説明

吸収圧送方式除雪装置

【課題】 屋根等の積雪を降ろす危険な作業を機械により自動化し労力を軽減する。
【解決手段】積雪の中に雪を吸い取るホースを差し込み吸引機による吸収空気により雪を吸い取り雪だめ容器に収容し撹拌破砕した後圧送機からの圧縮空気により排出パイプを経て排出ホースから空地、排水路、川などの外部に排出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は屋根などに積もった雪を人力によらずして除雪する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
毎年冬になると豪雪地帯では多量の降雪により積雪も数メートルを超えそのまま放っておくと家屋の倒壊につながり危険である外屋根から落ちた雪に埋もれる死亡事故も数多くあり人々を悩ます原因でもある。そのためこれらの危険を軽減するため屋根等に積もった雪を取り除くため人力による除雪作業が欠かせない。
そして従来の除雪作業は雪のある屋根その他に登りスコップ等の道具を使い人力にて除雪するため転落等の危険が伴い人命にも関わり大変な作業であった。
【発明の概要】
【0003】
本発明はこれらの危険な重労働を軽減するために積雪をパイプで吸引しホッパに移し攪拌して砕き圧送機により圧送パイプに送り排出ホースを経由して空地、排水溝、川等に排出し安全かつ能力的に除雪する装置である。
【発明が解決しようとする課題】
人力により屋根等の積雪を降ろす危険な作業を吸収、圧縮装置により自動化し労力を軽減する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】
屋根その他一般の積雪を吸収機の吸引力を利用し雪を吸い取り圧送機により搬送し雪を取り除く計画です。
積雪の中に雪を吸い取るホースを差し込み吸収機による吸収空気により雪を吸い取り雪だめ容器に収容し撹拌破砕した後圧送機からの圧縮空気により排出パイプを経て排出ホースから空地、排水路、川などの外部に排出する。
【作用】
【0006】
積雪の中に吸収ホースを挿入した後吸収機を稼働し雪を吸い込むと雪は搬送パイプに移動し雪だめホッパにたまる。雪だめホッパには粉砕機がそなえてあるのでこれにより粉砕され搬送が容易になっており、次の搬送パイプに移動した雪は圧送機を稼働することにより発生する圧縮空気により圧送パイプから排出ホースに搬送され積雪地から離れた空地、排水路、川などの外部に排出される。
【発明の効果】
【0007】
積雪による色々と苦難が多く人手の不足や危険な重労働であった、本発明により安全安易かつ能率よく除雪することができる外、トラック等による雪の運搬作業も省けて作業及び経費を軽減することができ残雪も無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の全体図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
従来の除雪作業は危険が伴い人力にて重労働のため苦痛が多かった、これを解決するため本発明が出来た。
【実施例】
【0010】
以下本発明の使用方法手順を説明する。
第一に吸収部において積雪1に2の吸収ホースを差し込み積雪を3の吸収機より発生する吸収空気にて吸い取り4の吸収雪貯めホッパに入れ当該ホッパにそなえられている9の破砕スクリューにて雪を砕き6の雪搬送パイプを経由して圧送部に送る。圧送部に送られた雪は10の雪下ろしホッパに下り11の圧送機にて発生した圧縮空気により6の雪搬送パイプから圧送され12の排出ホースを通り積雪地より離れた空地、排水路、川などの外部に排出する。そして最後に12の排出ホースの中の残雪は水送りして完了となる。
【符号の説明】
【0011】
1 積雪
2 吸収ホース
3 吸収機
4 吸収雪貯めホッパ
5 圧送機
6 雪搬送パイプ
7 吸引口
8 圧送口
9 破砕スクリュー
10 雪下ろしホッパ
11 圧送機
12 排出ホース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収部と圧送部からなる除雪装置において吸収機部は吸収機(3)、雪を吸い取る吸収ホース(2)及び雪を攪拌し破砕するための破砕スクリュー(9)を備えた雪貯めホッパ(4)並びに雪搬送パイプ(6)で構成し、圧送機部は圧送機(11)に雪搬送パイプ(6)が接続され次に雪下ろしホッパ(10)を設け、圧送機からの圧力で破砕された雪を外部に排出するための排出ホース(12)を接続した構成なっていることを特徴とする積雪吸収圧送方式除雪装置。

【図1】
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