説明

原料肉のマッサージ装置

【課題】 マッサージ時間の短縮を図るとともに、各原料肉に適したマッサージを行う。
【解決手段】原料肉Bの入口12aが設けられているマッサージ管12と、該マッサージ管12の内周面に突設され、前記マッサージ管12内を通る原料肉に抵抗を与えて変形させる抵抗体14と、前記マッサージ管12の端部に連通し、前記マッサージ管12内の原料肉を真空吸引して移動させる移動手段と、を備えている。尚、前記抵抗体14の1つの例は、螺旋状の抵抗体である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの製造に用いられる、原料肉のマッサージ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ロースハム、ボンレスハム、ベーコンなどの原料肉(「原料肉塊」または「原木」ともいう)は、インジェクタに供給され、味付けと保存のために、ピックル液(調味料)が注入される。その後、前記原料肉は、上面が開放されている運搬タンクに入れられてマッサージ装置の投入位置に運ばれる。
【0003】
前記投入位置で前記運搬タンクは、反転され、前記原料肉は前記マッサージ装置のマッサージタンク内に投入される。この時、投入される原料肉は複数個であり、その全重量は、例えば、600Kg、である。前記原料肉の投入後、マッサージタンクの蓋を閉じて密閉し、真空ポンプを駆動させて該タンク内を所定の真空度にする。この状態で、前記タンク内の攪拌翼を所定時間回転させ、前記原料肉を揉みほぐしながら柔らかくすると同時に、ピックル液を原料肉全体にできるだけ均一に浸透させ分布させる。
【0004】
前記マッサージ処理終了後、前記マッサージ装置の蓋を開け、投入口を開放する。そして、前記搬送タンクを前記投入口の真下に位置させるとともに、前記マッサージタンクを傾斜させ、前記攪拌翼を逆回転させながら前記原料肉を前記搬送タンク内に落下させる。
【0005】
前記マッサージタンク内の原料肉が全部前記搬送タンク内に落下したら、前記攪拌翼の回転を止めると共に前記搬送タンクを所定の場所に移動させ、次の処理を行う(例えば、特許文献1、参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平2004−113033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来例は、次の様な問題がある。
(1)一定量の原料肉をマッサージ装置に供給して処理する、所謂バッチ式処理方式が採用されているが、1台のマッサージ装置で同時に複数の原料肉のマッサージを行っているため、当該マッサージ装置がマッサージ処理を完了するまで、長い時間、例えば、18時間、かかる。そのため、前記マッサージ行程が完了するまで、長い間、次行程の処理を行うことができない。
ところが、近年、インジェクタの性能が向上し、ピックル液の注入時間が従来例より大幅に短くなっており、1台のマッサージ装置では、前記インジェクタの処理速度に対応することができない。そのため、待ち時間が多くなり、作業効率が良くない。
【0008】
(2)マッサージ装置に複数の原料肉が投入され、同時にマッサージされるが、各原料肉の柔らかさなどの性質は、必ずしも均等ではない。そのため、各原料肉を設計通りにマッサージして均一に揉みほぐすことができず、不均一な品質のハム製品となることがある。
【0009】
この発明は、上記事情に鑑み、マッサージ時間の短縮を図ることを目的とする。他の目的は、各原料肉に適したマッサージを行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、原料肉入口が設けられているマッサージ管と、該マッサージ管の内周面に形成され、前記マッサージ管内を通る原料肉に抵抗を与えて変形させる抵抗体と、前記マッサージ管の端部に連通し、前記マッサージ管内の原料肉を真空吸引して移動させる移動手段と、を備えていることを特徴とする。
【0011】
この発明の前記抵抗体は、螺旋状の抵抗体であることを特徴とする。この発明の前記螺旋状の抵抗体は、原料肉入口側のピッチが、その他の部分のピッチよりも大きく形成さていることを特徴とする。この発明の前記螺旋状の抵抗体は、マッサージ管の中央から右側と左側では、互いに逆方向に巻かれていることを特徴とする。
【0012】
この発明の前記マッサージ管は、その中央部を回動可能に支持されていることを特徴とする。この発明の前記移動手段は、前記マッサージ管の両端部にそれぞれ配設されていることを特徴とする。この発明の前記マッサージ管は、U字状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
この発明の前記マッサージ管は、回転体の外周面に複数配設されており、各マッサージ管は、周方向に間隔をおいて該回転体の軸と平行に配設されていること特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
この発明は、以上のように構成したので、真空吸引により原料肉は、マッサージ管内を抵抗体の抵抗を受け変形しながら移動する。そのため、適度に揉みほぐされ、設計通りのマッサージを行うことができる。前記マッサージ管には、原料肉が一本づつ挿入され、真空吸引されるので、従来例に比べ、マッサージ時間を短縮することができる。因みに、本発明では、一本の原料肉がマッサージ管内を一往復するのに要する時間は、3秒位であるので、例えば、10往復させても30秒位しかかからない。
【0015】
また、本発明では、1本づつ原料肉をマッサージするので、各原料肉の性質に対応してマッサージを行うことができる。例えば、柔らかい原料肉の場合には、硬い原料肉の場合に比べて、マッサージ管内を往復移動させる回数を少なくするなどの調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】マッサージ管の拡大正面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図4】同実施例の正面図でる。
【図5】本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す正面図で、図6(A)はマッサージ管の断面開口を方形状にする円弧状抵抗体、図6(B)は同断面開口を丸形状にする環状抵抗体、図6(C)は同断面開口を楕円形状にする抵抗体、図6(D)は同断面開口を上半円形状にする半円状抵抗体、図6(D)は同断面開口を下半円形状にする半円状抵抗体、図6(F)は同断面開口を右半円形状にする半円状抵抗体、図6(G)は同断面開口を左半円形状にする半円状抵抗体、図6(H)は、上下に設けられた円弧形状の抵抗体、図6(I)は、左右に設けられた円弧形状の抵抗体、をそれぞれ示す。
【図7】本発明の第5実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第6実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第7実施例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本件発明の第1実施形態を図1、図2により説明する。ハム、ソーセージなどの原料肉Bは、ピックル液注入装置(インジェクタ)1によりピックル液を注入された後、原料肉のマッサージ装置10に供給されてマッサージされる。
【0018】
前記ピックル液注入装置1は、注入ヘッド2に設けられたピックル液の注入針3と、前記注入針3の真下に位置する原料肉Bの載置部5と、を備えている。この装置1には、原料肉Bから前記注入針3を引き離すためのカストリ部材4が設けられている。
【0019】
原料肉Bの載置部5には、変形ガイドケース7が載置されている。このケース7には、原料肉Bが収納されている。前記変形ガイドケース7は、合成樹脂などでU字状に形成され、底壁7aと、該底壁7aの両側に立設された規制側壁7b、7bと、を備えている。
【0020】
前記マッサージ装置10は、マッサージ管12と、該マッサージ管12の内周面に突設された抵抗体14と、真空吸引する移動手段、とを備えている。この始動手段は、前記マッサージ管12の入口12aが形成されている一端側と他端12c側にそれぞれ設けられ、真空吸引手段の真空吸引バルブ18a、18b、空気バルブ20a、20bと、を備えている。
【0021】
前記マッサージ管12は、直円筒体であり、例えば、直径Dは108mm、長さLは1600mm、に形成されている。前記マッサージ管12の入口12a側には、原料肉Bの挿入を容易にするために、抵抗体14が存在しない空白部12bが設けられているが、前記空白部12bは、例えば、入口12aから150mmの範囲にわたり形成されている。
【0022】
前記抵抗体14は、螺旋状の抵抗体であり、線材14aをコイルばね状に巻いて形成されている。例えば、前記抵抗体14の線材14aの直径は16mmに形成され、前記空白部12b側の抵抗体14のピッチP1は、その他の部分のピッチP2より大きく形成されており、例えば、前記ピッチP1は、156mm、前記ピッチP2は115mm、に形成されている。
【0023】
前記マッサージ管12の中央部は、回動支持装置16により保持されている。この回動支持装置16は、マッサージ管12に固定された半球面体16bと、該半球面体16bと面接触する球面座金16bと、を備えている。
【0024】
次に、本実施形態の作動について説明する。
ピックル液注入行程
原料肉Bを変形ガイドケース7に収納した後、該ケース7を載置部5に載置し、前記原料肉Bを注入ヘッド2の注入針3と対向させるとともに、前記ヘッド2を所定位置まで降下させて前記注入針3を原料肉Bに差し込み、ピックル液を注入する。
【0025】
その後、前記注入針3からピックル液を吐き出させながら、前記ヘッド2を上昇させて前記注入針3を原料肉3から抜き出し、元の位置にまで戻す。
【0026】
マッサージ行程
前記変形ガイドケース7を傾斜させ、ピックル液が注入された原料肉Bを流下させ、マッサージ装置10のマッサージ管12の入口12bに挿入する。このとき、前記マッサージ管12は入口12aを上側にして傾斜しており、又、入口側の真空吸引バルブ18aは閉、空気バルブ20aは開、反対側の真空吸引バルブ18bは開、空気バルブ20bは閉、となっている。
【0027】
そのため、前記入口12aに挿入された原料肉Bは、真空吸引されてマッサージ管12内に吸い込まれるとともに、該マッサージ管12内を進行し、他端12c側に向かう。
この時、前記管12が傾斜し、その他端12cが下側になっているとともに、空白部12bがあり、又、入口12a側のピッチP1が他の部分のピッチP2より大きいので、原料肉Bは前記管12内に引き込みやすくなっている。
【0028】
又、前記マッサージ管12内には、抵抗体14が突設されているので、該原料肉Bは抵抗を受けて変形し、捩じられるようにしながら進行し他端12cに到達するので、揉み解され、マッサージされる。なお、原料肉Bが、入口12aに吸引されてから他端12cに到達するまでの時間(往路時間)は、極めて短く、例えば、1.5秒である。
【0029】
次に、回動支持装置16により前記マッサージ管12を回動させて傾斜させ、他端12cを上側にするとともに、他端12c側の真空吸引バルブ18bは閉、空気バルブ20bは開、入口12a側の真空吸引バルブ18aは開、空気バルブ20aは閉、にする。
【0030】
そうすると、前記原料肉Bは、真空吸引されてマッサージ管12内を進行し、入口12a側に向かうが、前記往路と同様に、抵抗体14の抵抗を受けて変形し、捩じられるようにしながら進行する。そのため、揉み解され、マッサージされる。
【0031】
この時、空白部12bは、原料肉Bの長さよりも短く形成されているので、入口12a側の原料肉Bの一端部は、抵抗体14にかかっている。そのため、真空吸引により、原料肉Bを反対側に移動させるとき(往路行程)には、原料肉Bの全部が空白部12bに位置している場合に比べ、始動しやすい。なお、原料肉Bが、吸引されて他端12cから入口12a側に到達するまでに要する時間(復路時間)は、前記往路時間とほぼ同じである。そのため、一往復に要する時間は、約3秒であり、極めて短い。
【0032】
前記要領で往復行程を繰り返し、所望のマッサージレベルにする。この往復回数として、例えば、10往復させるが、この時の所要時間は3×10=30秒である。
【0033】
前記原料肉のマッサージ行程が完了したら、原料肉Bをマッサージ管12から取り出し、次行程に移る。
【0034】
この発明の第2実施形態を図3、図4により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施形態と前記第1実施形態との主なる相違点は、次の通りである。
(1)マッサージ管12Aが、U字状に形成されていること。このマッサージ管の底部12dには、抵抗体が配設されていないが、抵抗体を配設することもできる。
(2)マッサージ管12Aの両端部に空白部12b、12bが設けられていること。
【0035】
この実施形態では、マッサージ管12Aの全長が前記第1実施形態よりも長く、例えば、2倍以上にできるので、前記実施態様に比べ、往復回数を少なくできる。そのため、マッサージの時間を短縮することができる。
【0036】
この発明の第3実施形態を図5により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施形態と前記第1実施形態との主なる相違点は、同一形状のマッサージ管12が複数、例えば、6本、円形状に配設されていること、即ち、マッサージ管12が回転体30の外周面30Aに配設され、かつ、周方向に間隔をおいて平行に配設されていること、である。
【0037】
この実施形態では、インジェクタの原料肉排出場所にマッサージ管12を位置させて原料肉を挿入した後、回転体30を回転させて次のマッサージ管12を前記原料肉排出場所に位置させ、原料肉Bを挿入する。このようにしてマッサージ管12を順次原料肉排出場所に位置させて、ピックル液注入済みの原料肉Bの挿入を行うとともに、原料肉が挿入されたマッサージ管12の真空吸引バルブ、空気バルブの開閉を操作することにより、回転しながら原料肉のマッサージを行うことができる。
【0038】
この発明の第4実施形態を図6により説明する。前記実施形態では、抵抗体を螺旋状(コイルばね状)に形成したが、次のように形成することができる。
(1)図6(A)に示すように、マッサージ管12の断面開口が方形状になるようにする円弧状の抵抗体、
(2)図6(B)に示すように、マッサージ管12の断面開口が丸形状になるように円環状の抵抗体、
(3)図6(C)に示すように、マッサージ管12の断面開口を楕円形状にする抵抗体、
(4)図6(D)に示すように、マッサージ管12の断面開口を上半円形状にする半円状抵抗体、
【0039】
(5)図6(D)に示すように、マッサージ管12の断面開口を下半円形状にする半円状抵抗体、
(6)図6(F)に示すように、マッサージ管12の断面開口を右半円形状にする半円状抵抗体、
(7)図6(G)に示すように、マッサージ管12の断面開口を左半円形状にする半円状抵抗体、
(8)図6(H)に示すように、マッサージ管12の断面開口の上下に対向して設けられた円弧状抵抗体、
(9)図6(I)に示すように、マッサージ管12の断面開口の左右に対向して設けられた円弧状抵抗体。
【0040】
この発明の第5実施形態を図7により説明する。前記第1実施形態では、抵抗体を螺旋状(コイルばね状)に形成したが、次のように形成することができる。
(1)板状の抵抗体14Bを垂直状に配設すること、
(2)板状の抵抗体を左傾斜(14A)、又は、右傾斜(14C)させて配設すること。
【0041】
この発明の第6実施形態を図8により説明する。前記第1実施形態と本実施形態との主なる相違点は、次の通りである。
(1)マッサージ管12を円形の筒体の代わりに、方形状の筒体40に形成したこと、
(2)抵抗体14Dは、マッサージ管の断面開口が方形になるように額縁状に形成されていること。
この実施形態は、例えば、方形状のベーコンB1をマッサージする場合に用いられる。
【0042】
この発明の第7実施形態を図9により説明する。前記第1実施形態と本実施形態との主なる相違点は、マッサージ管の内周面に抵抗体を突設する代わりに、肉厚Tのマッサージ管50の内周面に抵抗体形成用溝50Mを形成して凹凸にし、突状又は螺旋状の抵抗体50Dを形成したことである。この実施形態では、前記実施形態に比べ、マッサージ管の肉厚を大きくする必要がある。
【0043】
本件発明の実施形態は、上記に限定されるものではなく、例えば、次のようにしても良い。
(1)前記螺旋状(コイルばね状)抵抗体は、マッサージ管の中央から右側と左側では、互いに逆方向に巻くようにすること。
この様にすると、原料肉がより多く揉み解されるので、マッサージ効果の向上を図ることができる。
【0044】
(2)前記マッサージ管の全長を前記実施形態よりも長く、例えば、20m、にし、一端に原料肉の入口を設け、他端に出口を設けるとともに、前記入口に空気バルブを設け、該出口に真空吸引バルブを設けること。
この様にすると、前記実施形態と比べ、マッサージ装置の配設スペースが大きくなる反面、マッサージ管内の原料肉を繰り返し往復させる必要がなく、一回だけの真空引きで十分にマッサージ効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0045】
10 原料肉のマッサージ装置
12 マッサージ管
14 抵抗体
16 回動支持装置
18a 真空吸引バルブ
18b 真空吸引バルブ
20a 空気バルブ
20b 空気バルブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原料肉入口が設けられているマッサージ管と、
該マッサージ管の内周面に形成され、前記マッサージ管内を通る原料肉に抵抗を与えて変形させる抵抗体と、
前記マッサージ管の端部に連通し、前記マッサージ管内の原料肉を真空吸引して移動させる移動手段と、
を備えていることを特徴とする原料肉のマッサージ装置。
【請求項2】
前記抵抗体は、螺旋状の抵抗体であることを特徴とする請求項1記載の原料肉のマッサージ装置。
【請求項3】
前記螺旋状の抵抗体は、原料肉入口側のピッチが、その他の部分のピッチよりも大きく形成さていることを特徴とする請求項2記載の原料肉のマッサージ装置。
【請求項4】
前記螺旋状の抵抗体は、マッサージ管の中央から右側と左側では、互いに逆方向に巻かれていることを特徴とする請求項2記載の原料肉のマッサージ装置。
【請求項5】
前記マッサージ管は、その中央部を回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の原料肉のマッサージ装置。
【請求項6】
前記移動手段は、前記マッサージ管の両端部にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1記載の原料肉のマッサージ装置。
【請求項7】
前記マッサージ管は、U字状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の原料肉のマッサージ装置。
【請求項8】
前記マッサージ管は、回転体の外周面に複数配設されており、各マッサージ管は、周方向に間隔をおいて該回転体の軸と平行に配設されていること特徴とする請求項1記載の原料肉のマッサージ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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