説明

原子炉監視装置

【課題】長期にわたり安定的に原子炉を監視することができる原子炉監視技術を提供することを目的とする。
【解決手段】原子炉監視装置10は、原子炉圧力容器1の表面に装着され、この原子炉圧力容器1内に超音波を送信して反射波を受信する素子11と、素子11を原子炉圧力容器1に磁力で押し付ける磁気固定部16と、前記素子が送受信した信号に基づいて演算処理を実行する信号処理部20と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原子炉を監視する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
超音波を用い、原子炉圧力容器の外側から運転中の原子炉内部を監視する技術については、例えば、原子炉内部における冷却材の流量を計測したり、炉内構造物の振動を計測したりする装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−80054号公報
【特許文献2】特開2009−229355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した超音波による原子炉監視装置は、高温かつ高放射線環境にある原子炉圧力容器の表面に長期間取り付けられるものである。このために、超音波を送信したり反射波を受信したりする素子と原子炉圧力容器との固定が不安定化して、原子炉監視装置で処理される信号の感度が低下することが懸念される。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、長期にわたり安定的に原子炉を監視することができる原子炉監視技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る原子炉監視装置は、原子炉圧力容器の表面に装着され、この原子炉圧力容器内に超音波を送信して反射波を受信する素子と、前記素子を前記原子炉圧力容器に磁力で押し付ける磁気固定部と、前記素子が送受信した信号に基づいて演算処理を実行する信号処理部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれは、長期にわたり安定的に原子炉を監視することができる原子炉監視技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第1実施形態に係る原子炉監視装置を示す正面図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る原子炉監視装置を示す側面図。
【図3】第1実施形態に係る原子炉監視装置において炉内構造物の振動解析を実行する場合の説明図。
【図4】第1実施形態に係る原子炉監視装置において冷却材の流量解析を実行する場合の説明図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る原子炉監視装置を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1の正面図に示すように原子炉監視装置10は、原子炉圧力容器1の表面に装着されて超音波の送受信を行う素子11(11a,11b)と、この素子11を原子炉圧力容器1に磁力で押し付ける磁気固定部16と、素子11の動作を制御するとともに超音波の送信信号及び反射波の受信信号に基づき解析処理を行う制御部20とから構成されている。
【0009】
そして、磁気固定部16は、素子11を挟むように配置され原子炉圧力容器1の表面に取り付けられる一対の磁石13(13a,13b)と、この磁石13(13a,13b)にその両端が固定され素子11を原子炉圧力容器1に押し付ける支持部材12とから構成されている。
【0010】
このように構成される原子炉監視装置10は、外側表面が曲面であって高温かつ高放射線環境にさらされる原子炉圧力容器1に対し、素子11を長期間にわたり一定の押し付け力で取り付けることができる。
これにより、原子炉圧力容器1の外側表面における反射や減衰を低減して高SN比で反射波の受信信号を得ることができ、原子炉の監視を安定的にすることができる。
【0011】
原子炉圧力容器1は、沸騰水型原子炉、加圧水型原子炉及びその他の型式の原子炉における炉心冷却材の保持容器である。この原子炉圧力容器1は、材質が鋼材であり磁石が吸着する性質を有する。
【0012】
素子11は、原子炉圧力容器1の表面に当接し、その内部に向けて超音波を送信し、この送信された超音波が炉内構造物2(図3)に反射して折り返してきた反射波を受信する。素子11は、超音波を送信する第1素子11aと、反射波を受信する第2素子11bとの二つで構成されているが、いずれの素子11a,11bも同じものであり、送信と受信の関係を逆にすることもできる。
【0013】
これら第1素子11a及び第2素子11bは、ニオブ酸リチウム(LN)、タンタル酸リチウム(LT)等の、高温かつ高放射線環境に適用可能な圧電素子で構成されている。そして、第1素子11a及び第2素子11bは、反射波の受信信号の感度が最大となるように設定された間隔sを隔てて配置されている。
なお、実施形態において、二つの素子11が配置されそれぞれ別々に超音波の送信及び反射波の受信を行わせているが、一つの素子11でこれらの送信及び受信を行わせることも可能である。
【0014】
支持部材12は材質が鋼板でありその両端には、一対の磁石13a,13bが、互いに対向するように設けられている。これら二つの磁石13a,13bは、長尺形状の長手方向を原子炉圧力容器1の中心軸(図中Y軸)に揃え、並行にその表面に吸着している。
すなわち、磁石13a,13bは、その長軸が原子炉圧力容器1の上下方向(原子炉圧力容器1の周方向と略直角方向)に揃うように吸着している。
【0015】
磁石13は、サマリウム−コバルト磁石もしくはネオジウム磁石等の希土類磁石、フェライト磁石又はアルニコ磁石等の永久磁石で構成される。さらには、磁石13を電磁石で構成してもよい。
これにより、磁気固定部16は、磁石13が両端に設けられた支持部材12により、その挟まれる位置に配置された素子11を、原子炉圧力容器1の表面に押し付けて固定させる。
なお、素子11と、支持部材12の間にバネ等の付勢手段(図示略)を設け、原子炉圧力容器1の表面に対する素子11の押付け力を調整することもできる。
【0016】
図2は、原子炉圧力容器1の表面に装着された原子炉監視装置10を上方から側面視した図を示している。
素子11は、素子11及び原子炉圧力容器1の構成部材よりも軟性の材質で構成される超音波伝達部材14を介して原子炉圧力容器1に当接している。
【0017】
この超音波伝達部材14は、Au,Ag,Cu,Al,Ni等の軟性金属が用いられ、素子11及び原子炉圧力容器1に挟み込まれその隙間を無くし、超音波の伝達を効率的にする。なお、超音波伝達部材14の面形状は、素子11の当接面に一致させて超音波の送受信面を広く取ることとし、その厚みは素子11の表面粗さと原子炉圧力容器1の表面粗さとを加えた値よりも大きくとる。
そして、超音波伝達部材14は、素子11の端面に対し、溶接、ろう付け、接着剤等により接続される。
【0018】
また、超音波伝達部材14の表面は、耐食性に優れた材質によりコーティングされている。これは、原子炉圧力容器1の表面は高温になることから超音波伝達部材14の表面が腐食し、原子炉圧力容器1と素子11との間の隙間が広がり、超音波の伝達効率が低下するのを防止するためである。
具体的にコーティング材料としては、超音波伝達部材14の材質よりも防錆性、防食性、耐食性に優れるものであり、Au,Ag,Cu,Al,Ni,Zn,Sn等の材料が挙げられる。
【0019】
ここで、図2に示すように一対の磁石13a,13bは、間隔Lで並行に配置されている。
この磁石13の形状については、原子炉圧力容器1の表面に安定して取り付けることができるように、その表面と同一の曲率で接触面を形成することが考えられる。しかし、磁石は一般に機械的強度が弱く損傷しやすいため、接触面が曲面形状の磁石を用いた場合には、搬送時、取り付け時あるいは取り外し時に損傷する可能性がある。
そこで、磁石13a,13bの形状は、搬送時、取り付け時あるいは取り外し時における損傷の可能性が少ない四角柱として、さらに原子炉圧力容器1の曲面の影響が無視できるように間隔Lをとる。
【0020】
ここで、原子炉圧力容器1の半径R、磁石13a,13bの両端と原子炉圧力容器1の中心Oとを結ぶ線のなす角θ、磁石13と原子炉圧力容器1との吸着力が維持される最大距離Δdとした場合、最適な磁石13a,13bの両端の間隔Lは、図2中の数式(1)及び数式(2)により表される。これにより、素子11は、原子炉圧力容器1の表面に対し充分な押付力が付与される。
【0021】
図3は、炉内構造物の振動解析を実行する原子炉監視装置10の構成を示している。
制御部20a(20)は、超音波送受信部21と、信号処理部23a(23)と、表示部24と、入力手段25とから構成されている。
そして、超音波送受信部21は、第1素子11aにおいて圧電変換される超音波を送信させる電気パルス信号を出力する超音波送信部22aと、反射波を受信した第2素子11bにおいて圧電変換された電気パルス信号を入力する超音波受信部22bと、から構成されている。
【0022】
また、入力手段25は、演算処理の実行に必要な各種パラメータの設定や、作業者による操作情報を入力するもので、表示部24は、それらの入力情報や、炉内構造物1の振動解析の結果等を表示するものである。
【0023】
なお、第1素子11aから送信される超音波の周波数、エネルギー、パルス数、毎秒の送信回数は、超音波送信部22aから送信される電気パルス信号の時間幅、波高値、パルス数、繰り返しレートといったパラメータとして設定される。
また、第2素子11bで受信される反射波は、必要に応じて周波数フィルタリング及び信号増幅された後に超音波受信部22bに受信される。この周波数フィルタリング及び信号増幅は、図示略のアナログ回路又はMPU,ASIC,FPGA等のデジタル回路、又はソフトウエア処理によって行われる。
【0024】
図3の炉心の部分断面図に示すように、第1素子11aから炉内の方向に伝播した超音波パルスは、シュラウドやジェットポンプのような振動する炉内構造物2に反射され、今度は原子炉圧力容器1の方向に伝播する。
そして、炉内構造物2の振動により、図3の破線と実線で示すように超音波の伝播距離が変化する。この伝播距離の変化に対応して、超音波送受信部21で電気パルス信号が出力されてから入力されるまでの伝播時間Tも変化し、この変化に基づき信号処理部23aにおいて炉内構造物1の振動が解析される。
【0025】
このように、信号処理部23aは、超音波送受信部21から出力及び入力された電気パルス信号に基づいて炉内構造物1の振動解析をするための演算処理を実行する。
この信号処理部23aは、前記した電気パルス信号の伝播時間Tの変化を時系列にプロットすることによって原子炉圧力容器1の振動の周波数及び振幅を導く。
【0026】
なお、第1素子11aから送信した超音波は、原子炉圧力容器1内を伝播した後に、炉水を伝播し、傾斜角φを有する炉内構造物2の表面において、入射した超音波パルスに対して2φの方向に反射する。
この反射波は、炉水を伝播して原子炉圧力容器1の境界に到達した後は、それぞれの伝播速度に依存した屈折角αの方向に原子炉圧力容器1内を伝播する。
【0027】
第2素子11bは、超音波の原子炉圧力容器1内におけるこのような伝播特性を予め考慮して、第1素子11aから間隔sを隔てて配置され、反射波を高感度で受信する。
なお、炉内構造物2の傾斜角がφ=0である場合は、一つの素子11で、超音波を送信し、高感度で反射波の受信をすることができる。
【0028】
ところで、原子炉圧力容器1及び素子11の界面において、通過する超音波及びその反射波は減衰する性質を一般に有し、超音波送受信部21において送受信される電気パルス信号のSN比が小さくなり、振動周波数や振動振幅の計測誤差が大きくなる。
しかし、本実施形態においては、素子11は、磁石13aの吸着力により原子炉圧力容器1の表面に強く押し付けられているために、若しくは超音波伝達部材14を介しているために、界面を通過する超音波及びその反射波の減衰が抑制される。
これにより、送受信される電気パルス信号のSN比を大きくして、振動周波数や振動振幅の計測誤差を低減させることができる。
【0029】
さらに、原子炉圧力容器1の表面の過酷な環境に長期間さらされることになっても、磁石13a,13bの吸着力、及び支持部材12の剛性に変化はほとんど無い。このために、原子炉圧力容器1の表面を当接する素子11の押し付け力は変化がなく、安定的に炉内構造物2の振動解析を高精度で実施することができる。
また、このように素子11に押し付け力を付与する支持部材12及び磁石13は、小型に構成されるので、原子炉監視装置10の占有空間を削減することができさらに原子炉監視装置10を安価に提供することができる。
【0030】
図4は、原子炉圧力容器の内部を流動する冷却材の流量解析を実行する原子炉監視装置10の構成を示している。
制御部20b(20)は、超音波送受信部21(21a,21b)と、信号処理部23b(23)と、表示部24と、入力手段25とから構成されている。なお、図4の各機能部について、図3と重複するものは同じ符号を付して、すでにした説明を援用し詳細な説明の記載を省略する。また、図3の場合と共通する作用・効果についてもすでにした記載を援用する。
【0031】
このように冷却材の流量解析を実行する場合は、二つの素子11c,11dは、それぞれ超音波を送信する第1素子と反射波を受信する第2素子との役割を交互に行う。
つまり、図4において伝播経路が実線で示される場合は、素子11cから送信された超音波は、素子11dに受信されるまでの経路において、その伝播方向のY軸成分が炉水流Fの流動方向と逆方向を向いている。一方、伝播経路が破線で示される場合は、素子11dから送信された超音波は、素子11cに受信されるまでの経路において、その伝播方向のY軸成分が炉水流Fの流動方向と同方向を向いている。
【0032】
このために、図中における伝播経路が、実線をとる場合と破線をとる場合とでは、伝播時間が異なり、それぞれの伝播時間の差は、炉水流Fの流速に依存するものである。
そこで、信号処理部23bにおいては、二つの超音波送受信部21a,21bにおいて交互に計測される伝播時間の差から、所定の演算式に基づき炉水流Fの流動速度を演算する。そして、炉水の流動速度及び炉水の流路情報から炉水の流量解析を行うことができる。
【0033】
(第2実施形態)
図5に基づいて第2実施形態に係る原子炉監視装置10を説明する。
図5において図1と同一又は相当する部分は、同一符号で示し、すでに記載した内容を援用して、詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る原子炉監視装置10は、新たに位置調整部15(15a,15b)が設けられ、さらに制御部20には、この位置調整部15を駆動させる駆動部27が設けられている。
【0034】
位置調整部15は、素子11を支持部材12に対して変位させるもので、X方向操作子15xとY方向操作子15yとから構成される。
駆動部27は、このX方向操作子15x及びY方向操作子15yを独立に伸縮させて、固定される素子11の位置を調整する。
【0035】
なお、位置調整部15は、このように二軸調整されるものに限定されるものではなく、素子11を、炉内構造物1の表面に沿って移動させることができるものであればよい。
またその具体的手段も、油圧式や空気圧式等の圧力駆動、歯車などの機械駆動、ピエゾ素子などの電圧駆動による他、作業者の手作業によることもできる。
【0036】
このように、原子炉監視装置10が構成されることにより、反射波を高感度で受信することができるように素子11の間隔sを任意に調整することができる。
これにより、例えば炉水温度及び原子炉圧力容器1の温度が変化して、それぞれにおける超音波の伝播速度が変化するのに伴い、界面における屈折率α(図3参照)が変化するときに対処できる。もしくは、炉内構造物2の傾斜角φが変化する場合にも、対処することができる。
【0037】
本発明は前記した実施形態に限定されるものでなく、共通する技術思想の範囲内において、適宜変形して実施することができる。
例えば、原子炉監視装置10として、炉内構造物2の振動計測をするものや、炉水の流量計測をするものを例示したが、計測対象は特に限定されるものでない。超音波の送信素子及び反射波の受信素子を、磁石の吸着力を利用して、磁気固定部により原子炉圧力容器1の表面に押し付けて固定するものであれば、広く適用することができる。
【符号の説明】
【0038】
1…炉内構造物、2…炉内構造物、10…原子炉監視装置、11(11a,11b,11c,11d)…素子、11a…第1素子、11b…第2素子、12…支持部材、13(13a,13b)…磁石、14…超音波伝達部材、15…位置調整部、15x…X方向操作子、15y…Y方向操作子、16…磁気固定部、20(20a,20b)…制御部、21(21a,21b)…超音波送受信部、22a…超音波送信部、22b…超音波受信部、23(23a,23b)…信号処理部、24…表示部、25…入力手段、27…駆動部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉圧力容器の表面に装着され、この原子炉圧力容器内に超音波を送信して反射波を受信する素子と、
前記素子を前記原子炉圧力容器に磁力で押し付ける磁気固定部と、
前記素子が送受信した信号に基づいて演算処理を実行する信号処理部と、を備えることを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項2】
請求項1に記載の原子炉監視装置において、
前記磁気固定部は、
前記素子を挟むように配置され前記原子炉圧力容器の表面に取り付けられる一対の磁石と、
前記磁石にその両端が固定され前記素子を前記原子炉圧力容器に押し付ける支持部材と、を有することを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項3】
請求項2に記載の原子炉監視装置において、
前記磁石は長尺形状を有し、その長軸が前記原子炉圧力容器の中心軸に揃うようにこの原子炉圧力容器の表面に取り付けられることを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の原子炉監視装置において、
前記素子を前記支持部材に対して変位させる位置調整部を備えることを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の原子炉監視装置において、
前記素子は、この素子及び前記原子炉圧力容器の構成部材よりも軟性の超音波伝達部材を介してこの原子炉圧力容器に当接することを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項6】
請求項5に記載の原子炉監視装置において、
前記超音波伝達部材は、耐食性に優れた材質によりコーティングされていることを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の原子炉監視装置において、
前記信号処理部は、前記原子炉圧力容器の内部に配置される炉内構造物の振動解析を実行するものであることを特徴とする原子炉監視装置。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の原子炉監視装置において、
前記信号処理部は、前記原子炉圧力容器の内部を流動する冷却材の流量解析を実行するものであることを特徴とする原子炉監視装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−237280(P2011−237280A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−108993(P2010−108993)
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】