説明

回転ロータ、掃除機用吸込具、電気掃除機及び空気調和機

【課題】住宅のフローリング化が普及してきたなかで、従来の回転ロータは床面等の磨き効果にムラがあることが問題となっていた。また、磨きムラの少ないブラシは塵埃の掻き出し力に問題が有った。
【解決手段】機器に回転自在に取着される回転ロータ1において、前記回転ロータ1(22)は、略棒状のロータ2(12)、及び清掃部材3(13)を有し、前記清掃部材3(13)は、一条以上のブレード4(14)、及び前記ロータ2(12)の略全周を覆う、基布9(20)に毛材10(21)を植設した起毛布5(15)にて形成されたもので、起毛布5(15)が略全周上にあることで、床面等の磨きムラをなくしつつ、ブレード4(14)により、塵埃への強い描き出し力を得ることを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被清掃面の清掃や洗浄に用いられる回転ロータと、その回転ロータを用いた掃除機用吸込具、電気掃除機及び空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅のフローリング化が進み、床面を磨く効果の高いブラシが求められている。従来、この種の回転ロータとして、特許文献1に見られるように、外周長手方向に複数条の溝を有するロータと、前記溝に装着される略帯状の清掃部材と、前記ロータのそれぞれの端部に固着されると共に機器に回転自在に軸支されるブラケット或いは回転軸から構成されているものがある。また、特許文献2に見られるように、起毛布を略棒状のロータに巻きつけて構成されるものがある。
【0003】
【特許文献1】特開2005−87644
【特許文献2】特開平7−303587
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている様な、長手方向に複数条の溝を有し、そこに帯状の清掃部材を挿入して、形成される回転ロータは、前記溝を構成しようとすると、前記溝間はどうしても隙間が開いてしまう。そのため、前記清掃部材間にも隙間ができてしまう。そのため、フローリング等の床面を磨く場合に、床面に清掃部材が接している時間が短く、また断続的になってしまうため、磨きムラや磨き残しが出来てしまう。その他に、前記ロータは押出し捻りやインジェクションで成形されるが、螺旋状の溝の形成が難しく、さらに捻り角度が多くなるほどに、成形が難しくなってくる。
【0005】
特許文献2に記載されている様な、起毛布を略棒状のロータに巻きつけて構成される回転ロータは、一様に起毛布が巻かれているため、磨きムラが無い。しかし、毛材の腰が弱くゴミを掻き出す際に毛が押し負けて、清掃面にこびり付いたゴミを掻き出す力に劣る。また、糸屑等が巻き締まる事があり、それを取り除くには時間を要し、メンテナンスに手間がかかるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決する為に、本発明の回転ロータは、略棒状のロータ、及び清掃部材を有し、前記清掃部材は、一条以上のブレード、及び前記ロータの略全周を覆う、基布に毛材を植設した起毛布にて形成されていることを特徴とする。
【0007】
その為、本発明の回転ロータは、ロータ全周を起毛布で覆うことにより、清掃面に連続して接することが出来、高い磨き力を有する。
【0008】
また、ブレードの弾力性とロータから突き出るような形状が、糸屑等を巻きつきにくくし、巻き締まりによるメンテナンスを容易にする。また、ブレードの弾力によって、ゴミに強い力を加える事により、ゴミの掻き出し力が大きくなる。
【0009】
本発明のロータは捻りを必要としないので、容易な技術での成形が可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の回転ロータは、ムラのない磨きと高い掻き出し力を持ち、糸屑等の絡まりを防止することで、メンテナンスを容易にするもので、ムラのない磨き効果と、高い掻き出し力を持った回転ロータ、掃除機用吸込具、電気掃除機、及び空気調和機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、機器に回転自在に取着される回転ロータにおいて、前記回転ロータは、略棒状のロータ、及び清掃部材を有し、前記清掃部材は、一条以上のブレード、及び前記ロータの略全周を覆う、基布に毛材を植設した起毛布にて形成されたもので、起毛布が略全周上にあることで、床面等の磨きムラをなくしつつ、ブレードにより、塵埃への強い掻き出し力を得ることを可能とする。
【0012】
第2の発明は、第1の発明の回転ロータにおいて、基布が部分的に露出した不毛部を有する起毛布が、ロータ外周に巻きつけられてあると共に、前記起毛布がブレードと前記ロータにて挟みつけられて固着されるようにしたもので、接着剤を用いずに清掃部材とロータを固着することを可能し、廃棄の際に清掃部材とロータの分別を容易に出来る。
【0013】
第3の発明は、第1の発明の回転ロータにおいて、毛材とブレードが基布に固着された清掃部材を、ロータに巻き付けたもので、接着剤を用いずに清掃部材とロータを一体とすることを可能とする。
【0014】
第4の発明は、機器に回転自在に取着される回転ロータにおいて、前記回転ロータは、略筒状のロータ、及び清掃部材を有し、前記清掃部材は、一条以上のブレード、及び前記ロータの略全周を覆う、基布に毛材を植設した起毛布にて形成されていると共に、前記ロータの両端部の内壁面に軸受が装着されてあるもので、起毛布が略全周上にあることで、床面等の磨きムラをなくしつつ、ブレードにより、塵埃への強い掻き出し力を得ることを可能とする。また、軸受を内壁面に装着することで、軸体をロータ内部に収納できるので、回転ロータ、及び回転ロータを取り付ける機器をより少ないスペースで形成することが可能となる。
【0015】
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の回転ロータを回転自在に備えた掃除機用吸込具であり、床面等へのムラのない磨き効果と高い掻き出し力を備えた掃除機用吸込具を提供することが出来る。
【0016】
第6の発明は、第5の発明の掃除機用吸込具を備えた電気掃除機であり、床面等へのムラのない磨き効果と高い掻き出し力を備えた電気掃除機を提供することが出来る。
【0017】
第7の発明は、熱交換器と、該熱交換器の上流側に配され流入する空気に含まれる塵埃を捕獲するエアフィルタと、第1から第4のいずれかの発明の回転ロータを備え、前記エアフィルタに付着した塵埃を前記回転ロータで清掃除去するようにした空気調和機であり、エアフィルタ表面へのムラのない磨き効果と、エアフィルタに付着した塵埃の掻き出し力に優れた塵埃除去装置を備えた、空気調和機を提供することが出来る。
【0018】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施例によって本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
【0019】
図1は、本発明の第1の実施例における回転ロータの斜視図、図2は、同回転ロータの断面図、図3は、同回転ロータのロータの斜視図、図4は、同回転ロータのブレードの側面図、図5は、起毛布の斜視図、図6は、図5の平面図、図13は、同回転ロータに軸体が取り付けられる状態の斜視図である。
【0020】
図1において、第1の実施例における、回転ロータ1は略棒状のロータ2の全周に清掃部材3を配することで形成される。清掃部材3はロータ2の長手方向へ1条以上のブレード4と、ロータ2を覆う起毛布5を有し、回転ロータ1は図2にあるように、ブレード4が起毛布5とロータ2を挟み込むよう一体に構成され、ロータ2の左右それぞれの端部には、図13にあるように、軸体A23、軸体B24が、嵌合固着されている。また、軸体B24の外周には、機器内のタイミングベルト(図示せず)を張架する為のギア24aが形成されている。このとき、軸体ではなく軸受などを用いても良いし、ロータ2自体を滑りの良い樹脂などで略真円状に形成し、ロータ2の両端をそのまま軸体とする方法や、ロータ2の両端に略真円状のザグリ加工を行い軸受としても良い。
【0021】
次に、ロータ2、ブレード4、起毛布5についての詳細な説明を行う。
【0022】
ロータ2は略棒状であり捻りを必要としないため、押出し技術などの容易な技術で成形できる。図3にあるように、ロータ2には清掃部材3を取り付けるための孔6が開いている。孔6はロータ2の長手方向に平行して、直線状に並んでいるようにすると形成しやすい。なお、ブレード4の使用本数や捻り角度によって、必要な孔6の数と配置を変化させる必要がある。ロータ2は中空であることが軽さを保ちつつ強度を得る面で望ましく、本実施例でも中空となっている。
【0023】
ブレード4は、図4にあるように、清掃部7と基部8で形成され、基部8にはロータ2に取り付けるためのピン8aが形成され、ピン8aは、ブレード4をロータ2に取り付けるとき、孔6に挿入される位置に配され、嵌め殺しとなる形状をしている。
【0024】
起毛布5は、図5にあるように、基布9と毛材10で形成される。基布9には、孔11が、ロータ2に巻きつけたとき、孔6と同じ位置に来るように列を成して開けられている。図6にあるように、基布9は平行四辺形を成し、平行四辺形の対角の角度を使用目的に応じて任意に設定できる。基布9には、ブレード4が基布9に接する部分を除いて、毛材10が植設される。
【0025】
次に、回転ロータ1の製作手順について説明する。まず初めに、ロータ2に起毛布5を毛材10が外側になる様に巻き付ける。このとき、ロータの孔6と、起毛布5の孔11が重なるようにすると共に、起毛布5の両端部の孔11がそれぞれ重なるようにし、ブレード4のピン8aを、起毛布5の孔11とロータ2の孔6に順に挿入、一体化させ、回転ロータ1を製作する。また、ロータ2の左右それぞれの端部に、軸体A23、軸体B24を、嵌合固着することにより、機器に回転自在に装着することができる。
【0026】
以上の構成により、第1の実施例による回転ロータ1は、機器に回転自在に着脱され、起毛布5によりムラのない磨きを行いつつ、ブレード4により高い掻き出し力を備える。
(実施例2)
【0027】
図7は、本発明の第2の実施例における回転ロータの斜視図、図8は、同回転ロータの断面図、図9は、同回転ロータのロータの斜視図、図10は、同回転ロータのブレードの正面図、図11は、同回転ロータの清掃部材の斜視図、図12は、図11の起毛布の正面図、図13は同回転ロータに軸体が取り付けられる状態の斜視図。
【0028】
図7において、第2の実施例における回転ロータ22は略棒状のロータ12の全周に清掃部材13を配することで形成される。清掃部材13はロータ12の長手方向へ1条以上のブレード14と、ロータ12を覆う起毛布15を有し、清掃部材13の一端に止め部16を有し、図8にあるように、もう一端にあるブレード14と嵌めあわされることで構成され、ロータ12の左右それぞれの端部に、軸体A23、軸体B24が、嵌合固着されている。また、軸体B24の外周には、機器内のタイミングベルト(図示せず)を張架する為のギア24aが形成されている。このとき、軸体ではなく軸受などを用いても良いし、ロータ12自体を滑りの良い樹脂などで略真円状に形成し、ロータ12の両端をそのまま軸体とする方法や、ロータ12の両端に略真円状のザグリ加工を行い軸受としても良い。
【0029】
次に、ロータ12、ブレード14、起毛布15、についての詳細な説明を行う。
【0030】
ロータ12は略棒状に成形され、捻りを必要としないため、押出し成形などの技術で容易に成形できる。ロータ12は中空であることが軽さを保ちつつ強度を持つ面で望ましく、本実施例でも中空となっている。
【0031】
ブレード14は、図10にあるように清掃部18と基部19で構成され、基部には止め部16と嵌めあう為の溝19aが形成されている。ブレード14は押出し成形で成形可能なので、長さが自由自在に変更でき、製造コストに優れる。
【0032】
起毛布15は、図11にあるように、基布20に毛材21が植設されてある。基布20は平行四辺形をなし、その角度を使用目的に応じて任意に設定することが出来る。基布20には、ブレード14が配される場所以外は毛材21が植設され、図12の如く基布20の一端を以外は、ブレードを取り付けるための止め部16が形成されてある。止め部16はインサート成形により基布20に成形される。
【0033】
また、図11にあるように、清掃部材13は、基布20の一端には、ブレード14が基布20からはみ出すように、縫糸17によって縫い付けられてあり、反対側の一端には止め部16が形成されてある。ロータ12の外周に基布20を巻きつけると共に、基布20の一端にある止め部16に、ブレード14をはめ込んで固着する。ここで、固着強度をより強める為、縫糸17を用いてはめ合わせたブレード14と基布20を縫い合わせても良い。また、ブレード14の本数を増やすことで、描き出し力を強化してもよい。上記の如く、回転ロータ22は、ロータ12に清掃部材13を巻き付けつつ、清掃部材13の一端にある止め部16と、もう一端にあるブレード14を嵌め合わしていくことによって組み合わされ、図13の如く、ロータ12の左右それぞれの端部に、軸体A23、軸体B24を、嵌合固着されることで、回転ロータ22が形成される。
【0034】
以上の構成により、第2の実施例による回転ロータ22は、機器に回転自在に着脱され、起毛布15によりムラのない磨きを行いつつ、ブレード14により高い掻き出し力を備える。
(実施例3)
【0035】
図14は、本実施例の模式図である。なお、上記実施例における回転ロータと同一部分については、同一符号を付け足してその説明を省略する。
【0036】
図14において、本実施例における回転ロータ1(または22)は、ロータ2(または12)の両端部の内壁面に軸受35が嵌合固着されてあり、ロータ2(または12)の一端には新たに機器内のタイミングベルト27に張架するためのギア40が構成されている。ここで、ギア40は軸受35の一方の一部をロータ2(または12)からはみ出させるように成形した部分に構成してもよい。回転ロータ1(または22)が取り付けられる機器に形成された固定シャフト36に、軸受35が装着されることで、回転ロータ1(または22)は、機器に回転自在に装着されることが可能となる。
【0037】
以上の構成により、第3の実施例による回転ロータ1(または22)は、機器に回転時自在に着脱され、ムラの無い磨きと高い掻き出し力を備える。
(実施例4)
【0038】
図15は、本発明の回転ロータを取り付けた第4の実施例における掃除機用吸込具の斜視図と、裏図面である。なお、上記実施例における回転ロータと同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
図15において、掃除機用吸込具25の本体25a内には、上記実施例における回転ロータ1(または22)と、電動機26と、電動機の回転軸(図示せず)と、回転ロータ1(または22)の軸体24にあるギア24a間に張架されるタイミングベルト27が配され、本体の後方中央部には、上下、左右回動自在で、電気掃除機(図示せず)に接続された延長管(図示せず)に着脱自在に接続される接続管28が設けられ、本体25aの底面25bの前後に一対ずつ走行用の車輪29が設けられ、同底面25bの前部には、回転ロータ1(または22)の清掃部材3(または13)が臨むと共に、塵埃を吸引する吸引口30が形成されている。
【0040】
以上の様に構成された本実施例における掃除機用吸込具25の動作は、以下の通りである。
【0041】
掃除機用吸込具25を、接続管28を介して、電気掃除機の延長管に接続し、同電気掃除機を運転しながら、掃除機用吸込具25を床面上で移動させると、床面上の塵埃が、清掃部材3(または13)によって、掻き取られると共に、空気と共に、吸引口30から、吸引され、接続管28、延長管、ホース(図示せず)を通って、電気掃除機の集塵部(図示せず)で補足されると共に、清掃部材3(または13)が床面をムラなく磨き上げる。
【0042】
以上のように、本実施例によれば、床面等へのムラの無い磨き効果と、高い掻き出し力を持った掃除機用吸込具を提供する事ができる。また、本実施例の掃除機用吸込具を接続すれば、同じく床面等へのムラの無い磨き効果と、高い掻き出し力を持った電気掃除機を提供する事ができる。
(実施例5)
【0043】
図16は、本発明の回転ロータを取り付けた空気調和機の要部斜視図、及び部分断面図である。なお、上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】
図16において、本実施例における空気調和機は、室内熱交換器(図示せず)と、同室内交換器の上流側に配され、前記室内交換器を通過する空気に含まれる塵埃を補足すると共に、枠体31aと、枠体31aに一体に貼り付けられたネットフィルタ31bから構成されたエアフィルタ31と、駆動手段A(図示せず)にて、エアフィルタ31の上流側表面に沿って移動可能に設けられた塵埃除去装置32と、可撓性に優れたダクト33を介して塵埃除去装置に接続された吸引装置34を備えている。
【0045】
塵埃除去装置32は駆動手段B(図示せず)にて回転駆動される回転ロータ1(または22)を内蔵すると共に、エアフィルタ31と対抗する面に、回転ロータ1(または22)の清掃部材3(または13)が臨むと共に、吸引装置34と連通する開口部32aが設けられている。なお、エアフィルタ31と回転ロータ1(または22)の位置関係は、図16(b)に示すように、開口部32aを通して、回転ロータ1(または22)の清掃部材3(または13)がエアフィルタ31の上流面に当接出来るようになっている。
【0046】
上記の様に構成された本実施例における空気調和機の動作は以下の通りである。
【0047】
エアフィルタ31に付着した塵埃を除去するときは、吸引装置34を運転しながら、駆動手段A及び駆動手段Bを駆動すると、塵埃除去装置32が、エアフィルタ31の一端(図16(a)に示す例では左端)から他端(右端)に向かって移動開始すると同時に回転ロータ1(または22)が回転し、清掃部材3(または13)が、フィルタ表面を磨きつつ、エアフィルタ31の表面に付着した塵埃を掻き取り、その掻き取られた塵埃は、開口部32aから吸引され、ダクト33を得て吸引装置34に送られ、外部に排出されるようになっている。
【0048】
以上のように、本実施例によれば、フィルタ表面へのムラのない効果と、塵埃の掻き出し力に優れた、塵埃除去装置を備えた、空気調和機を提供する事が出来る。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上のように、本発明にかかる回転ロータは、床面などに対して、ムラの無い磨きと高い書き出し力を備え、各種掃除機用吸込み具、電気掃除機、及び空気調和機などに広く応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の第1の実施例における回転ロータの斜視図
【図2】図1の回転ロータの断面図
【図3】図1の回転ロータのロータの斜視図
【図4】図1の回転ロータのブレードの側面図
【図5】図1の回転ロータの起毛布の斜視図
【図6】図5の起毛布の正面図
【図7】本発明の第2の実施例における回転ロータの斜視図
【図8】図7の回転ロータの断面図
【図9】図7の回転ロータのロータの斜視図
【図10】図7の回転ロータのブレードの正面図
【図11】図7の回転ロータの清掃部材の斜視図
【図12】図11の清掃部材の起毛布の正面図
【図13】図1あるいは図7の回転ロータに軸体が取り付けられる状態の斜視図
【図14】本発明の第3の実施例における模式図
【図15】本発明の回転ロータを取り付けた掃除機用吸込具の斜視図と裏面図
【図16】本発明の回転ロータを取り付けた空気調和機の要部斜視図と部分断面図
【符号の説明】
【0051】
1、22 回転ロータ
2、12 ロータ
3、13 清掃部材
4、14 ブレード
5、15 起毛布
6、11 孔
7,18 清掃部
8、19 基部
8a ピン
9、20 基布
10、21 毛材
16 止め部
19a 溝
23 軸体A
24 軸体B
24a ギア
25 掃除機用吸込具
25a 本体
25b 底面
26 電動機
27 タイミングベルト
28 接続管
29 車輪
30 吸引口
31 エアフィルタ
31a 枠体
32b ネットフィルタ
32 集塵除去装置
32a 開口部
33 ダクト
34 吸引装置
35 軸受
36 固定シャフト
40 ギア部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器に回転自在に取着される回転ロータにおいて、前記回転ロータは、略棒状のロータ、及び清掃部材を有し、前記清掃部材は、一条以上のブレード、及び前記ロータの略全周を覆う、基布に毛材を植設した起毛布にて形成されていることを特徴とする回転ロータ。
【請求項2】
基布が部分的に露出した不毛部を有する起毛布が、ロータ外周に巻きつけられてあると共に、前記起毛布がブレードと前記ロータにて挟みつけられて固着されていることを特徴とする請求項1に記載の回転ロータ。
【請求項3】
毛材とブレードが基布に固着された清掃部材を、ロータに巻き付けたことを特徴とする請求項1に記載の回転ロータ。
【請求項4】
機器に回転自在に取着される回転ロータにおいて、前記回転ロータは、略筒状のロータ、及び清掃部材を有し、前記清掃部材は、一条以上のブレード、及び前記ロータの略全周を覆う、基布に毛材を植設した起毛布にて形成されていると共に、前記ロータの両端部の内壁面に軸受が装着されてあることを特徴とする回転ロータ。
【請求項5】
請求項1〜4に記載の回転ロータを回転自在に備えた掃除機用吸込具。
【請求項6】
請求項5に記載の掃除機用吸込具を備えた電気掃除機。
【請求項7】
熱交換器と、該熱交換器の上流側に配され流入する空気に含まれる塵埃を捕獲するエアフィルタと、請求項1〜4に記載の回転ロータを備え、前記エアフィルタに付着した塵埃を前記回転ロータで清掃除去するようにした空気調和機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−268684(P2009−268684A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121362(P2008−121362)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】