説明

双方向メディアガイダンスアプリケーションシステムにおけるプレイリストおよびブックマーク

【課題】プレイリストトランスポートバーを提供するためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】プレイリストトランスポートバーは、ユーザーがプレイリストおよび特定のアセット内の再生位置を同時に確認できるような様態で、プレイリストのアセット(例、プログラム)を視覚的に示すオーバーレイを提供する。プレイリストトランスポートは、それぞれがプレイリスト内のアセットに対応するアセット領域と、再生位置に関する情報を提供することが可能な位置表示領域とを含むことが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、米国仮出願第60/667,870号(2005年4月1日出願)および同第60/658,270号(2005年3月2日出願)の利益を主張する。これら出願の開示は本明細書に完全に援用される。
【0002】
(発明の背景)
本発明は、双方向メディアガイダンスアプリケーションシステムにおいてプレイリストおよびブックマークを提供するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
プレイリストは既知であり、これを使用してアセット(例、テレビ番組、曲など)を再生する順序を決定することが可能である。本願明細書で定義されるように、アセットは、再生することが可能なあらゆるタイプのメディアのことである。当該のメディアには、全てのバリエーションのテレビメディア、音楽メディア、双方向ゲーム、および他のオーディオおよび/またはビデオメディアが挙げられる。アセットは、プレイリストに追加したり、プレイリストから削除したり、プレイリスト内で再編成したりすることが可能である。様々なユーザーインターフェースを提供して、ユーザーが当該の変更を行えるようにする。
【0004】
プレイリストは、複数のアセット、例えば、2つないし数百または数千に及ぶ類似した、または異なるタイプのアセットを含むことが可能である。したがって、各アセットの再生時間を合計するときに、プレイリスト全体を再生するに、実質的な時間の長さが必要である。プレイリストは複数のアセットを含むことが可能なので、ユーザーは、特定のプレイリスト内のアセットの再生に関連する情報の提供を望む場合がある。例えば、ユーザーは、プレイリストまたはアセットの再生中に、どのくらいの時間が経過したのか、またはプレイリストまたはアセットにどのくらいの時間が残っているのかを知りたい場合がある。既知のシステムでは、どのくらいの時間が経過したのかに関する情報を提供することが可能であり、所与のアセットに対してどのくらいの時間が残っているのかを表示することが可能であるが、これらのシステムでは、当該の情報の提供が1つの所与のアセットに制限され、さらに、プレイリスト内の位置感覚をユーザーに与える情報を同時に提供することができない。さらに、これらのシステムの一部は、当該の情報を表示するための全画面表示が必要であり、それによって、ユーザーは、プログラムおよびプレイリストに関連する情報を同時に見ることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、ユーザーが、プレイリストおよび特定のアセット内の再生位置を容易に確認できるような様態で情報を提供するためのシステムおよび方法を提供することが望ましい。
【0006】
また、プレイリストおよびブックマークに関連する機能のためのシステムおよび方法を提供することも望ましい。
【0007】
さらに、プレイリストおよびブックマーク機能へのアクセスを提供するVOD(Video On Demand:ビデオオンデマンド)プログラム情報画面を提供するためのシステムおよび方法を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の原則に従って、プレイリストトランスポートバーを提供するためのシステムおよび方法が提供される。前記プレイリストトランスポートバーは、ユーザーがプレイリストおよび特定のアセット内の再生位置を同時に確認できるような様態で、前記プレイリストのアセットを視覚的に示すオーバーレイを提供する。本願明細書で定義されるように、再生位置とは、(例えば、再生、一時停止、巻き戻し、早送り、次のアセットの先頭へのスキップなど)アクセスされる特定のアセットを含む、前記プレイリスト内の特定の位置に対応する位置である。例えば、プログラムが、アセット(例、VODプログラム)の中間点で一時停止された場合、前記再生位置は、そのアセットの前記中間点となる。別の例として、ユーザーが、プレイリストの合計5時間のプログラムの3時間目を見ている場合、前記再生位置は、(前記再生位置は、例えば、現在再生されているアセットに対して20分経過した位置となる可能性もあるが)プレイリスト内の全てのプログラムの3時間経過した時間位置となる。
【0009】
前記プレイリストトランスポートバーは、それぞれが前記プレイリスト内のアセットに対応する複数のアセット領域と、前記再生位置を表示する位置表示領域とを含むことが可能である。アセット領域が表示される様態は、複数の因子によって変化する場合がある。一実施態様では、前記プレイリスト内の各アセットのためのアセット領域を、前記プレイリストトランスポートバー内に表示することが可能である。前記手法では、前記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、各アセット領域の大きさを適切に設定して、前記プレイリストトランスポートバー内に適合させることが可能である。前記双方向メディアアプリケーションは、前記アセットの再生時間に関係なく、各アセット領域が同じサイズになるように割り当てることが可能である。別様には、前記双方向メディアアプリケーションは、前記プレイリストトランスポートバー内に提供された限られた表示空間を考慮しながら、前記プレイリスト内の他のアセットの再生時間に関連する再生時間に基づいて、各アセット領域にサイズを割り当てることが可能である。例えば、2時間の長さのアセットを、30分の長さのアセットよりも大きなサイズに割り当てることが可能である。
【0010】
別の実施態様では、前記プレイリストトランスポートバーは、プレイリストの全ての潜在的アセットに対応するアセット領域によって前記プレイリストトランスポートバーが飽和状態にならないように、限られた数のアセット領域を表示することが可能である。前記プレイリストトランスポートバー内に常に表示されるアセット領域の数を制限することによって、前記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、各表示領域に所定の最小量の空間を割り当てることができる。各領域に割り当てられた空間は、他の示されたアセットに対する特定のアセットの長さを正確に反映することが可能である。例えば、2時間のプログラムを、1時間のプログラムの2倍の長さであるアセット領域に表示させることが可能である。加えて、本実施態様では、前記プレイリスト内の前記再生位置を表示する情報を提供することが可能である。
【0011】
前記位置表示領域は、前記トランスポートバーに沿って移動し、前記プレイリストおよび/または特定のアセット内の再生位置に関連する情報を提供する、視覚的なインジケータとしての機能を果たすことが可能である。前記位置表示領域は、位置ニードルおよび情報領域を含むことが可能である。前記位置ニードルは、前記プレイリストおよび/または特定のアセット内の再生位置を視覚的に表示することが可能である。例えば、一実施態様では、前記位置ニードルは、特定のアセットおよび前記プレイリスト内の両方の前記再生位置を表示することが可能である。別の実施態様では、前記位置ニードルは、アセット内の位置だけを示すことが可能である。後者の実施態様では、前記情報領域は、前記プレイリスト内の前記再生位置に関する情報を提供することが可能である。前記情報領域は、現在アクセスしているアセットの経過時間、ユーザーがどのアクション(例、一時停止、早送り、再生再開など)を実行しているか、といった他の情報、またはプレイリスト内のアセットの再生に関連する他の情報を表示することが可能である。
【0012】
一実施態様では、ユーザーは、例えばリモート機器のカーソル矢印を使用して、前記位置表示領域を所望の位置に「ドラッグアンドドロップ」することが可能である。これによって、ユーザーは、前記位置表示領域を前記トランスポートバー上の任意の再生位置に手動で配置することができ、それによって、ユーザーに、特定の再生位置であらゆるアセットの再生を再開する能力を提供する。別の実施態様では、前記双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザーが、次のアセット領域にスキップできるようにする。これによって、ユーザーは、隣接するアセット領域の先頭にスキップさせることが可能となる。
【0013】
前記プレイリストトランスポートバーによって、ユーザーは、ハイライト領域を前記トランスポートバー内の様々な要素にナビゲートすることが可能となり、必要に応じて、ハイライトされた領域を選択することができるようになる。例えば、ユーザーは、前記アセット領域、前記位置表示領域、およびプレイリスト名領域のような前記トランスポートバーの他の領域に、ハイライト領域をナビゲートすることが可能である。前記トランスポートバーのどの要素がハイライトまたは選択されているかに基づいて、更なる情報またはメニューを表示することが可能である。
【0014】
前記プレイリストトランスポートバーによって、ユーザーがプレイリストを変更できるように特に専用化された双方向メディアガイダンスアプリケーションにアクセスせずに、ユーザーが前記プレイリストを変更(例、アセットの削除)することが可能となる。加えて、前記プレイリストトランスポートバーによって、ユーザーは、別のプレイリストに切り替えることが可能となり、それによって前記ユーザーは、異なるプレイリストのアセットを再生することが可能となる。
【0015】
他の実施態様では、プレイリストおよびブックマークに関連する機能を提供するシステムおよび方法を提供する。加えて、プレイリストおよびブックマーク機能へのアクセスを提供するVODプログラム情報画面を提供するシステムおよび方法も提供する。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
双方向メディアガイダンスアプリケーション(IMGA)を使用してプレイリストトランスポートバーを表示するための方法であって、
上記方法は、
プレイリストのためのプレイリストトランスポートバーを表示することを含み、
上記プレイリストトランスポートバーは、
複数のアセット領域であって、各アセット領域が上記プレイリスト内の1つのアセットに対応する、複数のアセット領域と、
上記プレイリスト内の再生位置の指示を提供する位置指示領域と
を備える、方法。
(項目2)
上記位置指示領域は、上記プレイリスト内の上記再生位置と上記プレイリスト内の上記複数のアセットのうちの1つとを示す、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記位置指示領域は、再生情報領域を備える、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記再生情報領域は、上記プレイリストの経過再生時間を表示する、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記再生情報領域は、上記複数のアセットのうちの1つのアセットの経過再生時間を表示する、項目3に記載の方法。
(項目6)
プレイリストプログレスバーにおいて、上記位置指示領域を別の位置へ移動させることと、
上記位置指示領域を移動させながら上記位置指示領域を表示することと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
上記位置指示領域の移動先の位置から上記プレイリスト内のアセットを再生することをさらに含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
移動することは、上記位置指示領域を早送りまたは巻き戻すことを含む、項目6に記載の方法。
(項目9)
上記位置指示領域を選択するためのコマンドを受信することと、
上記選択された位置指示領域を上記プレイリスト内の別の位置に移動させることと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
上記プレイリストトランスポートバーは、上記プレイリストの名前を表示する情報領域を備える、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記プレイリストトランスポートバーは、上記位置指示の位置に対応するアセットの名前を表示する情報領域を備える、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記プレイリストトランスポートバーは、上記プレイリスト内の全てのアセットの合計再生時間を表示する情報領域を備える、項目1に記載の方法。
(項目13)
上記プレイリストトランスポートバー内に表示される上記複数のアセット領域は、上記プレイリスト内の各アセットのためのアセット領域を含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
上記プレイリストトランスポートは、上記プレイリスト内の全てのアセットの合計再生時間の一部を表示し、上記プレイリストトランスポートバーは、上記プレイリスト内の少なくとも2つのアセットのためのアセット領域を含む、項目1に記載の方法。
(項目15)
上記表示されたアセット領域のうちの少なくとも1つは、上記表示されたアセット領域に対応するアセットのランレングスを表す、項目14に記載の方法。
(項目16)
上記プレイリストトランスポートバーにアクセスしながら異なるプレイリストをロードすることをユーザーに可能にすることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目17)
上記プレイリストトランスポートバーにアクセスしながら上記プレイリストを変更することをユーザーに可能にすることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目18)
上記プレイリストトランスポートバーは、現在再生されているアセットの一部をオーバーレイするオーバーレイとして表示される、項目1に記載の方法。
(項目19)
上記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向のテレビ番組ガイドである、項目1に記載の方法。
(項目20)
上記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインテレビ番組ガイドである、項目1に記載の方法。
(項目21)
上記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ウェブサイトである、項目1に記載の方法。
(項目22)
プレイリストトランスポートバーを表示するためのシステムであって、
上記システムは、プレイリストトランスポートバーを表示するように作用し、
上記トランスポートバーは、
複数のアセット領域であって、各アセット領域がプレイリスト内の1つのアセットに対応する、複数のアセット領域と、
上記プレイリスト内の再生位置の指示を提供する位置指示領域と
を備える、システム。
(項目23)
プレイリストトランスポートバーを表示するための方法であって、
プレイリストトランスポートバー内に少なくとも2つのアセット領域を表示することであって、各アセット領域がプレイリストの1つのアセットに対応する、ことと、
上記プレイリストトランスポートバー内に位置指示領域を表示することにより、上記プレイリスト内の再生位置の指示を提供することと
を含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本発明の一実施態様による、例示的な双方向メディアガイダンスシステムの図である。
【図2】図2は、本発明の一実施態様による、ユーザーにプレイリスト機能へのアクセスを提供するための「マイ プレイリスト」のオプションを有する、例示的なVODメニューを示す図である。
【図3】図3は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、図2のVODメニューから「マイ プレイリスト」のオプションを選択したときに表示されうる、例示的なプレイリスト未設定オーバーレイを示す図である。
【図4】図4は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、図3の「プレイリスト未設定」オーバーレイ上で「プレイリストを設定する」ボタンを選択したときに表示されうる例示的な画面を示す図である。
【図5】図5は、本発明の一実施態様による、例示的なプレイリストのリストを示す図である。
【図6】図6は、本発明の一実施態様による、ハイライトされたプログラムを示すプログラム画面を有する、例示的なプレイリストを示す図である。
【図7】図7は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリスト内のプログラムの順序を変更することができるオプションを示すプログラム画面を有する、例示的なプレイリストを示す図である。
【図8】図8は、本発明の一実施態様による、チェックボックスにナビゲートすることができるハイライト領域を示すプログラム画面を有する、例示的なプレイリストを示す図である。
【図9】図9は、本発明の一実施態様による、図8のチェックボックスが、選択されたチェックボックスに関連するプログラムをプレイリストから削除することを示すように選択できることを示すプログラム画面を有する例示的なプレイリストを示す図である。
【図10】図10は、本発明の一実施態様による、例示的なキーボードオーバーレイを示す図である。
【図11】図11は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストのリストから1つのプレイリストを選択することができるようにする、例示的なオーバーレイを示す図である。
【図12】図12は、本発明の一実施態様による、更なるプレイリストを作成できないことをユーザーに通知する、例示的なオーバーレイを示す図である。
【図13】図13は、本発明の一実施態様による、更なるプログラムをプレイリストに追加できないことをユーザーに通知する例示的なオーバーレイを示す図である。
【図14】図14は、本発明の一実施態様による、プレイリストへのプログラムの追加が成功したことを示す、例示的なオーバーレイを示す図である。
【図15】図15は、本発明の一実施態様による、ユーザーに様々な削除オプションを提供する、例示的なオーバーレイを示す図である。
【図16】図16は、本発明の一実施態様による、プレイリストの削除を確認する、例示的なオーバーレイを示す図である。
【図17】図17は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、ロックアクションアイコンを選択したときに表示されうる、例示的なオーバーレイを示す図である。
【図18】図18は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、検索アクションアイコンを選択したときに表示されうる、例示的な検索画面を示す図である。
【図19】図19は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、検索アクションアイコンを選択したときに提供されうる、別の検索画面を示す図である。
【図20】図20は、本発明の一実施態様によって表示されうる、全てのプログラムの消去を確認するオーバーレイを示す図である。
【図21】図21は、本発明の一実施態様による、VODプログラムを確認する表示の例示的なブックマークを示す図である。
【図22】図22は、本発明の一実施態様によって表示されうる、例示的な以前にブックマーク済み確認オーバーレイを示す図である。
【図23】図23は、本発明の一実施態様による、例示的な保存プログラムのリスト画面を示す図である。
【図24】図24は、本発明の一実施態様による、別の例示的な保存プログラムのリスト画面を示す図である。
【図25】図25は、本発明の一実施態様による、例示的なビデオの削除確認オーバーレイを示す図である。
【図26】図26は、本発明の一実施態様による、プログラムを再生するための例示的なトランスポートバーを示す図である。
【図27】図27は、本発明の一実施態様による、プログラムを再生するための別の例示的なトランスポートバーを示す図である。
【図28】図28は、本発明の一実施態様による、プレイリスト内の各アセットの領域を示す、例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図29】図29は、本発明の一実施態様による、表示される領域の数が制限された例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図30】図30は、本発明の一実施態様による、図29のプレイリストトランスポートバーの一例を示す図である。
【図31】図31は、本発明の一実施態様による、プレイリストトランスポートツールバーを示すユーザーが、プレイリスト内のアセットの再生に影響するコマンドを実行しているときに表示されうる、プレイリストトランスポートツールバーを示す図である。
【図32】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図33】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図34A】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図34B】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図35A】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図35B】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図36】図32は、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。
【図37】図37は、本発明の一実施態様による、プレイリストトランスポートバーを表示する例示的ステップのフローチャートである。
【図38】図38は、本発明の一実施態様によって表示されうる、例示的なVODプログラム情報画面を示す図である。
【図39】図39は、本発明の一実施態様によって表示されうる、別の例示的なVODプログラム情報画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の上述の機能および他の機能、その性質および様々な利点は、添付図面とともに以下の詳細な説明を考察することによってより明らかになろう。
【0018】
本文書は、5つの主要な節に分けられる。第I節では、本発明の様々な実施態様による、双方向メディアガイダンスアプリケーションシステムのための例示的なシステムアーキテクチャについて説明する。第II節では、本発明の様々な実施態様による、プレイリスト関連の機能について説明する。第III節では、本発明の様々な実施態様による、ブックマーク関連の機能について説明する。第IV節では、本発明の様々な実施態様による、プレイリストからプログラムを再生するための例示的なトランスポートバーについて説明する。第V節では、本発明の様々な実施態様による、プレイリストおよびブックマーク機能へのアクセスを提供するための例示的なVODプログラム情報画面について説明する。
【0019】
(第I節 例示的なシステムアーキテクチャ)
本発明の原理による例示的な双方向メディアシステムを図1に示す。ユーザー機器10は、通信経路22を通じてメディアソース20からコンテンツを信号の形態で受信する。
【0020】
メディアソース20は、例えば、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星テレビ配信設備、テレビ放送設備、またはコンテンツを発生または配信するためのあらゆる他の好適な設備のような、あらゆる好適なソースとすることが可能である。メディアソース20は、例えば、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、または他のあらゆる好適な有線または無線経路を含む、あらゆる好適な通信経路22を通じて信号を送信するように構成することが可能である。信号は、例えば、テレビ番組、インターネット、音楽、ニュース、テレビ番組のリスト、またはあらゆる他の好適なメディアのような、あらゆる好適なコンテンツを担送することが可能である。
【0021】
VODサーバー26は、オンデマンドプログラム、および関連するVODプログラムデータ(例えば、VODのタイトル、VODの説明、VODの価格(該当する場合)、VODの表示ウィンドウデータ、および他のVODメタデータ)を提供する。VODサーバー26は、プログラムデータのデータベース28への格納およびそこからの取り込みを行う。後述するように、VODサーバー26は、いくつかの実施態様では、ユーザー機器10のユーザーのために、プレイリストおよび保存したプログラムリストもデータベース28内に格納する。VODサーバー26は、通信経路22を通じてユーザー機器10とメッセージおよびメディアの交換を行うが、他の実施態様では、別個の経路(図示せず)を通じて通信を行うことが可能である。VODサーバー26は、例えば、ケーブルシステムのヘッドエンド内に常駐することが可能である。必要に応じて、VODサーバーは、メディアソースとすることも可能である。
【0022】
ユーザー機器10には、例えば、コンピュータ機器(例えばテレビカードを備えたパーソナルコンピュータ(PCTV))、テレビ装置、またはあらゆる他の好適な装置を含む、あらゆる好適な装置が挙げられる。テレビ装置には、テレビ、セットトップボックス、記録機器、ビデオプレーヤ、ユーザー入力デバイス(例、リモートコントロール、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチ画面、音声認識インターフェースなど)、または以下の様々な実施態様において説明する機能を有する双方向テレビエクスペリエンスの提供に好適なあらゆる他の機器が挙げられる。図1の例では、ユーザー機器10は、少なくとも制御回路18、表示装置12および記録機器14、およびユーザー入力機器16を含み、別個の機器または単一の機器として実装することが可能である。双方向メディアガイダンスアプリケーションを実装して、経路22を通じてメディアソース20によって送信されたコンテンツを表示装置12上に表示し、双方向メディアガイダンスアプリケーション機能を提供することが可能である。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザーにVODコンテンツおよびVODサーバー26からのVODデータへのアクセスを提供することも可能である。
【0023】
記録機器14は、個人用ビデオレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR)、ビデオカセットレコーダ(VCR)、DVDレコーダ、またはあらゆる他の好適なビデオレコーダのうちのいずれかとすることが可能である。記録機器14は、1つ以上のチューナを含むことが可能である。記録機器14は、ユーザー機器10上に常駐する双方向メディアガイダンスアプリケーションの制御下でプログラムを記録することが可能である。
【0024】
表示装置140は、例えば、テレビ用モニターおよびコンピュータ用モニターを含む、あらゆる好適な機器とすることが可能である。表示装置140は、オーディオ出力を提供するように構成することも可能である。
【0025】
ユーザー機器は、双方向プログラムガイドアプリケーションのような、ユーザーの命令を受信して、双方向メディアガイダンスアプリケーションの操作を行うように構成された制御回路18を含むことが可能である。制御回路18は、1つ以上のチューナ(例、アナログまたはデジタルチューナ)、デコーダ(例、MPEGデコーダ)プロセッサ、メモリ(例、RAMおよびハードディスク)、通信回路(例、VODサーバー26との双方向通信のためのケーブルモデム回路)、入出力回路(例、グラフィックス回路)、およびユーザー機器10の様々な機器への接続、ならびにアナログまたはデジタルテレビ番組、プログラムの記録、および双方向メディアガイダンス機能を提供するためのあらゆる他の好適な構成要素を含むことが可能である。制御回路18は、メモリからの双方向メディアガイダンスアプリケーションの命令を実行するように構成することが可能である。一実施態様では、制御回路18は、例えば、記録機器14、ディスプレイ12、またはあらゆる他の機器(例、セットトップボックス、テレビ、ビデオプレーヤなど)の一部のような、ユーザー機器10の機器のうちの1つの部分として含むことが可能である。
【0026】
ユーザー機器10は、1つ以上のデータソース24から双方向メディアガイダンスアプリケーションデータを受信することが可能である。データソース24の数は、双方向メディアガイダンスアプリケーションの数に依存することが可能である。例えば、1つのデータソース24が、非オンデマンドアセット(例、非ペイパービューおよびペイパービュー方式のテレビ番組)のための双方向メディアガイダンスデータを提供し、他のデータソースがホームショッピングアプリケーションデータのためのデータを提供することが可能である。いくつかの実施態様では、VODデータ(例、VODプログラム)およびプログラムガイドデータを、データソース24によってユーザー機器10に提供することが可能である。このような実施態様では、VODサーバー26は、さらにVODコンテンツを提供することが可能である。
【0027】
いくつかの実施態様では、データソース24は、好適なクライアント/サーバー手法を使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションにデータを提供することが可能である。データソースごとに1つのサーバーを存在させるか、または、いくつかの実施態様では、単一のサーバーが、ユーザー機器10と様々なデータソース24との間のプロキシとして通信することが可能である。
【0028】
下述するプレイリストおよびブックマーク機能は、ユーザー機器10が、双方向テレビ番組ガイドのような双方向メディアガイダンスアプリケーションを提供する実施態様において提供されるものとされる。このような実施態様では、ユーザー機器10は、モトローラDCTシリーズのセットトップボックスを含むことが可能である。プログラムガイド命令は、制御回路18によって実行される(図1)。プログラムガイドデータは、データソース24から受信して、制御回路18によって格納される。制御回路18は、表示装置12上にプログラムガイド画面を表示するときに、プログラムガイド命令を実行し、メモリからプログラムガイドデータを取り込む。表示は、リモートコントロールのような入力機器16によって受信されるユーザーの命令に応えて提供することが可能である。
【0029】
これらの実施態様では、プログラムガイドは、ベンダー固有のVODサーバー26と通信するための拡張機能によってプログラムすることが可能である。プログラムガイド拡張機能は、VODサーバー26からVODデータをリクエストするための、およびVODサーバー26からのコンテンツにアクセスするためのベンダー固有のコードを含むことが可能な、VODベンダー固有のオブジェクトを呼び出すことが可能である。VODサーバー26は、例えば、プレイリストおよび保存プログラムリストデータのような双方向メディアガイダンスアプリケーションによって提供される、いくつかの機能のためのデータを格納することが可能である。
【0030】
明確にするために、以下の説明では、双方向メディアガイダンスアプリケーションが、双方向のテレビ番組ガイドまたは双方向テレビアプリケーションである一実施態様を説明する場合がある。しかし、以下の説明および述べられる機能は、例えば、オンラインプログラムガイドまたはウェブサイトのようなあらゆる双方向メディアガイダンスアプリケーションに適用することが可能であるものと理解されよう。
【0031】
(第II節 プレイリスト)
本発明のいくつかの実施態様は、プレイリストを作成および管理するための機能を提供する。プレイリストとは、双方向テレビアプリケーションがユーザーに対して逐次的に再生するプログラムのリストである。ユーザーは、プレイリスト内に含めるための1つ以上のプログラムを選択することが可能である。プレイリストの作成後、ユーザーは、再生するプレイリストを選択することが可能である。プレイリスト内の各プログラムは、ユーザーに対して順々に適時に再生される。いくつかの実施態様では、一時停止、停止、早送り、および巻き戻しのようなリアルタイムの機能を提供して、ユーザーが、プレイリスト内のプログラムの再生を制御できるようにすることが可能である。いくつかの実施態様では、双方向アプリケーションは、プレイリスト内に含めるためのプログラムを推奨するか、または予め作成したプレイリストを提供することが可能である。
【0032】
ユーザーが、双方向テレビ番組ガイド(IPG:Interactive television Program Guide)を使用して、無料VODプログラムのプレイリストを作成および管理する一実施態様における、例示的な一組のプレイリスト機能を下述する。これは例示のためだけであるので、当該の機能は、プレイリストが他のタイプのプログラム(例、記録されたプログラム(例、図1の記録機器14に記録されたプログラム)および有料のオンデマンドプログラム)を含み、双方向テレビアプリケーションがIPGではない実施態様に組み込むことが可能である。
【0033】
下記の図2は、ユーザーにプレイリスト機能へのアクセスを提供するための「マイ プレイリスト(MY PLAYLISTS)」のオプションを有する、例示的なVODメニューを示す図である。他の実施態様では、ユーザーは、例えば、IPGメインメニューまたはVODプログラム情報画面(下記第V節を参照のこと)のような他のメニューまたは表示から、プレイリストの機能にアクセスすることが可能である。このレイアウトでは、VODメニューは、ビデオクリップのためのバーカーウィンドウ(barker window)を含む。
【0034】
図3は、ユーザーが、図2のVODメニューからマイ プレイリスト、または他のIPGメニューまたは画面を選択したとき、およびプレイリストが作成されていないときに表示されうる、例示的なプレイリスト未設定オーバーレイを示す図である。表1および2は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0035】
【表1】

【0036】
【表2−1】

【0037】
【表2−2】

図4は、ユーザーが、図3のプレイリスト未設定オーバーレイ上の「プレイリストを設定する(SET UP PLAYLIST)」ボタンを選択したとき、プレイリストのリスト上の追加アイコンを選択したとき、またはプログラムを含まない既存のプレイリストにアクセスしたときに表示されうる例示的な画面を示す図である。デフォルトのプレイリスト画面は、プレイリストが空のときにそのプレイリストのデフォルトの情報を示す。表3乃至9は、当該の画面の提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0038】
【表3】

【0039】
【表4−1】

【0040】
【表4−2】

【0041】
【表5】

【0042】
【表6−1】

【0043】
【表6−2】

【0044】
【表6−3】

【0045】
【表7−1】

【0046】
【表7−2】

【0047】
【表8】

【0048】
【表9】

図5は、例示的なプレイリストのリストを示す図である。プレイリストのリストは、ユーザーの現在のプレイリストを表示する。これは、ユーザーが、VODメインメニュー、他のメニューまたは画面から「マイ プレイリスト」を選択し、1つ以上のプレイリストがすでに作成されているときに表示される。この画面から、プレイリストを追加してアクセスすることができる。表10乃至17は、当該の画面の提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0049】
【表10】

【0050】
【表11】

【0051】
【表12】

【0052】
【表13−1】

【0053】
【表13−2】

【0054】
【表14−1】

【0055】
【表14−2】

【0056】
【表14−3】

【0057】
【表14−4】

【0058】
【表15−1】

【0059】
【表15−2】

【0060】
【表16】

【0061】
【表17−1】

【0062】
【表17−2】

図6乃至9は、ユーザーが、プレイリストのリストからプレイリストを選択し、そのプレイリストが1つ以上のプログラムを含むか、またはユーザーが、プレイリスト選択オーバーレイ上の追加アクションアイコンを選択したときに表示されうる、例示的なプログラムを有するプレイリスト画面を示す図である。表18乃至25は、当該の画面の提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0063】
【表18−1】

【0064】
【表18−2】

【0065】
【表19−1】

【0066】
【表19−2】

【0067】
【表20】

【0068】
【表21−1】

【0069】
【表21−2】

【0070】
【表22−1】

【0071】
【表22−2】

【0072】
【表22−3】

【0073】
【表22−4】

【0074】
【表22−5】

【0075】
【表22−6】

【0076】
【表23】

【0077】
【表24】

【0078】
【表25】

図10は、例示的なキーボードオーバーレイを示す図である。表26および27は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0079】
【表26−1】

【0080】
【表26−2】

【0081】
【表27−1】

【0082】
【表27−2】

【0083】
【表27−3】

【0084】
【表27−4】

【0085】
【表27−5】

図11は、ユーザーが、VODプログラム情報画面上のプレイリストへの追加アイコンを選択したときに表示されうる例示的なプレイリスト選択オーバーレイを示す図である。ユーザーは、プログラムが追加されるプレイリストを選択する。表28乃至34は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0086】
【表28】

【0087】
【表29−1】

【0088】
【表29−2】

【0089】
【表30−1】

【0090】
【表30−2】

【0091】
【表31−1】

【0092】
【表31−2】

【0093】
【表31−3】

【0094】
【表31−4】

【0095】
【表32】

【0096】
【表33−1】

【0097】
【表33−2】

【0098】
【表34】

図12は、例示的な最大プレイリスト数オーバーレイを示す。最大プレイリスト数オーバーレイは、最大数のプレイリスト(例、24)が作成され、ユーザーが、新しいプレイリストの追加をリクエストしたときに表示することが可能である。表35は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0099】
【表35】

図13は、例示的な最大プログラム数通知を示す。本通知は、ユーザーが、すでに最大数のプログラムを含むプレイリストに、プログラムを追加しようとしたときに表示することが可能である。表36は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0100】
【表36】

図14は、例示的な追加済みプログラムオーバーレイを示す図である。追加済みプログラムオーバーレイは、ガイドが、プレイリストへのプログラムの追加に成功したときに表示することが可能である。表37および38は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0101】
【表37】

【0102】
【表38】

図15は、例示的なプレイリスト削除オプションオーバーレイを示す図である。プレイリスト削除オプションオーバーレイは、ユーザーが、プログラムを有するプレイリスト画面上で削除アクションアイコンを選択したときに表示することが可能である。表39および40は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0103】
【表39】

【0104】
【表40】

図16は、ユーザーが、デフォルトのプレイリスト画面上の削除アイコンを選択するか、またはプレイリスト削除オプションオーバーレイ上のプレイリスト全体を削除するオプションを選択したときに表示されうる、例示的なプレイリスト削除オーバーレイを示す図である。表41および42は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0105】
【表41】

【0106】
【表42】

図17は、ユーザーが、デフォルトのプレイリスト画面またはプログラムを有するプレイリスト上でロックアクションアイコンを選択して、PINロック入力オーバーレイ上で適切なPINを入力したときに表示されうる、例示的なオーバーレイを示す図である。プレイリストがロックされている場合、適切なPINのない人は誰もプレイリストにアクセスして再生、編集、または削除を行うことができない。表43および44は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0107】
【表43】

【0108】
【表44−1】

【0109】
【表44−2】

図18および19は、ユーザーが、デフォルトのプレイリスト画面またはプログラムを有するプレイリスト画面上の検索アクションアイコンを選択したときに表示されうる、例示的なプレイリスト検索画面を示す図である。これらの画面は、プレイリストに追加して利用可能な無料VODリストの検索結果を含む。表45乃至50は、当該の画面の提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0110】
【表45−1】

【0111】
【表45−2】

【0112】
【表46】

【0113】
【表47−1】

【0114】
【表47−2】

【0115】
【表47−3】

【0116】
【表47−4】

【0117】
【表48】

【0118】
【表49】

【0119】
【表50】

図20は、ユーザーが、プレイリスト選択スクリーン上の削除アクションアイコンを選択したときに表示されうる、例示的な全プログラム消去確認オーバーレイを示す図である。表51および52は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0120】
【表51】

【0121】
【表52】

(第III節 ブックマーク)
ブックマーク機能によって、ユーザーは、複合のブックマーク済み/中断中プログラムリスト(本願明細書では、集合的に保存プログラムリストと称する)内のあらゆるプログラムを保存することができる。下述の実施態様では、オンデマンドプログラムだけを含む。他の実施態様では、非オンデマンドプログラムを含むことが可能である。
【0122】
本実施態様では、常に無料であるか、加入によって無料となるか、または購入が必要であるかどうかに関わらず、あらゆるオンデマンドプログラムをブックマークすることができる。ユーザーは、例えばオンデマンドプログラム情報画面からブックマークアイコンを選択することが可能である。
【0123】
図21は、ユーザーが、VODプログラム情報画面内のブックマークアイコンを選択し、プログラムがまだブックマークされていないときに表示されうる、例示的なVODプログラムブックマーク確認オーバーレイを示す図である。表53乃至55は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0124】
【表53】

【0125】
【表54−1】

【0126】
【表54−2】

【0127】
【表55】

図22は、ユーザーが、すでにブックマークされたプログラムに対して、VODプログラム情報画面上のブックマークアイコンを選択したときに表示されうる、例示的なブックマーク済み確認オーバーレイを示す図である。表56乃至58は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0128】
【表56】

【0129】
【表57】

【0130】
【表58】

図23および24は、ユーザーが、オンデマンドプログラム情報画面上の購入または視聴アイコンを選択した後にブックマークしたか、または中断したプログラムのリストを含む、例示的な保存プログラムリスト画面を示す図である。VODサーバー26(図1)は、画面上で保存プログラムに対するカテゴリを定義することによって、オンデマンドメインメニューまたはVRN画面を介して、保存プログラムリスト画面へのリンクを提供することが可能である。ユーザーは、本スクリーンから、保存プログラムのオンデマンド情報画面にアクセスして、プログラムの視聴を開始または再開することができる。表59乃至65は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0131】
【表59−1】

【0132】
【表59−2】

【0133】
【表59−3】

【0134】
【表60−1】

【0135】
【表60−2】

【0136】
【表61−1】

【0137】
【表61−2】

【0138】
【表61−3】

【0139】
【表62−1】

【0140】
【表62−2】

【0141】
【表62−3】

【0142】
【表62−4】

【0143】
【表63】

【0144】
【表64−1】

【0145】
【表64−2】

【0146】
【表65−1】

【0147】
【表65−2】

視聴者が、ビデオを保存プログラムリスト画面から削除することを選択したとき、ガイドは、操作が行われようとしていることを説明し、進行前の確認をリクエストする確認オーバーレイを表示することが可能である。図25は、例示的なビデオ削除確認オーバーレイを示す図である。表66は、当該のオーバーレイの提供に関連して、IPGおよび/またはVODサーバー26の例示的な動作を記述したものである。
【0148】
削除確認オーバーレイに関して、「レンタルを削除する(DELETE RENTAL)」オプションを「YES」オプションとも称し、「レンタルを削除しない(DONT DELETE RENTAL)」オプションを「NO」オプションとも称する。
【0149】
【表66−1】

【0150】
【表66−2】

(第IV節 例示的なプレイリストトランスポートバー)
本発明によるプレイリストトランスポートバーは、ユーザーが、容易にプレイリスト内および特定のアセット内の再生位置を得られるような様態で、プレイリストのアセットを視覚的に示すオーバーレイを提供する。
【0151】
プレイリストトランスポートバーは、複数の異なるユーザー入力に応えて表示することが可能である。例えば、ユーザー入力装置は、押したときにプレイリストトランスポートバーを表示させる、プレイリストトランスポートバーボタンを有することが可能である。トランスポートバーは、再びボタンを押したときに閉じることが可能である。プレイリストトランスポートバーは、ユーザーが、アセットの再生に影響する停止、一時停止、早送り、巻き戻し、再生、再開、または他のあらゆるコマンドを発行したときに表示することが可能である。例えば、プレイリストトランスポートバーを、一時停止または停止コマンドに応えて、所定の時間表示することが可能である。所定の時間が経過した後に、双方向メディアアプリケーションを、一時停止または停止したメディアの代わりに他のコンテンツと置き換えて、焼き付きを防ぐことが可能である。別の例として、ユーザーが、早送りまたは巻き戻しコマンドを発行している間に、プレイリストトランスポートバーを表示することが可能である。ユーザーが、プレイリスト内のアセットの再生を再開したときに、プレイリストトランスポートツールバーを、それが画面から取り除かれる前に、所定の時間表示することが可能である。さらに別の例では、ユーザーが、トランスポートバーの様々な要素の間でナビゲートしているときに、プレイリストトランスポートバーを表示することが可能である図32乃至36を参照して以下に詳述する)。
【0152】
図26および27は、プレイリストの再生アセットのための例示的なトランスポートバーを示す図である。図26は、ユーザーが(例えば、図6乃至9の再開または再起動アイコンを選択することによって)プレイリストからプログラムを再生し始めたときに、双方向テレビアプリケーション(例、IPG)を画面2600上に表示することが可能な、例示的なトランスポートバー2602を示す図である。
【0153】
図27は、本発明の一実施態様による、ユーザーが再生を一時停止したときに表示されうる、例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。いくつかの実施態様では、ユーザーは、再生を停止することが可能であり、これによって、例示的なプレイリストトランスポートバーを表示させることが可能である。他の実施態様では、双方向テレビアプリケーションは、プレイリストが所定の時間一時停止された後に、自動的に再生を停止することが可能である。ユーザーは、例えば、図6乃至9の再開アイコンを選択して、またはリモート機器の再生ボタンを押すことによって、一時停止または停止したプログラムの再生を再開することができる。
【0154】
プレイリストトランスポートバー2602は、現在再生中のプログラムのタイトル(ここでは、ロスト・エピソード2)、プレイリスト名(ここでは、ジェーンのプレイリスト)、およびプレイリスト全体のプログラムの合計時間(ここでは、4:54)のような情報を表示することが可能である。プレイリストトランスポートバー2602は、位置表示領域2610と、アセット領域2622、2624、および2626とを含むことが可能である。
【0155】
位置表示領域2610は、再生位置の視覚的なインジケータを提供し、位置ニードル2612および情報領域2614を含むことが可能である。位置ニードル2612は、アセット領域の内の1つの部分をオーバーレイしているグラフィックオブジェクト(例、縦型バー)とすることが可能である。図26に示されるように、位置ニードル2612は、アセット領域2622の先頭にあって、またこの特定の実施態様では、プレイリストの先頭に示される。特定のアセットが再生されると、位置表示領域2610は、そのアセットに対応するアセット領域を通じて、左から右に進むことが可能であり、プレイリストから複数のアセットが再生されると、位置表示領域2610は、1つのアセット領域を通じて進み、次いで、次のアセット領域を通じて進むことが可能である。
【0156】
情報領域2614は、例えば、現在再生中のアセットの経過時間、現在再生中のアセットの残り時間、プレイリストの再生の経過時間、プレイリスト内の残りの再生時間、またはこれらのあらゆる組み合わせを示す時間情報を表示することが可能である。前記経過時間は、プレイリスト内のアセットの通常速度での連続的な再生にかかる時間を示すものであることに留意されたい。したがって、ユーザーがアセットを早送りまたはスキップした場合、情報領域2614内に表示される時間は、通常の連続的な速度で新しい再生位置に到達するのにかかる時間を示す。しかし、上述したものに対する別の実施態様では、プレイリスト内のアセットにアクセス(例、視聴する)のに要する実際の時間が表示されるものと理解されたい。情報領域2614はまた、再生アクションインジケータを含み、ここでは再生インジケータとして示される。再生アクションインジケータを、プレイリストの再生を一時停止しながら一時停止インジケータに、プレイリストを逆方向に再生しながら逆再生インジケータに、プレイリストを早送りしながら早送りインジケータに、また、プレイリストを巻き戻しながら巻き戻しインジケータに変化させることが可能である。必要に応じて、異なる速度の再生、逆再生、巻き戻し、および早送りに、異なるインジケータを使用することが可能である。
【0157】
アセットの再生を進めるときに、位置ニードル2612および情報領域2614の両方を同時に移動させることが可能である。これは図27に示され、図では、2時間56分のプログラムを再生していても、位置ニードル2712および情報領域2714が互いに連結されて示されている。他の実施態様では、情報領域は一定の位置(例、トランスポートツールバーの左端側)にとどまり、一方で、位置ニードルはプレイリスト内のプログラムの再生に伴って進むものと理解されたい。他の実施態様では、位置ニードルおよび情報領域を固定したままにして、再生の進行とともにアセット領域を左へ移動させる。
【0158】
以下図26を参照する。アセット領域2622、2624、および2626のそれぞれは、プレイリスト(例、ジェーンのプレイリスト)内のアセット(例、プログラム)に対応することが可能である。例えば、アセット領域2622は、プレイリスト内の最初のアセット(例、画面2600上で再生されているように示されるロスト・エピソード2)に対応することが可能である。アセット領域2624は、再生されるプレイリスト内の次のアセット(例、メン・イン・ブラック)に対応することが可能であり、アセット領域2626は、アセット領域2624に対応するアセットに続くアセットに対応することが可能である。
【0159】
アセット領域の表示に関しては、複数の異なる手法を用いることが可能である。アセット領域は、長方形の形態で表示することが可能であり、その領域は端と端がつなげられ、1つのアセット領域が終わり、別の領域が始まることを明確に示すように明確に描写される。さらに、その領域は、特定の属性(例、色またはハイライト)を示して、1つの領域を他の領域からさらに区別することが可能である。例えば、現在再生中の領域を他の領域とは異なる色にすることが可能である。別の例として、その領域を着色して、アセットのテーマまたはジャンルを示すことが可能である。領域を示す多数の様々な方法を行うことが可能であり、当該の表示技術はデザインの選択によるところが大きいことを理解されたい。したがって、本願明細書において特に述べられなかった様々な表示技術(例、アセット領域の形状、色彩、およびハイライトなど)を、プレイリストトランスポートバーに適用することが可能である。
【0160】
図26は、プレイリストトランスポート制御バーを含む、当該の表示画面の一例に過ぎない。他の好適な機構を用いることが可能である。例えば、アセットタイトル、チャネル、他の好適なプログラム関連の情報、広告、ロゴ、またはそれらのあらゆる組み合わせのような情報を、プレイリストトランスポートバー内に、またはこれに関連付けて表示することが可能である。
【0161】
所与の時間にプレイリスト内に表示させるアセット領域の数、および表示されたアセット領域のそれぞれが占める空間の決定において、複数の異なる手法を実践することが可能である。図28は、プレイリスト内の各アセットのアセット領域を示す、例示的なプレイリストトランスポートバー2802を示す図である。本手法は、プレイリストトランスポートバー2802がプレイリスト全体の代表的な領域を含むようにするものである。したがって、ユーザーがプレイリストトランスポートバー2802を見たときに、そのユーザーは、プレイリストの再生がどのくらい進んだのかを即座に判断することができる。
【0162】
プレイリストが、例えば5つのアセットを含む場合、プレイリストトランスポートバーは、それら5つのアセットに対応する5つのアセット領域を表示する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、プレイリスト内の各アセットに対する領域を同時に表示するために、各アセット領域に適切なサイズを割り当て、オプションで、各アセットのランレングスのような因子を考慮することが可能である。図に示されるように、プレイリストトランスポートバー2802は、5つの領域2821、2822、2823、2824、および2825を含み、それぞれの領域は、それらの相対的な長さに基づいて割り当てられた空間である。例えば、アセット領域2822、2823、および2825が30分の番組を示し、アセット領域2821が1時間の番組を示し、アセット領域2824が2時間の番組を示すことが可能である。
【0163】
図29は、プレイリストの全ての潜在的アセットに対応する領域によってトランスポートバー2902を飽和させないように、表示される領域の数を制限し、それによって、ユーザーが、迅速かつ容易に異なる領域の区別を潜在的に難しくする、例示的なプレイリストトランスポートバー2902を示す図である。本手法では、比較的少ない数(例、2乃至6)の領域をプレイリストトランスポートバー内に表示することが可能である。このように、プレイリストが多数のアセットを含む場合、プレイリストトランスポートバー2902は、例えば、現在再生中の領域を中心とする領域のような、2、3の領域だけを表示することが可能である。
【0164】
さらに、プレイリストトランスポートバー2902内に表示される領域の数を常に制限することによって、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、表示された領域のそれぞれに、適切な所定の最小空間を割り当てることができる。図29では、プレイリストトランスポートバー2902は、9時間45分のプログラムを有するプレイリストに対応しているが、例えば4時間のプログラムだけしか常に表示することができない。例えば、領域2921および2923は、1時間のプログラムを表示することが可能であり、領域2922は、2時間のプログラムを表示することが可能である。図に示されるように、各領域に正確に割り当てられる間隔は、他の示されたアセットに対して特定のアセットの長さを反映する。すなわち、領域2922(2時間のアセット)は、領域2921(1時間のアセット)のほぼ2倍を占める。
【0165】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、プレイリストトランスポートバーの中央に現在再生中の領域2922を配置し、他の領域またはその位置を現在再生中の領域の両側に配置することが可能である。図29では、位置表示領域2910は、領域2922に置かれており、領域2922に対応するアセットが再生されていることを示す。領域2922が現在の領域であるので、領域2921をその前に配置し、領域2923をその後に配置することが可能である。位置表示領域2910が領域2923へ進むとき、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、プレイリストトランスポートバー2902の中央に領域2923を配置することが可能であり、その結果、図30のプレイリストトランスポートバー2904となる。図30は、中央付近に配置された領域2923であって、領域2923の左側に位置する領域2922の一部、および領域2923の右側に位置する領域2924および2925を有する領域を示す図である。領域2922によって示されるように、表示の始めまたは終わりの領域を省略し、割り当てられた長さの一部だけを示すことが可能である。いくつかの実施態様では、省略されたアセット領域は、例えば辺縁または矢印型の端部によって、アセット領域全体とは別に表示することが可能である。
【0166】
図29および30を参照して述べられる実施態様のように、プレイリストトランスポートバーは、所定の最大時間数だけプログラムを表示することが可能である。したがって、プレイリスト内のプログラムの時間数が、常に表示できる時間数を超えた場合、プレイリストトランスポートバーは、常に表示できる時間数を合計した、領域またはその部分だけを表示することが可能である。プレイリスト全体の長さが画面に表示されない実施態様では、プレイリストトランスポートバーの始めおよび/または終わりにインジケータを示して、ユーザーに更なるアセットが利用可能であることを通知することが可能である。例えば、矢印または省略記号を使用して、表示されたアセット領域の前に、またはその後ろに更なるアセットを示すことが可能である。
【0167】
図31は、双方向メディアガイダンスアプリケーションが、早送り、巻き戻し、アセットのスキップ、アセットの再生、アセットのリプレイ、またはリモート機器(例、リモートコントロール)によって直接サポートされているかどうか分からない他の機能のような、プレイリスト内のアセットの再生に影響するコマンドを実行するときに表示されうる、プレイリストトランスポートバー3102を示す図である。例えば、ユーザーが、アセットを通じて早送りコマンドを開始したとき、プレイリストトランスポートツールバー3102を、少なくとも早送りの期間表示することが可能である。早送りの間に、位置表示領域3110を左から右に迅速に進めながら示すことが可能であり、情報領域3114内に表示された時間を早送りの速度で経過させて示すことが可能である。加えて、情報領域3114は、従来の早送り記号を表示して、ユーザーに早送りコマンドが実行されていることを示すことが可能である。情報領域3114は、図31に示されるようなアイコン、文字、または他の好適な形態で、現在のアクションステータス(例、再生、巻き戻し、早送り、一時停止、または他の好適なモード)を示すことが可能である。
【0168】
図32、図33、図34A、図34B、図35A、図35B、および図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、プレイリストトランスポートバー内のハイライト領域をナビゲートすることが可能であり、必要に応じて、特定のアクションを生じさせることが可能な、いくつかの例示的なプレイリストトランスポートバーを示す図である。以下図32を参照する。ユーザーは、トランスポートバー3202の様々な要素に、ハイライト領域3218(現在は以来としているアセット領域3221)をナビゲートすることが可能である。例えば、ユーザーは、アセット領域3221、3222、3223の内のいずれか1つ、または、(表示できる領域の数が制限された実施態様のような)いくつかの実施態様では、現在表示されていない領域に、ハイライト領域3218をナビゲートすることが可能である。ユーザーは、位置表示領域3210またはプレイリスト名3230に、ハイライト領域3218をナビゲートすることが可能である。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザーのプレイリストトランスポートバー内の要素のナビゲーション、またはユーザーのハイライトされた要素の選択に応えて、所定の機能を実行することが可能である。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザーがアセット領域3221をハイライトしたときに、アセット領域3221に対応するアセットに関連する情報を含む情報オーバーレイ3240を表示することが可能である。ユーザーが、アセット領域をハイライトし、例えばリモートコントロール上の選択キーを押すことによってアセットを選択した場合、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、選択されたアセットの再生を即座に開始することが可能である。
【0169】
図33は、ハイライト領域3318がプレイリスト名3330にナビゲートされた、例示的なプレイリストトランスポートバー3302を示す図である。図33に示されるように、ユーザーが、プレイリスト名3330にハイライト領域をナビゲートするか、または前記プレイリスト名を選択した後に、プレイリストの複数の名前を表示することが可能である。これらのプレイリストは、ユーザーによって以前に作成されたプレイリスト、またはシステムオペレータによって提供されたプレイリストを含むことが可能である。利用可能なプレイリストを表示することによって、特定のプレイリストへナビゲートするか、またはプレイリストを選択することによって、異なるプレイリスト内にロードするオプションをユーザーに提供する。新しいプレイリストを選択したとき、ユーザーに確認画面を表示することが可能であり、確認すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、選択されたプレイリストの再生を開始し、選択されたプレイリストに合わせたプレイリストトランスポートを表示することが可能である。
【0170】
図34AおよびBは、本発明の一実施態様による、どのようにユーザーが位置表示領域を任意の所望の位置に手動でドラッグアンドドロップできるのかを示す、前後の画面ショットを示す図である。図34Aは、ハイライト領域3418によってハイライトされた位置ニードル3412を示す図である。情報領域3414が、45分の時間を指定していることに留意されたい。ユーザーが、ハイライトされた位置ニードルを選択したとき、双方向のテレビ番組ガイドは「ドラッグアンドドロップモード」に入ることが可能であり、これによって、ユーザーは、例えばリモート機器上の押ボタン(例、左および右カーソルボタン)を使用して、位置表示領域3410を別の位置(例、他の領域)に手動で移動することができる。図34Bは、図34Aの位置表示領域3410の位置に対して、(情報領域3414によって示されるように)位置表示領域3410を5分戻したことを示す図である。
【0171】
ユーザーが、所望の位置に位置表示領域3410を配置したとき、ユーザーは、複数の異なる方法で、ドラッグアンドドロップモードから抜けることが可能である。例えば、ユーザーは、特定のボタン(例、終了ボタン、再生ボタン、または選択ボタン)を押すことによって、または位置表示領域3410から離れてナビゲートすることによって、位置表示領域3410を非選択状態にすることが可能である。位置表示領域3402を移動させると、時間情報がそれに伴って変化し、ニードル位置3412が異なる領域におかれると、プレイリスト内のアセットの表示名が変化することに留意されたい。新しい再生位置が選択されると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、新しく選択されたアセットおよび時間で再生を開始することが可能である。
【0172】
図35AおよびBは、本発明の実施態様による、どのようにユーザーが「次の領域にスキップ」機能を使用して、位置表示領域3510の位置を移動することができるのかを示す、前後の画面ショットを示す図である。「次の領域にスキップ」機能は、隣接するアセット領域の先頭へ位置表示領域3510を進めることが可能である。「次の領域にスキップ」機能は、図35Aに示されるように、位置ニードル3512が選択されたときに起動することが可能である。ユーザーが、リモート機器上のあるボタン(例、上矢印/下矢印ボタン、次ページ/前ページボタン、または専用の次/前ボタン)を押したとき、位置表示領域を次の領域にスキップすることが可能である。
【0173】
図35Bは、ユーザーが、例えば右矢印ボタンを1回押したときの、スキップ機能の結果を示す図である。図に示されるように、位置表示領域は、領域3521から領域3522の先頭にスキップする。ユーザーが再び右矢印ボタンを押した場合、位置表示領域を、領域3523の先頭にスキップすることができる。
【0174】
ユーザーが、左矢印ボタンを押した場合、位置表示領域3510を、位置表示領域3510が現在オーバーレイしている領域の先頭か、または位置表示領域3510が現在オーバーレイしている領域に隣接した領域の先頭に進めることが可能である。別の一実施態様として、位置表示領域3510は、現在配置されている領域の先頭に位置表示領域3510がある場合に限り、以前の領域の先頭に進めることが可能である。
【0175】
図36は、本発明の一実施態様による、ユーザーが、例えば情報領域3614にハイライト領域をナビゲートしたときに表示されうる、例示的なプレイリストトランスポートバー3602の画面ショットを示す図である。図に示されるように、情報領域3614が、ハイライト領域3618によってハイライトされたとき、プレイリストオプションメニュー3640を表示することが可能である。プレイリストオプションメニュー3640は、位置表示領域3610によって現在示されている領域に関連付けられたアセットに関して、またはそのアセットの現在の位置に関して、複数の異なる関数の内の1つを実行する機会をユーザーに提供する。ユーザーは、ハイライト領域を所望の機能にナビゲートし、リモート機器上の所定のボタンを選択することによってこれらの機能の内の1つを実行することが可能である。
【0176】
プレイリストオプションメニュー3640に含まれる機能は、プレイリストの編集、またはプレイリスト内の様々なアセットに関する情報へアクセスするような、プレイリスト内のアセットの操作に更なる柔軟性を提供することが可能である。例えば、ユーザーは、削除アセット(DELETE ASSET)3641を選択してアセットをプレイリストから削除するか、スキップアセット(SKIP ASSET)3642を選択してアセットの再生をスキップするか、リピートアセット(REPEAT ASSET)3643を選択してアセットの再生を繰り返すか、またはこのアセットに対する情報(INFO FOR THIS ASSET)3644を選択してアセットに関する更なる情報を見ることが可能である。加えて、このアセットを次に再生3645を選択して、プレイリストに示された順序に関係なく、このセットを次に再生させることが可能である。このアセットを次に再生3645(PLAY THIS ASSET NEXT)の選択によって、プレイリストが再び順序付けられる。さらに、このアセットを今再生(PLAY THIS
ASSET NOW)3646を選択して、実質的に即座にこのアセットを再生させることが可能である。プレイリストオプションメニュー3640に含まれる機能は、デザインの選択によるところが大きく、本願明細書に述べた特定の例を制限するものではないことに留意されたい。プレイリストオプションメニューに含むことの可能な機能のさらに詳細な情報および更なる例は、同時係属の米国特許出願番号第11/324,191号(2005年12月29日出願)に見出すことが可能であり、その開示は参照することによりその全体が組み込まれる。当該のメニューからアクセスすることが可能な他の機能の例には、後に容易にジャンプすることができる現在のアセット内の現在の位置におけるマークの設定、以前選択したマーク済みの位置へのジャンプ、特定のアセットを選択して再生を開始する、再生を開始する現在のアセット内の特定の再生オフセットの選択、およびユーザー指定の秒数または分数によるプレイリスト内の前後へのジャンプ、が挙げられる。
【0177】
レイリストオプションメニュー3640は、本願明細書に述べられた以外の方法で、表示またはアクセスすることが可能であることに留意されたい。例えば、リモート機器は、ハイライト領域が情報領域3614にナビゲートされたかどうかに関係なく、ボタンを押したときにプレイリストオプションメニュー3640が表示されるボタンを含むことが可能である。別の手法では、プレイリストオプションメニュー3640は、ユーザーが、例えばリモート機器を使用してハイライトされた情報領域3614を選択した後にだけ表示することが可能である。
【0178】
図37は、本発明の実施態様による、プレイリストトランスポートバーの表示を示すフローチャートである。ステップ3702から始まり、プレイリストが提供される。本プレイリストは、利用可能な多数のプレイリストのうちの1つとすることが可能であり、双方向メディアガイダンスアプリケーションを、本発明によるプレイリストトランスポートバーを表示するために使用することが可能である。ステップ3704で、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、プレイリストのためのプレイリストトランスポートバーを表示することが可能である。プレイリストトランスポートバーは、プレイリスト内のアセットに対応するアセット領域と、プレイリスト内の再生位置の表示を提供する位置表示領域とを含むことが可能である。プレイリストトランスポートバーが表示されると、複数の異なるアクションをとることが可能である。例えば、プレイリストトランスポートバー内の新しい位置に(例えばユーザーが手動で)位置表示領域を移動することが可能である。別の例のアクションは、ハイライト領域をナビゲートして、アセットに関連する更なる情報か、またはプレイリストトランスポートバー(例、図36のプレイリストオプションメニュー)に関連して利用可能な他の機能にアクセスすることが可能である。
【0179】
(第V節 VOD情報画面)
いくつかの実施態様では、双方向テレビアプリケーション(例、IPG)は、ユーザーに、プレイリストへのアクセス、およびVODプログラム情報画面からのブックマーク機能を提供することが可能である。図38および39は、例えば、ユーザーのVODプログラムリスト表示からのVODプログラムリストの選択に応えて提供することが可能な、例示的なVOD情報画面を示す図である。
【0180】
図38では、選択されたプログラムは、無料のVODプログラムであり、例示的なプレイリストアイコンがハイライトされている。本実施態様では、無料のVODプログラムだけをプレイリストに追加することが可能である。他の実施態様では、有料のVODプログラムおよび他のタイプのプログラムをプレイリストに追加することが可能である。
【0181】
図39では、選択されたプログラムは、有料のVODプログラムであり、例示的なブックマークアイコンがハイライトされている。他の実施態様では、無料のVODプログラムおよび他のタイプのプログラムをブックマーク済みとすることが可能である。
【0182】
ユーザーが図38のプレイリストアイコンを選択すると、双方向テレビアプリケーションは、ユーザーがプログラムを追加するプレイリストを選択できる、例えば図11のプログラム選択オーバーレイのような、オーバーレイを示すことが可能である。プレイリストが設定されていない場合、双方向テレビアプリケーションは、その代わりに、例えば、図3の例示的なプレイリスト未設定オーバーレイのような、プレイリストがないことを示すオーバーレイを表示することが可能である。
【0183】
ユーザーが図39のブックマークアイコンを選択すると、双方向テレビアプリケーションは、ユーザーがプログラムのマークを確認できる、図21のプログラムブックマーク確認オーバーレイのようなオーバーレイを表示することが可能である。
【0184】
本発明の上述の実施態様は、限定ではなく例示目的のために示されるものであり、本発明は、以下の請求項によってのみ制限される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
双方向メディアガイダンスアプリケーション(IMGA)を使用してプレイリストトランスポートバーを表示する方法であって、
前記方法は、
プレイリストのためのプレイリストトランスポートバーを表示することを含み、
前記プレイリストトランスポートバーは、
複数のアセット領域であって、各アセット領域が前記プレイリスト内のアセットに対応する、複数のアセット領域と、
再生位置の指示を提供する位置指示領域と
を備え、
前記位置指示領域は、アセットの再生の間に再生指示領域と共に移動するように配置された再生情報領域を含み、
前記方法は、前記再生情報領域のユーザー選択を受信することと、前記受信することに応答してプレイリストオプションメニューを表示することとをさらに含み、前記プレイリストオプションメニューは、前記アセットに対して複数の機能のうちの1つの機能をユーザーが実行することを可能にする、方法。
【請求項2】
前記位置指示領域の移動先の位置から前記プレイリスト内のアセットを再生することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プレイリストトランスポートバー内に表示される前記複数のアセット領域は、前記プレイリスト内の各アセットのためのアセット領域を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のアセット領域内のアセット領域の数は、前記プレイリスト内のアセットの数よりも少なく、前記プレイリストトランスポートバーは、前記プレイリスト内の少なくとも2つのアセットのためのアセット領域を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記表示されたアセット領域のうちの少なくとも1つは、前記表示されたアセット領域に対応するアセットの再生時間を表す、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記プレイリストトランスポートバーは、現在再生されているアセットの一部をオーバーレイするオーバーレイとして表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記プレイリストオプションメニューは、再生中のアセットに関するオプションを提供する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記プレイリストオプションメニューは、前記プレイリスト内の他のアセットのうちの1つに関連する情報を検索するためのオプションを提供する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
プレイリストトランスポートバーを表示するシステムであって、
前記システムは、プレイリストトランスポートバーを表示するように動作し、
前記トランスポートバーは、
複数のアセット領域であって、各アセット領域がプレイリスト内のアセットに対応する、複数のアセット領域と、
再生位置の指示を提供する位置指示領域と
を備え、
前記位置指示領域は、アセットの再生の間に再生指示領域と共に移動するように配置された再生情報領域を含み、
前記システムは、前記再生情報領域のユーザー選択を受信し、前記受信することに応答してプレイリストオプションメニューを表示するようにさらに動作し、前記プレイリストオプションメニューは、前記アセットに対して複数の機能のうちの1つの機能をユーザーが実行することを可能にする、システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34A】
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【図34B】
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【図35A】
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【図35B】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【公開番号】特開2012−170134(P2012−170134A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−105691(P2012−105691)
【出願日】平成24年5月7日(2012.5.7)
【分割の表示】特願2009−42903(P2009−42903)の分割
【原出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ インク (206)
【Fターム(参考)】