説明

嘔吐物処理収納容器

【課題】嘔吐物の発生する場は多岐に渡るが、その収容や処理過程には危険が伴う事が多い。嘔吐物の収容処理者が細菌やウイルスから身を守り、更に収容物が安全確実に処理されて感染を防ぎ、しかも安価な収容容器を提供する。
【解決手段】仕切り板で二つの部屋に区分けされた長方体箱の一方の部屋で、天井部と底部、二つの壁部に連続するミシン目を配置し、使用時にミシン目を破ると嘔吐物収容部屋と蓋部7に分かれる。蓋部7は壁部のミシン目に仕切り板5に対して45〜65度の角度を保有するので、嘔吐物やゲル化した嘔吐物を収容する際に箒としての機能を有して迅速処理に寄与する。嘔吐物収容部屋は使用した材料や道具を投入した後、蓋部を被せて不衛生領域として閉じ込める。次いで、仕切り板5で区切られた衛生領域の部屋に配置した袋9を部屋の壁に設けた窓から引き出し、長方体箱全体を包んで密封する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は体調不良によって起こる嘔吐物を収容、清浄処理する際の処理収納容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、嘔吐が発生する環境では予期できる場合は袋などに吐くことで嘔吐物を収容できるが、嘔吐袋等を準備できないことも多々あるのが実態である。この際、嘔吐物を紙や布で拭き取る、或いは大鋸屑をかけて水分を吸収する、高吸水性樹脂を振りかけて水分をゲル化した後、箒などで掃き集めて袋等に収容している場合が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−13948号 公報
【特許文献2】特開平6−154794号 公報
【実用新案文献】
【0004】
【非特許文献】「ホワイトプロダクト株式会社 ゲロポン」
【実用新案文献1】
登録第143048号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
嘔吐物を収容、清浄処理する際、ウイルスや細菌に感染した感染者の嘔吐物で汚染された環境では危険を伴う。嘔吐物中の細菌やウイルスは飛沫感染で汚染拡大するものが多いが、嘔吐物が乾燥すると埃や塵などと共に舞い上がると更なる拡大を引き起こす。近年、ウイルス等に汚染された嘔吐物処理に対して感染予防に配慮してきているが、嘔吐物ゲル化剤を容器から振り掛けて使用する際、容器が複数回使用されて汚染されたのを知らずに使用しているなど万全とはいえない状況である。そこで、嘔吐物は感染物であるか否か不明の場合が多いが、何れに関わらず嘔吐物を迅速且つ安全に収容、処理できる手段の提供が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく本発明者らは鋭意検討した結果、上記の課題は次のような手段によって解決することがわかった。
本発明の嘔吐物処理収納容器は紙製で段ボール用紙、クラフト紙、上質紙、或いは紙にポリエチレンのラミネートを施したものが望ましい態様である。仕切り板で二つの部屋に区切られた長方体箱で、一方の部屋は天井部、底部で仕切り板に平行、二つの壁部では仕切り板に対して45度〜65度の傾斜角度を有す連続する切り取り用のミシン目を切り離す。つまり、長方体箱の壁面を仕切り板に対して45度〜65度の角度で切断して二つの収容部位となす。嘔吐物の収容に必要な材料、道具は別に準備してもよいが、ミシン目のある部屋に嘔吐物収容処理のための材料や道具を予め入れておけば、簡単に準備できるので便利である。嘔吐物が発生した場合、長方体箱のミシン目から切り取って二つの収容部位としたら、手袋、マスク、帽子、エプロン、シューズカバー等を装着後、消毒剤を嘔吐物に噴霧し、次に嘔吐物ゲル化剤を振りかけると20〜30秒でゲル化する。ゲル化した嘔吐物は清浄紙などで拭き取り、切り離した壁のない入り口から該部屋に投入し、残りのゲル化した嘔吐物をミシン目で切り取った部位の長辺のミシン目を箒として、切り離した壁のない部屋に掃き入れる。嘔吐物のあった場所に再び消毒剤を噴霧又は振り掛け後、清浄紙等で拭きとり嘔吐物を掃き入れた部屋に投入する。清浄作業が終了したら使用手袋、マスク、帽子、エプロン、シューズカバー等を外して嘔吐物を掃き入れた部屋に投入し、ミシン目で切り離した箒部を有す部位を壁のない部屋の入り口から仕切り板に向かって挿入する。この際、汚れている箒部位が部屋の内壁に沿って挿入することが望ましい。それには、箒部にある二つの壁を内側に折り曲げて挿入することで解決でき、嘔吐物が付着した面を長方体箱の外面から極力排除する事ができる。つまり、該部屋は不衛生物質をまとめた領域である。
次に、長方体箱のもう一方の部屋は不衛生物質と仕切り板で隔離された衛生領域であり、この部屋の中に配置した袋を部屋の壁に設けた窓穴から引き出し長方体箱全体を包んで密封することで、上記課題を解決できることがわかった。この際、袋はポリエチレンが望ましいが、炭酸カルシウムを含有するポリエチレンは燃焼時の炭酸ガス減量と袋の不透明化の効果を得る態様である。更に、嘔吐物処理に際して予め不衛生領域の部屋に嘔吐物用ゲル化剤、手袋、マスク、帽子、エプロン、シューズカバー、消毒液、清浄紙等を配置しておけば、本考案の長方体箱だけで自己完結処理でき、上記課題を迅速、安全に解決できる。
【発明の効果】
【0007】
従来の嘔吐物処理で使用されていた大鋸屑を振りかけて水分量を調節後、或いはゲル化剤を振りかけた後ゲル化した嘔吐物を、箒で塵取りに回収し更に所定の場所に集積、処理の工程をたどることが一般的である。本発明は、嘔吐物を処理、収容する作業において、機能を集約した道具を使用して、安全で衛生的且つ短時間に行うことができる。又、衛生領域と不衛生領域に仕切られた単一容器を発明したことで、作業時間の短縮とウイルスや細菌からの感染による危険を大幅に低下することができた。更に、衛生領域から引き出した袋で不衛生領域を包み込む構造になっているので二次感染の危険が極めて小さくなった。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の簾状の箒を保持した蓋と身から成る嘔吐物収容容器の見取り図 ゲル化した嘔吐物を箱に収容する時に使用する簾状の箒と密封するための箱である。
【図2】本発明の長方体箱の透視斜図 使用前の嘔吐物を収容するための長方体箱である。
【図3】本発明の長方体箱をミシン目で切り離した状態の透視斜図 ミシン目の切り取り部を切り離した状態図である。
【図4】本発明の先曲がりミシン目の拡大見取り図 ミシン目形状が先曲がりの拡大図
【図5】本発明の嘔吐物収容時の見取り図 嘔吐物をゲル化剤でゲル化後、蓋部の箒部で掃き入れる図である。
【図6】本発明の嘔吐物収集後、袋に密封した時の見取り図 汚れた嘔吐物や道具等を不衛生領域の部屋に収納し、衛生領域の部屋から袋を引き出して長方体箱全体を包み、密封した図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の嘔吐物処理収納容器を使って嘔吐物の液分を吸収、固化する場合において、図2の6−1、6−2、6−3のミシン目を切り離すと図3の三つの部材に分かれる。次いで、予め準備した手袋、マスク、帽子、エプロン、シューズカバーを装着し、嘔吐物ゲル化剤、消毒液、清浄用紙を使用できる状態に置く。嘔吐物に消毒剤を噴霧或いは振りかけた後、嘔吐物ゲル化剤を振りかけて嘔吐物をゲル化する。ゲル化した嘔吐物10は清浄紙を用いて部屋4の箱中に拭き入れ、残ったゲルは先に外した蓋部7の箒部7−1で不衛生領域の部屋4の箱中に掃き入れ収容する。嘔吐物が存在した場所に再度消毒液を噴霧或いは振りかけて清浄用紙で拭き取って先の部屋4に収容する。嘔吐物の収容処理が終了したら、使用した手袋、マスク、帽子、エプロン、シューズカバーを外して不衛生領域の部屋4に収容して蓋部7をこの部屋4の内壁に沿って挿入する。この際、蓋部7の壁部7−2を内側に折り曲げることで容易に挿入できる。次いで、仕切り板5で区切られた衛生領域の部屋3に配置した袋9の先端9−1を該部屋3の窓8から引き出して長方体箱全体を包み込んで密封する。つまり、嘔吐物の収容に関わる物は部屋2と蓋部5の不衛生領域に全てまとめる構造であり、衛生領域である部屋3からの袋9で全てを包み、素早く密封することで嘔吐物中のウイルスや細菌等を空中に飛散させずに封じ込めることができて安全性が高まった。
本発明の嘔吐物処理収容容器は嘔吐物量に対応するため、長方体箱の大きさは150〜250mm×150〜350mm×40〜60mmで、材質は紙材が好ましく詳しくは段ボール紙、クラフト紙、上質紙、ポリエチレンラミネートを施した紙が好ましい態様である。又、袋は長方体箱を包んで縛って密封するために、300〜450mm×300〜500mmで厚さ0.02〜0.05mmが好ましく、材質はポリエチレンで炭酸カルシウムを含有したものが好ましい態様である。最終的な形態は図3の状態となる。
【実施例1】
【0010】
本発明を実施例によって更に具体的に説明する。但し、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。図1の身部1と蓋部2から成る箱容器を使って嘔吐物の収容処理を行った。箱容器は段ボール製で身部1は200mm×250mm×50mm、蓋部2は202mm×30mm×52mmで箒部を付属する辺は202mm×50mmの長さを蓋の挿入方向に伸ばした形状である。嘔吐物200gの収容処理を次の手順により行った。マスク、帽子、エプロン、シューズカバー、手袋を装着したら、嘔吐物に0.1%次亜塩素酸ナトリウム液30ccを、次いでアクリル酸ナトリウムを主成分とする嘔吐物ゲル化剤15gを振り掛けて嘔吐物をゲル化した。清浄紙で拭いて箱の入り口1−1から投入、ゲルの残りを蓋部2の箒部2−2で先の身部入り口1−1から掃き入れた。更に、嘔吐物があった場所に0.1%次亜塩素酸ナトリウム20ccを振り掛けて5分放置、ゲル化剤10gを振り掛けてゲル化後、先の蓋部2の箒2−2、簾2−3を使って身部1に掃き入れた。その後、装着した道具を身部1に納めて蓋部2を嵌合した。この際、蓋を嵌合する操作は簡単であるが、汚れた蓋の箒部2−2が水分を含んで見た目が汚いのが気になるが、収容処理作業に支障はなかった。箱容器は身部1の窓から引き出したポリエチレン袋9で包んで縛り密封して作業は完了した。蓋部を身の内側に嵌合するものでも汚れが生じるが、実際処理する上で支障はない。
【実施例2】
【0011】
図2は本発明の長方体箱11の使用前の透視斜図であるが、長方体箱11は段ボール製で200mm×300mm×50mmを使用した。壁部4−3のミシン目角度が60度の単目で、幅10mmの二重のミシン目部6−1、6−2と繋がって長方体箱11の周りを一回転しながら引き破ると、図3の様になる。本例では切り離した部材7の壁から天井部と底部のミシン目までの距離が、100mmと20mmとした。この後、予め準備したゴム手袋、マスク、帽子、エプロン、シューズカバーを装着し、嘔吐物200gを床に広げたものの処理に取り掛かった。まず、嘔吐物10に消毒用の3%過酸化水素液を噴霧器により約15ml噴霧し、ポリアクリル酸ナトリウムを主成分とする1回の使い切りで20gが包装された嘔吐物ゲル化剤約15gを振りかけ3分放置後、上から清浄用の紙で覆い図3の不衛生領域の部屋4に包み入れる。ゲル化した嘔吐物10の残りは図5の如く、蓋部7の箒部7−1を使って部屋4に掃きこむ。次に、嘔吐物が存在した場所に3%過酸化水素約20mlを流し3分放置後、先のゲル化剤の残り約5gを振り掛けて蓋部7の箒部7−1で不衛生領域の部屋4に掃き入れる。嘔吐物の処理が終了したら、装着した帽子、エプロン、マスク、シューズカバー及びゲル化剤、消毒用の容器、清浄紙の残り、長方体箱の切り取り部6−1,6−2そしてゴム手袋を外して不衛生領域の部屋4に納め、蓋7の壁部7−2を内側に折り曲げて部屋4の内壁に沿って挿入する。次いで、衛生領域の部屋3の窓8から370mm×500mmの炭酸カルシウム含有のポリエチレン袋9を引き出して、長方体箱11の全体を包み、袋9の入り口9−1を縛って9−2で密封した。このときの状態が図6である。この処理を4名が行い掛った時間の平均は9.6分であった。予め心の準備ができている中での測定であった点を割り引いても、取り扱いが簡便でしかも収容処理で使う道具、材料が使い切りであるので二次汚染災害を防止できる。
【実施例3】
【0012】
本発明の長方体箱11はクラフト紙で、200mm×300mm×50mmを使用した。壁部4−3のミシン目角度が45度で幅10mmの二重のミシン目部6−1,6−2を図4の先曲がりの形状にし、壁部のミシン目6−3は単目としたもので長方体箱11の一周を回しながら引き破る。直線のミシン目と、先曲がりミシン目で引き破るのに大きな差がないことが分かった。切り離した部材7の壁から天井部と底部のミシン目までの距離が、50mmと20mmとした。この後、予め部屋4に配置した次亜塩素酸ナトリウム液、ゲル化剤を除くゴム手袋、不織布製のマスク、帽子、袖付きエプロンを装着し、嘔吐物250gを床に広げたものの処理に取り掛かった。まず、部屋4から取り出した次亜塩素酸ナトリウム液50mlのうち約25mlを嘔吐物10に噴霧し、アクリル酸ナトリウムとカオリンを主成分とする嘔吐物ゲル化剤15gを振り掛けて20秒間静置し、清浄紙で拭き取り部屋4に入れ、ゲル化した残渣を蓋部7の箒部7−1を使って不衛生領域の部屋4に掃きこむ。次に、嘔吐物が存在した場所に次亜塩素酸ナトリウム液20mlを流して3分放置後、先のゲル化剤を振り掛けて蓋部7の箒部7−1で不衛生領域の部屋4に掃き入れる。ここで使用した嘔吐物用の次亜塩素酸ナトリウムは6%液を50倍に希釈したものを使用した。嘔吐物のゲル化剤は瞬時に働き、蓋部7の箒部7−1の機能もほぼ満足できるものであったが、蓋部7の壁から天井部までの距離が長いほうが使いやすいことが分かった。嘔吐物の収容処理が終わったら、装着した帽子、エプロン、マスク、シューズカバー及びゲル化剤の残り、消毒用の50mlプラスチック容器、清浄紙の残り、長方体箱の切り取り部6−1、6−2そしてゴム手袋を外して不衛生領域の部屋4に納め、蓋7の壁部7−2を内側に折り曲げて部屋4の内壁に沿って挿入する。使用済みの材料と道具の収納作業は不衛生領域の部屋4に程よく収まることが分かった。この後、仕切り板5で区切られた衛生領域の部屋3の窓8から400mm×500mmの炭酸カルシウム含有のポリエチレン袋7を引き出して、長方体箱9の全体を包み、袋9の入り口9−1を縛って9−2で密封した。本例においても使い勝手が良く、短時間、安全に収容作業を完結できる。
【産業上の利用可能性】
【0013】
嘔吐物が頻繁に発生する場としては、病院、介護の場、学校、乗り物、飲食の場等多岐に渡るが、その処理に細心の注意が払われてはいない。目に見えない細菌やウイルスを迅速で安全に封じ込め、処理する方法を安価に提供することが感染者を増やさない為の唯一の方法である。本発明により、嘔吐物を処理する人の安全はもちろん、二次感染を大幅に防止でき、しかも低価格での供給が可能となったので急速な普及が見込める。また、コンパクトな設計で携帯用として備えることができるのは勿論、本発明のみで処理が完結する自己完結型であるので利用範囲が大きく広がった。
【符号の説明】
【0014】
1 ・・・・・ 箱の身部
1−1 ・・・・・ 箱の身部入り口
2 ・・・・・ 箱の蓋部
2−1 ・・・・・ 箱の蓋部嵌合部
2−2 ・・・・・ 蓋部の箒部
2−3 ・・・・・ 蓋部の篩型箒部
3 ・・・・・ 衛生領域の部屋
3−1 ・・・・・ 衛生領域の部屋の天井部
3−2 ・・・・・ 衛生領域の部屋の底部
4 ・・・・・ 不衛生領域の部屋
4−1 ・・・・・ 不衛生領域の部屋の天井部
4−2 ・・・・・ 不衛生領域の部屋の底部
4−3 ・・・・・ 不衛生領域の部屋の壁部
5 ・・・・・ 仕切り板
6 ・・・・・ ミシン目の切り取り部
6−1 ・・・・・ 天井部のミシン目の切り取り部
6−2 ・・・・・ 底部のミシン目の切り取り部
6−3 ・・・・・ 壁部のミシン目の切り取り部
7 ・・・・・ 蓋部
7−1 ・・・・・ 蓋部の箒部
8 ・・・・・ 衛生領域の部屋の窓
9 ・・・・・ 袋
9−1 ・・・・・ 袋の入り口
9−2 ・・・・・ 袋の縛り口
10 ・・・・・ 嘔吐物
11 ・・・・・ 長方体箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身と蓋から成る箱体で、蓋部が箒の役割を果たして嘔吐物や嘔吐物のゲル化物を身部に掃き入れる事を特徴とする嘔吐物処理収納容器。
【請求項2】
前記、請求項1記載の嘔吐物処理収納容器で、身部に袋を配置して壁部に有した窓穴から袋を引し箱体を包める構造であることを特徴とする嘔吐物処理収納容器。
【請求項3】
仕切り板で区切られた連続する二つの部屋を有す長方体箱で、一方の部屋は天井部、底部、二つの側壁部に切り取り用の連続するミシン目を配して、その部位から切り離すことができることを特徴とする嘔吐物処理収納容器。
【請求項4】
前記、請求項3記載の嘔吐物処理収納容器で、天井部と底部の切り取り用のミシン目は長方体箱の仕切り板に平行で、二つの側壁に設けたミシン目は仕切り板に対して45度〜65度の角度を有し、天井部、底部と連続して切り離せるミシン目であることを特徴とする嘔吐物処理収納容器。
【請求項5】
前記、請求項3,4記載の嘔吐物処理収納容器で、ミシン目を配していない部屋の中に袋を配置し、壁部に窓穴を有して該穴から袋を引き出せる構造である事を特徴とする嘔吐物処理収納容器。
【請求項6】
前記、請求項3、4、5記載の嘔吐物処理収納容器で、ミシン目を配していない部屋の中に配置した袋の一部が部屋に固定され、壁部の窓穴から引き出しやすい構造である事を特徴とする嘔吐物処理収納容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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