双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいてメディアを取得、分類、および配信するためのシステムおよび方法
【課題】双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいてメディアを取得、分類、および配信するためのシステムおよび方法の提供。
【解決手段】インターネットにより配信されるメディアのためのガイダンスを提供するためのシステムおよび方法について論じる。一部の実施形態においては、インターネット上で利用可能なメディアに関する情報が収集される。情報は、既存のメディアガイダンスデータに関連させる。関連によって、メディアガイダンスアプリケーションは、関連するオンラインメディアを特定し、ユーザに分かりやすく、使いやすい方法で一覧を表示することができる。オンラインメディアガイダンスアプリケーションのためのユーザインターフェイスも提供する。ユーザインターフェイスにより、ユーザは、ユーザの関心を引く基準に従って、インターネットにより配信される大量のメディアを体系的な方法で絞り込むことができる。
【解決手段】インターネットにより配信されるメディアのためのガイダンスを提供するためのシステムおよび方法について論じる。一部の実施形態においては、インターネット上で利用可能なメディアに関する情報が収集される。情報は、既存のメディアガイダンスデータに関連させる。関連によって、メディアガイダンスアプリケーションは、関連するオンラインメディアを特定し、ユーザに分かりやすく、使いやすい方法で一覧を表示することができる。オンラインメディアガイダンスアプリケーションのためのユーザインターフェイスも提供する。ユーザインターフェイスにより、ユーザは、ユーザの関心を引く基準に従って、インターネットにより配信される大量のメディアを体系的な方法で絞り込むことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2006年10月6日出願の米国仮出願番号60/849,988の利益を主張し、その開示は、ここで参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、概してメディアガイダンスアプリケーションに関し、より具体的には、インターネットから得られるメディアのためのガイダンスを提供することに関する。
【0003】
インターネットは、娯楽メディアおよび情報を取得するための人気が高まっているリソースである。インターネット上にダウンロード可能なテレビドラマおよび映画、またはテレビプレビューおよび映画の予告編のストリーミング等の種々のメディアを提供する極めて多数のソースがある。さらに、インターネット上のメディアおよび関連情報のほぼすべては、オンデマンドで利用可能である。したがって、ユーザは、関心対象のメディアが常に利用可能であると確信することができる。
【0004】
しかしながら、多数のオンラインメディアおよびメディアプロバイダは、関心対象のメディアを探し出すことを困難にもする。特定のオンラインメディアコンテンツをガイダンスなし探し出すには、ユーザは、メディアに関して大量の情報を知る必要があり得る。例えば、ユーザがテレビ番組の特定のエピソードに関連するメディアを見つけようとする場合、ユーザは、メディアプロバイダ、この場合はテレビネットワークのウェブサイトに直接行く必要があり得る。その後にユーザは、ネットワークウェブサイト上で効果的にメディアを探し出すために、エピソードの初回放送日またはエピソードのタイトルを知る必要があり得る。このプロセスは、ユーザにとって不都合であるだけでなく、特定のメディアを検索していないユーザには役に立たない。したがって、インターネットによって配信されたメディアコンテンツのためのガイダンスは、ユーザが関心対象のメディアを容易かつ効果的に探し出すことを可能にする、または助けるために必要である。
【0005】
インターネット上で提供されるメディアコンテンツのためのガイダンスのいくつかの形態が、既に利用可能である。オンラインメディアのための多数のガイダンスアプリケーションは、キーワード検索および主要なメディアの一覧の提供に限定される。これらの手技はいずれも、インターネット上で利用可能な極めて大量のメディアを絞り込むための効果的または体系的な手段を提供しない。したがって、既存のガイダンスアプリケーションのユーザは、過剰な一覧を受け取る場合が多く、それらの多くは面白くないか、または無関係であり得る。したがって、キーワード検索を提供し、主要なオンラインメディアを表示するだけでなく、利用可能なオンラインメディアをユーザの関心を引くメディアを適度に小さなセットに絞り込むための体系的な方法を提供するガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【0006】
既存のガイダンスアプリケーションによって生成されるメディア一覧は、ブラウジングの助けにならない場合が多い。ビデオ検索は、雑然としている、組織化されていない、ナビゲートが困難、またはまとまりがないといった結果を生じ得る。異なるタイプのビデオが同様の形式で存在する場合があり、実質上区別できない。例えば、プロが生成したメディアコンテンツは、ユーザが生成したメディアコンテンツと同様の形式で表示され、高品質のメディアコンテンツは、低品質のメディアコンテンツと同様の形式で表示され得る。したがって、ユーザは各メディア一覧を閲覧するために相当の時間を費やす必要がある場合がある。したがって、ユーザがオンラインメディア一覧のセットを素早くブラウズできるオンラインメディアガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【0007】
さらに、多くの既存のガイダンスアプリケーションは、インターネット上の限られたビデオのセットのためのガイダンスを提供するにすぎない。したがって、限定されたセットは、ユーザが関心を持つ利用可能なオンラインメディアを含まない場合がある。一部のガイダンスアプリケーションは、それらがホストするメディアコンテンツのためのガイダンスを提供するに過ぎないため、限定されている。第三者サイトからメディアを取得する他のアプリケーションは、メディアプロバイダとのパートナーシップに依存し、この場合も極めて限られたメディアデータセットを生じる。したがって、包括的なオンラインメディアコンテンツのセットのためのガイダンスを提供するガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、インターネット上で提供されるメディアのセットのための情報を特定および取得し、特定されたメディアのサブセットを一覧に表示するためのシステムおよび方法を提供する。ユーザの関心を引く基準に基づいて、ユーザに提供されるオンラインメディア一覧のセットを体系的に絞り込むシステムおよび方法も提供する。
【0009】
本発明の一原則に従って、オンラインメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザインターフェイスにおいて、選択可能な基準要素(例えば、アクション/アドベンチャ、コメディ、ABC、Comedy Central等)を提供する。選択可能な基準要素の1つ以上の選択を受けることによって、視聴可能なオンラインビデオのセットを、ユーザの関心を引くビデオの適度な大きさのセットに体系的に絞り込むことができる。選択可能な基準要素は、カテゴリ(例えば、ジャンル、チャンネル、ショー)に組織化され得る。カテゴリは、ユーザインターフェイスにも表示され、対応する選択可能な基準要素は、対応するカテゴリの付近または下にあるウィンドウに提示され得る。ユーザインターフェイスが乱雑化しないように、1つのカテゴリの基準要素が所定の時間に見え得る。ユーザが異なるカテゴリを選択すると、現在提示されている基準要素のウィンドウが閉じ、選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素の新しいウィンドウが提示される。
【0010】
基準要素のユーザ選択をメディアガイダンスアプリケーションが受け取ると、選択された基準要素および任意の以前に選択された基準要素に基づいて、ビデオのセットが特定される。いくつかの実施形態においては、特定されたメディアのセットは、選択された基準要素のすべてを満たす利用可能なメディアを含み得る。他の実施形態においては、特定されたメディアのセットは、選択された基準要素のうちの1つ以上を満たす利用可能なメディアを含み得る。メディアのセットは、ビデオモザイクまたはテキスト一覧等の一覧に表示され得る。いくつかの実施形態においては、各一覧は、選択可能なフレーム内に表示され、フレームのユーザ選択を受け取ると、ガイダンスアプリケーションは、対応するメディアプロバイダのウェブサイトにユーザを導く。
【0011】
本発明の一部の実施形態においては、一覧の数を絞り込んだ後に、表示される基準要素も変わり、特定されたビデオの新しいセットを反映することができる。例えば、選択可能な基準要素の新しいウィンドウが表示されると、基準要素を選択することで少なくとも1つのビデオが再定義されたセットで生成される場合のみに、基準要素がウィンドウに表示され得る。一部の場合において、今回の基準要素およびすべての以前に選択された基準要素を満たす特定されたビデオのセットにビデオが存在する場合に、基準要素がウィンドウに表示され得る。
【0012】
本発明の別の一原則に従って、ガイダンスアプリケーションがガイダンスを提供するオンラインメディアのセットは、複数のウェブサイトを調べ、各ウェブサイトによって提供されるメディアに関する情報を取得することによって決定される。取得された情報は、各ビデオに対応するメタデータ(例えば、タイトル、ランタイム、説明等)を含み得る。
【0013】
インターネットから取得された各ビデオに対して、メディアガイダンスアプリケーションは、ビデオメタデータを、例えば、メディアガイダンスアプリケーションデータベースからのメディアガイダンスアプリケーションデータと関連させる。関連は、ビデオメタデータをガイダンスアプリケーションデータベースにおけるガイダンスデータと比較することによって決定され得る。視聴可能なオンラインビデオのサブセットは、上述の範囲を絞り込む過程、キーワード検索、ユーザの個人化データ、またはエディタの選好指定に基づいて選択され得る。選択されたオンラインビデオは、ビデオモザイクまたはテキスト一覧等のメディア一覧に表示され得る。各ビデオの一覧には、ガイダンスアプリケーションデータベースからの関連するガイダンスアプリケーションデータが含まれる。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するための方法であって、
複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトにより提供されるビデオを特定するステップと、
前記特定されたビデオのそれぞれに対して、前記インターネットサイトからのメタデータを記憶するステップと、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させるステップと、
前記ビデオのサブセットを選択するステップと、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオをユーザに表示するディスプレイを生成するステップと、を備え、前記ディスプレイは、表示される各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含むことを特徴とする、方法。
(項目2)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記複数のインターネットサイトにアクセスするステップは、前記インターネットサイトを調べるステップと、前記メタデータを収集するステップと、を備えることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記メタデータを記憶するステップは、前記ビデオのそれぞれに対するURLを記憶するステップを備えることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記ディスプレイの前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して各ビデオを表示し、
前記ユーザのフレームを選択に応答して、前記選択されたフレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトに前記ユーザを向け直すことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記ディスプレイは、前記特定されたビデオに対する記憶されたメタデータを含むことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記ビデオのサブセットは、ユーザ個人化データに従って選択されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記ユーザ個人化データは、明示的ななユーザ選好指定から得られることを特徴とする、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記ユーザ個人化データは、モニタされたユーザ操作から得られることを特徴とする、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記ビデオのサブセットは、エディタの選好指定に従って選択されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記エディタの選好指定を受け取るステップをさらに備えることを特徴とする、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記特定されたビデオを記憶するステップをさらに備えることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記ディスプレイは、双方向番組ガイドによって提供されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するためのシステムであって、
通信回路と、
ストレージと、
処理回路と、を備え、前記処理回路は、
前記通信回路を使用し、複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトによって提供されるビデオを特定し、
前記インターネットサイトからの前記特定されたビデオのそれぞれに対するメタデータを前記ストレージに記憶し、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させ、
前記ビデオのサブセットを選択し、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオを表示するディスプレイを生成するように構成され、前記ディスプレイは、表示される各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含むことを特徴とする、システム。
(項目17)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目18)
前記処理回路は、前記インターネットサイトを調べ、前記メタデータを収集するように構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目19)
前記記憶されたメタデータは、前記ビデオのそれぞれに対する前記URLを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目20)
前記ディスプレイの前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目21)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して各ビデオを表示し、
前記処理回路は、前記ユーザの前記フレーム選択に応答して、フレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトにユーザを向け直すようにさらに構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目22)
前記ディスプレイは、前記特定されたビデオに対する記憶されたメタデータを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目23)
前記ビデオのサブセットは、ユーザ個人化データに従って選択されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目24)
前記ユーザ個人化データは、明示的ななユーザ選好指定から得られることを特徴とする、項目23に記載のシステム。
(項目25)
前記ユーザ個人化データは、監視されるユーザ操作から得られることを特徴とする、項目23に記載のシステム。
(項目26)
前記ビデオのサブセットは、エディタの選好指定に従って選択されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目27)
前記処理回路は、エディタの選好指定を受け取るようにさらに構成されることを特徴とする、項目26に記載のシステム。
(項目28)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目29)
前記処理回路は、前記特定されたビデオを前記ストレージに記憶するようにさらに構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目30)
前記処理回路は、双方向番組ガイドの指示によって構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目31)
インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するための方法であって、
複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトによって提供されるビデオを特定するステップと、
前記特定されたビデオのそれぞれに対して、前記インターネットサイトからのメタデータを記憶するステップと、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させるステップと、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオをユーザに表示するディスプレイを生成するステップと、を備え、前記ディスプレイは、表示された各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含み、前記ビデオのサブセットは、範囲絞り込み方法において前記ユーザによって選択された基準要素に従って選択され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第1のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、前記第1のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第1のウィンドウが提示され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第2のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、前記第2のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第2のウィンドウが提示されることを特徴とする、方法。
(項目32)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記範囲絞り込み方法は、複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの前記第2のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、選択可能な基準要素の前記第1のウィンドウを閉じるステップをさらに備えることを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記方法は、前記第1の基準カテゴリのうちの1つ以上の選択可能な基準要素のユーザ選択を受け取るステップと、
前記第2のウィンドウの前記基準要素を、前記ユーザによって選択された前記第1のカテゴリの前記基準要素をも満たすビデオによって満たされる基準要素に限定するステップと、をさらに備えることを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目35)
前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置される、項目31に記載の方法。
(項目36)
前記モザイクの前記表示されるビデオは、前記ユーザが基準要素を選択するにつれて変化することを特徴とする、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して各ビデオを表示し、
前記ユーザのフレーム選択に応答して、前記選択されたフレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトに前記ユーザを向け直すステップをさらに備えることを特徴とする、項目35に記載の方法。
(項目38)
前記範囲絞り込み方法は、選択された基準要素を満たすビデオの数を表示することを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目39)
前記基準カテゴリは、ジャンル、チャンネル、およびビデオタイトルを含むことを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目40)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目41)
前記ディスプレイは、双方向番組ガイドによって提供されることを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目42)
インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するためのシステムであって、
通信回路と、
ストレージと、
処理回路と、を備え、前記処理回路は、
前記通信回路を使用し、複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトによって提供されるビデオを特定し、
前記インターネットサイトからの前記特定されたビデオのそれぞれに対するメタデータを、前記ストレージに記憶し、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させ、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオを表示するディスプレイを生成するように構成され、前記ディスプレイは、表示された各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含み、前記ビデオのサブセットは、範囲絞り込み方法においてユーザによって選択された基準要素に従って選択され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第1のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、前記第1のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第1のウィンドウが提示され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第2のカテゴリを選択する前記ユーザに対応して、前記第2のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第2のウィンドウが提示されることを特徴とする、システム。
(項目43)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目44)
前記範囲絞り込み方法は、複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの前記第2のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、選択可能な基準要素の前記第1のウィンドウを閉じるステップをさらに備えることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目45)
前記処理回路は、
前記第1の基準カテゴリのうちの1つ以上の選択可能な基準要素のユーザ選択を受け取り、
前記第2のウィンドウの前記基準要素を、前記ユーザによって選択された前記第1のカテゴリの前記基準要素をも満たすビデオによって満たされる基準要素に限定するようにさらに構成されることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目46)
前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置されることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目47)
前記モザイクの前記表示されるビデオは、前記ユーザが基準要素を選択するにつれて変化することを特徴とする、項目46に記載のシステム。
(項目48)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して、各ビデオを表示し、
前記処理回路は、前記ユーザにフレーム選択に応答して、前記フレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトに前記ユーザを向け直すようにさらに構成されることを特徴とする、項目46に記載のシステム。
(項目49)
前記範囲絞り込み方法は、選択された基準要素を満たすビデオの数を表示することを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目50)
前記基準カテゴリは、ジャンル、チャンネル、およびビデオタイトルを含む、項目42に記載のシステム。
(項目51)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目52)
前記処理回路は、双方向番組ガイドの指示によって構成されることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の上述および他の目的および利点は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて考慮すると明らかになり、同様の参照文字は、全体を通して同様の部分を示す。
【図1】オンラインビデオおよび他のタイプのメディアのためのガイダンスを提供するために使用され得るグリッド形式を使用する例示的なディスプレイ画面を示す図である。
【図2】オンラインビデオのためのガイダンスを提供するために使用され得るモザイクを使用する例示的なディスプレイ画面を示す図である。
【図3】図2のモザイクにおける一覧の詳細図を示す図である。
【図4】図2のディスプレイ画面の一部の2つの例示的な実施形態である。
【図5】図2のディスプレイ画面の一部の2つの例示的な実施形態である。
【図6】ユーザのお気に入りおよび選好を見るおよび更新するための例示的なディスプレイ画面を示す図である。
【図7】図8A〜AC、9A、および9Bによって使用される視聴可能なオンラインビデオのベン図を示す図である。
【図8A】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図8B】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図8C】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図9A】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図9B】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図10】本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器装置を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器装置を示す図である。
【図12】例示的なメディアガイダンスソースの詳細図を示す図である。
【図13】例示的なメディアガイダンスソースの詳細図を示す図である。
【図14】一覧を取得、選択、および表示するための例示的な流れ図を示す図である。
【図15】ユーザをオンラインメディアコンテンツのプロバイダに導くための例示的な流れ図を示す図である。
【図16】ユーザが選択した基準要素に基づいて、一覧を取得、選択、および表示するための例示的な流れ図を示す図である。
【図17】基準要素を表示し、オンラインメディアを特定するための例示的な流れ図を示す図である。
【図18】ユーザが入力した検索語に基づいて、基準要素を選択するための例示的な工程図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
任意のメディア伝達システムにおいて、ユーザが利用可能なメディアの量は、膨大になる可能性がある。結果として、多数のユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートして、希望のメディアを容易に特定できるインターフェイスを介する形式のメディアガイダンスを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと呼ぶが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと呼ばれることがある。同様に、インターネットコンテンツおよび他の可能なタイプのコンテンツのためのガイダンスを提供するメディアガイダンスアプリケーションは、本明細書においてオンラインメディアガイダンスアプリケーションまたはオンラインガイダンスアプリケーションと称される。
【0016】
多様な形態の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、インターネット上のメディアコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャスト等)のためのガイダンスを提供することができる。オンラインメディアのためのガイダンスを提供するメディアガイダンスアプリケーションの1つの典型的なタイプは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと称される場合もある)は、特にユーザが多種のメディアコンテンツをナビゲートおよび探し出すことができるようにする、よく知られたガイダンスアプリケーションである。オンラインメディアの他に、そのようなコンテンツは、(従来の放送、ケーブル、衛星または他の手段を介して提供される)従来のテレビ番組、および有料番組、(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおける)オンデマンド番組、および他のタイプのメディアまたはビデオコンテンツを含み得る。ガイダンスアプリケーションにより、ユーザは、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含むビデオコンテンツに関連するコンテンツをナビゲートおよび探し出すこともできる。
【0017】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速ワイヤレスネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)、および従来は使用しなかった、ハンドヘルドコンピュータ、携帯端末(Personal digital assistant:PDA)、モバイル電話または他のモバイル装置のような、その他の装置上でメディアにアクセスしている。これらの装置上で、ユーザは、テレビを介して利用可能であるのと同じメディア間をナビゲートおよび探し出すことができる。結果として、メディアガイダンスは、これらの装置上でも必要である。ガイダンスは、テレビだけを介して利用可能なメディアコンテンツ、これらの装置のうちの1つ以上だけを介して利用可能なメディアコンテンツ、または、テレビおよびこれらの装置のうちの1つ以上で利用可能なメディアコンテンツに対して、提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインアプリケーション(つまり、ウェブサイト上で提供)、または、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、モバイル電話、または他のモバイル装置上で、スタンドアロン型アプリケーションまたはクライアントとして提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションを実現することができる多様な装置およびプラットフォームについて、以下に詳細を説明する。
【0018】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の1つは、メディア一覧やメディア情報をユーザに提供することである。図1〜2は、メディアガイダンスを、特に、メディア一覧で提供するために使用できる例示的なディスプレイ画面を示す。図1〜2に示されるディスプレイ画面は、任意の適切な装置またはプラットフォーム上に実現することができる。図1〜2のディスプレイは、全画面のディスプレイとして例示されているが、表示されているメディアコンテンツを完全または部分的にオーバーレイすることもできる。ユーザは、ディスプレイ画面に提供された選択可能なオプションを選択することによって(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)、または、リモコンまたは他のユーザ入力インターフェイスまたは装置上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押すことによって、メディア情報にアクセスする意思があることを示すことができる。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、枠内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアのタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の定義済、ユーザ定義、または他の体系化基準等、いくつかの方式のうちの1つで体系化されたメディア情報を備えるディスプレイ画面を提供することができる。
【0019】
図1は、時間およびチャンネル別に配置された例示的な枠の番組一覧ディスプレイ100を示しているが、単一のディスプレイで多種のメディアコンテンツ(例えば、オンラインビデオ)にアクセスすることも可能である。ディスプレイ100は、(1)チャンネル/メディアタイプ識別子104の列(各チャンネル/メディアタイプ識別子(列のセル)は利用可能な異なるチャンネルまたはメディアのタイプを識別する)、および(2)時間識別子106の行(各時間識別子(行のセル)は番組の時間帯を識別する)を備える枠102を含むことができる。また、枠102は、番組一覧108のような番組一覧の欄を含み、各一覧は、一覧に関連したチャンネルや時刻上に提供される番組のタイトルを提供する。ユーザ入力装置によって、ユーザは、ハイライト領域110を移動することによって、番組一覧を選択することが可能である。ハイライト領域110によって選択された番組一覧に関連する情報は、番組情報領域112に提供される。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時刻(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価および他の望ましい情報を含むことができる。
【0020】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、スケジュールに従って提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、様々なオンラインソースからのインターネットコンテンツ(例えばストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、オンデマンドコンテンツ(例えばVOD)、ローカルに記憶されているメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に記憶されたビデオコンテンツ等)、または時間に関係しない他のメディアコンテンツを含む、種々のメディアソースからのコンテンツを含む。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツ両方を含むことができる(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供しているHBO On Demand)。HBO ON DEMAND、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office,Incの登録商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、または、インターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えばFTP)を介して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含むことができる。
【0021】
枠102は、オンデマンド一覧114、録画メディア一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む非線形番組のための一覧を提供することができる。異なるタイプのメディアソースからのコンテンツのためのディスプレイ組み合わせ一覧は、「混合型メディア」ディスプレイと呼ばれることがある。ディスプレイ100とは異なる、表示可能な一覧のタイプの多様な並びは、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づくことができる(例えば、録画および放送一覧だけのディスプレイ、オンデマンドおよび放送の一覧だけのディスプレイ、等)。例示されているように、一覧114、116および118は、これらの一覧の選択がそれぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧またはインターネット一覧専用のディスプレイへのアクセスを提供できることを示すように、枠102内に表示される時間帯全体に示される。図1に示されるように、情報領域112は、このような一覧にアクセスした際に提供され得る、ディスプレイのタイプに関する情報を表示することができる。他の実施形態では、これらメディアタイプの一覧は、枠102内に直接含めることができる。追加の一覧は、ナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択するユーザに応答して表示することができる。(ユーザ入力装置上の矢印キーを押すと、ナビゲーションアイコン120を選択するのと同様な方式でディスプレイを変化することができる。)
ディスプレイ100は、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126も含むことができる。ビデオ領域122によって、ユーザは、ユーザが現在視聴可能、視聴可能になる予定、または、視聴可能であった番組を表示および/プレビューすることができるようになる場合がある。ビデオ領域122のコンテンツは、枠102に表示される一覧のうちの1つに対応、または、独立させることができる。ビデオ領域を含む枠ディスプレイはピクチャインガイド(PIG)ディスプレイと呼ばれる場合がある。PIGディスプレイとその機能については、2003年5月13日出願のSatterfieldらの米国特許番号6,564,378および2001年5月29日出願のYuenらの米国特許番号6,239,794に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。PIGディスプレイは、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーションディスプレイ画面に含むことができる。
【0022】
広告124は、視聴者のアクセス権(例えば、番組サービスに加入)に応じて、現在視聴が可能、今後視聴が可能、または視聴が可能になることはない、メディアコンテンツに対して広告を提供することができ、さらに、枠102内の1つ以上のメディア一覧に対応または無関係にすることができる。また、広告124は、枠102に表示されるメディアコンテンツに関係または無関係な製品またはサービスに対する広告にすることができる。広告124は、選択可能にすることができ、メディアコンテンツに関する詳細情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品またはサービスの購入を可能にする、広告に関係するメディアコンテンツを提供することなどができる。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、モニタされたユーザアクティビティ、提供されるディスプレイのタイプ、または、他の適切なターゲット対象の広告ベースに基づいたターゲットにすることができる。
【0023】
広告124は、四角またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーションのディスプレイ内で任意の適切な大きさ、形状、および場所に提供することができる。例えば、広告124は、枠102に対して水平方向に隣接する四角形として提供することができる。これは、パネル広告と呼ばれることがある。さらに、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーションディスプレイ上にオーバーレイ、またはディスプレイ内に埋め込むことができる。広告もまた、テキスト、画像、入れ替わる画像、ビデオクリップまたは他のタイプのメディアコンテンツも含むことができる。広告は、ガイダンスアプリケーションを備えるユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、離れた場所(ストリーミングメディアサーバを含む)、または他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶することができる。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供することは、例えば、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願番号10/347,673、2004年6月29日出願のWard,IIIらの米国特許番号6,756,997、および2002年5月14日出願のScheinらの米国特許番号6,388,714に詳細が検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーションディスプレイ画面に含むことができることが理解される。
【0024】
オプション領域126によって、ユーザは、多種のメディアコンテンツ(例えば、インターネットコンテンツ)、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション機能にアクセスできるようになる場合がある。オプション領域126は、ディスプレイ100(および本発明の他のディスプレイ画面)の一部にすることができるか、あるいは画面上のオプションを選択することによって、またはユーザ入力装置上の専用または割り当て可能ボタンを押すことにより、ユーザによって起動することができる。オプション領域126の選択可能なオプションは、枠102内の番組一覧に関連する機能に関することができるか、あるいはメインメニューディスプレイから利用可能なオプションを含むことができる。番組一覧に関係する機能は、番組の他の放送時間または受信方式の検索、番組の録画、番組のシリーズ録画を可能にすること、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の機能を含むことができる。メインメニューディスプレイから利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタル管理オプション、多様なタイプの一覧表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含むことができる。
【0025】
ガイダンスを提供するための別のディスプレイ配置を図2に示す。ディスプレイ200は、インターネットにより配信されるビデオのためのガイダンスを提供し、オンラインメディアガイダンスアプリケーションにおけるディスプレイとして、またはクライアント−サーバあるいはスタンドアロン型(例えば、セットトップボックスベースの)ガイダンスアプリケーションにおけるディスプレイとして提供され得る。本明細書における一部の実施例においては、インターネットにより配信されるテレビ番組が提供されるが、開示される実施形態は、映画、ユーザが生成したコンテンツ、または任意の他のタイプのメディアコンテンツのためのガイダンスを提供し得る。一部の実施形態においては、ディスプレイ200は、ディスプレイ100(図1)における一覧118のユーザ選択の結果として表示される。明確化および整理するために、ディスプレイ200は、3つの列に分割され得る。中央列204は、モザイク208に配置されるメディア一覧を含む。左列202は、ユーザがモザイク208において提供されるビデオに対する基準(例えば、特定のジャンル、ショー等)を定義できるようにする。右列206は、ユーザに推奨を提供する。これらの列のそれぞれは、図2〜7、8A〜8C、および9A〜9Bに関連して以下に詳述される。
【0026】
左列202は、ユーザが関心対象の基準に基づいてビデオを選択できるようにする。左列202は、選択可能なカテゴリ210の一覧を提供する。カテゴリは、ジャンル、チャンネル、ショー、ホットリスト、タイプ(例えば、テレビドラマ、映画等)、または任意の他のそのようなカテゴリを含み得る。カテゴリの1つは、選択された状態であり得る。カテゴリは、ユーザ指示に基づいて選択されるか、または選択された状態にデフォルト設定され得る。選択された状態において、選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素212のウィンドウ214が存在し得る。ウィンドウは、カテゴリ名の下に位置して、どのカテゴリが選択されたかを示すことができる。ユーザ入力装置を用いて、ユーザは、ウィンドウ214において、(例えば、ハイライト表示された領域216を望ましい基準要素に移動させてキーを押すか、または望ましい基準要素を直接クリックすることによって)基準要素212を選択することができる。選択されると、ウィンドウ214内に表示されることに加えて、選択された基準要素が218に現れ得る。つまり、その対応するカテゴリ210の下、およびウィンドウ214の上に現れ得る。これは、基準要素が良好に選択されたことをユーザに示す。複数の基準要素が同一カテゴリ内で選択されると、各基準要素は、所定の順序(例えば、基準要素が選択された順、アルファベット順等)でカテゴリの下に一覧表示され得る。選択された基準要素は、カテゴリが選択されない場合であっても、選択された基準要素222によって示されるように、その対応するカテゴリの下に一覧表示され得る。選択可能なボタン220は、選択された基準要素218および222のそれぞれの隣に提供され得る。ボタン220を選択することによって、対応する選択された基準要素を非選択状態にすることができる。
【0027】
ユーザが基準要素を選択するための代替方法は、検索語/キーワードを手入力することである。ユーザは、ユーザ入力装置を使用して、1つ以上のキーワードを検索バー224に入力することができる。選択可能なボタン226を選択し、入力されたキーワードを使用して検索を開始することができる。検索バー224は、必要に応じて、左列202と併せて使用してもよい(例えば、ユーザは、列202内の選択された基準要素および検索バー224に入力されたキーワードに基づいて基準要素を定義することができる)。
【0028】
中央列204は、モザイク208に一連のビデオを表示することができ、一連のビデオは、検索バー224および/または左列202のユーザ入力の受け取ることに基づいて判断される。図1からの一覧とは異なり、ディスプレイ200における一覧は、メディアを説明するための簡単なテキスト(例えば、番組タイトル)およびアイコンに限定されない。むしろディスプレイ200において、一覧は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、ビデオクリッププレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、または一覧によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他のタイプのメディアを含むグラフィック画像を提供することができる。グラフィック一覧のそれぞれは、テキストを伴い、一覧に関連するメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供することもできる。図が必要以上に複雑にならないように、モザイク208における一覧228の詳細図を図3に示す。
【0029】
図3は、モザイク208におけるメディア一覧228の一実施形態を示す(図2)。ビデオは、グラフィック識別子302(例えば、ビデオのサムネイル/スクリーンショット、ビデオのプレビュー、ビデオ自体等)によって表示され得る。ビデオの評価304は、グラフィック識別子302の一部にオーバーレイされ得る。評価は、それぞれのメディアガイダンスアプリケーションまたは関連/系列番組からビデオを評価したすべてのユーザからの評価指定を反映し得る。視覚インジケータは、テキストボックス/オーバーレイ306を伴い、メディアコンテンツに関するさらなる情報を提供することもできる。例えば、テキスト説明308は、メディアタイトル、ビデオが視聴可能になった日、およびビデオの長さを含み得る。またテキストボックスは、簡単なアイコン310および/または312を含み得る。アイコン310は、簡単なドル記号であり、メディアがメディアプロバイダからのダウンロードまたはストリームにいくらかの費用がかかる場合に表示され得る。アイコン310がない場合、ビデオは無料である。同様に、ビデオがエディタ(例えば、テレビまたは映画の批評家)により推奨されるビデオである場合は、チェックマーク312等のアイコンが表示され得る。そうでない場合は、チェックマーク310が表示されない。
【0030】
図2に戻ると、選択または入力された基準を適用した後に特定されたビデオの総数が領域230に表示される。領域230は、左列202に表示されるが、ユーザインターフェイス200上の任意の場所に表示され得る。モザイク208において現在見ることができるビデオよりも多くのビデオが特定される場合は、選択可能な矢印234および236を使用して、より多くの視聴可能なビデオを見ることができる。選択可能な矢印234は、ユーザが特定されたビデオの新しいサブセットを見ることができるようにし、選択可能な矢印236は、ユーザを識別されたビデオの以前に見られたサブセットに戻す。ユーザは、ビデオが提示される順序を、ソートリンク238のうちの1つを選択することによって変えることができる。特定されたビデオは、ビデオが視聴可能になった日(例えば、最近の日付から、または最も古い日付から)、ビデオの人気(例えば、ビデオが他のユーザによって選択された回数の合計に基づいて)、ランダムな順序に従って、またはビデオのセットをソートするための任意の他の方法を使用してソートされ得る。
【0031】
ユーザインターフェイス200は、スライダ240および242を使用して、ユーザが望ましいビデオの最大の長さおよび望ましい新しさを示すことができるようにもする。スライダ240は、最大のビデオの長さを設定する。スライダ240が右端にある場合、ビデオの長さに制限はない。スライダが左に移動するにつれて、徐々に短いビデオのみが結果に含まれ得る。例えば、スライダ240がスケールの中間点にある場合は、30分未満のビデオクリップのみが結果に含まれる。スライダが左端にある場合は、5分未満のビデオクリップのみが結果に含まれる。同様に、スライダ242は、最大の日付範囲を設定する。スライダ242が右端にある場合、ビデオの古さに制限はない。スライダが左に移動するにつれて、徐々に最近のビデオのみが結果表示に含まれ得る。
【0032】
モザイク208は、2×2グリッドの一覧228である。しかしながら、任意の他の配置、例えば3×3または2×3グリッドを使用してもよい。さらに、各一覧228は同一サイズで表示されるが、異なるサイズであってもよい。一覧は、異なるサイズまたはグラフィック的に強調され、ユーザに対する関心の度合い、検索に続いて識別された各識別されたビデオの関連性を示すか、またはメディアプロバイダの要望に応じて、またはユーザの選好に基づいて、所定のコンテンツを強調する。メディア一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願第11/324,202号において論じられており、ここで参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0033】
各一覧228は、選択可能なフレームであり得る。本発明の一実施形態においては、ユーザが選択可能なフレームを選択すると、ユーザは、対応するビデオがダウンロードまたはストリームされ得るウェブサイトに導かれる。ウェブサイトは、オーバーレイまたは新しい画面に表示され得る。本発明の別の実施形態においては、ユーザが一覧228を選択すると、ビデオに関する追加情報、例えば番組の説明がオーバーレイまたは右列206においてユーザに表示され得る。追加情報に基づいて、ユーザは、ビデオが提供されるウェブサイトに導かれるように選択するか、ビデオをお気に入りビデオ一覧に追加するか、またはビデオをビュー待ち行列244に追加することができる。
【0034】
ビュー待ち行列244は、ユーザが後で見るように選択したビデオの一覧を表示する。各ビデオは、スクリーンショット/サムネイル等のグラフィック識別子、ビデオのプレビュー、またはビデオ自体により表示され得る。本発明の一実施形態においては、各ビデオ識別子246は選択可能であり、ユーザが鑑賞したいと思うビデオへの容易なアクセスをユーザに提供する。ビュー待ち行列からビデオが選択されると、ユーザは、ビデオが提供されるウェブサイトに導かれ得る。ビデオが選択されると、ビデオがビュー待ち行列から自動的に除去されるか、またはユーザがビデオをビュー待ち行列から手動で除去できる。本発明の別の実施形態においては、ビュー待ち行列244は「プレイリスト」として作動する。ユーザがビュー待ち行列からのビデオを見る用意ができると、ユーザは、ビュー待ち行列における最初のビデオのウェブサイトに導かれる。
【0035】
右列206は、2種類の情報を表示することができる。(1)推奨されるビデオをユーザに提示するか、または(2)選択されるビデオに関する追加情報を表示することができる。図2および4は、ユーザに対する推奨を表示する前者の機能を実行する右端の列206を示す。後者の機能は、図5に関連して以下に詳述される。列206のヘディング250は、「今日の厳選」と示され、その日に最も人気のあるビデオに基づいて推奨が選択されたことを示す。ユーザに推奨を提供する他の方法は、図4に関連して以下に詳細に説明される。推奨されるビデオは、上述の図3に関連する一覧228に類似する形式を提供することによって、ユーザに提示され得る。代替として、推奨されるビデオは、ビデオのタイトル252、評価オーバーレイ256を伴うビデオのグラフィック識別子254、ビデオの簡単な番組説明258を一覧表示することによって、表示され得る。他の情報は、各ビデオに対して列202に提供され得る。
【0036】
ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、厳選は、任意のカテゴリにおいて視聴可能なすべてのビデオのうちの最も人気のあるビデオに基づき得る。ユーザが、左列202においてキーワードを検索する、または基準要素を選択することによって関心対象のビデオのタイプを定義すると、ユーザの動作を反映するように、右列206における推奨されるビデオが変更され得る。例えば、ユーザがウィンドウ214において「アクション/アドベンチャ」基準要素を選択すると、「今日の厳選」の下のビデオを変更して、その日の最も人気のある1つ以上のアクション/アドベンチャビデオを含めることができる。
【0037】
右列206に提供される推奨は、人気以外の基準に基づき得る。例えば、推奨は、図4の列400に示されるように、エディタの推奨に基づき得る。ヘディング402は、「エディタの選択」と示され、推奨されるビデオが選択される方法を反映する。エディタは、有名な映画またはテレビの批評家であるか、またはユーザが知り得る任意の他の人物であり得る。本発明の一実施形態と一致して、列400は、モザイク208における一覧よりも多くの各推奨ビデオに関する情報を提供し得る(図2)。例えば、各推奨ビデオに対して、タイトル404、評価408オーバーレイを伴うグラフィック識別子(例えば、サムネイル/スクリーンショット等)406、および簡単な説明410が表示される。各ビデオの評価406は、ユーザが入力した評価に基づき得る。ビデオに関する他の情報は、ビデオが本来放送されたネットワークからのネットワークシンボル412(例えば、FOX)、ジャンル(例えば、アクション/アドベンチャ、ドラマ等)、またはタイプ414(例えば、テレビドラマ、映画等)、ビデオの長さ416、およびビデオをダウンロードまたはストリームする費用418を含み得る。FOXは、FOX Broadcast Companyの登録商標である。列400は、単に例示的なものであるため、上述よりも多いまたは少ないビデオに関する情報が表示され得る。
【0038】
人気またはエディタの選択に基づく以外の手技を使用して、ユーザへの推奨を選択してもよい。推奨は、ユーザの関心に基づいてもよい。ユーザの関心は、メディアガイダンスアプリケーション上のユーザの操作を監視する、明確なユーザ指定、またはユーザプロファイルから取得され得る。例えば、ユーザがアクション/アドベンチャビデオを好まない場合、推奨されるビデオは、アクション/アドベンチャビデオ以外で最も人気のある2つまたは3つのビデオとなり得る。ユーザが通常、ロジャー・エバートによりスポットが当てられたビデオを見る場合、推奨されるビデオは、ロジャー・エバートにより最近取り上げられた2つまたは3つのビデオとなり得る。
【0039】
ユーザがモザイク208または推奨されるビデオのいずれかからビデオを選択すると、右列206(図2)は、図5に示されるように、選択されたビデオに対するオプションをユーザに表示することができる。さらに、ビデオに関するさらなる情報が表示され得る。図5は、図4において最初のビデオまたはモザイク208のビデオのうちの1つを選択する結果を示す。選択されたビデオに関する情報コンテンツに加えて、選択可能なオプション504、506、508、510、516、および518がユーザに提示される。選択可能なボタン504は、新しいディスプレイまたはオーバーレイを開き、ビデオが提供されるウェブサイトにユーザを導く。選択可能なボタン506は、現在のビデオをビュー待ち行列244に追加し(図2)、選択可能なボタン508は、ビデオをユーザのお気に入り一覧に追加する。
【0040】
オプション510は、現在表示されているビデオに関連するリンクを提供する。したがって、ユーザがそのビデオを楽しむ場合、ユーザは関連するビデオに導かれ得る。関連するビデオは、キーワード512としてユーザに提示される。キーワード512は、ビデオに関連する俳優または他の有名人、番組が放送されるネットワーク、関連するネットワーク、またはビデオに関連する任意の他のキーワードであり得る。一覧における各キーワードの隣には、キーワードに関連する視聴可能なビデオの数に対応する数字514が表示される。例えば、図5において、キーファ・サザーランドは、選択されたショーに出演する俳優であり、該俳優に関して392本のビデオが視聴可能である。ユーザが選択可能なリンク520を選択すると、モザイク208(図2)は、392本のビデオを含むように反映される。次に右端の列206は、選択されたキーワードに基づいて、ユーザに推奨を提供するように戻る(図4)。
【0041】
列500は、「友達に送信」516および「このビデオに関するブログ」518機能を含む、選択されたビデオに関連する他のオプションを提示することができる。機能516により、ユーザは、現在のビデオについて友達に通知できる。本発明の一実施形態においては、ビデオを提供するウェブサイトのURLは、友達の電子メールアドレスに送信されるか、または任意の適切な手段を使用して友達に送信され得る。本発明の別の実施形態において、ビデオは友達のユーザプロファイルにおける推奨一覧に追加され、友達は、メディアガイダンスアプリケーション上にある自分のアカウントにアクセスすると、該一覧にアクセスできる。電子メールまたは情報を配信するための任意の他の方法を友達に送信し、新しい推奨が追加されたことを友達に通知することもできる。
【0042】
機能518は、新しいディスプレイ画面(図示せず)にユーザを導くことができる。そのディスプレイ画面により、ユーザは、ビデオを見た後に、ビデオに関する自分の見解またはコメントを入力することができる。これらの見解は、ユーザに関連するブログに保存され得る。ブログは、種々のエントリを含むことができ、各エントリは、特定のビデオまたはビデオに関する関連メディア情報(例えば、特定のジャンル、ショー、チャンネル、俳優等)に対応する。一部の実施形態においては、オプション518を選択することによって、ビデオに関するエントリは自動的に開始され得る。ブログは、ユーザプロファイルに保存され得る。ブログは、ユーザ機器上に保存され、ユーザのみにアクセス可能であり得る。代替として、ブログはリモートに保存され、友達として指定されたユーザにアクセス可能となるか、または人々が読めるように公開され得る。
【0043】
列500によってユーザに提供され得るが、図の乱雑化を避けるために図示されていない他の機能は、ビデオを評価するオプション、ビデオに関するフォーラムを訪ねるオプション、またはビデオに関するウィキ可能なページに移動するオプションである。必要に応じて、ユーザは、ビデオまたはビデオに関連するトピック(例えば、テレビショー、ビデオを提供するネットワーク、ビデオに出演している俳優等)について議論するフォーラムに導かれ得る。ユーザは、ビデオまたはビデオに関連するトピックについてのウィキ可能なページに移動し、情報を他のガイダンスアプリケーションのユーザと共有することもできる。
【0044】
図2のディスプレイ画面200を提供するアプリケーション等のメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションにより、ユーザは、ディスプレイおよび機能をカスタム化し、メディアガイダンスアプリケーションの個人化された「体験」を形成できる。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/またはユーザアクティビティを監視して種々のユーザの選好を判定するメディアガイダンスアプリケーションによって形成され得る。ユーザは、ログインすることにより、または他の手段でガイダンスアプリケーションに対して自身を特定することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って行われ得る。カスタマイズは、多様なディスプレイスキーム(例えば、ディスプレイのカラースキーム、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツ一覧の性質(例えば、推奨されるメディアコンテンツ等)、表示される基準要素の性質(例えば、カテゴリまたは基準要素の順序等)、ペアレンタル管理設定、および他の望ましいカスタマイズを含み得る。
【0045】
メディアガイダンスアプリケーションにより、ユーザは、ユーザプロファイル情報を提供することができる、またはユーザプロファイル情報を自動的に編成することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディア、および/またはユーザとガイダンスアプリケーションとの他の対話を監視することができる。さらに、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルのすべてまたは一部を(例えば、www.tvguide.com等のユーザ
がアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの携帯端末から等)取得し、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスできる他のソースからユーザに関する情報を取得することができる。結果として、ユーザの異なる装置にわたって統一されたガイダンスアプリケーション体験がユーザに提供され得る。このタイプのユーザ体験は、図11に関連して以下に詳細に説明される。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション機能は、2005年7月11日出願のEllisらによる米国特許出願番号11/179,410、1999年11月9日出願のBoyerらによる米国特許出願番号09/437,304、および2002年2月21日出願のEllis他による米国特許出願番号10/105,128に詳述されており、ここで参照することによりそれら全体が本明細書に組み込まれる。
【0046】
ユーザは選好を入力し、例えば図6におけるディスプレイ600を通して、ガイダンスアプリケーションによって提供されるディスプレイをカスタマイズすることができる。ユーザの選好は、ユーザに関連するユーザプロファイルに保存され得る。ユーザインターフェイス600は、ユーザのお気に入りのビデオ、ユーザのディスプレイ選好を表示し、ユーザが選好を追加または削除できるようにすることができる。お気に入りビデオ一覧602は、ビデオの一覧であり、各ビデオは、ユーザが、例えば、選択可能な「お気に入りに追加」ボタン508を選択することによってお気に入りとしてマークされている(図5)。一覧における各エントリは、グラフィック識別子604(例えば、スクリーンショット/サムネイル)およびテキスト情報606によって識別され得る。テキスト情報606は、ビデオのタイトル、ビデオの長さ、ビデオが視聴可能になった日、および任意の他の関連情報を含み得る。一覧602における各ビデオの隣にある「閉じる」識別子608により、ユーザは、一覧から任意の個別のビデオを削除することができる。「お気に入りビデオ」一覧602は、少なくともお気に入り一覧が(例えば、ユーザプロファイルに)永久に保存されるという理由から、ビュー待ち行列246とは異なり得る。したがって、ユーザは、ガイダンスアプリケーションを出て、ディスプレイ600に保存された情報を喪失することなく、後にアプリケーションに戻ることができる。お気に入り一覧602の下は、「友達に送信」リンク610である。リンク610により、ユーザは、ユーザのお気に入り一覧内のビデオを友達に送信することができる。お気に入り一覧602は、図5のリンク516に関連して説明される手技のいずれかを使用して、友達に送信され得る。
【0047】
ユーザは、選好一覧612における選好の閲覧に入ることができる。選好一覧612は、1人以上のユーザのお気に入りのエディタ614を含み得る。選好一覧612は、1つ以上のお気に入りのタイプのビデオ616を含み得る。ユーザインターフェイス200の左列202において利用可能な選択可能な基準要素のいずれも(図2)(例えば、ジャンル、チャンネル、ショー、ホットリスト、ビデオのタイプ等における基準要素)が選好一覧に含まれ得る。ユーザにより入力された選好のいずれも、選好に対応するボタン618を選択することによって除去され、選好は、リンク620を選択することによって追加され得る。リンク620は、ユーザを新しい画面(図示せず)またはオーバーレイに導き、ここでユーザは、追加オプションを選択して選好一覧に含めることができる。
【0048】
リンク622を使用して、ユーザの関心を引く新しいビデオが視聴可能になると、警告を設定することができる。ユーザは、選好一覧612における1つ以上の基準要素を満たす新しいビデオが視聴可能になると通知され得る。ユーザは警告を設定し、基準要素のいずれか、またはすべてを使用して警告を発するようにする。警告は、電子メール、テキストメッセージ、またはユーザの関心を引く新しいビデオが視聴可能になったというニュースを配信するための他の適切な形式であり得る。
【0049】
ユーザインターフェイス200(図2)は、一覧624および626に入力された選好に基づいてカスタマイズされ得る。一覧624は、一覧における基準要素のうちの少なくとも1つの特性を有さない任意のビデオを表示しない。例えば、例示的なユーザインターフェイス600において、ユーザは、アクション/アドベンチャのジャンルの結果のみを見ることを指定した。一覧624のフィルタリング効果は、少なくとも1つの基準要素が選択される場合にのみ生じ得る。
【0050】
一覧626は、ユーザに提示される一覧における基準要素のいずれかを満たすビデオを除外することができる。したがって、一覧620が空の場合、一覧620はユーザに提示されるビデオに影響しない。一覧624または一覧626のいずれかを使用して、ユーザは、ビデオのタイプが任意の検索に戻されるか否かを大幅に管理できる。ディスプレイ600は、ユーザインターフェイス200をカスタマイズするための他のオプションも含み得る。一部の実施形態においては、ユーザは左列202のフォーマットまたはオプションを変更することができる。ユーザは、カテゴリを表示するか、または表示されないようにすることができる。ユーザは、カテゴリまたは基準要素が表示される順序を選択することができる。
【0051】
図7は、ニュースカテゴリにおいて視聴可能なビデオの例示的なベン図700を示す。ベン図700に示されるように、ニュースのジャンル702において、2000本のビデオがユーザに表示可能である。2000本のニュースビデオのうち、139本のビデオはComedy Centralチャンネル704に関連する。また2000本のニュースビデオのうちの518本は、C−SPANチャンネル706に関連する。ベン図に示されるよりも多くのビデオが2つのチャンネルに関連するが、これらはニュースジャンルではない。これは、ニュースボックス702の外側に延びる点線710によって示される。最後に、ボックス708によって示されるように、ニュースジャンルにおいて30本のビデオがComedy CentralおよびC−SPANの両方に関連する。
【0052】
図8A〜8Cおよび9A〜9Bに示されるディスプレイ画面の例は、ユーザインターフェイス200、特に左列202(図2)の典型的な使用シナリオを示す。シナリオは、図7のベン図700を参照して説明される。種々の段階において、列202(図2)は、図8A〜8Cにおいて、列800A〜800Cの形態を取り得る。このシナリオにおいて、列202(図2)は、範囲絞り込みの手段として使用され、それによって特定されるビデオの数が選択される基準要素ごとに減少する。最初に、列202は、ジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストのカテゴリを含み得る。ジャンルカテゴリは、デフォルトで選択状態である場合があり、ジャンルカテゴリの基準要素が表示される(図2を参照されたい)。ユーザがジャンルカテゴリにおいて基準要素「ニュース」802を選択すると、基準要素は、ジャンルカテゴリヘディングの下および選択可能な要素のウィンドウの上に一覧表示される。選択された基準要素804の隣は「閉じる」ボタン806であり、これを使用して基準要素を非選択状態にし、ウィンドウ812の上のその位置から基準要素を削除することができる。ニュースジャンルのユーザ選択に続いて、ニュースジャンルにおいて視聴可能なオンラインビデオが特定される。特定されたビデオの数、または2000が708に表示され、これはベン図700における視聴可能なニュースビデオの数と一致する。
【0053】
カテゴリのユーザ選択、チャンネル810が受信されると、ジャンルカテゴリに対応する選択可能な要素のウィンドウ812が閉じる。チャンネルカテゴリに対応するウィンドウ814は、チャンネルカテゴリヘディングの下に提示される。ウィンドウ814における基準要素は、それぞれニュースジャンルにビデオを有する。ニュースジャンルにビデオを有しないチャンネルは、ウィンドウ814に含まれない。基準要素816(Comedy Central)のユーザ選択が受信されると、前述のように、基準要素818はカテゴリヘディングの下に移動し、「閉じる」ボタン820が基準要素の隣に提供される。Comedy Centralチャンネル基準要素のユーザ選択に続いて、ニュースジャンルであり、かつ、Comedy Centralに関連する視聴可能なオンラインビデオが特定される。特定されたビデオの数、または139が822に表示される。したがって、ニュースジャンルにおける2000本のビデオのうち、139本のみがComedy
Centralに関連し、それに応じてビデオセットの範囲が狭められる。これは、ベン図700における704と一致する。
【0054】
チャンネルカテゴリにおけるC−SPANの選択に続いて、残りのビデオの数、または30が図8Cの824に表示される。したがって、ニュースおよびComedy Central基準の両方を満たす139本のビデオのうち、30本のビデオのみがC−SPANにも関連する。この数は、ベン図700における708と一致する。ショーカテゴリが選択されると、ウィンドウ814が閉じられ、テレビショーに対応する新しいウィンドウであるウィンドウ826がショーカテゴリヘディングの下に提示される。The Daily Showという一つのショーのみがウィンドウに一覧表示されることに留意されたい。これは、ニュースに基づく、Comedy Centralに関連する、およびC−SPANに関連する30本のビデオすべてが、少なくともThe Daily Showのものであるか、少なくともそれに関連することを示す。
【0055】
Comedy Central基準要素を削除するユーザ指示が受信されると(例えば、ボタン820のユーザ選択が受け取られると)、特定されるビデオは、ニュースおよびC−SPAN基準を満たすだけでよく、ベン図700に従って、818本のビデオを生じる。これは、後にユーザインターフェイス(図示せず)に反映され得る。それに応じて基準要素が変わり、ニュースおよびC−SPAN基準の両方を満たす視聴可能なビデオを有するショーを含む。
【0056】
列202(図2)は、図9Aおよび9Bにおける900Aおよび900Bの形態を取る場合もある。この使用シナリオにおいて、範囲を絞り込む方法は、後の基準要素の選択によって、特定されるビデオのセットを増加させる場合がある。図9Aに示される構成に至るまでに関与するステップは、図8Aおよび8Bに関連して上述されるステップによって達成され得る。したがって、便宜上、図8Bは図9Aとして複製される。図9Aにおいて、ジャンルカテゴリのニュース基準要素およびチャンネルカテゴリのComedy Central基準要素が選択されており、チャンネルカテゴリの基準要素が表示される。この結果、ビデオは139本となり、ベン図700と一致する。
【0057】
チャンネルカテゴリにおけるC−SPANの選択に続いて、特定されたビデオは拡大され、Comedy CentralまたはC−SPANのいずれかにおけるニュース関連のビデオを含める。したがって、904に示される識別されたビデオの数は、139から627ビデオに増加する。ショーカテゴリにおける選択可能な基準要素のウィンドウ906を見ることから(例えば、ショーカテゴリを選択することによって)分かるように、Comedy CentralおよびC−SPANの両方が提供するニュース関連のショーが一覧される。ウィンドウ906において、各チャンネルからのビデオは分離され(ショー908はComedy Centralの提供、ショー910はC−SPANの提供)、それらは、別のカテゴリにおいて異なる基準要素を満たすことを示すことに留意されたい。一部の実施形態においては、他のカテゴリにおいて選択された基準要素にかかわらず、基準要素が(例えば、アルファベット順で)一緒に表示される。
【0058】
Comedy Central基準要素を削除するユーザ指示が受け取られると(例えば、ボタン914のユーザ選択が受信されると)、ビデオのセットは狭められ得る。この場合、特定されるビデオは、ニュースおよびC−SPAN基準を満たす必要があり、ベン図700によると、ビデオのセットが627から518に減少する。これは、後にユーザインターフェイス(図示せず)に反映され得る。それに応じて基準要素が変わり、ニュースおよびC−SPAN基準の両方を満たす視聴可能なビデオを有するショーを含む。
【0059】
ユーザは、1つ以上のユーザ機器装置から、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに、上に説明するディスプレイ画面)にアクセスすることができる。図10は、例示的なユーザ機器装置1000の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器装置のより具体的な実現形態は、図11を参照して以下に説明する。ユーザ機器装置1000は、入力/出力(以下「I/O」)経路1002を経由してメディアコンテンツおよびデータを受信することができる。I/O経路1002は、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを制御回路1004に提供することができる。制御回路1004は、処理回路1006およびストレージ1008を含む。制御回路1004は、I/O経路1002を使用して、コマンド、リクエスト、および他の適切なデータを送信および受信するために使用することができる。I/O経路1002は、制御回路1004(および特に処理回路1006)を1つ以上の通信経路に接続することができる(以下に説明)。I/O機能は、これらの1つ以上の通信経路によって提供することができるが、図面が複雑になり過ぎないように、図10では単一経路として示される。
【0060】
制御回路1004は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能なロジック装置等に基づく制御回路のような任意の適切な処理回路1006に基づくことができる。一部の実施形態においては、制御回路1004は、メモリ(つまりストレージ1008)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションのために命令を実行する。クライアントサーバベースの実施形態においては、制御回路1004は、ガイダンスアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバとの通信に適切な通信回路を含むことができる。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用ワイヤレスモデムを含むことができる。このような通信は、少なくともオンラインメディアコンテンツを取得するためのインターネットに関与し、さらに他の任意の適切な通信ネットワークまたは経路に関与し得る(図11を参照して詳細を説明)。さらに、通信回路は、ユーザ機器装置のピアツーピア通信、または互いに離れた場所にあるユーザ機器装置の通信を可能にする回路を含むことができる(以下に詳細を説明)。
【0061】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または他の任意の適切なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、または他の任意の適切な固定または取り外し可能な記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の適切な記録装置)は、制御回路1004の一部であるストレージ1008として提供することができる。ストレージ1008は、上記のタイプの記憶装置を1つ以上含むことができる。例えば、ユーザ機器装置1000は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと呼ばれる場合がある)用のハードドライブおよび2次の記憶装置としてDVDレコーダを含むことができる。ストレージ1008は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、またはガイダンスアプリケーションを操作する場合に使用される他のデータを含めて、ここで説明された多様なタイプのメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用することができる。非揮発性メモリも使用することができる(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
【0062】
制御回路1004は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダまたは他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または他の任意の適切な調整またはビデオ回路のようなビデオ生成回路およびチューニング回路を含むことができるか、あるいはこのような回路の組み合わせも含むことができる。符号化回路(例えば、放送、アナログまたはデジタル信号を保存用のMPEG信号に変換)も提供することができる。制御回路1004は、また、メディアをユーザ機器1000の好ましい出力形式にアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路も含むことができる。また、回路1004は、デジタルとアナログ信号間を変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路も含むことができる。チューニングおよび符合化回路は、メディアコンテンツを受信して表示、再生、または記録するために、ユーザ機器によって使用される場合がある。チューニングおよび符号化回路は、ガイダンスデータを受信するために使用することができる。ここで説明される回路は、例えば、チューニング、ビデオ生成、符号化、デコード、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含めて、1つ以上の汎用目的または専門プロセッサ上で稼動するソフトウェアを使用して実現することができる。複数のチューナを、同時チューニング機能を処置するように提供することができる(例えば、監視および記録機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、複数のチューナ記録機能等)。ストレージ1008が、ユーザ機器1000とは別の装置として提供される場合、チューニングおよび符合化回路(複数のチューナを含む)は、ストレージ1008に関連させることができる。
【0063】
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス1010を使用して、制御回路1004を制御することができる。ユーザ入力インターフェイス1010は、リモコン装置、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェイスまたは他のユーザ入力インターフェイスのような、任意の適切なユーザインターフェイスにすることができる。ディスプレイ1012は、スタンドアロン型装置またはユーザ機器装置1000の他の要素との統合型として提供することができる。ディスプレイ1012は、1つ以上のモニタ、テレビ、モバイル装置用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための他の任意の適切な機器にすることができる。一部の実施形態においては、ディスプレイ1012はHDTV対応型にすることができる。スピーカー1014は、ユーザ機器装置1000の他の要素と統合して提供することができるか、あるいはスタンドアロン型ユニットにすることができる。ディスプレイ1012上に表示されるビデオや他のメディアコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカー1014を介して再生することができる。一部の実施形態においては、オーディオは、受信機(図示せず)に配信することができ、受信機がスピーカー1014を介してオーディオを処理および出力する。
【0064】
図10のユーザ機器装置1000は、ユーザのテレビ機器1102、ユーザのコンピュータ機器1104、ワイヤレスユーザ通信装置1106、または非携帯型ゲーム機のように、メディアにアクセスするために適した他の任意のタイプのユーザ機器として、図11のシステム1100に実現することが可能である。簡素化を目的として、これらの装置は、ここでは総称して、ユーザ機器またはユーザ機器装置と呼ぶ場合がある。メディアガイダンスアプリケーションが実現されるユーザ機器装置は、スタンドアロン型装置として機能することができるか、あるいは装置のネットワークの一部にすることができる。装置の多様なネットワーク構成を実施することができ、以下に詳細を述べる。
【0065】
ユーザのテレビ機器1102は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタル記憶装置、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含むことができる。これらの1つ以上の装置は、必要であれば単一の装置に統合することができる。ユーザコンピュータ機器1104は、PC、ノートパソコン、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、または他のユーザコンピュータ機器を含むことができる。WEBTVはMicrosoft Corpの登録商標である。ワイヤレスユーザ通信装置1106は、PDA、モバイル電話、携帯用ビデオプレーヤー、携帯用音楽プレーヤー、携帯用ゲーム機、または他のワイヤレス装置を含むことができる。
【0066】
PCのテレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器装置へのビデオの統合の出現に伴い、装置を上記装置の1つとして分類しようとすると、明確に区分できなくなることに注意する。事実、ユーザテレビ機器1102、ユーザコンピュータ機器1104、およびワイヤレスユーザ通信装置1106のうちの各々は、図10を参照して上記で説明したシステム機能のうちの少なくとも一部を利用することができるので、装置上で利用可能なメディアコンテンツのタイプに関しては、柔軟に考えることができる。例えば、ユーザテレビ機器1102は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット有効型にすることができる一方、ユーザコンピュータ機器1104は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含むことができる。メディアガイダンスアプリケーションは、また、多様なタイプのユーザ機器上に同じレイアウトを有することができるか、あるいはユーザ機器の表示能力に合わせて調整され得る。例えば、ユーザのコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスするウェブサイトとして提供することができる。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、ワイヤレスユーザ通信装置用に縮小することができる。
【0067】
システム1100では、典型的に、各々のタイプのユーザ機器装置が2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが図11に示される。さらに、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器装置(例えば、ユーザはテレビセットとコンピュータとを持つことができる)、および各々のタイプのユーザ機器装置を2つ以上(例えば、ユーザはPDAとモバイル電話および/または複数のテレビセットを持つことができる)を利用することができる。
【0068】
ユーザは、また、家庭内の装置およびリモートの装置でメディアガイダンスアプリケーション設定を一定に維持するように、多様な設定を設定することもできる。設定は、ここで説明された設定、さらに、お気に入りのチャンネルや番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組の選好、ディスプレイ選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、職場のパソコン上で、www.tvguideのウェブサイト上のチャンネルをお気に入りとして設定すると、同じチャンネルが、ユーザの家庭の装置上(例えば、ユーザのテレビ機器とユーザのコンピュータ機器)、さらに、必要であれば、ユーザのモバイル上でお気に入りとして表示される。したがって、同じタイプまたは異なるタイプのユーザ機器装置であるかどうかに関わらず、1台のユーザ機器装置上で行われた変更によって、別のユーザ機器装置上のガイダンス体験が変更され得る。さらに、行われた変更は、ユーザによる設定入力、およびガイダンスアプリケーションによってモニタされたユーザのアクティビティに基づき得る。
【0069】
ユーザ機器装置は、通信ネットワーク1114に結合することができる。すなわち、ユーザテレビ機器1102、ユーザコンピュータ機器1104、およびワイヤレスユーザ通信装置1106は、それぞれ、通信経路1108、1110、および1112を経由して、通信ネットワーク1114に結合する。通信ネットワーク1114は、インターネットを含み、さらにモバイル電話ネットワーク、モバイル装置(例えばBlackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換回線ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワークまたは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上の他のネットワークであり得る。BLACKBERRYはResearch In Motion Limited Corpの登録商標である。経路1108、1110および1112は、別々または一緒に、衛星放送経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えばIPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他のワイヤレス信号用)、または他の任意の適切な有線またはワイヤレス通信経路またはこれらの経路の組み合わせのような1つ以上の通信経路を含むことができる。経路1112は、図11に示された例示的な実施形態において、ワイヤレス経路であることを示すように、破線で描かれ、経路1108および1110は、有線経路であることを示すように、実線で描かれている(しかし、これらの経路は必要であればワイヤレス経路にすることができる)。ユーザ機器装置との通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供することができるが、図11では、図面が複雑になり過ぎないように、単一経路として示される。
【0070】
通信経路は、ユーザ機器装置の間には描かれていないが、これらの装置は、経路1108、1110および1112に関して上記で説明したもの、およびUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、ワイヤレス経路(例えばBluetooth、赤外線、IEEE802−11x等)のような短距離ポイントツーポイント通信経路、または有線または無線経路を経由する他の短距離通信を経由して相互に直接通信することができる。BLUETOOTHはBluetooth SIG, INCの登録商標である。ユーザ機器装置は、通信ネットワーク1114を経由する間接的経路を介して、直接相互に通信することもできる。
【0071】
システム1100は、それぞれ、通信経路1120、および1122を介して通信ネットワーク1114に結合された、ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118を含む。経路1120、および1122は、経路1108、1110および1112に関して上記で説明した通信経路のいずれかを含むことができる。ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118との通信は、1つ以上の通信経路でやり取りすることができるが、図11では、図面が複雑になりすぎないように、単一経路として示されている。さらに、ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118の各々のうち2つ以上が存在することができるが、図11では、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが示されている。(これらのソースの各々の異なるタイプは以下に検討する。)必要な場合は、ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118は、1つのソース装置として統合することができる。ソース1116および1118と、ユーザ機器装置1102、1104および1106との間の通信は、通信ネットワーク1114を介するものとして示されているが、一部の実施形態においては、ソース1116および1118は、経路1108、1110および1112に関して上で説明したもののような通信経路(図示せず)を経由して、ユーザ機器装置1102、1104および1106と直接通信することができる。
【0072】
オンラインメディアは、ウェブサーバ1116によって提供され得る。ウェブサーバ1116は、オンラインメディアプロバイダのウェブサイト(例えば、テレビネットワークのウェブサイト、娯楽ウェブサイト、映画ウェブサイト、または複数のソースからコンテンツを集約したウェブサイト)を提供することができる。オンラインメディアプロバイダは、多様なコンテンツ(例えば、全長映画/テレビドラマ、映画/エピソードの断片、予告編/プレビュー、俳優/ディレクタ/プロデューサのインタビュー、ミュージックビデオ、オリジナルのオンライン専用コンテンツ、ネットワークまたは番組の宣伝等)をホストすることができる。オンラインメディアプロバイダは、種々の(例えば、ストリーミング、ダウンロード可能な、ユーザが生成した、専門家が生成した)メディアをホストすることができる。提供されるオンラインメディアは、ウェブサーバ1116において、またはリモートメディアサーバにおいてローカルに記憶され得る。メディアコンテンツに加えて、ウェブサーバ1116は、提供される各メディアに関するメタデータ(例えば、タイトル、説明、URL等)を記憶することができる。
【0073】
1つ以上の他のメディアソース(図示せず)は、メディアコンテンツをユーザ機器に提供することもでき、経路1108、1110、および1112に関連して上述される通信経路のいずれかを含み得る1つ以上の経路によって通信ネットワークに接続され得る。他のメディアソースは、テレビ配信設備、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信設備、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送局)、中間配信設備および/またはサーバ、オンデマンドメディアサーバ、および他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのメディア配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Campany,Inc.の登録商標であり、ABCは、ABC,INC.の登録商標であり、HBOは、Home Box Officeの登録商標である。他のメディアソースは、メディアコンテンツの発信者(例えば、テレビ放送局、ウェブキャストプロバイダ等)である場合、またはメディアコンテンツの発信者でない場合がある(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ等)。他のメディアソースは、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、またはメディアコンテンツの他のプロバイダを含み得る。他のメディアソースは、異なるタイプのメディアコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)をユーザ機器装置のいずれかから離れた場所に記憶するために使用されるリモートメディアサーバも含み得る。メディアコンテンツのリモートストレージのため、およびリモートに記憶されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、1999年6月11日出願のEllisらによる米国特許出願番号09/332,244に関連して詳述され、ここで参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0074】
メディアガイダンスデータソース1118は、メディアガイダンスアプリケーションのためのメディアガイダンスデータを提供することができる。メディアガイダンスデータソース1118は、データ記憶1124および1126を含み、いずれかのデータ記憶からガイダンスデータを提供することができる。ガイダンスデータは、番組タイトル、エピソードタイトル、エピソード概要、エディタのコメント等の番組情報を含み、通常は、例えばTV Guide Magazineまたはwww.tvguide.com上で見いだすことができる。データ記憶1124および1126は、1つ以上の関係型データベースまたは他の適切な記憶機構であり得る。データ記憶1124および1126は、(システム1100に示されるように)ローカルであるか、または離れた場所にあり得る。
【0075】
データ記憶1126は、オンラインで利用可能、あるいは利用可能ではない、メディアガイダンスデータを記憶する。記憶されるメディアガイダンスデータは、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアタイトル、メディア説明、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送局またはプロバイダのロゴに対するロゴデータ等)、メディア形式(例えば、MPEG)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、およびユーザに役立つ任意の他のタイプのガイダンスデータを含み、望ましいメディア選択をナビゲートおよび検出することができる。データ記憶1126は、関連メディアを参照するデータ記憶1124に識別子を記憶することもできる。
【0076】
メディアガイダンスデータソース1118は、データ記憶1124も含み得る。データ記憶1124は、ウェブサーバ1116上で視聴可能なビデオに関連する情報を記憶する。データ記憶1124は、ウェブサーバ1116からの各ビデオに関連するメタデータ(例えば、タイトル、説明、URL等)、またはメタデータから得られる情報を記憶することができる。データ記憶1124は、ウェブサーバ1116から提供されないメタデータ(例えば、データ記憶1124に入力された日付、人気、ユーザが生成したタグ/キーワード等)を記憶することもできる。データ記憶1124は、識別子をデータ記憶1126に記憶して、ウェブサーバ1116で見出されたビデオに関連する追加のメディアガイダンスデータを示すことができる。一部の実施形態においては、データ記憶1124は、ウェブサーバ1116によって提供されるオンラインメディアをメディアに関する情報とともに記憶する。
【0077】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の適切なアプローチを使用して、ユーザ機器装置に提供され得る。一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続的なフィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直ブランキング間隔におけるデータ)を介して番組ガイドデータを受信するスタンドアロン型双方向テレビ番組ガイドであり得る。
番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上のユーザ機器に、テレビチャンネルの垂直ブランキング間隔において、域内デジタル信号を使用して、域外デジタル信号を使用して、または任意の他の適切なデータ転送技術によって提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上のユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の適切な頻度で(例えば、連続して、毎日、ユーザが特定した期間、システムが特定した期間、ユーザ機器からの要求に対応して)ユーザ機器に提供され得る。一部のアプローチにおいて、メディアガイダンスデータソース1118および/または他のメディアソースからのガイダンスデータは、クライアント−サーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供され得る。例えば、ユーザの機器上にあるガイダンスアプリケーションクライアントは、ソース1118とのセッションを開始して、必要に応じてガイダンスデータを取得することができる。メディアガイダンスデータソース1118は、ユーザ機器装置1102、1104、および1106、メディアガイダンスアプリケーション自体またはメディアガイダンスアプリケーションのためのソフトウェア更新を提供することができる。
【0078】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器装置上に実現されたスタンドアロン型のアプリケーションにすることができる。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントのみがユーザ機器装置上に存在する、クライアントサーバアプリケーションにすることができる。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器装置1000の制御回路1011上のクライアントアプリケーションとして、および、部分的にリモートサーバ上にサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース1118)実現することができる。ガイダンスアプリケーションディスプレイは、メディアガイダンスデータソース1118によって生成されて、ユーザ機器装置に送信することができる。メディアガイダンスデータソース1118は、ユーザ機器上に、保存のためにデータを送信することもでき、次いで、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーションディスプレイを生成する。
【0079】
メディアガイダンスシステム1100は、多くの手法、またはネットワーク構成を例示することを目的としており、これによって、ユーザ機器装置およびメディアコンテンツならびにガイダンスデータのソースは、インターネットにより配信されるコンテンツを含むメディアにアクセスして、メディアガイダンスを提供することを目的として相互に通信することができる。本発明は、これらの手法の1つまたはサブセットで、あるいは、メディアを配送およびメディアガイダンスを提供するための他の手法を採用するシステムにおいて、適用することができる。以下の3つの手法は、図11の一般化された例の特定の例示を提供する。
【0080】
1つの手法では、ユーザ機器装置は、ホームネットワーク内で相互に通信することができる。ユーザ機器装置は、上記に説明した短距離のポイントツーポイント通信技法を経由して、ホームネットワーク上に提供されたハブまたは他の類似の装置を介して間接的な経路を経由して、または、通信ネットワーク1114を経由して、互いに直接的に通信し得る。単一の家庭の複数の個人のそれぞれは、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器装置を操作することができる。この結果、インターネットにより配信されるコンテンツのためのメディアガイダンス情報を含む多様なメディアガイダンス情報または設定は、異なるユーザ機器装置間を通信できることが望ましい場合がある。例えば、ユーザにとっては、2005年7月11日付のEllisらの米国特許出願第11/179,410に詳細が説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器上で、一定のメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましい場合がある。また、ホームネットワークの異なるタイプのユーザ機器装置は、メディアコンテンツを送信するように相互に通信できる。例えば、ユーザは、オンラインメディアコンテンツを、ユーザコンピュータ機器から、携帯用ビデオプレーヤーまたは携帯用音楽プレーヤーに伝送することができる。
【0081】
第2の手法では、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を持つことができ、これによって、インターネットにより配信されるメディアコンテンツを含むメディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイル装置によってアクセスする、ホームネットワークを持つことができる。ユーザは、リモート装置上に実現されたメディアガイダンスアプリケーションを経由して、家庭内装置を制御することができる。例えば、ユーザは、職場のパーソナルコンピュータ、または、PDAまたはウェブ対応モバイル電話などのモバイル装置を経由して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の多様な設定を設定して(例えば、録画、リマインダ、他の設定)ユーザの家庭内機器を制御することができる。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、または、ユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションによって通信することにより、制御することができる。ユーザ機器装置が互いに離れた場所にある、ユーザ機器装置の通信のための多様なシステムおよび方法は、例えば、2004年8月26日付のEllisらの米国特許申請第10/927,814に説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【0082】
第3の手法では、家庭の内外のユーザ機器装置のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ウェブサーバ1116または他のメディアコンテンツソースと直接通信して、インターネットにより配信されるコンテンツおよび他のメディアコンテンツにアクセスすることが可能である。具体的には、家庭内では、ユーザのテレビ機器1104およびユーザのコンピュータ機器1106は、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび見つけることができる。ユーザは、また、ワイヤレスユーザ通信装置1106を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび見つけるることができる。
【0083】
メディアコンテンツの説明は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽や画像等、他のタイプのメディアコンテンツに適用することが可能であることが理解されよう。
【0084】
メディアガイダンスデータソース1118の実施形態のより詳細な図を図12に示す。データ記憶1124および1126に加えて、メディアガイダンスデータソース1118は、ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204を含み得る。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は、それぞれ1つ以上の処理回路1214および1208、ならびにストレージ1216および1210を含み得る。それらは、図10に関連して上述のユーザ機器装置の機能およびコンポーネントのいずれかを含み得る。それらは、任意の回路または記憶されたソフトウェア(例えば、データベースドライバ、ウェブクローラ装置アプリケーション、ウェブサーバアプリケーション等)を追加として含み得る。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は、I/O経路1210、1218、1220、および1222を通じて、データ記憶1124および1126と相互作用する。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は、I/O経路1206および1212を通じて、通信ネットワーク1114と通信し、これは図11において集合的にリンク1122と称される。I/O経路1206、1210、1212、1218、1220、および1222は、1108、1116、および1112に関連して上述された任意の適切な通信経路であり得る。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は個別の実体として示されるが、それらの機能は単一の装置によって実行され得る。
【0085】
典型的なシナリオにおいて、ウェブクローラ装置1202は、オンラインメディア情報(例えば、メタデータ)、および一部の実施形態においては、ウェブサーバ1116から本来提供されるオンラインメディアコンテンツを取得する。つまり、ウェブクローラ装置1202は、インターネット上で利用可能なオンラインメディアに関する情報を獲得する。図12において、点線はリンク1206とウェブサーバ1116との間のリンクを示し、ウェブクローラ装置1202がウェブサーバ1116からメディアおよびメディア情報を直接要求することを示す。次にウェブクローラ装置1202は、利用可能なオンラインメディアに関する情報をデータ記憶1124に記憶することができる。これを行うために、ウェブクローラ装置1202は、データ記憶1124からのデータにアクセス、読み込み、追加、更新、または削除することができる。ウェブクローラ装置1202は、ウェブサーバ1116に関する情報をストレージ1210に記憶することができる。したがって、ウェブクローラ装置1202は、獲得された情報をデータ記憶1124に直接記憶するか、またはデータ記憶1126および/またはストレージ1210における関連データを使用して、獲得された情報を最初に処理することができる。
【0086】
典型的なシナリオにおいて、ウェブサーバ1204は、データ記憶1124および1126からのデータにアクセスする、または読み込むことができる。ウェブサーバ1204は、いずれかまたは両方のデータ記憶から読み込まれたデータを使用して、メディアガイダンスアプリケーションのためのメディアガイダンスアプリケーションデータを提供する。ウェブサーバ1204は、ストレージ1216においてユーザ個人化データ(例えば、ユーザプロファイル)、ならびにディスプレイおよび/またはデータを作成するための任意の他の適切な情報を記憶し得る。ウェブサーバ1204は、図11に関連して上述されるアプローチのいずれかを使用して、入出力リンク1212を通じてデータを提供することができる。例えば、ウェブサーバ1204は、ユーザ機器および/またはガイダンスアプリケーションのタイプに応じて、生データ、処理されたデータを送信するか、またはディスプレイを作成することができる。
【0087】
図13のシステム1300は、メディアガイダンスデータソース1118の別の例示的な実施形態である。図13は、図12のコンポーネントを含むが、データ管理者のユーザ機器1302、エディタのユーザ機器1310、およびエディタの選択データ記憶1308も含む。
【0088】
データ管理者のユーザ機器1302は、処理回路1304およびストレージ1306を含み得る。データ管理者のユーザ機器は、ユーザ機器装置1102、1104、または1106のうちの1つであり得る。データ管理者のユーザ機器302は、ユーザ機器装置のコンポーネントのいずれか、またはすべてを含み得る。図13において、データ管理者のユーザ機器1302は、データ記憶1124に対してローカルであり、I/O経路1108、1116、および1112に関連して説明される任意の経路を通じて、データ記憶1124と通信することができる。一部の実施形態においては、データ管理者のユーザ機器は、システム1300から離れた標準ユーザ機器(例えば、ノートパソコン、モバイル装置等)であり、データ管理者はサインインして、ウェブクローラ装置1202またはウェブサーバ1204を通じてのアクセスを取得することができる。通常、1つ以上のデータ管理者のユーザ機器がシステム1300に存在するが、図面を必要以上に複雑にしないように、1つのみを表示する。
【0089】
典型的な使用シナリオにおいて、データ管理者は、データ管理者のユーザ機器を使用して、データ記憶1124におけるエントリにアクセス、読み込み、追加、削除、または更新することができる。データ管理者は、オンラインビデオに関する誤った情報を訂正する、視聴不可能になったビデオを削除する、オンラインメディア情報および/またはオンラインメディアコンテンツを追加する、データ記憶1126におけるエントリに関連するタグを追加する、またはウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204によって使用され得る任意の情報を追加することができる。例えば、データ管理者は、所定のウェブサーバ1116にタグを付けて、これらのタグ付きウェブサーバからの任意の一覧が一覧において強調表示されるようにする。
【0090】
エディタの精選データ記憶1308は、1つ以上の関係型データベースまたは他の好適な記憶方法であり得る。エディタの精選データベース1308は、各エディタに対する個別の記憶スペースを含み得る。エディタの精選データベース1308は、個別のオンラインメディアに対するエディタの選好指定を含み得る。さらに、エディタの精選データベース1304は、各エディタに対するホットリストを含むことができ、ホットリストは、エディタのお気に入りまたは選好されるメディアの一覧である。エディタの精選データベース1308における各エディタの選好指定に対して、エディタの精選データベース1308は、データ記憶1124および1126へのリンクを記憶することができる。リンクは、ディスプレイを生成するか、またはメディアガイダンスアプリケーションに対するデータを収集する際に、ウェブサーバ1204によって使用され得る。一部の実施形態においては、エディタの精選データ記憶1308は、ウェブサーバ1204におけるストレージ1216の一部である。
【0091】
エディタのユーザ機器1310は、処理回路1312およびストレージ1314を含み得る。エディタのユーザ機器1310は、データ管理者のユーザ機器1302に関連して説明される機能および/またはコンポーネントを含み得る。エディタのユーザ機器は、I/O経路1108、1116、および1112に関連して説明される任意の経路を通じて、エディタの精選データ記憶1308とリモートまたはローカルに通信することができる。一部の実施形態においては、エディタのユーザ機器は、ウェブサーバ1214におけるストレージ1216の一部へのアクセスを有し、エディタの選好指定はストレージ1216に記憶され得る。典型的な使用シナリオにおいて、エディタは、ユーザがメディアをお気に入り一覧に入力する方法と同様の方法で選好指定を入力することができる(図5を参照されたい)。通常、1つ以上のエディタのユーザ機器がシステム1300に存在するが、図面を必要以上に複雑にしないように、1つのみを表示する。
【0092】
本発明において、オンラインメディアガイダンスアプリケーションは、ビデオのセットを選択し、選択されたビデオに関する情報をユーザに表示し得る。メディアガイダンスデータを取得および提供する際に関与する例示的なステップの工程図1400を図14に示す。1つ以上のオンラインメディアプロバイダ(例えば、ウェブサーバ1116)からのオンラインビデオは、ステップ1402において特定およびアクセスされる。特定された各ビデオに対する情報は、オンラインメディアプロバイダから取得され得る。一部の実施形態においては、複数のインターネットサイトが調べられ、視聴可能なビデオに対応するメタデータがインターネットサイトから収集される。インターネットサイトは、オンラインメディアプロバイダのウェブサイトを含み得る。ビデオメタデータは、ビデオタイトル、説明、ビデオURL、ソース名、ソースURL、ジャンル、番組のタイプ(例えば、クリップ、全長エピソード、オンライン専用、映画予告編)、スクリーンショット/サムネイル、ビデオに出演している俳優、ランタイム、役名、ビデオ形式(例えば、REAL、WMV、Flash、Quicktime等)、アクティブ/有効期限、ストリーム/ダウンロード、DRM、価格、および解像度(例えば、フル画面、320×240等)を含み得る。
【0093】
特定された各ビデオに対して収集されたメタデータは、ステップ1404において(例えば、データ記憶1124に)記憶され得る。さらに、メディアプロバイダから取得されない他のメタデータ(例えば、データ管理者によって(例えば、データ管理者のユーザ機器1310から)追加されたキーワードまたはタグ、ユーザ評価、人気、ビデオがインターネット上で見出された日付、エディタの選好指定、ウィキ可能なコンテンツデータ等)は、収集されたメタデータに加えて記憶され得る。記憶されたメタデータは、一定または様々な時間間隔で継続的に更新されるか、またはまったく更新されない場合がある。一部の実施形態においては、識別されたオンラインビデオ自体(例えば、実際のビデオファイル/クリップ/アセット)が同様に記憶される。
【0094】
ステップ1406において、ビデオのそれぞれに対するメタデータは、メディアガイダンスデータと関連させることができ、そこで、メディアガイダンスデータは、メディアガイダンスデータベースに記憶され得る。関連は、ビデオメタデータとメディアガイダンスデータベース(例えば、データ記憶1126)におけるメタデータとの比較に基づいて判断され得るか、またはデータ管理者によって追加され得る。一部の実施形態においては、収集されたメタデータの一部は、メディアガイダンスデータとの関連を形成するために使用され、実際にはステップ1404において記憶されない。さらに他の実施形態においては、単なる関連ではなく、関連性の度合いが記憶され得る。例えば、メタデータを比較して、メタデータと高い割合で一致するオンラインビデオに対して高度の関連性が付与され得る。
【0095】
ステップ1406において、各ビデオは、メディアガイダンスデータベースにおける1つ以上のエントリと関連させることができる。例えば、テレビドラマのビデオに対するメタデータは、テレビショー、テレビドラマ、ショーに出演している俳優、テレビネットワーク、またはエピソードまたはショーに関してコメントした任意のエディタに関するガイダンスデータと関連させることができる。関連は、メディアガイダンスデータベースからのタグを付けてビデオメタデータを記憶することによって形成され得る。代替として、記憶されたメタデータとメディアガイダンスデータとの関連またはリンクは、リモートに記憶され得る。
【0096】
ビデオのサブセットは、ステップ1408において選択され得る。サブセットは、(例えば、エディタの選択データベース1308から)エディタの選好指定、またはユーザの個人化データ基づいて自動的に選択され得る。ユーザ個人化データは、ユーザ操作の監視、ユーザプロファイル、またはユーザにより行われる明確な指定から取得され得る(図6を参照されたい)。ビデオのセットは、ビデオの人気または新しさ等の基準に基づいて自動的に選択することもできる(図2の列206を参照されたい)。
【0097】
ビデオのサブセットは、ユーザコマンドの受信に応答して、ステップ1408において選択され得る。ユーザは、1つ以上の検索語またはキーワードを(例えば、検索バー224に)入力し、ビデオのサブセットは、キーワードと各ビデオに関連する記憶されたメタデータとの比較に基づいて決定され得る。ユーザは、(例えば、図2の列202を使用して)関心対象の特定の基準要素(例えば、ジャンル、ショー、チャンネル、クリップ長等)を選択することができる。ビデオのサブセットは、基準を満たすものであり、記憶されたメタデータの評価に基づいて決定される。
【0098】
メディアガイダンスデータおよびオンラインビデオの両方と関連するメタデータがある。したがって、ビデオのサブセットは、検索語または他の基準をいずれかのメタデータのソースと比較することによって決定され得る。一実施形態においては、検索語および/または他の基準要素は、メディアガイダンスアプリケーションのメタデータと比較される。比較は、関連するメディアガイダンスデータを戻す。メディアガイダンスデータを関連するオンラインビデオにリンクする関連があるため、ビデオのサブセットが決定され得る。本発明の別の実施形態においては、ビデオのサブセットは、検索キーワードおよび/または他の基準とビデオのメタデータとの比較に基づいて決定される。収集されたメタデータの記憶方法、収集された各ビデオに対するメタデータの量、および関連が形成される方法に応じて、2つの手技が同一のビデオのセットを戻す場合と戻さない場合とがある。
【0099】
一部の実施形態においては、メディアガイダンスデータベースは、単にメディアガイダンスデータを含むだけではない。メディアガイダンスデータベースは、ビデオメディア等のメディアも含む。この場合、ステップ1408において特定されるビデオのサブセットは、インターネットおよび/またはメディアガイダンスデータベースに記憶されたビデオから特定されるビデオを含み得る。
【0100】
ビデオのサブセットの各ビデオを示すディスプレイは、ステップ1410において生成される。サブセットにおける各ビデオのディスプレイは、ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを含む。ガイダンスアプリケーションデータは、ステップ1406において形成された関連に基づいて決定される。ディスプレイは、(例えば、図3のテキストボックス308において、図4の列400において、図5のキーワード512として等)収集および/または生成されたビデオメタデータの一部またはすべてを含むこともできる。一部の実施形態においては、ディスプレイはモザイクであり、サブセットにおける各ビデオは、少なくともグラフィック識別子(例えば、ビデオからの静止画像)によって表される。他の実施形態においては、ディスプレイはテキストのみであり得る。また、表示されるメディア一覧は、各一覧の関連性を示す場合があり、関連性は、データ管理者の指示(図13を参照されたい)またはステップ1406において一覧がメディアガイダンスデータと関連付けられる際に評価される関連性の度合いに基づいて決定され得る。
【0101】
一部の実施形態においては、オンラインメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの関心を引くメディアコンテンツにユーザを導くことができる。図15の流れ図1500は、そのような機能を提供するための例示的なステップを示す。オンラインメディア情報は、図14のステップ1404から1406において論じられる方策に基づいて取得および処理され得る。ビデオのサブセットは、ステップ1502において、ユーザの個人化データ、エディタの選好指定、ユーザが(例えば、図2の検索バー224に)入力した検索語、またはユーザが(例えば、図2の左列202に)選択した基準要素に基づいてビデオを選択するステップを含む、ステップ1408において論じられる手技のいずれかを使用して特定され得る。ステップ1504において、特定されたビデオのそれぞれからのフレームを使用して、ディスプレイが生成される。ディスプレイは、図2に示される表示画面200に類似し得る。フレームのユーザ選択は、ステップ1506においてオンラインメディアガイダンスアプリケーションによって受け取られる。選択に基づいて、ステップ1508において、ガイダンスアプリケーションは、選択されたメディアコンテンツを提供するウェブサイトにユーザを導く。ウェブサイトは、オーバーレイで、ガイダンスアプリケーション内のフレームに提供されるか、またはフル画面で表示され得る。
【0102】
本発明の原則に従い、選択可能な基準要素のユーザ選択に基づいて、ビデオのセットが特定され、さらに絞り込まれる。図16の流れ図1600は、そのような過程を示す。オンラインメディア情報は、ステップ1404から1406において論じられる方策に基づいて取得および処理され得る。基準要素(例えば、アクション/アドベンチャ、ニュース、ABC、Comedy Central等)は、ステップ1602において、ユーザに対して、図2のウィンドウ214等に表示され得る。一部の実施形態においては、選択可能な基準要素は、常に表示される基準要素の既定のセットであり得る。他の実施形態においては、選択可能な要素は、ステップ1402においてインターネットから特定されたメディアに適う基準要素のみを含み得る。
【0103】
ステップ1604において、メディアガイダンスアプリケーションは、選択可能な基準要素の1つのユーザ指示を受け取る。選択された基準要素に基づいて、特定されたメディアのサブセットは、ステップ1606において選択される。選択された基準要素は、ユーザによって選択される第1の基準であるため、サブセットは、この選択された基準要素のみに基づいて選択される。しかしながら、他の選択された基準要素が既に受け取られている場合、ビデオのサブセットは、すべての選択された基準要素の1つ以上に基づいて選択され得る。特定されたビデオのサブセットは、図14のステップ1408に関連して上述される方策のいずれかに基づいて選択され得る。
【0104】
ビデオのサブセットが選択された後、ステップ1410において、図2のモザイク208に見られるようなサブセットにおける各ビデオを示すディスプレイが生成され得る。該ステップは、図14に関連して論じられた手技のいずれかを使用することによって行うことができる。次に、メディアガイダンスアプリケーションは、1604において別の選択可能な基準要素のユーザ選択を受け取ることができる。これはステップ1606において、選択されたビデオのサブセットを絞り込み、変更されたサブセットは、ステップ1410において生成されたディスプレイに反映される。
【0105】
一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、カテゴリに分類された選択可能な基準要素を表示することができる。ユーザ選択に基づいて、ユーザの関心を引くビデオが特定され、それに応じて表示される基準要素が更新され得る。したがって、特定されるビデオは、どの基準要素が選択されるかだけでなく、どのカテゴリが基準要素を選択したかに依存し得る。図17の流れ図1700は、本発明の原則に従う例示的な流れ図である。以下に詳述されるように、流れ図1700は、多数の実施形態を取り得る。
【0106】
流れ図1700の一実施形態においては、特定されたビデオのセットは、最近選択された基準要素のみに依存する。ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、ステップ1702において、複数のカテゴリがユーザに表示される。例えば、カテゴリはジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストであり得る(図2の列202を参照されたい)。さらに、カテゴリの1つは、選択されたステージにデフォルト設定され、カテゴリ内の基準要素のウィンドウが表示される。一部の実施形態においては、選択されたカテゴリの基準要素は、データベースにおける少なくとも1つのビデオが基準要素を満たす場合にのみ表示される。
【0107】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、選択されたカテゴリ内の基準要素(例えば、図2の基準要素212)が選択されると、ステップ1706において、選択された基準を満たすビデオが特定される。ビデオは、図14に関連して論じられた方策のいずれかに基づいて特定され得る。特定されたビデオは、図2のディスプレイ画面200等のモザイクに表示され得る。次にメディアガイダンスアプリケーションは、現在のカテゴリにおける別の基準のユーザ選択を受け取るか、または異なるカテゴリの選択を受け取ることができる(ステップ1704)。
【0108】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、現在選択されているカテゴリ以外のカテゴリが選択されると、現在選択されているカテゴリに対応する選択可能な基準要素のウィンドウは、ステップ1708において閉じられる。ステップ1710において、新しいウィンドウが提示され、新しく選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素が、新しいウィンドウ内に表示される。ウィンドウは、カテゴリの真下に位置され、ウィンドウがそのカテゴリに対応することを示し得る。次にユーザインターフェイスは、新しく選択されたカテゴリにおける基準要素のユーザ選択を受け取る、または異なるカテゴリの選択を受け取ることができる(ステップ1704)。
【0109】
流れ図1700の別の実施形態においては、メディアガイダンスアプリケーションは、選択される基準要素を追跡し、選択された各基準要素を使用して、特定されるビデオの範囲を絞り込むことができる。ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、ステップ1702において複数のカテゴリがユーザに表示される。例えば、カテゴリは、ジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストであり得る(図2の列202を参照されたい)。さらに、カテゴリのうちの1つは、選択された段階においてデフォルト設定することができ、そこでは、カテゴリ内の基準要素のウィンドウが表示される。
【0110】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、選択されたカテゴリ内の基準要素が選択されると、選択された基準および以前に選択された基準のすべてを満たすビデオが特定される(ステップ1706)。基準要素を選択することにより、すべての特定されるビデオが満たすべき基準が追加されるため、基準要素の選択は、ビデオセットを絞り込み、特定されるビデオの数を削減する。例については、図8Bおよび8Cの列800Bおよび800Cに関する考察を参照されたい。そこでは、特定されたビデオのセットは、139(図8Bの822)から30(図8Cの824)に削減されている。複数の基準要素が1つ以上のカテゴリから選択されると、特定されるビデオは、ブール式:
(SC1 AND SC2 AND…AND新しく選択された基準)を満たし、式中「SCX」は「選択された基準X」を表す。代替として、複数の選択基準のうちのいずれか1つに属するすべての特定されたビデオの包括的選択等の他の適切な複数の選択基準スキームを利用してもよく、特定されるビデオは、ブール式:(SC1 OR SC2 OR…OR新しく選択された基準)を満たし、式中「SCX」は「選択された基準X」を表す。
【0111】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、(例えば、ディスプレイ画面200のボタン220を選択することによって)以前に選択された基準要素を「閉じる」指示が選択されると、閉じる指示に対応する基準が非選択状態になる(ステップ1712)。したがって、特定されたビデオのセットは拡大し、ステップ1714において、残りの選択された基準要素を満たすが、非選択状態の基準要素は満たさないすべてのビデオを含む。
【0112】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、現在選択されているカテゴリ以外のカテゴリが選択されると、現在選択されているカテゴリに対応するウィンドウは、ステップ1708において閉じることができる(例えば、図8Bのウィンドウ814)。新しいウィンドウが提示され(例えば、図8Cのウィンドウ826)、新しく選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素が、新しいウィンドウ内に表示される(ステップ1710)。選択可能な基準要素は、選択されると、結果として少なくとも1つの特定されるビデオを生じる基準要素を含み得る。つまり、新しく選択されたカテゴリにおける選択可能な基準要素は、当該基準要素および以前に選択された基準要素のすべてを満たす視聴可能なビデオがある場合に表示され得る。
【0113】
同様に、1704においてユーザが基準要素を選択すると、ステップ1706において、特定されるビデオの絞り込みと併せて、カテゴリにおける残りの選択可能な基準要素も削減され得る。つまり、特定されるビデオのセットを絞り込んだ後、選択可能な基準要素は、絞り込まれたセットに選択可能な基準要素も満たすビデオが存在しない場合、一覧から削除され得る。
【0114】
流れ図1700の別の実施形態においては、複数の基準要素を選択することにより、特定されるビデオのセットを拡大することができる。ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1702において複数のカテゴリを表示することができる。例えば、カテゴリはジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストであり得る。さらに、カテゴリのうちの1つは、選択された段階にデフォルト設定することができ、カテゴリ内の基準要素のウィンドウが表示される。
【0115】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、選択されたカテゴリ内の基準要素が選択されると、ビデオのセットが特定され、各ビデオは(1)選択された基準要素または同一カテゴリの以前に選択された基準要素のいずれか、および(2)少なくとも1つの選択基準要素を有する他のカテゴリのそれぞれにおける少なくとも1つの選択された基準要素を満たす(ステップ1706)。ビデオのセットは拡大され、新しく選択された基準要素のみを満たし、カテゴリにおける以前に選択された基準要素のいずれも満たさないビデオを含み得る。例については、図9Aおよび9Cの列900Aおよび900Bに関する考察を参照されたい。そこでは、特定されるビデオのセットは139(図9Aの902)から627(図9Bの904)に拡大される。したがって、1つ以上のカテゴリから複数の基準要素が選択されると、特定されるビデオは、ブール式:
(SC1cat1 OR…OR SCNcat1)AND(SC1cat2 OR…OR
SCNcat2)…を満たし、式中「SCXcatY」は「カテゴリYにおいて選択された基準X」を表す。
【0116】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、(例えば、ディスプレイ画面200のボタン220を選択することによって)以前に選択された基準要素を「閉じる」指示が選択されると、閉じる指示に対応する基準は非選択状態になる(ステップ1712)。特定されたビデオのサブセットは、カテゴリにおける非選択基準のみを満たし、残りの選択された基準要素のいずれも満たさなかった場合があるため、そのサブセットにおけるビデオは、もはや特定されず、ユーザに提示されない(ステップ1714)。したがって、基準要素を非選択状態にすることにより、ビデオのセットを絞り込み、特定されるビデオの数を削減することができる。
【0117】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、現在選択されているカテゴリ以外のカテゴリが選択されると、現在選択されているカテゴリに対応するウィンドウは、1708において閉じられる。新しいウィンドウは、図9Bのウィンドウ906等の新しく選択されたカテゴリの下に提示され、新しく選択されたカテゴリ(例えば、図9Bの908または910)に対応する選択可能な基準要素が、新しいウィンドウ内に表示され得る(ステップ1710)。選択可能な基準要素の一覧は、選択されると、少なくとも1つのビデオを戻す基準要素を含み得る。つまり、新しく選択されたカテゴリにおける選択可能な基準要素は、(1)選択可能な基準要素または同一カテゴリにおける任意の他の以前に選択された基準要素、および(2)少なくとも1つの選択された要素を有する残りのカテゴリのそれぞれにおける少なくとも1つの選択された基準要素を満たすデータベースにビデオがある場合に表示され得る。
【0118】
流れ図1700の別の実施形態においては、基準要素を選択する効果は、基準要素がどのカテゴリに属するかに依存し得る。例えば、一部のカテゴリ(例えば、ジャンル)における複数の基準要素を選択することにより、ステップ1706において、ガイダンスアプリケーションに、選択された基準要素のすべてを満たすビデオを特定させ得る。別のカテゴリ(例えば、チャンネルおよびショー)において複数の基準要素を選択することにより、ガイダンスアプリケーションに、選択された基準要素のいずれかを満たすビデオを特定させ得る。本質的に、この実施形態は、前述の2つの実施形態の組み合わせである。したがって、複数の基準要素が1つ以上のカテゴリから選択されると、特定されるビデオは、ブール式:
(SC1cat1OR…OR SCNcat1)AND(SC1cat2 AND…AND SCNcat2)…を満たし、式中「SCXcatY」は「カテゴリYにおいて選択される基準X」を表す。
【0119】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザによって入力されたキーワードを使用して、ビデオのセットを定義することもできる。図18は、1つ以上のキーワードの受け取りに続いて、ビデオおよび基準要素を提供するための例示的な流れ図1800を示す。ステップ1802において、1つ以上のキーワードが、メディアガイダンスアプリケーションによって受け取られる。ビデオのセットは、1つ以上のキーワードに基づいて、ステップ1804において特定される。セットは、図14に関連して上述される方策のいずれかに基づいて選択され得る。カテゴリ(例えば、図17のステップ1710から選択されるカテゴリ)の基準要素のセットは、ステップ1806において表示され得る。表示される基準要素は、ステップ1804において特定されるビデオのセットに適合するもののみを含み得る。その後ユーザは、流れ図1700に関連して説明される方策に基づいて、ビデオのセットを変更し続けることができる。
【0120】
上記は、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、オンラインメディアコンテンツを取得、分類、および配信するためのシステムおよび方法を説明する。本発明の上述の実施形態は、例示的な目的で提示され、限定を目的とするものではない。
【技術分野】
【0001】
本出願は、2006年10月6日出願の米国仮出願番号60/849,988の利益を主張し、その開示は、ここで参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、概してメディアガイダンスアプリケーションに関し、より具体的には、インターネットから得られるメディアのためのガイダンスを提供することに関する。
【0003】
インターネットは、娯楽メディアおよび情報を取得するための人気が高まっているリソースである。インターネット上にダウンロード可能なテレビドラマおよび映画、またはテレビプレビューおよび映画の予告編のストリーミング等の種々のメディアを提供する極めて多数のソースがある。さらに、インターネット上のメディアおよび関連情報のほぼすべては、オンデマンドで利用可能である。したがって、ユーザは、関心対象のメディアが常に利用可能であると確信することができる。
【0004】
しかしながら、多数のオンラインメディアおよびメディアプロバイダは、関心対象のメディアを探し出すことを困難にもする。特定のオンラインメディアコンテンツをガイダンスなし探し出すには、ユーザは、メディアに関して大量の情報を知る必要があり得る。例えば、ユーザがテレビ番組の特定のエピソードに関連するメディアを見つけようとする場合、ユーザは、メディアプロバイダ、この場合はテレビネットワークのウェブサイトに直接行く必要があり得る。その後にユーザは、ネットワークウェブサイト上で効果的にメディアを探し出すために、エピソードの初回放送日またはエピソードのタイトルを知る必要があり得る。このプロセスは、ユーザにとって不都合であるだけでなく、特定のメディアを検索していないユーザには役に立たない。したがって、インターネットによって配信されたメディアコンテンツのためのガイダンスは、ユーザが関心対象のメディアを容易かつ効果的に探し出すことを可能にする、または助けるために必要である。
【0005】
インターネット上で提供されるメディアコンテンツのためのガイダンスのいくつかの形態が、既に利用可能である。オンラインメディアのための多数のガイダンスアプリケーションは、キーワード検索および主要なメディアの一覧の提供に限定される。これらの手技はいずれも、インターネット上で利用可能な極めて大量のメディアを絞り込むための効果的または体系的な手段を提供しない。したがって、既存のガイダンスアプリケーションのユーザは、過剰な一覧を受け取る場合が多く、それらの多くは面白くないか、または無関係であり得る。したがって、キーワード検索を提供し、主要なオンラインメディアを表示するだけでなく、利用可能なオンラインメディアをユーザの関心を引くメディアを適度に小さなセットに絞り込むための体系的な方法を提供するガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【0006】
既存のガイダンスアプリケーションによって生成されるメディア一覧は、ブラウジングの助けにならない場合が多い。ビデオ検索は、雑然としている、組織化されていない、ナビゲートが困難、またはまとまりがないといった結果を生じ得る。異なるタイプのビデオが同様の形式で存在する場合があり、実質上区別できない。例えば、プロが生成したメディアコンテンツは、ユーザが生成したメディアコンテンツと同様の形式で表示され、高品質のメディアコンテンツは、低品質のメディアコンテンツと同様の形式で表示され得る。したがって、ユーザは各メディア一覧を閲覧するために相当の時間を費やす必要がある場合がある。したがって、ユーザがオンラインメディア一覧のセットを素早くブラウズできるオンラインメディアガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【0007】
さらに、多くの既存のガイダンスアプリケーションは、インターネット上の限られたビデオのセットのためのガイダンスを提供するにすぎない。したがって、限定されたセットは、ユーザが関心を持つ利用可能なオンラインメディアを含まない場合がある。一部のガイダンスアプリケーションは、それらがホストするメディアコンテンツのためのガイダンスを提供するに過ぎないため、限定されている。第三者サイトからメディアを取得する他のアプリケーションは、メディアプロバイダとのパートナーシップに依存し、この場合も極めて限られたメディアデータセットを生じる。したがって、包括的なオンラインメディアコンテンツのセットのためのガイダンスを提供するガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、インターネット上で提供されるメディアのセットのための情報を特定および取得し、特定されたメディアのサブセットを一覧に表示するためのシステムおよび方法を提供する。ユーザの関心を引く基準に基づいて、ユーザに提供されるオンラインメディア一覧のセットを体系的に絞り込むシステムおよび方法も提供する。
【0009】
本発明の一原則に従って、オンラインメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザインターフェイスにおいて、選択可能な基準要素(例えば、アクション/アドベンチャ、コメディ、ABC、Comedy Central等)を提供する。選択可能な基準要素の1つ以上の選択を受けることによって、視聴可能なオンラインビデオのセットを、ユーザの関心を引くビデオの適度な大きさのセットに体系的に絞り込むことができる。選択可能な基準要素は、カテゴリ(例えば、ジャンル、チャンネル、ショー)に組織化され得る。カテゴリは、ユーザインターフェイスにも表示され、対応する選択可能な基準要素は、対応するカテゴリの付近または下にあるウィンドウに提示され得る。ユーザインターフェイスが乱雑化しないように、1つのカテゴリの基準要素が所定の時間に見え得る。ユーザが異なるカテゴリを選択すると、現在提示されている基準要素のウィンドウが閉じ、選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素の新しいウィンドウが提示される。
【0010】
基準要素のユーザ選択をメディアガイダンスアプリケーションが受け取ると、選択された基準要素および任意の以前に選択された基準要素に基づいて、ビデオのセットが特定される。いくつかの実施形態においては、特定されたメディアのセットは、選択された基準要素のすべてを満たす利用可能なメディアを含み得る。他の実施形態においては、特定されたメディアのセットは、選択された基準要素のうちの1つ以上を満たす利用可能なメディアを含み得る。メディアのセットは、ビデオモザイクまたはテキスト一覧等の一覧に表示され得る。いくつかの実施形態においては、各一覧は、選択可能なフレーム内に表示され、フレームのユーザ選択を受け取ると、ガイダンスアプリケーションは、対応するメディアプロバイダのウェブサイトにユーザを導く。
【0011】
本発明の一部の実施形態においては、一覧の数を絞り込んだ後に、表示される基準要素も変わり、特定されたビデオの新しいセットを反映することができる。例えば、選択可能な基準要素の新しいウィンドウが表示されると、基準要素を選択することで少なくとも1つのビデオが再定義されたセットで生成される場合のみに、基準要素がウィンドウに表示され得る。一部の場合において、今回の基準要素およびすべての以前に選択された基準要素を満たす特定されたビデオのセットにビデオが存在する場合に、基準要素がウィンドウに表示され得る。
【0012】
本発明の別の一原則に従って、ガイダンスアプリケーションがガイダンスを提供するオンラインメディアのセットは、複数のウェブサイトを調べ、各ウェブサイトによって提供されるメディアに関する情報を取得することによって決定される。取得された情報は、各ビデオに対応するメタデータ(例えば、タイトル、ランタイム、説明等)を含み得る。
【0013】
インターネットから取得された各ビデオに対して、メディアガイダンスアプリケーションは、ビデオメタデータを、例えば、メディアガイダンスアプリケーションデータベースからのメディアガイダンスアプリケーションデータと関連させる。関連は、ビデオメタデータをガイダンスアプリケーションデータベースにおけるガイダンスデータと比較することによって決定され得る。視聴可能なオンラインビデオのサブセットは、上述の範囲を絞り込む過程、キーワード検索、ユーザの個人化データ、またはエディタの選好指定に基づいて選択され得る。選択されたオンラインビデオは、ビデオモザイクまたはテキスト一覧等のメディア一覧に表示され得る。各ビデオの一覧には、ガイダンスアプリケーションデータベースからの関連するガイダンスアプリケーションデータが含まれる。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するための方法であって、
複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトにより提供されるビデオを特定するステップと、
前記特定されたビデオのそれぞれに対して、前記インターネットサイトからのメタデータを記憶するステップと、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させるステップと、
前記ビデオのサブセットを選択するステップと、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオをユーザに表示するディスプレイを生成するステップと、を備え、前記ディスプレイは、表示される各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含むことを特徴とする、方法。
(項目2)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記複数のインターネットサイトにアクセスするステップは、前記インターネットサイトを調べるステップと、前記メタデータを収集するステップと、を備えることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記メタデータを記憶するステップは、前記ビデオのそれぞれに対するURLを記憶するステップを備えることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記ディスプレイの前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して各ビデオを表示し、
前記ユーザのフレームを選択に応答して、前記選択されたフレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトに前記ユーザを向け直すことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記ディスプレイは、前記特定されたビデオに対する記憶されたメタデータを含むことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記ビデオのサブセットは、ユーザ個人化データに従って選択されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記ユーザ個人化データは、明示的ななユーザ選好指定から得られることを特徴とする、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記ユーザ個人化データは、モニタされたユーザ操作から得られることを特徴とする、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記ビデオのサブセットは、エディタの選好指定に従って選択されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記エディタの選好指定を受け取るステップをさらに備えることを特徴とする、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記特定されたビデオを記憶するステップをさらに備えることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記ディスプレイは、双方向番組ガイドによって提供されることを特徴とする、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するためのシステムであって、
通信回路と、
ストレージと、
処理回路と、を備え、前記処理回路は、
前記通信回路を使用し、複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトによって提供されるビデオを特定し、
前記インターネットサイトからの前記特定されたビデオのそれぞれに対するメタデータを前記ストレージに記憶し、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させ、
前記ビデオのサブセットを選択し、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオを表示するディスプレイを生成するように構成され、前記ディスプレイは、表示される各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含むことを特徴とする、システム。
(項目17)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目18)
前記処理回路は、前記インターネットサイトを調べ、前記メタデータを収集するように構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目19)
前記記憶されたメタデータは、前記ビデオのそれぞれに対する前記URLを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目20)
前記ディスプレイの前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目21)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して各ビデオを表示し、
前記処理回路は、前記ユーザの前記フレーム選択に応答して、フレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトにユーザを向け直すようにさらに構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目22)
前記ディスプレイは、前記特定されたビデオに対する記憶されたメタデータを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目23)
前記ビデオのサブセットは、ユーザ個人化データに従って選択されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目24)
前記ユーザ個人化データは、明示的ななユーザ選好指定から得られることを特徴とする、項目23に記載のシステム。
(項目25)
前記ユーザ個人化データは、監視されるユーザ操作から得られることを特徴とする、項目23に記載のシステム。
(項目26)
前記ビデオのサブセットは、エディタの選好指定に従って選択されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目27)
前記処理回路は、エディタの選好指定を受け取るようにさらに構成されることを特徴とする、項目26に記載のシステム。
(項目28)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目29)
前記処理回路は、前記特定されたビデオを前記ストレージに記憶するようにさらに構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目30)
前記処理回路は、双方向番組ガイドの指示によって構成されることを特徴とする、項目16に記載のシステム。
(項目31)
インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するための方法であって、
複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトによって提供されるビデオを特定するステップと、
前記特定されたビデオのそれぞれに対して、前記インターネットサイトからのメタデータを記憶するステップと、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させるステップと、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオをユーザに表示するディスプレイを生成するステップと、を備え、前記ディスプレイは、表示された各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含み、前記ビデオのサブセットは、範囲絞り込み方法において前記ユーザによって選択された基準要素に従って選択され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第1のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、前記第1のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第1のウィンドウが提示され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第2のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、前記第2のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第2のウィンドウが提示されることを特徴とする、方法。
(項目32)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記範囲絞り込み方法は、複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの前記第2のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、選択可能な基準要素の前記第1のウィンドウを閉じるステップをさらに備えることを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記方法は、前記第1の基準カテゴリのうちの1つ以上の選択可能な基準要素のユーザ選択を受け取るステップと、
前記第2のウィンドウの前記基準要素を、前記ユーザによって選択された前記第1のカテゴリの前記基準要素をも満たすビデオによって満たされる基準要素に限定するステップと、をさらに備えることを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目35)
前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置される、項目31に記載の方法。
(項目36)
前記モザイクの前記表示されるビデオは、前記ユーザが基準要素を選択するにつれて変化することを特徴とする、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して各ビデオを表示し、
前記ユーザのフレーム選択に応答して、前記選択されたフレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトに前記ユーザを向け直すステップをさらに備えることを特徴とする、項目35に記載の方法。
(項目38)
前記範囲絞り込み方法は、選択された基準要素を満たすビデオの数を表示することを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目39)
前記基準カテゴリは、ジャンル、チャンネル、およびビデオタイトルを含むことを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目40)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目41)
前記ディスプレイは、双方向番組ガイドによって提供されることを特徴とする、項目31に記載の方法。
(項目42)
インターネット上のビデオに対するガイダンスを提供するためのシステムであって、
通信回路と、
ストレージと、
処理回路と、を備え、前記処理回路は、
前記通信回路を使用し、複数のインターネットサイトにアクセスして、前記インターネットサイトによって提供されるビデオを特定し、
前記インターネットサイトからの前記特定されたビデオのそれぞれに対するメタデータを、前記ストレージに記憶し、
ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを、前記特定されたビデオのそれぞれに対する前記メタデータに関連させ、
前記特定されたビデオのサブセットの各ビデオを表示するディスプレイを生成するように構成され、前記ディスプレイは、表示された各ビデオに関連した前記ガイダンスアプリケーションデータを含み、前記ビデオのサブセットは、範囲絞り込み方法においてユーザによって選択された基準要素に従って選択され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第1のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、前記第1のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第1のウィンドウが提示され、
前記範囲絞り込み方法で複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの第2のカテゴリを選択する前記ユーザに対応して、前記第2のカテゴリの選択可能な基準要素が表示される第2のウィンドウが提示されることを特徴とする、システム。
(項目43)
前記インターネットサイトは、ウェブサイトを含むことを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目44)
前記範囲絞り込み方法は、複数の範囲絞り込み基準カテゴリのうちの前記第2のカテゴリを選択する前記ユーザに応答して、選択可能な基準要素の前記第1のウィンドウを閉じるステップをさらに備えることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目45)
前記処理回路は、
前記第1の基準カテゴリのうちの1つ以上の選択可能な基準要素のユーザ選択を受け取り、
前記第2のウィンドウの前記基準要素を、前記ユーザによって選択された前記第1のカテゴリの前記基準要素をも満たすビデオによって満たされる基準要素に限定するようにさらに構成されることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目46)
前記表示されるビデオは、ビデオモザイクに配置されることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目47)
前記モザイクの前記表示されるビデオは、前記ユーザが基準要素を選択するにつれて変化することを特徴とする、項目46に記載のシステム。
(項目48)
前記ディスプレイは、各ビデオからのフレームを使用して、各ビデオを表示し、
前記処理回路は、前記ユーザにフレーム選択に応答して、前記フレームの前記ビデオを提供する前記インターネットサイトに前記ユーザを向け直すようにさらに構成されることを特徴とする、項目46に記載のシステム。
(項目49)
前記範囲絞り込み方法は、選択された基準要素を満たすビデオの数を表示することを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目50)
前記基準カテゴリは、ジャンル、チャンネル、およびビデオタイトルを含む、項目42に記載のシステム。
(項目51)
前記ディスプレイの前記ガイダンスアプリケーションデータは、番組説明、エディタのコメント、前記ビデオに関連するメディアコンテンツ、または前記表示されるビデオに関連するメディアコンテンツを提供するインターネットサイトへのリンクを含むことを特徴とする、項目42に記載のシステム。
(項目52)
前記処理回路は、双方向番組ガイドの指示によって構成されることを特徴とする、項目42に記載のシステム。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の上述および他の目的および利点は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて考慮すると明らかになり、同様の参照文字は、全体を通して同様の部分を示す。
【図1】オンラインビデオおよび他のタイプのメディアのためのガイダンスを提供するために使用され得るグリッド形式を使用する例示的なディスプレイ画面を示す図である。
【図2】オンラインビデオのためのガイダンスを提供するために使用され得るモザイクを使用する例示的なディスプレイ画面を示す図である。
【図3】図2のモザイクにおける一覧の詳細図を示す図である。
【図4】図2のディスプレイ画面の一部の2つの例示的な実施形態である。
【図5】図2のディスプレイ画面の一部の2つの例示的な実施形態である。
【図6】ユーザのお気に入りおよび選好を見るおよび更新するための例示的なディスプレイ画面を示す図である。
【図7】図8A〜AC、9A、および9Bによって使用される視聴可能なオンラインビデオのベン図を示す図である。
【図8A】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図8B】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図8C】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図9A】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図9B】典型的な使用シナリオにおける図2のディスプレイ画面の一部の例示的な表示段階である。
【図10】本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器装置を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器装置を示す図である。
【図12】例示的なメディアガイダンスソースの詳細図を示す図である。
【図13】例示的なメディアガイダンスソースの詳細図を示す図である。
【図14】一覧を取得、選択、および表示するための例示的な流れ図を示す図である。
【図15】ユーザをオンラインメディアコンテンツのプロバイダに導くための例示的な流れ図を示す図である。
【図16】ユーザが選択した基準要素に基づいて、一覧を取得、選択、および表示するための例示的な流れ図を示す図である。
【図17】基準要素を表示し、オンラインメディアを特定するための例示的な流れ図を示す図である。
【図18】ユーザが入力した検索語に基づいて、基準要素を選択するための例示的な工程図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
任意のメディア伝達システムにおいて、ユーザが利用可能なメディアの量は、膨大になる可能性がある。結果として、多数のユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートして、希望のメディアを容易に特定できるインターフェイスを介する形式のメディアガイダンスを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと呼ぶが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと呼ばれることがある。同様に、インターネットコンテンツおよび他の可能なタイプのコンテンツのためのガイダンスを提供するメディアガイダンスアプリケーションは、本明細書においてオンラインメディアガイダンスアプリケーションまたはオンラインガイダンスアプリケーションと称される。
【0016】
多様な形態の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、インターネット上のメディアコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャスト等)のためのガイダンスを提供することができる。オンラインメディアのためのガイダンスを提供するメディアガイダンスアプリケーションの1つの典型的なタイプは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと称される場合もある)は、特にユーザが多種のメディアコンテンツをナビゲートおよび探し出すことができるようにする、よく知られたガイダンスアプリケーションである。オンラインメディアの他に、そのようなコンテンツは、(従来の放送、ケーブル、衛星または他の手段を介して提供される)従来のテレビ番組、および有料番組、(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおける)オンデマンド番組、および他のタイプのメディアまたはビデオコンテンツを含み得る。ガイダンスアプリケーションにより、ユーザは、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含むビデオコンテンツに関連するコンテンツをナビゲートおよび探し出すこともできる。
【0017】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速ワイヤレスネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)、および従来は使用しなかった、ハンドヘルドコンピュータ、携帯端末(Personal digital assistant:PDA)、モバイル電話または他のモバイル装置のような、その他の装置上でメディアにアクセスしている。これらの装置上で、ユーザは、テレビを介して利用可能であるのと同じメディア間をナビゲートおよび探し出すことができる。結果として、メディアガイダンスは、これらの装置上でも必要である。ガイダンスは、テレビだけを介して利用可能なメディアコンテンツ、これらの装置のうちの1つ以上だけを介して利用可能なメディアコンテンツ、または、テレビおよびこれらの装置のうちの1つ以上で利用可能なメディアコンテンツに対して、提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインアプリケーション(つまり、ウェブサイト上で提供)、または、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、モバイル電話、または他のモバイル装置上で、スタンドアロン型アプリケーションまたはクライアントとして提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションを実現することができる多様な装置およびプラットフォームについて、以下に詳細を説明する。
【0018】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の1つは、メディア一覧やメディア情報をユーザに提供することである。図1〜2は、メディアガイダンスを、特に、メディア一覧で提供するために使用できる例示的なディスプレイ画面を示す。図1〜2に示されるディスプレイ画面は、任意の適切な装置またはプラットフォーム上に実現することができる。図1〜2のディスプレイは、全画面のディスプレイとして例示されているが、表示されているメディアコンテンツを完全または部分的にオーバーレイすることもできる。ユーザは、ディスプレイ画面に提供された選択可能なオプションを選択することによって(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)、または、リモコンまたは他のユーザ入力インターフェイスまたは装置上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押すことによって、メディア情報にアクセスする意思があることを示すことができる。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、枠内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアのタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の定義済、ユーザ定義、または他の体系化基準等、いくつかの方式のうちの1つで体系化されたメディア情報を備えるディスプレイ画面を提供することができる。
【0019】
図1は、時間およびチャンネル別に配置された例示的な枠の番組一覧ディスプレイ100を示しているが、単一のディスプレイで多種のメディアコンテンツ(例えば、オンラインビデオ)にアクセスすることも可能である。ディスプレイ100は、(1)チャンネル/メディアタイプ識別子104の列(各チャンネル/メディアタイプ識別子(列のセル)は利用可能な異なるチャンネルまたはメディアのタイプを識別する)、および(2)時間識別子106の行(各時間識別子(行のセル)は番組の時間帯を識別する)を備える枠102を含むことができる。また、枠102は、番組一覧108のような番組一覧の欄を含み、各一覧は、一覧に関連したチャンネルや時刻上に提供される番組のタイトルを提供する。ユーザ入力装置によって、ユーザは、ハイライト領域110を移動することによって、番組一覧を選択することが可能である。ハイライト領域110によって選択された番組一覧に関連する情報は、番組情報領域112に提供される。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時刻(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価および他の望ましい情報を含むことができる。
【0020】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、スケジュールに従って提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、様々なオンラインソースからのインターネットコンテンツ(例えばストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、オンデマンドコンテンツ(例えばVOD)、ローカルに記憶されているメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に記憶されたビデオコンテンツ等)、または時間に関係しない他のメディアコンテンツを含む、種々のメディアソースからのコンテンツを含む。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツ両方を含むことができる(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供しているHBO On Demand)。HBO ON DEMAND、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office,Incの登録商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、または、インターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えばFTP)を介して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含むことができる。
【0021】
枠102は、オンデマンド一覧114、録画メディア一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む非線形番組のための一覧を提供することができる。異なるタイプのメディアソースからのコンテンツのためのディスプレイ組み合わせ一覧は、「混合型メディア」ディスプレイと呼ばれることがある。ディスプレイ100とは異なる、表示可能な一覧のタイプの多様な並びは、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づくことができる(例えば、録画および放送一覧だけのディスプレイ、オンデマンドおよび放送の一覧だけのディスプレイ、等)。例示されているように、一覧114、116および118は、これらの一覧の選択がそれぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧またはインターネット一覧専用のディスプレイへのアクセスを提供できることを示すように、枠102内に表示される時間帯全体に示される。図1に示されるように、情報領域112は、このような一覧にアクセスした際に提供され得る、ディスプレイのタイプに関する情報を表示することができる。他の実施形態では、これらメディアタイプの一覧は、枠102内に直接含めることができる。追加の一覧は、ナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択するユーザに応答して表示することができる。(ユーザ入力装置上の矢印キーを押すと、ナビゲーションアイコン120を選択するのと同様な方式でディスプレイを変化することができる。)
ディスプレイ100は、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126も含むことができる。ビデオ領域122によって、ユーザは、ユーザが現在視聴可能、視聴可能になる予定、または、視聴可能であった番組を表示および/プレビューすることができるようになる場合がある。ビデオ領域122のコンテンツは、枠102に表示される一覧のうちの1つに対応、または、独立させることができる。ビデオ領域を含む枠ディスプレイはピクチャインガイド(PIG)ディスプレイと呼ばれる場合がある。PIGディスプレイとその機能については、2003年5月13日出願のSatterfieldらの米国特許番号6,564,378および2001年5月29日出願のYuenらの米国特許番号6,239,794に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。PIGディスプレイは、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーションディスプレイ画面に含むことができる。
【0022】
広告124は、視聴者のアクセス権(例えば、番組サービスに加入)に応じて、現在視聴が可能、今後視聴が可能、または視聴が可能になることはない、メディアコンテンツに対して広告を提供することができ、さらに、枠102内の1つ以上のメディア一覧に対応または無関係にすることができる。また、広告124は、枠102に表示されるメディアコンテンツに関係または無関係な製品またはサービスに対する広告にすることができる。広告124は、選択可能にすることができ、メディアコンテンツに関する詳細情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品またはサービスの購入を可能にする、広告に関係するメディアコンテンツを提供することなどができる。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、モニタされたユーザアクティビティ、提供されるディスプレイのタイプ、または、他の適切なターゲット対象の広告ベースに基づいたターゲットにすることができる。
【0023】
広告124は、四角またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーションのディスプレイ内で任意の適切な大きさ、形状、および場所に提供することができる。例えば、広告124は、枠102に対して水平方向に隣接する四角形として提供することができる。これは、パネル広告と呼ばれることがある。さらに、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーションディスプレイ上にオーバーレイ、またはディスプレイ内に埋め込むことができる。広告もまた、テキスト、画像、入れ替わる画像、ビデオクリップまたは他のタイプのメディアコンテンツも含むことができる。広告は、ガイダンスアプリケーションを備えるユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、離れた場所(ストリーミングメディアサーバを含む)、または他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶することができる。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供することは、例えば、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願番号10/347,673、2004年6月29日出願のWard,IIIらの米国特許番号6,756,997、および2002年5月14日出願のScheinらの米国特許番号6,388,714に詳細が検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーションディスプレイ画面に含むことができることが理解される。
【0024】
オプション領域126によって、ユーザは、多種のメディアコンテンツ(例えば、インターネットコンテンツ)、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション機能にアクセスできるようになる場合がある。オプション領域126は、ディスプレイ100(および本発明の他のディスプレイ画面)の一部にすることができるか、あるいは画面上のオプションを選択することによって、またはユーザ入力装置上の専用または割り当て可能ボタンを押すことにより、ユーザによって起動することができる。オプション領域126の選択可能なオプションは、枠102内の番組一覧に関連する機能に関することができるか、あるいはメインメニューディスプレイから利用可能なオプションを含むことができる。番組一覧に関係する機能は、番組の他の放送時間または受信方式の検索、番組の録画、番組のシリーズ録画を可能にすること、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の機能を含むことができる。メインメニューディスプレイから利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタル管理オプション、多様なタイプの一覧表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含むことができる。
【0025】
ガイダンスを提供するための別のディスプレイ配置を図2に示す。ディスプレイ200は、インターネットにより配信されるビデオのためのガイダンスを提供し、オンラインメディアガイダンスアプリケーションにおけるディスプレイとして、またはクライアント−サーバあるいはスタンドアロン型(例えば、セットトップボックスベースの)ガイダンスアプリケーションにおけるディスプレイとして提供され得る。本明細書における一部の実施例においては、インターネットにより配信されるテレビ番組が提供されるが、開示される実施形態は、映画、ユーザが生成したコンテンツ、または任意の他のタイプのメディアコンテンツのためのガイダンスを提供し得る。一部の実施形態においては、ディスプレイ200は、ディスプレイ100(図1)における一覧118のユーザ選択の結果として表示される。明確化および整理するために、ディスプレイ200は、3つの列に分割され得る。中央列204は、モザイク208に配置されるメディア一覧を含む。左列202は、ユーザがモザイク208において提供されるビデオに対する基準(例えば、特定のジャンル、ショー等)を定義できるようにする。右列206は、ユーザに推奨を提供する。これらの列のそれぞれは、図2〜7、8A〜8C、および9A〜9Bに関連して以下に詳述される。
【0026】
左列202は、ユーザが関心対象の基準に基づいてビデオを選択できるようにする。左列202は、選択可能なカテゴリ210の一覧を提供する。カテゴリは、ジャンル、チャンネル、ショー、ホットリスト、タイプ(例えば、テレビドラマ、映画等)、または任意の他のそのようなカテゴリを含み得る。カテゴリの1つは、選択された状態であり得る。カテゴリは、ユーザ指示に基づいて選択されるか、または選択された状態にデフォルト設定され得る。選択された状態において、選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素212のウィンドウ214が存在し得る。ウィンドウは、カテゴリ名の下に位置して、どのカテゴリが選択されたかを示すことができる。ユーザ入力装置を用いて、ユーザは、ウィンドウ214において、(例えば、ハイライト表示された領域216を望ましい基準要素に移動させてキーを押すか、または望ましい基準要素を直接クリックすることによって)基準要素212を選択することができる。選択されると、ウィンドウ214内に表示されることに加えて、選択された基準要素が218に現れ得る。つまり、その対応するカテゴリ210の下、およびウィンドウ214の上に現れ得る。これは、基準要素が良好に選択されたことをユーザに示す。複数の基準要素が同一カテゴリ内で選択されると、各基準要素は、所定の順序(例えば、基準要素が選択された順、アルファベット順等)でカテゴリの下に一覧表示され得る。選択された基準要素は、カテゴリが選択されない場合であっても、選択された基準要素222によって示されるように、その対応するカテゴリの下に一覧表示され得る。選択可能なボタン220は、選択された基準要素218および222のそれぞれの隣に提供され得る。ボタン220を選択することによって、対応する選択された基準要素を非選択状態にすることができる。
【0027】
ユーザが基準要素を選択するための代替方法は、検索語/キーワードを手入力することである。ユーザは、ユーザ入力装置を使用して、1つ以上のキーワードを検索バー224に入力することができる。選択可能なボタン226を選択し、入力されたキーワードを使用して検索を開始することができる。検索バー224は、必要に応じて、左列202と併せて使用してもよい(例えば、ユーザは、列202内の選択された基準要素および検索バー224に入力されたキーワードに基づいて基準要素を定義することができる)。
【0028】
中央列204は、モザイク208に一連のビデオを表示することができ、一連のビデオは、検索バー224および/または左列202のユーザ入力の受け取ることに基づいて判断される。図1からの一覧とは異なり、ディスプレイ200における一覧は、メディアを説明するための簡単なテキスト(例えば、番組タイトル)およびアイコンに限定されない。むしろディスプレイ200において、一覧は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、ビデオクリッププレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、または一覧によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他のタイプのメディアを含むグラフィック画像を提供することができる。グラフィック一覧のそれぞれは、テキストを伴い、一覧に関連するメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供することもできる。図が必要以上に複雑にならないように、モザイク208における一覧228の詳細図を図3に示す。
【0029】
図3は、モザイク208におけるメディア一覧228の一実施形態を示す(図2)。ビデオは、グラフィック識別子302(例えば、ビデオのサムネイル/スクリーンショット、ビデオのプレビュー、ビデオ自体等)によって表示され得る。ビデオの評価304は、グラフィック識別子302の一部にオーバーレイされ得る。評価は、それぞれのメディアガイダンスアプリケーションまたは関連/系列番組からビデオを評価したすべてのユーザからの評価指定を反映し得る。視覚インジケータは、テキストボックス/オーバーレイ306を伴い、メディアコンテンツに関するさらなる情報を提供することもできる。例えば、テキスト説明308は、メディアタイトル、ビデオが視聴可能になった日、およびビデオの長さを含み得る。またテキストボックスは、簡単なアイコン310および/または312を含み得る。アイコン310は、簡単なドル記号であり、メディアがメディアプロバイダからのダウンロードまたはストリームにいくらかの費用がかかる場合に表示され得る。アイコン310がない場合、ビデオは無料である。同様に、ビデオがエディタ(例えば、テレビまたは映画の批評家)により推奨されるビデオである場合は、チェックマーク312等のアイコンが表示され得る。そうでない場合は、チェックマーク310が表示されない。
【0030】
図2に戻ると、選択または入力された基準を適用した後に特定されたビデオの総数が領域230に表示される。領域230は、左列202に表示されるが、ユーザインターフェイス200上の任意の場所に表示され得る。モザイク208において現在見ることができるビデオよりも多くのビデオが特定される場合は、選択可能な矢印234および236を使用して、より多くの視聴可能なビデオを見ることができる。選択可能な矢印234は、ユーザが特定されたビデオの新しいサブセットを見ることができるようにし、選択可能な矢印236は、ユーザを識別されたビデオの以前に見られたサブセットに戻す。ユーザは、ビデオが提示される順序を、ソートリンク238のうちの1つを選択することによって変えることができる。特定されたビデオは、ビデオが視聴可能になった日(例えば、最近の日付から、または最も古い日付から)、ビデオの人気(例えば、ビデオが他のユーザによって選択された回数の合計に基づいて)、ランダムな順序に従って、またはビデオのセットをソートするための任意の他の方法を使用してソートされ得る。
【0031】
ユーザインターフェイス200は、スライダ240および242を使用して、ユーザが望ましいビデオの最大の長さおよび望ましい新しさを示すことができるようにもする。スライダ240は、最大のビデオの長さを設定する。スライダ240が右端にある場合、ビデオの長さに制限はない。スライダが左に移動するにつれて、徐々に短いビデオのみが結果に含まれ得る。例えば、スライダ240がスケールの中間点にある場合は、30分未満のビデオクリップのみが結果に含まれる。スライダが左端にある場合は、5分未満のビデオクリップのみが結果に含まれる。同様に、スライダ242は、最大の日付範囲を設定する。スライダ242が右端にある場合、ビデオの古さに制限はない。スライダが左に移動するにつれて、徐々に最近のビデオのみが結果表示に含まれ得る。
【0032】
モザイク208は、2×2グリッドの一覧228である。しかしながら、任意の他の配置、例えば3×3または2×3グリッドを使用してもよい。さらに、各一覧228は同一サイズで表示されるが、異なるサイズであってもよい。一覧は、異なるサイズまたはグラフィック的に強調され、ユーザに対する関心の度合い、検索に続いて識別された各識別されたビデオの関連性を示すか、またはメディアプロバイダの要望に応じて、またはユーザの選好に基づいて、所定のコンテンツを強調する。メディア一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願第11/324,202号において論じられており、ここで参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0033】
各一覧228は、選択可能なフレームであり得る。本発明の一実施形態においては、ユーザが選択可能なフレームを選択すると、ユーザは、対応するビデオがダウンロードまたはストリームされ得るウェブサイトに導かれる。ウェブサイトは、オーバーレイまたは新しい画面に表示され得る。本発明の別の実施形態においては、ユーザが一覧228を選択すると、ビデオに関する追加情報、例えば番組の説明がオーバーレイまたは右列206においてユーザに表示され得る。追加情報に基づいて、ユーザは、ビデオが提供されるウェブサイトに導かれるように選択するか、ビデオをお気に入りビデオ一覧に追加するか、またはビデオをビュー待ち行列244に追加することができる。
【0034】
ビュー待ち行列244は、ユーザが後で見るように選択したビデオの一覧を表示する。各ビデオは、スクリーンショット/サムネイル等のグラフィック識別子、ビデオのプレビュー、またはビデオ自体により表示され得る。本発明の一実施形態においては、各ビデオ識別子246は選択可能であり、ユーザが鑑賞したいと思うビデオへの容易なアクセスをユーザに提供する。ビュー待ち行列からビデオが選択されると、ユーザは、ビデオが提供されるウェブサイトに導かれ得る。ビデオが選択されると、ビデオがビュー待ち行列から自動的に除去されるか、またはユーザがビデオをビュー待ち行列から手動で除去できる。本発明の別の実施形態においては、ビュー待ち行列244は「プレイリスト」として作動する。ユーザがビュー待ち行列からのビデオを見る用意ができると、ユーザは、ビュー待ち行列における最初のビデオのウェブサイトに導かれる。
【0035】
右列206は、2種類の情報を表示することができる。(1)推奨されるビデオをユーザに提示するか、または(2)選択されるビデオに関する追加情報を表示することができる。図2および4は、ユーザに対する推奨を表示する前者の機能を実行する右端の列206を示す。後者の機能は、図5に関連して以下に詳述される。列206のヘディング250は、「今日の厳選」と示され、その日に最も人気のあるビデオに基づいて推奨が選択されたことを示す。ユーザに推奨を提供する他の方法は、図4に関連して以下に詳細に説明される。推奨されるビデオは、上述の図3に関連する一覧228に類似する形式を提供することによって、ユーザに提示され得る。代替として、推奨されるビデオは、ビデオのタイトル252、評価オーバーレイ256を伴うビデオのグラフィック識別子254、ビデオの簡単な番組説明258を一覧表示することによって、表示され得る。他の情報は、各ビデオに対して列202に提供され得る。
【0036】
ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、厳選は、任意のカテゴリにおいて視聴可能なすべてのビデオのうちの最も人気のあるビデオに基づき得る。ユーザが、左列202においてキーワードを検索する、または基準要素を選択することによって関心対象のビデオのタイプを定義すると、ユーザの動作を反映するように、右列206における推奨されるビデオが変更され得る。例えば、ユーザがウィンドウ214において「アクション/アドベンチャ」基準要素を選択すると、「今日の厳選」の下のビデオを変更して、その日の最も人気のある1つ以上のアクション/アドベンチャビデオを含めることができる。
【0037】
右列206に提供される推奨は、人気以外の基準に基づき得る。例えば、推奨は、図4の列400に示されるように、エディタの推奨に基づき得る。ヘディング402は、「エディタの選択」と示され、推奨されるビデオが選択される方法を反映する。エディタは、有名な映画またはテレビの批評家であるか、またはユーザが知り得る任意の他の人物であり得る。本発明の一実施形態と一致して、列400は、モザイク208における一覧よりも多くの各推奨ビデオに関する情報を提供し得る(図2)。例えば、各推奨ビデオに対して、タイトル404、評価408オーバーレイを伴うグラフィック識別子(例えば、サムネイル/スクリーンショット等)406、および簡単な説明410が表示される。各ビデオの評価406は、ユーザが入力した評価に基づき得る。ビデオに関する他の情報は、ビデオが本来放送されたネットワークからのネットワークシンボル412(例えば、FOX)、ジャンル(例えば、アクション/アドベンチャ、ドラマ等)、またはタイプ414(例えば、テレビドラマ、映画等)、ビデオの長さ416、およびビデオをダウンロードまたはストリームする費用418を含み得る。FOXは、FOX Broadcast Companyの登録商標である。列400は、単に例示的なものであるため、上述よりも多いまたは少ないビデオに関する情報が表示され得る。
【0038】
人気またはエディタの選択に基づく以外の手技を使用して、ユーザへの推奨を選択してもよい。推奨は、ユーザの関心に基づいてもよい。ユーザの関心は、メディアガイダンスアプリケーション上のユーザの操作を監視する、明確なユーザ指定、またはユーザプロファイルから取得され得る。例えば、ユーザがアクション/アドベンチャビデオを好まない場合、推奨されるビデオは、アクション/アドベンチャビデオ以外で最も人気のある2つまたは3つのビデオとなり得る。ユーザが通常、ロジャー・エバートによりスポットが当てられたビデオを見る場合、推奨されるビデオは、ロジャー・エバートにより最近取り上げられた2つまたは3つのビデオとなり得る。
【0039】
ユーザがモザイク208または推奨されるビデオのいずれかからビデオを選択すると、右列206(図2)は、図5に示されるように、選択されたビデオに対するオプションをユーザに表示することができる。さらに、ビデオに関するさらなる情報が表示され得る。図5は、図4において最初のビデオまたはモザイク208のビデオのうちの1つを選択する結果を示す。選択されたビデオに関する情報コンテンツに加えて、選択可能なオプション504、506、508、510、516、および518がユーザに提示される。選択可能なボタン504は、新しいディスプレイまたはオーバーレイを開き、ビデオが提供されるウェブサイトにユーザを導く。選択可能なボタン506は、現在のビデオをビュー待ち行列244に追加し(図2)、選択可能なボタン508は、ビデオをユーザのお気に入り一覧に追加する。
【0040】
オプション510は、現在表示されているビデオに関連するリンクを提供する。したがって、ユーザがそのビデオを楽しむ場合、ユーザは関連するビデオに導かれ得る。関連するビデオは、キーワード512としてユーザに提示される。キーワード512は、ビデオに関連する俳優または他の有名人、番組が放送されるネットワーク、関連するネットワーク、またはビデオに関連する任意の他のキーワードであり得る。一覧における各キーワードの隣には、キーワードに関連する視聴可能なビデオの数に対応する数字514が表示される。例えば、図5において、キーファ・サザーランドは、選択されたショーに出演する俳優であり、該俳優に関して392本のビデオが視聴可能である。ユーザが選択可能なリンク520を選択すると、モザイク208(図2)は、392本のビデオを含むように反映される。次に右端の列206は、選択されたキーワードに基づいて、ユーザに推奨を提供するように戻る(図4)。
【0041】
列500は、「友達に送信」516および「このビデオに関するブログ」518機能を含む、選択されたビデオに関連する他のオプションを提示することができる。機能516により、ユーザは、現在のビデオについて友達に通知できる。本発明の一実施形態においては、ビデオを提供するウェブサイトのURLは、友達の電子メールアドレスに送信されるか、または任意の適切な手段を使用して友達に送信され得る。本発明の別の実施形態において、ビデオは友達のユーザプロファイルにおける推奨一覧に追加され、友達は、メディアガイダンスアプリケーション上にある自分のアカウントにアクセスすると、該一覧にアクセスできる。電子メールまたは情報を配信するための任意の他の方法を友達に送信し、新しい推奨が追加されたことを友達に通知することもできる。
【0042】
機能518は、新しいディスプレイ画面(図示せず)にユーザを導くことができる。そのディスプレイ画面により、ユーザは、ビデオを見た後に、ビデオに関する自分の見解またはコメントを入力することができる。これらの見解は、ユーザに関連するブログに保存され得る。ブログは、種々のエントリを含むことができ、各エントリは、特定のビデオまたはビデオに関する関連メディア情報(例えば、特定のジャンル、ショー、チャンネル、俳優等)に対応する。一部の実施形態においては、オプション518を選択することによって、ビデオに関するエントリは自動的に開始され得る。ブログは、ユーザプロファイルに保存され得る。ブログは、ユーザ機器上に保存され、ユーザのみにアクセス可能であり得る。代替として、ブログはリモートに保存され、友達として指定されたユーザにアクセス可能となるか、または人々が読めるように公開され得る。
【0043】
列500によってユーザに提供され得るが、図の乱雑化を避けるために図示されていない他の機能は、ビデオを評価するオプション、ビデオに関するフォーラムを訪ねるオプション、またはビデオに関するウィキ可能なページに移動するオプションである。必要に応じて、ユーザは、ビデオまたはビデオに関連するトピック(例えば、テレビショー、ビデオを提供するネットワーク、ビデオに出演している俳優等)について議論するフォーラムに導かれ得る。ユーザは、ビデオまたはビデオに関連するトピックについてのウィキ可能なページに移動し、情報を他のガイダンスアプリケーションのユーザと共有することもできる。
【0044】
図2のディスプレイ画面200を提供するアプリケーション等のメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションにより、ユーザは、ディスプレイおよび機能をカスタム化し、メディアガイダンスアプリケーションの個人化された「体験」を形成できる。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/またはユーザアクティビティを監視して種々のユーザの選好を判定するメディアガイダンスアプリケーションによって形成され得る。ユーザは、ログインすることにより、または他の手段でガイダンスアプリケーションに対して自身を特定することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って行われ得る。カスタマイズは、多様なディスプレイスキーム(例えば、ディスプレイのカラースキーム、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツ一覧の性質(例えば、推奨されるメディアコンテンツ等)、表示される基準要素の性質(例えば、カテゴリまたは基準要素の順序等)、ペアレンタル管理設定、および他の望ましいカスタマイズを含み得る。
【0045】
メディアガイダンスアプリケーションにより、ユーザは、ユーザプロファイル情報を提供することができる、またはユーザプロファイル情報を自動的に編成することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディア、および/またはユーザとガイダンスアプリケーションとの他の対話を監視することができる。さらに、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルのすべてまたは一部を(例えば、www.tvguide.com等のユーザ
がアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの携帯端末から等)取得し、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスできる他のソースからユーザに関する情報を取得することができる。結果として、ユーザの異なる装置にわたって統一されたガイダンスアプリケーション体験がユーザに提供され得る。このタイプのユーザ体験は、図11に関連して以下に詳細に説明される。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション機能は、2005年7月11日出願のEllisらによる米国特許出願番号11/179,410、1999年11月9日出願のBoyerらによる米国特許出願番号09/437,304、および2002年2月21日出願のEllis他による米国特許出願番号10/105,128に詳述されており、ここで参照することによりそれら全体が本明細書に組み込まれる。
【0046】
ユーザは選好を入力し、例えば図6におけるディスプレイ600を通して、ガイダンスアプリケーションによって提供されるディスプレイをカスタマイズすることができる。ユーザの選好は、ユーザに関連するユーザプロファイルに保存され得る。ユーザインターフェイス600は、ユーザのお気に入りのビデオ、ユーザのディスプレイ選好を表示し、ユーザが選好を追加または削除できるようにすることができる。お気に入りビデオ一覧602は、ビデオの一覧であり、各ビデオは、ユーザが、例えば、選択可能な「お気に入りに追加」ボタン508を選択することによってお気に入りとしてマークされている(図5)。一覧における各エントリは、グラフィック識別子604(例えば、スクリーンショット/サムネイル)およびテキスト情報606によって識別され得る。テキスト情報606は、ビデオのタイトル、ビデオの長さ、ビデオが視聴可能になった日、および任意の他の関連情報を含み得る。一覧602における各ビデオの隣にある「閉じる」識別子608により、ユーザは、一覧から任意の個別のビデオを削除することができる。「お気に入りビデオ」一覧602は、少なくともお気に入り一覧が(例えば、ユーザプロファイルに)永久に保存されるという理由から、ビュー待ち行列246とは異なり得る。したがって、ユーザは、ガイダンスアプリケーションを出て、ディスプレイ600に保存された情報を喪失することなく、後にアプリケーションに戻ることができる。お気に入り一覧602の下は、「友達に送信」リンク610である。リンク610により、ユーザは、ユーザのお気に入り一覧内のビデオを友達に送信することができる。お気に入り一覧602は、図5のリンク516に関連して説明される手技のいずれかを使用して、友達に送信され得る。
【0047】
ユーザは、選好一覧612における選好の閲覧に入ることができる。選好一覧612は、1人以上のユーザのお気に入りのエディタ614を含み得る。選好一覧612は、1つ以上のお気に入りのタイプのビデオ616を含み得る。ユーザインターフェイス200の左列202において利用可能な選択可能な基準要素のいずれも(図2)(例えば、ジャンル、チャンネル、ショー、ホットリスト、ビデオのタイプ等における基準要素)が選好一覧に含まれ得る。ユーザにより入力された選好のいずれも、選好に対応するボタン618を選択することによって除去され、選好は、リンク620を選択することによって追加され得る。リンク620は、ユーザを新しい画面(図示せず)またはオーバーレイに導き、ここでユーザは、追加オプションを選択して選好一覧に含めることができる。
【0048】
リンク622を使用して、ユーザの関心を引く新しいビデオが視聴可能になると、警告を設定することができる。ユーザは、選好一覧612における1つ以上の基準要素を満たす新しいビデオが視聴可能になると通知され得る。ユーザは警告を設定し、基準要素のいずれか、またはすべてを使用して警告を発するようにする。警告は、電子メール、テキストメッセージ、またはユーザの関心を引く新しいビデオが視聴可能になったというニュースを配信するための他の適切な形式であり得る。
【0049】
ユーザインターフェイス200(図2)は、一覧624および626に入力された選好に基づいてカスタマイズされ得る。一覧624は、一覧における基準要素のうちの少なくとも1つの特性を有さない任意のビデオを表示しない。例えば、例示的なユーザインターフェイス600において、ユーザは、アクション/アドベンチャのジャンルの結果のみを見ることを指定した。一覧624のフィルタリング効果は、少なくとも1つの基準要素が選択される場合にのみ生じ得る。
【0050】
一覧626は、ユーザに提示される一覧における基準要素のいずれかを満たすビデオを除外することができる。したがって、一覧620が空の場合、一覧620はユーザに提示されるビデオに影響しない。一覧624または一覧626のいずれかを使用して、ユーザは、ビデオのタイプが任意の検索に戻されるか否かを大幅に管理できる。ディスプレイ600は、ユーザインターフェイス200をカスタマイズするための他のオプションも含み得る。一部の実施形態においては、ユーザは左列202のフォーマットまたはオプションを変更することができる。ユーザは、カテゴリを表示するか、または表示されないようにすることができる。ユーザは、カテゴリまたは基準要素が表示される順序を選択することができる。
【0051】
図7は、ニュースカテゴリにおいて視聴可能なビデオの例示的なベン図700を示す。ベン図700に示されるように、ニュースのジャンル702において、2000本のビデオがユーザに表示可能である。2000本のニュースビデオのうち、139本のビデオはComedy Centralチャンネル704に関連する。また2000本のニュースビデオのうちの518本は、C−SPANチャンネル706に関連する。ベン図に示されるよりも多くのビデオが2つのチャンネルに関連するが、これらはニュースジャンルではない。これは、ニュースボックス702の外側に延びる点線710によって示される。最後に、ボックス708によって示されるように、ニュースジャンルにおいて30本のビデオがComedy CentralおよびC−SPANの両方に関連する。
【0052】
図8A〜8Cおよび9A〜9Bに示されるディスプレイ画面の例は、ユーザインターフェイス200、特に左列202(図2)の典型的な使用シナリオを示す。シナリオは、図7のベン図700を参照して説明される。種々の段階において、列202(図2)は、図8A〜8Cにおいて、列800A〜800Cの形態を取り得る。このシナリオにおいて、列202(図2)は、範囲絞り込みの手段として使用され、それによって特定されるビデオの数が選択される基準要素ごとに減少する。最初に、列202は、ジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストのカテゴリを含み得る。ジャンルカテゴリは、デフォルトで選択状態である場合があり、ジャンルカテゴリの基準要素が表示される(図2を参照されたい)。ユーザがジャンルカテゴリにおいて基準要素「ニュース」802を選択すると、基準要素は、ジャンルカテゴリヘディングの下および選択可能な要素のウィンドウの上に一覧表示される。選択された基準要素804の隣は「閉じる」ボタン806であり、これを使用して基準要素を非選択状態にし、ウィンドウ812の上のその位置から基準要素を削除することができる。ニュースジャンルのユーザ選択に続いて、ニュースジャンルにおいて視聴可能なオンラインビデオが特定される。特定されたビデオの数、または2000が708に表示され、これはベン図700における視聴可能なニュースビデオの数と一致する。
【0053】
カテゴリのユーザ選択、チャンネル810が受信されると、ジャンルカテゴリに対応する選択可能な要素のウィンドウ812が閉じる。チャンネルカテゴリに対応するウィンドウ814は、チャンネルカテゴリヘディングの下に提示される。ウィンドウ814における基準要素は、それぞれニュースジャンルにビデオを有する。ニュースジャンルにビデオを有しないチャンネルは、ウィンドウ814に含まれない。基準要素816(Comedy Central)のユーザ選択が受信されると、前述のように、基準要素818はカテゴリヘディングの下に移動し、「閉じる」ボタン820が基準要素の隣に提供される。Comedy Centralチャンネル基準要素のユーザ選択に続いて、ニュースジャンルであり、かつ、Comedy Centralに関連する視聴可能なオンラインビデオが特定される。特定されたビデオの数、または139が822に表示される。したがって、ニュースジャンルにおける2000本のビデオのうち、139本のみがComedy
Centralに関連し、それに応じてビデオセットの範囲が狭められる。これは、ベン図700における704と一致する。
【0054】
チャンネルカテゴリにおけるC−SPANの選択に続いて、残りのビデオの数、または30が図8Cの824に表示される。したがって、ニュースおよびComedy Central基準の両方を満たす139本のビデオのうち、30本のビデオのみがC−SPANにも関連する。この数は、ベン図700における708と一致する。ショーカテゴリが選択されると、ウィンドウ814が閉じられ、テレビショーに対応する新しいウィンドウであるウィンドウ826がショーカテゴリヘディングの下に提示される。The Daily Showという一つのショーのみがウィンドウに一覧表示されることに留意されたい。これは、ニュースに基づく、Comedy Centralに関連する、およびC−SPANに関連する30本のビデオすべてが、少なくともThe Daily Showのものであるか、少なくともそれに関連することを示す。
【0055】
Comedy Central基準要素を削除するユーザ指示が受信されると(例えば、ボタン820のユーザ選択が受け取られると)、特定されるビデオは、ニュースおよびC−SPAN基準を満たすだけでよく、ベン図700に従って、818本のビデオを生じる。これは、後にユーザインターフェイス(図示せず)に反映され得る。それに応じて基準要素が変わり、ニュースおよびC−SPAN基準の両方を満たす視聴可能なビデオを有するショーを含む。
【0056】
列202(図2)は、図9Aおよび9Bにおける900Aおよび900Bの形態を取る場合もある。この使用シナリオにおいて、範囲を絞り込む方法は、後の基準要素の選択によって、特定されるビデオのセットを増加させる場合がある。図9Aに示される構成に至るまでに関与するステップは、図8Aおよび8Bに関連して上述されるステップによって達成され得る。したがって、便宜上、図8Bは図9Aとして複製される。図9Aにおいて、ジャンルカテゴリのニュース基準要素およびチャンネルカテゴリのComedy Central基準要素が選択されており、チャンネルカテゴリの基準要素が表示される。この結果、ビデオは139本となり、ベン図700と一致する。
【0057】
チャンネルカテゴリにおけるC−SPANの選択に続いて、特定されたビデオは拡大され、Comedy CentralまたはC−SPANのいずれかにおけるニュース関連のビデオを含める。したがって、904に示される識別されたビデオの数は、139から627ビデオに増加する。ショーカテゴリにおける選択可能な基準要素のウィンドウ906を見ることから(例えば、ショーカテゴリを選択することによって)分かるように、Comedy CentralおよびC−SPANの両方が提供するニュース関連のショーが一覧される。ウィンドウ906において、各チャンネルからのビデオは分離され(ショー908はComedy Centralの提供、ショー910はC−SPANの提供)、それらは、別のカテゴリにおいて異なる基準要素を満たすことを示すことに留意されたい。一部の実施形態においては、他のカテゴリにおいて選択された基準要素にかかわらず、基準要素が(例えば、アルファベット順で)一緒に表示される。
【0058】
Comedy Central基準要素を削除するユーザ指示が受け取られると(例えば、ボタン914のユーザ選択が受信されると)、ビデオのセットは狭められ得る。この場合、特定されるビデオは、ニュースおよびC−SPAN基準を満たす必要があり、ベン図700によると、ビデオのセットが627から518に減少する。これは、後にユーザインターフェイス(図示せず)に反映され得る。それに応じて基準要素が変わり、ニュースおよびC−SPAN基準の両方を満たす視聴可能なビデオを有するショーを含む。
【0059】
ユーザは、1つ以上のユーザ機器装置から、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに、上に説明するディスプレイ画面)にアクセスすることができる。図10は、例示的なユーザ機器装置1000の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器装置のより具体的な実現形態は、図11を参照して以下に説明する。ユーザ機器装置1000は、入力/出力(以下「I/O」)経路1002を経由してメディアコンテンツおよびデータを受信することができる。I/O経路1002は、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを制御回路1004に提供することができる。制御回路1004は、処理回路1006およびストレージ1008を含む。制御回路1004は、I/O経路1002を使用して、コマンド、リクエスト、および他の適切なデータを送信および受信するために使用することができる。I/O経路1002は、制御回路1004(および特に処理回路1006)を1つ以上の通信経路に接続することができる(以下に説明)。I/O機能は、これらの1つ以上の通信経路によって提供することができるが、図面が複雑になり過ぎないように、図10では単一経路として示される。
【0060】
制御回路1004は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能なロジック装置等に基づく制御回路のような任意の適切な処理回路1006に基づくことができる。一部の実施形態においては、制御回路1004は、メモリ(つまりストレージ1008)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションのために命令を実行する。クライアントサーバベースの実施形態においては、制御回路1004は、ガイダンスアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバとの通信に適切な通信回路を含むことができる。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用ワイヤレスモデムを含むことができる。このような通信は、少なくともオンラインメディアコンテンツを取得するためのインターネットに関与し、さらに他の任意の適切な通信ネットワークまたは経路に関与し得る(図11を参照して詳細を説明)。さらに、通信回路は、ユーザ機器装置のピアツーピア通信、または互いに離れた場所にあるユーザ機器装置の通信を可能にする回路を含むことができる(以下に詳細を説明)。
【0061】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または他の任意の適切なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、または他の任意の適切な固定または取り外し可能な記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の適切な記録装置)は、制御回路1004の一部であるストレージ1008として提供することができる。ストレージ1008は、上記のタイプの記憶装置を1つ以上含むことができる。例えば、ユーザ機器装置1000は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと呼ばれる場合がある)用のハードドライブおよび2次の記憶装置としてDVDレコーダを含むことができる。ストレージ1008は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、またはガイダンスアプリケーションを操作する場合に使用される他のデータを含めて、ここで説明された多様なタイプのメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用することができる。非揮発性メモリも使用することができる(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
【0062】
制御回路1004は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダまたは他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または他の任意の適切な調整またはビデオ回路のようなビデオ生成回路およびチューニング回路を含むことができるか、あるいはこのような回路の組み合わせも含むことができる。符号化回路(例えば、放送、アナログまたはデジタル信号を保存用のMPEG信号に変換)も提供することができる。制御回路1004は、また、メディアをユーザ機器1000の好ましい出力形式にアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路も含むことができる。また、回路1004は、デジタルとアナログ信号間を変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路も含むことができる。チューニングおよび符合化回路は、メディアコンテンツを受信して表示、再生、または記録するために、ユーザ機器によって使用される場合がある。チューニングおよび符号化回路は、ガイダンスデータを受信するために使用することができる。ここで説明される回路は、例えば、チューニング、ビデオ生成、符号化、デコード、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含めて、1つ以上の汎用目的または専門プロセッサ上で稼動するソフトウェアを使用して実現することができる。複数のチューナを、同時チューニング機能を処置するように提供することができる(例えば、監視および記録機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、複数のチューナ記録機能等)。ストレージ1008が、ユーザ機器1000とは別の装置として提供される場合、チューニングおよび符合化回路(複数のチューナを含む)は、ストレージ1008に関連させることができる。
【0063】
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス1010を使用して、制御回路1004を制御することができる。ユーザ入力インターフェイス1010は、リモコン装置、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェイスまたは他のユーザ入力インターフェイスのような、任意の適切なユーザインターフェイスにすることができる。ディスプレイ1012は、スタンドアロン型装置またはユーザ機器装置1000の他の要素との統合型として提供することができる。ディスプレイ1012は、1つ以上のモニタ、テレビ、モバイル装置用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための他の任意の適切な機器にすることができる。一部の実施形態においては、ディスプレイ1012はHDTV対応型にすることができる。スピーカー1014は、ユーザ機器装置1000の他の要素と統合して提供することができるか、あるいはスタンドアロン型ユニットにすることができる。ディスプレイ1012上に表示されるビデオや他のメディアコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカー1014を介して再生することができる。一部の実施形態においては、オーディオは、受信機(図示せず)に配信することができ、受信機がスピーカー1014を介してオーディオを処理および出力する。
【0064】
図10のユーザ機器装置1000は、ユーザのテレビ機器1102、ユーザのコンピュータ機器1104、ワイヤレスユーザ通信装置1106、または非携帯型ゲーム機のように、メディアにアクセスするために適した他の任意のタイプのユーザ機器として、図11のシステム1100に実現することが可能である。簡素化を目的として、これらの装置は、ここでは総称して、ユーザ機器またはユーザ機器装置と呼ぶ場合がある。メディアガイダンスアプリケーションが実現されるユーザ機器装置は、スタンドアロン型装置として機能することができるか、あるいは装置のネットワークの一部にすることができる。装置の多様なネットワーク構成を実施することができ、以下に詳細を述べる。
【0065】
ユーザのテレビ機器1102は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタル記憶装置、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含むことができる。これらの1つ以上の装置は、必要であれば単一の装置に統合することができる。ユーザコンピュータ機器1104は、PC、ノートパソコン、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、または他のユーザコンピュータ機器を含むことができる。WEBTVはMicrosoft Corpの登録商標である。ワイヤレスユーザ通信装置1106は、PDA、モバイル電話、携帯用ビデオプレーヤー、携帯用音楽プレーヤー、携帯用ゲーム機、または他のワイヤレス装置を含むことができる。
【0066】
PCのテレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器装置へのビデオの統合の出現に伴い、装置を上記装置の1つとして分類しようとすると、明確に区分できなくなることに注意する。事実、ユーザテレビ機器1102、ユーザコンピュータ機器1104、およびワイヤレスユーザ通信装置1106のうちの各々は、図10を参照して上記で説明したシステム機能のうちの少なくとも一部を利用することができるので、装置上で利用可能なメディアコンテンツのタイプに関しては、柔軟に考えることができる。例えば、ユーザテレビ機器1102は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット有効型にすることができる一方、ユーザコンピュータ機器1104は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含むことができる。メディアガイダンスアプリケーションは、また、多様なタイプのユーザ機器上に同じレイアウトを有することができるか、あるいはユーザ機器の表示能力に合わせて調整され得る。例えば、ユーザのコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスするウェブサイトとして提供することができる。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、ワイヤレスユーザ通信装置用に縮小することができる。
【0067】
システム1100では、典型的に、各々のタイプのユーザ機器装置が2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが図11に示される。さらに、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器装置(例えば、ユーザはテレビセットとコンピュータとを持つことができる)、および各々のタイプのユーザ機器装置を2つ以上(例えば、ユーザはPDAとモバイル電話および/または複数のテレビセットを持つことができる)を利用することができる。
【0068】
ユーザは、また、家庭内の装置およびリモートの装置でメディアガイダンスアプリケーション設定を一定に維持するように、多様な設定を設定することもできる。設定は、ここで説明された設定、さらに、お気に入りのチャンネルや番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組の選好、ディスプレイ選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、職場のパソコン上で、www.tvguideのウェブサイト上のチャンネルをお気に入りとして設定すると、同じチャンネルが、ユーザの家庭の装置上(例えば、ユーザのテレビ機器とユーザのコンピュータ機器)、さらに、必要であれば、ユーザのモバイル上でお気に入りとして表示される。したがって、同じタイプまたは異なるタイプのユーザ機器装置であるかどうかに関わらず、1台のユーザ機器装置上で行われた変更によって、別のユーザ機器装置上のガイダンス体験が変更され得る。さらに、行われた変更は、ユーザによる設定入力、およびガイダンスアプリケーションによってモニタされたユーザのアクティビティに基づき得る。
【0069】
ユーザ機器装置は、通信ネットワーク1114に結合することができる。すなわち、ユーザテレビ機器1102、ユーザコンピュータ機器1104、およびワイヤレスユーザ通信装置1106は、それぞれ、通信経路1108、1110、および1112を経由して、通信ネットワーク1114に結合する。通信ネットワーク1114は、インターネットを含み、さらにモバイル電話ネットワーク、モバイル装置(例えばBlackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換回線ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワークまたは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上の他のネットワークであり得る。BLACKBERRYはResearch In Motion Limited Corpの登録商標である。経路1108、1110および1112は、別々または一緒に、衛星放送経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えばIPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他のワイヤレス信号用)、または他の任意の適切な有線またはワイヤレス通信経路またはこれらの経路の組み合わせのような1つ以上の通信経路を含むことができる。経路1112は、図11に示された例示的な実施形態において、ワイヤレス経路であることを示すように、破線で描かれ、経路1108および1110は、有線経路であることを示すように、実線で描かれている(しかし、これらの経路は必要であればワイヤレス経路にすることができる)。ユーザ機器装置との通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供することができるが、図11では、図面が複雑になり過ぎないように、単一経路として示される。
【0070】
通信経路は、ユーザ機器装置の間には描かれていないが、これらの装置は、経路1108、1110および1112に関して上記で説明したもの、およびUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、ワイヤレス経路(例えばBluetooth、赤外線、IEEE802−11x等)のような短距離ポイントツーポイント通信経路、または有線または無線経路を経由する他の短距離通信を経由して相互に直接通信することができる。BLUETOOTHはBluetooth SIG, INCの登録商標である。ユーザ機器装置は、通信ネットワーク1114を経由する間接的経路を介して、直接相互に通信することもできる。
【0071】
システム1100は、それぞれ、通信経路1120、および1122を介して通信ネットワーク1114に結合された、ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118を含む。経路1120、および1122は、経路1108、1110および1112に関して上記で説明した通信経路のいずれかを含むことができる。ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118との通信は、1つ以上の通信経路でやり取りすることができるが、図11では、図面が複雑になりすぎないように、単一経路として示されている。さらに、ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118の各々のうち2つ以上が存在することができるが、図11では、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが示されている。(これらのソースの各々の異なるタイプは以下に検討する。)必要な場合は、ウェブサーバ1116およびメディアガイダンスデータソース1118は、1つのソース装置として統合することができる。ソース1116および1118と、ユーザ機器装置1102、1104および1106との間の通信は、通信ネットワーク1114を介するものとして示されているが、一部の実施形態においては、ソース1116および1118は、経路1108、1110および1112に関して上で説明したもののような通信経路(図示せず)を経由して、ユーザ機器装置1102、1104および1106と直接通信することができる。
【0072】
オンラインメディアは、ウェブサーバ1116によって提供され得る。ウェブサーバ1116は、オンラインメディアプロバイダのウェブサイト(例えば、テレビネットワークのウェブサイト、娯楽ウェブサイト、映画ウェブサイト、または複数のソースからコンテンツを集約したウェブサイト)を提供することができる。オンラインメディアプロバイダは、多様なコンテンツ(例えば、全長映画/テレビドラマ、映画/エピソードの断片、予告編/プレビュー、俳優/ディレクタ/プロデューサのインタビュー、ミュージックビデオ、オリジナルのオンライン専用コンテンツ、ネットワークまたは番組の宣伝等)をホストすることができる。オンラインメディアプロバイダは、種々の(例えば、ストリーミング、ダウンロード可能な、ユーザが生成した、専門家が生成した)メディアをホストすることができる。提供されるオンラインメディアは、ウェブサーバ1116において、またはリモートメディアサーバにおいてローカルに記憶され得る。メディアコンテンツに加えて、ウェブサーバ1116は、提供される各メディアに関するメタデータ(例えば、タイトル、説明、URL等)を記憶することができる。
【0073】
1つ以上の他のメディアソース(図示せず)は、メディアコンテンツをユーザ機器に提供することもでき、経路1108、1110、および1112に関連して上述される通信経路のいずれかを含み得る1つ以上の経路によって通信ネットワークに接続され得る。他のメディアソースは、テレビ配信設備、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信設備、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送局)、中間配信設備および/またはサーバ、オンデマンドメディアサーバ、および他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのメディア配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Campany,Inc.の登録商標であり、ABCは、ABC,INC.の登録商標であり、HBOは、Home Box Officeの登録商標である。他のメディアソースは、メディアコンテンツの発信者(例えば、テレビ放送局、ウェブキャストプロバイダ等)である場合、またはメディアコンテンツの発信者でない場合がある(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ等)。他のメディアソースは、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、またはメディアコンテンツの他のプロバイダを含み得る。他のメディアソースは、異なるタイプのメディアコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)をユーザ機器装置のいずれかから離れた場所に記憶するために使用されるリモートメディアサーバも含み得る。メディアコンテンツのリモートストレージのため、およびリモートに記憶されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、1999年6月11日出願のEllisらによる米国特許出願番号09/332,244に関連して詳述され、ここで参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0074】
メディアガイダンスデータソース1118は、メディアガイダンスアプリケーションのためのメディアガイダンスデータを提供することができる。メディアガイダンスデータソース1118は、データ記憶1124および1126を含み、いずれかのデータ記憶からガイダンスデータを提供することができる。ガイダンスデータは、番組タイトル、エピソードタイトル、エピソード概要、エディタのコメント等の番組情報を含み、通常は、例えばTV Guide Magazineまたはwww.tvguide.com上で見いだすことができる。データ記憶1124および1126は、1つ以上の関係型データベースまたは他の適切な記憶機構であり得る。データ記憶1124および1126は、(システム1100に示されるように)ローカルであるか、または離れた場所にあり得る。
【0075】
データ記憶1126は、オンラインで利用可能、あるいは利用可能ではない、メディアガイダンスデータを記憶する。記憶されるメディアガイダンスデータは、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアタイトル、メディア説明、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送局またはプロバイダのロゴに対するロゴデータ等)、メディア形式(例えば、MPEG)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、およびユーザに役立つ任意の他のタイプのガイダンスデータを含み、望ましいメディア選択をナビゲートおよび検出することができる。データ記憶1126は、関連メディアを参照するデータ記憶1124に識別子を記憶することもできる。
【0076】
メディアガイダンスデータソース1118は、データ記憶1124も含み得る。データ記憶1124は、ウェブサーバ1116上で視聴可能なビデオに関連する情報を記憶する。データ記憶1124は、ウェブサーバ1116からの各ビデオに関連するメタデータ(例えば、タイトル、説明、URL等)、またはメタデータから得られる情報を記憶することができる。データ記憶1124は、ウェブサーバ1116から提供されないメタデータ(例えば、データ記憶1124に入力された日付、人気、ユーザが生成したタグ/キーワード等)を記憶することもできる。データ記憶1124は、識別子をデータ記憶1126に記憶して、ウェブサーバ1116で見出されたビデオに関連する追加のメディアガイダンスデータを示すことができる。一部の実施形態においては、データ記憶1124は、ウェブサーバ1116によって提供されるオンラインメディアをメディアに関する情報とともに記憶する。
【0077】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の適切なアプローチを使用して、ユーザ機器装置に提供され得る。一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続的なフィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直ブランキング間隔におけるデータ)を介して番組ガイドデータを受信するスタンドアロン型双方向テレビ番組ガイドであり得る。
番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上のユーザ機器に、テレビチャンネルの垂直ブランキング間隔において、域内デジタル信号を使用して、域外デジタル信号を使用して、または任意の他の適切なデータ転送技術によって提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上のユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の適切な頻度で(例えば、連続して、毎日、ユーザが特定した期間、システムが特定した期間、ユーザ機器からの要求に対応して)ユーザ機器に提供され得る。一部のアプローチにおいて、メディアガイダンスデータソース1118および/または他のメディアソースからのガイダンスデータは、クライアント−サーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供され得る。例えば、ユーザの機器上にあるガイダンスアプリケーションクライアントは、ソース1118とのセッションを開始して、必要に応じてガイダンスデータを取得することができる。メディアガイダンスデータソース1118は、ユーザ機器装置1102、1104、および1106、メディアガイダンスアプリケーション自体またはメディアガイダンスアプリケーションのためのソフトウェア更新を提供することができる。
【0078】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器装置上に実現されたスタンドアロン型のアプリケーションにすることができる。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントのみがユーザ機器装置上に存在する、クライアントサーバアプリケーションにすることができる。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器装置1000の制御回路1011上のクライアントアプリケーションとして、および、部分的にリモートサーバ上にサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース1118)実現することができる。ガイダンスアプリケーションディスプレイは、メディアガイダンスデータソース1118によって生成されて、ユーザ機器装置に送信することができる。メディアガイダンスデータソース1118は、ユーザ機器上に、保存のためにデータを送信することもでき、次いで、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーションディスプレイを生成する。
【0079】
メディアガイダンスシステム1100は、多くの手法、またはネットワーク構成を例示することを目的としており、これによって、ユーザ機器装置およびメディアコンテンツならびにガイダンスデータのソースは、インターネットにより配信されるコンテンツを含むメディアにアクセスして、メディアガイダンスを提供することを目的として相互に通信することができる。本発明は、これらの手法の1つまたはサブセットで、あるいは、メディアを配送およびメディアガイダンスを提供するための他の手法を採用するシステムにおいて、適用することができる。以下の3つの手法は、図11の一般化された例の特定の例示を提供する。
【0080】
1つの手法では、ユーザ機器装置は、ホームネットワーク内で相互に通信することができる。ユーザ機器装置は、上記に説明した短距離のポイントツーポイント通信技法を経由して、ホームネットワーク上に提供されたハブまたは他の類似の装置を介して間接的な経路を経由して、または、通信ネットワーク1114を経由して、互いに直接的に通信し得る。単一の家庭の複数の個人のそれぞれは、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器装置を操作することができる。この結果、インターネットにより配信されるコンテンツのためのメディアガイダンス情報を含む多様なメディアガイダンス情報または設定は、異なるユーザ機器装置間を通信できることが望ましい場合がある。例えば、ユーザにとっては、2005年7月11日付のEllisらの米国特許出願第11/179,410に詳細が説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器上で、一定のメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましい場合がある。また、ホームネットワークの異なるタイプのユーザ機器装置は、メディアコンテンツを送信するように相互に通信できる。例えば、ユーザは、オンラインメディアコンテンツを、ユーザコンピュータ機器から、携帯用ビデオプレーヤーまたは携帯用音楽プレーヤーに伝送することができる。
【0081】
第2の手法では、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を持つことができ、これによって、インターネットにより配信されるメディアコンテンツを含むメディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイル装置によってアクセスする、ホームネットワークを持つことができる。ユーザは、リモート装置上に実現されたメディアガイダンスアプリケーションを経由して、家庭内装置を制御することができる。例えば、ユーザは、職場のパーソナルコンピュータ、または、PDAまたはウェブ対応モバイル電話などのモバイル装置を経由して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の多様な設定を設定して(例えば、録画、リマインダ、他の設定)ユーザの家庭内機器を制御することができる。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、または、ユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションによって通信することにより、制御することができる。ユーザ機器装置が互いに離れた場所にある、ユーザ機器装置の通信のための多様なシステムおよび方法は、例えば、2004年8月26日付のEllisらの米国特許申請第10/927,814に説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【0082】
第3の手法では、家庭の内外のユーザ機器装置のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ウェブサーバ1116または他のメディアコンテンツソースと直接通信して、インターネットにより配信されるコンテンツおよび他のメディアコンテンツにアクセスすることが可能である。具体的には、家庭内では、ユーザのテレビ機器1104およびユーザのコンピュータ機器1106は、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび見つけることができる。ユーザは、また、ワイヤレスユーザ通信装置1106を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび見つけるることができる。
【0083】
メディアコンテンツの説明は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽や画像等、他のタイプのメディアコンテンツに適用することが可能であることが理解されよう。
【0084】
メディアガイダンスデータソース1118の実施形態のより詳細な図を図12に示す。データ記憶1124および1126に加えて、メディアガイダンスデータソース1118は、ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204を含み得る。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は、それぞれ1つ以上の処理回路1214および1208、ならびにストレージ1216および1210を含み得る。それらは、図10に関連して上述のユーザ機器装置の機能およびコンポーネントのいずれかを含み得る。それらは、任意の回路または記憶されたソフトウェア(例えば、データベースドライバ、ウェブクローラ装置アプリケーション、ウェブサーバアプリケーション等)を追加として含み得る。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は、I/O経路1210、1218、1220、および1222を通じて、データ記憶1124および1126と相互作用する。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は、I/O経路1206および1212を通じて、通信ネットワーク1114と通信し、これは図11において集合的にリンク1122と称される。I/O経路1206、1210、1212、1218、1220、および1222は、1108、1116、および1112に関連して上述された任意の適切な通信経路であり得る。ウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204は個別の実体として示されるが、それらの機能は単一の装置によって実行され得る。
【0085】
典型的なシナリオにおいて、ウェブクローラ装置1202は、オンラインメディア情報(例えば、メタデータ)、および一部の実施形態においては、ウェブサーバ1116から本来提供されるオンラインメディアコンテンツを取得する。つまり、ウェブクローラ装置1202は、インターネット上で利用可能なオンラインメディアに関する情報を獲得する。図12において、点線はリンク1206とウェブサーバ1116との間のリンクを示し、ウェブクローラ装置1202がウェブサーバ1116からメディアおよびメディア情報を直接要求することを示す。次にウェブクローラ装置1202は、利用可能なオンラインメディアに関する情報をデータ記憶1124に記憶することができる。これを行うために、ウェブクローラ装置1202は、データ記憶1124からのデータにアクセス、読み込み、追加、更新、または削除することができる。ウェブクローラ装置1202は、ウェブサーバ1116に関する情報をストレージ1210に記憶することができる。したがって、ウェブクローラ装置1202は、獲得された情報をデータ記憶1124に直接記憶するか、またはデータ記憶1126および/またはストレージ1210における関連データを使用して、獲得された情報を最初に処理することができる。
【0086】
典型的なシナリオにおいて、ウェブサーバ1204は、データ記憶1124および1126からのデータにアクセスする、または読み込むことができる。ウェブサーバ1204は、いずれかまたは両方のデータ記憶から読み込まれたデータを使用して、メディアガイダンスアプリケーションのためのメディアガイダンスアプリケーションデータを提供する。ウェブサーバ1204は、ストレージ1216においてユーザ個人化データ(例えば、ユーザプロファイル)、ならびにディスプレイおよび/またはデータを作成するための任意の他の適切な情報を記憶し得る。ウェブサーバ1204は、図11に関連して上述されるアプローチのいずれかを使用して、入出力リンク1212を通じてデータを提供することができる。例えば、ウェブサーバ1204は、ユーザ機器および/またはガイダンスアプリケーションのタイプに応じて、生データ、処理されたデータを送信するか、またはディスプレイを作成することができる。
【0087】
図13のシステム1300は、メディアガイダンスデータソース1118の別の例示的な実施形態である。図13は、図12のコンポーネントを含むが、データ管理者のユーザ機器1302、エディタのユーザ機器1310、およびエディタの選択データ記憶1308も含む。
【0088】
データ管理者のユーザ機器1302は、処理回路1304およびストレージ1306を含み得る。データ管理者のユーザ機器は、ユーザ機器装置1102、1104、または1106のうちの1つであり得る。データ管理者のユーザ機器302は、ユーザ機器装置のコンポーネントのいずれか、またはすべてを含み得る。図13において、データ管理者のユーザ機器1302は、データ記憶1124に対してローカルであり、I/O経路1108、1116、および1112に関連して説明される任意の経路を通じて、データ記憶1124と通信することができる。一部の実施形態においては、データ管理者のユーザ機器は、システム1300から離れた標準ユーザ機器(例えば、ノートパソコン、モバイル装置等)であり、データ管理者はサインインして、ウェブクローラ装置1202またはウェブサーバ1204を通じてのアクセスを取得することができる。通常、1つ以上のデータ管理者のユーザ機器がシステム1300に存在するが、図面を必要以上に複雑にしないように、1つのみを表示する。
【0089】
典型的な使用シナリオにおいて、データ管理者は、データ管理者のユーザ機器を使用して、データ記憶1124におけるエントリにアクセス、読み込み、追加、削除、または更新することができる。データ管理者は、オンラインビデオに関する誤った情報を訂正する、視聴不可能になったビデオを削除する、オンラインメディア情報および/またはオンラインメディアコンテンツを追加する、データ記憶1126におけるエントリに関連するタグを追加する、またはウェブクローラ装置1202およびウェブサーバ1204によって使用され得る任意の情報を追加することができる。例えば、データ管理者は、所定のウェブサーバ1116にタグを付けて、これらのタグ付きウェブサーバからの任意の一覧が一覧において強調表示されるようにする。
【0090】
エディタの精選データ記憶1308は、1つ以上の関係型データベースまたは他の好適な記憶方法であり得る。エディタの精選データベース1308は、各エディタに対する個別の記憶スペースを含み得る。エディタの精選データベース1308は、個別のオンラインメディアに対するエディタの選好指定を含み得る。さらに、エディタの精選データベース1304は、各エディタに対するホットリストを含むことができ、ホットリストは、エディタのお気に入りまたは選好されるメディアの一覧である。エディタの精選データベース1308における各エディタの選好指定に対して、エディタの精選データベース1308は、データ記憶1124および1126へのリンクを記憶することができる。リンクは、ディスプレイを生成するか、またはメディアガイダンスアプリケーションに対するデータを収集する際に、ウェブサーバ1204によって使用され得る。一部の実施形態においては、エディタの精選データ記憶1308は、ウェブサーバ1204におけるストレージ1216の一部である。
【0091】
エディタのユーザ機器1310は、処理回路1312およびストレージ1314を含み得る。エディタのユーザ機器1310は、データ管理者のユーザ機器1302に関連して説明される機能および/またはコンポーネントを含み得る。エディタのユーザ機器は、I/O経路1108、1116、および1112に関連して説明される任意の経路を通じて、エディタの精選データ記憶1308とリモートまたはローカルに通信することができる。一部の実施形態においては、エディタのユーザ機器は、ウェブサーバ1214におけるストレージ1216の一部へのアクセスを有し、エディタの選好指定はストレージ1216に記憶され得る。典型的な使用シナリオにおいて、エディタは、ユーザがメディアをお気に入り一覧に入力する方法と同様の方法で選好指定を入力することができる(図5を参照されたい)。通常、1つ以上のエディタのユーザ機器がシステム1300に存在するが、図面を必要以上に複雑にしないように、1つのみを表示する。
【0092】
本発明において、オンラインメディアガイダンスアプリケーションは、ビデオのセットを選択し、選択されたビデオに関する情報をユーザに表示し得る。メディアガイダンスデータを取得および提供する際に関与する例示的なステップの工程図1400を図14に示す。1つ以上のオンラインメディアプロバイダ(例えば、ウェブサーバ1116)からのオンラインビデオは、ステップ1402において特定およびアクセスされる。特定された各ビデオに対する情報は、オンラインメディアプロバイダから取得され得る。一部の実施形態においては、複数のインターネットサイトが調べられ、視聴可能なビデオに対応するメタデータがインターネットサイトから収集される。インターネットサイトは、オンラインメディアプロバイダのウェブサイトを含み得る。ビデオメタデータは、ビデオタイトル、説明、ビデオURL、ソース名、ソースURL、ジャンル、番組のタイプ(例えば、クリップ、全長エピソード、オンライン専用、映画予告編)、スクリーンショット/サムネイル、ビデオに出演している俳優、ランタイム、役名、ビデオ形式(例えば、REAL、WMV、Flash、Quicktime等)、アクティブ/有効期限、ストリーム/ダウンロード、DRM、価格、および解像度(例えば、フル画面、320×240等)を含み得る。
【0093】
特定された各ビデオに対して収集されたメタデータは、ステップ1404において(例えば、データ記憶1124に)記憶され得る。さらに、メディアプロバイダから取得されない他のメタデータ(例えば、データ管理者によって(例えば、データ管理者のユーザ機器1310から)追加されたキーワードまたはタグ、ユーザ評価、人気、ビデオがインターネット上で見出された日付、エディタの選好指定、ウィキ可能なコンテンツデータ等)は、収集されたメタデータに加えて記憶され得る。記憶されたメタデータは、一定または様々な時間間隔で継続的に更新されるか、またはまったく更新されない場合がある。一部の実施形態においては、識別されたオンラインビデオ自体(例えば、実際のビデオファイル/クリップ/アセット)が同様に記憶される。
【0094】
ステップ1406において、ビデオのそれぞれに対するメタデータは、メディアガイダンスデータと関連させることができ、そこで、メディアガイダンスデータは、メディアガイダンスデータベースに記憶され得る。関連は、ビデオメタデータとメディアガイダンスデータベース(例えば、データ記憶1126)におけるメタデータとの比較に基づいて判断され得るか、またはデータ管理者によって追加され得る。一部の実施形態においては、収集されたメタデータの一部は、メディアガイダンスデータとの関連を形成するために使用され、実際にはステップ1404において記憶されない。さらに他の実施形態においては、単なる関連ではなく、関連性の度合いが記憶され得る。例えば、メタデータを比較して、メタデータと高い割合で一致するオンラインビデオに対して高度の関連性が付与され得る。
【0095】
ステップ1406において、各ビデオは、メディアガイダンスデータベースにおける1つ以上のエントリと関連させることができる。例えば、テレビドラマのビデオに対するメタデータは、テレビショー、テレビドラマ、ショーに出演している俳優、テレビネットワーク、またはエピソードまたはショーに関してコメントした任意のエディタに関するガイダンスデータと関連させることができる。関連は、メディアガイダンスデータベースからのタグを付けてビデオメタデータを記憶することによって形成され得る。代替として、記憶されたメタデータとメディアガイダンスデータとの関連またはリンクは、リモートに記憶され得る。
【0096】
ビデオのサブセットは、ステップ1408において選択され得る。サブセットは、(例えば、エディタの選択データベース1308から)エディタの選好指定、またはユーザの個人化データ基づいて自動的に選択され得る。ユーザ個人化データは、ユーザ操作の監視、ユーザプロファイル、またはユーザにより行われる明確な指定から取得され得る(図6を参照されたい)。ビデオのセットは、ビデオの人気または新しさ等の基準に基づいて自動的に選択することもできる(図2の列206を参照されたい)。
【0097】
ビデオのサブセットは、ユーザコマンドの受信に応答して、ステップ1408において選択され得る。ユーザは、1つ以上の検索語またはキーワードを(例えば、検索バー224に)入力し、ビデオのサブセットは、キーワードと各ビデオに関連する記憶されたメタデータとの比較に基づいて決定され得る。ユーザは、(例えば、図2の列202を使用して)関心対象の特定の基準要素(例えば、ジャンル、ショー、チャンネル、クリップ長等)を選択することができる。ビデオのサブセットは、基準を満たすものであり、記憶されたメタデータの評価に基づいて決定される。
【0098】
メディアガイダンスデータおよびオンラインビデオの両方と関連するメタデータがある。したがって、ビデオのサブセットは、検索語または他の基準をいずれかのメタデータのソースと比較することによって決定され得る。一実施形態においては、検索語および/または他の基準要素は、メディアガイダンスアプリケーションのメタデータと比較される。比較は、関連するメディアガイダンスデータを戻す。メディアガイダンスデータを関連するオンラインビデオにリンクする関連があるため、ビデオのサブセットが決定され得る。本発明の別の実施形態においては、ビデオのサブセットは、検索キーワードおよび/または他の基準とビデオのメタデータとの比較に基づいて決定される。収集されたメタデータの記憶方法、収集された各ビデオに対するメタデータの量、および関連が形成される方法に応じて、2つの手技が同一のビデオのセットを戻す場合と戻さない場合とがある。
【0099】
一部の実施形態においては、メディアガイダンスデータベースは、単にメディアガイダンスデータを含むだけではない。メディアガイダンスデータベースは、ビデオメディア等のメディアも含む。この場合、ステップ1408において特定されるビデオのサブセットは、インターネットおよび/またはメディアガイダンスデータベースに記憶されたビデオから特定されるビデオを含み得る。
【0100】
ビデオのサブセットの各ビデオを示すディスプレイは、ステップ1410において生成される。サブセットにおける各ビデオのディスプレイは、ガイダンスアプリケーションデータベースからのガイダンスアプリケーションデータを含む。ガイダンスアプリケーションデータは、ステップ1406において形成された関連に基づいて決定される。ディスプレイは、(例えば、図3のテキストボックス308において、図4の列400において、図5のキーワード512として等)収集および/または生成されたビデオメタデータの一部またはすべてを含むこともできる。一部の実施形態においては、ディスプレイはモザイクであり、サブセットにおける各ビデオは、少なくともグラフィック識別子(例えば、ビデオからの静止画像)によって表される。他の実施形態においては、ディスプレイはテキストのみであり得る。また、表示されるメディア一覧は、各一覧の関連性を示す場合があり、関連性は、データ管理者の指示(図13を参照されたい)またはステップ1406において一覧がメディアガイダンスデータと関連付けられる際に評価される関連性の度合いに基づいて決定され得る。
【0101】
一部の実施形態においては、オンラインメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの関心を引くメディアコンテンツにユーザを導くことができる。図15の流れ図1500は、そのような機能を提供するための例示的なステップを示す。オンラインメディア情報は、図14のステップ1404から1406において論じられる方策に基づいて取得および処理され得る。ビデオのサブセットは、ステップ1502において、ユーザの個人化データ、エディタの選好指定、ユーザが(例えば、図2の検索バー224に)入力した検索語、またはユーザが(例えば、図2の左列202に)選択した基準要素に基づいてビデオを選択するステップを含む、ステップ1408において論じられる手技のいずれかを使用して特定され得る。ステップ1504において、特定されたビデオのそれぞれからのフレームを使用して、ディスプレイが生成される。ディスプレイは、図2に示される表示画面200に類似し得る。フレームのユーザ選択は、ステップ1506においてオンラインメディアガイダンスアプリケーションによって受け取られる。選択に基づいて、ステップ1508において、ガイダンスアプリケーションは、選択されたメディアコンテンツを提供するウェブサイトにユーザを導く。ウェブサイトは、オーバーレイで、ガイダンスアプリケーション内のフレームに提供されるか、またはフル画面で表示され得る。
【0102】
本発明の原則に従い、選択可能な基準要素のユーザ選択に基づいて、ビデオのセットが特定され、さらに絞り込まれる。図16の流れ図1600は、そのような過程を示す。オンラインメディア情報は、ステップ1404から1406において論じられる方策に基づいて取得および処理され得る。基準要素(例えば、アクション/アドベンチャ、ニュース、ABC、Comedy Central等)は、ステップ1602において、ユーザに対して、図2のウィンドウ214等に表示され得る。一部の実施形態においては、選択可能な基準要素は、常に表示される基準要素の既定のセットであり得る。他の実施形態においては、選択可能な要素は、ステップ1402においてインターネットから特定されたメディアに適う基準要素のみを含み得る。
【0103】
ステップ1604において、メディアガイダンスアプリケーションは、選択可能な基準要素の1つのユーザ指示を受け取る。選択された基準要素に基づいて、特定されたメディアのサブセットは、ステップ1606において選択される。選択された基準要素は、ユーザによって選択される第1の基準であるため、サブセットは、この選択された基準要素のみに基づいて選択される。しかしながら、他の選択された基準要素が既に受け取られている場合、ビデオのサブセットは、すべての選択された基準要素の1つ以上に基づいて選択され得る。特定されたビデオのサブセットは、図14のステップ1408に関連して上述される方策のいずれかに基づいて選択され得る。
【0104】
ビデオのサブセットが選択された後、ステップ1410において、図2のモザイク208に見られるようなサブセットにおける各ビデオを示すディスプレイが生成され得る。該ステップは、図14に関連して論じられた手技のいずれかを使用することによって行うことができる。次に、メディアガイダンスアプリケーションは、1604において別の選択可能な基準要素のユーザ選択を受け取ることができる。これはステップ1606において、選択されたビデオのサブセットを絞り込み、変更されたサブセットは、ステップ1410において生成されたディスプレイに反映される。
【0105】
一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、カテゴリに分類された選択可能な基準要素を表示することができる。ユーザ選択に基づいて、ユーザの関心を引くビデオが特定され、それに応じて表示される基準要素が更新され得る。したがって、特定されるビデオは、どの基準要素が選択されるかだけでなく、どのカテゴリが基準要素を選択したかに依存し得る。図17の流れ図1700は、本発明の原則に従う例示的な流れ図である。以下に詳述されるように、流れ図1700は、多数の実施形態を取り得る。
【0106】
流れ図1700の一実施形態においては、特定されたビデオのセットは、最近選択された基準要素のみに依存する。ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、ステップ1702において、複数のカテゴリがユーザに表示される。例えば、カテゴリはジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストであり得る(図2の列202を参照されたい)。さらに、カテゴリの1つは、選択されたステージにデフォルト設定され、カテゴリ内の基準要素のウィンドウが表示される。一部の実施形態においては、選択されたカテゴリの基準要素は、データベースにおける少なくとも1つのビデオが基準要素を満たす場合にのみ表示される。
【0107】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、選択されたカテゴリ内の基準要素(例えば、図2の基準要素212)が選択されると、ステップ1706において、選択された基準を満たすビデオが特定される。ビデオは、図14に関連して論じられた方策のいずれかに基づいて特定され得る。特定されたビデオは、図2のディスプレイ画面200等のモザイクに表示され得る。次にメディアガイダンスアプリケーションは、現在のカテゴリにおける別の基準のユーザ選択を受け取るか、または異なるカテゴリの選択を受け取ることができる(ステップ1704)。
【0108】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、現在選択されているカテゴリ以外のカテゴリが選択されると、現在選択されているカテゴリに対応する選択可能な基準要素のウィンドウは、ステップ1708において閉じられる。ステップ1710において、新しいウィンドウが提示され、新しく選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素が、新しいウィンドウ内に表示される。ウィンドウは、カテゴリの真下に位置され、ウィンドウがそのカテゴリに対応することを示し得る。次にユーザインターフェイスは、新しく選択されたカテゴリにおける基準要素のユーザ選択を受け取る、または異なるカテゴリの選択を受け取ることができる(ステップ1704)。
【0109】
流れ図1700の別の実施形態においては、メディアガイダンスアプリケーションは、選択される基準要素を追跡し、選択された各基準要素を使用して、特定されるビデオの範囲を絞り込むことができる。ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、ステップ1702において複数のカテゴリがユーザに表示される。例えば、カテゴリは、ジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストであり得る(図2の列202を参照されたい)。さらに、カテゴリのうちの1つは、選択された段階においてデフォルト設定することができ、そこでは、カテゴリ内の基準要素のウィンドウが表示される。
【0110】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、選択されたカテゴリ内の基準要素が選択されると、選択された基準および以前に選択された基準のすべてを満たすビデオが特定される(ステップ1706)。基準要素を選択することにより、すべての特定されるビデオが満たすべき基準が追加されるため、基準要素の選択は、ビデオセットを絞り込み、特定されるビデオの数を削減する。例については、図8Bおよび8Cの列800Bおよび800Cに関する考察を参照されたい。そこでは、特定されたビデオのセットは、139(図8Bの822)から30(図8Cの824)に削減されている。複数の基準要素が1つ以上のカテゴリから選択されると、特定されるビデオは、ブール式:
(SC1 AND SC2 AND…AND新しく選択された基準)を満たし、式中「SCX」は「選択された基準X」を表す。代替として、複数の選択基準のうちのいずれか1つに属するすべての特定されたビデオの包括的選択等の他の適切な複数の選択基準スキームを利用してもよく、特定されるビデオは、ブール式:(SC1 OR SC2 OR…OR新しく選択された基準)を満たし、式中「SCX」は「選択された基準X」を表す。
【0111】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、(例えば、ディスプレイ画面200のボタン220を選択することによって)以前に選択された基準要素を「閉じる」指示が選択されると、閉じる指示に対応する基準が非選択状態になる(ステップ1712)。したがって、特定されたビデオのセットは拡大し、ステップ1714において、残りの選択された基準要素を満たすが、非選択状態の基準要素は満たさないすべてのビデオを含む。
【0112】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、現在選択されているカテゴリ以外のカテゴリが選択されると、現在選択されているカテゴリに対応するウィンドウは、ステップ1708において閉じることができる(例えば、図8Bのウィンドウ814)。新しいウィンドウが提示され(例えば、図8Cのウィンドウ826)、新しく選択されたカテゴリに対応する選択可能な基準要素が、新しいウィンドウ内に表示される(ステップ1710)。選択可能な基準要素は、選択されると、結果として少なくとも1つの特定されるビデオを生じる基準要素を含み得る。つまり、新しく選択されたカテゴリにおける選択可能な基準要素は、当該基準要素および以前に選択された基準要素のすべてを満たす視聴可能なビデオがある場合に表示され得る。
【0113】
同様に、1704においてユーザが基準要素を選択すると、ステップ1706において、特定されるビデオの絞り込みと併せて、カテゴリにおける残りの選択可能な基準要素も削減され得る。つまり、特定されるビデオのセットを絞り込んだ後、選択可能な基準要素は、絞り込まれたセットに選択可能な基準要素も満たすビデオが存在しない場合、一覧から削除され得る。
【0114】
流れ図1700の別の実施形態においては、複数の基準要素を選択することにより、特定されるビデオのセットを拡大することができる。ユーザが初めてガイダンスアプリケーションに入ると、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1702において複数のカテゴリを表示することができる。例えば、カテゴリはジャンル、チャンネル、ショー、およびホットリストであり得る。さらに、カテゴリのうちの1つは、選択された段階にデフォルト設定することができ、カテゴリ内の基準要素のウィンドウが表示される。
【0115】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、選択されたカテゴリ内の基準要素が選択されると、ビデオのセットが特定され、各ビデオは(1)選択された基準要素または同一カテゴリの以前に選択された基準要素のいずれか、および(2)少なくとも1つの選択基準要素を有する他のカテゴリのそれぞれにおける少なくとも1つの選択された基準要素を満たす(ステップ1706)。ビデオのセットは拡大され、新しく選択された基準要素のみを満たし、カテゴリにおける以前に選択された基準要素のいずれも満たさないビデオを含み得る。例については、図9Aおよび9Cの列900Aおよび900Bに関する考察を参照されたい。そこでは、特定されるビデオのセットは139(図9Aの902)から627(図9Bの904)に拡大される。したがって、1つ以上のカテゴリから複数の基準要素が選択されると、特定されるビデオは、ブール式:
(SC1cat1 OR…OR SCNcat1)AND(SC1cat2 OR…OR
SCNcat2)…を満たし、式中「SCXcatY」は「カテゴリYにおいて選択された基準X」を表す。
【0116】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、(例えば、ディスプレイ画面200のボタン220を選択することによって)以前に選択された基準要素を「閉じる」指示が選択されると、閉じる指示に対応する基準は非選択状態になる(ステップ1712)。特定されたビデオのサブセットは、カテゴリにおける非選択基準のみを満たし、残りの選択された基準要素のいずれも満たさなかった場合があるため、そのサブセットにおけるビデオは、もはや特定されず、ユーザに提示されない(ステップ1714)。したがって、基準要素を非選択状態にすることにより、ビデオのセットを絞り込み、特定されるビデオの数を削減することができる。
【0117】
ステップ1704においてユーザ選択を受け取る際に、現在選択されているカテゴリ以外のカテゴリが選択されると、現在選択されているカテゴリに対応するウィンドウは、1708において閉じられる。新しいウィンドウは、図9Bのウィンドウ906等の新しく選択されたカテゴリの下に提示され、新しく選択されたカテゴリ(例えば、図9Bの908または910)に対応する選択可能な基準要素が、新しいウィンドウ内に表示され得る(ステップ1710)。選択可能な基準要素の一覧は、選択されると、少なくとも1つのビデオを戻す基準要素を含み得る。つまり、新しく選択されたカテゴリにおける選択可能な基準要素は、(1)選択可能な基準要素または同一カテゴリにおける任意の他の以前に選択された基準要素、および(2)少なくとも1つの選択された要素を有する残りのカテゴリのそれぞれにおける少なくとも1つの選択された基準要素を満たすデータベースにビデオがある場合に表示され得る。
【0118】
流れ図1700の別の実施形態においては、基準要素を選択する効果は、基準要素がどのカテゴリに属するかに依存し得る。例えば、一部のカテゴリ(例えば、ジャンル)における複数の基準要素を選択することにより、ステップ1706において、ガイダンスアプリケーションに、選択された基準要素のすべてを満たすビデオを特定させ得る。別のカテゴリ(例えば、チャンネルおよびショー)において複数の基準要素を選択することにより、ガイダンスアプリケーションに、選択された基準要素のいずれかを満たすビデオを特定させ得る。本質的に、この実施形態は、前述の2つの実施形態の組み合わせである。したがって、複数の基準要素が1つ以上のカテゴリから選択されると、特定されるビデオは、ブール式:
(SC1cat1OR…OR SCNcat1)AND(SC1cat2 AND…AND SCNcat2)…を満たし、式中「SCXcatY」は「カテゴリYにおいて選択される基準X」を表す。
【0119】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザによって入力されたキーワードを使用して、ビデオのセットを定義することもできる。図18は、1つ以上のキーワードの受け取りに続いて、ビデオおよび基準要素を提供するための例示的な流れ図1800を示す。ステップ1802において、1つ以上のキーワードが、メディアガイダンスアプリケーションによって受け取られる。ビデオのセットは、1つ以上のキーワードに基づいて、ステップ1804において特定される。セットは、図14に関連して上述される方策のいずれかに基づいて選択され得る。カテゴリ(例えば、図17のステップ1710から選択されるカテゴリ)の基準要素のセットは、ステップ1806において表示され得る。表示される基準要素は、ステップ1804において特定されるビデオのセットに適合するもののみを含み得る。その後ユーザは、流れ図1700に関連して説明される方策に基づいて、ビデオのセットを変更し続けることができる。
【0120】
上記は、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、オンラインメディアコンテンツを取得、分類、および配信するためのシステムおよび方法を説明する。本発明の上述の実施形態は、例示的な目的で提示され、限定を目的とするものではない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2013−80507(P2013−80507A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−281276(P2012−281276)
【出願日】平成24年12月25日(2012.12.25)
【分割の表示】特願2009−531461(P2009−531461)の分割
【原出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
2.Quicktime
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−281276(P2012−281276)
【出願日】平成24年12月25日(2012.12.25)
【分割の表示】特願2009−531461(P2009−531461)の分割
【原出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
2.Quicktime
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
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