説明

回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリ

【課題】よりきれいな剃りが可能であり、切削刃の損傷、破損などによる分解組立が簡単な回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリを提供する。
【解決手段】回転ドラム式電気かみそりにおいて、前記多数の切削刃アセンブリ40は長手方向に長く形成された回転軸100と;円筒形の水車状で多数の切削刃210が備えられて前記回転軸100と結合され、前記多数の切削刃220のそれぞれの一端に結合突起230が形成されて前記切削刃220が回転軸100に順次に千鳥状に積層挿入して結合される多数の回転切削部材200と;前記回転軸100の最終末端に軸結合される前記切削刃220の結合突起230が挿入結合されるように固定孔320が前記切削刃220の個数に対応するよう形成され、前記回転軸100の一端に軸結合される軸孔310が形成された固定ワッシャ300と;で形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリに関するものであって、より詳しくは回転ドラム式電気かみそりの切削刃アセンブリを構成時、切削刃をプレス切断及び成形工程を通じて大量生産してそれぞれの切削刃が挿入式で回転軸上に積層が可能に形成することにより、回転軸上において切削刃と切削刃との間の空間を最小化し、これを通じて使用者の外力によって剃り網体が円周上の切削刃と隣り合う切削刃間の空間に歪むことを最小化して切削刃と網体の干渉現象が防止され、高速回転する切削刃によってよりきれいな剃りが可能であるのみならず、挿入式で多数の切削刃を軸線上に接合することによって、切削刃の損傷、破損などによる分解組立が簡単な回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、回転ドラム式電気かみそりの切削刃アセンブリは本体と前記本体の内部中心軸上に内蔵されるモータ及び前記モータの回転力を切削刃アセンブリの駆動軸に伝達するための動力伝達機構で構成され、前記切削刃アセンブリ上には安全網を備えたかみそりカバーが覆われる構造で形成されている。
【0003】
従って、従来の前記切削刃アセンブリ1は図1に図示したように、金属材質で製作された円筒体2の外周面全体に螺旋形で傾いた多数行の切削刃3を形成したものであって、前記切削刃3の上に被って覆われる安全網との間で切削作用がなされるようにしたものである。
【0004】
前記円筒体2の中心部には駆動軸4が挿入されており、前記駆動軸4の両末端には動力伝達機構から動力が伝達されるように被動歯車が軸設される。そして、前記切削刃3はインサート射出方式で製作される金属材質の円筒体2の表面に一体形に形成されるものであって、別途の金属部材のサス刃が円筒体2の外周面に挿着されて切削刃3と共に切削作用を行なう。
【0005】
前記のような構成からなる既存の回転ドラム式電気かみそりの切削刃アセンブリはインサート射出方式で製作される円筒体の外周面上に切削刃が一体で成形されて別途のサス刃と共に切削作用を行なうが、切削角がなくて切削効果が落ち、切削刃の長さが短くて剃りの後には切削刃の間にひげが挟まれる問題点を有している。
【0006】
さらに、従来の回転ドラム式電気かみそりは一つの円筒体の切削刃アセンブリのみを備えており、使用者が剃り部位の体毛を切削するためには事実上円筒体の切削刃アセンブリの最上点のみで体毛の切削がなされており、体毛の切削力が落ちる。また、使用者が剃り部位のきれいな体毛の切削のためには円筒体の切削刃アセンブリの最上点が剃り部位に接して体毛を切削する一連の過程を数回繰り返し動作を通じて可能であって剃り時間が増大され、従って使用者の手首動作などが頻繁であり、容易に疲労感を感じて剃り自体がかなり疲れるという問題点があった。
【0007】
また、従来の回転ドラム式電気かみそりは使用者が長期間使用してみれば円周状で形成された切削刃と隣り合う切削刃間の空間によって切削刃の外側に結合されたかみそりの網体が使用者の外力によって内側に変形されて高速回転する切削刃と干渉される現象が頻繁に生じ、従って剃りの効率が落ちるという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は上述したような問題点を解決するために案出したものであって、回転ドラム式電気かみそりの切削刃アセンブリの切削刃を多数備えてそれぞれの切削刃が横方向にそれぞれ挿入結合し、一つの円筒体のようなドラム式構造を有するようにすると共に、それぞれの切削刃が一定角度で挿入結合して軸結合することにより、円周上に結合される切削刃と隣り合う切削刃間の空間を最小に減らしてかみそりの網体の歪みを最小化して網体とドラム切削体の回転干渉なく切削効率に優れる回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリを提供することにその目的がある。
【0009】
また、本発明は挿入結合式で回転軸上に横方向に多数結合される切削刃の損傷、破損などによる分解組立が簡単で保持保守が便利であり、一部部品のみが保持保守できることにより、保持費用を節減する回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリを提供することにもう一つの目的がある。
【0010】
そして、本発明は切削角による切削効果が増大されるように切削刃を挿入式に結合した一つの切削刃アセンブリを前後に互いに異なる高さの位置上に2重で備えて、より広い剃り部位に接触されると共に剃り部位の屈曲に対応して密着力に優れるようにすることで、一回の剃りで広い剃り部位の体毛を切削することができ、さらに最も高い切削効率と剃りの遂行のうち又は剃りの後にひげが切削刃の間に挟まらなく、結合が堅固であって耐久性が向上された回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述したような目的を解決するための本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリは、前面にON/OFFスイッチ12が形成されたかみそり本体10と、前記かみそり本体10の上部に結合され、前記ON/OFFスイッチ12によって駆動される駆動モータ22が内設される切削刃駆動支持手段20と、前記切削刃駆動支持手段20の他側と下側にそれぞれ結合され、前記切削刃駆動支持手段20に内設された駆動モータ22と軸結合されて駆動力を伝達する多数の歯車で形成された動力伝達手段30と、前記動力伝達手段30から駆動力が伝達されて高速回転して体毛が切削され、前記切削刃駆動支持手段20の上側前後にそれぞれ位置される多数の切削刃アセンブリ40と、前記切削刃駆動支持手段20の下側に結合され、前記動力伝達手段30から駆動力が伝達されて左右往復動するトリマーが前記かみそり本体10の背面側に備えられたトリマーアセンブリ50と、前記かみそり本体10の上部に結合されて前記切削刃駆動支持手段20がカバーされ、前記切削刃アセンブリ40から剃り部位を保護するための外刃網62が形成されたかみそりカバー60で形成された回転ドラム式電気かみそりにおいて、前記多数の切削刃アセンブリ40は長手方向に長く形成された回転軸100と;円筒形の水車状で多数の切削刃210が備えられて前記回転軸100と結合され、前記多数の切削刃220のそれぞれの一端に結合突起230が形成されて前記切削刃220が回転軸100に順次に千鳥状に積層挿入して結合される多数の回転切削部材200と;前記回転軸100の最終末端に軸結合される前記切削刃220の結合突起230が挿入結合されるように固定孔320が前記切削刃220の個数に対応するよう形成され、前記回転軸100の一端に軸結合される軸孔310が形成された固定ワッシャ300と;で形成されたことを特徴とする。
【0012】
ここで、前記多数の回転切削部材200は前記回転軸100に軸結合される結合孔212が中央に形成された回転板210と;前記回転板210と一体で形成され、外周縁に接線で接する捻り角度において前記回転板210の一面と直角で折曲形成されることによって風車状の展開図上において水車状の立体形象で備えられる多数の切削刃220と;前記多数の切削刃220のそれぞれの一端に備えられる結合突起230と;隣り合う前記切削刃220と結合するように前記回転板210の外周縁に前記結合突起230と同一円周上に形成されて円周上の結合突起230の間に備えられる多数の切削刃結合孔240と;で形成されることを特徴とする。
【0013】
一方、前記切削刃結合孔240に挿入結合される前記結合突起230は一定角度θほどずれるように結合されることが望ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明は回転ドラム式電気かみそりの切削刃アセンブリの切削刃を多数備えてそれぞれの切削刃が横方向にそれぞれ挿入結合して一つの円筒体のようなドラム式構造を有させると共に、それぞれの切削刃が一定角度で挿入結合して軸結合することにより、円周上に結合される切削刃と隣り合う切削刃間の空間を最小に減らしてかみそり網体の歪みを最小化して網体とドラム切削体の回転干渉なく切削効率に優れる効果がある。
【0015】
また、本発明は挿入結合式で回転軸上に横方向に多数結合される切削刃の損傷、破損などによる分解組立が簡単で保持保守が便利であり、一部部品のみが保持保守できることにより、保持費用が節減される長所がある。
【0016】
そして、本発明は切削角による切削効果が増大されるように切削刃を挿入式で結合した一つの切削刃アセンブリを前後に互いに異なる高さの位置上に2重で備えて、より広い剃り部位に接触されると共に剃り部位の屈曲に対応して密着力に優れるようにすることで、一回の剃りで広い剃り部位の体毛を切削することが可能であり、さらに最も高い切削効率と剃りの遂行中又は剃った後にひげが切削刃の間に挟まれなく、結合が堅固で耐久性が向上された効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来の切削刃アセンブリを示した斜視図である。
【図2】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの全体斜視図である。
【図3】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの一部分解全体斜視図である。
【図4】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの要部分解斜視図である。
【図5】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの要部断面図である。
【図6】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの切削刃アセンブリの分解斜視図である。
【図7】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの切削刃の末端と固定ワッシャの結合側面図である。
【図8】本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの切削刃の隣り合う切削刃と結合された結合側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付された図面を参照して本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの構成及び作用について詳細に説明する。
【0019】
図2は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの全体斜視図であり、図3は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの一部分解全体斜視図であり、図4は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの要部分解斜視図であり、図5は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの要部断面図であり、図6は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの切削刃アセンブリの分解斜視図であり、図7は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの切削刃の末端と固定ワッシャの結合側面図であり、図8は本発明による回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリの切削刃の隣り合う切削刃と結合された結合側面図である。
【0020】
本発明の回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリは使用者が剃り部位の体毛を除去する時、剃り部位に密着力を高め、体毛が切削される剃り部位をより広く形成して高い切削効率を有すると共に、分解組立が簡単であって故障による修理及び交換が容易であり、耐久性が増大されることは勿論、使用者の外力によって剃り部位と直接的に接触される剃り網体が切削刃と隣り合う切削刃間の空間を最小化させることで、剃り網体が切削刃間の空間内に押圧されて歪む現象を最小化するように形成されたものであり、図2及び図3に図示されたように、かみそり本体10、切削刃駆動支持手段20、動力伝達手段30、多数の切削刃アセンブリ40、トリマーアセンブリ50、かみそりカバー60を含む。
【0021】
前記かみそり本体10は使用者が剃る時、手首の動作が自由に湾曲された曲線状の線形で形成されることが望ましく、前面に切削刃駆動支持手段20に内設された駆動モータ22を駆動するように電源を印加するON/OFFスイッチ12が前面に形成される。そして、前記かみそり本体10の内部にはバッテリなどのかみそりを駆動するための通常の構成を有する。
【0022】
前記切削刃駆動支持手段20は後述される本発明による挿入式切削刃アセンブリ40とトリマーアセンブリ50が駆動するように結合されるものであり、前記かみそり本体10の上部に結合される。ここで、前記切削刃駆動支持手段20は前述した前記ON/OFFスイッチ12によって駆動される駆動モータ22が内設され、後述される動力伝達手段30が他側面と下側に備えられて後述される本発明による挿入式切削刃アセンブリ40、トリマーアセンブリ50を駆動するように形成されるものであって、図4及び図5に図示されたように、ハウジング21、支持突片21a、仕上げ部材23、カバー部材24、緩衝部材25とで構成される。
【0023】
前記ハウジング21は一側が開放された四角の函体で形成され、開放された一側を通じて内側に前記駆動モータ22が挿入結合される。前記支持突片21aは後述される複数の切削刃アセンブリ40の一側が軸結合されて動力伝達手段によって動力が伝達されて高速回転するように備えられたものであって、図4及び図5に図示されたように、前述した前記ハウジング21の上側の一側に突出形成される。ここで、前記支持突片21aには後述される本発明による複数の挿入式切削刃アセンブリ40のそれぞれの一側が前後に軸結合される。ここで、前記挿入式切削刃アセンブリ40は前後に前記支持突片21a上に結合時、使用者の剃り部位の屈曲に容易に対応されるように互いに異なる高さ上に位置するように高さの偏差をおいて形成されるのが望ましい。
【0024】
前記仕上げ部材23は前述した前記ハウジング21の他側の開放された一側を密閉して前記駆動モータ22が前記ハウジング21内に固定するように備えられる。ここで、前記仕上げ部材23の上側には前記ハウジング21の他側に結合されて後述される本発明による複数の挿入式切削刃アセンブリ400の他側が前後にそれぞれ軸結合される。そして、前記カバー部材24は後述される動力伝達手段30の多数の歯車が外部に露出されなく、外部の異物質の流入による歯車回転の干渉を防止するために前記ハウジング21の他側と下側に結合される動力伝達手段30をカバーするように備えられる。
【0025】
前記緩衝部材25は前記ハウジング21に結合される本発明による後述される挿入式切削刃アセンブリ40とトリマーアセンブリ50の作動による振動を相殺し、使用者がかみそり本体10を把持して剃りを行なう時、手首の動作と手ブレを防止して正しい剃りの遂行ができるように備えられる。ここで、前記緩衝部材25は前記ハウジング21の下側にボルト結合される。
【0026】
前記動力伝達手段30は前記ハウジング21の他側と下側に結合されて前記駆動モータ22の駆動力が伝達されて本発明による挿入式切削刃アセンブリ40とトリマーアセンブリ50側に動力を伝達するように多数の歯車結合で備えられる。
【0027】
このような前記かみそり本体10、切削刃駆動支持手段20、動力伝達手段30は先に簡略に上述した通りであり、前記トリマーアセンブリ50、かみそりカバー60は通常のかみそりの構成であって、本発明の要旨を明瞭にするために詳細な説明は省略する。
【0028】
つまり、前記かみそり本体10の上側に形成された切削刃駆動支持手段20に本発明の挿入式切削刃アセンブリ40が結合されており、一側に動力伝達手段30によって駆動モータの動力源が伝達されて本発明の挿入式切削刃アセンブリ40を回転するように形成したものである。このような通常の電気かみそりの駆動方式に結合される本発明による挿入式切削刃アセンブリ40は挿入式で分解組立が簡単であり、部品の破損による一部のみの交換が容易で耐久性の増大と保持費用を節減することができるように形成したものであって、図6に図示されたように、回転軸100、回転切削部材200、固定ワッシャ300から構成される。
【0029】
前記回転軸100は長手方向に長く形成されたものであり、先に上述したように一端が前記ハウジング21の支持突片21aに回転可能に結合され、他端が前記仕上げ部材23に結合されて高速回転するように備えられる。つまり、前記回転軸100の支持突片21a側に結合された一端は前記動力伝達手段30に結合されており、駆動モータ22から回転力を前記動力伝達手段30によって伝達されて回転するものである。
【0030】
ここで、前記回転軸100は両端に段が形成されてその中央に後述される回転切削部材200が挿入結合時、回転軸の回転力による後述される回転切削部材200の空回転を防止するように四角、五角、六角で形成された軸部を備えることが望ましい。
【0031】
前記回転切削部材200は円筒形の水車状で多数の切削刃220が前記回転軸100の軸線方向と同一方向に円周上に備えられて前記回転軸100に軸結合されてそれぞれの切削刃が一定角度θほど千鳥状にずれて挿入結合されるものであって、図6及び図7に図示されたように、回転板210、多数の切削刃220、結合突起230、多数の切削刃結合孔240で形成される。
【0032】
前記回転板210は前述した前記回転軸100に軸結合される結合孔212が中央に形成された円板状で形成される。ここで、前記結合孔212は前述した回転軸100の軸中央の形状によって異なるようになる。
【0033】
前記多数の切削刃220は使用者が剃り部位の体毛を切削しようとする場合、体毛を切削するものであり、前記回転板210と一体で形成される。そして、前記回転板210の外周縁に接線で接する捻り角度において前記回転板210の一面と直角で折曲形成されることによって風車状の展開図上において水車状の立体形象で前記回転板210の外周縁に沿って多数備えられる。
【0034】
前記結合突起230は前述した前記多数の切削刃220のそれぞれの一端に備えられる。ここで、前記結合突起230は後述される切削刃結合孔240に挿入結合されるものであって、隣り合う切削刃220の後述される切削刃結合孔240に挿入結合され、前記回転軸100の軸線上の方向で多数の切削刃220が千鳥状で積層結合される。なお、前記結合突起230は後述される固定ワッシャ300の多数の固定孔320に挿入結合されるが、最末端の回転切削部材200の切削刃220のそれぞれの一端に形成された結合突起230が後述される固定ワッシャ300と結合されて仕上げるようになる。
【0035】
前記多数の切削刃結合孔240は隣り合う前記切削刃220と結合されるように前記回転板210の外周縁に前記結合突起230と同一円周上に形成されて円周上の結合突起230の間に備えられる。ここで、前記切削刃結合孔240に挿入結合される前記結合突起230は一定角度θほどずれて結合されて回転切削部材200と隣り合う回転切削部材200が互いにずれて一定角度θで結合されることにより切削刃220と隣り合う切削刃220間の空間が最小で形成されることによって、かみそりの外刃網体と干渉現象が最小化されてかみそりの切削効率が増大されることは明らかである。
【0036】
前記固定ワッシャ300は図6及び図8に図示されたように、前記回転軸100の最終末端に軸結合される前記回転切削部材200のそれぞれの切削刃220の一端に形成された結合突起230が挿入結合するように固定孔320が前記切削刃220の個数に対応するように形成される。そして、前記回転軸100の一端に軸結合される軸孔310が形成される。
【0037】
上述したような構成による本発明の回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリは多数の回転切削部材200が回転軸100上に軸結合した後、それぞれの回転切削部材200の隣り合う回転切削部材と結合時、結合突起230と切削刃結合孔240によって容易に結合が可能であり、一定角度θで回転切削部材200が隣り合う回転切削部材200と結合することができて螺旋形の切削刃の配列が可能であることは勿論、切削刃220間の空間を最小化することで、外刃網体に外力を加えても外刃網体が押圧されて切削刃の間に歪むことを防止することができて、切削刃220の回転による外刃網体の干渉を防止して切削効率を高めることができるのである。
【0038】
従って、かみそりを長時間使用するとき、外刃網体の変形によって挿入式切削刃アセンブリ40の回転干渉を防止するようになり、これによってより効果的に剃りの遂行ができるのは明らかである。ひいては、回転切削部材200を回転軸100上に軸結合し、挿入結合方式で多数の回転切削部材200が一体で回転できるように組立によって容易に形成することで、部品の一部破損、交換などによる分解組立時により容易に分解組立ができる。
【0039】
また、プレス切断及び成形を通じて一定角度の捻り角を有する最適な切削角度を形成された切削刃220を形成することによって、より容易に部品生産ができ、単純に挿入結合方式で螺旋形の切削刃の配置が可能であって高い切削力を有することができるだけでなく、最適の切削角度によって剃る時に体毛が挟まらないのである。
【0040】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例について説明したが、本発明の範囲から外れない範囲内で様々な変形が可能であること、およびそのような変形は請求範囲記載の範囲内に属するものであることを、当該分野において通常の知識を有するものにとっては明らかである。
【符号の説明】
【0041】
10:かみそり本体 12:ON/OFFスイッチ
20:切削刃駆動支持手段 21:ハウジング
21a:支持突片 23:仕上げ部材
24:カバー部材 25:緩衝部材
22:駆動モータ 30:動力伝達手段
40:切削刃アセンブリ 50:トリマーアセンブリ
60:かみそりカバー 62:外刃網
100:回転軸 200:回転切削部材
210:回転板 212:結合孔
220:切削刃 230:結合突起
240:切削刃結合孔 300:固定ワッシャ
310:軸孔 320:固定孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面にON/OFFスイッチ12が形成されたかみそり本体10と、前記かみそり本体10の上部に結合され、前記ON/OFFスイッチ12によって駆動される駆動モータ22が内設される切削刃駆動支持手段20と、前記切削刃駆動支持手段20の他側と下側にそれぞれ結合され、前記切削刃駆動支持手段20に内設された駆動モータ22と軸結合されて駆動力を伝達する多数の歯車で形成された動力伝達手段30と、前記動力伝達手段30から駆動力が伝達されて高速回転して体毛が切削され、前記切削刃駆動支持手段20の上側前後にそれぞれ位置される多数の切削刃アセンブリ40と、前記切削刃駆動支持手段20の下側に結合され、前記動力伝達手段30から駆動力が伝達されて左右往復動するトリマーが前記かみそり本体10の背面側に備えられたトリマーアセンブリ50と、前記かみそり本体10の上部に結合されて前記切削刃駆動支持手段20がカバーされ、前記切削刃アセンブリ40から剃り部位を保護するための外刃網62が形成されたかみそりカバー60で形成された回転ドラム式電気かみそりにおいて、
前記多数の切削刃アセンブリ40は長手方向に長く形成された回転軸100と;
円筒形の水車状で多数の切削刃210が備えられて前記回転軸100と結合され、前記多数の切削刃220のそれぞれの一端に結合突起230が形成されて前記切削刃220が回転軸100に順次に千鳥状に積層挿入して結合される多数の回転切削部材200と;
前記回転軸100の最終末端に軸結合される前記切削刃220の結合突起230が挿入結合されるように固定孔320が前記切削刃220の個数に対応するよう形成され、前記回転軸100の一端に軸結合される軸孔310が形成された固定ワッシャ300と;
で形成されたことを特徴とする回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリ。
【請求項2】
前記多数の回転切削部材200は前記回転軸100に軸結合される結合孔212が中央に形成された回転板210と;
前記回転板210と一体で形成され、外周縁に接線で接する捻り角度において前記回転板210の一面と直角で折曲形成されることによって風車状の展開図上において水車状の立体形象で備えられる多数の切削刃220と;
前記多数の切削刃220のそれぞれの一端に備えられる結合突起230と;
隣り合う前記切削刃220と結合するように前記回転板210の外周縁に前記結合突起230と同一円周上に形成されて円周上の結合突起230の間に備えられる多数の切削刃結合孔240と;
で形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリ。
【請求項3】
前記切削刃結合孔240に挿入結合される前記結合突起230は一定角度θほどずれるように結合されることを特徴とする請求項2に記載の回転ドラム式電気かみそりの挿入式切削刃アセンブリ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−274113(P2010−274113A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−119686(P2010−119686)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(510061955)
【Fターム(参考)】