説明

可動式汎用塵取り

【課題】塵取り作業を楽な姿勢で行なうことができ、しかも運搬、除雪等の他の使用目的にも利用できる可動式汎用塵取りを提供する。
【解決手段】角度調整部9は、把手部8と可動壁4bを塵取り本体1の底壁2に対向して重ね合わさる位置と塵取り本体1の後壁4より後方へ延出した位置との間で使用目的に応じて所定角度に傾けた姿勢で固定可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動式汎用塵取りに関する。
【背景技術】
【0002】
塵取りの一例として、蓋付で塵埃を塵取り本体内に確実に掃き込み、塵取りを持った状態で楽に移動できる塵取りが提案されている。これは箱型の塵取り本体に連結アームを介して回動可能に柄が連結されており、柄の回動動作に連動して塵取り本体の開口部を覆う蓋体を開閉するようになっている。塵取り本体の背面部には車輪と設置用脚部が設けられており、柄を持ち上げると塵取り本体の蓋体が閉じたまま車輪により前後に移動でき、車輪と設置用脚部を床面に接地することにより、塵取りを立てた状態で置いておくことができるようになっている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−180984号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1の塵取りは、柄の回動に連動して蓋体を開閉して塵取り本体に塵埃を掃き入れて柄を持ち上げることで蓋を閉じて収納するようになっているため、収納する塵量や塵の大きさも限られる。
また、柄を斜め後方に傾倒させながら蓋体を開放して塵を掃き入れる必要があることから、掃き入れ作業は前傾姿勢、即ち屈んだ状態で行なわれるため、高齢者には無理な姿勢を強いられる。
また、塵取り本体に掃き入れた塵量が増えてくると、塵取り本体を床面に接地させるたびに塵が開口部側に逆流する。また塵を掃き入れた後は柄を床面に対して起立姿勢にするよう持ち上げなければ持ち運びすることができないため、腕力や脚力を要するため作業負担を伴う。
更には、塵取り本体と柄の角度を固定できないため、スコップ、運搬車或いはコンテナーなどの他の用途で使用することはできない。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、塵取り作業を楽な姿勢で行なうことができ、しかも運搬、除雪等の他の使用目的にも利用できる可動式汎用塵取りを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備えることを特徴とする。
底壁、両側壁及び後壁に囲まれて前面から上面にわたって開放された収容部を形成する塵取り本体と、前記塵取り本体の後壁が底壁より起立する固定壁と該固定壁に対して回転軸を中心に回転可能に連繋する可動壁を備え、前記固定壁若しくは両側壁に回転可能に軸支された車輪と、前記可動壁に両側脚部が連結されたコ字状の把手部と、前記可動壁を把手部と共に所定角度に傾けて任意の角度に固定可能な角度調整部と、を具備し、前記角度調整部は、前記把手部と可動壁を塵取り本体の底壁に対向して重ね合わさる位置と塵取り本体の後壁より後方へ延出した位置との間で使用目的に応じて所定角度に傾けた姿勢で固定可能であることを特徴とする。
【0007】
また、前記角度調整部は、両側壁のロック位置に応じて複数箇所に設けられたロック孔と、いずれかのロック孔に対して嵌合する向きに常時付勢された1対のロックピンと、コ字状に形成された中空状の把手部内を周回して両端が各ロックピンに連結されたワイヤと、前記把手部に対して進退動することにより前記ワイヤに加わるテンションを変化させるレバーとを具備しており、前記レバーを押動することにより前記ワイヤのテンションを変化させてロックピンをロック孔から一時的に抜き差しすることにより前記塵取り本体に対する把手部と可動壁の組付け位置を変更することを特徴とする。
【0008】
また、前記把手部と可動壁を固定壁に連続して起立させたまま角度調整部により固定することにより、前記塵取り本体は底壁先端縁部と車輪が共に接地することにより前傾姿勢で自立したまま使用可能であることを特徴とする。
【0009】
また、前記両側壁の後端部は後壁より後方に延設されており、当該延設部の後端部の延長線が前記車輪の接線となる側壁接地部が両側に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上述した可動式汎用塵取りを用いれば、塵取り本体は前面から上面が開放され底壁面、両側壁面及び後壁面に囲まれた収容部が形成されているので、箒等で掃き取る塵埃のみならず剪定した枝、刈り取られた雑草或いは空き缶等の不燃物などの粗大塵なども収容することができるので、使い勝手が向上する。
また、角度調整部は、把手部と可動壁を塵取り本体の底壁に対向して重ね合わさる位置と塵取り本体の後壁より後方へ延出した位置との間で使用目的に応じて所定角度に傾けた姿勢で固定可能であるので、通常の塵取り以外の使用目的以外の用途に使用でき汎用性が向上する。
【0011】
また、レバーを押動又は押動解除することによりロックピンとロック孔を抜き差しして塵取り本体に対する把手部と可動壁の組付け位置を変更可能に構成されているので、簡単な操作で使用目的に応じて塵取り本体に対する把手部と可動壁の組付け位置を変更して使用することができる。
【0012】
例えば、把手部と可動壁を固定壁に連続して起立させたまま角度調整部により固定することにより、塵取り本体は底壁先端縁部と車輪が共に接地することにより前傾姿勢で自立したまま使用可能であるので、塵取りとして使用する際には屈む必要なく、移動する際には把手部を持って塵取り本体の底壁先端縁部を接地面より上げるだけで車輪により走行できるので、操作性、作業性が良く、高齢者や力の弱い者でも容易に作業が行える。
【0013】
また、例えば、角度調整部によって把手部と可動壁を塵取り本体の後方へ所定角度傾けたまま固定することにより、把手部を把持したまま塵取り本体を接地することなく車輪により運搬可能な姿勢になるので、運搬車やコンテナーとして使用することも可能であり、或いはスノーダンプのように除雪用スコップとして使用することも可能になる。
【0014】
或いは、両側壁の後端部は後壁面より後方に延設されており、当該延設部の後端部の延長線が前記車輪の接線となる側壁接地部が両側に形成されていると、側壁接地部と車輪を接地させることで、塵取り本体を接地面に起立させた状態で設置することができる。
塵取り本体を起立させる前に、把手部及び可動壁を塵取り本体に重なり合うように回転させて固定すると可動壁と固定壁が直角に折り曲げた状態となり、この状態で塵取りをコンパクトに収納しても良いし、固定壁を底部とみれば塵取り本体を塵箱や収納箱として使用することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】可動式汎用塵取りの斜視図である。
【図2】図1の可動式汎用塵取りの正面透視図及びワイヤの配線図である。
【図3】図1の把手部に設けられたレバーの部分断面図である。
【図4】角度調整部の構造を示す部分断面図である。
【図5】把手部と塵取り本体の固定角度に応じた使用例を示す説明図である。
【図6】把手部と塵取り本体の固定角度に応じた使用例を示す説明図である。
【図7】把手部と塵取り本体の固定角度に応じた使用例を示す説明図である。
【図8】把手部と塵取り本体の固定角度に応じた使用例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る可動式汎用塵取りの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1において、塵取り本体1は、底壁2、両側壁3、及び後壁4に囲まれて前面から上面が開放された収容部5が形成されている。塵取り本体1の後壁4は、底壁2より起立する固定壁4aと該固定壁4aに対して回転軸6を中心に回転可能に連繋する可動壁4bを備えている。
【0017】
図2(a)において、回転軸6は、固定壁4a及び両側壁3を貫通して回転可能に軸支されており、両軸端部に車輪7が一体に組み付けられている。尚、図5に示すように回転軸6は固定壁4aのみに回転可能に軸支されていても良く、図示しないが両側壁3aのみに回転可能に軸支されていても良い。また、回転軸6は、塵取り本体1を横切って架設される長軸ではなく、固定壁4aの背面側に短軸で軸支されていても良い。また、車輪7の姿勢は固定に限らずキャスターのように回転軸6を支持するブラケットが回転自材に組み付けられていても良い。
【0018】
また、図2(a)において、可動壁4bの両側には両側脚部8aとハンドル部8bとでコ字状に形成された把手部8が両側脚部8aによって一体に連結されている。把手部8は樹脂材、金属材これらの組み合わせなどが用いられ、中空パイプ状に形成されている。また、可動壁4bには角度調整部9が設けられている。角度調整部9は、後述するように可動壁4bを把手部8と共に所定角度に傾けて任意の角度に固定して使用できるようになっている。
【0019】
通常の塵取りとして使用する場合には、図1に示すように角度調整部9は、後述するように把手部8と可動壁4bを固定壁4aに連続して起立させたまま固定して、塵取り本体1は底壁面先端縁部2aと車輪7が共に接地することにより前傾姿勢で自立したまま使用可能になっている(図6(a)参照)。よって、塵取りとして使用する際には屈む必要ななく、移動する際にはハンドル部8bを持って塵取り本体1の底壁面先端縁部2aを接地面より上げるだけで車輪7により走行できるので、操作性、作業性が良く、高齢者や力の弱い者でも容易に作業が行える。
また、塵取り本体1は前面から上面にかけて開放されているので、箒等で掃き取る塵埃のみならず剪定した枝、刈り取られた雑草或いは空き缶等の不燃物などの粗大塵なども収容することができるので、使い勝手が良い。
【0020】
角度調整部9は、把手部8と可動壁4bを塵取り本体1に対向して重ね合わさる位置と塵取り本体1の後方へ延出した位置との間で使用目的に応じて所定角度に傾けた姿勢で固定可能である。
【0021】
具体的には、図2(a)において、塵取り本体1の両側壁3には、ロック位置に応じて複数箇所にロック孔3a(図1参照)が各々穿孔されている。両側壁3に設けられたいずれかのロック孔3aには、一対のロックピン10が各々嵌合可能に設けられている。コ字状に形成された中空状の把手部8内を周回するように一定のテンションを付与されてワイヤ11が設けられており、可動壁4bで交差して両端が反対側端部のロックピン10と各々連結されている。
【0022】
図2(b)に示すように、各ロックピン10は、スプリング12によっていずれかのロック孔3aに対して嵌合する向きに常時付勢されており、このスプリング12によってワイヤ11にテンションを付与している。また、ハンドル部8bにはレバー13が進退動可能に設けられている。図2(a)に示すレバー13を押動操作することによりワイヤ11に加わるテンションを変化させることができる。
【0023】
図3において、中空状のハンドル8bの内部にはワイヤ11が長手方向に張り巡らされている。レバー13は抜止め部14aとワイヤ受け部14bが対向して設けられている。ワイヤ受け部14bはレバー13の先端押圧部13aを収納する凹溝に形成されている。また、抜止め部14aはレバー13の先端押圧部13aを抜止め支持している。このレバー13を押動すると破線に示すようにワイヤ11をワイヤ受け部14b内に押し込まれるため、ワイヤ11のテンションが一時的に高くなる。また、レバー13の押圧を解除することによりワイヤ11は、図2(b)に示すスプリング12の弾性力で元の位置に戻ろうとする。これによりロックピン10とロック孔3aを抜き差しして塵取り本体1に対する把手部8と可動壁4bの組付け位置を変更可能に構成されている。
【0024】
また、図5に示すように、塵取り本体1の両側壁3の後端部は後壁4より後方に延設されており、当該延設部の後端部の延長線Lが車輪7の接線となる側壁接地部3bが両側に形成されていても良い。
【0025】
図4を参照して、角度調整部9の一例について詳述する。可動壁4bの両端部に設けられた回転ブロック4cが回転軸6を中心に回転可能に連繋している。この回転ブロック4cには、把手部8の脚部8aが一体に嵌め込まれている。ロックピン10は、回転ブロック4cを可動壁4bの長手方向沿って貫通して設けられている。
【0026】
具体的には、図4に示すようにロックピン10の可動壁4bの内側端部にはワイヤ11がねじ15により連結されている。また、回転ブロック4cの内側端部をくり抜いて形成された凹部4d及びこれに蓋をする蓋体4eを貫通するようにロックピン10が設けられている。ロックピン10の先端部は回転ブロック4cより外側の側壁3のロック孔3aに嵌め込まれている。凹部4dを貫通するロックピン10にはEリング10aが嵌め込まれ、該Eリング10aと蓋体4eとの間にスプリング12が自然長より圧縮されて嵌め込まれている。このスプリング12によって、ロックピン10は常時側壁3のロック孔3aに向かって付勢されている。また、回転ブロック4cには、把手部8を周回したワイヤ11のガイド孔となるワイヤガイド4fが形成されている。
【0027】
前述したレバー13(図3参照)を押圧するとワイヤ11がワイヤ受け部14bに向けて撓ませるため一時的にテンションが高まる。このとき、図4において、スプリング12が圧縮されて、ロックピン10がロック孔3aより引き抜かれて、レバー13を押動したまま可動壁4bと把手部8が回転軸6を中心に任意の角度まで回転させることができる。そして、ロックピン10が任意のロック孔3aと位置が合致したときにレバー13の押動を解除すれば、圧縮状態にあったスプリング12の弾性力によりロックピン10が側壁3に向かって突出してロック孔3aに嵌り込むため、可動壁4bと把手部8を任意の位置に固定して使用することができる。
【0028】
次に塵取り本体1に対して把手部8及び可動壁4bの角度を変えて使用する使用例について図5乃至図8を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、後壁4の角度変化を明瞭に示すため、車輪7は固定壁4aの背面側に回転可能に軸支されており、可動壁4bの回転軸16は車輪7の回転軸6とは別個に設けられているものとする。
【0029】
図5において、塵取り本体1に対して、把手部8及び可動壁4bを対向して重なり合うように回転させた状態(回転角0°)で固定する。
この状態では可動壁4bと固定壁4aが直角に折り曲げた状態となり、側壁接地部3bと車輪7を接地させることで、塵取り本体1を接地面に起立させた状態で設置することができる。また、固定壁4aを底部とみれば塵取り本体1を塵箱として使用することも可能になる。また、塵取りをコンパクトに収納することができ、車の荷台等に乗せて運搬することもできる。或いは、塵取り本体1にガーデニング用品や箒などを収納しておくこともできる。
【0030】
次に、図6(a)(b)において、把手部8と可動壁4bを固定壁4aに連続する位置、即ち塵取り本体1の底壁2に対して起立させた状態(回転角90°)で固定する。
図6(a)に示すように塵取り本体1は底壁先端縁部2aと車輪が共に接地することにより前傾姿勢で自立したまま使用可能である。これにより、塵取りとして使用する際には屈む必要なく、移動する際には図6(b)に示すように、作業者がハンドル部8bを持って塵取り本体1の底壁先端縁部2aを接地面より上げるだけで車輪7により走行できるので、操作性、作業性が良く、高齢者や力の弱い者でも容易に作業が行える。
【0031】
図7において、把手部8と可動壁4bを塵取り本体1の後方へ斜め45°に傾けた延出した状態(回転角度135°)で固定する。
この状態では、ハンドル部8bを把持したまま運搬車やコンテナーとして使用することも可能であり、或いはスノーダンプのように除雪用スコップとして使用することも可能になる。
【0032】
図8(a)(b)において、把手部8と可動壁4bを塵取り本体1の後方へほぼ水平に延出した状態(回転角度180°)で固定する。
図8(a)に示すように、ハンドル部8bを把持したまま、塵取り本体1を底壁先端縁部2aが接地する支点として前方に回転させて接地面に起立姿勢にすると、収容部5に収容した塵、或いは雪、泥等を排出することができる。
また、図8(b)に示すように、把手部8と可動壁4bを塵取り本体1の後方へ延出したまま接地面に載置して、収容部5に収容した苗木等を植え替え作業することも可能である。
【0033】
上述したように、角度調整部9によって把手部8と共に可動壁4bを所定角度に傾けて任意の角度に固定することで、塵取りやそれ以外の多目的に使用することもでき、使い勝手の良い可動式汎用塵取りを提供することができる。
尚、把手部8と可動壁4bの回転角度は、更に細かく角度設定できるようにすることも可能であり、車輪7の回転軸6と固定壁4aと可動壁4bの回転軸16は同一でも別個に設けることも任意である。
また、角度調整部9もロックピンとロック孔の嵌め合いで構成されていたが、これに限定されるものではなく、歯面や凹凸面どうしの嵌合など他の形態であっても良い。
【符号の説明】
【0034】
1 塵取り本体
2 底壁
2a 底壁先端縁部
3 側壁
3a ロック孔
3b 側壁接地部
4 後壁
4a 固定壁
4b 可動壁
4c 回転ブロック
4d 凹部
4e 蓋体
4f ワイヤガイド
5 収容部
6,16 回転軸
7 車輪
8 把手部
8a 脚部
8b ハンドル部
9 角度調整部
10 ロックピン
10a Eリング
11 ワイヤ
12 スプリング
13 レバー
13a 先端押圧部
14a 抜止め部
14b ワイヤ受け部
15 ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底壁、両側壁及び後壁に囲まれて前面から上面にわたって開放された収容部を形成する塵取り本体と、
前記塵取り本体の後壁面が底壁より起立する固定壁と該固定壁に対して回転軸を中心に回転可能に連繋する可動壁を備え、
前記固定壁若しくは両側壁に回転可能に軸支された車輪と、
前記可動壁に両側脚部が連結されたコ字状の把手部と、
前記可動壁を把手部と共に所定角度に傾けて任意の角度に固定可能な角度調整部と、を具備し、
前記角度調整部は、前記把手部と可動壁を塵取り本体の底壁に対向して重ね合わさる位置と塵取り本体の後壁より後方へ延出した位置との間で使用目的に応じて所定角度に傾けた姿勢で固定可能であることを特徴とする可動式汎用塵取り。
【請求項2】
前記角度調整部は、両側壁のロック位置に応じて複数箇所に設けられたロック孔と、いずれかのロック孔に対して嵌合する向きに常時付勢された1対のロックピンと、コ字状に形成された中空状の把手部内を周回して両端が各ロックピンに連結されたワイヤと、前記把手部に対して進退動することにより前記ワイヤに加わるテンションを変化させるレバーとを具備しており、前記レバーを押動することにより前記ワイヤのテンションを変化させてロックピンをロック孔から一時的に抜き差しすることにより前記塵取り本体に対する把手部と可動壁の組付け位置を変更する請求項1記載の可動式汎用塵取り。
【請求項3】
前記把手部と可動壁を固定壁に連続して起立させたまま角度調整部により固定することにより、前記塵取り本体は底壁先端縁部と車輪が共に接地することにより前傾姿勢で自立したまま使用可能である請求項1又は請求項2記載の可動式汎用塵取り。
【請求項4】
前記両側壁の後端部は後壁より後方に延設されており、当該延設部の後端部の延長線が前記車輪の接線となる側壁接地部が両側に形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の可動式汎用塵取り。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−224033(P2011−224033A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−93891(P2010−93891)
【出願日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【出願人】(594055170)北斗制御株式会社 (19)
【Fターム(参考)】