説明

商品販売システム

【課題】ネットワーク上で商品を購入する際に行われる顧客の操作方法に応じて価格感に変化を持たせ、楽しくオンラインショッピングを行うことができる新規な商品販売システムを提供する。
【解決手段】サーバにネットワークを介して接続された情報端末の情報入力手段により、表示手段に表示された各商品画像情報の何れかをクリックし、袋画像情報上までドラッグし、袋画像情報上にてドロップされたことを条件に、該ドロップされた商品に対応する仮想体積情報の和と、仮想容積情報に係る上限数値とを比較する。上記仮想体積情報に係る数値の和が、上限数値以下である場合には、複数の膨張袋画像情報の何れかと、清算表示情報とを表示する。上記仮想体積情報に係る数値の和が、上記上限数値を超えた場合には、破壊袋画像情報が該表示手段に表示する。上記清算表示情報が上記情報入力手段によりクリックされると、表示手段には、上記支払金額情報が表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク上で商品を販売する際に使用される商品販売システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワークを利用して商品を販売する所謂オンラインショッピングは、特定の販売者が運営するホームページに顧客がアクセスし、該ホームページ上に掲載された各種の商品を選択して決済・購入する方法と、特定の販売管理者が運営するホームページに顧客がアクセスし、その後に該ホームページに出店している販売者のホームページにアクセスし、該ホームページ上に掲載された各種の商品を選択して決済・購入する方法がある。これらの商品販売システムは、何れも、顧客は、ホームページに表示・掲載された商品名やその商品の写真、価格、販売者や製造者の詳細、配送費等、該商品の購入の判断に関連する各種の情報を参考にしながら、顧客が使用するパソコンや携帯電話等のモバイル端末の操作を介して、商品の注文を行う。この場合、顧客が購入する商品の数は、単一である場合以外に同一の商品を複数購入することができるシステムが採用されているものもあり、また、異なる商品を複数購入できるようにされているものもある。こうしたネットワークを利用した商品販売システムは、顧客が実際に販売者の店舗に赴く必要が無く、簡単に商品を購入することができることから年々その取引額は上昇している。
【0003】
一方、こうしたネットワークを介して商品を購入する場合において、例えば、お中元やお歳暮などのように、各種の商品がセットになった状態で販売されているものがある。しかし、こうしたセット販売による場合は、顧客が自由に商品を選択することによりカスタマイズされたセット商品ではない。こうした点を踏まえて、商品受注システムが提案されている(特許文献1,2参照)。これらの商品受注システムは、各商品を収納すべき枠が形成された容器を選択し、この枠内に任意の商品を詰め込んで、ギフトボックス商品を作成する手段を備えたものである。
【特許文献1】特開2002−24638号公報
【特許文献2】特開2002−24584号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した各種のオンラインショッピングとして採用されている商品販売システムでは、上記カスタマイズできる特許文献1,2に開示されたシステムも含めて、特定の商品とその価格は1:1の関係にあるに止まり、ネットワーク上における顧客の操作方法如何に拘わらず該価格は自動的に決定されているものであり、ショッピングの楽しさや割安感や割高感の変化を感じさせるものとはなっていない。例えば、特定の商品の価格は予め決定されており、顧客はこの価格を了解した上で決済・購入するものであり、このことは、購入しようとする同一の商品を複数購入する場合であっても、異なる商品を複数購入する場合であっても同じである。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来の商品販売システムが有する課題を解決するために提案されたものであって、ネットワーク上で商品を購入する際に行われる顧客の操作方法に応じて価格感に変化を持たせ、良好な操作をした場合にはより高い割安感を演出するという所謂ゲーム性を取り入れ、ひいては楽しくオンラインショッピングを行うことができ、購入機会を増加させることができる新規な商品販売システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するため、第1の発明(請求項1記載の発明)に係る商品販売システムは、記憶手段とこの記憶手段に接続されたサーバ側演算手段とを有するサーバと、顧客によりこのサーバにネットワークを介して接続されるとともに、情報入力手段,表示手段及びこれら情報入力手段及び表示手段に接続された端末側演算手段を有する情報端末と、を備え、上記サーバを構成する記憶手段には、複数の商品に関する商品画像情報と、これらの商品の価格に関する価格情報と、これら各商品の体積が仮想的に数字で特定された仮想体積情報と、上記各商品を詰め込む袋に関する袋画像情報と、この袋画像情報に対応し顧客が支払う支払金額に関する支払金額情報と、上記袋に対応するとともに上記仮想体積情報に係る数値の和の上限となる上限数値で特定された仮想容積情報と、上記袋が膨張した状態をその膨張の程度毎に表示する複数の膨張袋画像情報と、上記袋が破壊され又は破れた状態を表示する破壊袋画像情報と、顧客による清算の意思を確認するために使用される清算表示情報と、が記憶され、上記情報端末を構成する表示手段に、上記複数の商品画像情報、上記袋画像情報又は複数の膨張袋画像情報の何れか1つの膨張画像情報及び上記支払金額情報が表示されている状態において、該情報端末を構成する情報入力手段により、該表示手段に表示された各商品画像情報の何れかがクリックされるとともに、上記袋画像情報上までドラッグされた後に該袋画像情報上にてドロップされたことを条件に、該ドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和と、上記仮想容積情報に係る上限数値とを比較するステップと、上記仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和が、上記上限数値以下である場合又は該上限数値に満たない場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記複数の膨張袋画像情報の何れか又は上記それまで表示されていた膨張袋画像情報とは異なる別の膨張袋画像情報と、上記清算表示情報とが該表示手段に表示されるステップと、上記仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和が、上記上限数値を超えた場合又は該上限数値以上である場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記破壊袋画像情報が該表示手段に表示されるステップと、上記膨張袋画像情報が表示されるとともに上記清算表示情報が表示された状態において、該清算表示情報が上記情報入力手段によりクリックされると、上記表示手段には、上記支払金額情報が表示されるとともに、上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和の何れかが表示されるステップと、を備えてなる特徴とするものである。
【0007】
上記第1の発明では、顧客が、自己が使用するパソコン等の操作端末を使用し、インターネット等のネットワークを介して、販売者が管理運営するサーバに接続されると、上記操作端末を構成する画面(表示手段)には、複数の商品画像情報と、袋画像情報又は複数の膨張袋画像情報の何れか1つの膨張画像情報と、支払金額情報が表示されるステップを有している。上記複数の商品画像情報とは、複数の商品の写真やイラスト等であり、上記袋画像情報とは、後述するように、上記商品を詰め込む際に使用される袋の図形や写真等の情報である。これら複数の商品画像情報や袋画像情報は、予めサーバを構成するRAM等の記憶手段(メモリ)に記憶されているものであり、サーバ側演算手段(サーバ側CPU)により、上記表示手段に表示されているものである。
【0008】
そして、これら複数の商品画像情報や袋画像情報が表示手段に表示されている状態において、顧客により、マウス等の情報入力手段を介して、上記商品画像情報の何れかがクリックされるとともに、上記袋画像情報上までドラッグされた後に該袋画像情報上にてドロップされると、上記サーバ側CPUにより、このドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和と、上記仮想容積情報に係る上限数値とが比較される。上記クリック,ドラッグ,ドロップと言う顧客による情報入力手段を使用した操作は、仮想の店舗において顧客が商品を袋に詰め込む作業を表示手段において演出したものである。そして、上記仮想体積情報とは、上記サーバを構成する記憶手段に記憶されているものであって、上記商品画像情報に係る各商品の体積が仮想的に数字で特定されたものである。例えば、A商品の仮想体積情報は「3」、A商品よりも体積が小さい商品Bは「1」というように、それぞれの商品毎に付与された数字が、この仮想体積情報である。一方、上記仮想容積情報とは、上記袋画像情報に係る袋の容積を仮想的に数字で特定したものであり、上記仮想体積情報の和の上限を規定する数値である。
【0009】
そして、この発明に係る商品販売システムにおいては、上記ドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和と、上記仮想容積情報に係る上限数値とが比較された結果、上記仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和が、上記上限数値以下である場合又は該上限数値に満たない場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記複数の膨張袋画像情報の何れか又は上記それまで表示されていた膨張袋画像とは異なる別の膨張袋画像と、上記清算表示情報とが該表示手段に表示される。上記膨張袋画像情報は、上記記憶手段に予め記憶されているものであって、袋が膨張した状態をその程度毎にそれぞれ画像として複数有してなるものである。すなわち、この膨張袋画像情報は、例えば、膨張していない袋画像情報よりもやや膨張した第1の膨張袋画像情報、この第1の膨張袋画像情報からさらに膨張した第2の膨張袋画像情報、この第2の膨張袋画像情報よりもさらにまた膨張した第3の膨張袋画像情報・・・というように、例えば5段階に亘って袋の膨張の程度がそれぞれ異なる各画像情報である。したがって、上記クリック,ドラッグ,ドロップと言う顧客による情報入力手段を使用した操作が、例えば2回目であり、且つ、第1回目においてドロップされた特定の商品の仮想体積情報に係る数値と第2回目においてドロップされた特定の商品の仮想体積情報に係る数値の和が、上記上限数値以下である場合又は該上限数値に満たない場合には、それまで表示されていた第1の膨張袋画像情報に代わって上記第2の膨張袋画像情報と、上記清算表示情報とが該表示手段に表示される。このように、顧客によりなされるクリック,ドラッグ,ドロップという操作により、袋に詰め込まれた商品の(仮想)体積が、袋の(仮想)容積(上限数値)以下又はそれに満たない場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像に代えて別の膨張袋画像情報を表示することにより、袋が膨らんだ状態を仮想的に演出するものである。また、上記清算表示情報とは、上記記憶手段に予め記憶されている情報であり、顧客による清算の意思を確認するために使用される情報(クリックされるボタン)であり、文字情報又は画像情報からなるものである。
【0010】
一方、上記仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和が、上記上限数値を超えた場合又は該上限数値以上である場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記破壊袋画像情報が表示手段に表示される。この破壊袋画像情報とは、上記記憶手段に予め記憶されている情報であって、上記袋が破壊され又は破れた状態を表示する画像情報である。上記条件により、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記破壊袋画像情報が表示手段に表示することにより、袋が破壊されてしまったことを演出するものである。
【0011】
また、商品販売システムにおいては、上記膨張袋画像情報が表示されるとともに上記清算表示情報が表示された状態において、該清算表示情報が上記情報入力手段によりクリックされると、上記表示手段には、上記支払金額情報が表示されるとともに、上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和の何れかが表示される。上記支払金額情報とは、上記袋画像情報との関係において記憶手段に予め記憶されている情報であって、この袋画像情報に対応し顧客が支払う支払金額に関するものである。例えば、特定の袋との関係において、表示手段に表示された「5,000円」又は「10,000円」という数字は、この支払金額に相当する情報である。こうした支払金額情報(例えば、「5,000円」)が、袋画像情報ドロップされた単一の商品の価格情報(例えば、「2,500円」)又は複数の商品の価格情報の和(例えば、「4,000円」又は「5,500円」)とともに表示されると、顧客には、これらを比較しその差額が認識される。
そして、この商品販売システムでは、上記各商品との対応関係で特定された仮想体積情報と、上記袋画像情報に係る袋の容積を仮想的に数字で特定した上記仮想体積情報の和の上限を規定する数値である仮想容積情報とは、上記表示手段には一切表示されない。また、袋に詰め込むことができる上限は、上記仮想容積情報に係る上限数値であって、袋に詰め込まれた商品の価格金額又はその合計金額とは関係性を持たない。
【0012】
したがって、この商品販売システムによれば、仮想容積情報(個々の商品の仮想体積情報の和の上限数値)と、支払金額や商品の価格金額との関係は、以下の態様が存在する。
A)袋に詰め込んだ個々の商品の仮想体積情報の和の上限(仮想容積情報)には相当満たない場合(大きく下回る場合)であって、個々の商品の価格金額の和は、支払金額に対して相当低額である場合
この場合は、商品をさらに袋に詰め込むことができる(できた)状態であり、支払金額との関係では商品を割高に購入する状態(損をした状態)である。
B)袋に詰め込んだ個々の商品の仮想体積情報の和の上限(仮想容積情報)と同程度である場合であって、個々の商品の価格金額の和は、支払金額に対して相当低額である場合
この場合は、商品をさらに袋に詰め込むことができない状態である一方、支払金額との関係では商品を割高に購入する状態(損をした状態)である。
C)袋に詰め込んだ個々の商品の仮想体積情報の和の上限(仮想容積情報)には相当満たない場合(大きく下回る場合)であって、個々の商品の価格金額の和は、支払金額に対して大きく超える場合
この場合は、商品をさらに袋に詰め込むことができる(できた)状態である一方、支払金額との関係では商品を割安に購入する状態(得をした状態)である。
D)袋に詰め込んだ個々の商品の仮想体積情報の和の上限(仮想容積情報)と同程度である場合であって、個々の商品の価格金額の和は、支払金額に対して大きく超える場合
この場合は、商品をさらに袋に詰め込むことができない状態であり、支払金額との関係では商品を割安に購入する状態(得をした状態)である。
上記4つの態様からも明らかなように、この商品販売システムでは、顧客には知らされない仮想体積情報に係る数値が低く、価格情報として表示される価格としては高い価格の商品を袋に詰め込むことが、商品を割安に購入することにつながる。
【0013】
したがって、この第1の発明によれば、仮想体積情報や仮想容積情報と、顧客に表示される商品の価格情報及び支払金額情報との関係により、商品を割安に購入するか割高に購入するかという価格に関する結果は、表示手段に複数表示された商品画像情報の中でどの商品を袋画像情報にドロップしたかによって決定され、割高感や割安感は、表示手段に表示される支払金額情報と、ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和により顧客に認識させることができ、上記仮想体積情報や仮想容積情報は、顧客には知らされないことから、商品を購入する顧客には十分ゲームに似た感覚を与えることができる。
【0014】
さらに詳細に説明すれば、表示手段に表示された支払金額よりも、単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和が下回った場合には、実際には袋に詰め込んだ個々の商品の仮想体積情報の和の上限(仮想容積情報)と同程度である場合であっても、更に商品を袋に詰め込むことができたかもしれないことを認識することがあったり、逆に、支払金額よりも複数の商品の価格情報の和が上回った場合には、割安感を持つと同時に、上記破壊袋情報が表示手段に表示されない範囲内においてさらに商品を詰め込むことができる可能性がある(あった)かもしれないことを予測させたりすることができる。
換言すれば、この第1の発明では、顧客によるクリック,ドラッグ,ドロップという情報入力手段を用いた操作と、これらの操作を繰り返すことによる膨張袋画像情報や破壊袋画像情報が表示される過程(ステップ・プロセス)において、スーパー等で実際に顧客が商品を袋に詰め込んでいる行為を仮想的に演出することができ、さらに、支払金額情報、ドロップした各商品に関する価格情報又はその和に関する情報という表示手段に表示される情報を頼りに、顧客は、顧客に公表されない上記仮想体積情報と仮想容積情報を想像しながら、どの商品であれば更に詰め込むことができ、どの商品であれば詰め込むことができない(破壊袋情報が表示される)ということを、経験的にスキルとして身に付けることが可能となる。このことは、特に、商品の数が多ければ多いほど複雑となり、より高価な商品をより効率よく購入しようとする動機につながり、次回はより割安に商品を購入しようとする動機を誘発することができる。
【0015】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記記憶手段には、再試行情報が記憶されてなるとともに、この再試行情報が、前記破壊袋画像情報が前記表示手段に表示された際に表示され、又は支払金額情報と上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和とが該表示手段に表示された際に表示されるステップと、この再試行情報が前記情報入力手段によりクリックされることを条件に、再度前記複数の商品画像情報と袋画像情報が上記表示手段に表示されるステップを備えてなることを特徴とするものである。
【0016】
この発明において、上記再試行情報とは、再度複数の商品画像情報をクリックし、ドラッグしドロップすることができる状態に表示手段を切り替えることができるように、顧客による情報入力手段によりクリックされるボタンを言う。この再試行情報は、例えば、「リトライ」,「再チャレンジ」,「再挑戦」又は「もう一度」等の文字情報又はこれらの文字情報とともに表示される画像情報からなる。そして、この再試行情報は、前記破壊袋画像情報が前記表示手段に表示された際に表示され、又は支払金額情報と上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和とが該表示手段に表示された際に表示される。そして、こうした情報が表示手段に表示された後に、上記再試行情報が前記情報入力手段によりクリックされると、再度前記複数の商品画像情報と袋画像情報が上記表示手段に表示され、再び前述したクリック,ドラッグ,ドロップの操作が可能となる。
【0017】
したがって、この第2の発明によれば、破壊袋画像情報が表示された場合には、これまでになされたプロセスの全てを無駄にしなければならない場合や、前記清算表示情報がクリックされ、支払金額情報と上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和とが該表示手段に表示された場合には、そのまま清算しなければならないことにはならず、更にクリック,ドラッグ,ドロップすることが可能となる。上記破壊袋画像情報が表示された場合には勿論、前述したように、表示手段に表示された支払金額よりも、単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和が下回った場合には、更に商品を袋に詰め込むことができたであろうことを顧客は認識し、再度試行したいと考え、また、支払金額よりも複数の商品の価格情報の和が上回った場合には、割安感を持つと同時に、上記破壊袋情報が表示手段に表示されない範囲内においてさらに商品を詰め込むことができる可能性があったかもしれないことを予測し、再度試行したいと考える。この第2の発明は、こうした顧客の要求に応えるものであるとともに、ゲーム感覚を一層高めることができるとともに、各商品に付与された仮想体積情報と仮想容積情報との複雑な関係の中から、顧客の想像と再試行を繰り返す過程で、支払金額を上回った形で商品を購入するためのスキルの向上に貢献することができる。
【0018】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の何れかの発明において、前記記憶手段には、グラフ生成手段が記憶されてなるとともに、前記清算表示情報がクリックされると、前記表示手段には、前記仮想容積情報に係る上限数値に対してドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和との比率を示すグラフ情報が生成され、該グラフ情報が上記表示手段に表示されるステップを備えてなることを特徴とするものである。
【0019】
この第3の発明によれば、グラフ生成手段により、表示手段には、前記仮想容積情報に係る上限数値に対してドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和との比率を示すグラフ情報が生成され、該グラフ情報が上記表示手段に表示されることから、顧客が選択した商品に係る仮想体積情報が仮想容積情報との関係においていかなる関係にあるかの判断材料(ヒント)として機能し、より高価な商品をより効率よく購入するためのスキルを上げる一助となる。特に、上記第2の発明を前提とした場合には、上記グラフ情報を参考にしながら、上記再試行情報をクリックすることにより、個々の商品に係る仮想体積情報の予測を早めることができ、割安に商品を購入する近道を顧客に示唆することが可能となる。
【0020】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、顧客の支払う支払金額は、複数の袋画像情報との関係において適宜選択することができることから、顧客の予算に応じて商品を購入することが可能となり、さらに商品の購入機会を増加させることができる。
【発明の効果】
【0021】
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る商品販売システムによれば、仮想体積情報や仮想容積情報と、顧客に表示される商品の価格情報及び支払金額情報との関係により、商品を割安に購入するか割高に購入するかという価格に関する結果は、どの商品を袋画像情報にドロップしたかによって決定され、割高感や割安感は、表示手段に表示される支払金額情報と、ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和により顧客に認識させることができ、上記仮想体積情報や仮想容積情報は、顧客には知らされないことから、商品を購入する顧客には十分ゲームに似た感覚を与えることができ、ひいては楽しくオンラインショッピングを行うことができ、商品の購入機会を増加させることができる。
【0022】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)によれば、破壊袋画像情報が表示された場合には、これまでになされたプロセスの全てを無駄にしなければならないとか、前記清算表示情報がクリックされ、支払金額情報と上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和とが該表示手段に表示された場合には、そのまま清算しなければならないことにはならず、更に商品を購入することが可能となる。上記破壊袋画像情報が表示された場合には勿論、前述したように、表示手段に表示された支払金額よりも、単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和が下回った場合には、更に商品を袋に詰め込むことができたであろうことを顧客は認識し、再度試行したいと考え、また、支払金額よりも複数の商品の価格情報の和が上回った場合には、割安感を持つと同時に、上記破壊袋情報が表示手段に表示されない範囲内においてさらに商品を詰め込むことができる可能性があったかもしれないことを予測し、再度試行したいと考える。この第2の発明は、こうした顧客の要求に応えるものであるとともに、ゲーム感覚を一層高めることがでるとともに、各商品に付与された仮想体積情報と仮想容積情報との複雑な関係の中から、顧客の想像と再試行を繰り返す過程で、支払金額を上回った形で商品を購入するためのスキルの向上に貢献することができ、さらに楽しくオンラインショッピングを行うことができ、商品の購入機会を増加させることができる。
【0023】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、グラフ生成手段により、表示手段には、前記仮想容積情報に係る上限数値に対してドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和との比率を示すグラフ情報が生成され、該グラフ情報が上記表示手段に表示されることから、顧客が選択した商品に係る仮想体積情報が仮想容積情報との関係においていかなる関係にあるかの判断材料(ヒント)として機能し、より高価な商品をより効率よく購入するためのスキルを上げる一助となる。特に、上記第2の発明を前提とした場合には、上記グラフ情報を参考にしながら、上記再試行情報をクリックすることにより、個々の商品に係る仮想体積情報の予測を早めることができ、割安に商品を購入する近道を顧客に示唆することが可能となり、より一層楽しくオンラインショッピングを行うことができる。
【0024】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、顧客の支払う支払金額は、複数の袋画像情報との関係において適宜選択することができることから、顧客の予算に応じて商品を購入することが可能となり、さらに商品の購入機会を増加させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明に係る商品販売システムの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
本発明の実施の形態に係る商品販売システム1は、図1に示す構成とされており、商品販売システム1により買い物を行う顧客11と、この顧客11が購入しようとする商品を商品販売システム1により販売する販売者12とが参加するものである。この顧客11は、商品販売システム1により商品を購入する際にはコンピュータ21を使用している。このコンピュータ21はこの発明を構成する情報端末であって、一般に用いられているコンピュータと同様のものであり、詳細は省略するが、マウス22やキーボード等の顧客11がこのコンピュータ21に情報を入力するための情報入力手段や、ディスプレイ23等の顧客11がこのコンピュータ21から情報を得るための表示手段や、イーサネット(富士ゼロックス株式会社の登録商標)等の他のコンピュータと接続して通信するための通信手段その他このコンピュータ21の動作に必要なCPU等の端末側演算手段24や記憶手段を有している。そして、このコンピュータ21の通信手段がこの発明を構成するネットワークであるインターネット41に接続されていることから、顧客11がマウス22等を用いて指示することにより、後述するサーバ31を含む不特定多数の他のコンピュータやサーバから情報を得て、ウェブページや電子メールの情報を表示手段に表示させることができる。また、販売者12は商品販売システム1の管理や運用にサーバ31を使用している。このサーバ31も一般に用いられているサーバと同様のものであって、詳細は省略するが、情報入力手段,表示手段及び通信手段を有すると共に、特に本発明を構成する記憶手段32及びサーバ側演算手段33を有している。そして、このサーバ31の通信手段がインターネット41に接続されていることから、上記顧客11が使用するコンピュータ21等が該インターネット41を介して該サーバ26が管理する商品販売システム1に対してウェブページ表示のためのデータの送信を求めてきた場合には、該商品販売システム1の必要なデータを、該インターネット41を介して送信(返信)する。また、当然ながら上記インターネット41には図示しない無数のコンピュータやサーバが接続されているが、これについては省略する。
【0027】
サーバ31は、後にフローチャートを用いて説明するプログラムに基づいて動作するサーバ側演算手段33により、インターネット41を介して要求された各種情報を必要に応じて記憶手段32より読み出してインターネット41に出力するものであるが、このようにサーバ側演算手段33からの指示に基づいて記憶された各種情報を読み出すことができるのであれば、該サーバ31と同一の筐体内に該記憶手段32が内蔵されているものであっても、或いは、物理的に別々の構成とされていて接続されているものであっても良く、特に、記憶手段32とサーバ側演算手段33と全く異なる場所に位置してインターネット41を介して接続されてなるものであっても良い。なお、この商品販売システム1の説明において、上記サーバ31の動作について以下に説明するが、このサーバ31が記憶手段32から情報を読み出すという場合には、記憶手段32に記憶された情報をサーバ側演算手段33(と接続されたメインメモリ等)に読み出して必要な処理に用いることができるようにすることをいい、また、上記顧客11のコンピュータ21は、このようにサーバ31から送られた情報に付いてはウェブページの表示に関するものであれば端末側演算手段24が自動的にこのウェブページをディスプレイ23上に表示等をする。また、この商品販売システム1の動作において数値の計算や文字列の生成等を行うプログラム(例えば、後述する購入リスト生成手段)を用いるが、このプログラムはサーバ31の記憶手段32より読み出された後、このプログラムにより上記サーバ側演算手段33が演算を行っても良く、或いは、このプログラムそのものをサーバ31が顧客11のコンピュータ21に送出し、該コンピュータ21の端末側演算手段24がこのプログラムにより演算を行っても良い。
【0028】
また、このサーバ31の記憶手段32には、以下に説明するこの商品販売システム1の動作に必要な情報である商品画像情報72,73,74,カテゴリ情報,支払金額情報,価格情報,袋画像情報62,仮想体積情報,合計仮想体積情報,仮想容積情報,膨張袋画像情報82,86,87,88,89,破壊袋画像情報90,清算表示情報83,再試行情報104,113,123,グラフ情報102,商品購入キャンセル用画像情報124,現在購入内容表示情報77,購入リスト情報103,文字情報55,68,75,76,106,115,116,125,126,会計情報105,終了情報114,詰込変数,グラフ生成手段,現在購入内容生成手段,購入リスト生成手段等が特に記憶されている。そして、上記サーバ31の記憶手段32に記憶された上記商品画像情報72,73,74とは、各商品の写真又はイラスト等のように、商品を特定できる画像情報からなるものである。これらの商品画像情報72,73,74は、後述するように、顧客11によりドラッグアンドドロップの操作をされる対象として表示手段に表示されるものである。また、上記カテゴリ情報とは、上記複数の商品をカテゴリ毎に区分されたことを示す情報であり、顧客11が使用する情報表示手段であるディスプレイ23に表示された場合には、このカテゴリ情報が情報入力手段であるマウス22によりクリックされる対象となるものである。また、支払金額情報とは、後述する袋(袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89)に詰め込んだ個々の商品の価格又はその価格の合計金額とは無関係に、顧客1が最終的に支払うべき金額である。また、上記価格情報とは、上記商品画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89に係る各商品との対応関係において特定された各商品の価格に関する情報である。なお、この商品販売システム1においては、上述したように、各商品の価格を積算した合計金額が顧客11の支払金額ではなく、上記支払金額(情報)が、最終的に顧客11が支払う金額である。したがって、この価格情報は、袋(袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89)に詰め込むことができた商品の合計金額を積算する際に用いられる情報であり、さらに、この合計金額は、上記支払金額と比較し、割高か割安かの評価の参考とされるものである。また、上記袋画像情報62とは、顧客11が後述するドラッグアンドドロップの操作というマウス22を使用して行う一連の操作により、ディスプレイ23上において商品を詰め込む袋に関する画像情報であり、この実施の形態に係る商品販売システム1においては、後述するように、袋が膨張した大きさ毎に複数の画像情報(膨張袋画像情報82,86,87,88,89)が記憶手段32に記憶されている。なお、この袋画像情報62及び膨張袋画像情報82,86,87,88,89は、現実に商品を購入する際に用いられる買い物袋のメタファーであって、現実の買い物袋を仮想したものであって、同様に上述の商品画像情報72,73,74は、現実に購入される商品のメタファーである。このため、この商品販売システム1において「商品画像情報72,73,74を袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップの操作をする」ことは、顧客11が現実に商店で商品の購入をする際に買い物袋に商品を入れるという行為のメタファーでもある。従って、以下の説明において顧客11の操作について「袋に商品を入れる(詰め込む)」という場合には、この商品購入システム1において「商品画像情報72,73,74を袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップの操作をする」ことをいう。また、サーバ31での処理においては、「(仮想的な)袋に商品を入れる(詰め込む)」という場合には、その時点において顧客11にドラッグアンドドロップの操作をされた商品画像情報72,73,74についての履歴の情報に新たにドラッグアンドドロップの操作をされた商品画像情報72,73,74の情報を追加することをいう。
【0029】
また、上記仮想体積情報とは、上記各商品画像情報72,73,74に係る商品毎に、該商品の体積を数字により付与された数値情報である。また、合計仮想体積情報とは、顧客が上記袋(袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89)内にドラッグアンドドロップの操作により入れた上記各商品画像情報72,73,74に付与された数値情報の合計の数値情報である。また、上記仮想容積情報とは、上記袋(袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89)に対応するとともに、上記仮想体積情報に係る数値の和の上限となる上限数値で特定された数値情報である。なお、この仮想体積情報は、上記各商品に係る仮想体積情報の和と比較され、その結果によって、各種の情報処理がなされる。また、上記膨張袋画像情報82,86,87,88,89とは、図9により後で説明するように、膨張していない袋画像情報62よりもやや膨張した膨張袋画像情報、この膨張後の膨張袋画像情報からさらに膨張した膨張袋画像情報、さらに膨張した膨張袋画像情報・・・というように、例えば5段階に亘って袋の膨張の程度がそれぞれ異なる各画像情報である。そして、こうした複数の膨張画像情報82,86,87,88,89は、上記大きさの異なる複数の支払金額情報毎に複数記憶されている。
また、破壊袋画像情報90とは、袋(袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89)が破壊され又は破れた状態を表示する画像情報であり、上記大きさの異なる複数の支払金額情報毎に複数記憶されている。また、上記清算表示情報83とは、顧客11による清算の意思を確認するために使用される情報(クリックされるボタン)であり、文字情報又は画像情報からなる情報である。また、上記再試行情報104,113,123とは、再度複数の商品画像情報をドラッグアンドドロップの操作をすることができる状態にディスプレイ23の表示内容を切り替えることができるように、顧客11がマウス22によりクリックされる情報(ボタン)であり、上記破壊袋画像情報90又は清算表示情報83が表示手段に表示された際に併せて表示される情報である。また、上記グラフ情報102とは、上記仮想容積情報に係る上限数値に対してドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和との比率を示す情報であり、後述するグラフ生成手段により生成される情報である。また、上記商品購入キャンセル用画像情報124とは、後述するように、上記再試行情報104,113,123がクリックされることを条件にディスプレイ23の表示内容に表示されるものであり、商品が詰め込まれた後の袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89の内容として表示された該商品をクリック及びドラッグするとともに、ドロップされる位置を示す画像情報である。なお、この商品購入システム1の実施例においては、この商品購入キャンセル用画像情報124としてはゴミ箱のメタファーの画像とされている。なお、上記カテゴリ情報、商品名、商品価格情報、仮想体積情報は、図2に示す情報対応テーブルで上記記憶手段32に記憶されている。
【0030】
また、上記現在購入内容表示情報77とは、後述する現在購入内容生成手段により生成された情報であり、支払金額情報が異なる複数の袋画像情報の内の何れかがクリックされた場合に、上記ドラッグアンドドロップの操作をされた商品表示画像に対応する商品名とその操作の回数を表示手段であるディスプレイ23に表示する情報である。また、上記購入リスト情報103とは、後述する購入リスト生成手段により生成される情報であり、上記清算表示情報83のクリックを条件に、表示手段であるディスプレイ23に表示される情報であり、上記ドラッグアンドドロップの操作をされた商品表示画像に対応する商品名とその回数並びに該商品に係る価格情報の合計金額を示す情報である。また、上記文字情報55,68,75,76,106,115,116,125,126とは、顧客11に対して次の操作を指示し又は説明するために、各画面表示の内容に応じて表示装置であるディスプレイ23に表示される情報である。また、上記会計情報105とは、上記購入リスト情報103と併せて表示される情報であって、顧客11がドラッグアンドドロップの操作を終え、上記購入リスト情報103に表示された商品の内容で顧客11が購入する内容を確定する際に顧客11がマウス22によりクリックされる情報(ボタン)である。また、上記終了情報114とは、商品の購入を終了させる意思を確認するための情報であって、後述するように、後述する合計仮想体積情報nが、仮想の袋の仮想容積情報よりも大きいと判断した場合に表示手段に表示される情報である。また、上記詰込変数とは、顧客11が商品画像情報72,73,74の袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89へのドラッグアンドドロップの操作をして袋内に商品を詰め込んだ回数をカウントするための変数である。また、上記グラフ生成手段とは、顧客11により選択された特定の袋画像情報62に係る上限数値と、特定の袋画像情報62又は膨張画像情報82,86,87,88,89上にドラッグアンドドロップの操作をされた商品表示画像72,73,74に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和と、を元に上記グラフ情報を生成する機能を有してなるプログラムである。また、上記現在購入内容生成手段とは、特定の袋画像情報62又は膨張画像情報82,86,87,88,89上に商品画像情報72,73,74がドロップされたことに基づき、該特定の袋画像情報62又は膨張画像情報82,86,87,88,89上にドラッグアンドドロップの操作をされた商品画像情報72,73,74に対応する商品に係る商品名とその数から、上記現在購入内容表示情報77を生成する機能を有してなるプログラムである。また、上記購入リスト生成手段とは、上記清算表示情報83のクリックを条件に、上記ドラッグアンドドロップの操作をされた商品画像情報72,73,74に対応する商品名とその数並びに該商品に係る価格情報の合計金額を元に、上記購入リスト情報を生成するプログラムである。
【0031】
また、このインターネット41を介するコンピュータ及びサーバの接続は一般に開放されて何人にも接続するものとしても良く、或いは、パスワード等を用いて販売者12が組織する組織の会員にのみ接続を許可するものとしても良い。また、ここではネットワークをインターネット41として説明しているが、このネットワークとしてイントラネット等の限定された範囲でのみ接続がされるものであっても良い。以下、サーバ31から出力される情報は、顧客11のコンピュータ21のディスプレイ23上に表示されるブラウザアプリケーションにより表示され、また、顧客11はマウス22やキーボードを用いて該コンピュータ21のディスプレイ23上に表示されたリンクやボタンや画像の情報をクリックやドラッグの操作をし、或いはキーボードにより文字情報の入力の操作をすることにより、サーバ31への情報の出力を指示等する。
【0032】
次に、この商品販売システム1により顧客11が販売者12から商品を購入する際の商品販売システム1の動作について、先ず図3に示すフローチャートにより説明する。この顧客11がこの商品販売システム1により商品の購入をする場合には、この顧客11がマウス22等の情報入力手段を操作し、ブラウザアプリケーションのURL欄に直接販売者のウェブページのURLの入力し、或いは、検索エンジンのウェブページの検索結果をクリックし、リンク集等の他のウェブページのリンクをクリック等することにより、該顧客11のコンピュータ21はインターネット41を介してサーバ31へウェブページの表示に必要なデータを請求する。これに対し、サーバ31はカテゴリ画像情報52,53,54及び文字情報55等のウェブページ51の表示に必要なデータを記憶手段32より読み出した上で、インターネット41を介して顧客11のコンピュータ21へ送出し、コンピュータ21のディスプレイ23は販売者12が管理するこの商品販売システム1のトップページとなる図4に示すウェブページ51を表示する(ステップSt1)。なお、詳細は省略するが、上述の方法でこの図4に示すウェブページ51の表示をする前に、予め顧客11と販売者12との間で定められたIDとパスワードの入力を顧客11に要求する図示しないウェブページの情報をサーバ31が送出して顧客11のコンピュータ21のディスプレイ23が表示するものとし、このIDとパスワードが適正なものである場合にのみこの図4に示すウェブページ51を表示するものとしても良い。また、以下この商品販売システム1の説明においては、顧客11のコンピュータ21のウェブページの画面表示を図4にしめすように図示したが、以下この商品販売システム1の説明で図示するウェブページの画面表示はこの商品販売システム1の説明に必要な要素のみを模式的に図示したものである。すなわち、実際に用いられるこの商品販売システム1でのウェブページの表示には、販売者12のロゴマークや、顧客11に対するあいさつ文や、この商品販売システム1についての説明、或いは、以下の顧客11が購入手続を途中でキャンセルする場合にクリックされるキャンセルボタン等も表示されているが、このような表示については図示を省略する。また、顧客11は情報入力手段であるマウス22を用いてコンピュータ21を操作するが、このマウス22の操作に対応して該コンピュータ21のディスプレイ23上にはマウスポインタ(マウスカーソル)が表示されているが、このマウスポインタは図示を省略する。なお、このステップSt1において表示する図4に示すウェブページ51では、3つのカテゴリ画像情報52,53,54と、顧客11がこのウェブページ51に表示されているカテゴリ画像情報52,53,54の中から何れのカテゴリの商品を購入するかについてカテゴリを選択すべきことを促す文字情報55が表示されている。なお、この実施の形態で挙げる商品販売システム1では、販売者12は商品を「野菜」「雑貨」及び「化粧品」の3つのカテゴリに分類しており、図4に示すように、上記カテゴリ画像情報52,53,54はそれぞれ該3つのカテゴリに対応するように表示がされている。
【0033】
そして、これら3つのカテゴリ画像情報52,53,54の何れかがクリックされたことについてそれぞれステップSt2においてコンピュータ21の端末側演算手段24は判断し、これら3つのカテゴリ画像情報52,53,54の何れもがクリックされていない場合には、再度ステップSt2に戻って3つのカテゴリ画像情報52,53,54の何れかがクリックされたかについての判断を繰り返す。また、上記ステップSt2において3つのカテゴリ画像情報52,53,54の何れかがクリックされた場合には、コンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、ステップSt3において、サーバ31のサーバ側演算手段33は、クリックされた3つのカテゴリ画像情報52,53,54の何れかに対応する特定のカテゴリ情報を記憶手段32から読み出す。なお、この実施の形態で挙げる商品販売システム1では、顧客11はステップSt2においてカテゴリ画像情報52をクリックし、「野菜」のカテゴリを選択して今回の購入手続を行うものとして以下説明する。
【0034】
次いで、サーバ31のサーバ側演算手段33は、上記のカテゴリ情報関連する商品に関する情報を読み出すと共に、新たなウェブページ61の表示に必要な情報を記憶手段32から読み出して送出し、これにより顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は画面表示を遷移させて図5に示すウェブページ61を表示する(ステップSt4)。このステップSt4において表示する図5に示すウェブページでは、3つの袋画像情報62,63,64と、該袋画像情報62,63,64それぞれに対応する支払金額情報65,66,67と、顧客11がこのウェブページ61に表示されている袋画像情報62,63,64又は支払金額情報65,66,67の中から何れの支払金額に対応する大きさの袋を用いて商品の購入するかについて、袋の大きさを選択すべきことを促す文字情報68が表示されている。なお、この実施の形態で挙げる商品販売システム1では、販売者12は支払金額を「5,000円」,「3,000円」,「2,000円」とした三種類の仮想的な袋を用意している。また、図5に示すように、上記袋画像情報62,63,64の大きさは、何れもこれらの支払金額の大きさに比例する大きさとされて表示されている。また、上記支払金額情報65,66,67は、画像情報ではなくテキスト情報であって、それぞれ該袋画像情報62,63,64と対応する位置関係で表示がされている。
【0035】
そして、上記コンピュータ21の端末側演算手段24は、この3つの袋画像情報62,63,64又は3つの支払金額情報65,66,67の何れかがクリックされたことについてそれぞれステップSt5において判断し、これら3つの袋画像情報62,63,64又は3つの支払金額情報65,66,67の何れもがクリックされていない場合には、再度ステップSt5に戻って3つの袋画像情報62,63,64又は3つの支払金額情報65,66,67の何れかがクリックされたかについての判断を繰り返す。また、上記ステップSt5において、3つの袋画像情報62,63,64又は3つの支払金額情報65,66,67の何れかがクリックされたと上記コンピュータ21の端末側演算手段24が判断した場合には、該端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、図6に示すステップSt6において、サーバ31はクリックされた3つの袋画像情報62,63,64又は3つの支払金額情報65,66,67のうち顧客11が選択した袋に関する情報、すなわち、仮想容積情報等を記憶手段32から読み出す。なお、膨張袋画像情報や破壊袋画像情報は上記3つの袋画像情報62,63,64に対応してそれぞれ複数種類用意されているが、上記ステップSt5の時点で以降のこの商品販売システム1の動作で用いられる膨張袋画像情報や破壊袋画像情報は特定されるため、この時点で予めサーバ31は記憶手段32から該膨張袋画像情報や破壊袋画像情報を取り出しておいても良い。また、ここで記憶手段32から読み出される仮想容積情報は、商品の体積が仮想的に数字で特定された後述する仮想体積情報に係る数値の和(後述する合計仮想体積情報n)の上限となる上限数値で特定されたものである。この数値は、上記支払金額情報の大きさに比例して大きな数値とされており、このため、支払金額情報が「3,000円」の袋に対応する仮想容積情報は、支払金額情報が「2,000円」の袋に対応する仮想容積情報よりも大きいものとされており、同様に、支払金額情報が「5,000円」の袋に対応する仮想容積情報は、支払金額情報が「3,000円」の袋に対応する仮想容積情報よりも大きいものとされている。また、上記膨張袋画像情報82は、それぞれ特定の袋画像情報に対応しているとともに、膨張の大小の程度に差がつけられて複数設けられている。そして、上記袋画像情報62,63,64から選択された特定の袋画像情報に対応したこれら複数の膨張袋画像情報は、この仮想の袋の中に後述するようにドラッグアンドドロップされた(詰め込まれた)一又は複数の商品の仮想体積情報の和(後述する合計仮想体積情報n)に比例して、より大きく中から膨張した状態の画像となるように対応するものとされている(つまり、袋画像情報は、袋の中に何も入れられていない状態の画像の情報であって、また、膨張袋画像情報は、この仮想の袋内に詰め込まれた商品の合計仮想体積情報nの値が大きなものとなるにつれて、より袋の中から膨張した状態の画像の情報が用いられている)。なお、この実施の形態で挙げる商品販売システム1では、顧客11はステップSt2において袋画像情報62をクリックし、「5,000円」の袋を仮想の袋として選択して、今回の購入手続を行うものとして以下説明する。
【0036】
次いで、サーバ31のサーバ側演算手段33は、上記の袋に関する情報を記憶手段32から読み出すと共に、新たなウェブページ71の表示に必要な情報を記憶手段32から読み出して送出し、これにより顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は画面表示を遷移させて図7に示すウェブページ71を表示する(ステップSt7)。このステップSt7において、図7に示すウェブページ71では、上記ステップSt3において記憶手段32から読み出された商品画像情報72,73,74と、ステップSt5において顧客11により選択された袋である袋画像情報62と、商品を袋に詰め込むべきことを促す文字情報75が表示されている。さらに、上記文字情報75の下方には、図7に示すように、このウェブページ71が表示されている際に顧客11が可能な操作に関する説明、つまり、顧客11が該商品画像情報72,73,74をクリックして該袋画像情報62までドラッグして該袋画像情報62上で該商品画像情報72,73,74をドロップすることにより、この商品販売システム1での商品購入が可能である旨を説明する文字情報76が表示されている(詳細は図示を省略する)。また、上記商品画像情報72,73,74の下方には、後述の方法により袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップされた商品、つまり、顧客11が仮想の袋の中に詰め込んだ商品の一覧とその商品毎の数量を示す現在購入内容表示情報77が表示される。この現在購入内容表示情報77は、記憶手段32に記憶されている前記現在購入内容生成手段により生成されるものである。なお、この商品販売システム1では、販売者12は、今回顧客11が選択したカテゴリである「野菜」に属する商品は「かぼちゃ」「ピーマン」「大根」の三種類の野菜を用意しており、図7に示すように、上記商品画像情報72,73,74の画像の内容は、何れもこれらの野菜「かぼちゃ」「ピーマン」「大根」を表示する。また、サーバ31のサーバ側演算手段33は、以下で説明する商品画像情報72,73,74の袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89へのドラッグアンドドロップの操作をして袋内に商品を詰め込んだ回数をカウントするための変数(以下、詰込変数という。)をmと定め、このmには数値0を代入し、また、ドラッグアンドドロップの操作により現時点で袋内に詰め込まれた商品の仮想体積を合計するための変数(合計仮想体積情報という)をnと定め、このnにも数値0を代入する(ステップSt8)。なお、ここで用いている詰込変数mは、顧客11が一つも商品を袋に詰め込んでいないまま清算処理を行わないようにするためのものであり、このため、詰込変数mが0の場合に表示するウェブページ71には後述する清算処理を開始するための図8に示す清算表示情報83を表示していない。しかしながら、図7に示すウェブページ71では、上記商品画像情報72,73,74,袋画像情報62,文字情報75以外に、図8に示す清算表示情報83が表示されていても良く、この清算表示情報83がクリックされた場合には、後述するステップSt18に進み、図11に示すウェブページ101が表示されるよう動作されるものであっても良く、この場合、清算の処理をする後述する図11に示すウェブページ101では、顧客11が一つも袋の中に商品を詰め込んでいない場合には会計の処理を開始する会計情報105を表示しないものとしても良い。
【0037】
そして、上記コンピュータ21の端末側演算手段24は、この3つの商品画像情報72,73,74の何れかが、ステップSt7により表示されたウェブページ71上の袋画像情報62に対して、又は後述するステップSt15により表示されたウェブページ81上の膨張袋画像情報82に対して、ドラッグアンドドロップの操作がされたか否かを判断する(ステップSt9)。なお、ここでいうドラッグアンドドロップの操作は、一般にコンピュータ上のファイルやフォルダの操作に用いられる操作であって、マウスポインタを画面上のファイルやフォルダのアイコン等に合わせてマウスのボタンを押し(クリックし)て、そのままマウスのボタンを押しながら(クリックしたまま)目的の位置に移動してマウスのボタンを離す操作である。すなわち、この実施の形態に係る商品販売システムにおいて、このドラッグアンドドロップの操作は、具体的には、顧客11のマウス22の操作により、図7に示すウェブページ71に表示された3つの商品画像情報72,73,74の何れかにマウスポインタが合わされて、マウス22をクリックされ、そのままマウス22のボタンを押しながら(クリックされたまま)袋画像情報62上又は膨張袋画像情報82上まで移動され(ドラッグされ)マウス22のボタンが離される(ドロップされる)操作を言う。
【0038】
そして、上記コンピュータ21の端末側演算手段24は、このステップSt9においてこれら3つの商品画像情報72,73,74の何れもが袋画像情報62又は膨張袋画像情報82に対してドラッグアンドドロップの操作がされていないと判断した場合には、ステップSt10において、サーバ31のサーバ側演算手段33は上記詰込変数mが0であるか否かを判断し、該詰込変数mが0である場合(未だ一度もステップSt9で判断するドラッグアンドドロップの操作がされたとは判断されていない場合)には、再度ステップSt9に戻って上記3つの商品画像情報72,73,74の何れかが袋画像情報62又は膨張袋画像情報82に対してドラッグアンドドロップの操作がされたか否かについての判断を繰り返す。また、上記ステップSt10において、上記詰込変数が0ではない場合(既に一回以上ステップSt9で判断するドラッグアンドドロップの操作がされたと判断された場合)には、ステップSt11において、後述するウェブページ81に表示されている清算表示情報83がクリックされたか否かについて判断され、該清算表示情報83がクリックされた場合には、上記コンピュータ21の端末側演算手段24は、その旨をサーバ31に通信し、後述するステップSt16以下の商品の清算の処理(支払金額の精算)に進む。また、上記ステップSt11において、上記清算表示情報83がクリックされていないと判断された場合には、再度上記ステップSt9に戻って3つの商品画像情報72,73,74の何れかが袋画像情報62又は膨張袋画像情報82に対してドラッグアンドドロップの操作がされたかについての判断を繰り返す。なお、上記清算表示情報83とは、上記記憶手段32に予め記憶されている情報であり、顧客による清算の意思を確認するために使用される情報(クリックされるボタン)であり、文字情報又は画像情報からなるものである。
【0039】
また、上記ステップSt9において、上記3つの商品画像情報72,73,74の何れかが袋画像情報62又は膨張袋画像情報82に対してドラッグアンドドロップの操作がされたと判断した場合には、コンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、該サーバ31のサーバ側演算手段33は、上記詰込変数mには1を加える(ステップSt12)。なお、この実施の形態で挙げる商品販売システム1は、顧客11は商品画像情報72を袋画像情報62又は膨張袋画像情報82にドラッグアンドドロップ操作をし、商品「かぼちゃ」を仮想の袋内に詰め込んだものとして以下説明する。
【0040】
上記ステップSt12に続いて、サーバ31のサーバ側演算手段33は、上記合計仮想体積情報nに、上記ドラッグアンドドロップの操作がされた商品画像情報72,73,74の何れかの仮想体積情報を加える(ステップSt13)。すなわち、上記合計仮想体積情報nに、商品画像情報72に係る商品「かぼちゃ」の仮想体積情報(数値)「9」を加える。そして、上記ステップSt13により得られた新たな合計仮想体積情報nを、上記ステップSt6で読み出されている仮想容積情報と比較する(ステップSt14)。ここで、合計仮想体積情報nが仮想の袋の仮想容積情報よりも大きい場合(例えば、該仮想容積情報が「8」である場合)には、この仮想の袋には商品「かぼちゃ」が入りきらずに破壊されたものとし、後述する破壊袋画像情報90を表示するステップSt21以下の再試行画面の処理に進む。
【0041】
また、サーバ31のサーバ側演算手段33は、上記ステップSt14において合計仮想体積情報nが仮想の袋の仮想容積情報と同じかより小さい場合には、新たなウェブページ81に必要な情報を記憶手段32から読み出して送出し、これにより顧客11のコンピュータ21は画面表示を遷移させて図8に示すウェブページ81を表示する(ステップSt15)。このステップSt15において表示するウェブページ81では、図8に示すように、上記ウェブページ71とほぼ同じ構成とされており、商品画像情報72,73,74と、膨張袋画像情報82と、文字情報75,76,現在購入内容表示情報77が表示されている。また、この現在購入内容表示情報77は、これまでに袋画像情報62又は膨張袋画像情報82内にドラッグアンドドロップされた(仮想の袋の中に詰め込まれた)商品の名前と該商品の個数について表示されている。また、このウェブページ81の右側には清算表示情報83が表示される。この清算表示情報83がクリックされた場合には、清算の処理をする(このウェブページ71上での顧客11の購入の手続を終了する)旨の表示がされている。
【0042】
なお、上記膨張袋画像情報82,86,87,88,89は、上述した通り、膨張の大小の程度に差がつけられて複数のものが記憶手段32に記憶されており、このウェブページ81に用いる該膨張袋画像情報82,86,87,88,89は、該ウェブページ81を表示する時点での上記合計仮想体積情報nの大きさに比例した大きさの膨張袋画像情報82,86,87,88,89を上記サーバ31のサーバ側演算手段33が判断して出力し、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24はこれを用いてウェブページ81を表示する。すなわち、支払金額情報が「5,000円」であり、仮想容積情報が50とされた仮想の袋を例に説明すると、この仮想の袋に対応する画像情報としては、図9に示すような一つの袋画像情報62と、該袋画像情報よりやや膨張した状態から徐々に膨張しきった破壊寸前の状態に至る5段階の膨張袋画像情報82,86,87,88,89と、破壊袋画像情報90がサーバ31の記憶手段32に記憶されている。また、これら袋画像情報62及び膨張袋画像情報82,86,87,88,89は、上記ウェブページ81に表示される際に上記合計仮想体積情報nの大きさに対応する膨張袋画像情報が選択されて表示に用いられるものとされており、例えば、合計仮想体積情報が0<n<10の場合には上記膨張袋画像情報82が用いられるものとし、合計仮想体積情報が11<n<20の場合には上記膨張袋画像情報86が用いられるものとし、合計仮想体積情報が21<n<30の場合には上記膨張袋画像情報87が用いられるものとし、合計仮想体積情報が31<n<40の場合には上記膨張袋画像情報88が用いられるものとし、合計仮想体積情報が41<n≦50の場合には上記膨張袋画像情報89が用いられるものとする。なお、合計仮想体積情報nが0である場合(まだ仮想の袋の中に一つも商品が入れられておらず、上記ウェブページ71を表示する場合)には、袋画像情報62が用いられ、また、合計仮想体積情報nが50よりも大きい場合(仮想の袋の中に仮想容積情報を超える量の仮想体積情報の商品が入れられている場合)には、後述する破壊袋画像情報90を表示するステップSt21以下の再試行画面の処理に進む。なお、この仮想の袋の中に商品が入れられている状態の一例としてのウェブページ81では、膨張袋画像情報82が表示されているが、このようにこのウェブページ81を表示する時点での合計仮想体積情報に応じて、適宜膨張袋画像情報82に代えて膨張袋画像情報86,87,88,89を用いてウェブページ81を表示する。なお、これまでの上記ウェブページ81の説明においては、膨張している袋の画像情報としては膨張袋画像情報82についてのみ説明しているが、これは適宜膨張袋画像情報86,87,88,89の何れかに置き換えて表示されるべきものである。また、図9に図示した袋は、支払金額情報が「5,000円」の仮想の袋であるが、この商品販売システム1で用いる他の仮想の袋、すなわちこの実施の形態で説明すれば「3,000円」,「2,000円」の仮想の袋についても、上記のように膨張の段階が複数のものとされた膨張袋画像情報が用意されており、記憶手段32に記憶され必要に応じて選択され、表示手段に表示される。
【0043】
このように上記ステップSt15において上記ウェブページ81に画面遷移がされた場合には、再びステップSt9に戻り、コンピュータ21の端末側演算手段24は、上記3つの商品画像情報72,73,74の何れかが、上記ウェブページ81上の膨張袋画像情報82に対してドラッグアンドドロップの操作がされたことを判断する。このように、この商品販売システム1では、顧客11により上記ステップSt11において清算表示情報83がクリックされ、後述するステップSt16に進むか、或いは、上記ステップSt9において顧客11により商品画像情報72,73,74が袋画像情報62又は膨張袋画像情報82にドラッグアンドドロップの操作がされた結果、合計仮想体積情報nが仮想の袋の仮想容積情報よりも大きいと判断され(仮想の袋には商品が入りきらずに破壊されたと判断され)、後述するステップSt21に進まない限りは、この商品販売システム1の動作はステップSt9及びステップSt12ないしステップSt15の間を繰り返すものとされている。
【0044】
また、コンピュータ21の端末側演算手段24は、上記ステップSt11において、顧客11がウェブページ81上に表示された清算表示情報83をクリックしたと判断した場合には、該コンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、該サーバ31のサーバ側演算手段33は、記憶手段32からグラフ生成手段や購入リスト生成手段に係る情報等を読み出す(図10に示すフローチャートのステップSt16)。そして、サーバ31のサーバ側演算手段33は、先に上記ステップSt6において読み出した顧客11が選択した袋画像情報に対応した仮想容積情報と、上記ステップSt9において顧客11が袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップの操作をした商品の仮想体積情報の和である上記合計仮想体積情報nに基づき、上記グラフ生成手段により、該仮想容積情報と該合計仮想体積情報nとの比率を示すグラフ情報102を生成し、また、購入リスト生成手段により該ステップSt9において顧客11が袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップの操作をした商品の商品名とその回数並びに該商品に係る価格情報の合計金額である購入リスト情報を生成する(ステップSt17)。すなわち、このグラフ情報102は、顧客11が今回の商品の購入において、自身が袋の中にどのくらいの体積の商品を入れたのか、また、あとどのくらいの商品を袋の中に入れることができたのか、を一目で把握できるものとなっている。そして、このグラフ情報102の生成と共に、サーバ31は、新たなウェブページ101の表示に必要な情報を記憶手段32から読み出して送出し、これにより顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、画面表示を遷移させて図11に示すウェブページ101を表示する(ステップSt18)。このステップSt18において表示するウェブページ101では、図11に示すように、上記ステップSt16において記憶手段32から読み出されたグラフ生成手段により生成されたグラフ情報102と、購入リスト情報103と、再試行情報104と、会計情報105と、該購入リスト情報103が袋(袋画像情報)の中に詰め込まれた商品のリストである旨を説明する文字情報106とが表示される。なお、このウェブページ101には、上記再試行情報104及び会計情報105についての説明書きも表示されているが、これについては図示を省略する。なお、上記購入リスト情報103は、上記ステップSt11において清算表示情報83がクリックされた時点において、顧客11が袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップの操作をした商品の(各)名前(商品名),そ(れら)の価格情報及び商品毎の数量を表示するものであると共に、上記ステップSt17で算出した該顧客11がドラッグアンドドロップの操作をした商品の価格情報の合計金額が表示されたものである。このため、上記再試行情報104又は会計情報105をクリックする前に、顧客11は、自身が会計(清算)時に支払う金額である支払金額情報と、実際に該顧客11が購入した商品の価格の合計金額を比較することができることから、上述したような該顧客11のゲーム感覚を高めることができ、また、該再試行情報104又は会計情報105の何れをクリックするかについて顧客11が決定するための参考とすることができる。また、再試行情報104は、これをクリックすることにより上記ステップSt7に戻ることができ(再度図7に示すウェブページ71に戻ることができ)、これにより最初から袋画像情報62に商品画像情報72,73,74をドラッグアンドドロップにより詰め込むことができるものである。また、上記会計情報105は、これをクリックすることにより上記購入リスト情報103の内容で今回の顧客11の購入する商品の内容及び数量を確定し、図示を省略するウェブページにおいて商品の代金の送金方法や顧客11の住所や氏名或いは、購入した商品の発送先の住所等を入力する会計処理のためのウェブページを開くことができる。
【0045】
そして、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、この再試行情報104又は会計情報105の何れかがクリックされたことについてそれぞれステップSt19及びステップSt20において判断し、これら再試行情報104又は会計情報105の何れもがクリックされていない場合には、再度ステップSt19及びステップSt20に戻ってこれら再試行情報104又は会計情報105の何れかがクリックされたか否かについての判断を繰り返す。また、上記ステップSt19において再試行情報104がクリックされた場合には、コンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、サーバ31のサーバ側演算手段33は、記憶手段32からウェブページ71の表示に必要な情報を送出し、上述した通り、再度ステップSt7に戻る。また、上記ステップSt20において会計情報105がクリックされた場合には、サーバ31のサーバ側演算手段33は記憶手段32から上述した通り会計処理のためのウェブページの表示に必要な情報を送出する。なお、この会計処理のためのウェブページは、現在既に多く開設されている商品の販売のためのウェブページで用いられている会計処理のためのウェブページと同様なものであることから、詳細は省略する。
【0046】
また、サーバ31のサーバ側演算手段33が、上記ステップSt14において合計仮想体積情報nが、顧客11がステップSt4でクリックして選択した仮想の袋の仮想容積情報よりも大きいと判断した場合には、図12に示すステップSt25において、サーバ31は先にも読み出した商品画像情報72,73,74,破壊袋画像情報90とともに再試行情報113及び終了情報114等の新たなウェブページ111の表示に必要な情報を記憶手段32から読み出して送出し、これにより顧客11のコンピュータ21は画面表示を遷移させて図13に示すウェブページを表示する(ステップSt22)。このステップSt22において表示する図13に示すウェブページ111では、上述ウェブページ71,81とかなり似た構成とされており、商品画像情報72,73,74と、破壊袋画像情報90と、文字情報115,116及び現在購入内容表示情報77が表示されている。また、この現在購入内容表示情報77は、上述の通り現在購入内容生成手段により生成された情報であって、これまでに袋画像情報62又は膨張袋画像情報82内にドラッグアンドドロップされた(仮想の袋の中に詰め込まれた)商品の名前と該商品の個数について表示されている。また、このウェブページ111の右側には再試行情報113及び終了情報114を表示する。そして、上記文字情報115は、仮想の袋の中に商品を詰め込みすぎたために袋が破れた旨を表示しており、また、上記文字情報116は、上記現在購入内容表示情報77内に表示されている仮想の袋の中に詰め込まれた商品をもとにして、再度商品の詰め込みをするためには再試行情報113をクリックし、また、今回の商品購入の手続を終了するのであれば、終了情報114をクリックすればよい旨を表示している。なお、図示しないが、サーバ31のサーバ側演算手段33により、上記終了情報114がクリックされたと判断された場合には、それまで記憶手段32に記憶された(顧客11がクリックした)袋画像情報62,該袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89にドラッグアンドドロップの操作をした商品の(各)名前(商品名),そ(れら)の価格情報及び商品毎の数量、上記ステップSt17で算出した該顧客11がドラッグアンドドロップの操作をした商品の価格情報の合計金額等の各情報は全て消去される。
【0047】
そして、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、ステップSt22において上記ウェブページ111を表示すると共に、上記再試行情報113がクリックされたか否かを判断する(ステップSt23)。そして、このステップSt23において再試行情報113がクリックされていないと判断した場合には、上記終了情報114がクリックされたことについてステップSt24において判断する。そして、このステップSt24において終了情報114がクリックされていないと判断された場合には、再度、上記再試行情報113がクリックされたか否かを判断する(ステップSt23)。このため、上記ウェブページ111が表示されている場合には、顧客11が上記再試行情報113又は終了情報114をクリックしない限りは、上記ステップSt23及びステップSt24を繰り返す。また、上記ステップSt23において再試行情報113がクリックされたと判断された場合には、後述するステップSt25に進む。また、上記ステップSt24において終了情報114がクリックされたと判断した場合には、顧客11はこの商品販売システム1による商品の購入を継続しないため、終了する。
【0048】
また、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、上記ステップSt23において上記再試行情報113がクリックされたと判断した場合には、該顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、サーバ31は再試行情報123及び商品購入キャンセル用画像情報124等の新たなウェブページ121の必要な情報を記憶手段32から読み出して送出し(ステップSt25)、これにより顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、画面表示を遷移させて図14に示すウェブページ121を表示する(ステップSt26)。このステップSt26において表示するウェブページ121では、図14に示すように、上記破壊袋画像情報90と、この破壊袋画像情報90に重ねて表示されるとともに、これまでに袋画像情報62又は膨張袋画像情報82内にドラッグアンドドロップの操作がされた(仮想の袋の中に詰め込まれた)一又は複数の商品画像情報127と、再試行情報123と、商品購入キャンセル用画像情報124と、文字情報125,126とが表示されている。また、上記破壊袋画像情報90の右側には再試行情報123が表示されており、該再試行情報123の更に右側には商品購入キャンセル用画像情報124が表示されている。また、上記破壊袋画像情報90の上方に表示された文字情報126は、詳細は図示を省略するが、破壊袋画像情報90に重ねて表示された一又は複数の商品画像情報127を、上記商品購入キャンセル用画像情報124上にドラッグアンドドロップの操作をすることによって破壊袋画像情報90内から取り除くことができ、仮想の袋内に詰め込んだ商品を取り出すことができることと、再試行情報123をクリックすることにより再度仮想の袋内(袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89上)に商品(商品画像情報72,73,74)を詰め込むことができるウェブページに画面遷移して詰め込みを再試行することができる旨が表示されている。なお、このウェブページ121の破壊袋画像情報90に重ねて表示された上記一又は複数の商品画像情報127は、上記ウェブページ71にて表示されていた商品画像情報72,73,74と同一のものを用いている。
【0049】
そして、サーバ31がステップSt25において上記ウェブページ121に必要な情報を送出した後、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、該ウェブページ121上において上記商品画像情報127が上記商品購入キャンセル用画像情報124にドラッグアンドドロップの操作がされたことについてステップSt27において判断する。このドラッグアンドドロップの操作は、上述のステップSt9での判断で説明したものと同様なものである。そして、ステップSt27において、上記ドラッグアンドドロップの操作がされたと判断した場合には、コンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、サーバ31は改めてウェブページ121の表示に必要な情報を抄出し、ステップSt28において、コンピュータ21の端末側演算手段24は、上記商品購入キャンセル用画像情報124上でドロップされた商品画像情報127以外の商品画像情報127を再度ドラッグアンドドロップの操作により商品購入キャンセル用画像情報124上にドロップされた商品画像情報127を取り除いた表示をする。そして、このステップSt28における表示をした後、コンピュータ21の端末側演算手段24は、再びステップSt27に戻り、ドラッグアンドドロップの操作がされたか否かを判断する。
【0050】
そして、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、このステップSt27において上記商品画像情報127の何れもが商品購入キャンセル用画像情報124に対してドラッグアンドドロップの操作がされていないと判断した場合には、ステップSt29において、上記再試行情報123がクリックされたかについて判断し、該ステップSt29において該再試行情報123がクリックされていない場合には、再度上記ステップSt27に戻って上記商品画像情報127の何れかが上記商品購入キャンセル用画像情報124に対してドラッグアンドドロップの操作がされたか否かの判断を繰り返す。
【0051】
また、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、上記ステップSt29において、上記再試行情報123がクリックされたと判断した場合には、コンピュータ21の端末側演算手段24はその旨をサーバ31に通信し、サーバ31のサーバ側演算手段33はウェブページの表示に必要なデータを送出し、これにより顧客11のコンピュータ21は画面表示を遷移させて上記図7に示すウェブページ71又は図8に示すウェブページ81と同様なウェブページ(図示は省略する)を表示する(ステップSt30)。また、サーバ31のサーバ側演算手段33は、上記ステップSt8の処理を行い、顧客11のコンピュータ21の端末側演算手段24は、再び顧客11による袋画像情報62又は膨張袋画像情報82に商品画像情報72,73,74のドラッグアンドドロップの操作がされたか否かを判断する(ステップSt9)。すなわち、このステップSt30において表示するウェブページでは、商品画像情報72,73,74と、文字情報75,76と、現在購入内容表示情報77が表示されると共に、袋画像情報62又は膨張袋画像情報82及び清算表示情報83を表示する。つまり、このステップSt30で表示するウェブページでは、上記ステップSt27及びステップSt28において顧客11が商品画像情報127を商品購入キャンセル用画像情報124にドラッグアンドドロップの操作を行うことにより動かした商品画像情報127を除く商品画像情報127が仮想の袋の中に入った状態(詰め込まれた状態)とされており、このため、該仮想の袋の中の状態に応じて該ウェブページでは袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89が適宜選択されて表示され、また、上記現在購入内容表示情報77はこの時点における該仮想の袋の中の商品の名前及び個数等の状態(先にステップSt14において該仮想の袋が破壊された際の該現在購入内容表示情報77より、上記ステップSt27において上記商品購入キャンセル用画像情報124にドラッグアンドドロップの操作により取り除かれた商品に対応する商品に関する情報を除いた状態)が表示されている。そして、上記の通りサーバ31はステップSt8の処理を行い、また、ステップSt9において、コンピュータ21の端末側演算手段24は、顧客11により上記商品画像情報72,73,74を袋画像情報62又は膨張袋画像情報82にドラッグアンドドロップの操作がされたか否かを判断をする。
【0052】
なお、詳細は省略するが、サーバ31は、上記ウェブページ121が表示された際に適宜変数等のフラグ情報を用意し、上記ステップSt27において一度もドラッグアンドドロップの操作がされていない状態か、或いは、上記ステップSt27において一度以上ドラッグアンドドロップの操作がされた状態か、を該フラグ情報により判断できるものとしてもよい。この場合、上記フラグ情報によりまだ一度も上記ステップSt27においてドラッグアンドドロップの操作がされていないと判断される場合には、上記ウェブページ121には再試行情報123を表示しないものとし、また、上記ステップSt29に進む事無く、再度該ステップSt27を繰り返すものとしても良い。
【0053】
なお、上記の商品販売システム1の動作において、顧客11のコンピュータ21には該顧客11の動作毎に新たにウインドウが表示される構成、つまり、顧客11の動作毎に画面表示に遷移される構成とされているが、このような構成とする必要は無い。すなわち、顧客11の操作に応じて一つのウェブページ内での表示の一部分のみが新たに該顧客11の動作に応じて画面表示を変えるものとしても良い。また、このようなウェブページの一部分のみの表示のみを変えるものとする場合には、ウェブページの一部分を入れ子状の構造とするフレームを用いても良く、或いは、ウェブページの一部分のみで動作するAJAXやアドビシステムズ株式会社のフラッシュ、或いは、マイクロソフト株式会社のシルバーライト等の技術により動作するものとしても良い。また、特にこの商品販売システム1がこのような技術により動作するものとしたような場合には、上述の説明では必要に応じて顧客11のコンピュータ21がサーバ31に情報を送信し、その都度これに応じてサーバ31が必要な情報を送出する(返信する)としているが、最初に該顧客11のコンピュータ21にサーバ31にこの商品販売システム1の最初のウェブページの情報の送出をする際に、該商品販売システム1の動作に必要な情報を一度に送出し、この情報により該顧客11のコンピュータ21上で単独で動作するものとし、最終的に確定的な情報に付いてのみ後に該コンピュータ21とサーバ31との間で通信するものとしても良い。また、それぞれのウェブページ上に顧客11がキャンセルボタンを表示させ、これによりいつでも顧客11が購入手続を注することができるものとしても良い。また、この商品販売システム1の動作においては、例えば袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89に商品画像情報72,73,74をドラッグアンドドロップの操作をし、これらの画像情報に対応する画像情報が破壊画像情報90となるタイミングに合わせて物が壊れるような音を出すように、顧客11のマウス22の操作に合わせて音を出すものとしても良い。また、同様に例えば袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89に商品画像情報72,73,74をドラッグアンドドロップの操作をした瞬間に、これら袋画像情報62又は膨張袋画像情報82,86,87,88,89に物が入ってたわむようなアニメーションを表示するものとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの構成を示す模式図である。
【図2】情報対応テーブルを示す表である。
【図3】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの購入する商品のカテゴリを選択する画面を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの購入する商品を詰め込む袋の大きさを選択する画面を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの商品を袋に詰め込む画面を示す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの商品を袋に詰め込む画面を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの商品を詰め込む袋画像情報,膨張袋画像情報及び破壊袋画像情報を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの清算をする画面を示す模式図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの清算をする画面を示す模式図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る商品販売システムの商品購入キャンセル用画像情報が表示された画面を示す模式図である。
【符号の説明】
【0055】
1 商品販売システム
11 顧客
21 コンピュータ
22 マウス
23 ディスプレイ
24 端末側演算手段
31 サーバ
32 記憶手段
33 サーバ側演算手段
41 インターネット
51 ウェブページ
52,53,54 カテゴリ情報
61 ウェブページ
62,63,64 袋画像情報
65,66,67 支払金額情報
71 ウェブページ
72,73,74 商品画像情報
81 ウェブページ
82,86,87,88,89 膨張袋画像情報
83 清算表示情報
90 破壊袋画像情報
101 ウェブページ
102 グラフ情報
104 再試行情報
111 ウェブページ
113 再試行情報
124 商品購入キャンセル用画像情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶手段とこの記憶手段に接続されたサーバ側演算手段とを有するサーバと、
顧客によりこのサーバにネットワークを介して接続されるとともに、情報入力手段,表示手段及びこれら情報入力手段及び表示手段に接続された端末側演算手段を有する情報端末と、を備え、
上記サーバを構成する記憶手段には、複数の商品に関する商品画像情報と、これらの商品の価格に関する価格情報と、これら各商品の体積が仮想的に数字で特定された仮想体積情報と、上記各商品を詰め込む袋に関する袋画像情報と、この袋画像情報に対応し顧客が支払う支払金額に関する支払金額情報と、上記袋に対応するとともに上記仮想体積情報に係る数値の和の上限となる上限数値で特定された仮想容積情報と、上記袋が膨張した状態をその膨張の程度毎に表示する複数の膨張袋画像情報と、上記袋が破壊され又は破れた状態を表示する破壊袋画像情報と、顧客による清算の意思を確認するために使用される清算表示情報と、が記憶され、
上記情報端末を構成する表示手段に、上記複数の商品画像情報、上記袋画像情報又は複数の膨張袋画像情報の何れか1つの膨張画像情報及び上記支払金額情報が表示されている状態において、該情報端末を構成する情報入力手段により、該表示手段に表示された各商品画像情報の何れかがクリックされるとともに、上記袋画像情報上までドラッグされた後に該袋画像情報上にてドロップされたことを条件に、該ドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和と、上記仮想容積情報に係る上限数値とを比較するステップと、
上記仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和が、上記上限数値以下である場合又は該上限数値に満たない場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記複数の膨張袋画像情報の何れか又は上記それまで表示されていた膨張袋画像情報とは異なる別の膨張袋画像情報と、上記清算表示情報とが該表示手段に表示されるステップと、
上記仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和が、上記上限数値を超えた場合又は該上限数値以上である場合には、それまで表示されていた袋画像情報又は膨張袋画像情報に代わって上記破壊袋画像情報が該表示手段に表示されるステップと、
上記膨張袋画像情報が表示されるとともに上記清算表示情報が表示された状態において、該清算表示情報が上記情報入力手段によりクリックされると、上記表示手段には、上記支払金額情報が表示されるとともに、上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和の何れかが表示されるステップと、を備えてなることを特徴とする商品販売システム。
【請求項2】
前記記憶手段には、再試行情報が記憶されてなるとともに、
この再試行情報が、前記破壊袋画像情報が前記表示手段に表示された際に表示され、又は支払金額情報と上記ドロップされた単一の商品の価格情報又は複数の商品の価格情報の和とが該表示手段に表示された際に表示されるステップと、
この再試行情報が前記情報入力手段によりクリックされることを条件に、再度前記複数の商品画像情報と袋画像情報が上記表示手段に表示されるステップを備えてなることを特徴とする請求項1記載の商品販売システム。
【請求項3】
前記記憶手段には、グラフ生成手段が記憶されてなるとともに、
前記清算表示情報がクリックされると、前記表示手段には、前記仮想容積情報に係る上限数値に対してドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和との比率を示すグラフ情報が生成され、該グラフ情報が上記表示手段に表示されるステップを備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの商品販売システム。
【請求項4】
前記記憶手段に記憶された袋画像情報は、前記商品を詰め込む複数の袋に関する情報であるとともに、前記支払金額情報、仮想容積情報、膨張袋画像情報並びに破壊袋画像情報は、それぞれこれら複数の袋に対応した複数のものであり、
前記表示手段に、複数の袋に関する袋画像情報と、これら複数の袋に関する袋画像情報に対応した状態で上記各支払金額情報が表示されている状態において、
前記情報入力手段により、上記複数の袋に関する袋画像情報の何れかがクリックされることを条件に、前記ドロップされた商品に対応する仮想体積情報に係る数値又はこれらの数値の和と比較される仮想容積情報に係る上限数値は、該クリックされた袋画像情報に係る特定の袋の仮想容積情報の上限値とされることを特徴とする請求項1,2又は3記載の何れかの商品販売システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−98978(P2009−98978A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−270737(P2007−270737)
【出願日】平成19年10月17日(2007.10.17)
【出願人】(507327822)合同会社Tsumecom (1)
【Fターム(参考)】