印刷を行うためのコマンドを印刷実行部130に通知するとともに、印刷データを印刷実行部130に送信する。
【0037】
そして、制御部110は、印刷ジョブに含まれている全ての印刷データについて印刷を終了したか否か判別する(ステップS102)。具体的には、印刷実行部130から印刷を完了した信号を受信した場合に、印刷ジョブを終了したと判定し、印刷を完了した信号を未だ受信していない場合に、印刷ジョブを終了していないと判定する。
【0038】
制御部110は、印刷ジョブを終了したと判定した場合には(ステップS102;Yes)、本フローチャートの処理を終了する。
【0039】
一方、制御部100は、印刷ジョブを未だ終了していないと判定した場合には(ステップS102;No)、処理をステップS103に移行する。
【0040】
ステップS103に処理が移行すると、制御部110は、操作パネル200の印刷高速化ボタン121が押されない限り、ステップS101、S102の処理を繰り返し、通常速度での印刷を継続する(ステップS103;No)。具体的には、制御部110は、印刷高速化ボタン121から、高速印刷モードに移行する要求(信号)を受け付けるまで、ステップS101、ステップS102の処理を繰り返す。
【0041】
制御部110は、通常速度での印刷を実行中に、ユーザによって印刷高速化ボタン121が押されると(ステップS103;Yes)、高速印刷モードに移行して、通常印刷よりも高速で印刷する制御を行う(ステップS104)。具体的には、制御部110は、印刷ジョブに付加されている指示(コマンド)を読み出し、その指示(コマンド)で指定されている方法(上述した5種類の方法のいずれか、或いは、複数の方法)を用いて、印刷ジョブに含まれる印刷データのうち、未だ印刷を行っていない印刷データを高速印刷する制御を行う。例えば、「画質調整の処理をスキップ(省略)する方法」が指定されていれば、制御部110は、上述したように画質調整の処理をスキップすることによって高速印刷する制御を行う。また、「カラー印刷をモノクロ印刷に変更する方法」が指定されていれば、上述したようにモノクロ印刷を行うように制御する。また、「両面印刷から片面印刷に変更する方法」が指定されていれば、上述したように片面印刷で行うように制御する。また、「解像度を低減させる方法」が指定されていれば、上述したように印刷データの解像度を低減させる制御を行う。また、「割付印刷を行う方法」が指定されていれば、印刷データについて割付印刷を行うように制御する。なお、複数の方法が指定されている場合には、指定されている全ての方法を併用して印刷を制御する。
【0042】
そして、制御部110は、ステップS102と同様に、印刷ジョブに含まれている全ての印刷データについて印刷を終了したか否か判別する(ステップS105)。
【0043】
制御部110は、印刷ジョブを終了したと判定した場合には(ステップS105;Yes)、本フローチャートの処理を終了する。
【0044】
一方、制御部100は、印刷ジョブを未だ終了していないと判定した場合には(ステップS105;No)、処理をステップS106に移行する。
【0045】
ステップS106に処理が移行すると、制御部110は、操作パネル200のキャンセルボタン123が押されない限り、ステップS104、S105の処理を繰り返し、高速での印刷を継続する(ステップS106;No)。具体的には、制御部110は、キャンセルボタン123から、通常印刷モードに移行する要求(信号)を受け付けるまで、ステップS104、ステップS105の処理を繰り返す。
【0046】
制御部110は、高速印刷モードで印刷を実行中に、ユーザによってキャンセルボタン123が押されると(ステップS106;Yes)、処理をステップS107に移行して、高速印刷モードで印刷中に画質調整の処理をスキップしたか否か判別する(ステップS107)。具体的には、制御部110は、高速印刷モードで印刷中に、印刷実行部130から画質調整の要求を受け付けているか否か判別し、当該要求を受け付けている場合には、画質調整の処理をスキップしたと判定し、当該要求を受け付けていない場合には、画質調整の処理をスキップしていないと判定する。
【0047】
そして、制御部110は、画質調整の処理をスキップしていないと判定した場合には(ステップS107;No)、そのまま、処理をステップS101に戻し、通常印刷モードでの印刷を再開する。
【0048】
一方、制御部110は、画質調整の処理をスキップしたと判定した場合には(ステップS107;Yes)、処理をステップS108に移行して、画質調整を実行する制御を行う(ステップS108)。これにより、通常印刷モードに移行する前に、画質調整を行うことができる。
【0049】
画質調整を実行した後、制御部110は、処理をステップS101に戻し、通常印刷モードでの印刷を再開する。
【0050】
以上の高速印刷処理を、プリンタ100で行うことにより、情報処理装置200から印刷を要求された印刷ジョブについて印刷中に、ユーザによって印刷高速化ボタン121が押された場合には、印刷速度を高速化させることができる。これにより、ユーザは、プリンタ100の前で印刷が終了するまで、長い時間、待機する必要がなくなり、快適にプリンタ100を使用することができる。
【0051】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形、応用が可能である。
【0052】
例えば、上記実施形態では、印刷システム10において、印刷を高速化させる5つの方法を、全て実現可能なものとして説明している。しかし、本発明は、これに限定されない。例えば、5つの方法のうち、少なくとも1つの方法を実現可能な印刷システム10であってもよい。
【0053】
また、上記実施形態では、印刷ジョブの終了後(ステップS102;No、ステップS105;No)には、何の制御も行わず、高速印刷処理を終了している。しかし、印刷ジョブの終了後に、制御部110は、ステップS108と同様の画質調整を実行する制御を行うようにしてもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、キャンセルボタン123が押された場合に、高速印刷モードから通常印刷モードに移行する。しかし、本発明は、これに限定されない。例えば、高速印刷モードで印刷中に、印刷高速化ボタン121が再度押された場合に、高速印刷モードから通常印刷モードに移行するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の実施形態に係る印刷システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
【図2】設定画面の表示例を示す図である。
【図3】操作パネルの概略構成例を示す図である。
【図4】高速印刷処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
10・・・印刷システム、100・・・プリンタ、110・・・制御部、120・・・入力部、121・・・印刷高速化ボタン、122・・・印刷高速モードLED、123・・・キャンセルボタン、124・・・タッチパネル、130・・・印刷実行部、200・・・情報処理装置、210・・・プリンタドライバ部、300・・・設定画面、310・・・第1のチェック欄、320・・・第2のチェック欄、330・・・第3のチェック欄、340・・・第4のチェック欄、350・・・第5のチェック欄、400・・・操作パネル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷装置であって、
印刷ジョブに基づいて印刷を開始する手段と、
印刷を実行中に、高速印刷モードへの移行要求を受け付ける手段と、
高速印刷モードへの移行要求を受け付けた場合に、それまでの速度より高速で印刷を行う印刷速度変更手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記印刷速度変更手段は、
印刷エンジンの画質調整処理を省略すること、カラー印刷からモノクロ印刷に変更すること、両面印刷から片面印刷に変更すること、解像度を下げること、割付印刷に変更すること、のうちの少なくとも1つの方法により、高速で印刷を行うこと
を特徴する印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載の印刷装置であって、さらに、
前記印刷速度変更手段が高速で印刷を行うための前記方法を、複数設定する設定手段を備えること
を特徴する印刷装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記印刷速度変更手段は、
高速印刷モードの解除要求を受け付けた場合に、高速印刷をやめて通常速度に戻して印刷を続行し、
前記印刷装置は、さらに、
高速印刷モードで印刷を実行中に、印刷エンジンの画質調整を省略した場合、高速印刷モードの解除後、画質調整を実行すること
を特徴とする印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−94818(P2010−94818A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−264878(P2008−264878)
【出願日】平成20年10月14日(2008.10.14)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】