説明

回線交換フォールバックプロシージャ

CSフォールバックプロシージャは、ハンドオーバ動作がCSフォールバック中に行われるときに起こり得る競合を扱う。アクセス端末のためにCSフォールバックが開始され、次いで、CSフォールバックが完了する前にそのアクセス端末のハンドオーバが開始された場合、ハンドオーバのためのターゲットは、ターゲットが適切なCSフォールバック動作を実行し得るようにCSフォールバックについて通知される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、各々の開示が参照により本明細書に組み込まれる、2009年10月30日に出願され、代理人整理番号第100219P1号を付与された、同一出願人が所有する米国特許仮出願第61/256,479号、2009年11月6日に出願され、代理人整理番号第100219P2号を付与された、米国特許仮出願第61/259,013号の利益および優先権を主張する。
【0002】
本出願は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、限定はしないが、回線交換フォールバックプロシージャ(circuit switched fallback procedures)に関する。
【背景技術】
【0003】
序論
ワイヤレス通信ネットワークは、画定された地理的エリア内のユーザに様々なタイプのサービス(たとえば、ボイス、データ、マルチメディアサービスなど)を提供するために、その地理的エリアにわたって展開され得る。典型的な実装形態では、ネットワークによってサービスされる地理的エリア内で動作しているアクセス端末(たとえば、セルフォン)にワイヤレス接続性を与えるために、(たとえば、様々なセルに対応する)アクセスポイントがネットワーク全体にわたって分散される。
【0004】
一般に、所与の時点において、アクセス端末は、これらのアクセスポイントのうちの所与の1つによってサービスされることになる。アクセス端末が、現在のサービングアクセスポイントに関連する所与のセル内でローミングするとき、アクセス端末における信号状態は変化することがあり、それにより、アクセス端末は、別のアクセスポイントによってより良くサービスされ得る。したがって、アクセス端末のモビリティを維持するために、アクセス端末はそのサービングアクセスポイントから他のアクセスポイントにハンドオーバされ得る。
【0005】
さらに、場合によっては、パケット交換(PS)ネットワーク上のアクセス端末は、回線交換(CS)ネットワークにハンドオーバまたはリダイレクトされる必要があり得る。たとえば、いくつかのタイプのワイヤレスネットワークは、排他的なパケット交換ネットワークであり、それにより、すべてのトラフィックは、パケット(たとえば、インターネットプロトコル(IP)パケット)を介してコアネットワークを通してルーティングされる。しかしながら、いくつかのタイプのアクセス端末は、(たとえば、マルチメディアデータのための)パケット交換接続性と、(たとえば、ボイス呼およびショートメッセージサービス(SMS)通信のための)回線交換接続性とをサポートし得る。したがって、パケット交換ネットワークは、アクセス端末をCS無線アクセス技術(RAT)にハンドオーバまたはリダイレクトすることをサポートし得る。特定の例として、3GPP進化型パケットシステム(EPS)は、Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN)によってサービスされるアクセス端末のためのCSインフラストラクチャの再使用によって、ボイスおよび他のCS領域サービス(たとえば、SMS)のプロビジョニングを可能にするCSフォールバック(CSFB)プロシージャをサポートする。したがって、E−UTRANに初めに接続されたCSフォールバック対応端末は、GSM(登録商標) EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM EDGE Radio Access Network)、UTRAN、cdma2000 RAN、または何らかの他のRATを介してCS領域(たとえば、2Gまたは3Gネットワーク)にアクセスするためにCSフォールバックプロシージャを使用し得る。
【0006】
いくつかの状況では、CSフォールバックプロシージャ中に、アクセス端末のハンドオーバが呼び出され得る。したがって、これらおよび他の状況下でCSフォールバックを扱うための有効な技法が必要である。
【発明の概要】
【0007】
本開示のいくつかの例示的な態様の概要について以下で説明する。本概要は、読者の便宜のために与えられ、本開示の幅を完全に定義するわけではない。便宜上、いくつかの態様という用語は、本明細書では、本開示の単一の態様または複数の態様を指すために使用され得る。
【0008】
本開示は、いくつかの態様では、ハンドオーバプロシージャとCSフォールバックプロシージャとが同時に呼び出されたときに起こり得る競合を効果的に扱うロバストなCSフォールバックプロシージャに関する。たとえば、アクセス端末のためにCSフォールバックが開始され、次いで、CSフォールバックが完了する前にそのアクセス端末のハンドオーバが開始された場合、ハンドオーバのためのターゲットは、ターゲットがCSフォールバックを完了し得るようにCSフォールバックについて通知される。
【0009】
本開示は、いくつかの態様では、CSフォールバックを可能にするために、モビリティマネージャなどのエンティティによって実行され得る動作に関する。これらの動作は、初めに、アクセス端末のためのサービングアクセスポイントへのCSフォールバックインジケータを備えるメッセージを送ることを含む。次いで、ソースアクセスポイントからターゲットアクセスポイントへのアクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断すると、CSフォールバックインジケータを備えるメッセージがターゲットアクセスポイントに再送される。
【0010】
本開示のこれらおよび他の例示的な態様について、以下の詳細な説明および添付の特許請求の範囲、ならびに添付の図面において説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本明細書で教示する、CSフォールバックをサポートするように適応された通信システムのいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図2】本明細書で教示する、CSフォールバックを行うために実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。
【図3】本明細書で教示する、CSフォールバックのための例示的なコールフローの簡略図。
【図4】X2ハンドオーバ(たとえば、eノードB間の直接インターフェースを介したハンドオーバ)またはS1ハンドオーバ(たとえば、eノードBを介したMMEインターフェースへのハンドオーバ)中に、CSフォールバックを可能にするために実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。
【図5】モビリティマネージャ間でCSフォールバック情報を送ることをサポートするように適応された通信システムのいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図6】CSフォールバック中に行われるハンドオーバプロシージャを阻止することに関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。
【図7】ハンドオーバ中にCSフォールバック情報を転送することに関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。
【図8】ハンドオーバが示された場合にアクセス端末がCS無線アクセス技術(RAT)に遷移することに関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。
【図9】通信ノードにおいて採用され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図10】通信構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図11】本明細書で教示する、CSフォールバックを行うように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
慣例によれば、図面中に示された様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は、わかりやすいように任意に拡大または縮小されることがある。さらに、図面のいくつかは、わかりやすいように簡略化されることがある。したがって、図面は、所与の装置(たとえば、デバイス)または方法の構成要素のすべてを示しているわけではない。最後に、明細書および図の全体にわたって同じ特徴を示すために同じ参照番号が使用されることがある。
【0013】
本開示の様々な態様について以下で説明する。本明細書の教示は多種多様な形態で実施され得、本明細書で開示されている特定の構造、機能、またはその両方は代表的なものにすぎないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様は他の態様とは独立に実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つ以上は様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置を実現し、または方法を実施し得る。さらに、本明細書に記載の態様のうちの1つまたは複数に加えて、あるいはそれら以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置を実装し得、またはそのような方法を実施し得る。さらに、態様は、請求項の少なくとも1つの要素を備え得る。
【0014】
図1に、例示的な通信システム100(たとえば、少なくとも1つの通信ネットワークの一部)のいくつかのノードを示す。説明のために、本開示の様々な態様について、互いに通信する1つまたは複数のアクセス端末、アクセスポイントおよびネットワークエンティティのコンテキストにおいて説明する。ただし、本明細書の教示は、他のタイプの装置、または他の用語を使用して参照される他の同様の装置に適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、様々な実装形態では、アクセスポイントを基地局、ノードB、eノードBなどと呼ぶこと、または基地局、ノードB、eノードBなどとして実装することが可能であり、アクセス端末をユーザ機器、移動局などと呼ぶことまたはユーザ機器(UE)、移動局などとして実装することが可能である。
【0015】
システム100中のアクセスポイントは、1つまたは複数のサービス(たとえば、ネットワーク接続性)を、システム100のカバレージエリア内に設置されるか、またはシステム100のカバレージエリア全体にわたってローミングする1つまたは複数のワイヤレス端末(たとえば、アクセス端末102)に提供する。たとえば、様々な時点で、アクセス端末102は、アクセスポイント104、アクセスポイント106、アクセスポイント108、またはシステム100中の何らかの他のアクセスポイント(図示せず)に接続し得る。それらのアクセスポイントの各々は、ワイドエリアネットワーク接続性を可能にするために、(便宜上、ネットワークノード110および112によって表される)1つまたは複数のネットワークノードと通信し得る。
【0016】
これらのネットワークエンティティは、たとえば、1つまたは複数の無線および/またはコアネットワークエンティティなどの様々な形態をとり得る。したがって、様々な実装形態では、ネットワークエンティティは、(たとえば、運用、アドミニストレーション、管理、およびプロビジョニングエンティティによる)ネットワーク管理、呼制御、モビリティ管理、ゲートウェイ機能、インターワーキング機能のうちの少なくとも1つなどの機能、または何らかの他の好適なネットワーク機能を表し得る。いくつかの態様では、モビリティ管理は、追跡エリア、ロケーションエリア、ルーティングエリア、またはいくつかの他の好適な技法を使用することによってアクセス端末の現在のロケーションを追跡することと、アクセス端末のページングを制御することと、アクセス端末のためのアクセス制御を行うこととに関する。また、これらのネットワークエンティティの2つ以上が共同設置され得、および/または、これらのネットワークエンティティの2つ以上がネットワーク全体にわたって分散し得る。
【0017】
システム100は、ハンドオーバがフォールバックプロシージャ中に行われるときでもロバストなCSフォールバックプロシージャを行うように適応される。図1の例では、初めに、アクセスポイント104は、アクセス端末102のためのサービングアクセスポイントである。アクセス端末102は、(対応する破線によって表されるように)ネットワークにメッセージを送ることによってCSフォールバックを開始する。図1の例では、このメッセージは、モビリティ管理エンティティ(MME)などのモビリティマネージャ114に送られる。このメッセージに応答して、モビリティマネージャ114は、初めに、(対応する破線によって表されるように)CSフォールバックインジケータを含むメッセージを、アクセス端末102のための現在のサービングアクセスポイントに送る。このようにして、サービングアクセスポイントは、アクセス端末102のための適切なCSフォールバックプロシージャを開始し得る。
【0018】
いくつかの状況では、アクセスポイント104は、アクセス端末102が別のアクセスポイントにハンドオーバされるべきであると判断し得る(または判断するのを支援し得る)。図1の例では、アクセスポイント104は、ハンドオーバのためのソースアクセスポイントであり、アクセスポイント106は、ハンドオーバのためのターゲットアクセスポイントである。したがって、アクセスポイント104は、機能ブロック116によって表されるように、このハンドオーバを開始する。
【0019】
場合によっては、モビリティマネージャ114が、CSフォールバックプロシージャを開始したというメッセージを受信した後、アクセス端末のハンドオーバが開始される。従来のシステムでは、アクセス端末がターゲットアクセスポイント106に移ると、ソースアクセスポイント104を介した前のCSフォールバックプロシージャは失われる。これにより、極めて悪いユーザエクスペリエンスが生じる。たとえば、開始されたCS呼は中断され得、および/またはアクセス端末102は着信CS呼を受信することができないことがある。
【0020】
そのような問題に対処するために、モビリティマネージャ114は、(機能ブロック118によって表されるように)アクセス端末102のハンドオーバがCSフォールバックプロシージャ中に行われるかどうかを判断するように構成される。この状態が識別されると、モビリティマネージャ114は(機能ブロック120および対応する破線によって表されるように)CSフォールバックインジケータをもつメッセージをターゲットアクセスポイント106に再送する。このようにして、ターゲットアクセスポイント106は(機能ブロック122によって表されるように)CSフォールバックプロシージャを続け得る。したがって、ターゲットアクセスポイント106は、アクセス端末102をCS RATに(たとえば、アクセスポイント108に)ハンドオーバまたはリダイレクトし得る。
【0021】
次に、本明細書で教示する、CSフォールバックを行うために実行され得る例示的な動作について、図2のフローチャートに関連してより詳細に説明する。便宜上、図2の動作(または、本明細書で論じるかまたは教示する他の動作)については、特定の構成要素(たとえば、図1、図5、および図9の構成要素)によって実行されるものとして説明する。ただし、これらの動作は、他のタイプの構成要素によって実行され得、異なる個数の構成要素を使用して実行され得ることを諒解されたい。また、本明細書で説明する動作の1つまたは複数は、所与の実装形態では採用されない場合があることを諒解されたい。
【0022】
いくつかのタイプのアクセス端末は、CS接続性とPS接続性の両方をサポートする。したがって、そのようなアクセス端末は、CS RATまたはPS RATを介してネットワークアクセスを取得し得る。さらに、いくつかのPS専用ネットワークは、アクセス端末のためのCSフォールバックをサポートし得る。たとえば、PSネットワークは、CSネットワークのモバイル交換センター(MSC)と通信するためのインターフェースを与え得る。特定の例として、3GPP Long Term Evolution(LTE)では、モビリティ管理エンティティ(MME)は、MSCへのSGsインターフェースをサポートし得る。
【0023】
CS対応およびPS対応アクセス端末がPS専用ネットワークに登録する(たとえば、LTEネットワークのMMEに登録する)とき、アクセス端末は、それがCSネットワークにも登録することを希望することを示し得る。この場合、PSネットワーク(たとえば、MME)はアクセス端末をMSCに登録する。このようにして、アクセス端末がPSネットワーク上にあるとき、必要な場合にアクセス端末がCS領域にフォールバックすることを可能にするための機構が与えられる。
【0024】
ある時点において、PS RAT上のアクセス端末は、したがって、それがCS RATにアクセスする必要があると判断し得る。たとえば、LTEネットワークを介して現在通信しているアクセス端末は、それがボイス通信、SMS通信、または何らかの他のタイプのCS通信のためにCSネットワーク(たとえば、GERAN、UTRAN、またはcdma2000)と通信することを必要とすると判断し得る。場合によっては、アクセス端末は、アクセス端末のユーザが(たとえば、アクセス端末上でユーザ入力デバイスを作動させることによって)呼またはSMSメッセージを開始した結果として、アクセス端末がCSアクセスを必要とすると判断する。場合によっては、アクセス端末は、ページを受信し、そのページがCS領域のページであることを示す場合の結果としてCSアクセスを必要とすると判断する。たとえば、着信呼(またはSMSメッセージ)がMSCに着信したとき、MSCはMMEにページを送り、次いで、MMEはLTEネットワークを通してアクセス端末をページングする。
【0025】
図2のブロック202によって表されるように、CSネットワークへのアクセスを必要とすると判断すると、アクセス端末は、CS領域に切り替える必要があることをネットワークに通知するために、それの現在のサービングネットワークにメッセージを送る。たとえば、LTEネットワークでは、アクセス端末(すなわち、UE)は、そのアクセス端末のモビリティを管理するMMEネットワークエンティティに拡張サービス要求(Extended Service Request)メッセージを送り得る。この場合、拡張サービス要求メッセージは、アクセス端末がCSフォールバックを望むという指示を含む。
【0026】
ブロック204によって表されるように、次いで、ネットワークはアクセス端末からメッセージを受信する。たとえば、LTEネットワークでは、アクセス端末のための現在のMMEは、アクセス端末のためのサービングeノードBを介してメッセージを受信する。
【0027】
このメッセージを受信すると、ネットワークは、アクセス端末のためのCSフォールバックを行うためのアクションをとる。ブロック206によって表されるように、ネットワークエンティティ(たとえば、MME)は、アクセス端末がCS RATにハンドオーバまたはリダイレクトされるべきであることをサービングアクセスポイントに通知するために、CSフォールバックインジケータを含むメッセージをサービングアクセスポイントに送る。たとえば、CSフォールバックプロシージャが開始する前にアクセス端末がアイドルモードにあった場合、MMEは、CSフォールバックインジケータを含む初期コンテキストセットアップ要求(Initial Context Setup Request)をサービングアクセスポイントに送り得る。別の例として、CSフォールバックプロシージャが開始する前にアクセス端末がアクティブモードにあった場合、MMEは、CSフォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求(UE Context Modification Request)をサービングアクセスポイントに送り得る。
【0028】
いくつかの状況では、アクセス端末のハンドオーバは、CSフォールバックプロシージャ中に開始し得る。たとえば、アクセス端末からの測定報告に基づいて、サービングアクセスポイントは、アクセス端末が別のアクセスポイントによってより良くサービスされるであろうと判断することがある。この場合、サービングアクセスポイントは、アクセス端末のハンドオーバ(たとえば、X1またはS1ハンドオーバ)を開始し得る。したがって、ブロック208によって表されるように、ネットワークエンティティ(たとえば、MME)は、したがって、ターゲットアクセスポイントへのアクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断する(たとえば、ネットワークエンティティは、CSフォールバックプロシージャ中にアクセス端末がターゲットアクセスポイントにハンドオーバされていると判断する)。
【0029】
ネットワークエンティティは、様々な方法でハンドオーバが開始されたと判断し得る。場合によっては、ネットワークエンティティは、ハンドオーバが進行中であること、またはハンドオーバが完了したことを示すメッセージを受信する。たとえば、S1ハンドオーバの場合、ネットワークエンティティは、サービングアクセスポイントからハンドオーバ通知(たとえば、必要とされるハンドオーバ)メッセージを受信し得る。別の例として、X2ハンドオーバの場合、ネットワークエンティティは、ターゲットアクセスポイントから経路切替え要求(path switch request)メッセージを受信し得る。
【0030】
ネットワークエンティティは、様々な方法でCSフォールバック中にハンドオーバが行われていると判断し得る。たとえば、これは、ブロック206においてネットワークエンティティがメッセージを送った後に、ハンドオーバを示すメッセージが受信されたと判断することに関与し得る。ここで、ブロック206においてネットワークエンティティがメッセージを送る前に、ハンドオーバが開始され得た(たとえば、ハンドオーバを示すメッセージが送られ得た)ことを諒解されたい。
【0031】
場合によっては、ネットワークエンティティが、ブロック206において送られたメッセージへの応答の代わりにハンドオーバを示すメッセージを受信したとき、CSフォールバック中にハンドオーバが行われていることが示される。たとえば、MMEがCSフォールバックインジケータを含む初期コンテキストセットアップ要求を送った場合、初期コンテキストセットアップ応答(Initial Context Setup Response)の代わりに、MMEにおいてハンドオーバ通知または経路切替え要求メッセージを受信することは、ハンドオーバがCSフォールバック中に行われたことを示す。同様に、MMEがCSフォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求を送った場合、UEコンテキスト変更応答(UE Context Modification Response)の代わりに、MMEにおいてハンドオーバ通知または経路切替え要求メッセージを受信することは、ハンドオーバがCSフォールバック中に行われたことを示す。
【0032】
ブロック210によって表されるように、ブロック208の判断の結果として、ネットワークエンティティは、CSフォールバックインジケータを含むメッセージをターゲットアクセスポイントに再送する。たとえば、ハンドオーバが完了した後に、MMEは、CSフォールバックインジケータを含む初期コンテキストセットアップ要求、またはCSフォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求をターゲットアクセスポイントに送り得る。ここで、ハンドオーバの完了は、たとえば、MMEにおいて、ハンドオーバ完了メッセージ、ハンドオーバ通知メッセージ、経路切替え要求メッセージ、または何らかの他の好適なメッセージを受信することによって示され得る。
【0033】
ブロック212によって表されるように、いくつかの実装形態では、ソースアクセスポイントおよびターゲットアクセスポイントに関連する異なるネットワークエンティティ(たとえば、MME)間のコンテキスト情報の転送をサポートし得る。たとえば、ソースアクセスポイントは第1のMMEによって管理され、ターゲットアクセスポイントは第2のMMEによって管理され得る。この場合、第1のMMEは、MME変更に関係するハンドオーバがCSフォールバック中に行われていると判断すると、第1のMMEは、アクセス端末のためのCSフォールバックの指示を第2のMMEに送り得る。たとえば、第1のMMEは、第2のMMEに送られたコンテキスト情報中にCSフォールバックインジケータを含め得る。このようにして、第2のMMEが、ハンドオーバが完了した後にCSフォールバックプロシージャを再開し得る。
【0034】
ブロック214によって表されるように、CSフォールバックインジケータをもつメッセージを受信すると、ターゲットアクセスポイントは、アクセス端末のためのCSフォールバックプロシージャを続ける。たとえば、ターゲットアクセスポイントは、アクセス端末にハンドオーバメッセージを送ることと、適切なCSアクセスポイントにコンテキスト情報を転送することとによって(たとえばPSハンドオーバまたはネットワーク支援セル変更(NACC)を介して)アクセス端末をCS RATにハンドオーバし得る。代替的に、ターゲットアクセスポイントは、(たとえば、無線リソース制御(RRC)リリースメッセージをアクセス端末に送ることによって)アクセス端末をCS RATにリダイレクトし得る。後者の場合、アクセス端末は、単にCS RATに現れ、そこにアクセスするためのコンテキスト情報を与え得る。アクセス端末がCS RAT(たとえば、2Gまたは3G)に移ると、アクセス端末は、CS呼セットアッププロシージャまたは他の適用可能なCSセットアッププロシージャを実行し得る。
【0035】
ネットワークエンティティがCSフォールバック指示をどのように、いつ再送し得るかをさらに示すために、CSフォールバックプロシージャのためのコールフローの例を示す図3を参照する。この例では、GERANまたはUTRANへのCSフォールバックがLTEネットワーク中で行われる。
【0036】
ステップ1Aにおいて、アクセス端末(AT)がE−UTRANネットワークに接続した後のある時点において、(たとえばUEまたは移動局と呼ばれることがある)アクセス端末はMMEに拡張サービス要求を送る。本明細書で説明するように、拡張サービス要求は、CSをサポートする別のRATに送られることをアクセス端末が望むことを示す。
【0037】
ステップ1Bにおいて、MMEは、アクセス端末がCSフォールバックサービスを必要とすることをソースeノードBに通知するために、CSフォールバックインジケータを含むS1−APメッセージをソースeノードBに送る。上記で説明したように、S1−APメッセージは、初期コンテキストセットアップ要求またはUEコンテキスト変更要求を備え得る。
【0038】
本明細書で説明するように、ソースeノードBは、CSフォールバックプロシージャ中にターゲットeノードBへのハンドオーバプロシージャを開始し得る。したがって、MMEは、ステップ1Bにおいてメッセージを送った後に、(たとえば、ソースeノードBまたはターゲットeノードBから)ハンドオーバの指示を受信し得る。
【0039】
したがって、ステップ1Cによって表されるように、MMEは、ターゲットeノードBに、アクセス端末をCS領域(たとえば、2Gまたは3G)に送らせるために、CSフォールバックインジケータを含むS1−APメッセージをターゲットeノードBに再送する。この場合も、S1−APメッセージは、初期コンテキストセットアップ要求またはUEコンテキスト変更要求を備え得る。前者の場合、ターゲットeノードBは、初期コンテキストセットアップ応答で返答し、次いで、CS領域(たとえば、2Gまたは3G)にアクセス端末を送り得る。後者の場合、ターゲットeノードBは、UEコンテキスト変更応答で返答し、次いで、CS領域にアクセス端末を送り得る。
【0040】
ステップ2〜7では、アクセス端末がCSフォールバックのためにGERANまたはUTRANにハンドオーバされる一実装形態で実行され得る例示的な動作について説明する。前者の場合、アクセス端末は基地局サブシステム(BSS)にハンドオーバされるが、後者の場合、アクセス端末は無線ネットワークサブシステム(RNS)にハンドオーバされる。
【0041】
ステップ2は、たとえば、アクセス端末が複数のCSセルのカバレージ内にある場合に採用され得る随意のステップである。この場合、アクセス端末によって与えられる測定報告情報は、CSフォールバックのための最良のBSSセルまたはRNSセルを選択するために使用され得る。代替的に、単一の既知のCSセルがエリア中にある場合、ターゲットeノードBは単にそのCSセルにアクセス端末を送り得る。
【0042】
ステップ3〜7は、CS呼を完了することに関する。ステップ3において、ターゲットeノードBは、アクセス端末のためのコンテキスト情報をBSSまたはRNSに送る。ステップ4において、アクセス端末は、接続管理(CM)サービス要求を開始する。破線ブロックは、MSCが変更されるシナリオを表す。この場合、ステップ5において、MSCはCMサービス拒否を送り、ロケーションエリア更新または複合ルーティングエリア/ロケーションエリア(RA/LA)が実行される。ステップ6において、CS呼確立プロシージャが実行され、ステップ7においてハンドオーバが完了する。
【0043】
特定の動作と図3の動作の順序は、代表的なものにすぎないことを諒解されたい。他の場合には、説明する動作の一部は、他のエンティティによって実行され得る。たとえば、ソースeノードBは、アクセス端末がターゲットアクセスポイントにハンドオーバされる必要があると決定するより前に、CSフォールバック動作の一部を開始し得る。また、場合によっては、MMEは、ステップ1AにおいてMMEがメッセージを受信した後であるが、ステップ1BにおいてMMEがメッセージを送る前に、ハンドオーバが進行中であると判断し得る。
【0044】
いくつかの実装形態では、ネットワークエンティティは、ソースeノードBからの拒否メッセージの受信に基づいて、ハンドオーバがCSフォールバック中に行われていると判断し得る。図4に、そのような場合にネットワークエンティティによって実行され得る動作の例が記載されている。説明のために、MMEおよびUEの例がここで使用されている。これらの動作は、X2ハンドオーバまたはS1ハンドオーバに関与する場合において採用され得る。
【0045】
ブロック402によって表されるように、MMEは、UEから拡張サービス要求メッセージを受信する。本明細書で説明するように、そのメッセージは、アクセス端末のためにCSフォールバックが行われるべきであることを示す。
【0046】
ブロック404によって表されるように、MMEは、CSフォールバックインジケータを含むメッセージをアクセス端末のためのソースeノードBに送る。たとえば、MMEは、S1インターフェースプロシージャを実行し得、それにより、UEコンテキスト変更要求はソースeノードBに送られる。
【0047】
この場合、ソースeノードBがハンドオーバを開始しているので、ソースeノードBは、ブロック404において送られたメッセージの受信に応答して拒否を返送する。たとえば、ソースeノードBは、アクセス端末のハンドオーバ(たとえば、X2ハンドオーバまたはS1ハンドオーバ)が進行中であるという指示を備えるメッセージを送り得る。したがって、ブロック406によって表されるように、MMEはこの拒否を受信する。
【0048】
ブロック408によって表されるように、MMEは、CSフォールバックインジケータを含むメッセージをターゲットeノードBに再送する。たとえば、ハンドオーバが完了した場合、MMEは、UEコンテキスト変更要求をターゲットeノードBに送ることによってS1インターフェースプロシージャを再試行し得る。
【0049】
上述のように、場合によっては、ソースアクセスポイントおよびターゲットアクセスポイントは、異なるネットワークエンティティ(たとえば、異なるMME)によって管理される。図5に、そのようなシナリオの例を示す。ここで、アクセス端末502は、初めにアクセスポイント504によってサービスされる。アクセスポイント504は、今度は、モビリティマネージャ506によって管理される。CSフォールバックプロシージャ中に、アクセス端末502をアクセスポイント508にハンドオーバする決定が行われる。しかしながら、アクセスポイント508は、モビリティマネージャ510によって管理される。したがって、アクセスポイント508においてCSフォールバックプロシージャを可能にするために、モビリティマネージャ506は、CSフォールバック指示を(たとえば、アクセス端末502のためのコンテキスト情報とともに)モビリティマネージャ510に送る。次いで、モビリティマネージャ510は、(たとえば、CSフォールバックインジケータを含むメッセージを送ることによって)アクセス端末502がCSフォールバックサービスを要求していることをアクセスポイント508に通知し得る。次いで、アクセスポイント508は、アクセス端末502をCS RATに関連するアクセスポイント512にハンドオーバまたはダイレクトし得る。この目的で、モビリティマネージャ510は、アクセスポイント512が接続されるCSネットワークのネットワークエンティティ514(たとえば、MSC)とのインターフェース(たとえば、SGsインターフェース)を有し得る。
【0050】
図6〜図8に、CSフォールバック中のハンドオーバに対処するために採用され得る他の技法が記載されている。
【0051】
図6に、ネットワークエンティティ(たとえば、MME)がCSフォールバックプロシージャ中にアクセス端末のハンドオーバを阻止する方式が記載されている。この方式は、たとえば、(たとえば、S1ハンドオーバの場合)アクセスポイントからのハンドオーバメッセージがネットワークエンティティに送られる一実装形態で採用され得る。
【0052】
ブロック602によって表されるように、ネットワークエンティティは、アクセス端末のためのCSフォールバックプロシージャを開始するメッセージを受信する。たとえば、MMEは、アクセス端末から拡張サービス要求を受信し得る。
【0053】
ブロック604によって表されるように、次いで、ネットワークエンティティは、アクセス端末のためのハンドオーバ関係メッセージ(handover-related message)を受信する。たとえば、MMEは、ソースアクセスポイントからハンドオーバ通知(たとえば、必要とされるハンドオーバ)メッセージを受信し得る。したがって、ブロック606によって表されるように、ネットワークエンティティは、ハンドオーバがCSフォールバックプロシージャ中に行われていると判断する。
【0054】
ブロック606の判断の結果として、ネットワークエンティティは(ブロック608によって表されるように)ハンドオーバプロシージャを阻止する。たとえば、MMEは、ソースアクセスポイントとターゲットアクセスポイントとの間のハンドオーバメッセージ交換を停止し得る。
【0055】
ハンドオーバプロシージャを阻止する一方、ブロック610によって表されるように、ネットワークエンティティはCSフォールバックプロシージャを続ける。たとえば、MMEは、CSフォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求(または他の好適なメッセージ)をソースアクセスポイントに送り得る。ここで、ソースアクセスポイントは、CSフォールバックがハンドオーバよりも高い優先度を有するように構成され得る。したがって、ソースアクセスポイントは、ハンドオーバをアボートし、CSフォールバックを進める。
【0056】
図7に、ハンドオーバがCSフォールバック中に開始された場合に、ソースアクセスポイントがCSフォールバック関係コンテキスト情報(CS fallback-related context information)をターゲットアクセスポイントに転送する方式が記載されている。
【0057】
ブロック702によって表されるように、アクセス端末のためのサービングアクセスポイントは、アクセス端末のためにCSフォールバックが開始されたと判断する。たとえば、サービングアクセスポイントは、(たとえば、アクセス端末またはネットワークエンティティから)CSフォールバックインジケータを含むメッセージを受信し得る。
【0058】
ブロック704によって表されるように、サービングアクセスポイントは、(たとえば、アクセス端末における現在の信号状態に基づいて)アクセス端末が別のアクセスポイントにハンドオーバされるべきであると判断する。
【0059】
ブロック706によって表されるように、ハンドオーバプロシージャとCSフォールバックプロシージャとが同時に行われていると判断した結果として、サービングアクセスポイントは、ターゲットアクセスポイントへのアクセス端末のハンドオーバに関連して、(たとえば、進行中のCSフォールバックプロシージャの(フラグなどの)指示を含む)CSフォールバック関係コンテキスト情報と、ネイバー測定情報とをターゲットアクセスポイントに転送する。X2ハンドオーバの場合、このCSフォールバック関係情報は、ハンドオーバ準備プロシージャ中にアクセスポイント間で直接通信され得る。S1ハンドオーバの場合、この情報は、ソースアクセスポイントターゲットアクセスポイント間トランスペアレントコンテナ(source access point to target access point transparent container)中に含まれ得る。
【0060】
ブロック708によって表されるように、CSフォールバック関係情報を受信した結果として、ターゲットアクセスは、アクセス端末のためのCSフォールバックプロシージャを続ける。たとえば、ターゲットアクセスポイントは、ソースアクセスポイントがハンドオーバのためにCSフォールバックプロシージャを休止した時点から、CSフォールバックプロシージャを再開し得る。
【0061】
場合によっては、図7の方式は、アクセス端末にパイロット測定を再び実行するように要求することに関与し得る。この場合、アクセス端末は、新しい測定を実行した後に、新しい測定報告情報を与え得るか、またはアクセス端末は、以前の測定後に記憶された測定報告情報を単に送り得る。
【0062】
図8に、アクセス端末がCSフォールバック中に開始されたハンドオーバを障害として扱う方式が記載されている。ブロック802によって表されるように、アクセス端末は(たとえば、上記で説明したように)CSフォールバックを開始する。ブロック804によって表されるように、アクセス端末は、ターゲットアクセスポイントに遷移するようにアクセス端末に指示するハンドオーバメッセージを受信する。ブロック806によって表されるように、アクセス端末のためにCSフォールバックが呼び出されたので、アクセス端末はハンドオーバを障害であると見なす。ここで、この決定は、たとえば、(たとえば、ネットワークエンティティを介して事業者によって)アクセス端末中にハードコーディングされるか、またはアクセス端末中にプロビジョニングされる判断基準(たとえば、フラグ)に基づき得る。ブロック808によって表されるように、ハンドオーバを障害であると見なした結果として、CS呼セットアップまたは他の好適なCSセットアップ動作を実行するために、アクセス端末は、CS対応RAT(たとえば、GERAN、UTRAN、cdma2000)に自律的に遷移する。
【0063】
場合によっては、アクセス端末は、インターアクセスポイントハンドオーバのためにのみ、図8の動作を呼び出すように構成され得る。ここで、アクセス端末が(たとえば、ソースセルのセルグローバル識別子とターゲットセルのセルグローバル識別子とを比較することによって)ハンドオーバがイントラアクセスポイントであると判断した場合、アクセス端末は、ネットワークからのさらなるCSフォールバックプロシージャを待ちながらターゲットセルにとどまり得る。
【0064】
図9に、本明細書で教示するCSフォールバック動作をサポートするために、(たとえば、モビリティマネージャ114に対応する)ネットワークエンティティ902などのノードに組み込まれ得るいくつかの例示的な構成要素を示す。説明する構成要素は、通信システム中の他のノードに組み込まれ得る。たとえば、システム中の他のノードは、同様の機能を与えるために、ネットワークエンティティ902に関して説明する構成要素と同様の構成要素を含み得る。また、所与のノードは、記載の構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0065】
ネットワークエンティティ902は、他のノード(たとえば、他のネットワークノード)と通信するためのネットワークインターフェース904を含む。たとえば、ネットワークインターフェース904は、ワイヤベースまたはワイヤレスバックホールを介して1つまたは複数のネットワークノードと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース904は、ワイヤベースまたはワイヤレス通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この目的で、ネットワークインターフェース904は、(たとえば、メッセージと指示とを送信するための)送信機構成要素906と、(たとえば、メッセージと指示とを受信するための)受信機構成要素908とを含むものとして示される。
【0066】
また、ネットワークエンティティ902は、本明細書で教示するCSフォールバック動作に関連して使用され得る他の構成要素を含む。たとえば、ネットワークエンティティ902は、CSフォールバック関係プロシージャ(たとえば、CSフォールバックインジケータを含むメッセージを送ること、アクセス端末のハンドオーバが開始されたという判断の結果としてCSフォールバックインジケータを含むメッセージを再送すること、CSフォールバックの指示をモビリティ管理エンティティに送ること)を実行するための、および本明細書で教示する他の関係機能を与えるためのCSフォールバックコントローラ910を含む。さらに、ネットワークエンティティ902は、ハンドオーバ関係プロシージャ(たとえば、アクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断すること)を実行するための、および本明細書で教示する他の関係機能を与えるためのハンドオーバコントローラ912を含む。
【0067】
いくつかの実装形態では、図9の構成要素は、(たとえば、その各々が、この機能を与えるためにプロセッサによって使用される情報またはコードを記憶するためにデータメモリを使用し、および/または組み込む)1つまたは複数のプロセッサ中に実装され得る。たとえば、ブロック904の機能の一部、ならびにブロック910および912の機能の一部または全部は、ネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサとネットワークエンティティのデータメモリとによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。
【0068】
また、関係する機能は、システム中のアクセス端末およびアクセスポイント中に与えられ得る。たとえば、アクセス端末およびアクセスポイントは、互いと通信するための、および他のノード(たとえば、ネットワークエンティティ)と通信するためのそれぞれのトランシーバを含み得る。各トランシーバは、信号(たとえば、メッセージおよび指示)を送るための送信機と、そのような信号を受信するための受信機308とを含む。さらに、アクセス端末およびアクセスポイントは、本明細書で教示するように、CSフォールバック関係プロシージャを実行するためのCSフォールバックコントローラと、ハンドオーバ関係プロシージャを実行するためのハンドオーバコントローラとを含み得る。さらに、これらのアクセス端末およびアクセスポイントの構成要素は、(たとえば、その各々が、この機能を与えるためにプロセッサによって使用される情報またはコードを記憶するためにデータメモリを使用し、および/または組み込む)1つまたは複数のプロセッサ中に実装され得る。
【0069】
本明細書の教示は、複数のワイヤレスアクセス端末のための通信を同時にサポートするワイヤレス多元接続通信システムにおいて採用され得る。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、アクセスポイントから端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(MIMO)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
【0070】
MIMOシステムは、データ送信用の複数(NT)個の送信アンテナと複数(NR)個の受信アンテナとを採用する。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNS個の独立チャネルに分解され得、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生じる追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与え得る。
【0071】
MIMOシステムは時分割複信(TDD)と周波数分割複信(FDD)とをサポートし得る。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントで利用可能なとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
【0072】
図10に、例示的なMIMOシステム1000のワイヤレスデバイス1010(たとえば、アクセスポイント)およびワイヤレスデバイス1050(たとえば、アクセス端末)を示す。デバイス1010では、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース1012から送信(TX)データプロセッサ1014に供給される。各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。
【0073】
TXデータプロセッサ1014は、符号化データを与えるために、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいてフォーマットし、符号化し、インターリーブする。各データストリームの符号化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよび符号化データは、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1030によって実行される命令によって判断され得る。データメモリ1032は、プロセッサ1030またはデバイス1010の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
【0074】
次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ1020に供給され、TX MIMOプロセッサ1020はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理し得る。TX MIMOプロセッサ1020は、次いで、NT個の変調シンボルストリームを、NT個のトランシーバ(XCVR)1022A〜1022Tに供給する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1020は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを付加する。
【0075】
各トランシーバ1022は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を与える。次いで、トランシーバ1022A〜1022TからのNT個の変調信号は、それぞれNT個のアンテナ1024A〜1024Tから送信される。
【0076】
デバイス1050では、送信された変調信号はNR個のアンテナ1052A〜1052Rによって受信され、各アンテナ1052からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1054A〜1054Rに供給される。各トランシーバ1054は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
【0077】
次いで、受信(RX)データプロセッサ1060は、特定の受信機処理技法に基づいてNR個のトランシーバ1054からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを供給する。次いで、RXデータプロセッサ1060は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームに対するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ1060による処理は、デバイス1010におけるTX MIMOプロセッサ1020およびTXデータプロセッサ1014によって実行される処理を補足するものである。
【0078】
プロセッサ1070は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する(後述)。プロセッサ1070は、行列インデックス部(matrix index portion)とランク値部(rank value portion)とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。データメモリ1072は、プロセッサ1070またはデバイス1050の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
【0079】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース1036からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ1038によって処理され、変調器1080によって変調され、トランシーバ1054A〜1054Rによって調整され、デバイス1010に戻される。
【0080】
デバイス1010では、デバイス1050からの変調信号は、アンテナ1024によって受信され、トランシーバ1022によって調整され、復調器(DEMOD)1040によって復調され、RXデータプロセッサ1042によって処理されて、デバイス1050によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ1030は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
【0081】
図10はまた、通信構成要素が、本明細書で教示するCSフォールバック制御動作を実行する1つまたは複数の構成要素を含み得ることを示す。たとえば、CSフォールバック制御構成要素1090は、プロセッサ1030および/またはデバイス1010の他の構成要素と協働して、本明細書で教示する別のデバイス(たとえば、デバイス1050)のためのCSフォールバックプロシージャを支援し得る。同様に、CSフォールバック制御構成要素1092は、プロセッサ1070および/またはデバイス1050の他の構成要素と協働して、別のデバイス(たとえば、デバイス1010)とのCSフォールバックを開始および/または実行し得る。各デバイス1010および1050について、説明する構成要素の2つ以上の機能が単一の構成要素によって提供され得ることを諒解されたい。たとえば、単一の処理構成要素がCSフォールバック制御構成要素1090およびプロセッサ1030の機能を提供し得、単一の処理構成要素がCSフォールバック制御構成要素1092およびプロセッサ1070の機能を提供し得る。
【0082】
本明細書の教示は、様々なタイプの通信システムおよび/またはシステム構成要素に組み込まれ得る。いくつかの態様では、本明細書の教示は、利用可能なシステムリソースを共有することによって(たとえば、帯域幅、送信電力、符号化、インターリーブなどのうちの1つまたは複数を指定することによって)、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムにおいて採用され得る。たとえば、本明細書の教示は、符号分割多元接続(CDMA)システム、多重キャリアCDMA(MCCDMA)、広帯域CDMA(W−CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA、HSPA+)システム、時間分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、または他の多元接続技法の技術のいずれか1つまたは組合せに適用され得る。本明細書の教示を採用するワイヤレス通信システムは、IS−95、cdma2000、IS−856、W−CDMA、TDSCDMA、および他の規格など、1つまたは複数の規格を実装するように設計され得る。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000、または何らかの他の技術などの無線技術を実装し得る。UTRAは、W−CDMAおよび低チップレート(LCR)を含む。cdma2000技術は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。本明細書の教示は、3GPP Long Term Evolution(LTE)システム、Ultra Mobile Broadband(UMB)システム、および他のタイプのシステムで実装され得る。LTEは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、GSM、E−UTRA、UMTSおよびLTEは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と呼ばれる組織からの文書に記載されているが、cdma2000は、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。本開示のいくつかの態様については、3GPP用語を使用して説明するが、本明細書の教示は、3GPP(たとえば、Rel99、Rel5、Rel6、Rel7)技術、ならびに3GPP2(たとえば、1xRTT、1xEV−DO RelO、RevA、RevB)技術および他の技術に適用され得ることを理解されたい。
【0083】
本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、装置内に実装され得る、または装置によって実行され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるノード(たとえば、ワイヤレスノード)はアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
【0084】
たとえば、アクセス端末は、ユーザ機器、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、携帯型通信デバイス、携帯型コンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、または衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
【0085】
アクセスポイントは、ノードB、eノードB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、送受信基地局(BTS)、トランシーバ機能(TF)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、マクロセル、マクロノード、ホームeNB(HeNB)、フェムトセル、フェムトノード、ピコノード、または何らかの他の同様の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られ得る。
【0086】
いくつかの態様では、ノード(たとえば、アクセスポイント)は、通信システムのためのアクセスノードを備え得る。そのようなアクセスノードは、たとえば、ネットワークへのワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を与え得る。したがって、アクセスノードは、別のノード(たとえば、アクセス端末)がネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスできるようにし得る。さらに、一方または両方のノードはポータブルでも、場合によっては比較的非ポータブルでもよいことを諒解されたい。
【0087】
また、ワイヤレスノードは、非ワイヤレス方式で(たとえば、ワイヤード接続を介して)情報を送信および/または受信することが可能であり得ることを諒解されたい。したがって、本明細書で説明する受信機および送信機は、非ワイヤレス媒体を介して通信するために適切な通信インターフェース構成要素(たとえば、電気的または光学的インターフェース構成要素)を含み得る。
【0088】
ワイヤレスノードは、好適なワイヤレス通信技術に基づくあるいはサポートする1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを介して通信し得る。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスノードはネットワークに関連し得る。いくつかの態様では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備え得る。ワイヤレスデバイスは、本明細書で説明する様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または規格(たとえば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)など)のうちの1つまたは複数をサポートまたは使用し得る。同様に、ワイヤレスノードは、様々な対応する変調方式または多重化方式のうちの1つまたは複数をサポートまたは使用し得る。したがって、ワイヤレスノードは、上記または他のワイヤレス通信技術を使用して1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを確立し、それを介して通信するために適切な構成要素(たとえば、エアインターフェース)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、ワイヤレス媒体上の通信を可能にする様々な構成要素(たとえば、信号生成器および信号処理器)を含み得る関連する送信機構成要素および受信機構成要素をもつワイヤレストランシーバを備え得る。
【0089】
(たとえば、添付の図の1つまたは複数に関して)本明細書で説明する機能は、いくつかの態様では、添付の特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応し得る。図11を参照すると、装置1100は一連の相互に関係する機能モジュールとして表される。ここで、たとえば、メッセージ送信モジュール1102は、少なくともいくつかの態様では、本明細書で説明する回線交換フォールバックコントローラに対応し得る。アクセス端末ハンドオーバ開始判断モジュール1104は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するハンドオーバコントローラに対応し得る。メッセージ再送モジュール1106は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する回線交換フォールバックコントローラに対応し得る。指示送信モジュール1108は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する回線交換フォールバックコントローラに対応し得る。
【0090】
図11のモジュールの機能は、本明細書の教示に一致する様々な方法で実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの態様では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書で説明するように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関係する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。これらのモジュールの機能はまた、本明細書で教示する方法とは別の何らかの方法で実装され得る。いくつかの態様では、図11中の1つまたは複数の破線ブロックは随意である。
【0091】
本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段の規定がない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはC、あるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
【0092】
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0093】
さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれかは、電子ハードウェア(たとえば、ソースコーディングまたは何らかの他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)、あるいは両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0094】
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、またはアクセスポイント内に実装され得るか、またはそれらによって実行され得る。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電気構成要素、光学構成要素、機械構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを備え得、ICの内部に、ICの外側に、またはその両方に常駐するコードまたは命令を実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0095】
開示されたプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0096】
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。コンピュータ可読媒体は任意の好適なコンピュータプログラム製品に実装され得ることを諒解されたい。
【0097】
開示する態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるように与えたものである。これらの態様への様々な修正は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義した一般原理は本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアクセスポイントにメッセージを送ることであって、前記メッセージが、アクセス端末に関連する回線交換フォールバックインジケータを含む、送ることと、
前記メッセージが前記第1のアクセスポイントに送られた後に、前記第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへの前記アクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断することと、
前記判断の結果として前記第2のアクセスポイントにメッセージを送ることであって、前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージが、前記アクセス端末に関連する前記回線交換フォールバックインジケータを含む、送ることと
を備える、通信の方法。
【請求項2】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージがUEコンテキスト変更要求を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージが初期コンテキストセットアップ要求を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記判断が、前記アクセス端末の前記ハンドオーバを示す別のメッセージを受信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記別のメッセージがハンドオーバ通知メッセージを備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記別のメッセージが経路切替え要求メッセージを備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージと前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージとが、前記回線交換フォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記アクセス端末の前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを送ることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、ハンドオーバ通知メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、経路切替え要求メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記判断の結果として、前記第1のアクセスポイントに関連する第1のモビリティ管理エンティティから、前記第2のアクセスポイントに関連する第2のモビリティ管理エンティティに前記アクセス端末のための回線交換フォールバックの指示を送ることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記指示が、前記第1のモビリティ管理エンティティから前記第2のモビリティ管理エンティティに送られるコンテキスト情報中に含まれる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記判断が、前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、S1インターフェースプロシージャを備え、
前記判断が、前記S1インターフェースプロシージャに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントとの前記S1インターフェースプロシージャを再試行することを備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
第1のアクセスポイントにメッセージを送るように構成された回線交換フォールバックコントローラであって、前記メッセージが、アクセス端末に関連する回線交換フォールバックインジケータを含む、回線交換フォールバックコントローラと、
前記メッセージが前記第1のアクセスポイントに送られた後に、前記第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへの前記アクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断するように構成されたハンドオーバコントローラと
を備え、
前記回線交換フォールバックコントローラが、前記判断の結果として前記第2のアクセスポイントにメッセージを送るようにさらに構成され、前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージが、前記アクセス端末に関連する前記回線交換フォールバックインジケータを含む、通信のための装置。
【請求項17】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージがUEコンテキスト変更要求を備える、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージが初期コンテキストセットアップ要求を備える、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記判断が、前記アクセス端末の前記ハンドオーバを示す別のメッセージを受信することを備える、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記別のメッセージがハンドオーバ通知メッセージを備える、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記別のメッセージが経路切替え要求メッセージを備える、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージと前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージとが、前記回線交換フォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求を備える、請求項16に記載の装置。
【請求項23】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記アクセス端末の前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを送ることを備える、請求項16に記載の装置。
【請求項24】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、ハンドオーバ通知メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項16に記載の装置。
【請求項25】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、経路切替え要求メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項16に記載の装置。
【請求項26】
前記回線交換フォールバックコントローラが、前記判断の結果として、前記第1のアクセスポイントに関連する第1のモビリティ管理エンティティから、前記第2のアクセスポイントに関連する第2のモビリティ管理エンティティに前記アクセス端末のための回線交換フォールバックの指示を送るようにさらに構成された、請求項16に記載の装置。
【請求項27】
前記指示が、前記第1のモビリティ管理エンティティから前記第2のモビリティ管理エンティティに送られるコンテキスト情報中に含まれる、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記判断が、前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項16に記載の装置。
【請求項29】
前記第1のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、S1インターフェースプロシージャを備え、
前記判断が、前記S1インターフェースプロシージャに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項16に記載の装置。
【請求項30】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントとの前記S1インターフェースプロシージャを再試行することを備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
第1のアクセスポイントにメッセージを送るための手段であって、前記メッセージが、アクセス端末に関連する回線交換フォールバックインジケータを含む、送るための手段と、
前記メッセージが前記第1のアクセスポイントに送られた後に、前記第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへの前記アクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断するための手段と、
前記判断の結果として前記第2のアクセスポイントにメッセージを送るための手段であって、前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージが、前記アクセス端末に関連する前記回線交換フォールバックインジケータを含む、送るための手段と
を備える、通信のための装置。
【請求項32】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージがUEコンテキスト変更要求を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージが初期コンテキストセットアップ要求を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項34】
前記判断が、前記アクセス端末の前記ハンドオーバを示す別のメッセージを受信することを備える、請求項31に記載の装置。
【請求項35】
前記別のメッセージがハンドオーバ通知メッセージを備える、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記別のメッセージが経路切替え要求メッセージを備える、請求項34に記載の装置。
【請求項37】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージと前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージとが、前記回線交換フォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項38】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記アクセス端末の前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを送ることを備える、請求項31に記載の装置。
【請求項39】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、ハンドオーバ通知メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項31に記載の装置。
【請求項40】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、経路切替え要求メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項31に記載の装置。
【請求項41】
前記判断の結果として、前記第1のアクセスポイントに関連する第1のモビリティ管理エンティティから、前記第2のアクセスポイントに関連する第2のモビリティ管理エンティティに前記アクセス端末のための回線交換フォールバックの指示を送るための手段をさらに備える、請求項31に記載の装置。
【請求項42】
前記指示が、前記第1のモビリティ管理エンティティから前記第2のモビリティ管理エンティティに送られるコンテキスト情報中に含まれる、請求項41に記載の装置。
【請求項43】
前記判断が、前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項44】
前記第1のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、S1インターフェースプロシージャを備え、
前記判断が、前記S1インターフェースプロシージャに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項45】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントとの前記S1インターフェースプロシージャを再試行することを備える、請求項44に記載の装置。
【請求項46】
第1のアクセスポイントにメッセージを送ることであって、前記メッセージが、アクセス端末に関連する回線交換フォールバックインジケータを含む、送ることと、
前記メッセージが前記第1のアクセスポイントに送られた後に、前記第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへの前記アクセス端末のハンドオーバが開始されたと判断することと、
前記判断の結果として前記第2のアクセスポイントにメッセージを送ることであって、前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージが、前記アクセス端末に関連する前記回線交換フォールバックインジケータを含む、送ることと
をコンピュータに行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項47】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージがUEコンテキスト変更要求を備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項48】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージが初期コンテキストセットアップ要求を備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項49】
前記判断が、前記アクセス端末の前記ハンドオーバを示す別のメッセージを受信することを備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項50】
前記別のメッセージがハンドオーバ通知メッセージを備える、請求項49に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項51】
前記別のメッセージが経路切替え要求メッセージを備える、請求項49に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項52】
前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージと前記第2のアクセスポイントに送られる前記メッセージとが、前記回線交換フォールバックインジケータを含むUEコンテキスト変更要求を備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項53】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記アクセス端末の前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを送ることを備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項54】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、ハンドオーバ通知メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項55】
前記ハンドオーバが開始されたという前記判断は、経路切替え要求メッセージの受信に基づいて前記ハンドオーバが完了したと判断することを備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項56】
前記コンピュータ可読媒体が、前記判断の結果として、前記第1のアクセスポイントに関連する第1のモビリティ管理エンティティから、前記第2のアクセスポイントに関連する第2のモビリティ管理エンティティに前記アクセス端末のための回線交換フォールバックの指示を送ることを前記コンピュータに行わせるためのコードをさらに備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項57】
前記指示が、前記第1のモビリティ管理エンティティから前記第2のモビリティ管理エンティティに送られるコンテキスト情報中に含まれる、請求項56に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項58】
前記判断が、前記第1のアクセスポイントに送られる前記メッセージに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項59】
前記第1のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、S1インターフェースプロシージャを備え、
前記判断が、前記S1インターフェースプロシージャに対する拒否を受信することを備え、
前記拒否は、前記ハンドオーバが進行中であるという指示を備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項60】
前記第2のアクセスポイントに前記メッセージを前記送ることが、前記ハンドオーバが完了した場合に前記第2のアクセスポイントとの前記S1インターフェースプロシージャを再試行することを備える、請求項59に記載のコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2013−509831(P2013−509831A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537141(P2012−537141)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/054839
【国際公開番号】WO2011/053849
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】