取り外し可能ハンドルおよび車輪アセンブリを備えるビジネスケース
【課題】持ち運ぶための肩ストラップまたはハンドグリップ、もしくは地面を転がすための車輪およびユーザが引くための延長可能なハンドルを装備されうる、ビジネスケース、コンピュータケース、バックパックのような小型の手荷物ケースに関する。
【解決手段】手荷物ケースシステムは、ケース、車輪およびハンドルアセンブリ、ならびに少なくとも1つのクリップを備える。車輪およびハンドルアセンブリ22は、底面、背面、および側面を含む部分ハウジングと、前記背面に固定された延長可能なハンドルを備える。
【解決手段】手荷物ケースシステムは、ケース、車輪およびハンドルアセンブリ、ならびに少なくとも1つのクリップを備える。車輪およびハンドルアセンブリ22は、底面、背面、および側面を含む部分ハウジングと、前記背面に固定された延長可能なハンドルを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2002年1月10日に出願した米国特許出願第10/044,456号(現在、米国特許第6,595,334号)の優先権を主張する、2003年6月30日に出願した米国特許出願第10/609,970号(現在、米国特許第6,994,193号)の優先権を主張する、2006年2月6日に出願した現在係属中の米国特許出願第11/348,030号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、手荷物鞄類に関し、さらに具体的には、持ち運ぶための肩ストラップまたはハンドグリップ、もしくは地面を転がすための車輪およびユーザが引くための延長可能なハンドルを装備されうる、ビジネスケース、コンピュータケース、バックパックのような小型の手荷物ケースに関する。
【背景技術】
【0003】
従来、一泊旅行に使用されるような手荷物鞄類の品目の多くは、硬質の筐体として堅固または剛性の材料から形成された。同様に、一般にブリーフケースと呼ばれる、特に飛行機または列車のような公共交通機関を使用するときに手近に置いておく書類、手回り品、およびその他の物品を持ち運ぶために使用される手荷物鞄の品目もまた、硬質の筐体として堅固または剛性の材料から形成されたか、もしくは拡張および縮小を可能にするように何らかの柔軟な部分を備える皮革のような多少堅固な材料から形成された。さらに近年では、上記の手荷物鞄のタイプはいずれも、皮革、帆布、またはナイロンのような柔軟な天然材料または人工材料から作られた比較的構造の柔軟な筐体として形成されている。筐体を形成する軟質の材料は、特定の形状の手荷物鞄をもたらすように組み立てられる。場合によっては、手荷物鞄の望ましい形状を保持するために、堅固な枠組みが提供される。
【0004】
手荷物鞄業界におけるさらなる展開は、預け入れ荷物、機内持ち込み手荷物、および一部のビジネスケースのための車輪付き手荷物鞄の使用であった。この説明のために、「ビジネスケース(business case)」という用語は、ポータブルコンピュータを収めて運搬するように設計されたケースを含むことができる。このタイプの手荷物鞄は通常、ユーザが、ケースの全重量を持ち運ぶ必要はなく、その車輪でケースを引いて運ぶことができるように、車輪および延長可能なハンドルを含む。空港のコンコースまたは都市の舗道を移動するときにユーザの負担を軽減するために、追加の品目がハンドルアセンブリによって支持されてもよいか、またはケース自体に取り付けられてもよい。そのような追加の品目の例は、ガーメントバッグおよびその他のビジネスケースである。
【0005】
最も一般に提供されているこのタイプの手荷物鞄は、手荷物鞄に永久的に装着された車輪および延長可能なハンドルを有する。このタイプの手荷物鞄がその車輪で運搬されていないとき、延長可能なハンドルは収縮される。この構成がビジネスケースの設計の一部として含まれる場合、その一体化された車輪およびハンドルアセンブリを含めたケースの大きさおよび重量は、多くの場合、運ぶには扱いにくくしかも苦痛となる。
【0006】
たとえば、同様のケースは、出張旅行中、および自宅とオフィス間の通勤中に使用されることもある。出張旅行では、一体化されたハンドルおよび車輪アセンブリはありがたいものであるが、通勤列車においては、アセンブリの大きさおよび重量が悩みの元凶となることもある。そのようなビジネスケースまたはバックパックが肩ストラップまたはハンドルにより運ばれる場合、収縮されたハンドルおよび車輪アセンブリの一般にクッション材のない構造体は、ユーザの胸郭に刺激を与える可能性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、ケースと、必要なときにケースに容易に固定され、不要な場合に取り外されうる車輪およびハンドルアセンブリから成る手荷物鞄システムを提供することは有利となろう。さらに、容易に取り外し可能な車輪およびハンドルアセンブリ、ならびにそれらを相互に固定するための補足器具を備えるケースを提供することが望ましい。さらに、相互に固定された場合の外観を好ましいものにするように、取り外し可能な車輪およびハンドルアセンブリならびにケースは、相補的な設計であることが望ましい。最後に、車輪およびハンドルアセンブリは、特にケースが一杯に詰められて重い場合に、ケースに特別な強度をもたらすことが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施態様において本発明は、ケースを運搬するためのストラップまたはハンドル、およびケースを引くための車輪および延長可能なハンドルアセンブリが備えられたケースを含む手荷物鞄システムを含む。ケースに取り外し可能に装着されうる車輪および延長可能なハンドルアセンブリを提供することは、本発明のさらなる目的である。
【0009】
もう1つの実施態様において本発明は、ケースと取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに提供された補足留め具によって相互に装着される取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを備えるケースを含む。
【0010】
さらにもう1つの実施態様において本発明は、ケースを引くためにケースに装着された場合に追加の保護および剛性をケースにもたらす取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを含む。
【0011】
もう1つの実施態様において本発明は、ケース、車輪およびハンドルアセンブリ、ならびに少なくとも1つのクリップを備える手荷物ケースシステムを含む。ケースは、上面、底面、前面、背面、および側面を有する。車輪およびハンドルアセンブリは、底面、背面、および側面を含む部分ハウジングと、前記背面に固定された延長可能なハンドルを備える。部分ハウジングは、前記ケースの前記底面が部分ハウジングの底面に配置されうるように、および前記ケースの前記底面および側面が前記部分ハウジングの底面および側面と係合するように、前記ケースの形状と形状が適合する。少なくとも1つのクリップは、車輪およびハンドルアセンブリにケースを解放可能に固定するためにケースと車輪およびハンドルアセンブリを係合するように構成され、それにより前記ハンドルが延長されて、前記ケースが前記ハンドルにより引かれてもよい。
【0012】
本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを備えるケースは、締め具により閉鎖状態にされうる開口部によって到達できるようにされた1つまたは複数の主要収納容積を有する柔らかい側面ケースを含む。ケースはまた、主要収納領域の壁の側面にポケットとして追加の収納領域を有することもできる。ハンドルは、ケースの運搬中に人が握れるように、主要収納領域の壁面に固定される。本発明の好ましい実施形態において、ストラップは、バックパックとしてケースを運ぶために使用されうる主要収納領域の壁面に固定される。本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリは、基部、側面、および背面を有する部分ハウジングを含む。1対の車輪は、基部、側面、および背面により形成される隅部に隣接する部分ハウジングに取り付けられる。背面には、延長可能なハンドルアセンブリを入れ子式に受けるための機構が提供される。本発明の好ましい実施形態において、部分ハウジングの背面はケースと基本的に同じ高さであり、基部はケースと基本的に同じ幅および奥行きであり、側面は背面と比較して高さが低くなっている。補足締め具は、取り外し可能車輪およびハンドルアセンブリ、ならびにケースに提供され、アセンブリをケースに取り外し可能に固定する。本発明の好ましい実施形態において、補足締め具は、主要収納容積および補助収納容積に到達できるようにするために使用されるものと同様の、ジッパーの形態をとる。さらに具体的には、ジッパーの一部は、部分ハウジングの背面の縁周囲に固定され、ジッパーの他の部分は、ケースが部分ハウジングに配置されるときに、ジッパー部分が通常の方法で相互に固定されうるように、ケースに備えられる。同様に、ジッパーの一部は、背面に対向する底面の縁に備えられ、ジッパーの他の部分は、ケースが部分ハウジングに配置されるときに、ジッパー部分が通常の方法で相互に固定されうるように、ケースに備えられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】ブリーフケースとして運搬される本発明の好ましい実施形態によるビジネスケースを示す全体透視図である。
【図2】図1に示されるケースと共に使用する本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを示す透視図である。
【図3】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリにおける図1のケースの配置方法を示す透視図である。
【図4】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図1のケースを示す透視図である。
【図5】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図1のケースを示す正面透視図、および結合されたアセンブリの底面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図6】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図1のケースを示す後面透視図、および結合されたアセンブリの上面および側面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図7】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに最終的に固定されている、部分的に延長可能なハンドルが延長された図1のケースを示す透視図である。
【図8】延長可能なハンドルが延長されてケースを引くために使用されている、図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに固定された図1のケースを示す透視図である。
【図9】本発明の代替的実施形態によるバックパックを示す全体透視図である。
【図10】図9に示されるケースと共に使用する本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを示す透視図である。
【図11】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリにおける図9のケースの配置方法を示す透視図である。
【図12】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図9のケースを示す透視図である。
【図13】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図9のケースを示す透視図、および結合されたアセンブリの底面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図14】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図9のケースを示す透視図、および結合されたアセンブリの上面および側面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図15】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに最終的に固定されている、部分的に延長可能なハンドルが延長された図9のケースを示す透視図である。
【図16】延長可能なハンドルが延長されてケースを引くために使用されている、図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに固定された図9のケースを示す透視図である。
【図17】ケースを車輪およびハンドルアセンブリに取り外し可能に固定するためのクリップを示す透視図である。
【図18】図17のクリップを示す側面図である。
【図19】ケースのもう1つの実施態様による車輪およびハンドルアセンブリのもう1つの実施態様を示す部分正面透視図である。
【図20】図17のクリップと共に図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示す部分後面透視図である。
【図21】図17のクリップと共に図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示し、車輪およびハンドルアセンブリの係合点を示すもう1つの部分後面透視図である。
【図22】図17のクリップと係合された図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示す部分後面透視図である。
【図23】クリップが閉鎖係合位置にある図17のクリップと係合された図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示すもう1つの部分後面透視図である。
【図24】図19のケースを示す後面図である。
【図25】図19の車輪およびハンドルアセンブリを示す正面透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[01]図1を参照すると、1つの例においてケース10は、ビジネスケース10および/または手荷物ケース10を備える。本発明の好ましい実施形態によるビジネスケース10は、ユーザによって運搬されるように、肩ストラップ12が装備される。ビジネスケース10は一般に、長方形の形状であり、ジッパー14および16により3つの主要収納区画に到達できるようになっている。補助収納区画18および20は、ケース10の片側に設けられる。
【0015】
[02]1つの例において手荷物ケース10は、小型の手荷物ケース10を備える。1つの例において小型の手荷物ケース10は、上面102、底面104、表面106、表面108、側面110、および側面112を備える。あるユーザの視点から、表面106は小型手荷物ケース10の前面を備え、別のユーザの視点から、表面108は小型手荷物ケース10の前面を備える。
【0016】
[03]小型手荷物ケース10は、上面102と底面104の間に、たとえば高さの第1の寸法を備える。小型手荷物ケース10は、側面110と側面112の間に、たとえば幅の第2の寸法を備える。
【0017】
[04]図2を参照すると、本発明による車輪およびハンドルアセンブリ22は、部分ハウジングシェル24を含むように示される。シェル24は、背面26、基部28、ならびに側面部材30および32を含む。車輪ハウジング34は、シェル24の背面基部に形成される。車輪51は、図8に示されるように、車輪ハウジング34内に回転可能に取り付けられる。入れ子式延長可能なハンドル36は、上部ブラケット38および下部ブラケット40によりシェル背面26の内部にスライド可能に取り付けられる。シェル背面26は、シェル24の柔軟な上面および上部側面を形成するように、シェル背面26の上部縁の周囲に広がる縁取りガセット42を含む。アクセスジッパー44は、縁取りガセット42内に設けられ、開いているときに、ハンドル36に到達できるようにして、そこからハンドル36が延長される。
【0018】
[05]ジッパー上半分46は、縁取りガセット42の前縁に縫い付けられる。ジッパー下半分48は、シェル基部28の前縁に縫い付けられる。支持足部50は、基部28の底面に設けられる。
【0019】
[06]図2および図6を参照すると、1つの例において車輪およびハンドルアセンブリ22は、シェル24,車輪ハウジング34、上面202、底面204、表面206、表面208、側面210、側面212、およびスキッドプレート610を備える。あるユーザの視点から、表面206は車輪およびハンドルアセンブリ22の前面を備え、別のユーザの視点から、表面208は車輪およびハンドルアセンブリ22の前面を備える。
【0020】
[07]車輪およびハンドルアセンブリ22は、上面202と底面204の間に、たとえば高さの第1の寸法を備える。車輪およびハンドルアセンブリ22は、上面210と底面212の間に、たとえば幅の第2の寸法を備える。
【0021】
[08]図5、図6、および図8を参照すると、1つの例において車輪ハウジング34は、車輪51のさまざまな部分を覆う。図5を参照すると、車輪ハウジング34は、車輪およびハンドルアセンブリ22の位置504において車輪51の部分502を覆う。図6を参照すると、車輪ハウジング34は、車輪およびハンドルアセンブリ22の位置608において車輪51の部分606を覆う。図6を参照すると、車輪ハウジング34は、車輪およびハンドルアセンブリ22の位置804において車輪51の部分802を覆う。
【0022】
[09]図3および図4を参照すると、ビジネスケース10は、下げられて、車輪およびハンドルアセンブリ22のハウジングシェル24に挿入されることが示される。シェル24は、ケース10の周囲に適合する大きさに作られる。
【0023】
[10]小型手荷物ケース10は、車輪およびハンドルアセンブリ22に容易に解放可能に固定することができる。1つの例において容易に解放可能に固定すると、小型手荷物ケース10の表面106は、車輪およびハンドルアセンブリ22の表面206と接する。小型手荷物ケース10の上面102は、車輪およびハンドルアセンブリ22の上面202に隣接する。小型手荷物ケース10の底面104は、車輪およびハンドルアセンブリ22の底面204に隣接する。小型手荷物ケース10の側面110は、車輪およびハンドルアセンブリ22の側面210に隣接する。小型手荷物ケース10の側面112は、車輪およびハンドルアセンブリ22の側面212に隣接する。
【0024】
[11]図5を参照すると、ビジネスケース10は、シェル基部28の前縁に装着される。示される実施形態における装着の手段は、アセンブリの前底部縁ならびにアセンブリの後上面および側面においてジッパーを閉じる。しかし、スナップおよびフック、ならびにループ留め手段を含む、その他の適切な装着手段も使用されてもよいことが予期される。加えて、本発明のさまざまな実施形態において使用される留め手段が、ビジネスケース10をシェル基部28に固定するようにロック可能であってもよいことが予期される。この実施形態において、下部前面装着は、ケース10の前底面縁に縫い付けられたジッパー半分52と、シェル基部28の前縁に縫い付けられたジッパー下半分48を噛み合わせることにより行われる。
【0025】
[12]同様に、図6に示されるように、ケース10の上部後側面および上部後縁に隣接して、その周囲に縫い付けられたジッパー半分54と、シェル24のジッパー上半分46は、噛み合うように大きさが作られて配置され、アセンブリの後上面縁および上後側面の周囲の完全なジッパーを形成する。
【0026】
[13]小型手荷物ケース10は、表面106の周囲に縁602を備える。1つの例においてジッパー半分54は、縁602の複数の部分に沿って縫い付けられる。たとえば、ジッパー半分54は、側面110、上面102、および側面112に沿って縫い付けられる。
【0027】
[14]車輪およびハンドルアセンブリ22は、表面206の周囲に縁604を備える。1つの例においてジッパー上半分46は、縁604の複数の部分に沿って縫い付けられる。たとえば、ジッパー上半分46は、側面210、上面202、および側面212に沿って縫い付けられる。
【0028】
[15]図7および図8は、完全に組み立てられたユニットを示す。図7において、入れ子式延長可能なハンドル36は、ケースがユーザの背後で引かれるように、アクセスジッパー44から引き出される。
【0029】
[16]本発明の代替的実施形態は、図9から図16に示される。図9を参照すると、バックパック56は、ユーザによって持ち運ばれるように1対の肩ストラップ58が装備され、その1つが示される。バックパック56は一般に、長方形の形状であり、ジッパー60、62、および64により3つの主要収納区画に到達できるようになっている。補助収納区画66、68、70は、バックパック56の片側に設けられる。本発明のこの実施形態は、バックパック56が、第1の説明された実施形態の横型ビジネスケース10ではなく、方向が縦型である点においてのみ、以前説明された実施形態と異なる。
【0030】
[17]図17および図18を参照すると、1つの例において少なくとも1つのクリップ1702は、車輪およびハンドルアセンブリ1900(図19)およびケース2000(図20)と係合するように構成される。車輪およびハンドルアセンブリ1900およびケース2000はそれぞれ、少なくとも1つのクリップ1702によって装着機構が提供されており、車輪およびハンドルアセンブリ22およびケース10と同様である。クリップ1702が係合すると、ケース2000は、車輪およびハンドルアセンブリ1900に確実に結合される。クリップ1702は、当業者には理解されるように、車輪およびハンドルアセンブリ1900からケース2000を分離することができるようにするためユーザにより係合から解放されてもよい。
【0031】
[18]クリップ1702は、第1のタブ1704、第2のタブ1706、およびブリッジ1708を備える。1つの例において第1のタブ1704、第2のタブ1706、およびブリッジ1708は、たとえば単一の射出成形品としてなど、一体化コンポーネントとして形成される。1つの例において第2のタブ1706は、内部に圧力タブ1710を備える部分ウィンドウ1707を備える。圧力タブ1710は、本明細書において説明されるように、部分ウィンドウ1707内で弾性的に柔軟となるように構成される。ブリッジ1708は、ユーザによって押されて、クリップ1702とケース2000および車輪およびハンドルアセンブリ1900との係合をもたらすように構成される。
【0032】
[19]図19および図25を参照すると、車輪およびハンドルアセンブリ1900のもう1つの実施態様が示される。車輪およびハンドルアセンブリ1900は、たとえばスロット1902、1904、1906、および1908など、クリップ1702を係合するように構成された1つまたは複数のスロットを備える。1つの例において車輪およびハンドルアセンブリ1900およびケース2000のスロットは、スロットの相補的な対が単一のクリップと結合するように、相補的な対となるように構成される。スロット1902および1904、1906、および1908は、ケース2000を車輪およびハンドルアセンブリ1900に固定するためにクリップ1702をケース2000と係合することができるように、車輪およびハンドルアセンブリ1900の外縁部に沿って配置される。スロット1902および1904は、車輪およびハンドルアセンブリ1900の上部の後方縁に沿って配置され、スロット1906および1908は、車輪およびハンドルアセンブリ1900の下部の前方縁に沿って配置される。図19において、スロット1904、1906、および1908は、その中にクリップ1702が挿入されている。
【0033】
[20]ハンドル36と類似する入れ子式延長可能なハンドル2502は、縮小位置で示される。車輪2504は、上記で説明される車輪51およびハウジング34と同様に、車輪ハウジング2506内に回転可能に取り付けられる。この実施態様において、車輪ハウジング2506は、車輪およびハンドルアセンブリ1900から外側に延長して、ケース2000を受けるために部分ハウジング2508内にさらに平らな内部面をもたらす。
【0034】
[21]図20から図24を参照すると、スロット1902は、第1の開口部2102および第2の開口部2104を備える。第1の開口部は、第2のタブ1706を受けるように構成され、第2の開口部2104は、圧力タブ1710を受けるように構成される。1つの例において、第1の開口部2102は、第2のタブが第1の開口部を摺動して通り、クリップ1702が閉鎖係合位置に摺動されるとき、圧力タブ1710が部分ウィンドウ1707を通じて第1のタブ1704の方向に(たとえば、圧力を受けて)弾性的に内側に曲げられるような大きさに作られる(図23)。1つの例において、当業者には理解されるように、ブリッジ1708は、閉鎖係合位置にあるとき、スロット1902の縁または表面と接する。
【0035】
[22]第2のタブ1706は、弾性的に曲げられた圧力タブ1710が第2の開口部2104に配置されて、それにより圧力タブ1710への圧力を解放し、その元の形状に戻ることができるようになるまで、第1の開口部2102に摺動するように構成される。この位置において、圧力タブ1710は、クリップ1702が閉鎖係合位置から外れてしまうことを防ぐため、第2の開口部2104と係合する。ユーザは、圧力タブ1710を弾性的に曲げるように(たとえば、親指または指で)圧力タブ1710に圧力をかけることができ、それによってクリップ1702を第1の開口部2102から引き出されるかまたは取り外すことができるようになり、クリップ1702が取り外されてケース2000が車輪およびハンドルアセンブリ1900から解放される。
【0036】
[23]ケース2000は、クリップ1702の第1のタブ1704を受けるための1つまたは複数のスロット2106を備える。1つの例においてスロット2106は、クリップ1702の第1のタブ1704を受けるように適合されたケース2000のスロット、ポーチ、または他の開口部を備える。図24を参照すると、1つの例においてケース2000の後面は、それぞれスロット1902および1904において2つの別個のクリップ1702と係合するように、2つのスロット2402および2404を備える。もう1つの例において、ケース2000の背面に沿った単一スロットのように、単一のスロット2106が複数のクリップ1702を受けるように適合される。たとえば、単一のスロットは、スロット1902から1904に延長して、それらの位置でクリップ1702を受けるように提供されてもよい。もう1つの例において、ケース2000のポケットまたは区画は、スロット2106としての役割を果たすこともできる。第1のタブ1704は、第2のタブ1706がスロット1902の第1の開口部2102に摺動するときに、スロット2106に摺動するように構成される。クリップ1702が閉鎖係合位置にあるので、第1のタブ1704は、当業者には理解されるように、車輪およびハンドルアセンブリ1900の係合面からケース2000が離れることを防ぐ。
【0037】
[24]本発明の複数の実施形態が示されたが、説明された内容は現在、本発明の牽引式運搬具のためのキャスター車輪アセンブリの好ましい実施形態であると見なされることは、当業者には明らかである。特許法によれば、本発明の真の精神および範囲を実質的に逸脱することなく、牽引式運搬具のためのキャスター車輪アセンブリに変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲に含まれるすべてのそのような変更および修正を網羅することが意図される。
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2002年1月10日に出願した米国特許出願第10/044,456号(現在、米国特許第6,595,334号)の優先権を主張する、2003年6月30日に出願した米国特許出願第10/609,970号(現在、米国特許第6,994,193号)の優先権を主張する、2006年2月6日に出願した現在係属中の米国特許出願第11/348,030号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、手荷物鞄類に関し、さらに具体的には、持ち運ぶための肩ストラップまたはハンドグリップ、もしくは地面を転がすための車輪およびユーザが引くための延長可能なハンドルを装備されうる、ビジネスケース、コンピュータケース、バックパックのような小型の手荷物ケースに関する。
【背景技術】
【0003】
従来、一泊旅行に使用されるような手荷物鞄類の品目の多くは、硬質の筐体として堅固または剛性の材料から形成された。同様に、一般にブリーフケースと呼ばれる、特に飛行機または列車のような公共交通機関を使用するときに手近に置いておく書類、手回り品、およびその他の物品を持ち運ぶために使用される手荷物鞄の品目もまた、硬質の筐体として堅固または剛性の材料から形成されたか、もしくは拡張および縮小を可能にするように何らかの柔軟な部分を備える皮革のような多少堅固な材料から形成された。さらに近年では、上記の手荷物鞄のタイプはいずれも、皮革、帆布、またはナイロンのような柔軟な天然材料または人工材料から作られた比較的構造の柔軟な筐体として形成されている。筐体を形成する軟質の材料は、特定の形状の手荷物鞄をもたらすように組み立てられる。場合によっては、手荷物鞄の望ましい形状を保持するために、堅固な枠組みが提供される。
【0004】
手荷物鞄業界におけるさらなる展開は、預け入れ荷物、機内持ち込み手荷物、および一部のビジネスケースのための車輪付き手荷物鞄の使用であった。この説明のために、「ビジネスケース(business case)」という用語は、ポータブルコンピュータを収めて運搬するように設計されたケースを含むことができる。このタイプの手荷物鞄は通常、ユーザが、ケースの全重量を持ち運ぶ必要はなく、その車輪でケースを引いて運ぶことができるように、車輪および延長可能なハンドルを含む。空港のコンコースまたは都市の舗道を移動するときにユーザの負担を軽減するために、追加の品目がハンドルアセンブリによって支持されてもよいか、またはケース自体に取り付けられてもよい。そのような追加の品目の例は、ガーメントバッグおよびその他のビジネスケースである。
【0005】
最も一般に提供されているこのタイプの手荷物鞄は、手荷物鞄に永久的に装着された車輪および延長可能なハンドルを有する。このタイプの手荷物鞄がその車輪で運搬されていないとき、延長可能なハンドルは収縮される。この構成がビジネスケースの設計の一部として含まれる場合、その一体化された車輪およびハンドルアセンブリを含めたケースの大きさおよび重量は、多くの場合、運ぶには扱いにくくしかも苦痛となる。
【0006】
たとえば、同様のケースは、出張旅行中、および自宅とオフィス間の通勤中に使用されることもある。出張旅行では、一体化されたハンドルおよび車輪アセンブリはありがたいものであるが、通勤列車においては、アセンブリの大きさおよび重量が悩みの元凶となることもある。そのようなビジネスケースまたはバックパックが肩ストラップまたはハンドルにより運ばれる場合、収縮されたハンドルおよび車輪アセンブリの一般にクッション材のない構造体は、ユーザの胸郭に刺激を与える可能性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、ケースと、必要なときにケースに容易に固定され、不要な場合に取り外されうる車輪およびハンドルアセンブリから成る手荷物鞄システムを提供することは有利となろう。さらに、容易に取り外し可能な車輪およびハンドルアセンブリ、ならびにそれらを相互に固定するための補足器具を備えるケースを提供することが望ましい。さらに、相互に固定された場合の外観を好ましいものにするように、取り外し可能な車輪およびハンドルアセンブリならびにケースは、相補的な設計であることが望ましい。最後に、車輪およびハンドルアセンブリは、特にケースが一杯に詰められて重い場合に、ケースに特別な強度をもたらすことが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施態様において本発明は、ケースを運搬するためのストラップまたはハンドル、およびケースを引くための車輪および延長可能なハンドルアセンブリが備えられたケースを含む手荷物鞄システムを含む。ケースに取り外し可能に装着されうる車輪および延長可能なハンドルアセンブリを提供することは、本発明のさらなる目的である。
【0009】
もう1つの実施態様において本発明は、ケースと取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに提供された補足留め具によって相互に装着される取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを備えるケースを含む。
【0010】
さらにもう1つの実施態様において本発明は、ケースを引くためにケースに装着された場合に追加の保護および剛性をケースにもたらす取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを含む。
【0011】
もう1つの実施態様において本発明は、ケース、車輪およびハンドルアセンブリ、ならびに少なくとも1つのクリップを備える手荷物ケースシステムを含む。ケースは、上面、底面、前面、背面、および側面を有する。車輪およびハンドルアセンブリは、底面、背面、および側面を含む部分ハウジングと、前記背面に固定された延長可能なハンドルを備える。部分ハウジングは、前記ケースの前記底面が部分ハウジングの底面に配置されうるように、および前記ケースの前記底面および側面が前記部分ハウジングの底面および側面と係合するように、前記ケースの形状と形状が適合する。少なくとも1つのクリップは、車輪およびハンドルアセンブリにケースを解放可能に固定するためにケースと車輪およびハンドルアセンブリを係合するように構成され、それにより前記ハンドルが延長されて、前記ケースが前記ハンドルにより引かれてもよい。
【0012】
本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを備えるケースは、締め具により閉鎖状態にされうる開口部によって到達できるようにされた1つまたは複数の主要収納容積を有する柔らかい側面ケースを含む。ケースはまた、主要収納領域の壁の側面にポケットとして追加の収納領域を有することもできる。ハンドルは、ケースの運搬中に人が握れるように、主要収納領域の壁面に固定される。本発明の好ましい実施形態において、ストラップは、バックパックとしてケースを運ぶために使用されうる主要収納領域の壁面に固定される。本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリは、基部、側面、および背面を有する部分ハウジングを含む。1対の車輪は、基部、側面、および背面により形成される隅部に隣接する部分ハウジングに取り付けられる。背面には、延長可能なハンドルアセンブリを入れ子式に受けるための機構が提供される。本発明の好ましい実施形態において、部分ハウジングの背面はケースと基本的に同じ高さであり、基部はケースと基本的に同じ幅および奥行きであり、側面は背面と比較して高さが低くなっている。補足締め具は、取り外し可能車輪およびハンドルアセンブリ、ならびにケースに提供され、アセンブリをケースに取り外し可能に固定する。本発明の好ましい実施形態において、補足締め具は、主要収納容積および補助収納容積に到達できるようにするために使用されるものと同様の、ジッパーの形態をとる。さらに具体的には、ジッパーの一部は、部分ハウジングの背面の縁周囲に固定され、ジッパーの他の部分は、ケースが部分ハウジングに配置されるときに、ジッパー部分が通常の方法で相互に固定されうるように、ケースに備えられる。同様に、ジッパーの一部は、背面に対向する底面の縁に備えられ、ジッパーの他の部分は、ケースが部分ハウジングに配置されるときに、ジッパー部分が通常の方法で相互に固定されうるように、ケースに備えられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】ブリーフケースとして運搬される本発明の好ましい実施形態によるビジネスケースを示す全体透視図である。
【図2】図1に示されるケースと共に使用する本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを示す透視図である。
【図3】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリにおける図1のケースの配置方法を示す透視図である。
【図4】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図1のケースを示す透視図である。
【図5】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図1のケースを示す正面透視図、および結合されたアセンブリの底面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図6】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図1のケースを示す後面透視図、および結合されたアセンブリの上面および側面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図7】図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに最終的に固定されている、部分的に延長可能なハンドルが延長された図1のケースを示す透視図である。
【図8】延長可能なハンドルが延長されてケースを引くために使用されている、図2の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに固定された図1のケースを示す透視図である。
【図9】本発明の代替的実施形態によるバックパックを示す全体透視図である。
【図10】図9に示されるケースと共に使用する本発明による取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリを示す透視図である。
【図11】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリにおける図9のケースの配置方法を示す透視図である。
【図12】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図9のケースを示す透視図である。
【図13】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図9のケースを示す透視図、および結合されたアセンブリの底面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図14】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに配置された図9のケースを示す透視図、および結合されたアセンブリの上面および側面における装着プロセスを示す一連の詳細図である。
【図15】図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに最終的に固定されている、部分的に延長可能なハンドルが延長された図9のケースを示す透視図である。
【図16】延長可能なハンドルが延長されてケースを引くために使用されている、図10の取り外し可能車輪および延長可能なハンドルアセンブリに固定された図9のケースを示す透視図である。
【図17】ケースを車輪およびハンドルアセンブリに取り外し可能に固定するためのクリップを示す透視図である。
【図18】図17のクリップを示す側面図である。
【図19】ケースのもう1つの実施態様による車輪およびハンドルアセンブリのもう1つの実施態様を示す部分正面透視図である。
【図20】図17のクリップと共に図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示す部分後面透視図である。
【図21】図17のクリップと共に図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示し、車輪およびハンドルアセンブリの係合点を示すもう1つの部分後面透視図である。
【図22】図17のクリップと係合された図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示す部分後面透視図である。
【図23】クリップが閉鎖係合位置にある図17のクリップと係合された図19のケースならびに車輪およびハンドルアセンブリを示すもう1つの部分後面透視図である。
【図24】図19のケースを示す後面図である。
【図25】図19の車輪およびハンドルアセンブリを示す正面透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[01]図1を参照すると、1つの例においてケース10は、ビジネスケース10および/または手荷物ケース10を備える。本発明の好ましい実施形態によるビジネスケース10は、ユーザによって運搬されるように、肩ストラップ12が装備される。ビジネスケース10は一般に、長方形の形状であり、ジッパー14および16により3つの主要収納区画に到達できるようになっている。補助収納区画18および20は、ケース10の片側に設けられる。
【0015】
[02]1つの例において手荷物ケース10は、小型の手荷物ケース10を備える。1つの例において小型の手荷物ケース10は、上面102、底面104、表面106、表面108、側面110、および側面112を備える。あるユーザの視点から、表面106は小型手荷物ケース10の前面を備え、別のユーザの視点から、表面108は小型手荷物ケース10の前面を備える。
【0016】
[03]小型手荷物ケース10は、上面102と底面104の間に、たとえば高さの第1の寸法を備える。小型手荷物ケース10は、側面110と側面112の間に、たとえば幅の第2の寸法を備える。
【0017】
[04]図2を参照すると、本発明による車輪およびハンドルアセンブリ22は、部分ハウジングシェル24を含むように示される。シェル24は、背面26、基部28、ならびに側面部材30および32を含む。車輪ハウジング34は、シェル24の背面基部に形成される。車輪51は、図8に示されるように、車輪ハウジング34内に回転可能に取り付けられる。入れ子式延長可能なハンドル36は、上部ブラケット38および下部ブラケット40によりシェル背面26の内部にスライド可能に取り付けられる。シェル背面26は、シェル24の柔軟な上面および上部側面を形成するように、シェル背面26の上部縁の周囲に広がる縁取りガセット42を含む。アクセスジッパー44は、縁取りガセット42内に設けられ、開いているときに、ハンドル36に到達できるようにして、そこからハンドル36が延長される。
【0018】
[05]ジッパー上半分46は、縁取りガセット42の前縁に縫い付けられる。ジッパー下半分48は、シェル基部28の前縁に縫い付けられる。支持足部50は、基部28の底面に設けられる。
【0019】
[06]図2および図6を参照すると、1つの例において車輪およびハンドルアセンブリ22は、シェル24,車輪ハウジング34、上面202、底面204、表面206、表面208、側面210、側面212、およびスキッドプレート610を備える。あるユーザの視点から、表面206は車輪およびハンドルアセンブリ22の前面を備え、別のユーザの視点から、表面208は車輪およびハンドルアセンブリ22の前面を備える。
【0020】
[07]車輪およびハンドルアセンブリ22は、上面202と底面204の間に、たとえば高さの第1の寸法を備える。車輪およびハンドルアセンブリ22は、上面210と底面212の間に、たとえば幅の第2の寸法を備える。
【0021】
[08]図5、図6、および図8を参照すると、1つの例において車輪ハウジング34は、車輪51のさまざまな部分を覆う。図5を参照すると、車輪ハウジング34は、車輪およびハンドルアセンブリ22の位置504において車輪51の部分502を覆う。図6を参照すると、車輪ハウジング34は、車輪およびハンドルアセンブリ22の位置608において車輪51の部分606を覆う。図6を参照すると、車輪ハウジング34は、車輪およびハンドルアセンブリ22の位置804において車輪51の部分802を覆う。
【0022】
[09]図3および図4を参照すると、ビジネスケース10は、下げられて、車輪およびハンドルアセンブリ22のハウジングシェル24に挿入されることが示される。シェル24は、ケース10の周囲に適合する大きさに作られる。
【0023】
[10]小型手荷物ケース10は、車輪およびハンドルアセンブリ22に容易に解放可能に固定することができる。1つの例において容易に解放可能に固定すると、小型手荷物ケース10の表面106は、車輪およびハンドルアセンブリ22の表面206と接する。小型手荷物ケース10の上面102は、車輪およびハンドルアセンブリ22の上面202に隣接する。小型手荷物ケース10の底面104は、車輪およびハンドルアセンブリ22の底面204に隣接する。小型手荷物ケース10の側面110は、車輪およびハンドルアセンブリ22の側面210に隣接する。小型手荷物ケース10の側面112は、車輪およびハンドルアセンブリ22の側面212に隣接する。
【0024】
[11]図5を参照すると、ビジネスケース10は、シェル基部28の前縁に装着される。示される実施形態における装着の手段は、アセンブリの前底部縁ならびにアセンブリの後上面および側面においてジッパーを閉じる。しかし、スナップおよびフック、ならびにループ留め手段を含む、その他の適切な装着手段も使用されてもよいことが予期される。加えて、本発明のさまざまな実施形態において使用される留め手段が、ビジネスケース10をシェル基部28に固定するようにロック可能であってもよいことが予期される。この実施形態において、下部前面装着は、ケース10の前底面縁に縫い付けられたジッパー半分52と、シェル基部28の前縁に縫い付けられたジッパー下半分48を噛み合わせることにより行われる。
【0025】
[12]同様に、図6に示されるように、ケース10の上部後側面および上部後縁に隣接して、その周囲に縫い付けられたジッパー半分54と、シェル24のジッパー上半分46は、噛み合うように大きさが作られて配置され、アセンブリの後上面縁および上後側面の周囲の完全なジッパーを形成する。
【0026】
[13]小型手荷物ケース10は、表面106の周囲に縁602を備える。1つの例においてジッパー半分54は、縁602の複数の部分に沿って縫い付けられる。たとえば、ジッパー半分54は、側面110、上面102、および側面112に沿って縫い付けられる。
【0027】
[14]車輪およびハンドルアセンブリ22は、表面206の周囲に縁604を備える。1つの例においてジッパー上半分46は、縁604の複数の部分に沿って縫い付けられる。たとえば、ジッパー上半分46は、側面210、上面202、および側面212に沿って縫い付けられる。
【0028】
[15]図7および図8は、完全に組み立てられたユニットを示す。図7において、入れ子式延長可能なハンドル36は、ケースがユーザの背後で引かれるように、アクセスジッパー44から引き出される。
【0029】
[16]本発明の代替的実施形態は、図9から図16に示される。図9を参照すると、バックパック56は、ユーザによって持ち運ばれるように1対の肩ストラップ58が装備され、その1つが示される。バックパック56は一般に、長方形の形状であり、ジッパー60、62、および64により3つの主要収納区画に到達できるようになっている。補助収納区画66、68、70は、バックパック56の片側に設けられる。本発明のこの実施形態は、バックパック56が、第1の説明された実施形態の横型ビジネスケース10ではなく、方向が縦型である点においてのみ、以前説明された実施形態と異なる。
【0030】
[17]図17および図18を参照すると、1つの例において少なくとも1つのクリップ1702は、車輪およびハンドルアセンブリ1900(図19)およびケース2000(図20)と係合するように構成される。車輪およびハンドルアセンブリ1900およびケース2000はそれぞれ、少なくとも1つのクリップ1702によって装着機構が提供されており、車輪およびハンドルアセンブリ22およびケース10と同様である。クリップ1702が係合すると、ケース2000は、車輪およびハンドルアセンブリ1900に確実に結合される。クリップ1702は、当業者には理解されるように、車輪およびハンドルアセンブリ1900からケース2000を分離することができるようにするためユーザにより係合から解放されてもよい。
【0031】
[18]クリップ1702は、第1のタブ1704、第2のタブ1706、およびブリッジ1708を備える。1つの例において第1のタブ1704、第2のタブ1706、およびブリッジ1708は、たとえば単一の射出成形品としてなど、一体化コンポーネントとして形成される。1つの例において第2のタブ1706は、内部に圧力タブ1710を備える部分ウィンドウ1707を備える。圧力タブ1710は、本明細書において説明されるように、部分ウィンドウ1707内で弾性的に柔軟となるように構成される。ブリッジ1708は、ユーザによって押されて、クリップ1702とケース2000および車輪およびハンドルアセンブリ1900との係合をもたらすように構成される。
【0032】
[19]図19および図25を参照すると、車輪およびハンドルアセンブリ1900のもう1つの実施態様が示される。車輪およびハンドルアセンブリ1900は、たとえばスロット1902、1904、1906、および1908など、クリップ1702を係合するように構成された1つまたは複数のスロットを備える。1つの例において車輪およびハンドルアセンブリ1900およびケース2000のスロットは、スロットの相補的な対が単一のクリップと結合するように、相補的な対となるように構成される。スロット1902および1904、1906、および1908は、ケース2000を車輪およびハンドルアセンブリ1900に固定するためにクリップ1702をケース2000と係合することができるように、車輪およびハンドルアセンブリ1900の外縁部に沿って配置される。スロット1902および1904は、車輪およびハンドルアセンブリ1900の上部の後方縁に沿って配置され、スロット1906および1908は、車輪およびハンドルアセンブリ1900の下部の前方縁に沿って配置される。図19において、スロット1904、1906、および1908は、その中にクリップ1702が挿入されている。
【0033】
[20]ハンドル36と類似する入れ子式延長可能なハンドル2502は、縮小位置で示される。車輪2504は、上記で説明される車輪51およびハウジング34と同様に、車輪ハウジング2506内に回転可能に取り付けられる。この実施態様において、車輪ハウジング2506は、車輪およびハンドルアセンブリ1900から外側に延長して、ケース2000を受けるために部分ハウジング2508内にさらに平らな内部面をもたらす。
【0034】
[21]図20から図24を参照すると、スロット1902は、第1の開口部2102および第2の開口部2104を備える。第1の開口部は、第2のタブ1706を受けるように構成され、第2の開口部2104は、圧力タブ1710を受けるように構成される。1つの例において、第1の開口部2102は、第2のタブが第1の開口部を摺動して通り、クリップ1702が閉鎖係合位置に摺動されるとき、圧力タブ1710が部分ウィンドウ1707を通じて第1のタブ1704の方向に(たとえば、圧力を受けて)弾性的に内側に曲げられるような大きさに作られる(図23)。1つの例において、当業者には理解されるように、ブリッジ1708は、閉鎖係合位置にあるとき、スロット1902の縁または表面と接する。
【0035】
[22]第2のタブ1706は、弾性的に曲げられた圧力タブ1710が第2の開口部2104に配置されて、それにより圧力タブ1710への圧力を解放し、その元の形状に戻ることができるようになるまで、第1の開口部2102に摺動するように構成される。この位置において、圧力タブ1710は、クリップ1702が閉鎖係合位置から外れてしまうことを防ぐため、第2の開口部2104と係合する。ユーザは、圧力タブ1710を弾性的に曲げるように(たとえば、親指または指で)圧力タブ1710に圧力をかけることができ、それによってクリップ1702を第1の開口部2102から引き出されるかまたは取り外すことができるようになり、クリップ1702が取り外されてケース2000が車輪およびハンドルアセンブリ1900から解放される。
【0036】
[23]ケース2000は、クリップ1702の第1のタブ1704を受けるための1つまたは複数のスロット2106を備える。1つの例においてスロット2106は、クリップ1702の第1のタブ1704を受けるように適合されたケース2000のスロット、ポーチ、または他の開口部を備える。図24を参照すると、1つの例においてケース2000の後面は、それぞれスロット1902および1904において2つの別個のクリップ1702と係合するように、2つのスロット2402および2404を備える。もう1つの例において、ケース2000の背面に沿った単一スロットのように、単一のスロット2106が複数のクリップ1702を受けるように適合される。たとえば、単一のスロットは、スロット1902から1904に延長して、それらの位置でクリップ1702を受けるように提供されてもよい。もう1つの例において、ケース2000のポケットまたは区画は、スロット2106としての役割を果たすこともできる。第1のタブ1704は、第2のタブ1706がスロット1902の第1の開口部2102に摺動するときに、スロット2106に摺動するように構成される。クリップ1702が閉鎖係合位置にあるので、第1のタブ1704は、当業者には理解されるように、車輪およびハンドルアセンブリ1900の係合面からケース2000が離れることを防ぐ。
【0037】
[24]本発明の複数の実施形態が示されたが、説明された内容は現在、本発明の牽引式運搬具のためのキャスター車輪アセンブリの好ましい実施形態であると見なされることは、当業者には明らかである。特許法によれば、本発明の真の精神および範囲を実質的に逸脱することなく、牽引式運搬具のためのキャスター車輪アセンブリに変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲に含まれるすべてのそのような変更および修正を網羅することが意図される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面、底面、前面、背面、および側面を有するケースと、
底面、背面、および側面を含む部分ハウジングと、前記背面に固定された延長可能なハンドルを備える車輪およびハンドルアセンブリであって、前記ケースの前記底面が前記部分ハウジングの前記底面に配置されうるように、および前記ケースの前記背面および側面が前記部分ハウジングの前記背面および側面と係合するように、前記部分ハウジングは前記ケースの形状と、形状が適合する車輪およびハンドルアセンブリと、
前記車輪およびハンドルアセンブリに前記ケースを容易に解放可能に固定するために前記ケースと前記車輪およびハンドルアセンブリを係合するように構成され、それにより、前記ハンドルが延長されて前記ケースが前記ハンドルにより引かれうる少なくとも1つのクリップとを備える手荷物ケースシステム。
【請求項2】
前記クリップは、第1のタブ、第2のタブ、およびブリッジを備え、
前記ケースは、前記クリップの前記第1のタブを受けるように構成されたスロットを備え、
前記車輪およびハンドルアセンブリは、前記クリップの前記第2のタブを受けるように構成されたスロットを備え、
前記ケースの前記スロットと前記車輪およびハンドルアセンブリの前記スロットは相補的である請求項1に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項3】
第1のタブ、前記第2のタブ、および前記ブリッジは一体化コンポーネントとして形成される請求項2に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項4】
前記第2のタブは、内部に圧力タブを持つ部分ウィンドウを備え、
前記圧力タブは、前記部分ウィンドウ内で弾性的に柔軟となるように構成される請求項2に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項5】
前記車輪およびハンドルアセンブリの前記スロットは、第1の開口部および第2の開口部を備え、
前記第1の開口部は、前記クリップの前記第2のタブを受けるように構成され、
前記第2の開口部は、前記クリップの前記圧力タブを受けるように構成される請求項4に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項6】
前記第1の開口部は、前記第2のタブが前記第1の開口部を摺動して通るとき、前記圧力タブが前記部分ウィンドウを通じて第1の位置から第2の位置へと前記第1のタブ方向に弾性的に曲げられるような大きさに作られる請求項5に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項7】
前記第2のタブは、前記クリップが閉鎖係合位置に到達するとき前記圧力タブが前記第1の位置に戻ることができるように、前記弾性的に曲げられた圧力タブが前記第2の開口部に配置されるまで前記第1の開口部に摺動して入るように構成される請求項6に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項8】
前記閉鎖係合位置へ挿入すると、前記圧力タブは、前記クリップが前記閉鎖係合位置から取り外されることを防ぐように構成される請求項7に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項9】
前記圧力タブは、前記圧力タブを弾性的に曲げるためにユーザからの圧力を受け、前記クリップを前記閉鎖係合位置から取り外すことができるように構成される請求項8に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項10】
前記クリップの前記ブリッジは、閉鎖係合位置において前記車輪およびハンドルアセンブリの前記スロットの縁に接する請求項6に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項11】
前記ブリッジは、前記クリップが前記閉鎖係合位置に移動されるよう、押されるように構成される請求項10に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つのクリップは、第1のクリップおよび第2のクリップを備える請求項1に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項13】
前記ケースは、前記第1のクリップの第1のタブ、および前記第2のクリップの第1のタブを受けるように構成される第1のスロットを備える請求項12に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項14】
前記第1のスロットは前記ケースのポケットまたは区画を備える請求項13に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項15】
上面、底面、前面、背面、および側面を有するケースを車輪およびハンドルアセンブリの部分ハウジングに配置するステップであって、前記部分ハウジングは、底面、背面、および側面を備え、前記ケースの前記底面が前記部分ハウジングの前記底面に配置されうるように、および前記ケースの前記背面および側面が前記部分ハウジングの前記背面および側面と係合するように、前記ケースの形状に前記部分ハウジングは形状が適合するステップと、
クリップの第1のタブを前記ケースの第1のスロットと係合するステップと、
前記クリップの第2のタブを前記車輪およびハンドルアセンブリの第1のスロットと係合するステップと、
前記クリップを閉鎖係合位置に摺動させるように前記クリップのブリッジを押すステップであって、前記ブリッジは前記第1のタブおよび前記第2のタブを結合するステップとを備える方法。
【請求項16】
前記クリップの第2のタブを前記車輪およびハンドルアセンブリの前記第1のスロットの第1の開口部を通じて摺動させるステップをさらに備える請求項15に記載の方法。
【請求項17】
摺動させる前記ステップは、前記第2のタブの圧力タブを、前記第2のタブの部分ウィンドウ内に弾性的に曲げるステップを備える請求項15に記載の方法。
【請求項18】
弾性的に曲げる前記ステップは、
前記クリップの前記第2のタブが前記第1の開口部内に摺動して入ることができるように、前記圧力タブを第1の位置から第2の位置に弾性的に曲げるステップを備える請求項15に記載の方法。
【請求項19】
摺動させる前記ステップは、
前記クリップが閉鎖係合位置に到達するとき前記圧力タブが前記第1の位置に戻ることができるように、前記弾性的に曲げられた圧力タブが前記第2のタブの第2の開口部に入るまで、前記クリップの前記第2のタブを、前記第1の開口部を通じて摺動させるステップを備える請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記クリップが前記閉鎖係合位置から取り外されるようにするため前記圧力タブを弾性的に曲げるように前記クリップの前記第2のタブの前記圧力タブに圧力をかけるステップをさらに備える請求項19に記載の方法。
【請求項1】
上面、底面、前面、背面、および側面を有するケースと、
底面、背面、および側面を含む部分ハウジングと、前記背面に固定された延長可能なハンドルを備える車輪およびハンドルアセンブリであって、前記ケースの前記底面が前記部分ハウジングの前記底面に配置されうるように、および前記ケースの前記背面および側面が前記部分ハウジングの前記背面および側面と係合するように、前記部分ハウジングは前記ケースの形状と、形状が適合する車輪およびハンドルアセンブリと、
前記車輪およびハンドルアセンブリに前記ケースを容易に解放可能に固定するために前記ケースと前記車輪およびハンドルアセンブリを係合するように構成され、それにより、前記ハンドルが延長されて前記ケースが前記ハンドルにより引かれうる少なくとも1つのクリップとを備える手荷物ケースシステム。
【請求項2】
前記クリップは、第1のタブ、第2のタブ、およびブリッジを備え、
前記ケースは、前記クリップの前記第1のタブを受けるように構成されたスロットを備え、
前記車輪およびハンドルアセンブリは、前記クリップの前記第2のタブを受けるように構成されたスロットを備え、
前記ケースの前記スロットと前記車輪およびハンドルアセンブリの前記スロットは相補的である請求項1に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項3】
第1のタブ、前記第2のタブ、および前記ブリッジは一体化コンポーネントとして形成される請求項2に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項4】
前記第2のタブは、内部に圧力タブを持つ部分ウィンドウを備え、
前記圧力タブは、前記部分ウィンドウ内で弾性的に柔軟となるように構成される請求項2に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項5】
前記車輪およびハンドルアセンブリの前記スロットは、第1の開口部および第2の開口部を備え、
前記第1の開口部は、前記クリップの前記第2のタブを受けるように構成され、
前記第2の開口部は、前記クリップの前記圧力タブを受けるように構成される請求項4に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項6】
前記第1の開口部は、前記第2のタブが前記第1の開口部を摺動して通るとき、前記圧力タブが前記部分ウィンドウを通じて第1の位置から第2の位置へと前記第1のタブ方向に弾性的に曲げられるような大きさに作られる請求項5に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項7】
前記第2のタブは、前記クリップが閉鎖係合位置に到達するとき前記圧力タブが前記第1の位置に戻ることができるように、前記弾性的に曲げられた圧力タブが前記第2の開口部に配置されるまで前記第1の開口部に摺動して入るように構成される請求項6に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項8】
前記閉鎖係合位置へ挿入すると、前記圧力タブは、前記クリップが前記閉鎖係合位置から取り外されることを防ぐように構成される請求項7に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項9】
前記圧力タブは、前記圧力タブを弾性的に曲げるためにユーザからの圧力を受け、前記クリップを前記閉鎖係合位置から取り外すことができるように構成される請求項8に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項10】
前記クリップの前記ブリッジは、閉鎖係合位置において前記車輪およびハンドルアセンブリの前記スロットの縁に接する請求項6に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項11】
前記ブリッジは、前記クリップが前記閉鎖係合位置に移動されるよう、押されるように構成される請求項10に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つのクリップは、第1のクリップおよび第2のクリップを備える請求項1に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項13】
前記ケースは、前記第1のクリップの第1のタブ、および前記第2のクリップの第1のタブを受けるように構成される第1のスロットを備える請求項12に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項14】
前記第1のスロットは前記ケースのポケットまたは区画を備える請求項13に記載の手荷物ケースシステム。
【請求項15】
上面、底面、前面、背面、および側面を有するケースを車輪およびハンドルアセンブリの部分ハウジングに配置するステップであって、前記部分ハウジングは、底面、背面、および側面を備え、前記ケースの前記底面が前記部分ハウジングの前記底面に配置されうるように、および前記ケースの前記背面および側面が前記部分ハウジングの前記背面および側面と係合するように、前記ケースの形状に前記部分ハウジングは形状が適合するステップと、
クリップの第1のタブを前記ケースの第1のスロットと係合するステップと、
前記クリップの第2のタブを前記車輪およびハンドルアセンブリの第1のスロットと係合するステップと、
前記クリップを閉鎖係合位置に摺動させるように前記クリップのブリッジを押すステップであって、前記ブリッジは前記第1のタブおよび前記第2のタブを結合するステップとを備える方法。
【請求項16】
前記クリップの第2のタブを前記車輪およびハンドルアセンブリの前記第1のスロットの第1の開口部を通じて摺動させるステップをさらに備える請求項15に記載の方法。
【請求項17】
摺動させる前記ステップは、前記第2のタブの圧力タブを、前記第2のタブの部分ウィンドウ内に弾性的に曲げるステップを備える請求項15に記載の方法。
【請求項18】
弾性的に曲げる前記ステップは、
前記クリップの前記第2のタブが前記第1の開口部内に摺動して入ることができるように、前記圧力タブを第1の位置から第2の位置に弾性的に曲げるステップを備える請求項15に記載の方法。
【請求項19】
摺動させる前記ステップは、
前記クリップが閉鎖係合位置に到達するとき前記圧力タブが前記第1の位置に戻ることができるように、前記弾性的に曲げられた圧力タブが前記第2のタブの第2の開口部に入るまで、前記クリップの前記第2のタブを、前記第1の開口部を通じて摺動させるステップを備える請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記クリップが前記閉鎖係合位置から取り外されるようにするため前記圧力タブを弾性的に曲げるように前記クリップの前記第2のタブの前記圧力タブに圧力をかけるステップをさらに備える請求項19に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図18】
【図24】
【図17】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図18】
【図24】
【図17】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図25】
【公開番号】特開2012−20132(P2012−20132A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−154656(P2011−154656)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(511170766)マクレーン・カンパニー,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154656(P2011−154656)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(511170766)マクレーン・カンパニー,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
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