説明

可動式トップのための作動リンク機構

【課題】ボディーを具備する乗用車の可動式トップのための作動リンク機構であって閉鎖位置と収納室に格納された開放位置との間で変位可能なトップの各長手方向側面に、相対運動可能な少なくとも第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとを備えているものを改良して、第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとの間で作用するレバー装置が開放位置から閉鎖位置へまたその逆にトップが旋回運動する際に、均等な運動を保証するようなものを提供する。
【解決手段】制御ジョイント15は、レバー装置12に係合しており、第2のトップフレームエレメント10に対する第1のトップフレームエレメント9の運動が、専ら第1の4節リンクジョイント13および第2の4節リンクジョイント14を介して行われるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボディーを具備する乗用車の可動式トップのための作動リンク機構であって、当該作動リンク機構は、車室を覆う閉鎖位置と収納室に格納された開放位置との間で変位可能なトップの各長手方向側面に、少なくとも第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとを備えており、該第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとは相対運動可能に形成されており、これらのトップフレームエレメントの間にレバー装置が作用するようになっており、該レバー装置は、制御レバーおよび4節リンク装置を備えており、該制御レバーおよび4節リンク装置は、前記トップフレームエレメントと第1の4節リンクジョイントと第2の4節リンクジョイントとによって形成されている、作動リンク機構に関する。
【背景技術】
【0002】
ドイツ連邦共和国特許第19913274号明細書には、反転式の、車両のための折畳式幌が開示されており、ここでは幌リンク機構が設けられており、幌リンク機構は、閉鎖位置と格納位置との間で調節可能であり、かつトップ面支持体を備えている。少なくとも2つのトップ面支持体は、結合ジョイントを介して相対回動可能に連結されていて、かつリンク機構によって変位可能である。4節リンク機構は、2つのリンクレバーを備えており、この場合リンクレバーは、それぞれトップ面支持体と結合されている。このために中央のリンクレバーは、制御レバーとして形成されており、制御レバーは、外側の両リンクレバーと回動可能に連結されている。さらに中央の制御レバーと外側のリンクレバーとの間のジョイントの回動軸線は、相互間隔を有している。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許公告第4304028号明細書には、相互結合された複数のフレームエレメントを備えた、自動車の折畳可能な幌のための装置が開示されている。第1のフレームエレメントは、1対のサイドリンク機構を備えており、サイドリンク機構は車両長手方向で延びており、第2のフレームエレメントは、1対の第2のサイドリンク機構を備えており、サイドリンク機構も同様に車両長手方向に方向付けされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】ドイツ連邦共和国特許第19913274号明細書
【特許文献2】ドイツ連邦共和国特許公告第4304028号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような、乗用車のための可動式トップのための作動リンク機構を改良して、反転運動の制御された第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとの間で作用するレバー装置が、開放位置から閉鎖位置へまたその逆にトップが旋回運動する際に、均等な運動を保証するようなものを提供することである。またこの場合レバー装置は、望ましくは簡単な実現性を有している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するための本発明の装置によれば、ボディーを具備する乗用車の可動式トップのための作動リンク機構であって、当該作動リンク機構は、車室を覆う閉鎖位置と収納室に格納された開放位置との間で変位可能なトップの各長手方向側面に、少なくとも第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとを備えており、該第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとは相対運動可能に形成されており、これらのトップフレームエレメントの間にレバー装置が作用するようになっており、該レバー装置は、制御レバーおよび4節リンク装置を備えており、該制御レバーおよび4節リンク装置は、前記トップフレームエレメントと第1の4節リンクジョイントと第2の4節リンクジョイントとによって形成されている、作動リンク機構において、前記制御ジョイントは、前記レバー装置に係合しており、前記第2のトップフレームエレメントに対する前記第1のトップフレームエレメントの運動が、専ら前記第1の4節リンクジョイントおよび前記第2の4節リンクジョイントを介して行われるようになっていることを特徴とする。
【0007】
有利には、前記第1のトップフレームエレメントは、前記第2のトップフレームエレメントに対して、約に180度の旋回範囲を形成する。
【0008】
有利には、前記第1のトップフレームエレメントは、閉鎖位置から開放位置に旋回する際に、反転運動を行うようになっている。
【0009】
有利には、少なくとも前記第1のトップフレームエレメントの旋回時に、前記第1の4節リンクジョイントと前記第2の4節リンクジョイントとは、交差するようになっている。
【0010】
有利には、前記4節リンク装置の瞬間中心が、前記トップの閉鎖位置で、幌ルーフの材料張力の仮想作用線の少なくとも近くに位置するようになっている。
【0011】
有利には、前記第1の4節リンクジョイントは、前記第2の4節リンクジョイントよりも長くなっている。
【0012】
有利には、前記トップの閉鎖位置で、走行方向にみて、前記第1の4節リンクジョイントの前方の第1の旋回軸線が、前記第2の4節リンクジョイントの前方の第3の旋回軸線の前方に位置するようになっている。
【0013】
有利には、前記トップの閉鎖位置で、走行方向にみて、前記第1の4節リンクジョイントの後方の第2の旋回軸線と、前記第2の4節リンクジョイントの後方の第4の旋回軸線とが、相互間隔を有して、かつ有利には鉛直に延びる共通の平面の少なくとも傍に配置されている。
【0014】
有利には、前記制御ジョイントは、第5の旋回軸線によって、前記第1のトップフレームエレメントに枢着されている。
【0015】
有利には、前記制御ジョイントは、第6の旋回軸線によって、第1の4節リンクジョイントに枢着されている。
【0016】
有利には、前記第6の旋回軸線は、前記第1の4節リンクジョイントの延長部に取り付けられている。
【0017】
有利には、前記第1のトップフレームエレメントと前記第2のトップフレームエレメントとの間に、ストッパが設けられている。
【0018】
有利には、前記ストッパは、調節装置を備えており、該調節装置は、前記第1のトップフレームエレメントおよび前記第2のトップフレームエレメントの長手方向で作用するようになっている。
【0019】
有利には、前記第1の4節リンクジョイントおよび前記第2の4節リンクジョイントは、前記第1のトップフレームエレメントおよび前記第2のトップフレームエレメントのそれぞれ反対側に位置する長手方向側面に設けられている。
【0020】
有利には、前記第1のトップフレームエレメントおよび前記第2のトップフレームエレメントは、前記第1の4節リンクジョイントおよび前記第2の4節リンクジョイントの領域で、第1の支承板および第2の支承板を備えている。
【0021】
有利には、前記ストッパは、前記第1および第2の支承板の間で作用するようになっている。
【発明の効果】
【0022】
本発明で得られる主な利点によれば、レバー装置の4節リンク装置の4節リンクジョイントおよびトップフレームエレメントの配置構造および構成によって、トップエレメントの調和された運動経過が実現される。したがってたとえば閉鎖位置へトップが運動する際に、幌カバーと協働するリンク機構の、ある種のスナップ効果を及ぼす不意の負荷解除(弛緩)に、第1および第2のトップフレームエレメントならびに制御ジョイントが対抗する。瞬間中心が幌カバーの材料張力の仮想作用線の傍に位置することによって、材料の過度の捻れが規定の形式で低減される。制御ジョイントと関連して、4節リンク装置の構造設計は、低コストで変更可能である。さらにトップの閉鎖位置において、ストッパによって、トップフレームエレメントの間でトップフレームエレメントの所望の相互支持が実現され、この場合調節装置によって、場合によっては生じ得る規定の構造状態とは異なる製造誤差が補償可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】乗用車の可動式トップの作動リンク機構を概略的に示す斜視図である。
【図2】トップを閉鎖位置で示す側面図である。
【図3】レバー装置を備えた作動リンク機構とトップとを開放位置で示す、図2に対応する図である。
【図4】図2のXを詳しく示す拡大図である。
【図5】レバー装置を備えた作動リンク機構とトップとを中間位置で示す、図4に対応する図である。
【図6】作動リンク機構とトップとを開放位置で示す、図4に対応する図である。
【図7】1形態を示す、図4に対応する図である。
【図8】実際に形成されたレバー装置を備えた作動リンク機構の、図4に対応する側面図である。
【図9】180度反転して示す、図8に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の実施の形態を図示し、以下に詳しく説明する。
【0025】
乗用車1のうち、単にフレキシブルな幌カバーVbを備えた折畳式幌Fvの範疇に入る可動式トップ2を示した。車室3を覆う閉鎖位置Schstと収納室4内に移動可能な開放位置Ostとの間で調節可能なトップ2は、長手方向側面Lsl,Lsrごとに原則として同一の作動リンク機構5,6を備えている。作動リンク機構5,6と、車両長手方向A−Aに対して横向きに方向付けされた、幌カバーVbを支持する枠SpI,SpII,SPIII,SPIV,SpVと、リヤシールドフレーム7を支持する、前述の幌カバーVbのためのU字形の緊締部材8とが結合されている。
【0026】
各作動リンク機構5は、走行方向Bにみて、少なくとも1つの前方の第1のトップフレームエレメント9と後方の第2のトップフレームエレメント10とを備えており、第1のトップフレームエレメント9と第2のトップフレームエレメント10とは、相対運動可能に形成されている。トップ2が閉鎖位置Schstから開放位置Ostに変位される場合、ウインドシールドフレーム(図示していない)に接続されるトップフード11を備えた第1のトップフレームエレメント9は、反転し(図2および図3)、つまり第1のトップフレームエレメント9は、180度の旋回範囲で変位し、トップフード11は、上面Osで走行軌道に向けられる。
【0027】
第1のトップフレームエレメント9と第2のトップフレームエレメント10との間でレバー装置12が作用し、レバー装置12は、トップフレームエレメント9,10自体と第1および第2の4節リンクジョイント13,14と制御レバーとしての制御ジョイント15とから形成される。トップフレームエレメント9,10ならびに4節リンクジョイント13,14は、4節リンク装置16を形成する。第2のトップフレームエレメント10に対する第1のトップフレームエレメント9の運動は、専ら4節リンク装置16の第1の4節リンクジョイント13と第2の4節リンクジョイント14とを介して行われる。
【0028】
第1の4節リンクジョイント13および第2の4節リンクジョイント14は、閉鎖位置Schstと開放位置Ostとの間でトップ2が旋回する際に交差する(図5)ように形成されていて、かつ位置正確に第1のトップフレームエレメント9および第2のトップフレームエレメント10に取り付けられている。閉鎖位置Schstでは、4節リンク装置16の瞬間中心Mpolが、幌カバーVbの材料張力または材料応力の仮想作用線Wlの傍に位置する。
【0029】
第1の4節リンクジョイント13は、第1の旋回軸線SchwaIを介して第1のトップフレームエレメント9と結合されていて、かつ第2の旋回軸線SchwaIIを介して第2のトップフレームエレメント10と結合されており、第2の4節リンクジョイント14は、第3の旋回軸線SchwaIIIを介して第1のトップフレームエレメント9と結合されていて、かつ第4の旋回軸線SchwaIVを介して第2のトップフレームエレメント10と結合されている。この場合第1の4節リンクジョイント13は、第2の4節リンクジョイント14よりも長く形成されており、トップ2の閉鎖位置Schstにおいて走行方向Bにみて、第1の4節リンクジョイント13の第1の旋回軸線SchwaIは、第2の4節リンクジョイント14の第3の旋回軸線SchwaIIIの前方に位置しており、同様の条件および位置関係下で、第1の4節リンクジョイント13の第2の旋回軸線SchwaIIと第2の4節リンクジョイント14の第4の旋回軸線SchwaIVとは、大体において間隔Asを有して有利には概ね鉛直に延びる共通の平面C−C上に配置されている。
【0030】
制御ジョイント15は、第5の旋回軸線SchwaVによって、第1のトップフレームエレメント9に枢着されている。旋回軸線SchwaVは、走行方向Bにみて、閉鎖位置Schstで、第1の旋回軸線SchwaIの前方に位置する。図7では、リンク機構18の制御ジョイント17が、第6の旋回軸線SchwaVIを介して、第1の4節リンクジョイント19と結合されている。このために第1の4節リンクジョイント19は、延長部20を備えている。その他の点では、トップフレームエレメントおよび4節リンクジョイントの構成は、原則として、既に説明した形態に相当する。
【0031】
図8および図9から、作動リンク機構5の僅かに変更された実際の構造が看取される。ここでは第1のトップフレームエレメント9および第2のトップフレームエレメント10は、直立したウェブ区分21,22を備えており、ウェブ区分21,22は、それぞれ反対側に位置する長手方向側面LsI,LsIIを備えている。第2の長手方向側面LsIIに、第2の4節リンクジョイント14が配置されており、第1の長手方向側面LsIに、第1の4節リンクジョイント13が配置されている。第1の4節リンクジョイント13および第2の4節リンクジョイント14の領域で、第1のトップフレームエレメント9は第1の第1の支承板23を備えており、第2のトップフレームエレメント10は第2の支承板24を備えており、第1の支承板23および第2の支承板24は、ねじを介して所属のトップフレームエレメントと結合されている。
【0032】
最後に述べると、第1のトップフレームエレメント9の端部領域25と、これに対向する第2のトップフレームエレメント10の端部領域26との間に、ストッパ27が取り付けられており、ストッパ27は、トップ2の閉鎖位置Schstで作用する。ストッパ27は、本形態では、支承板23に取り付けられていて、支持ヘッド28が支承板23に接近するようになっている。ストッパ27は、調節装置29によって、車両長手方向A−Aで調整可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 乗用車、 2 トップ、 3 車室、 4 収納室、 5,6 作動リンク機構、 7 リヤシールドフレーム、 8 緊締部材、 9 第1のトップフレームエレメント、 10 第2のトップフレームエレメント、 11 トップフード、 12 レバー装置、 13 第1の4節リンクジョイント、 14 第2の4節リンクジョイント、 15制御ジョイント、 16 4節リンク装置、 17 制御ジョイント、 18 リンク機構、 19 第1の4節リンクジョイント、 20 延長部、 21,22 ウェブ区分、 23 第1の支承板、 24 第2の支承板、 25,26 端部領域、 27 ストッパ、 28 支持ヘッド、 29 調節装置、 Fv 折畳式幌、 Vb 幌カバー、 Schst 閉鎖位置、 Ost 開放位置、 Lsl,Lsr 長手方向側面、 A−A 車両長手方向、 B 走行方向、 SpI,SpII,SPIII,SPIV,SpV 枠、 Os 上面、 Mpol 瞬間中心、 Wl 作用線、 SchwaI 第1の旋回軸線、 SchwaII 第2の旋回軸線、 SchwaIII 第3の旋回軸線、 SchwaIV 第4の旋回軸線、 SchwaV 第5の旋回軸線、 SchwaVI 第6の旋回軸線、 C−C 平面、 As 間隔、 SchwaV 第5の旋回軸線、 LsI,LsII 長手方向側面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディーを具備する乗用車の可動式トップのための作動リンク機構であって、
当該作動リンク機構は、車室を覆う閉鎖位置と収納室に格納される開放位置との間で変位可能なトップの各長手方向側面に、少なくとも第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとを備えており、該第1のトップフレームエレメントと第2のトップフレームエレメントとは相対運動可能に形成されており、これらのトップフレームエレメントの間にレバー装置が作用するようになっており、該レバー装置は、制御レバーおよび4節リンク装置を備えており、該制御レバーおよび4節リンク装置は、前記トップフレームエレメントと第1の4節リンクジョイントと第2の4節リンクジョイントとによって形成されている、作動リンク機構において、
前記制御ジョイント(15)は、前記レバー装置(12)に係合しており、前記第2のトップフレームエレメント(10)に対する前記第1のトップフレームエレメント(9)の運動が、専ら前記第1の4節リンクジョイント(13)および前記第2の4節リンクジョイント(14)を介して行われるようになっていることを特徴とする、ボディーを備えた乗用車の可動式トップのための作動リンク機構。
【請求項2】
前記第1のトップフレームエレメント(9)は、前記第2のトップフレームエレメント(10)に対して、約180度の旋回範囲を形成する、請求項1記載の作動リンク機構。
【請求項3】
前記第1のトップフレームエレメント(10)は、閉鎖位置(Schst)から開放位置(Ost)に旋回する際に、反転運動を行うようになっている、請求項1または2記載の作動リンク機構。
【請求項4】
少なくとも前記第1のトップフレームエレメント(10)の旋回時に、前記第1の4節リンクジョイント(13)と前記第2の4節リンクジョイント(14)とは、交差するようになっている、請求項1から3までのいずれか1項記載の作動リンク機構。
【請求項5】
前記4節リンク装置(16)の瞬間中心(Mpol)が、前記トップ(2)の閉鎖位置(Schst)で、幌ルーフ(Vb)の材料張力の仮想作用線(Wl)の少なくとも近くに位置するようになっている、請求項1から4までのいずれか1項記載の作動リンク機構。
【請求項6】
前記第1の4節リンクジョイント(13)は、前記第2の4節リンクジョイント(14)よりも長くなっている、請求項1から5までのいずれか1項記載の作動リンク機構。
【請求項7】
前記トップ(2)の閉鎖位置で、走行方向(B)にみて、前記第1の4節リンクジョイント(13)の前方の第1の旋回軸線(SchwaI)が、前記第2の4節リンクジョイント(14)の前方の第3の旋回軸線(SchawaIII)の前方に位置するようになっている、請求項1または6記載の作動リンク機構。
【請求項8】
前記トップ(2)の閉鎖位置で、走行方向(B)にみて、前記第1の4節リンクジョイント(13)の後方の第2の旋回軸線(SchwaII)と、前記第2の4節リンクジョイント(14)の後方の第4の旋回軸線(SchawaIV)とが、相互間隔(As)を有して、かつ有利には鉛直に延びる共通の平面(C−C)の少なくとも傍に配置されている、請求項1、6または7記載の作動リンク機構。
【請求項9】
前記制御ジョイント(15)は、第5の旋回軸線(SchwaV)によって、前記第1のトップフレームエレメント(9)に枢着されている、請求項1記載の作動リンク機構。
【請求項10】
前記制御ジョイント(17)は、第6の旋回軸線(SchwaVI)によって、第1の4節リンクジョイント(19)に枢着されている、請求項1記載の作動リンク機構。
【請求項11】
前記第6の旋回軸線(SchwaVI)は、前記第1の4節リンクジョイント(19)の延長部(20)に取り付けられている、請求項10記載の作動リンク機構。
【請求項12】
前記第1のトップフレームエレメント(9)と前記第2のトップフレームエレメント(10)との間に、ストッパ(27)が設けられている、請求項1から11までのいずれか1項記載の作動リンク機構。
【請求項13】
前記ストッパ(27)は、調節装置(29)を備えており、該調節装置(29)は、前記第1のトップフレームエレメント(9)および前記第2のトップフレームエレメント(10)の長手方向で作用するようになっている、請求項12記載の作動リンク機構。
【請求項14】
前記第1の4節リンクジョイント(13)および前記第2の4節リンクジョイント(14)は、前記第1のトップフレームエレメント(9)および前記第2のトップフレームエレメント(10)のそれぞれ反対側に位置する長手方向側面(LsI,LsII)に設けられている、請求項1から13までのいずれか1項記載の作動リンク機構。
【請求項15】
前記第1のトップフレームエレメント(9)および前記第2のトップフレームエレメント(10)は、前記第1の4節リンクジョイント(13)および前記第2の4節リンクジョイント(14)の領域で、第1の支承板および第2の支承板(23,24)を備えている、請求項1から14までのいずれか1項記載の作動リンク機構。
【請求項16】
前記ストッパ(27)は、前記第1および第2の支承板(23,24)の間で作用するようになっている、請求項12または13記載の作動リンク機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−184666(P2009−184666A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−23258(P2009−23258)
【出願日】平成21年2月4日(2009.2.4)
【出願人】(506292985)マグナ カー トップ システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (31)
【氏名又は名称原語表記】Magna Car Top Systems GmbH
【住所又は居所原語表記】Stuttgarter Strasse 59, D−74321 Bietigheim−Bissingen, Germany