説明

吸収性物品用の剥離可能な不織布包装体

吸収性物品及び包装体であって、吸収性物品は、トップシートと、吸収性コアと、バックシートとを有し、バックシートに接着剤層が施されている吸収性物品及び包装体。当該包装体は、内側層及び外側層を有し、内側層は、低い流体透過性を有する不織布からなり、剥離剤で処理されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品用の包装体に関し、より詳細には、剥離コーティングを組み込んでいる不織布材料からなる包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
利便性、目立たないこと、及び保護のために、尿漏れパッド、おりものシート、及び生理用ナプキンのようないくつかの使い捨て吸収性物品は、より大きなサイズの袋又は箱内に個々に包装されている。これらの製品の個々の包装又は包装体は、(女性等の)使用者が、個々の1つ若しくは2つの製品を自身のハンドバッグに入れて持ち運ぶための便利な手段を提供する。包装体は、製品と接触しかねない汚れから衛生パッドを保護する。通常、これらの衛生パッドは、片側に接着剤を有し、パッドを使用者の下着に固定できるようにしている。
【0003】
現在市場で見られる包装体の多くは、2つ折り又は3つ折りにされた吸収性パッドの周りを包むポリエチレンフィルムから構成されている。このフィルムは、その縁のうちの2つの縁に沿ってシールされており、一般的には、シールされた縁間のオープンシームを越えて中心にある1つのスポットの接着剤によってシールされている。オープンシームに沿ってシールを開く際に、パッドを包装体から取り外すことができる。次いで、シリコーン処理をした剥離紙をパッドの接着ストリップから取り外し、パッドを所定位置に維持するために、使用者が吸収性パッドを自身の下着に固定できるようにする接着剤を露出する。
【0004】
このようなフィルム包装体は、確かに吸収性パッドを保護するが、取り扱う際にカサカサ音をたて、この音が製品の目立たなさを損ねる。さらに、吸収性パッドを展開するために、使用者は、包装体材料とシリコーン処理された剥離紙との両方を取り外して捨てる必要がある。これらの努力は、2つの材料ではなく1つのみの材料を取り外して捨てることよりも不便である。
【0005】
米国特許第6,716,203号明細書には、積層された不織布/フィルム包装体が記載されている。このような包装体はより静かで柔らかいが、この製品の使用には依然として、2つの材料、すなわちパウチ及びシリコーン処理された剥離紙を取り外すことが必要である。
【0006】
シリコーン処理されたフィルム包装体は、米国特許第4,556,146号明細書に記載されている。このような包装体には、吸収性パッドを使用する前に1つの材料を取り外して捨てればよいという利便性がある。先に指摘したように、このような包装体は、柔らかさ、静かさ、及び不織布包装体の全体的な目立たなさを有していない。
【0007】
したがって、吸収性物品を個々に包装するために、目立たず、静かで、柔らかく便利な包装体材料が必要である。このような新規且つ有用な材料はまた、製造するのに便利且つ実用的であろう。
【0008】
[発明の概要]
本発明の例示的な目的は、包装体及び剥離紙の両方の機能を組み合わせる吸収性物品用の不織布包装体である。この不織布包装体は、剥離コーティングが施された通気性の低い不織布材料を使用する。
【0009】
好適な実施の形態では、スパンボンド/メルトブローンラミネートが使用され、スパンボンドが包装体の外側を形成して柔らかさ及び強さを提供し、メルトブローンが、剥離剤を塗布した内側層を形成する。
【0010】
本発明は、上述の剥離可能な不織布包装体及び吸収性物品の組み合せも包含する。
【0011】
本発明の種々の例示的な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、接着剤層を有する吸収性物品と共に使用し、剥離可能なコーティングを有する不織布包装体である。具体的には、不織布包装体は、生理用ナプキン及び尿漏れパッドのような吸収性パッドと共に使用するように設計されているが、この使用のみに限定されない。例えば、本発明の不織布包装体は、男性用防護具、保護下着、おむつ、及び拭き取り製品のような吸収性物品に採用してもよい。吸収性パッドを使用する好適な実施形態では、不織布包装体は、吸収性パッドを包み、且つパッドの接着ストリップに剥離可能に接着する。この包装体材料によって、保護、利便性、及び目立たなさが最大化する。
【0013】
本発明の不織布は、複合材料であるか、又は通気性が限られている1つの構成材料であり得る。複合材料の不織布は、2つ以上の不織布層を含む。複合材料の不織布層は、互いに積層してもよい。すなわち、接着、熱接合、機械的交絡、超音波接合、又は他の取り付け手段を含むいくつかの方法で互いに固定してもよい。好ましくは、不織布は、メルトブローン材料、又はメルトブローン材料とスパンボンド材料との複合材料である。本発明の特に有用な実施形態は、スパンボンド材料とメルトブローン材料との積層体である。スパンボンド材料は耐摩耗性があり、物品の可搬性を高め、一方でメルトブローンの通気性が低いことによって、不透明性を提供するのに加え、接着剤及び剥離コーティングの塗布を所定位置に保持する。適した不織布の他の例には、極細繊維を有するスパンボンド不織布又はカード式不織布、湿式不織布、又は通気性が低い他の不織布が含まれる。
【0014】
本発明の2つの実施形態が図1A及び図1Bに示されている。図1Aに示されるように、包装体材料1は、片側に剥離コーティング4を有する単一層の不織布である。好適な実施形態では、図1Bに示されるように、包装体材料1は、好ましくは少なくとも部分的にシリコーン成分を含む剥離コーティング4でコーティングされた、好ましくはメルトブローン繊維からなる内側層2を含む。好ましくはスパンボンド繊維からなる外側層3は、処理されていない。
【0015】
図2に示されるように、剥離コーティング4を含む包装体の部分は、製品を保管している間は、吸収性パッドの接着ストリップ9に剥離可能に接着されている。通常、吸収性パッド5は、吸収性コア7を覆うトップシート6とバックシート8とを有する。バックシート8の少なくとも一部は、接着剤9でコーティングされている。吸収性パッド5が包装体1内に折り込まれると、接着剤9でコーティングされたバックシート8の部分が、剥離コーティング4を含む内側層2の部分と接触する。
【0016】
図3に示されるように、吸収性パッド5が包装体1に配置されると、包装体1は、側部シール10及び11に沿ってシールされる。これらの側部シールは、超音波接合、ヒートシール、又は接着剤を含む、当該技術分野で既知の方法のいずれかによって形成してもよい。包装体1は、中央の封止機構12の使用によって閉じた位置に維持される。封止機構12は、超音波接合若しくは熱接合、接着剤又は機械的固定機構を使用してもよい。
【0017】
吸収性パッド5の使用準備が整うと、封止機構12を開いて吸収性パッド5を包装体1から取り外す。剥離コーティング4が、包装体1をバックシート8から剥がすのに必要な力の量を低減し、且つ包装体1に付着したままである残りの接着剤9の量を最小限にする。次に、吸収性物品1は、接着剤9によって衣料品に取り付けてもよい。
【0018】
剥離コーティングは、本発明の包装体の不織布材料が接着ストリップから良好に剥離されることを可能にする。剥離コーティングは、一般的には、シリコーン又は他の低い表面エネルギーの物質を含む非接着処理であり、本発明の剥離紙又は不織布包装体を吸収性物品のバックシートの圧力感受性接着剤から剥がすことを容易にする。本発明の不織布材料は、必要量の剥離剤で噴霧、浸漬、塗りつけられるか又は別様に接触されてもよい。剥離コーティングは、連続的又は間欠的に塗布してもよい。本発明の最も好適な実施形態では、上述のスパンボンド/メルトブローン複合材料のメルトブローン側は、高濃度の剥離剤を含む溶液若しくは懸濁液で噴霧されるか又はコーティングされる。したがって、スパンボンド側に対して不織布のメルトブローン側の流体透過性が低いことによって、複合材料に浸透する剥離剤の量が最小になる。
【0019】
好適な実施形態のメルトブローン側の流体透過性を低減するために、不織布材料には、剥離コーティングを施す前に1つ又は複数の処理を施してもよい。これらの処理には、限定はしないが、カレンダー加工、圧縮、熱処理又は結合剤の塗布が含まれ得る。ボダギ(Bodaghi)の米国特許第6,413,334号明細書は、流体透過性を低減するように処理された不織布材料の例を提供している。
【0020】
さらに、不織布材料は、包装体が吸収性パッドを液体から保護することができるように、好ましくは処理の前後に疎水性のままであるべきである。この用途に適した不織布は、ポリプロピレン若しくはポリエチレンのようなポリオレフィン、又はポリエステルのような他の熱可塑性樹脂、或いはこれらの材料の混合物からなる。スパンボンド/メルトブローン積層体を使用する好適な実施形態では、スパンボンド層は、所望の疎水性を提供する。疎水性処理を用いて、包装体の疎水性を向上させることもできる。
【0021】
不織布は、過度に多孔質であるべきではなく、また、最小限の不透明度及び最大限の透過性を有するべきである。不織布包装体が接着ストリップと接触する場合、接着剤が不織布を通過しないことが重要である。多孔質性又は透過性がこのように低いことはまた、不織布を剥離剤で効率的にコーティングする際に役立ち得る。不織布は、いくつかの理由から不透明な外観を有するべきである。まず、不透明度が高いことは、汚れ及び埃が吸収性パッドに容易に侵入しないことを示している。不透明度が高いことは、目立たなくするために重要な、包装体内で吸収剤製品を隠す優れた能力も提供する。また、不透明度が高いことによって、包装体に、吸収性パッドを汚す可能性のある外部の流体が容易に浸入するはずがないかのように見え、使用者に、より信頼感を与える。
【0022】
不織布の不透明度は、ASTM E1347を使用して測定することができる。この試験方法による不透明度は、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは30%より大きく、最も好ましくは40%より大きい。同時に、ASTM D737−96による不織布の通気性は、好ましくは14.2m3/分(500ft3/分)、より好ましくは11.3m3/分(400ft3/分)、最も好ましくは8.50m3/分(300ft3/分)を下回る。INDA IST80.6−98によって測定された不織布の静水頭は、好ましくは少なくとも500Pa(5mbar)、より好ましくは少なくとも1000Pa(10mbar)、最も好ましくは少なくとも1500Pa(15mbar)である。
【0023】
剥離試験測定
本発明の不織布は、便利且つ静かであるように、小さい力で接着ストリップから分離することができる。この力は剥離力と称される。好ましくは、本発明による製品の剥離力は、118g/cm(300g/in)を超えない。より好ましくは、剥離力は59.1g/cm(150g/in)を超えず、35.4g/cm(90g/in)よりも小さいことが最も好ましい。
【0024】
以下の試験方法を用いて剥離力を測定した。90度剥離試験測定を、下方把持具の代わりに、機械基部に取り付けられた90度剥離試験固定具を備えるINSTRONモデル4443で実施した。90度プーリ用の支持バーを機械のクロスヘッドの上部に取り付けた。試験では、ジョーを、最初の分離距離2.54cm(1インチ)から30.5cm/分(12インチ/分)の一定の伸張速度で固定具から分離した。フルスケール荷重は5Nである。試験試料を、長さが15.2cm(6インチ)で幅が2.54cm(1インチ)のストリップに切断した。次いで、試料の10.2cm(4インチ)の長さに、被試験領域を指定するために印を付した。次に、固定テープKN1945(スリーエム社、セイントポール、ミネソタ州)の、長さが15.2cm(6インチ)で幅が3.81cm(1.5インチ)のストリップも切断した。固定テープの一端から、2.54cm(1インチ)を折り返し、接着剤が露出しない領域を形成した。続いて、試験試料の印が付された10.2cm(4インチ)の長さを、残りの5.08cm(2インチ)がINSTRONの上部ジョーにおいて把持できるように固定テープの接着部分に貼り付けた。続いて、重量4.4kg(9.8lb)測定直径9cmのステンレス鋼シリンダを、各試料にわたって3回転がし、気泡及びしわが確実になくなるようにした。次に、試料を38.1cm(15インチ)×38.1cm(15インチ)×0.635cm(0.25インチ)のガラス板の下でエージングさせ、この板の各角において前述した4.4kg(9.8lb)のステンレス鋼シリンダのうち4つを用いて24時間荷重をかけた。
【0025】
エージング後、試料からの固定テープの非接着側を、両面接着テープを有する試験固定具の板に固定した。試験固定具を把持具の真下に配置させ、且つ試験材料の5.08cm(2インチ)の端部を把持具に装填した後、剥離試験を開始した。次に、試験試料を固定テープから剥離し、剥離強度に関して、最高荷重における荷重及び平均荷重を記録した。
【0026】
側部シール強度測定
吸収性パッドを本発明の包装体から分離するのに必要な力の量は、包装体の側部シールを引き裂くのに必要とされる力の量を超えるべきではない。側部シールの強度は、上述した剥離試験と同様の装置及び試験固定具を使用する試験方法によって求めた。INSTRONもまた、ジョーの分離距離が5.08cm(2インチ)であることを除いて同様に設定した。試料は、包装体材料の両方の層が確実に切断されるように、シールされた包装体からの少なくとも6.35cm(2.5インチ)の長さである材料の2.54cm(1インチ)幅のストリップを切断することによって準備した。次いで、実験の終了時に、不織布包装体の両方の層が完全に確実に分離されるように、シールの各端部に1mmの切れ目を作る。
【0027】
側部シールのストリップの片側を、両面接着テープを用いて試験固定具の板に固定した。続いて、試験固定具を上方把持具の真下に配置した。予め剥離された側部シールの約1.27cm(0.5インチ)を上方把持具に挿入し、次いで剥離分離を開始した。材料の2層を完全に分離したときに、実験を終了した。側部シールの強度に関して、最高荷重における荷重及び平均荷重を記録した。
【実施例】
【0028】
実施例1
不織布材料SM1702484を、ファーストクォリティーノンウォーヴン社(First Quality Nonwovens, Inc.)(グレートネック、ニューヨーク州)から得た。この不織布は、約3.5gsmのメルトブローン材料を含む、SMSと記載された17gsmの生地である。この材料は、通気性が約7.08m3/分(250ft3/分)、不透明度が約42%、静水頭が約1650Pa(16.5mbar)である。不織布試料を、水で50%濃度にまで希釈されている剥離剤、すなわち、シルアンドサイラッヒャーグループ(Schill & Seilacher Group)、ドイツ、によって市販されているC123/1に浸漬した。余分な処理剤を不織布から絞り取り、試料を一晩乾燥させたままにしておいた。乾燥後、10個の試料を、上述したような剥離強度に関して試験した。測定された剥離強度は、29.8g/cm(75.6g/in)(最高荷重における荷重)、及び平均荷重12.8g/cm(32.6g/in)であった。
【0029】
さらなる実験では、従来の不織布包装体の側部シールを開くのに必要な力を測定した。不織布包装体は、ファーストクオリティープロダクツ社(First Quality Products, Inc)製のPREVAIL ウルトラブラッダーコントロールパッヅ(Ultra Bladder Control Pads)から取った。シール強度は、上述のように測定した。不織布包装体は折られているため、包装体から試験することのできる4組のシールがある。すなわち、いずれかの側部の第1の剥離、及びいずれかの側部の第2の剥離である。4組のそれぞれに関して、10のシール強度を測定した。40のシール強度(最高荷重における荷重)の平均は、47.0g/cm(119.4g/in)(最高荷重における荷重)、及び23.3g/cm(59.1g/in)(平均荷重)であった。したがって、上記の処理された不織布に関して測定された剥離強度は、包装体の側部シール強度よりも小さかった。これは、不織布包装体を有する包装体を開くのにユーザに必要とされる力の量は、不織布包装体をパッドから剥がすのに必要とされる力以下であることを意味する。よって、この比較試験は、本発明によって作製される剥離可能な不織布包装体の簡単な取り外しの要件を確立する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1A】1つの不織層を有する、本発明の一実施形態の断面図である。
【図1B】2つの不織層を有する、本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】吸収性パッド及び包装体を有する、本発明の一実施形態の断面図である。
【図3】吸収性パッド及び包装体を有する、本発明の一実施形態の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性物品と共に用いる包装体であって、
少なくとも500Paの静水頭を有する不織布材料と、
前記不織布材料の少なくとも片側に塗布される剥離剤と
を含む包装体。
【請求項2】
前記不織布材料はメルトブローン繊維を含む、請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
スパンボンド繊維の層をさらに含む、請求項2に記載の包装体。
【請求項4】
前記メルトブローン繊維及び前記スパンボンド繊維は複合材料を形成する、請求項3に記載の包装体。
【請求項5】
前記剥離剤はシリコーン系薬剤を含む、請求項1に記載の包装体。
【請求項6】
前記不織布材料は、少なくとも1000Paの静水頭を有する、請求項1に記載の包装体。
【請求項7】
前記不織布材料は、少なくとも1500Paの静水頭を有する、請求項1に記載の包装体。
【請求項8】
トップシート、バックシート、該トップシートと該バックシートとの間に位置する吸収性コアを含む吸収性物品と、
前記バックシートに固定される接着ストリップと、
前記吸収性物品と共に使用する包装体と
を備え、
該包装体は、
少なくとも500Paの静水頭を有する不織布材料と、
該不織布材料の少なくとも片側に塗布される剥離剤と
を含み、
前記接着ストリップは、前記処理された不織布材料に剥離可能に貼り付けられる、包装された吸収性物品。
【請求項9】
前記不織布材料はメルトブローン繊維を含む、請求項8に記載の包装された吸収性物品。
【請求項10】
前記包装体は、スパンボンド繊維をさらに含む、請求項9に記載の包装された吸収性物品。
【請求項11】
前記メルトブローン繊維及び前記スパンボンド繊維は複合材料を形成する、請求項10に記載の包装された吸収性物品。
【請求項12】
前記剥離剤はシリコーン系薬剤を含む、請求項8に記載の包装された吸収性物品。
【請求項13】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約59.1g/cm未満である、請求項8に記載の包装された吸収性物品。
【請求項14】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約53.1g/cm未満である、請求項8に記載の包装された吸収性物品。
【請求項15】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約47.2g/cm未満である、請求項8に記載の包装された吸収性物品。
【請求項16】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約35.4g/cm未満である、請求項8に記載の包装された吸収性物品。
【請求項17】
前記不織布材料は、少なくとも1000Paの静水頭を有する、請求項8に記載の包装体。
【請求項18】
前記不織布材料は、少なくとも1500Paの静水頭を有する、請求項8に記載の包装体。
【請求項19】
トップシート、バックシート、該トップシートと該バックシートとの間に位置する吸収性コアを含む吸収性物品と、
前記バックシートに固定される接着ストリップと、
前記吸収性物品と共に使用する包装体と
を備え、
該包装体は、
側部シールと、
少なくとも500Paの静水頭を有する不織布材料と、
前記不織布材料の少なくとも片側に塗布される剥離剤と
を含み、
前記接着ストリップは、前記処理された不織布材料に剥離可能に貼り付けられ、前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、前記側部シールを破断するのに必要とされる剥離強度よりも小さい、包装された吸収性物品。
【請求項20】
前記不織布材料はメルトブローン繊維を含む、請求項19に記載の包装された吸収性物品。
【請求項21】
前記包装体は、スパンボンド繊維をさらに含む、請求項20に記載の包装された吸収性物品。
【請求項22】
前記メルトブローン繊維及び前記スパンボンド繊維は複合材料を形成する、請求項21に記載の包装された吸収性物品。
【請求項23】
前記剥離剤はシリコーン系薬剤を含む、請求項19に記載の包装された吸収性物品。
【請求項24】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約59.1g/cm未満である、請求項19に記載の包装された吸収性物品。
【請求項25】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約53.1g/cm未満である、請求項19に記載の包装された吸収性物品。
【請求項26】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約47.2g/cm未満である、請求項19に記載の包装された吸収性物品。
【請求項27】
前記吸収性物品を前記包装体から分離するのに必要とされる剥離強度は、約35.4g/cm未満である、請求項19に記載の包装された吸収性物品。
【請求項28】
前記不織布材料は、少なくとも1000Paの静水頭を有する、請求項19に記載の包装体。
【請求項29】
前記不織布材料は、少なくとも1500Paの静水頭を有する、請求項19に記載の包装体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−514642(P2009−514642A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540142(P2008−540142)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【国際出願番号】PCT/US2006/043418
【国際公開番号】WO2007/056416
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(508139549)ファースト・クオリティ・プロダクツ・インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】FIRST QUALITY PRODUCTS, INC.
【住所又は居所原語表記】80 CUTTERMILL  ROAD, SUITE 500, Great Neck, NY 11021, United States of America
【Fターム(参考)】