説明

卵殻質改善用飼料

【課題】家禽の卵殻質等を改善すること。
【解決手段】リュウキュウヤナギの葉を飼料中に所定量添加した飼料を家禽に給与すること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家禽用飼料及び卵殻質の改善方法に関する、さらに詳述すれば、リュウキュウヤナギの葉を配合した家禽用配合飼料およびその飼料を給与して卵殻質を改善する方法を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
卵殻の破損は、鶏卵の商品化率を低下させ、収益性を落とすことから発生率を減少させることが急務となっている。国内における卵殻の破損卵による損失については十分明らかでないが、Roland(Poult.Sci,67:1801,1988)がアメリカにおいて8,100万羽を対象に実施した破損卵の調査結果を基に、アメリカと同一比率で破損卵が国内で発生すると仮定すれば、約310億円/年の損失となる(坂井田1998、高品質卵の生産技術と流通(2))。飼料内容を見直すことによって破損卵を減少させる方法として、カルシウム・リンの含量、カキガラ等のカルシウム源、ビタミン剤、重炭酸ナトリウム、ゼオライト、木酢液、生菌剤等が検討されている。しかし、完全に有効な方法が見出されているとは言い難く、卵殻を改善することによって破損卵を減少させる配合飼料又は混合飼料が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、活性型ビタミンD3様因子を含有するリュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性値を算出し、リュウキュウヤナギの葉を産卵鶏に給与することによって加齢によって低下する卵殻質を改善する家禽用配合飼料を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者等は、リュウキュウヤナギの葉には、鶏においてビタミンD3として乾物1 kg当たり30万IU程度の活性があることを見出し、これを産卵鶏の老鶏に給与することにより卵殻が著しく改善されることを見出した。
【0005】
ビタミンD3は、小腸からのカルシウムの促進や骨からのカルシウムの血中への放出等、産卵鶏のカルシウムの代謝に重要な役割を果たしているビタミンであり、欠乏すると卵殻質と産卵成績を悪化させる。ビタミンD3は、肝臓で25位(25-OH-D3)、次いで腎臓で1α位が水酸化されて活性型(1α-25(OH) 2-D3;以下、活性型ビタミンD3と略)に代謝されて初めて生体内で効果を発揮する。従って、ビタミンD3そのものでなく、活性型ビタミンD3に代謝されないと生体内で効果が無く、ビタミンD3を大量に投与してもそれほど効果を発揮しないことが知られている(Garlich and Waytt,Poult.Sci.,50:950.1971、Berg et,al, Poult.Sci.,30:799.1951)。一方、25-OH-D3から活性型ビタミンD3に代謝する役割を果たす腎臓中の1α水酸化酵素活性は、加齢に伴い著しく減少し、その結果、特に老齢鶏において小腸、皮質骨及び骨髄骨中の活性型ビタミンD3濃度が著しく減少する。従って、加齢に伴う卵殻質の低下は、1α水酸化酵素活性の低下により活性型ビタミンD3が標的臓器に充分供給できないことが一つの要因となっており(Abe,et,al,J.Nutr.,112:436.1982、阿部ら,骨代謝,15:93.1982)、血漿中の活性型ビタミンD3濃度が高くなると卵殻重が増加する(Soares et,al, Poult.Sci.,59:1663.1980)。
【0006】
しかし、活性型ビタミンD3は、合成品であるとともに使用量が適切でないと弊害を誘発する。また、人が食する鶏卵を生産するための飼料としては、安全性が強く望まれており、飼料に用いる原料等については、天然物であることが望ましい。リュウキュウヤナギは、ブラジル南部及びウルグアイ原産で、観賞のため栽培される常緑低木であり、江戸時代の末期に琉球へ持ち込まれたことにより日本名をリュウキュウヤナギと言う。天然物であるリュウキュウヤナギの葉には、活性型ビタミンD3様因子が含有されていることが報告されている(Wasserman et,al, J.Nutr.106:457,1976)が、家禽に対する生物的効果と卵殻に対する効果についての報告例はない。
【実施例1】
【0007】
AOAC法(Official Methods of Analysis of the Association of Official Analytical Chemists,1995)による雛を用いたビタミンD3のバイオアッセイに準拠してリュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性の測定を実施した。試験には、ハイラインマリアの初生雛64羽を用い、各区に8羽ずつ供試した。試験飼料は、ビタミンD3無添加基礎飼料及びビタミンD3無添加基礎飼料にビタミンD3又はリュウキュウヤナギの葉を添加した飼料とし、これを3週間給与した。リュウキュウヤナギの葉は、凍結乾燥したものを用い、添加量は乾物当たりとした。測定項目は、体重、飼料摂取量、育成率、足指灰分重量、脛骨灰分重量及び血清中活性型ビタミンD3濃度とした。尚、処理区は以下のように設定しまた、ビタミンD3無添加の基礎飼料である1区の配合率は表1に、そして成分値(設計値)は表2に示した。
処理
1区 ビタミンD3無添加基礎飼料(0 IU/kg)
2区 ビタミンD3 (50 IU/kg)添加
3区 ビタミンD3(200 IU/kg)添加
4区 ビタミンD3(800 IU/kg)添加
5区 ビタミンD3(1400 IU/kg)添加
6区 リュウキュウヤナギの葉を0.17%添加
7区 リュウキュウヤナギの葉を0.67%添加
8区 リュウキュウヤナギの葉を2.67%添加


【表1】


【表2】

【実施例2】
【0008】
表3に飼育成績の結果を示した。
ビタミンD3含量を0〜1400 IU/kgまで増加させた1区から5区(スタンダード)では、ビタミンD3含量を高めるに伴い、増体重が増加することが認められ、ビタミンD3含量の増加と増体重の改善との間に用量反応(Dose-response)が認められた(Y=71.608+0.078744X−0.000033401X2(R2=0.936)、X;飼料中のビタミンD3含量(IU/kg)、Y;増体重(g))。飼料摂取量は、ビタミンD3を800IU添加した4区、1400IU添加した5区においてビタミンD3無添加の1区に比べて、それぞれ17、18%増加した。飼料要求率は、ビタミンD3含量を高めるに伴い減少した。
一方、リュウキュウヤナギの葉を0.17%添加した6区の増体重は、3区と4区の間、即ち、ビタミンD3含量として、200〜800 IU/kgの間にあること、0.67%添加した7区では、1400 IU/kg添加した5区と同等であることが示された。2.67%添加した8区では、逆に、3区(200 IU/kg)程度の増体重であった。
【表3】

【実施例3】
【0009】
表4、表5に足指灰分の測定結果を示した。尚、足指灰分の測定は、AOACに準拠して実施した。即ち、左足の中央の趾骨の第2と第3関節の間で切り離したものを足指とし、これを100℃で8時間乾燥した後、600℃で4時間灰化しものの重量を灰分重量とした。
ビタミンD3含量を0〜1400 IU/kgまで増加させた1区から5区(スタンダード)では、乾燥重量、灰分重量及び灰分割合のいずれにおいてもビタミンD3含量を高めるに伴い増加した。灰分割合も200 IU/kg添加した3区を除き、ビタミンD3含量を高めるに伴い増加し、800 IU/kg で平行となった。一方、リュウキュウヤナギの葉を0.17%添加した6区の灰分割合は、増体重は、3区と4区の間、即ち、ビタミンD3含量として、200〜800 IU/kgの間にあること、0.67%添加した7区では、800 IU/kg 添加した4区或いは1400 IU/kg添加した5区と同等であることが示された。2.67%添加した8区では、逆に、3区(200 IU/kg)と同程度の灰分割合であった。
【表4】


【表5】

【実施例4】
【0010】
表6、表7に脛骨灰分の測定結果を示した。尚、脛骨灰分の測定は、AOACに準拠して実施した。即ち、脛骨(左足)を2分間蒸留水でボイルし、付着組織を除去した後、破砕し、100%アルコール中で脱脂後、100℃で8時間乾燥し、更に600℃で2時間灰化したものの重量を灰分重量とした。
脛骨灰分は、ビタミンD3含量を0〜1400 IU/kgまで増加させた1区から5区(スタンダード)では、ビタミンD3含量を高めるに伴い増加し、800 IU/kg で平行となった。また、リュウキュウヤナギの葉を添加した6〜8区では、1400 IU/kg添加した5区とほぼ同程度の測定結果であった。
【表6】


【表7】

【実施例5】
【0011】
表8に試験終了時における血漿中の活性型ビタミンD3濃度の測定結果を示した。
その結果、飼料へのリュウキュウヤナギの葉の添加により、飼料中のビタミンD3含量を高めるに伴い血漿中活性型ビタミンD3 濃度が増加したが、1400 IU/kg 添加した5区では逆に減少した。一方、リュウキュウヤナギの葉を添加した6〜8区では、血漿中活性型ビタミンD3 濃度は、 スタンダードにおいて測定値が最大となった4区の1.3〜3.12倍となった(表9)。
【表8】


【表9】

【実施例6】
【0012】
雛を用いた飼育試験の結果から、リュウキュウヤナギの葉の添加によりビタミンD3を添加した場合と同様な発育が示されたこと、足指と脛骨灰分割合を測定したいずれの結果においてもビタミンD3を添加した場合と同様な灰分割合の増加が示された。また、血漿中活性型ビタミンD3濃度を測定した結果においても、2.67%リュウキュウヤナギの葉を添加した場合において、ビタミンD3を1400 IU/kg 添加した5区の約3倍を越える血漿中活性型ビタミンD3濃度の増加が示されたことから、リュウキュウヤナギの葉は、強い活性型ビタミンD3活性を有しているものと考えられた。
一方、血漿中活性型ビタミンD3濃度が最も高かった8区では、飼育成績と脛骨灰分割合の減少が示されたことから、雛の発育に対するリュウキュウヤナギの葉の最適な添加量は、0.17〜0.67%であることが分かった。
AOAC法に準拠し、足指灰分の測定結果から、リュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性の算出を行った。飼料中のビタミンD3含量と足指灰分の測定結果から、次の回帰式が算出された。
0 IU/kg <ビタミンD3<1400 IU/kgの場合
Y=9.7464+0.0078087X−0.0000036835X2(R2=0.962)
X:飼料中のビタミンD3含量(IU/kg)、Y:足指灰分割合(%)
上記回帰式から算出したリュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性を表10に示した。
リュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性は、0.17%添加した6区では31.9万IU/kg、0.67%添加した7区では9.9万IU/kg程度となった。これに対して、2.67%添加した8区では、0.66万IU/kgとなり、リュウキュウヤナギの葉の過剰給与による影響が示された。また、7区では、6区に比べてリュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性は、約1/3程度であった。リュウキュウヤナギの葉を0.17%添加した6区より算出されたビタミンD3活性を用いて7区と8区のリュウキュウヤナギの葉のビタミンD3活性を算出すると、7区で、2172 IU/kg、8区で8528 IU/kgとなる。一般に、雛におけるビタミンD3含量の最大許容水準は、要求量(200 IU/kg)の4〜10倍(800〜2000 IU/kg)であり、6区に比べて7区においてもビタミンD3活性が減少したことは、8区と同様にビタミンD3の過剰給与による影響が強いものと考えられた。
以上の結果、リュウキュウヤナギの葉には、ビタミンD3として、30万IU/kg以上の強い生物活性が明らかとなった。
【表10】

【実施例7】
【0013】
本試験では、老齢の産卵鶏を用いて、卵殻質に対する影響について検討した。試験には、60週齢のデカルブTX35 60羽を用い、1群に10羽ずつ供試した。試験飼料は、ビタミンD3無添加基礎飼料及びビタミンD3無添加基礎飼料にビタミンD3又はリュウキュウヤナギの葉を添加した飼料を4週間給与した。リュウキュウヤナギの葉は、実施例1と同様に凍結乾燥したものを用い、添加量は乾物当たりとした。測定項目は、産卵率、卵重、飼料摂取量、生存率、卵殻強度、卵殻重、卵殻厚及び卵殻の単位表面積当たりの卵殻重とした。
単位表面積当たり卵殻重(SWUSA;Shell weight per unit surface area)
(mg/cm2)=(卵殻重(g)×1000)/卵殻の表面積(cm2)×100
卵殻の表面積(cm2)=3.9782×EW0.7056 (EW;卵重(g))
尚、処理区の設定を以下に、ビタミンD3無添加の基礎飼料である1区の配合率を表11に、および成分値(設計値)を表12に示した。
処理
1区 ビタミンD3無添加基礎飼料
2区 基礎飼料にビタミンD3 (350IU/kg添加)
3区 基礎飼料にビタミンD3 (700IU/kg添加)
4区 基礎飼料にビタミンD3 (1400IU/kg添加)
5区 基礎飼料にリュウキュウヤナギ(225IU/kg相当量; 0.075%添加)
6区 基礎飼料にリュウキュウヤナギ(450IU/kg相当量; 0.15%添加)
7区 基礎飼料にリュウキュウヤナギ(900IU/kg相当量; 0.30%添加)
8区 基礎飼料にリュウキュウヤナギ(1800IU/kg相当量;0.60%添加)

注)リュウキュウヤナギの葉(凍結乾燥品)の活性は、
300,000IU/kg(ビタミンD3として)として添加量を推定した。
【表11】


【表12】

【実施例8】
【0014】
表13に色々な含量でビタミンD3を含む飼料を給与した場合の産卵成績の結果を、表14にビタミンD3を含まない飼料にリュウキュウヤナギの葉を添加した場合の結果を示した。
色々な含量でビタミンD3を含む飼料を給与した場合、産卵率は、ビタミンD3含量を低下させるに伴い減少し、減少の程度は、ビタミンD3を含まない1区の場合が最も顕著であった。卵重と飼料摂取量の差は僅かであったため、飼料要求率は、ビタミンD3無添加の1区のみ悪化した。従って、飼料中のビタミンD3含量が350IU/kg以下となると産卵成績が顕著に減少することが示された。
【表13】


一方、ビタミンD3を含まない飼料にリュウキュウヤナギの葉を添加した場合では、産卵率は、リュウキュウヤナギの葉を0.15%添加した6区が他の処理区に比べて最も優れたが、それ以外の処理区では殆ど差がなかった。しかし、リュウキュウヤナギの葉を添加した何れの処理区においてもビタミンD3無添加の1区に比べて産卵率は高かった。卵重は、リュウキュウヤナギの葉を0.30%添加した7区がリュウキュウヤナギの葉を添加したそれ以外の処理区に比べて減少する傾向であった。飼料摂取量は、産卵率が高かった6区と8区が5区と7区よりも増加したが、飼料要求率には、処理区間の差は殆ど認められなかった。
従って、リュウキュウヤナギの葉を飼料中に0.15%以上添加すれば産卵成績には殆ど問題がないものと考えられた。
【表14】

【実施例9】
【0015】
表15にビタミンD3を、表16にリュウキュウヤナギの葉を添加した場合の試験終了時における卵殻質測定結果を示した。
その結果、ビタミンD3を添加した場合、卵殻強度は、ビタミンD3添加量を高めるに伴い増加し、ビタミンD3を700 IU/kg添加した3区でプラトーとなった。一方、卵殻厚、卵殻割合及び表面積当たりの卵殻重は、ビタミンD3を350 IU/kg添加した2区でプラトーとなった。一方、リュウキュウヤナギの葉を添加した場合の卵殻強度は、0.15〜0.30%添加した場合にビタミンD3を350 IU/kg添加した2区を上回ったが、添加量を0.60%まで高めると逆に悪化することが認められた。卵殻厚、卵殻割合及び卵殻の単位表面積当たりの卵殻重は、リュウキュウヤナギの葉の添加量を高めると増加したが、0.30%以上添加しても効果がないことが認められた。
卵殻強度は、リュウキュウヤナギの葉を0.60%添加した場合に悪化したこと、卵殻厚、卵殻割合及び表面積当たりの卵殻重は、0.30%以上添加しても増加しなかったことから、リュウキュウヤナギの葉の最適な添加量は、0.15〜0.30%であることが分かった。
【表15】


【表16】




【特許請求の範囲】
【請求項1】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として225 IU/kg〜900 IU/kg含有する、家禽用飼料。
【請求項2】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として450 IU/kg〜900 IU/kg含有する、請求項1に記載の家禽用飼料。
【請求項3】
卵殻質を改善するための請求項1又は2に記載の家禽用飼料。
【請求項4】
日卵量(g/羽)を改善するための請求項1〜3の何れか1項に記載の家禽用飼料。
【請求項5】
飼料摂取量を改善するための請求項1〜4の何れか1項に記載の家禽用飼料。
【請求項6】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として225 IU/kg〜450 IU/kg含有する、卵重(g/羽)を改善するための、請求項1に記載の家禽用飼料。
【請求項7】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として510 IU/kg〜8010 IU/kg含有する、家禽の体重を増加させるための飼料。
【請求項8】
前記家禽が、鶏、あひる又は鶉である、請求項1から7の何れか1項に記載の飼料。
【請求項9】
リュウキュウヤナギの葉を飼料中にビタミンD相当量として225 IU/kg〜900 IU/kg添加した飼料を家禽に給与する、家禽の飼育方法。
【請求項10】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として450 IU/kg〜900 IU/kg添加する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
卵殻質を改善するための、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
日卵量(g/羽)を改善するための請求項9〜11の何れか1項に記載の方法。
【請求項13】
飼料摂取量を改善するための請求項9〜12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として225 IU/kg〜450 IU/kg含有する、卵重(g/羽)を改善するための、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
リュウキュウヤナギ(Solanum glaucophyllum)の葉を飼料中にビタミンD相当量として510 IU/kg〜8010 IU/kg添加した飼料を家禽に給与する、家禽の体重を増加させるための飼育方法。
【請求項16】
前記家禽が、鶏、あひる又は鶉である、請求項9から15の何れか1項に記載の方法。

【公開番号】特開2010−68812(P2010−68812A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−298356(P2009−298356)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【分割の表示】特願2000−138510(P2000−138510)の分割
【原出願日】平成12年5月11日(2000.5.11)
【出願人】(591010505)日本配合飼料株式会社 (10)
【Fターム(参考)】