説明

受信装置

【課題】 お気に入りチャンネルテーブルに登録されているチャンネルにおける番組の放送停止時に、ユーザを混乱させることがなく、ユーザの使い勝手を向上させた受信装置を提供する。
【解決手段】 受信装置1は、お気に入りチャンネル9bに登録されている各チャンネルに対して、定期的に番組の放送が行われているかどうかを検知し、番組の放送が行われていないチャンネルが登録されていれば、このチャンネルを番組の放送が行われているチャンネルに変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、選局されているチャンネルで放送されているディジタル放送の番組を受信する受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ディジタル放送の番組を受信する受信装置が一般に普及している。ディジタル放送は、公知のように、複数の番組のデータを多重化したストリームを放送することにより、1つの物理チャンネルで複数の番組を放送することができる。ここで言う物理チャンネルとは、番組の放送に使用している搬送波の周波数帯域に対応するチャンネル番号である。上述したように、ディジタル放送では、1つの物理チャンネルで複数の番組を放送することがあるので、番組毎に放送されているチャンネルを決める必要がある。すなわち、1つの物理チャンネルに複数のチャンネルが必要になる。このため、物理チャンネルに対して1または複数の仮想チャンネルを割り当てている。また、仮想チャンネルは、サブチャンネルを割り当てることで、番組を放送する複数のチャンネルとして使用することもできる。例えば、2つの仮想チャンネル番号「10」、「11」が割り当てられている物理チャンネルであれば、2つの番組を放送する場合、一方の番組を放送しているチャンネル番号を「10」、他方の番組を放送しているチャンネル番号を「11」とすることで、番組毎に放送されているチャンネルを決めることができる。また、1つの仮想チャンネル番号「20」が割り当てられている物理チャンネルであれば、2つの番組を放送する場合、サブチャンネル番号「1」、「2」を利用し、一方の番組を放送しているチャンネル番号を「20−1」、他方の番組を放送しているチャンネル番号を「20−2」とすることで、番組毎に放送されているチャンネルを決めることができる。ユーザは、仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルで、視聴する番組が放送されているチャンネルを選局する。
【0003】
また、ディジタル放送の受信装置では、適当なタイミングで、受信可能な物理チャンネル毎に番組が放送されているチャンネルであるかどうかを検知し、番組が放送されている物理チャンネルについては、その物理チャンネルで放送されている番組毎に、番組の放送に使用されている仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルを全チャンネルテーブルに登録するチャンネルサーチが行われている(例えば、特許文献1、2等参照)。受信装置は、ユーザによるチャンネルのアップ/ダウン操作が行われたときに、全チャンネルテーブルの登録内容に基づいてチャンネル(仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネル)を切り換えることで、番組が放送されていないチャンネルを選局するのを防止している。
【0004】
また、ディジタル放送では、物理チャンネルで放送されている番組の数が動的に変化している。このため、全チャンネルテーブルについては、定期的に更新する必要がある。全チャンネルテーブルが更新されないと、チャンネルサーチ後に、番組の放送が停止されたチャンネル(すなわち番組が放送されていないチャンネル)を選択したり、チャンネルサーチ後に、番組の放送が開始されたチャンネルが選局できないという事態が生じる。このため、装置本体の電源オン時等にチャンネルサーチを行って、全チャンネルテーブルを更新することが行われている。また、特許文献2に示されているように、指定された物理チャンネルについてのみ、番組の放送が行われているチャンネルを検知することも提案されている。
【0005】
さらに、ディジタル放送では、上述したように、1つの物理チャンネルで複数の番組が放送できることから、放送されている番組の総数が多く、視聴する番組の選局にかかる操作が煩雑になるという問題があった。そこで、ユーザにおける視聴する番組の選局にかかる操作を簡単にする方法として、ユーザが自分の好みにあった番組が放送されているチャンネル(仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネル)を登録するお気に入りチャンネルテーブルを設け、ユーザによるチャンネルのアップ/ダウン操作等が行われたときに、お気に入りチャンネルテーブルの登録内容に基づいてチャンネルを切り換えることが考えられている。
【特許文献1】特開2000−224552号公報
【特許文献2】特開2002−101353号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、お気に入りチャンネルテーブルに登録されているチャンネルで番組が放送されていないことが検知されたときに、このチャンネルをお気に入りテーブルから削除する方式であれば、ユーザがお気に入りチャンネルテーブルに登録したチャンネルが、ユーザの知らない間にお気に入りチャンネルテーブルから削除されることになる。その結果、ユーザがお気に入りチャンネルテーブルの登録内容を確認したときに、自分が登録したチャンネルがお気に入りチャンネルテーブルに登録されておらず、受信装置本体が故障しているのではないかと不安をいだき、混乱するという問題がある。また、お気に入りチャンネルテーブルから削除されたチャンネルでの番組の放送停止が一時的なものであった場合、ユーザは削除されたチャンネルを再度お気に入りチャンネルテーブルに登録する操作を、最初から行わなければならず、ユーザの負担を増加させ、操作性がよくないという問題がある。
【0007】
なお、お気に入りチャンネルテーブルに登録されているチャンネルで番組が放送されていないことが検知されても、このチャンネルをお気に入りチャンネルテーブルから削除しないで放置する方式であれば、ユーザがこのチャンネルを選局したときに、映像や音声が出力されない。その結果、ユーザがお気に入りチャンネルテーブルに対するチャンネルの登録操作を誤ったのではないかと誤解し、混乱するという問題がある。
【0008】
この発明の目的は、ユーザが自分の好みに応じて番組を放送しているチャンネルを登録するお気に入りチャンネルテーブルを利用して、ユーザのチャンネルの選局にかかる操作性を向上させるとともに、お気に入りチャンネルテーブルに登録されているチャンネルにおける番組の放送停止時に、ユーザを混乱させることがなく、ユーザの使い勝手を向上させた受信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の受信装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0010】
(1)登録が指定されたチャンネルをチャンネルテーブルに登録する登録手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルについてのみ、選局を受け付ける選局受付手段と、
前記選局受付手段が受け付けたチャンネルのディジタル放送信号を受信する受信手段と、を備えた受信装置において、
チャンネル毎に番組の放送が行われているかどうかを検知する検知手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたとき、前記チャンネルテーブルに登録されている該当するチャンネルを、この時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する登録チャンネル変更手段と、を備えている。
【0011】
この構成では、登録手段が、ユーザにより登録が指定されたチャンネルをチャンネルテーブル(お気に入りチャンネルテーブル)に登録する。また、選局受付手段がチャンネルテーブルに登録されているチャンネルについてのみ選局を受け付け、受信手段が選局受付手段が受け付けたチャンネルのディジタル放送信号を受信する。したがって、ユーザはチャンネルテーブルに登録したチャンネルの中から、視聴する番組が放送されているチャンネルを選曲することができ、ユーザにおける視聴するチャンネルの選局操作が煩雑になるのを防止できる。
【0012】
また、検出手段が、チャンネルテーブルに登録されている、いずれかのチャンネルについて、番組の放送が行われていないことを検知すると、登録チャンネル変更手段が該当するチャンネルを別のチャンネルに変更する。このとき、登録チャンネル変更手段は、検知手段により、この時点で番組の放送が行われていることが検知されているチャンネルに変更する。
【0013】
このように、ユーザがチャンネルテーブルに登録したチャンネルで番組が放送されていないことが検知された場合、このチャンネルを別のチャンネルに置き換えるようにしたので、ユーザがチャンネルテーブルの登録内容を確認したときに、登録されているチャンネルの総数が同じである。これにより、ユーザが混乱するのを抑えられる。また、チャンネルテーブルにおいて、変更されたチャンネルでの番組の放送停止が一時的なものであった場合、ユーザは変更前のチャンネルを再度チャンネルテーブルに登録するときに、その操作を最初から行わなくてもよい。すなわち、ユーザは、チャンネルテーブルに登録されているチャンネル(登録チャンネル変更手段により変更されたチャンネル)を、変更前のチャンネルに更新する操作を行えばよい。したがって、操作性の向上が図れる。
【0014】
(2)前記登録チャンネル変更手段は、前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたチャンネルと、同じ物理チャンネルで放送されているチャンネルで、且つこの時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する手段である。
【0015】
この構成では、登録チャンネル変更手段が同じ物理チャンネルの別のチャンネルに変更する。多くの場合、同じ物理チャンネルでは、同じ種別の番組が放送されている。すなわち、変更前のチャンネル(ユーザが登録したチャンネル)と、変更後のチャンネル(登録チャンネル変更手段が変更したチャンネル)とで、同じ種別の番組が放送されている可能性が高い。したがって、変更後のチャンネルで放送されている番組がユーザの好み合う可能性が高い。
【0016】
(3)前記登録チャンネル変更手段は、前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたチャンネルと、同じ仮想チャンネルで放送されているチャンネルで、且つこの時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する手段である。
【0017】
この構成では、登録チャンネル変更手段が同じ仮想チャンネルの別のチャンネルに変更する。多くの場合、同じ仮想チャンネルでは、同じ種別の番組が放送されている。すなわち、変更前のチャンネル(ユーザが登録したチャンネル)と、変更後のチャンネル(登録チャンネル変更手段が変更したチャンネル)とで、同じ種別の番組が放送されている可能性が高い。したがって、変更後のチャンネルで放送されている番組がユーザの好み合う可能性が高い。
【0018】
(4)前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネル毎に、前記登録チャンネル変更手段が変更したチャンネルであるかどうかを示す変更フラグを対応付けて登録するフラグ登録手段と、
前記選局受付手段が受け付けたチャンネルが、前記登録チャンネル変更手段が変更したチャンネルであったとき、今回選局されたチャンネルが前記変更手段により変更されたチャンネルであることを示す旨のメッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備えている。
【0019】
この構成では、登録チャンネル変更手段により変更されたチャンネルが選局されたときに、そのことがユーザに通知される。したがってユーザが、登録チャンネル変更手段により変更されたチャンネルを選局したときに混乱するのを確実に防止できる。
【発明の効果】
【0020】
この発明によれば、チャンネルの選局にかかる操作性の向上が図れるとともに、チャンネルテーブルに登録されているチャンネルにおける番組の放送停止時に、ユーザを混乱させることがない。
【0021】
また、チャンネルテーブルに登録されているチャンネルについて、番組の放送が行われていないことが検知されたときに、このチャンネルをチャンネルテーブルから削除するのではなく、別のチャンネルに変更する構成としたので、チャンネルテーブルにおいて、変更されたチャンネルでの番組の放送停止が一時的なものであった場合、ユーザは変更前のチャンネルを再度チャンネルテーブルに登録するときに、その操作を最初から行わなくてもよい。これにより、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、この発明の実施形態である受信装置について説明する。
【0023】
図1は、この発明の実施形態である受信装置の主要部の構成を示すブロック図である。この実施形態の受信装置1は、装置本体の動作を制御する制御部2と、ディジタル放送信号を受信し、選局されているチャンネル(仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルにより選局されているチャンネル)に対応する物理チャンネルのストリームを抽出する受信部3と、受信部3で抽出されたストリームから選局されているチャンネルの映像データおよび音声データを取り出し、デコードするデコード部4と、OSD画像を生成するOSD画像生成部5と、OSD画像生成部5で生成されたOSD画像を重ね合わせた合成画像を生成する画像合成部6と、映像信号および音声信号を出力する出力部7と、装置本体に対する入力操作を受け付ける操作部8と、後述する全チャンネルテーブル9a、およびお気に入りチャンネルテーブル9bを記憶する記憶部9と、を備えている。
【0024】
ここで、ディジタル放送のチャンネル番号について簡単に説明しておく。ディジタル放送のチャンネル番号には、物理チャンネル、仮想チャンネル、およびサブチャンネルの3つの要素がある。物理チャンネルは、番組の放送に使用している搬送波の周波数帯域に対応するチャンネルである。ディジタル放送では、1つの物理チャンネルで複数の番組を放送することができる。そこで、1つの物理チャンネルで複数の番組が放送されている場合に、個々の番組が選局できるように、仮想チャンネル、およびサブチャンネルを利用している。仮想チャンネルは、物理チャンネルに対応づけられたチャンネル番号であり、1つの物理チャンネルに対して1または複数の仮想チャンネルを割り当てることができる。また、サブチャンネルは、1つの仮想チャンネルを複数のチャンネルとして使用する場合に、補助的に用いるチャンネルである。例えば、仮想チャンネル「10」である場合、サブチャンネル「1」、「2」を使用することで、「10−1」、「10−2」という2つのチャンネルとして使用できる。
【0025】
なお、仮想チャンネルを1つの番組を放送するチャンネルとして使用する場合には、この仮想チャンネルに対してサブチャンネルを使用しないこともある。サブチャンネルが使用されていない仮想チャンネルについては、仮想チャンネルにより選局が行われる。
【0026】
受信部3は、仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルにより選局されているチャンネルに対応する物理チャンネルを受信し、この物理チャンネルで放送されている番組のストリームを抽出する。受信部3が受信し、抽出するストリームには、選局されている物理チャンネル(仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルにより選局されているチャンネルに対応する物理チャンネル)で放送されている全ての番組の映像データおよび音声データが多重化されている。受信部3には、図示していないがディジタル放送を受信するアンテナが接続されている。デコード部4は、受信部3で抽出されたストリームから、仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルにより選局されているチャンネルの番組の映像データ、および音声データを取り出すとともに、ここで取り出した映像データ、および音声データをデコードする。OSD画像生成部5は、必要に応じて、選局されているチャンネル番号や、メニュー画面等のOSD画像を生成する。画像合成部6は、OSD画像生成部5で生成されたOSD画像を、デコード部4でデコードされた映像データの映像に重ね合わせた合成画像を生成する。画像合成部6は、OSD画像生成部5で重ね合わせるOSD画像が生成されていないとき、デコード4から入力された映像データを出力する。画像合成部6から出力された映像データは、出力部7に入力される。また、デコード部4でデコードされた音声データは、出力部7へ出力される。出力部7は、画像合成部6から入力された映像データに基づく映像信号を生成し、これを表示装置11に入力する。表示装置11では、出力部7から入力された映像信号に基づく映像、すなわち選局されているチャンネルで放送されている番組の映像、が表示される。また、出力部7はデコード部4から入力された音声データに基づく音声信号をスピーカ12に入力する。スピーカ12では、出力部7から入力された映音声号に基づく音声、すなわち選局されているチャンネルで放送されている番組の音声、が出力される。
【0027】
なお、出力部7は、表示装置11に入力する映像信号と、スピーカ12に入力する音声信号の同期をとっている。
【0028】
操作部8は、装置本体に対して入力操作を行う複数の操作キーや、図示していないリモコン装置から送信されてきた装置本体に対する制御コマンドを受信する受信部を有している。受信装置1は、操作キーが操作されたとき、またはリモコン装置から送信されてきた装置本体に対する制御コマンドを受信したときに、装置本体に対する入力があったと判定する。受信装置1の制御部2は、操作部8が受け付けた装置本体に対する入力に応じて、装置本体の動作を制御する。
【0029】
記憶部9は、全チャンネルテーブル9aおよびお気に入りチャンネルテーブル9bを記憶する。お気に入りチャンネルテーブル9bが、この発明で言うチャンネルテーブルに相当する。記憶部9は、不揮発性のメモリで構成されている。図2は、全チャンネルテーブルを示す図である。この全チャンネルテーブル9aは、図2に示すように、登録されている物理チャンネル毎に仮想チャンネル、およびサブチャンネルを対応付けたテーブルである。全チャンネルテーブル9aは、番組を放送している全ての物理チャンネルを登録するためのテーブルである。但し、番組を放送している物理チャンネルの変化をリアルタイムに検出することが困難であることから、全チャンネルテーブル9aの登録内容と、その時点で番組を放送している各物理チャンネルの構成と、が一時的に一致していない状態になることもある。受信装置1は、全チャンネルテーブル9aにおける登録内容と異なるチャンネル構成の物理チャンネルを検出したとき、全チャンネルテーブル9aにおけるこの物理チャンネルの登録内容を更新する。
【0030】
受信装置1は、所定のタイミング、例えば装置本体の電源オフ時、に番組を放送している物理チャンネル毎にチャンネル構成(仮想チャンネル、およびサブチャンネル)を検出し、全チャンネルテーブル9aの登録内容を更新する処理や、受信する物理チャンネルを切り換えたときに、この切り換えた物理チャンネルについてチャンネル構成を検出し、全チャンネルテーブル9aの該当するチャンネルの登録内容を更新する処理を行う。
【0031】
図3は、お気に入りチャンネルテーブルを示す図である。このお気に入りチャンネルテーブル9bは、チャンネルを選局する単位で登録するテーブルである。図3に示すように物理チャンネルに対して、1つの仮想チャンネル、および1つのサブチャンネルを対応づけている。選局は、仮想チャンネルおよびサブチャンネルで行われる。また、サブチャンネルが与えられていない仮想チャンネルについては、サブチャンネルが登録されていない。ユーザは、装置本体に対して所定の入力操作を行うことで、お気に入りチャンネルテーブル9bに対するチャンネルの新規登録や削除が行える。さらに、お気に入りチャンネルテーブル9bは、登録されているチャンネル毎に、そのチャンネルが装置側で変更されたチャンネルであるかを示す変更フラグを対応付けて記憶している。変更フラグがオンされているチャンネルは装置側で変更されたチャンネルであり、変更フラグがオフされているチャンネルはユーザが登録したチャンネルである。
【0032】
以下、この発明の実施形態である受信装置1の動作について説明する。図4は、この発明の実施形態である受信装置の動作を示すフローチャートである。受信装置1は、装置本体の電源がオンされると、図4に示す処理を開始し、装置本体の電源がオフされるとこの処理を終了する。受信装置1は、装置本体の電源がオンされると、まずお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネル毎に番組の放送が行われているかどうかを検知し、番組の放送が行われていないチャンネルがあれば、そのチャンネルを、番組の放送が行われているチャンネルに変更する変更処理を行う(s1)。
【0033】
図5は、この検知処理を示すフローチャートである。受信装置1は、番組が放送されているかどうかを検知するチャンネルを、お気に入りチャンネルテーブル9bから抽出する(s11)。受信装置1は、s11で抽出したチャンネルに対応する物理チャンネルを受信部3で受信し、この物理チャンネルの受信信号を処理して、今回お気に入りチャンネルテーブル9bから抽出したチャンネルで番組が放送されているかどうかを判定する(s12)。受信装置1は、s12で番組が放送されていると判定すると、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルの中に、今回番組が放送されているかどうかを検知していないチャンネル(未処理のチャンネル)があるかどうかを判定し(s13)、未処理のチャンネルがあれば、s11に戻って上記処理を繰り返す。
【0034】
一方、受信装置1は、s12で番組が放送されていないと判定すると、今回番組が放送されていないことが検知されたチャンネルと、同じ仮想チャンネルで番組を放送しているサブチャンネルがあるかどうかを判定する(s14)。受信装置1は、s14で同じ仮想チャンネルで番組が放送されているサブチャンネルがあると判定すると、これらのサブチャンネルの中に、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルがあるかどうかを判定する(s15)。受信装置1は、s15で同じ仮想チャンネル内にお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないサブチャンネルがあると判定すると、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないサブチャンネルの中で、最小のサブチャンネルに変更する(s16)。s16で変更されるチャンネルは、上述の説明からも明らかなように、登録されていたチャンネルと、物理チャンネル、および仮想チャンネルが同じチャンネルであり、サブチャンネルが異なるチャンネルである。
【0035】
なお、s16では、変更するチャンネルを最小のサブチャンネルとするとしがた、最大のサブチャンネルにする等、他の方法で決めてもよい。
【0036】
また、受信装置1は、s14で同じ仮想チャンネルで番組を放送しているサブチャンネルがないと判定した場合、またはs15でお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないサブチャンネルがないと判定した場合、今回番組が放送されていないことが検知されたチャンネルと、同じ物理チャンネルで番組を放送している仮想チャンネルがあるかどうかを判定する(s17)。受信装置1は、s17で同じ物理チャンネルで番組が放送されている仮想チャンネルがあると判定すると、これらの仮想チャンネルの中に、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルがあるかどうかを判定する(s18)。受信装置1は、s18で同じ物理チャンネル内に、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルがあると判定すると、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルが含まれている仮想チャンネルの中で、最小の仮想チャンネルであって、この仮想チャンネル内でお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていない最小のサブチャンネルに変更する(s19)。s19で変更されるチャンネルは、上述の説明からも明らかなように、登録されていたチャンネルと、仮想チャンネルについては異なっているが、物理チャンネルについては同じである。
【0037】
なお、s19では、変更するチャンネルを最小の仮想チャンネルとし、その中で最小のサブチャンネルとするとしがた、最大の仮想チャンネルや最大のサブチャンネルにする等、他の方法で決めてもよい。
【0038】
さらに、受信装置1は、s17で同じ物理チャンネルで番組を放送している仮想チャンネルがないと判定した場合、またはs18で同じ物理チャンネル内に、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルがないと判定された場合、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルで番組が放送されており、且つ今回番組が放送されていないことが検知されたチャンネルの物理チャンネルとの差分が最小である物理チャンネルであって、この物理チャンネルの中でお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルが含まれている最小の仮想チャンネルで、さらに、この仮想チャンネルの中でお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていない最小のサブチャンネルに変更する(s20)。
【0039】
また、受信装置1は、s16、s19、またはs20にかかる処理を行ったとき、変更したチャンネルに対応付けられている変更フラグをオンする。受信装置1は、s16、s19、またはs20にかかる処理を完了すると、s13にかかる処理を実行する。受信装置1は、s13で未処理のチャンネルがないと判定すると、本処理を終了する。
【0040】
なお、受信装置1は、ユーザの操作により、お気に入りチャンネルテーブル9bにチャンネルが登録されたときや、登録されているチャンネルが変更/更新されたとき、このチャンネルに対応づけられている変更フラグをオフにする。
【0041】
受信装置1は、s1にかかる処理を完了すると、選局されているチャンネル(電源オン時は、前回の電源オフ時に選局されていたチャンネル)で放送されている番組の受信を開始する(s2)。ここで言う選局されているチャンネルとは、仮想チャンネル、または仮想チャンネル+サブチャンネルにより選局されているチャンネルである。s2では、受信部3が、選局されているチャンネルに対応する物理チャンネルのディジタル放送信号の受信を開始する。受信部3は、受信している物理チャンネルのストリームを出力する。デコード部4が、受信部3から出力されたストリームから、選局されているチャンネルで放送されている番組の映像データ、および音声データを抽出し、デコードする処理を開始する。画像合成部6は、OSD画像生成部5で生成されたOSD画像を、デコード部4でデコードされた映像データの映像に重ね合わせた合成画像の映像データを生成する処理を開始する。画像合成部6は、OSD画像生成部5でOSD画像が生成されていない場合、デコード部4でデコードされた映像データを出力する。出力部7は、画像合成部6から出力され映像データに基づく映像信号を出力するとともに、デコード部4でデコードされた音声データに基づく音声信号を出力する処理を開始する。これにより、表示装置11において選局されているチャンネルで放送されている番組の映像が表示され、スピーカ12からこの番組の音声が出力される。
【0042】
なお、選局されているチャンネルで番組が放送されていない場合、表示装置12に番組の放送が行われていないことを通知するOSD画像を表示するようにしてもよいし、番組が放送されている適当なチャンネルを自動的に選局して、s2にかかる処理を行うようにしてもよい。
【0043】
受信装置1は、s2で選局されているチャンネルの受信を開始すると、装置本体に対する入力があるか(s3)、お気に入りチャンネルテーブル9bの更新タイミングであるかどうか(s4)、を判定する。s4では、例えば、前回のお気に入りチャンネルテーブル9bの更新から一定時間、例えば1時間、経過したかどうかを判定する。この場合、受信装置1は、お気に入りチャンネルテーブル9bを最後に更新した時刻を制御部2に設けられているメモリ(不図示)に記憶しているとともに、現在時刻を計時するタイマ(不図示)を備えている。受信装置1は、このタイマが計時している時刻と、記憶しているお気に入りチャンネルテーブル9bを最後に更新した時刻との差が一定時間を超えているときに、前回のお気に入りチャンネルテーブル9bの更新から一定時間経過したと判定する。受信装置1はs4でお気に入りチャンネルテーブル9bの更新タイミングであると判定すると、s1に戻り、上述した変更処理を実行する。
【0044】
このように、受信装置1は、お気に入りチャンネル9bに登録されている各チャンネルに対して、定期的に番組の放送が行われているかどうかを検知し、番組の放送が行われていないチャンネルが登録されていれば、このチャンネルを番組の放送が行われているチャンネルに変更する。
【0045】
また、一般に正時等のきりのよい時間に番組の放送が開始されることから、s4の判定を正時になったかどうかを判定する処理に置き換えてもよい。さらに、s1にかかる変更処理を行うと、一時的に、その時点で選局されているチャンネルの受信を停止させることになるので、例えばお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルを、2つのグループに分割し、一方のグループのチャンネルに対する上記変更処理と、他方のグループのチャンネルに対する上記変更処理と、を交互に行うようにしてもよい。このようにすれば、選局されているチャンネルの受信が停止する時間(連続して停止する時間)を抑えることができ、その時点で選局されているチャンネルで放送されている番組を視聴しているユーザに与える違和感を抑えることができる。
【0046】
ユーザは、操作部8に設けられている操作キー、または図示していないリモコン装置を操作して、受信装置1に対して所望の入力操作を行う。受信装置1は、装置本体に対する入力があると、今回の入力がお気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換の要求であるか、お気に入りチャンネルテーブル9bへのチャンネルの登録/削除処理の要求であるかを判定する(s5、s6)。受信装置1は、s5でお気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換の要求であると判定すると、図6に示すお気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換処理を行う(s7)。
【0047】
受信装置1における、お気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換処理について説明する。受信装置1は、OSD画像生成部5でお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルの中から、切り換えるチャンネルを選局する操作を援助するOSD画像を生成する(s21)。s21では、OSD画像生成部5が、お気に入りチャンネルテーブル9bにおいて変更フラグがオンされているチャンネルと、変更フラグがオフされているチャンネルと、を区別したOSD画像を作成する。受信装置1は、OSD画像生成部5がs21で生成したOSD画像を、現在選局されているチャンネル(切り換えられる前のチャンネル)で放送されている番組の映像に重ね合わせた合成画像の映像信号を出力部7から出力する。この映像信号が入力されている表示装置11では、例えば図7に示す映像が表示される。図7では、現在選局されているチャンネルで放送されている番組の映像を図示していない。図7において、画面上方に独立的に表示されているチャンネルが、現在選局されているチャンネルである。また、この現在選局されているチャンネルの下側に区切って表示されている複数のチャンネルが、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルであり、ハッチングを施しているチャンネルが変更フラグがオンしているチャンネルである。さらに、枠が付いているチャンネルがこの時点で切り換える候補として選択されているチャンネル(以下、候補チャンネルと言う。)である。
【0048】
したがって、ユーザは、お気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換要求にかかる入力操作を行うことで、その時点でお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルを確認することができる。また、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルであって、上述の変更処理で受信装置1側で変更されたチャンネルについては、表示装置11において、ユーザの操作により登録されたチャンネルと異なる表示形態で表示されるようにしているので、ユーザが受信装置1側で変更されたチャンネルについても簡単に確認することができる。
【0049】
受信装置1は、候補チャンネルの変更、または選択決定の入力を待つ(s22、s23)。ユーザは、操作部8、またはリモコン装置のカーソルキーを操作して、候補チャンネルの変更にかかる入力を行う。受信装置1は、候補チャンネルの変更にかかる入力があると、変更された候補チャンネルを判定する(s24)。s24では、具体的には、ユーザが操作したキーが右カーソルキーであれば、s21で生成したOSD画像において、現在選択されている候補チャンネルの右隣に表示されているチャンネルを候補チャンネルに決定する。また、受信装置1は、決定した候補チャンネルに応じて枠の位置を変化させたOSD画像をOSD画像生成部5で生成する。したがって、ユーザは、候補チャンネルの切り換わりを、表示装置11の画面で確認することができる。
【0050】
なお、右端のチャンネルの次に更新される候補チャンネルは、OSD画像において、1つ下の欄で左端に表示されているチャンネルである。また、右端で且つ最下欄のチャンネルの次に更新される候補チャンネルは、OSD画像において、最上欄で左端に表示されているチャンネルである。また、左カーソルキー、上カーソルキー、下カーソルキーが操作されたときには、その時点での候補チャンネルに対して、更新する候補チャンネルの移動方向(OSD画像における移動方向)が異なるだけであり、ここでは説明を省略する。
【0051】
また、受信装置1は、s23で選択決定の入力があったと判定すると、その時点で仮決定されている候補チャンネルを、選局するチャンネルに決定し(s25)、このチャンネルに対応付けられている変更フラグがオンであるか、オフであるかを判定する(s26)。受信装置1は、変更フラグがオンであると判定すると、OSD画像生成部5で、受信装置1側で変更したチャンネルであることを通知するOSD画像(変更通知画像)を生成するとともに(s27)、s25で決定したチャンネルの受信を開始する(s28)。したがって、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルであって、受信装置1側で変更されたチャンネルが選局されたときには、今回選局されたチャンネルが受信装置1側で変更されたチャンネルであることを通知するメッセージが表示装置11で表示される(図8参照)。したがって、ユーザは、受信装置1側で変更されたチャンネルを選局したときにも、今回選局したチャンネルが受信装置1側で変更されたチャンネルであることを確認でき、選局したチャンネルで放送されている番組が自分の好みでない番組であっても、混乱することがない。すなわち、ユーザが、なぜ自分の好みでない番組を放送しているチャンネルがお気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているのか分からず、混乱するのを防止できる。
【0052】
受信装置1は、s27で変更通知画像の生成を開始してから一定時間、例えば5秒、経過すると(s29)、この変更通知画像の生成を停止し(s30)、s3に戻る。
【0053】
また、受信装置1は、s6でお気に入りチャンネルテーブル9bに対するチャンネルの登録/削除の要求であると判定すると、図9に示す登録/削除処理を実行する(s8)。受信装置1は、OSD画像生成部5で、お気に入りチャンネルテーブル9bに対するチャンネルの登録/削除を援助するOSD画像を生成する(s31)。s31で生成されるOSD画像は、図7に示したOSD画像と略同じ画像である。s31では、s21と同様に、この時点で変更フラグがオンされているチャンネルと、変更フラグがオフされているチャンネルと、を区別したOSD画像を作成する。受信装置1は、OSD画像生成部5がs31で生成したOSD画像を、現在選局されているチャンネルで放送されている番組の映像に重ね合わせた画像の映像信号を出力部7から出力する。表示装置12では、例えば図10に示す映像が表示される。図10では、現在選局されているチャンネルで放送されている番組の映像を図示していない。また、図10においてハッチングで示すチャンネルが変更フラグがオンされているチャンネルである。したがって、ユーザはこの画像を見ることで、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルで、受信装置1側で変更されたチャンネルがどのチャンネルであるかを簡単に確認することができる。
【0054】
受信装置1は、ここで登録、削除、変更にかかる入力を待つ(s32〜s34)。受信装置1は、本体に対する入力が登録であれば、この時点で選局されているチャンネルが、お気に入りテーブル9bにすでに登録されているかどうかを判定し(s35)、未登録であれば、現在選択されているチャンネルをお気に入りチャンネルテーブル9bに新規に登録する(s36)。また、受信装置1は、本体に対する入力が削除であれば、削除するチャンネルの指定を受け付け(s37)、ここで指定されたチャンネルをお気に入りチャンネルテーブル9bから削除する(s38)。ユーザは、上述したお気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換処理におけるチャンネルの登録と同様に、カーソルキーを操作して、削除するチャンネルを選択する。但し、受信装置1は、変更フラグの状態に関係なく、削除するチャンネルの選択を受け付ける。すなわち、変更フラグがオンしているか、またはオフしているかにかかわらず、お気に入りチャンネルテーブル9bから削除するチャンネルとして選択することができる。
【0055】
さらに、受信装置1は、本体に対する入力が変更であると、変更するチャンネル(お気に入りテーブル9bに登録されているチャンネル)の指定を受け付け(s39)、ここで指定されたチャンネルを、この時点で選局されているチャンネルに更新する(s40)。この場合も、ユーザは、上述したお気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネル切換処理におけるチャンネルの登録と同様に、カーソルキーを操作して、変更するチャンネルを選択する。
【0056】
このように、この実施形態の受信装置1は、図9に示す登録/削除処理を行うことで3任意のチャンネルをお気に入りチャンネルテーブル9bに登録したり、登録されている不要なチャンネルを削除することができる。
【0057】
また、受信装置1は、装置本体に対する入力が、上述した、お気に入りチャンネルテーブル9bを利用したチャンネルの切り換え処理、または登録/削除処理以外の処理であると判定すると、その入力に対する処理(その他の処理)を実行する(s9)。s9では、例えば全チャンネルテーブル9aを利用したチャンネルの切り換え処理や、受信可能な物理チャンネル毎に番組が放送されているチャンネルを検出する全チャネルサーチ等の処理が行われる。全チャンネルテーブル9aを利用したチャンネルの切り換えでは、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されていないチャンネルの選局が行える。また、全チャネルサーチでは、全チャンネルテーブル9aの更新が行われる。
【0058】
このように、この実施形態の受信装置1は、お気に入りチャンネルテーブル9bに登録されているチャンネルで番組が放送されていないことが検知されたとき、このチャンネルを、番組の放送が行われているチャンネルに変更するので、番組が放送されていないチャンネルが選局されるのを防止できる。また、お気に入りチャンネルテーブル9bにおいて、番組の放送停止が一時的なものであった場合、ユーザは変更前のチャンネルを再度チャンネルテーブルに登録するときに、その操作を最初から行わなくてもよい。すなわち、ユーザは、チャンネルテーブルに登録されているチャンネル(受信装置1側で変更されたチャンネル)を、変更前のチャンネルに更新する操作を行えばよい。したがって、操作性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】この発明の実施形態である受信装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態である受信装置の全チャンネルテーブルを示す図である。
【図3】この発明の実施形態である受信装置のお気に入りチャンネルテーブルを示す図である。
【図4】この発明の実施形態である受信装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施形態である受信装置における検知処理を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施形態である受信装置におけるチャンネル切換処理を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施形態である受信装置におけるチャンネル切換処理時に生成されるOSD画像を示す図である。
【図8】この発明の実施形態である受信装置におけるチャンネル切換処理時に生成されるOSD画像を示す図である。
【図9】この発明の実施形態である受信装置における登録/削除処理を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施形態である受信装置における登録/削除処理時に生成されるOSD画像を示す図である。
【符号の説明】
【0060】
1−受信装置
2−制御部
3−受信部
4−デコード部
5−OSD画像生成部
6−画像合成部
7出力部
8−操作部
9−記憶部
9a−全チャンネルテーブル
9b−お気に入りチャンネルテーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
登録が指定されたチャンネルをチャンネルテーブルに登録する登録手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルについてのみ、選局を受け付ける選局受付手段と、
前記選局受付手段が受け付けたチャンネルのディジタル放送信号を受信する受信手段と、を備えた受信装置において、
チャンネル毎に番組の放送が行われているかどうかを検知する検知手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたとき、前記チャンネルテーブルに登録されている該当するチャンネルを、この時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する登録チャンネル変更手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネル毎に、前記登録チャンネル変更手段が変更したチャンネルであるかどうかを示す変更フラグを対応付けて登録するフラグ登録手段と、
前記選局受付手段が受け付けたチャンネルが、前記登録チャンネル変更手段が変更したチャンネルであったとき、今回選局されたチャンネルが前記変更手段により変更されたチャンネルであることを示す旨のメッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備え、
前記登録チャンネル変更手段は、前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたチャンネルと、同じ仮想チャンネルで放送されているチャンネルで、且つこの時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する手段である受信装置。
【請求項2】
登録が指定されたチャンネルをチャンネルテーブルに登録する登録手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルについてのみ、選局を受け付ける選局受付手段と、
前記選局受付手段が受け付けたチャンネルのディジタル放送信号を受信する受信手段と、を備えた受信装置において、
チャンネル毎に番組の放送が行われているかどうかを検知する検知手段と、
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたとき、前記チャンネルテーブルに登録されている該当するチャンネルを、この時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する登録チャンネル変更手段と、を備えた受信装置。
【請求項3】
前記登録チャンネル変更手段は、前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたチャンネルと、同じ物理チャンネルで放送されているチャンネルで、且つこの時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する手段である請求項2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記登録チャンネル変更手段は、前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネルで、番組の放送が行われていないことが前記検知手段により検知されたチャンネルと、同じ仮想チャンネルで放送されているチャンネルで、且つこの時点で番組の放送が行われていることが前記検知手段により検知されているチャンネルに変更する手段である請求項2に記載の受信装置。
【請求項5】
前記チャンネルテーブルに登録されているチャンネル毎に、前記登録チャンネル変更手段が変更したチャンネルであるかどうかを示す変更フラグを対応付けて登録するフラグ登録手段と、
前記選局受付手段が受け付けたチャンネルが、前記登録チャンネル変更手段が変更したチャンネルであったとき、今回選局されたチャンネルが前記変更手段により変更されたチャンネルであることを示す旨のメッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備えた請求項2〜4のいずれかに記載の受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−352776(P2006−352776A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−179445(P2005−179445)
【出願日】平成17年6月20日(2005.6.20)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】