説明

吸収性物品

【課題】多孔プラスチック表面シートを用いた吸収性物品において、エンボスを付与しても前記多孔プラスチック表面シートにおけるシワの発生を抑制するとともに、装着感を向上させる。
【解決手段】体液排出部Hを含むとともに、幅方向中央部分に長手方向に連続するように設定された中央部領域8と、その両側に長手方向に連続するように設定された端部領域9A、9Bとの3領域に画成され、前記多孔プラスチック表面シート3の上面側から前記中央部領域8及び端部領域9A、9Bに対してエンボス7,7…を付与するとともに、前記端部領域9A、9Bに付与されたエンボスは、前記中央部領域8に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス間隔P、P、Pが大きく設定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主には生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッド、医療用パッド、トイレタリー等に使用される吸収性物品であって、詳しくは表面シートとして多孔プラスチックシートを使用した吸収性物品において、エンボスによるシワの発生を抑制するとともに、体液吸収性、装着感の改善を図った吸収性物品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
【0003】
前記吸収性物品において、肌に対するドライタッチ感を満足するとともに、体液の吸収性を高めるために、前記透液性表面シートとして熱融着性の疎水性多孔プラスチックシート(所謂、メッシュシート)を使用したものが市場に多く提供されている。メッシュシートを使用した吸収性物品に関しては、例えば下記特許文献1では、疎水性の多孔性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記多孔性表面シートと吸収体との間に親水性シートが介在された吸収性物品において、前記多孔性表面シートと親水性シートとの一部又は全面が複数のエンボスによって接合されるとともに、少なくとも体液排出部位領域では隣接するエンボス間の中心間隔を1.0mm以上2.5mm未満とした吸収性物品が開示されている。他には、下記特許文献2〜4などを挙げることができる。
【特許文献1】特開2004−49697号公報
【特許文献2】特開平7−328060号公報
【特許文献3】特開平8−117277号公報
【特許文献4】特開平10−272152号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
確かに、メッシュシートを表面シートとして使用した吸収性物品の場合、不織布に比べてエンボスによって発生した内部応力が開放され難く、不均等な応力によってシワが発生し易いなどの問題が顕在している。また、体液の流出防止に効果的な深いエンボスを付与しづらい、エンボスによるシワによって装着感が悪化するなどの問題もあった。
【0005】
そこで本発明の主たる課題は、多孔プラスチック表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記多孔プラスチック表面シートと吸収体との間に親水性不織布が介在された吸収性物品において、エンボスを付与しても前記多孔プラスチック表面シートにおけるシワの発生を抑制するとともに、装着感を向上させることにある。
【0006】
第2に、特に体液排出部位を含む前記中央部領域で深いエンボスを付与することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、多孔プラスチック表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記多孔プラスチック表面シートと吸収体との間に親水性不織布が介在された吸収性物品において、
前記吸収性物品は体液排出部を含むとともに、幅方向中央部分に長手方向に連続するように設定された中央部領域と、その両側に長手方向に連続するように設定された端部領域との3領域に画成され、
前記多孔プラスチック表面シートの上面側から前記中央部領域及び端部領域に対してエンボスを付与するとともに、前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス間隔が大きく設定されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
【0008】
上記請求項1記載の発明においては、前記多孔プラスチック表面シートの上面側から前記中央部領域及び端部領域に対してエンボスを付与するとともに、前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス間隔が大きく設定されている。換言すれば、前記中央部領域には体液の吸液性、逆戻り防止、貼り付き感低減などを考慮して最適なエンボス間隔でエンボスを付与する一方で、このエンボス付与によって発生した内部応力を開放してシワの発生を抑制するため、隣接する前記端部領域においては相対的にエンボス間隔が大きく設定している。従って、前記多孔プラスチック表面シートを使用した吸収性物品であっても、エンボスによるシワを極力無くして外観を良好とするとともに、シワによる装着感の悪化を防止することが可能となる。
【0009】
請求項2に係る本発明として、前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス深さが浅く設定されている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
【0010】
上記請求項2記載の発明では、中央部領域においてエンボス付与によって発生した内部応力を開放してシワの発生を抑制するために、端部領域のエンボスの深さを浅くしてシワの発生を抑え、更に外観を良好にするとともに、シワによる装着感の悪化を防止するようにしたものである。
【0011】
請求項3に係る本発明として、前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス面積が小さく設定されている請求項1,2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【0012】
上記請求項3記載の発明では、中央部領域においてエンボス付与によって発生した内部応力を開放してシワの発生を抑制するために、端部領域のエンボスの面積を小さくしてシワの発生を抑え、更に外観を良好にするとともに、シワによる装着感の悪化を防止するようにしたものである。
【0013】
請求項4に係る本発明として、前記中央部領域には、前記親水性不織布が少なくとも2層以上となるように配設されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【0014】
上記請求項4記載の本発明においては、前記中央部領域には、前記親水性不織布が少なくとも2層以上となるように配設することにより、該中央部領域で深いエンボスを付与できるようにしたものである。これにより、体液の吸収性、逆戻り防止、貼り付き感低減等を図ることが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
以上詳説のとおり本発明によれば、多孔プラスチック表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記多孔プラスチック表面シートと吸収体との間に親水性不織布が介在された吸収性物品において、エンボスを付与しても前記多孔プラスチック表面シートにおけるシワの発生を抑制するとともに、装着感を向上させることが可能となる。また、特に体液排出部位を含む前記中央部領域で深いエンボスを付与することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。図2は横断面図(図1のII−II線矢視図)である。
【0017】
生理用ナプキン1は、主にはパンティライナー、生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッドなどの用途に供されるもので、例えば図1に示されるように、不透液性裏面シート2と、疎水性の多孔性プラスチック表面シート3との間に、吸収体4またはクレープ紙4Aによって囲繞された吸収体4が介在されるとともに、両側部に夫々サイド不織布5,5を有し、かつ前記多孔プラスチック表面シート3と吸収体4との間に親水性不織布6を配置した構造となっている。前記吸収体4の周囲においては、前記不透液性裏面シート2と多孔プラスチック表面シート3又はサイド不織布5とがホットメルト接着剤等の接着手段によって接合されている。
【0018】
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他に防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが好適に用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
【0019】
前記多孔プラスチック表面シート3は、プラスチックシートに多数の開孔を形成したもの(以下、メッシュシート3という。)が用いられる。この素材シートとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂が好適に使用されるが、ポリエステルや、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、EVAなども使用することができる。
【0020】
前記メッシュシート3の開孔の径は、0.05〜3.0mm、好ましくは0.1〜2.0mm、より好ましくは0.5〜1.5mmとし、その開孔数は10〜100個/cm、好ましくは30〜80個/cm程度とするのが望ましい。前記開孔を形成するには、合成樹脂シートを軟化温度付近に軟化させて、多数の開孔を有する支持体の上面に位置させた状態で、支持体の下方から吸引したり、支持体の上面から空気圧を加圧したりする方法や、合成樹脂シート素材に多数のスリットを刻入した後にシート素材を延伸して開孔させる方法などがあるが、適宜の方法によって形成することができる。
【0021】
前記サイド不織布5,5を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を撥水加工したものなどを用いることができる。
【0022】
加工法については、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアレイド法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。
【0023】
これら不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂を混入したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂を混入したものが使用される。前記吸収体4は、図示のように、形状保持、および経血等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した経血等の逆戻りを防止するためにクレープ紙4Aによって囲繞するのが望ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
【0024】
前記高吸水性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。前記高吸水性樹脂の含有率は10〜60%とするのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が10%未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、60%を超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
【0025】
前記メッシュシート3と吸収体4との間に配置される親水性不織布6は、体液に対して親水性を有するものであればよい。具体的には、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることにより素材自体に親水性を有するものを用いるか、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維を親水化剤によって表面処理し親水性を付与した不織布を用いることができる。これらの素材の中でも特に、エアースルー不織布またはスパンボンド不織布を用いるのが望ましい。比較的ソフトで嵩のあるエアスルー不織布又はスパンボンド不織布を使用することにより、クッション性が与えられ装着感が良好になるとともに、保水能力が高くなる。なお、メッシュシート3と離間するのを防止するためホットメルト接着剤により部分的に接着するのが良い。
【0026】
前記本生理用ナプキン1では、体液排出部Hを含むとともに、幅方向中央部分に長手方向に連続するように設定された中央部領域8と、その両側に長手方向に連続するように設定された端部領域9A、9Bとの3領域に画成され、前記多孔プラスチック表面シート3の上面側から前記中央部領域8及び端部領域9A、9Bに対してエンボス7,7…が付与されている。
【0027】
前記中央部領域8に付与されたエンボス7と、前記端部領域9A、9Bに付与されたエンボス7との関係は、前記端部領域9Aに付与されたエンボス7は、前記中央部領域8に付与されたエンボス7よりも相対的にエンボス間隔Pが大きく設定されている。
【0028】
具体的には、図3に示されるように、エンボス間隔Pを異ならせる場合は、前記中央部領域8においては、隣接するエンボス7,7間の中心間隔P、P、Pが1.5〜15mm、好ましくは2〜10mmとし、前記端部領域9A、9Bにおいては、隣接するエンボス7,7間の中心間隔P、P、Pが2〜30mm、好ましくは3〜20mmとするのがよい。
また、エンボス深さに関しては、前記端部領域9A、9Bに付与されたエンボスは、前記中央部領域8に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス深さが浅く設定されていることが望ましい。図4に示されるように、エンボス深さを異ならせる場合は、前記中央部領域8においては、エンボス7の深さhは1〜5mm、好ましくは1.5〜3mmとし、前記端部領域9A、9Bにおいては、エンボス7の深さhは0.1〜2mm、好ましくは0.5〜1.5mmとするのがよい。
【0029】
さらにエンボス面積に関しては、図5に示されるように、前記端部領域9A、9Bに付与されたエンボスは、前記中央部領域8に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス面積が小さく設定されていることが望ましい。具体的に前記中央部領域8においては、エンボス面積は、3〜300mm、好ましくは5〜100mmとし、前記端部領域9A、9Bにおいては、エンボス面積は0.5〜80mm、好ましくは1〜20mmとするのが望ましい。
【0030】
前記中央部領域8には体液の吸収性、逆戻り防止、貼り付き感低減等を考慮して最適なエンボス間隔、エンボス深さ、エンボス面積のエンボスパターンでエンボスを付与する一方で、このエンボス付与によって発生した内部応力を開放してシワの発生を抑制するため、隣接する前記端部領域9A、9Bにおいては相対的にエンボス間隔を大きく設定するとともに、好ましくは相対的にエンボス深さを浅くかつエンボス面積を小さく設定することにより、エンボスによるシワを極力無くして外観を良好とするとともに、シワによる装着感の悪化を防止することが可能となる。
【0031】
なお、エンボス7の平面形状は図示例では円形としたが、楕円形、三角形、四角形、星形等の任意形状とすることができる。また、前記エンボスパターンは、一般的には格子状とするのが望ましいが、菱形格子等、任意なパターンとすることができる。また、エンボス付与方法は熱圧着による方法を採用することができる。
【0032】
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、吸収体4の単層構成としたが、図6に示されるように、上層吸収体を積層することにより中高部を形成し、この中高部の幅領域を中央部領域8としてもよい。特に、中高部を備えた吸収性物品の場合は、中高部で小間隔かつ深いエンボスを入れるのが体液の漏れ防止上効果が高く、かつエンボスが入り易いため、中高部を有しない吸収性物品よりもシワの発生がより顕著となる傾向を示すが、本願発明に従って、端部領域9A、9Bのエンボスを相対的に大間隔でかつ浅く、更に好ましくは小面積で付与することにより、シワ発生防止効果がより発揮されることになる。
(2)上記形態例では、親水性不織布6は一層としたが、中央部領域8において2層以上となるように前記親水性不織布を積層してもよい。例えば、図7に示される例は、中央部領域8にC字折りした親水性不織布10を前記親水性不織布6の上面に積層し3層構成としたものである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】エンボスパターンを示す要部平面図である。
【図4】その要部拡大断面図である。
【図5】エンボスパターン例を示す要部平面図である。
【図6】中高部を有するナプキン例を示す横断面図である。
【図7】親水性不織布の他の配置例を示した横断面図である。
【符号の説明】
【0034】
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…多孔性プラスチック表面シート(メッシュシート)、4…吸収体、4A…クレープ紙、5…サイド不織布、6…親水性繊維シート、7…エンボス、8…中央部領域、9…端部領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多孔プラスチック表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記多孔プラスチック表面シートと吸収体との間に親水性不織布が介在された吸収性物品において、
前記吸収性物品は体液排出部を含むとともに、幅方向中央部分に長手方向に連続するように設定された中央部領域と、その両側に長手方向に連続するように設定された端部領域との3領域に画成され、
前記多孔プラスチック表面シートの上面側から前記中央部領域及び端部領域に対してエンボスを付与するとともに、前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス間隔が大きく設定されていることを特徴とする吸収性物品。
【請求項2】
前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス深さが浅く設定されている請求項1記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記端部領域に付与されたエンボスは、前記中央部領域に付与されたエンボスよりも相対的にエンボス面積が小さく設定されている請求項1,2いずれかに記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記中央部領域には、前記親水性不織布が少なくとも2層以上となるように配設されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−63649(P2010−63649A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−232881(P2008−232881)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願人】(390029148)大王製紙株式会社 (2,041)
【Fターム(参考)】