説明

取付具

【課題】 テレビジョン受信機の背面側にミリ波帯のアンテナや受信機を取り付ける。
【解決手段】 平板状の支持板2の一端部に、この支持板2に対して直角にかつ支持板2と一体に板状の固定板6が設けられている。固定板6は、テレビジョン受信機38の背面に固定される。支持板2に設けられた取付部12に、ミリ波受信機32が取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ、送信機または受信機を、例えばミリ波帯のアンテナ、送信機または受信機を、固定体に取り付ける取付具に関する。
【背景技術】
【0002】
アンテナで受信したUHF帯の地上デジタルテレビジョン放送信号や、BS/CSアンテナで受信され、このアンテナに付属するコンバーターから出力されるBS/CS−IF中間周波信号を、アップコンバーターによってミリ波帯の信号に周波数変換し、このミリ波帯の信号を屋内に設置したミリ波帯送信アンテナから屋内に送信し、屋内のテレビジョン受信機の上面に取り付けたミリ波帯受信アンテナによって受信し、このミリ波帯受信アンテナに付属するダウンコンバーターによって元のUHF帯の地上デジタルテレビジョン放送信号やBS/CS−IF中間周波信号に周波数変換し、これをテレビジョン受信機に供給する技術が、特許文献1に開示されている。また、上記のようなミリ波送信アンテナやアップコンバーターを家屋の天井内に取り付けた例が、特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4291657号
【特許文献2】特開2007−274147号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ミリ波帯受信アンテナは、テレビジョン受信機の上面に取り付けられている。これは、ミリ波帯信号を良好に受信するためと思われる。しかし、ミリ波帯送信アンテナの屋内の設置位置によっては、必ずしもテレビジョン受信機の上面が良好にミリ波帯の信号を受信できる位置とは限らず、また、テレビジョン受信機の上面へのミリ波帯受信アンテナの設置は、テレビジョン受信機の見栄えを損なう。また、ミリ波帯送信アンテナやアップコンバーターは、場合によっては天井内ではなく、室内の壁に取り付け可能な場合もあるが、特許文献2では、そのような場合に対応することができない。
【0005】
本発明は、ミリ波帯の送信機の設置位置によっては、テレビジョン受信機の背面側でも良好にミリ波帯の信号を受信できることに鑑み、テレビジョン受信機の背面側にミリ波帯のアンテナや受信機を取り付け可能とし、またミリ波帯の送信アンテナや送信機を壁面に取付可能とした取付具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の取付具では、平板状の支持板の一端部に、この支持板に対して所定の角度、例えばほぼ直角をなすように、前記支持板と一体に板状の固定板が設けられている。前記支持板に取付部が設けられている。この取付部には、アンテナ、送信機または受信機、例えばミリ波帯のアンテナ、このアンテナを備えた送信機またはこのアンテナを備えた受信機が取り付けられる。
【0007】
このように構成された取付具では、固定板をテレビジョン受信機の背面または屋内の壁などに固定することによって、アンテナまたは受信機をテレビジョン受信機の背面に取り付けたり、アンテナまたは送信機を屋内の壁に取り付けたりすることができる。
【0008】
前記取付部は、前記支持板の長さ方向に沿う直線上の任意の位置に固定可能に構成することができる。例えば支持板の長さ方向に沿って、支持板の厚さ方向に貫通した貫通溝を設け、この溝内を取付部が摺動可能とし、この溝内の任意の位置で取付部を固定する固定手段を設ける。
【0009】
例えば複数台のテレビジョン受信機を一列に配置し、1台のミリ波送信機からのミリ波帯の信号を受信するような場合に、取付部の位置が変更不能であると、他のテレビジョン受信機に設けたミリ波受信アンテナや受信機が障害物となってミリ波送信機からのミリ波帯の信号を受信できないアンテナまたは受信機が生じる可能性がある。取付部の支持板における位置を調整可能となることによって、他のテレビジョン受信機に設けたミリ波受信アンテナや受信機が障害物となることを回避でき、いずれの取付部に設けたアンテナや受信機でも良好にミリ波帯の信号を受信することが可能となる。
【0010】
前記取付部は、前記支持板に対して直角な第1の軸回りに回転自在に第1の部材を設け、前記第1の軸に直交する第2の軸の回りに回転自在な第2の部材を、第1の部材に設けることもできる。この場合、前記アンテナ、送信機または受信機は、第2の部材に取り付けられる。
【0011】
このように構成すると、アンテナ、送信機または受信機の例えば方位角を、第1の軸の回りに第1の部材を回転させることによって調整することができ、例えば仰角を第2の軸の回りに第2の部材を回転させることによって調整することができる。
【0012】
更に、第1の部材は、前記第1の軸上に位置する軸体と、この軸体の外周に挿通された環状部と、 この環状部から、互いに間隔をおいて側方に突出した2つの突出板とを、
具備するものとできる。この場合、第2の部材は、前記2つの突出板それぞれに面接触している2つの接触板と、これら2つの接触板における前記環状部と反対側に設けられ、前記アンテナ、送信機または受信機が取り付けられる取付板と、前記第2の軸上に位置し、前記2つの接触板及び前記2つの突出板を貫通したボルトとを、具備している。前記2つの接触板は、前記ボルトの回りに回転可能であり、前記ボルトは、前記2つの接触板間の距離及び前記2つの突出板間の距離を縮小するように、前記2つの接触板及び前記2つの突出板を押圧固定する。
【0013】
このように構成すると、アンテナ、送信機または受信機の仰角や方位角の調整が終了した後、ボルトを締めるという1つの作業だけで、仰角及び方位角を固定することができる。
【0014】
前記固定板に、前記取付部の高さ位置調整手段を設けることもできる。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、本発明によれば、テレビジョン受信機の背面側にミリ波帯のアンテナや受信機を取り付けることができ、またミリ波帯の送信アンテナや送信機を壁面に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施形態の取付具の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1の取付具の部分省略底面図である。
【図5】図1の取付具の第1の使用状態の平面図である。
【図6】図1の取付具の第2の使用状態の図2に相当する断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の取付具の方位角を調整した図2に相当する断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の取付具の方位角を調整した図3に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の第1の実施形態の取付具1は、図1及び図3に示すように、支持板2を有している。支持板2は、概略長方形状に形成された金属製であり、その中央には長さ方向に沿って厚さ方向に貫通した貫通孔4が形成されている。
【0018】
図3に示すように、支持板2の一端部には、支持板2と直角をなすように固定板6が一体に形成されている。この固定板6も、概略長方形状の金属製で、図2に示すように、その長さ方向に沿って、壁面やテレビジョン受信機に取り付けるための円形の取付孔8が一列に複数、例えば3個間隔をおいて形成されている。また、これら取付孔8の列よりも支持板2に近い位置に、同じく円形の取付孔10が、その幅方向に一列に複数、例えば2個間隔をおいて形成されている。これら取付孔8、10は、VESA規格に対応するように設けられている。支持板2と固定板6とによってL型アングルが形成されている。
【0019】
支持板2における固定板6と反対方向に取付部12が設けられている。取付部12は、軸体14を有し、軸体14は、例えば合成樹脂製の円筒であり、図2及び図3に示すように、支持板2に対して直交する第1の軸15にその中心軸が位置するように配置されている。軸体14の底面には、図3及び図4に示すように、その中心軸を挟んで貫通孔4の長さ方向に沿って突起16が2つ形成され、これら突起16が貫通孔4内に位置している。これら突起16は、軸体14の回り止めとして機能しているし、また軸体14を貫通孔4に沿って摺動させる場合の案内としても機能する。固定手段、例えば雄ねじ18が支持板2の軸体14とは反対側から貫通孔4を通過して軸体14の中心軸に沿って軸体14内に侵入し、軸体14内の中心軸上のねじ孔20(図4参照)に螺合して、支持板2に軸体14を押圧固定している。従って、雄ねじ18を緩めて、図1に矢印aで示すように軸体14を貫通孔4に沿って移動させることによって軸体14は、支持板2の長さ方向に沿う任意の位置に移動可能で、移動後の位置で雄ねじ18を締めることによって固定できる。
【0020】
軸体14の外周面には、図1に示すように、環状部22が配置されている。環状部22も合成樹脂製の円環状のものである。環状部22の内径は軸体14の直径にほぼ等しく、環状部22の内周面が軸体14の外周面に面接触している。そのため、軸体14の回りを矢印bで示すように環状部22は回転自在である。環状部22は、軸体14とほぼ同じ高さ寸法を有している。この環状部22の一部が欠除されており、その欠除部分の両端から側方に2つの突出板24が突出している。この突出板24も合成樹脂製で、環状部22と同じ高さ寸法を有している。軸体14と環状部22と突出板24とによって、第1の部材が構成されている。なお、軸体14から環状部22が抜けることを防止するために、図2に示すように、軸体14の高さ方向のほぼ1/2の高さ位置の外周囲には溝14aが形成され、突出板24、24とは反対側の環状部22の位置にネジ止めされた抜け止め部材25が溝14a内に突出している。
【0021】
2つの突出板24それぞれの外面側に2つの接触板26がそれぞれ接触している。接触板26は、例えば金属製であり、突出板24と環状部22との接合部から、少なくとも突出板24の先端まで伸び、この実施形態では突出板24の先端を超えて、更に先端側まで突出している。すなわち、接触板26、26の長さ寸法は、突出板24の長さ寸法以上である。接触板26は、軸体14、環状部22及び突出板24と同じ高さ寸法を有している。接触板26の先端間は、図2に示すように、接触板26と一体に形成された金属製の連結板28によって連結されている。図3に示すように連結板28の上端は、接触板26の上端よりも上方に突出し、その先端から接触板26、26の両外側に突出した状態で、金属製の平板状の取付板30が連結板28と一体に形成されている。この取付板30に、ミリ波帯の受信アンテナを内蔵したミリ波受信機32が取り付けられている。ミリ波受信機32は、軸体14と反対方向の面が受信面である。
【0022】
突出板24、24に接触板26、26が接触した状態において、図1に示すように、第1の軸15に直交する第2の軸27上に位置し、突出板24、24及び接触板26を、固定手段、例えばボルト34が貫通している。接触板26、26は、図2に矢印cで示すように、ボルト34の回りに回転自在である。また、ボルト34は、その先端が突出している接触板26に設けたねじ孔(図示せず)に螺合している。従って、ボルト34の基端側にある操作部36を回してボルト34を締め付けることによって、接触板26、26間の間隔が狭まり、突出板24、24に接触板26、26が押圧固定される。更にボルト34を締め付けることによって、合成樹脂製である突出板24、24の径が狭まり、これに伴い環状部22の内径が狭まり、軸体14に環状部22が押圧固定され、軸体14に環状部22も固定される。これら接触板26、26、連結板28、取付板30、ボルト34によって、第2の部材が構成されている。この第2の部材と、上述した第1の部材とによって、取付部12が構成されている。
【0023】
この取付具1は、例えば図3に示すように、テレビジョン受信機38の背面に取り付けられる。その取付は、テレビジョン受信機38の背面にVESA規格に従って設けられているねじ孔40に、固定板6のねじ孔8のうち1つを一致させ、雄ねじ42を取付孔8を介してねじ孔40に螺合させることによって行われる。このようにして、テレビジョン受信機38の背面側にミリ波受信機32を取り付けることができ、テレビジョン受信機38の見栄えを良好にすることができる。
【0024】
このようにテレビジョン受信機38の背面に取付具1を取り付けた状態において、雄ねじ18を緩め、取付部12を貫通孔4に沿って所望の位置まで移動させて、雄ねじ18を締めることによって固定する。これによって、例えば図5に示すように複数台テレビジョン受信機38を配列し、その配列方向の一方の端からミリ波帯の信号が図示しないミリ波送信機から送信されている場合に、ミリ波受信機32のテレビジョン受信機38の背面からの距離をそれぞれ異ならせることができる。その結果、ミリ波帯の送信機側に近い位置にあるテレビジョン受信機38に取り付けた取付具1やミリ波受信機32によって、ミリ波送信機から遠い位置にあるテレビジョン受信機38のミリ波受信機32に対するミリ波帯の信号が遮蔽されることを防止できる。
【0025】
このような状態で、ボルト34を緩めて、環状部22を第1の軸15の回りに回転させることによって、ミリ波受信機32がミリ波送信機を向くように方位角を調整する。同様にボルト34の回りに接触板26を回転させて、ミリ波受信機32がミリ波送信機を向くように仰角を調整する。この調整の完了後、ボルト34を強固に締めることによって、調整された方位角及び仰角に、取付具1を固定することができる。すなわち、ボルト34を締めるという作業だけで、方位角と仰角とを固定できる。
【0026】
なお、場合によっては、ミリ波送信機が、テレビジョン受信機38の上方の天井から下方に向けてミリ波を送信することがある。この場合には、図6に示すように、ミリ波受信機32が天井を向くように、ボルト34の軸回りに接触板26を90度回転させればよい。ミリ波受信機32が90度回転する前に、ミリ波受信機32が軸体14や環状部22に接触して、それ以上の回転が不能となることが無いように、軸体14、環状部22の高さ寸法以上に、上述した接触板26の長さ寸法が選択されている。
【0027】
なお、ミリ波受信機32等に取り付ける場合にも、上述したのと同様にして固定板6を壁に固定する。その際には、木ねじを取付孔8、10の適切なものに挿通し、壁にねじこめばよい。
【0028】
本発明の第2の実施形態の取付具1aを、図7及び図8に示す。この取付具1aは、図7に示すように、固定板6aの長さ寸法を延長したもので、取付孔8に代えて、高さ調整手段、例えば貫通孔44を形成したものである。貫通孔44は、固定板6aの中央にその長さ方向に沿って形成され、固定板6aの厚さ方向に貫通している。他の構成は、第1の実施形態の取付具1と同一であるので、同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0029】
ミリ波送信機が各テレビジョン受信機38の背面側からミリ波を送信する場合、ミリ波送信機と各テレビジョン受信機の背面側にあるミリ波受信機32との間に障害物が存在しないことが、良好にミリ波帯の信号を受信するためには望ましい。そこで、各ミリ波受信機32の高さを調整可能として、障害物の影にミリ波受信機がならないように、貫通孔44に挿通した雄ねじ42をテレビジョン受信機38のねじ孔40に軽く螺合させて、固定板6aを仮止めし、固定板6aを矢印dで示すように上下方向に移動させて、各ミリ波受信機32からミリ波送信機を見通せる高さとなる位置を決定し、その位置で雄ねじ42を強固に螺合させる。以下、第1の実施形態の取付具1と同様に方位角及び仰角の調整及びそれらの固定を行う。また、ミリ波送信機と各テレビジョン受信機のミリ波受信機との間に障害物が存在しない場合でも、ミリ波送信機の床面からの高さとほぼ同じ高さに、各テレビジョン受信機の背面側にあるミリ波受信機32を配置することが、さらに良好にミリ波帯の信号を受信するためには望ましい。そのため、障害物が存在しない場合でも、ミリ波送信機と各テレビジョン受信機のミリ波受信機との高さ位置をほぼ同じとするために、上述したのと同様にして、各ミリ波受信機の高さを調整する。
【0030】
上記の両実施形態では、ミリ波受信機32をテレビジョン受信機38の背面に取り付ける場合について説明したが、これに限ったものではなく、壁面に固定することもできるし、天井面に取り付けることもできる。また、ミリ波受信機32の取付に、この取付具1、1aを使用したが、ミリ波送信機の取付に使用することもできるし、ミリ波帯のアンテナのみの取付に使用することもできる。
【0031】
上記の両実施形態では、支持板2と固体板6とはほぼ直角をなすように配置したが、状況に応じて他の角度、例えば鋭角または鈍角をなすように両者を配置することもできる。また、上記の両実施形態では、貫通孔4は、1つだけ設けたが、支持板2の長さ方向に沿って互いに間隔をおいて2つ設けることもできる。この場合、各貫通孔内に、それぞれ軸体14の底面に設けた突起を案内として設ける。第1の実施形態の取付具1では、固定板6には固定板6の長さ方向に沿って取付孔8を、幅方向に沿って取付孔10をそれぞれ設けたが、場合によってはいずれか一方のみを設けることも可能である。上記の両実施形態では、突出板24、24の外面側に接触板26、26を接触させたが、突出板24、24の内面側に接触板26、26を接触させてもよい。この場合、ボルト34が螺合するねじ孔は、突出板24に形成する。第2の実施形態では、固定板6aに貫通孔44を形成したが、第1の実施形態と同様な固定板6を用い、この固定板6の支持板2と反対側の面に接触する別の固定板を設け、この固定板に貫通孔44に相当する貫通孔を設け、別の固定板を壁やテレビジョン受信機に適切に固定して、別の固定板の貫通孔に対する固定板6の取付位置を摺動させてミリ波受信機の高さを調整することもできる。
【符号の説明】
【0032】
1 1a 取付具
2 支持板
4 貫通孔
6 固定板
12 取付部
14 軸体
15 第1の軸線
22 環状部
24 突出板
26 接触板
27 第2の軸線
30 取付板
32 ミリ波受信機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平板状の支持板と、
この支持板の一端部に、この支持板に対して所定の角度をなすように前記支持板と一体に設けられ、固定体に固定される板状の固定板と、
前記支持板に設けられ、アンテナ、送信機または受信機が取り付けられる取付部とを、
具備する取付具。
【請求項2】
請求項1記載の取付具において、前記取付部は、前記支持板の長さ方向に沿う直線上の任意の位置に固定可能である取付具。
【請求項3】
請求項1または2記載の取付具において、
前記取付部は、前記支持板に対して直角な第1の軸回りに回転自在な第1の部材と、
この第1の部材に設けられ、前記アンテナ、送信機または受信機が取り付けられ、前記第1の軸に直交する第2の軸の回りに回転自在な第2の部材とを、
具備する取付具。
【請求項4】
請求項3記載の取付具において、第1の部材は、
前記第1の軸上に位置する軸体と、
この軸体の外周に挿通された環状部と、
この環状部から、互いに間隔をおいて側方に突出した2つの突出板とを、
具備し、第2の部材は、
前記2つの突出板それぞれに面接触している2つの接触板と、
これら2つの接触板における前記環状部と反対側に設けられ、前記アンテナ、送信機または受信機が取り付けられる取付板と、
前記第2の軸上に位置し、前記2つの接触板及び前記2つの突出板を貫通したボルトとを、
具備し、前記2つの接触板は、前記ボルトの回りに回転可能であり、前記ボルトは、前記2つの接触板間の距離及び前記2つの突出板間の距離を縮小するように、前記2つの接触板及び前記2つの突出板を押圧固定する
取付具。
【請求項5】
請求項1乃至4いずれか記載の取付具において、前記固定板に、その高さ調整手段を設けた取付具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−182097(P2011−182097A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−42685(P2010−42685)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000109668)DXアンテナ株式会社 (394)
【Fターム(参考)】