説明

可動間仕切り壁

【課題】任意の大きさの空間に区画することができ、しかも薄い壁厚で空間利用効率に優れる可動間仕切り壁を提供する。
【解決手段】天井2に沿って敷設した一対の平行なガイドレール間に、横行ビーム部材4が架け渡され、該横行ビーム部材4に間仕切り壁6が垂直に吊下げられ、ガイドレールの両端位置に支持された滑車7・8・11・12を経由して走行自在に無端ロープ15が張架され、該無端ロープ15は、ガイドレールのうち一方のガイドレールの前端から後端を経由して他方のガイドレールの後端に渡り、該他方のガイドレールの後端からその前端に張架され、該前端で折り返された後、そのガイドレールの後端を経由して前記一方のガイドレールの後端から再び前端に張架されるように支持され、横行ビーム部材4は、無端ロープ15においてガイドレールと平行な部分で同一方向に走行させられる2箇所に両端部がそれぞれ固定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部屋を適当な大きさの空間に仕切ることのできる可動間仕切り壁に関する。
【背景技術】
【0002】
可動間仕切り壁は、建物の中の大きな空間の部屋に設けておき、その部屋を会議や催し事の出席人数に合わせた大きさの空間に仕切ったり、住宅では、来客時に合わせて部屋を仕切ったり、部屋の一部を子供用や納戸等の他の目的のものに区画したりする場合に使用される。
このような可動間仕切り壁は、従来では、予め区画すべき位置を想定して、その想定位置で天井にガイドレールを敷設し、このガイドレールから吊下げられる複数枚のパネル部材を部屋の一箇所に集合させておき、必要に応じてガイドレールに沿って引き出して部屋を仕切る構成とされている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−106263号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の可動間仕切り壁の構成であると、区画すべき位置が予め決められており、ガイドレールを敷設した箇所でないと仕切ることができず、任意の大きさの空間に区画したい場合には使用することはできない。
この場合、天井のガイドレールに支持するのではなく、キャスタ等を設けて、床面上を走行する仕切り壁とすることも考えられるが、起立状態に保持するために壁厚が大きくなり、空間の利用効率が悪いものとなる。
【0004】
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、任意の大きさの空間に区画することができ、しかも薄い壁厚で空間利用効率に優れる可動間仕切り壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の可動間仕切り壁は、天井に沿って敷設した一対の平行なガイドレール間に、これらガイドレールに沿って往復移動自在に横行ビーム部材が架け渡されるとともに、該横行ビーム部材に、その長さ方向に沿う間仕切り壁が垂直に吊下げられ、前記ガイドレールの両端位置にそれぞれ滑車が支持され、これら滑車を経由して走行自在に無端ロープが張架され、該無端ロープは、前記ガイドレールのうち一方のガイドレールの前端から後端を経由して他方のガイドレールの後端に渡り、該他方のガイドレールの後端からその前端に張架され、該前端で折り返された後、そのガイドレールの後端を経由して前記一方のガイドレールの後端から再び前端に張架されるように支持され、前記横行ビーム部材は、前記無端ロープにおいて前記ガイドレールと平行な部分で同一方向に走行させられる2箇所に両端部がそれぞれ固定されていることを特徴とする。
【0006】
すなわち、無端ロープを走行させることにより、両ガイドレール間に架け渡されている横行ビーム部材がガイドレールに沿って移動し、その移動に伴い横行ビーム部材から吊下げられている間仕切り壁が前後に移動させられる。この間仕切り壁は横行ビーム部材から吊下げ状態に支持されていて、自身で起立する必要はないので、比較的薄い壁厚のもので十分である。また、ガイドレールは天井に沿って敷設されており、床面には設置されていないので、床面を平坦なまま維持することができ、どの位置に間仕切り壁を移動させても平坦な床面が露出し、床面としての機能を損なうことがない。
【0007】
この可動間仕切り壁において、前記横行ビーム部材の両端部に垂直に垂れ下がる縦枠部材が設けられ、前記無端ロープは、前記一方のガイドレールの前端から引き出されて垂直に床面に引き降ろされ、該床面で天井での張架方向と平行に張架された後、前記ガイドレールの前端に戻るように巡回させられ、前記縦枠部材の下端が、床面での無端ロープにおいて前記ガイドレールと平行な部分で同一方向に走行させられる2箇所にそれぞれ固定されている構成としてもよい。
【0008】
このような構成とすれば、縦枠部材の上下両端が天井側と床面側で無端ロープに固定されるので、移動操作を安定して行わせることができる。また、この縦枠部材に間仕切り壁の両側縁部を固定しておくことにより、横行ビーム部材から吊下げられる間仕切り壁が揺れないように保持される。
【0009】
さらに、本発明の可動間仕切り壁において、前記間仕切り壁は、複数の扉部材が横行ビーム部材の長さ方向に沿って並べられて構成され、各扉部材は、隣接する少なくとも一方の扉部材との間が折り畳み自在なヒンジによって結合され、該ヒンジを折り畳みながら横行ビーム部材の長さ方向に沿って移動自在とされている構成とすることもできる。
このような構成とすることにより、扉部材を折り畳むと、折り畳んだ部分で横行ビーム部材の下方空間を開放した状態とすることができ、床面上に家具等が設置されている場合に、その設置部分を開放した状態に扉部材を折り畳んで間仕切り壁を移動させれば、家具等を避けるように移動させることができ、移動に伴う作業を簡便にすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の可動間仕切り壁によれば、無端ロープを走行させることにより、ガイドレールに沿って横行ビーム部材とともに間仕切り壁を任意の位置に移動させることができ、空間を任意の大きさに区画することが可能である。しかも、間仕切り壁は横行ビーム部材から吊下げ状態に支持されていて、自身で起立する必要はないので、比較的薄い壁厚のもので十分で、空間の利用効率を高めることができる。また、どの位置に間仕切り壁を移動させても平坦な床面が露出し、床面としての機能を損なうことがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の可動間仕切り壁の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この可動間仕切り壁は、部屋の対向する壁1の間を全面的に仕切るように構成されており、両壁1の天井2付近に、該天井2に沿って平行なガイドレール3がそれぞれ敷設され、両ガイドレール3の間に、これらガイドレール3に沿って往復移動自在な横行ビーム部材4が架け渡され、この横行ビーム部材4の両端部に縦枠部材5が垂直に固定され、これら縦枠部材5の間に、横行ビーム部材4から吊下げ状態の間仕切り壁6が設けられ、前記ガイドレール3の両端位置とこれらの位置に対向する床面位置にそれぞれ滑車7〜14が固定され、これら滑車7〜14に張架された無端ロープ15を走行させることにより、横行ビーム部材4がガイドレール3に沿って移動して、横行ビーム部材4と一体に間仕切り壁6が前後に移動する構成とされている。
【0012】
前記ガイドレール3は、図3に示すように、天井2と壁1の隅部に木材からなる縁部材21が固定されるとともに、この縁部材21の下面に、該縁部材21よりも幅広の金属板22が固定され、この金属板22の一側部が部屋の内方に向けて突出しており、その突出部分の上面に、横行ビーム部材4の両端の車輪23が支持される構成である。
【0013】
前記横行ビーム部材4は、その両端よりも若干内側に寄った位置の上面にL型のブラケット24が固定されるとともに、該ブラケット24に、前記車輪23が横行ビーム部材4の長さ方向に沿う軸23aを中心に回転自在に支持されている。そして、その車輪23を前記ガイドレール3の金属板22上に搭載することにより、横行ビーム部材4がガイドレール3に吊下げ状態に支持されることになる。この場合、車輪23が横行ビーム部材4の両端から若干内側に寄った位置に設けられていることから、ガイドレール3の下方に横行ビーム部材4の両端が配置されている。また、この横行ビーム部材4の下面には、間仕切り壁6の上端をスライド自在に支持するレール部材25が長さ方向に沿って一体に固定されている。
前記縦枠部材5は、横行ビーム部材4の両端にほぼ壁1の表面に沿うように固定されている。
【0014】
前記間仕切り壁6は、図1から図3に示す例では、4枚の扉部材31が並べられて構成されるとともに、これら扉部材31のうち、2枚ずつ対をなすようにヒンジ32で折り畳み自在に連結されており、この一対の扉部材31の外側縁部が前記横行ビーム部材4のレール部材25にスライド自在に支持されている。したがって、各扉部材31は、これらを広げた状態としたときに一枚の間仕切り壁6を構成し、各組において対をなす一方の扉部材31をレール部材25に沿ってスライドさせながらヒンジ32の部分で折り畳むことにより、間仕切り壁6の中央部に空間を開放することができるようになっている。
【0015】
一方、前記ガイドレール3の下面には、図3及び図4に示すように、該ガイドレール3に沿う溝枠部材33が溝を下方に向けて固定されている。また、ガイドレール3の前方及び後方、言い換えれば溝枠部材33の前方及び後方にはそれぞれ滑車7〜10が支持されている。
これら滑車7〜10のうち、図6の右側の溝枠部材33の前後には、滑車7・8が2個ずつ支持されており、溝枠部材33の前方位置の滑車7は、溝枠部材33に直交する水平な同一の軸7aを中心として回転自在に2個が並べられて支持され、溝枠部材33の後方位置の滑車8は、溝枠部材33に直交する垂直な二つの軸8aを中心として回転自在にかつ前後にずれた位置で支持されている。一方、図6の左側の溝枠部材33の前後には、その後方には右側の溝枠部材33の場合と同様に2個の滑車9が垂直な軸9aを中心に回転自在に支持されているが、前方には、垂直な軸10aを中心とした1個の滑車10のみが支持されている。
【0016】
さらに、床41の直下には、図3及び図4に示すように、天井2における溝枠部材33と同様の溝枠部材42が溝を上方に向けてかつ天井2の溝枠部材33と平行に設けられており、この溝枠部材42の前方及び後方に、天井2における滑車7〜10の設置位置と対称となるように滑車11〜14が配置されている。つまり、図7の右側の溝枠部材42の前後には、その前方に水平な軸11aを中心として回転自在な滑車11が2個並べられ、後端部に垂直な軸12aを中心として回転自在に滑車12が2個前後にずれて配置されており、左側の溝枠部材42の前後には、その後方に垂直な軸13aを中心に回転自在な滑車13が2個前後にずれて配置され、前方に垂直な軸14aを中心に回転自在な滑車14が1個のみ支持されている。
【0017】
そして、これら天井2及び床41の各滑車7〜14を経由して無端ベルト15が張架され、溝枠部材33・42の溝の中に収納されている。
すなわち、無端ロープ15は、天井2における両溝枠部材33のうち一方の溝枠部材(例えば図6の右側の溝枠部材)33の前方位置で、そのうちの一つの滑車(例えば図6の左側の滑車)7に案内されて溝枠部材33の溝の中を通って後方の滑車8のうちの一つの滑車(例えば図6の前側の滑車)8を経由して他方の溝枠部材(図6の左側の溝枠部材)33の後方の滑車9のうちの一方(前側の滑車)に案内され、この溝枠部材33の溝の中を通って前方の滑車10に図6の右側から左側へと巻回された後、再度溝枠部材33を通って後方にある他方の滑車9に案内され、右側の溝枠部材33を経由して前方の他の一つの滑車(右側の滑車)7に案内されている。
【0018】
そして、無端ロープ15は、この天井2から床41に引き降ろされ、床41においても天井2の場合と同様に各滑車11〜14を経由し、その後、再び天井2の右側の両滑車7に戻されており、天井2と床41との各滑車7〜14を巡回するようにして張架されている。図6の符号43は天井2における両溝枠部材33間で無端ロープ15を覆うカバー、図7の符号44は床41における両溝枠部材42間で無端ロープ15を覆うカバーを示している。また、
このように無端ロープ15張架されることにより、無端ロープ15はその大部分が溝枠部材33・41やカバー43・44に覆われるが、間仕切り壁6の右方位置で上下方向に沿って露出することになる。
【0019】
そして、前記縦枠部材5の上端及び下端が無端ロープ15の途中位置に取付金具45によって固定されている。この場合、右側の縦枠部材5は、その上端及び下端とも無端ロープ15において図6の左側の滑車7・8により案内されている部分に固定され、一方、左側の縦枠部材5は、滑車10の左側を走行する部分に固定されている。このような固定構造とすることにより、無端ロープ15の走行時に、両縦枠部材5とも、前方又は後方のいずれか一方の同一方向に移動させられることになる。
【0020】
前記取付金具45は、縦枠部材5にL字形のブラケット46が固定されるとともに、該ブラケット46に溝枠部材33・42の溝に沿う縦板47が垂直に固定され、その縦板47の先端部に筒状に丸めてなるロープ挿通部48が形成され、このロープ挿通部48に挿通させた無端ロープ15をボルト49によって押さえつけて固定する構成である。
なお、図7の符号51は、床41の下方に設置されている滑車11・14のための点検口であり、図示略の蓋が被せられる。この場合、滑車11を経由する無端ロープが挿通する部分は蓋にロープ挿通孔が形成される。また、符号52〜55は、天井2付近で各滑車7〜10を覆うカバーである。
【0021】
このように構成した可動間仕切り壁は、間仕切り壁6の右方位置に露出している無端ロープ15を上下方向に操作することにより、この無端ロープ15をいずれかの方向に走行させると、両ガイドレール3間に架け渡されている横行ビーム部材4がガイドレール3に沿って移動し、その移動に伴い横行ビーム部材4から吊下げられている間仕切り壁6が前後に移動させられる。図示例の場合は、間仕切り壁6の右方位置に露出している無端ロープ15のうち、右側の無端ロープ15を下方に引っ張ると、横行ビーム部材4は左側の無端ロープ15に固定されているので、部屋の奥の方(図1の左方)に移動することになり、逆に左側の無端ロープ15を引き下げると、横行ビーム部材4は部屋の前方(図1の右方)に移動する。
【0022】
このようにして、無端ロープ15をいずれかの方向に走行させることにより、間仕切り壁6によって仕切られる二つの部屋X・Yの大きさを任意に変更することができる。この場合、縦枠部材5の上下両端が天井側と床面側とで無端ロープ15に固定されているので、間仕切り壁6の全体としては、その四隅で無端ロープ15に駆動されることになり、その移動操作を安定して行わせることができる。
【0023】
また、間仕切り壁6は横行ビーム部材4から吊下げ状態に支持されていて、自身で起立する必要はないので、比較的薄い壁厚のもので十分である。また、ガイドレール3は天井2に沿って敷設されており、床面には設置されていないので、床面を平坦なまま維持することができ、どの位置に間仕切り壁6を移動させても平坦な床面が露出し、床面としての機能を損なうことがない。
【0024】
なお、扉部材31を折り畳むと、折り畳んだ部分で横行ビーム部材4の下方空間を開放した状態とすることができ、床面上に家具等が設置されている場合に、その設置部分を開放した状態に扉部材を折り畳んで間仕切り壁6を移動させれば、家具等を避けるように移動させることができ、移動に伴う作業を簡便にすることができる。
【0025】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、無端ロープを天井と床面との両方に敷設したが、天井側のみとし、滑車7からループ状に垂下げ、その垂下げた部分を操作することにより、走行させる構成としてもよい。また、間仕切り壁はヒンジ結合した扉部材以外にも、引き戸形式、アコーディオン形式等も採用可能である。この場合、左右の縦枠部材5の一方又は両方に間仕切り壁を固定することも可能であり、間仕切り壁の移動中に揺れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の可動間仕切り壁の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う縦断面図である。
【図3】図1におけるB−B線に沿う縦断面図である。
【図4】図1におけるC−C線に沿う縦断面図である。
【図5】図1におけるD−D線に沿う縦断面図である。
【図6】天井における無端ロープの張架状態を示す平面図である。
【図7】床における無端ロープの張架状態を示す平面図である。
【図8】図2における右側の天井側滑車を示すもので、(a)が側面図、(b)が正面図である。
【図9】図2における右側の床側滑車を示すもので、(a)が側面図、(b)が正面図である。
【図10】図4における奥側の天井側滑車を示すもので、(a)が側面図、(b)が正面図である。
【図11】図2における右側の床側滑車を示すもので、(a)が側面図、(b)が正面図である。
【図12】無端ロープの取付金具を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。
【符号の説明】
【0027】
1…壁、2…天井、3…ガイドレール、4…横行ビーム部材、5…縦枠部材、6…間仕切り壁、7〜14…滑車、15…無端ロープ、21…縁部材、22…金属板、23…車輪、24…ブラケット、25…レール部材、31…扉部材、32…ヒンジ、33…溝枠部材、41…床、42…溝枠部材、43・44…カバー、45…取付金具、46…ブラケット、47…縦板、48…ロープ挿通部、49…ボルト、51…点検口、52〜55…カバー



【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井に沿って敷設した一対の平行なガイドレール間に、これらガイドレールに沿って往復移動自在に横行ビーム部材が架け渡されるとともに、該横行ビーム部材に、その長さ方向に沿う間仕切り壁が垂直に吊下げられ、前記ガイドレールの両端位置にそれぞれ滑車が支持され、これら滑車を経由して走行自在に無端ロープが張架され、
該無端ロープは、前記ガイドレールのうち一方のガイドレールの前端から後端を経由して他方のガイドレールの後端に渡り、該他方のガイドレールの後端からその前端に張架され、該前端で折り返された後、そのガイドレールの後端を経由して前記一方のガイドレールの後端から再び前端に張架されるように支持され、
前記横行ビーム部材は、前記無端ロープにおいて前記ガイドレールと平行な部分で同一方向に走行させられる2箇所に両端部がそれぞれ固定されていることを特徴とする可動間仕切り壁。
【請求項2】
前記横行ビーム部材の両端部に垂直に垂れ下がる縦枠部材が設けられ、前記無端ロープは、前記一方のガイドレールの前端から引き出されて垂直に床面に引き降ろされ、該床面で天井での張架方向と平行に張架された後、前記ガイドレールの前端に戻るように巡回させられ、前記縦枠部材の下端が、床面での無端ロープにおいて前記ガイドレールと平行な部分で同一方向に走行させられる2箇所にそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項1記載の可動間仕切り壁。
【請求項3】
前記間仕切り壁は、複数の扉部材が横行ビーム部材の長さ方向に沿って並べられて構成され、各扉部材は、隣接する少なくとも一方の扉部材との間が折り畳み自在なヒンジによって結合され、該ヒンジを折り畳みながら横行ビーム部材の長さ方向に沿って移動自在とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の可動間仕切り壁。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2008−50910(P2008−50910A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−230694(P2006−230694)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(597053522)リフォジュール株式会社 (8)
【出願人】(000150006)日本総合住生活株式会社 (35)
【出願人】(000010065)フクビ化学工業株式会社 (150)
【Fターム(参考)】