説明

反力タービン

【課題】圧力エネルギーを持つ気体や液体を、高圧室から低圧室に通過させることにより回転エネルギーに変換する反力タービンを提供すること。
【解決手段】
円筒ケースの内周部に配設した環状体と、円筒ケースの中央で回転可能とする動力軸に一体形成された円盤型の回転子とを有し、上記環状体及び上記回転子により円筒ケースの内部を高圧室と低圧室とに仕切ると共に、環状体と回転子との間に所定間隔を有する隙間を設け、上記隙間を通して高圧室から低圧室に流体が流れるときのエネルギーを利用することにより上記回転子を回転させる反力タービンである。これにより、圧力エネルギーを持つ気体や液体であれば、隙間を通過させることにより回転エネルギーに変換可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、反力タービン、詳しくは、流体(気体又は液体)の持つ圧力エネルギーを回転動力にして取り出すタービンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、流体の速度エネルギーを利用して回転動力を得る装置としてタービン装置がある。そのタービン装置には蒸気タービンなどが挙げられ、蒸気タービンは、外部で発生させた高温の蒸気をタービン(羽根車)に吹き付けて回転させ、動力や推進力を発生させるものである。例えば、特許文献1には、蒸気タービン装置を備え、その蒸気タービンの回転動力により発電する発電装置が開示されている。
【0003】
また、タービン装置とは別に、流体の速度エネルギーを利用して回転動力を得る装置としてプロペラ装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平06−272517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、タービン装置で効率的にエネルギーを取り出すには、流体速度を上げ、高速の回転速度に変換する必要があった。高速回転で取り出した動力を、低速度の回転エネルギーを利用する場合には、そのままでは低速度の回転エネルギーを取り出すことができず、減速装置が必要であった。また、高速の回転速度から低速の回転速度に変換するために、回転エネルギーを取り出すのに効率が悪かった。また、プロペラ装置では、流体速度を上げることが効率以上に必要であった。
【0006】
この発明は、圧力エネルギーを持つ気体や液体を、高圧室から低圧室に通過させることにより回転エネルギーに変換する反力タービンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、円筒ケースの内周部に配設した環状体と、円筒ケースの中央で回転可能とする動力軸に一体形成された円盤型の回転子とを有し、上記環状体及び上記回転子により円筒ケースの内部を高圧室と低圧室とに仕切ると共に、環状体と回転子との間に所定間隔を有する隙間を設け、上記隙間を通して高圧室から低圧室に流体が流れるときのエネルギーを利用することにより上記回転子を回転させることを特徴とする反力タービンである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、上記環状体は上記流体を隙間方向に排出する固体側流出経路を具備し、上記回転子は上記流体を隙間方向に排出する回転子側流出経路を具備し、固体側流出経路から排出する流体と回転子側流出経路から排出する流体とが上記隙間で衝突する衝突エネルギーを利用して上記回転子を回転させることを特徴とする請求項1に記載の反力タービンである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、上記固体側流出経路は左右一対の流体案内片を上記環状体の内周側の周方向に複数個配置することにより構成し、上記回転子側流出経路は左右一対の流体案内片を上記回転子の外周側の周方向に複数個配置することにより構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反力タービンである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、上記回転子側流出経路は、その排出口を前記隙間を介して上記固体側流出経路の排出口に対向させて配置したことを特徴とする請求項3に記載の反力タービンである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、上記回転子側流出経路は、回転子の外周端部に接する接線に対して所定角度を有して配置したことを特徴とする請求項4に記載の反力タービンである。
【0012】
請求項6に記載の発明は、上記回転子側流出経路は、前記隙間を介して上記固体側流出経路の下方に交差するように配置したことを特徴とする請求項3に記載の反力タービンである。
【発明の効果】
【0013】
本願発明によれば、以下の効果を奏することができる。
・圧力エネルギーを持つ気体や液体であれば、隙間を通過させることにより回転エネルギーに変換可能である。
・温泉水の利用・温度差発電に利用することが可能になる。
・高速回転を得る必要がないので、低エネルギーから取り出した動力をそのまま回転エネルギーとして利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態における反力タービンの全体構造を示した平面図である。
【図2】本実施形態における反力タービンの全体の断面構造を示した断面図である。
【図3】本実施形態における反力タービンの高圧室の平面構造を示した平面図である。
【図4】本実施形態における反力タービンの低圧室の平面構造を示した平面図である。
【図5】本実施形態における反力タービンの環状体と回転子との隙間に流体が流れる状態を示した平面図である。
【図6】本実施形態における反力タービンの環状体と回転子との隙間に流体が流れる状態を示した断面図である。
【図7】別の実施形態における反力タービンの全体の断面構造を示した断面図である。
【図8】別の実施形態における反力タービンの高圧室の平面構造を示した平面図である。
【図9】別の実施形態における反力タービンの環状体と回転子との隙間に流れる流体の状態を示した平面図である。
【図10】別の実施形態における反力タービンの環状体と回転子との隙間に流体が流れる状態を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[反力タービンの構造]
まず、本実施形態における反力タービン10の構造について図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態における反力タービン10は円筒状の円筒ケース11により構成され、その円筒ケース11の内部には密閉空間Mが形成されている。この密閉空間Mは、気体や液体の流体が供給される空間となる。
【0016】
円筒ケース11の上蓋部12には、高圧の流体を供給する供給口13が配設されている。この供給口13を通して、高圧の流体を円筒ケース11内部に供給可能としている。円筒ケース11は、環状の取付体21を有する。
【0017】
図1に示すように、上記円筒ケース11の中心部には、円柱体状の動力軸14が回転自在に配設されている。動力軸14の上部及び下部には動力軸14を支持する軸受15が配設され、この軸受15を介して動力軸14が円筒ケース11内で回転自在としている。動力軸14には、例えば発電機やポンプ等の駆動装置と連結しており、動力軸14の回転により外部に配設した駆動装置を駆動可能としている。
【0018】
動力軸14の中途部には略円盤状の回転子16が一体で形成され、回転子16は動力軸14と共に回転可能としている。また、円筒ケース11の内周面には環状の環状体17が配設され、環状体17は円筒ケース11の外周壁に配設された環状の取付体21により円筒ケース11の内周部に固定されている。
【0019】
そして、上記回転子16と上記環状体17とにより、円筒ケース11の内部には高圧室Hがその上部に形成され、低圧室Lがその下部に形成される。すなわち、円筒ケース11の内部は、環状体17と回転子16とにより上下に2分され、上部の内部空間を高圧室Hとし、下部の内部空間を低圧室Lとしている。
【0020】
図4に示すように、低圧室の底面には、流体を外気中に排出する貫通孔22が形成されている。
【0021】
回転子16と環状体17との間には、所定間隔を有して隙間Sが形成されている。この隙間Sは、高圧室Hから低圧室Lに流体が流れる際の回転エネルギーを取り出すための重要な箇所となる。
【0022】
回転子16の外周縁部には、高圧の流体を隙間Sまで案内する流体案内片18,18が配設されている。流体案内片18,18は板状のものを立設させたもので、一対により1つの流出経路を形成し、流体案内片18,18を回転子16の外周縁部上面に多数個並設させることで回転子側流出経路Cを形成している。流体案内片18,18は、流体の入口部から出口部まで回転方向に凸状に湾曲した平面視翼形状を有する。この湾曲部を設けることにより、回転子16が回転した状態で回転子側流出経路C内に流体を導入しやすくすると共に、隙間Sまで流体を案内しやすくしている。
【0023】
これに対して、固定側の環状体17にも、高圧の流体を隙間Sまで案内する流体案内片19,19が配設されている。流体案内片19,19は板状のものを立設させたもので、一対により1つの流出経路を形成し、流体案内片19,19を環状体17の内周縁部上面に多数個並設させることで固定側流出経路Dを形成している。流体案内片19,19も、流体の入口部から出口部まで回転方向(反時計回り)に凹状に湾曲した平面視翼形状を有する。
【0024】
また、図5に示すように、回転子側流出経路Cは、回転子16の外周端部に接する接線Pに対して所定角度αを有して配設されている。このように、所定角度αを有することで、隙間Sで発生する反力を、回転子16を回転させる方向に作用させることができる。
【0025】
さらに、回転子側流出経路Cは、固定側流出経路Dに対向させて配置している。これにより、回転子側流出経路Cから流出する流体と、固定側流出経路Dから流出する流体とが隙間Sにおいて衝突可能としている。
【0026】
上記固定側流出経路Dの上部を覆う被覆部材20が配設されている。被覆部材20は、複数個の固定側流出経路Dの全体を被覆するように環状に形成している。また、被覆部材20は、回転子側流出経路C側をも覆い被せるように所定幅を有して突出している。
【0027】
この被覆部材20を設けることにより、固定側流出経路D及び回転子側流出経路Cを同時に被覆することができ、各流通経路に流れる流体を高圧室H内において上記隙間Sまで案内排出可能としている。
【0028】
[反力タービンの動力伝達方法]
次に、反力タービン10の駆動方法について説明する。
【0029】
図2に示すように、まず、供給口13から高圧の流体を供給する。すると、密閉空間Mの高圧室Hにおいて、回転子側流出経路Cの方向に流れる経路Eと、固定側流出経路Dの方向に流れる経路Fの2系統に分離する。
【0030】
図3に示すように、回転子側流出経路Cの経路Eに流れる高圧の流体は、回転子16の外周部に配置された一対の流体案内片18,18によって形成された回転子側流出経路Cの入口部まで案内される。そして、流体は回転子側流出経路Cの入口部から出口部まで流出し、出口部から隙間Sに向かって排出される。
【0031】
これに対して、図3に示すように、固定側流出経路Dの経路Fに流れる高圧の流体は、環状体17の外周部に配設された一対の流体案内片19,19によって形成された固定側流出経路Dの入口部まで案内される。そして、流体は固定側流出経路Dの入口部から出口部まで流出し、出口部から隙間Sに向かって排出される。
【0032】
なお、このとき、固定側流出経路D側に流入する流体の量は、回転子側流出経路Cよりも多い。これは、図3に示すように、固定側流出経路Dの断面積が、回転子側流出経路Cの断面積よりも大きいからである。
【0033】
また、上記回転子側流出経路Cは、上記固定側流出経路Dと対向するように配設されている。よって、上記回転子側流出経路Cに流れる流体と上記固定側流出経路Dに流れる流体とは互いに対向する方向に流れる。
【0034】
しかも、高圧室Hから低圧室Lへの流路に相当するものが上記隙間Sであるので、高圧の流体を、回転子側流出経路C及び固定側流出経路Dを通して、上記隙間Sに向かって案内するようにしている。
【0035】
したがって、上記回転子側流出経路Cから流出する流体と、上記固定側流出経路Dから流出する流体とが隙間Sにおいて衝突し、この衝突時には反力が生じ、この反力により回転子16が所定の回転方向に回転する。本実施形態では、固定側流出経路Dから流出する流体のエネルギーが回転子側流出経路Cよりも大きいため、図5に示すように、回転方向は平面視反時計回りとなる。
【0036】
この後、衝突後の流体は、図6に示すように、隙間Sを通して、それぞれ低圧室Lに流入する。最後に、低圧室Lに流入した流体は、貫通孔22を通して外気に逃がすようにしている。
【0037】
そして、上記衝突後の反力は回転子16を回転する動力となり、この回転子16が回転することにより、回転子16に一体形成した動力軸14も回転させることができる。動力軸14は円筒ケース11の外部の駆動装置に連動連結しているので、上記動力軸14の回転力は駆動装置を駆動させる動力となる。
【0038】
次に、本願発明の別実施形態では、上記実施形態に対して、回転子側流出経路Jと固定側流出経路Kの配置を変更したことにある。本実施形態では、図8及び図9に示すように、回転子16の外周縁部の上方に、環状体17の一部である内周縁部を平面視で重なり合うように配置している。回転子16の外周縁部と環状体17の内周縁部とは所定間隔の隙間Sを有する。
【0039】
図9に示すように、本実施形態では、回転子16の外周縁部には回転子側流出経路Jが配設されている。回転子側流出経路Jは、流体案内片18,18は一対により構成し、これらを回転子16の外周縁部上面に多数個並設させることにより形成している。
【0040】
また、固定側の環状体17の内周縁部には固定側流出経路Kが配設されている。固定側流出経路Kは、流体案内片19,19は一対により構成し、これらを環状体17の内周縁部下面に多数個並設させることにより形成している。
【0041】
そして、上記回転子側流出経路Jは、前記隙間を介して上記固体側流出経路の下方で平面視して交差するように配置している。すなわち、図9に示すように、環状体17の内周縁部に配設された多数の固定側流出経路Kの下方で、回転子16の外周縁部に配設された回転子側流出経路Jが平面視してX字状に交差するように配置されている。回転子側流出経路Jの流体案内片の上端部と、固定側流出経路Kの下端部との間に所定間隔を有する隙間Sが形成されている。
【0042】
なお、図7〜図10で用いた符号は、図1〜図6に示した実施形態の反力タービン10と同じ構成要素については同一のものを用いている。
【0043】
次に、本実施形態での反力タービンの駆動方法について説明する。図7に示すように、まず、供給口13から高圧の流体を供給する。
【0044】
図10に示すように、回転子16側の経路Gに流れる高圧の流体は、回転子16の外周部に配置された一対の流体案内片18,18によって形成された回転子側流出経路Jの入口部まで案内され、回転子側流出経路Jの入口部から出口部まで流出し、出口部から低圧室Lに向かって排出される。
【0045】
これに対して、図10に示すように、環状体17側の経路Iに流れる高圧の流体は、環状体17の外周部に配設された一対の流体案内片19,19によって形成された固定側流出経路Kの入口部まで案内され、固定側流出経路Kの入口部から出口部まで流出し、出口部から低圧室Lに向かって排出される。
【0046】
また、図8に示すように、上記回転子側流出経路Jは、上記固定側流出経路Kと交差するように配設されている。よって、上記回転子側流出経路Jに流れる流体と上記固定側流出経路Kに流れる流体とは互いに交差するように流れる。
【0047】
固定側流出経路Kに流れる流体の量は、回転子側流出経路Jのそれよりも多い。これは、回転子16は通常運転時には回転するので、固定側に比べて流体の入り込む量が少なくなるからである。したがって、回転速度が大きくなるに連れ、回転子側流出経路Jに入り込む流体の量も減る傾向にある。
【0048】
そして、上記回転子側流出経路Jから流出する流体と、上記固定側流出経路Kから流出する流体とが経路の途中の隙間Sにおいて衝突し、この衝突時には反力が生じ、この反力により回転子16が所定の回転方向に回転する。回転方向は、固定側流出経路Kからの流体が多いため、図9に示すように、平面視して反時計回りで回転する。
【0049】
本実施形態では、固定側流出経路Kから流出する流体のエネルギーが回転子側流出経路Jよりも大きいため、図9に示すように、回転方向は平面視反時計回りとなる。この後、衝突後の流体は、図10に示すように、隙間Sを通してそれぞれ低圧室Lに流入する。最後に、低圧室Lに流入した流体は、貫通孔22を通して外気に逃がすようにしている。
【0050】
上記衝突後の反力は回転子16を回転する動力となり、この回転子16が回転することにより、回転子16に一体形成した動力軸14も回転させることができる。動力軸14は円筒ケース11の外部の駆動装置に連動連結しているので、上記動力軸14の回転力は駆動装置を駆動させる動力となる。
【0051】
この結果、本実施形態における反力タービン10は、圧力エネルギーを持つ気体や液体であれば、これを円筒ケース11内に供給するだけで、高圧のエネルギーを回転エネルギーに変換可能である。
【0052】
例えば、温泉水の蒸気で高圧の流体を発生させ、これを円筒ケース11の内部の密閉空間Mに供給することで、円筒ケース11内部において回転子側流出経路C、Jから流出する流体と固定側流出経路D,Kから流出する流体とを隙間Sおいて衝突させて、回転力を生成することができる。
【0053】
なお、本実施形態における反力タービン10は、大きく回転速度を必要としない駆動装置に適用することができる。例えば、低回転速度の動力で済む駆動装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0054】
C 回転子側流通経路
D 固定側流通経路
M 密閉空間
H 高圧室
J 回転子側流通経路
K 固定側流通経路
L 低圧室
S 隙間
10 反力タービン
11 円筒ケース
12 上蓋部
13 供給口
14 動力軸
15 軸受
16 回転子
17 環状体
18 流体案内片
19 流体案内片
20 被覆部材
21 取付体
22 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒ケースの内周部に配設した環状体と、円筒ケースの中央で回転可能とする動力軸に一体形成された円盤型の回転子とを有し、
上記環状体及び上記回転子により円筒ケースの内部を高圧室と低圧室とに仕切ると共に、環状体と回転子との間に所定間隔を有する隙間を設け、
流体が上記隙間を通して高圧室から低圧室に流れるときのエネルギーを利用することにより上記回転子を回転させることを特徴とする反力タービン。
【請求項2】
上記環状体は上記流体を隙間方向に排出する固体側流出経路を具備し、
上記回転子は上記流体を隙間方向に排出する回転子側流出経路を具備し、
固体側流出経路から排出する流体と回転子側流出経路から排出する流体とが上記隙間で衝突する衝突エネルギーを利用して上記回転子を回転させることを特徴とする請求項1に記載の反力タービン。
【請求項3】
上記固体側流出経路は左右一対の流体案内片を上記環状体の内周側の周方向に複数個配置することにより構成し、
上記回転子側流出経路は左右一対の流体案内片を上記回転子の外周側の周方向に複数個配置することにより構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反力タービン。
【請求項4】
上記回転子側流出経路は、その排出口を前記隙間を介して上記固体側流出経路の排出口に対向させて配置したことを特徴とする請求項3に記載の反力タービン。
【請求項5】
上記回転子側流出経路は、回転子の外周端部に接する接線に対して所定角度を有して配置したことを特徴とする請求項4に記載の反力タービン。
【請求項6】
上記回転子側流出経路は、前記隙間を介して上記固体側流出経路の下方で平面視して交差するように配置したことを特徴とする請求項3に記載の反力タービン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−117374(P2012−117374A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−264795(P2010−264795)
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【出願人】(392003203)有限会社南日本プラント設計事務所 (2)