説明

同一性確認用メッセージ記録媒体及びそのセット

【課題】メッセージの同一性を確認でき、深い印象とともにメッセージを伝えることができるようにする。
【解決手段】メッセージ記録ビデオテープ10(その第1〜第4メッセージ記録部20A〜20D)には、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージに関する情報が記録されている。その情報は、メッセージ送付希望者から前記メッセージを託されたメッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前において少なくとも当該メッセージ伝達者の肉声で前記メッセージについて表現する内容が、メッセージ送付希望者の意図どおりのものであるか否かを確認するために、再生される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メッセージの内容の同一性を確認するために使用される記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、死期が近い人(「メッセージ送付希望者」に該当する)は、生前に関わりを持った人(「メッセージ被送付者」に該当する)に対して、メッセージを伝えたいと思う場合がある。
そのための方法として、メッセージ送付希望者が、そのメッセージを書面に文字等で記録し、死後、第三者に、その書面をメッセージ被送付者に対して送付してもらうという方法が考えられる。
しかしながら、書面によるメッセージの伝達では、インパクトに欠ける場合がある。
【0003】
このため、本発明者は、メッセージ送付希望者が第三者(「メッセージ伝達者」に該当する)にメッセージを託し、そのメッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前においてそのメッセージを当該メッセージ伝達者の肉声等で表現する、という方法を考えた。なお、このこと自体、本出願時において未公開である。
この方法では、書面によるメッセージの伝達の場合よりも、より大きなインパクトをメッセージ被送付者に対して与えることができる。
【0004】
しかしながら、上述の方法では、メッセージ被送付者に対してメッセージ送付希望者の意図するとおりのメッセージがメッセージ伝達者によって伝達されるか否かが不明である、という欠点がある。
すなわち、メッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前で表現するメッセージは、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に伝えようとした内容と同一である必要があるが、その同一性が確保されているか否かが不明である、という欠点があるのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、メッセージの同一性を容易に確認でき、ひいてはメッセージ被送付者に対してより深い印象とともにメッセージを伝えることができる手段を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージに関する情報が記録されており、前記情報は、前記メッセージ送付希望者から前記メッセージを託されたメッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において少なくとも当該メッセージ伝達者の肉声で前記メッセージについて表現する内容が前記メッセージ送付希望者の意図どおりのものであるか否かを確認するために再生されるものである、同一性確認用メッセージ記録媒体である。
【0007】
「伝えようとするメッセージ」には、音声のみによるものの場合や、音声及び画像によるものの場合がある。
「メッセージに関する情報」には、「メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージ」と同一の情報のほか、「伝えようとするメッセージ」が音声及び画像によるものの場合において、それから画像を省いた音声のみの情報の場合がある。また、「伝えようとするメッセージ」が要約された情報や、文字等によって表現された情報等がある。
また、「メッセージに関する情報」には、メッセージ送付希望者の肉声に基づくものの場合や、メッセージ伝達者の肉声に基づくものの場合や、その他の第三者の肉声に基づくものの場合がある。
【0008】
「記録媒体」としては、ビデオテープ,DVD(デジタル多目的ディスク)等がある。また、音声のみが記録される場合には、録音テープでもよい。
「肉声」とは、録音された情報を再生することによって生ずる声等ではなく、その場でメッセージ伝達者が発する声のことをいう。マイクロフォンを通して発せられる場合も含まれるものとする。
【0009】
この発明の同一性確認用メッセージ記録媒体では、次の作用効果が得られる。
すなわち、メッセージ伝達者は、メッセージ送付希望者から託されたメッセージを、メッセージ被送付者の面前において、少なくとも当該メッセージ伝達者の肉声で表現する。
そして、メッセージ被送付者は、この同一性確認用メッセージ記録媒体に記録されている情報を再生し、上述のようにしてメッセージ伝達者によって表現された内容と、この同一性確認用メッセージ記録媒体に記録されている情報との同一性を確認する。
こうして、メッセージ被送付者は、メッセージ伝達者によって自分(メッセージ被送付者)の面前で表現されたメッセージの内容が、メッセージ送付希望者が自分(メッセージ被送付者)に対して伝えようとしたメッセージと同一であるか否かを確認することができる。
なお、この「再生」は、メッセージ被送付者の面前におけるメッセージ伝達者によるメッセージについての表現の後に限らず、前にされてもよい。
【0010】
このようにして、メッセージ送付希望者は、自分(メッセージ送付希望者)がメッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージをメッセージ伝達者に託し、そのメッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前においてそれを少なくとも当該メッセージ伝達者の肉声で表現することによって、メッセージ被送付者には、そのメッセージをより大きなインパクトとともに伝えることができる。
それとともに、メッセージ被送付者は、自分(メッセージ被送付者)の面前でメッセージ伝達者によって表現されたメッセージがメッセージ送付希望者の意図どおりのものであることを確認することができ、正しいメッセージであるという確信を得ることができる。
こうして、メッセージ被送付者には、深い印象を与えることができるのである。
【0011】
使用方法の一例として、メッセージ送付希望者が死期が迫った人であって、その人が死去した後に、メッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前でそのメッセージを表現するとともに、そのメッセージ被送付者がこの同一性確認用メッセージ記録媒体に記録された情報を再生する、という態様がある(すなわち、メッセージ送付希望者からメッセージ被送付者に対する遺言の伝達という場合である)。
しかしながら、それに限らず、その他の種々の態様による使用方法も考えられる。
例えば、自分の気持ち(メッセージ)を直接又は書面で伝えるのが恥ずかしい場合に、メッセージ伝達者にそれを託す場合や、遠隔地にいるために自分の気持ち(メッセージ)を直接伝えることができず、書面等ではインパクトに欠けると考えてメッセージ伝達者にそれを託す場合等があり得る。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の同一性確認用メッセージ記録媒体であって、前記情報が、少なくとも前記メッセージ伝達者の肉声に基づくものである、同一性確認用メッセージ記録媒体である。
【0013】
「肉声に基づくもの」には、肉声がそのまま記録されている場合や、肉声に電子的な処理がされて記録されている場合や、肉声が一旦他の媒体に記録された後に、その記録された情報に対して電子的な処理がされて、それが記録されている場合等がある。
このことは、請求項1に係る発明等においても同様である。
【0014】
この発明の同一性確認用メッセージ記録媒体では、請求項1に係る発明の同一性確認用メッセージ記録媒体の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
この発明の同一性確認用メッセージ記録媒体では、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージに関する少なくともメッセージ伝達者の肉声に基づく情報が記録されており、メッセージ伝達者は、前記メッセージ被送付者の面前において少なくとも当該メッセージ伝達者の肉声で前記メッセージについて表現することから、その同一性の確認が容易に行われる。
すなわち、メッセージ被送付者は、自分(メッセージ被送付者)の面前でメッセージ伝達者によって表現されたメッセージと、このメッセージ記録媒体に記録された情報との同一性の確認を、容易に行うことができる。
このため、ひいては、メッセージ被送付者は、自分(メッセージ被送付者)の面前でメッセージ伝達者によって表現されたメッセージの内容が、メッセージ送付希望者が自分(メッセージ被送付者)に対して伝えようとしたメッセージと同一であるか否かを容易に確認することができる。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明の同一性確認用メッセージ記録媒体であって、前記メッセージ送付希望者が前記メッセージ被送付者に対して伝えようとする前記メッセージは、前記メッセージ送付希望者が当該メッセージ送付希望者の死後に前記メッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージであり、前記メッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において表現する前記メッセージは、前記メッセージ送付希望者の死後に前記メッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において表現するメッセージである、同一性確認用メッセージ記録媒体である。
【0016】
この発明の同一性確認用メッセージ記録媒体では、請求項1又は請求項2に係る発明の同一性確認用メッセージ記録媒体の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
すなわち、この発明では、メッセージ送付希望者が、自分の死後にメッセージ被送付者に対して伝えたいメッセージを生前にメッセージ伝達者に託し、そのメッセージ送付希望者の死後に、メッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前においてそのメッセージを表現することによって、メッセージ送付希望者からメッセージ被送付者に対して大きなインパクトとともに遺言を伝えることができる。
【0017】
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の同一性確認用メッセージ記録媒体と、前記メッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において前記メッセージについて表現した内容に関する情報が記録された同一性確認用メッセージ表現記録媒体とを有する、同一性確認用メッセージ記録媒体セットである。
【0018】
「メッセージについて表現した内容に関する情報」には、「メッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前においてメッセージについて表現した内容」と同一の情報のほか、それから画像を省いた音声のみの情報の場合がある。
「記録媒体」としては、ビデオテープ,DVD(デジタル多目的ディスク)等がある。また、音声のみが記録される場合には、録音テープでもよい。
【0019】
この発明の同一性確認用メッセージ記録媒体セットでは、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明の同一性確認用メッセージ記録媒体の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
すなわち、この同一性確認用メッセージ表現記録媒体に記録された情報が再生されることによって、メッセージ被送付者の面前でメッセージ伝達者によって表現された内容が同一性確認用メッセージ記録媒体に記録されている内容と同一であるか否かを、より容易に判断することが可能となる。
こうして、メッセージ被送付者は、自分(メッセージ被送付者)の面前でメッセージ伝達者によって表現された内容が、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとしたメッセージと同一であるか否かをより容易に確認することが可能となるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
この実施形態は、死期が迫った人(メッセージ送付希望者)が所定の人(メッセージ被送付者)に、いわゆる遺言を伝える場合のものである。
【0021】
メッセージ記録ビデオテープ10(図1)は、次のように作成される。なお、このメッセージ記録ビデオテープ10が本発明の同一性確認用メッセージ記録媒体に該当する。
メッセージ記録ビデオテープ10の作成に先立ち、メッセージ伝達者は、メッセージ送付希望者から、そのメッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えたいメッセージの内容を聞き取る。メッセージには、音声(話)のみによるメッセージの場合や、音声(話)及び特別な実演によるメッセージの場合がある。
そして、そのメッセージ伝達者は、そのメッセージの内容を書面に表現し、その書面の内容をメッセージ送付希望者が確認する。
このようにして、メッセージ送付希望者とメッセージ伝達者とは、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えたいメッセージの内容(すなわち、メッセージ送付希望者がメッセージ伝達者に託すメッセージの内容)について打ち合わせる。
【0022】
次に、メッセージ伝達者は、上述の打ち合わせに基づいて、ビデオカメラの前で、メッセージ伝達者が、話をしたり、実演をしたりする。
こうして、メッセージ伝達者が表現した音声及び画像が、メッセージ記録ビデオテープ10に記録(録画及び録音)され、メッセージ記録ビデオテープ10が作成される。
なお、メッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前においてメッセージの表現として話のみをして特別な実演をする予定がなく、このためビデオカメラの前でも話のみをする場合(すなわち、メッセージが音声のみによるものの場合)は、話をするメッセージ伝達者の画像が録画される。
【0023】
メッセージの内容は、通常は、4部構成とされる。
そして、メッセージ記録ビデオテープ10には、それに対応して、第1メッセージ記録部20A,第2メッセージ記録部20B,第3メッセージ記録部20C,第4メッセージ記録部20Dが形成されている。
【0024】
第1メッセージ記録部20Aには、メッセージのうちの第1部として、メッセージ送付希望者の生い立ちが記録されている。
すなわち、メッセージ送付希望者が生まれてからこれまでに経験したことがメッセージ伝達者の話等によって表現され、それが第1メッセージ記録部20Aに記録されている。
【0025】
第2メッセージ記録部20Bには、メッセージのうちの第2部として、メッセージ送付希望者の謝罪が記録されている。
すなわち、これまでにメッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して行った行為であって申し訳ないことをしたと思っていたことについての謝罪の気持ちがメッセージ伝達者によって表現され、それが第2メッセージ記録部20Bに記録されている。
【0026】
第3メッセージ記録部20Cには、メッセージのうちの第3部として、メッセージ送付希望者の感謝が記録されている。
すなわち、これまでにメッセージ送付希望者がメッセージ被送付者から受けた親切に対する感謝の気持ちがメッセージ伝達者によって表現され、それが第3メッセージ記録部20Cに記録されている。
【0027】
第4メッセージ記録部20Dには、メッセージのうちの第4部として、メッセージ送付希望者のお別れのあいさつが記録されている。
すなわち、死期が近いメッセージ送付希望者のメッセージ被送付者に対するお別れのあいさつがメッセージ伝達者によって表現され、それが、第4メッセージ記録部20Dに記録されている。
【0028】
メッセージ記録ビデオテープ10(その各メッセージ記録部20A〜20Dに記録された情報)は、メッセージ送付希望者によって再生され、メッセージ送付希望者の意図のとおりにメッセージが記録されているか否かが確認される。
そして、メッセージ送付希望者の意図のとおりのメッセージが記録されている場合には、メッセージ送付希望者によってその旨の認証が付される。
【0029】
次に、このメッセージ記録ビデオテープ10の使用方法及び作用効果について説明する。
メッセージ送付希望者が死去した後に、メッセージ伝達者は、メッセージ送付希望者との契約に基づいて、メッセージ記録ビデオテープ10を持参して、メッセージ被送付者の元に出向く。
【0030】
そして、メッセージ伝達者は、そのメッセージ被送付者の面前で、メッセージ送付希望者から託されたメッセージを肉声等によって表現する。すなわち、メッセージ伝達者は、メッセージ被送付者の面前で話をしたり、それに加えて実演を行ったりする。なお、前述したように、メッセージは第1部から第4部までの4部構成とされており、各部のメッセージがメッセージ伝達者によって表現される。
こうして、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えたいメッセージが、大きなインパクトとともにメッセージ被送付者に対して伝えられる。
【0031】
次に、必要に応じて、メッセージ被送付者は、メッセージ記録ビデオテープ10(その各メッセージ記録部20A〜20Dに記録されている情報)を再生する。そして、先ほどメッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前で表現した内容と、メッセージ記録ビデオテープ10に記録されている内容とが、実質的に同一であるか否かが、メッセージ被送付者によって確認される。
【0032】
そして、実質的に同一であれば、メッセージ伝達者によってメッセージ被送付者の面前で表現されたメッセージの内容が、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとした内容であることが確認できる。
【0033】
このように、このメッセージ記録ビデオテープ10では、メッセージ伝達者によってメッセージ被送付者の面前で表現されたメッセージについて、それがメッセージ送付希望者からの正しいメッセージである(すなわち、メッセージ送付希望者の意図どおりである)という確信をメッセージ被送付者が得ることができる。
このことと、メッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前でメッセージを表現することによってメッセージ被送付者に対して強いインパクトを与えることができること(このことは前述)とあいまって、メッセージ被送付者は、メッセージ送付希望者のメッセージを深い印象を持って受けることとなる。
こうして、メッセージ送付希望者(このときはすでに故人である)は、メッセージ被送付者に対する自分の思いをメッセージ被送付者に対して確実にかつ深く伝えることができるのである。
【0034】
また、上述のようにしてメッセージ伝達者がメッセージ被送付者の面前でメッセージを表現した内容も、ビデオカメラによって収録されてもよい。
こうして、メッセージ表現記録ビデオテープ110(図2)が作成される。すなわち、メッセージ被送付者の面前でメッセージ伝達者によって表現されたメッセージの内容(その第1部〜第4部)に対応して、メッセージ表現記録ビデオテープ110にも、第1メッセージ記録部120A,第2メッセージ記録部120B,第3メッセージ記録部120C,第4メッセージ記録部120Dが形成される。
なお、このメッセージ表現記録ビデオテープ110が本発明の同一性確認用メッセージ表現記録媒体に該当し、メッセージ記録ビデオテープ10とメッセージ表現記録ビデオテープ110との組み合わせが、本発明の同一性確認用メッセージ記録媒体セットに該当する。
【0035】
そして、必要に応じて、メッセージ被送付者は、メッセージ記録ビデオテープ10(その各記録部に記録された情報)とともに、このメッセージ表現記録ビデオテープ110(その各記録部120A〜120Dに記録された情報)を再生する。
これによって、メッセージ被送付者は、自分(メッセージ被送付者)の面前でメッセージ伝達者によって表現された内容がメッセージ記録ビデオテープ10に記録されているメッセージの内容と同一であるか否かを、より容易に判断することができる。
こうして、メッセージ被送付者は、メッセージ被送付者の面前でメッセージ伝達者によって表現されたメッセージの内容が、メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとした内容であることを、より容易に確認できることとなる。
【0036】
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態のメッセージ記録ビデオテープの記録内容を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態のメッセージ表現記録ビデオテープの記録内容を模式的に示す図である。
【符号の説明】
【0038】
10 メッセージ記録ビデオテープ(確認用メッセージ記録媒体)
20A 第1メッセージ記録部
20B 第2メッセージ記録部
20C 第3メッセージ記録部
20D 第4メッセージ記録部
110 メッセージ表現記録ビデオテープ(確認用メッセージ表現記録媒体)
120A 第1メッセージ記録部
120B 第2メッセージ記録部
120C 第3メッセージ記録部
120D 第4メッセージ記録部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージ送付希望者がメッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージに関する情報が記録されており、
前記情報は、前記メッセージ送付希望者から前記メッセージを託されたメッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において少なくとも当該メッセージ伝達者の肉声で前記メッセージについて表現する内容が前記メッセージ送付希望者の意図どおりのものであるか否かを確認するために再生されるものである、
同一性確認用メッセージ記録媒体。
【請求項2】
請求項1に記載の同一性確認用メッセージ記録媒体であって、
前記情報が、少なくとも前記メッセージ伝達者の肉声に基づくものである、
同一性確認用メッセージ記録媒体。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の同一性確認用メッセージ記録媒体であって、
前記メッセージ送付希望者が前記メッセージ被送付者に対して伝えようとする前記メッセージは、前記メッセージ送付希望者が当該メッセージ送付希望者の死後に前記メッセージ被送付者に対して伝えようとするメッセージであり、
前記メッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において表現する前記メッセージは、前記メッセージ送付希望者の死後に前記メッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において表現するメッセージである、
同一性確認用メッセージ記録媒体。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の同一性確認用メッセージ記録媒体と、
前記メッセージ伝達者が前記メッセージ被送付者の面前において前記メッセージについて表現した内容に関する情報が記録された同一性確認用メッセージ表現記録媒体と
を有する、同一性確認用メッセージ記録媒体セット。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−331574(P2006−331574A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−155554(P2005−155554)
【出願日】平成17年5月27日(2005.5.27)
【出願人】(305018926)
【Fターム(参考)】