説明

回転槽洗濯機二元ダンパ・システム

本発明は、洗濯機の台枠と回転槽との間の問題の運動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムを有する回転槽洗濯機を提供する。オンオフ二元ダンパ・システムは、摩擦パッド(26)及びハウジング摩擦ダンパ面(28)を有し、摩擦パッド(26)は前記ハウジング摩擦ダンパ面(28)と接触する。オンオフ二元ダンパ・システムは電磁コイル・コア(30)及び磁気ロック・スライド(32)を有し、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップ(34)は、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間に相対滑り運動を提供する。その場合、前記電磁コイル・コアへ供給された電流はスライド・ギャップを除去して、電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動が摩擦パッドへ伝達され、摩擦パッドは前記ハウジング摩擦ダンパ面を摩擦して台枠と回転槽との間の問題の運動を減衰する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、回転槽洗濯機及び磁気作動運動制御装置に関する。具体的には、本発明は、磁気作動二元ダンパ・システムを有して運動を制御する回転槽洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
磁気作動運動制御装置、例えば、磁気制御ダンパ又はストラットは、運動制御、例えば、加えられた磁界の大きさによって制御される減衰を提供する。磁気制御ダンパの領域における努力の多くは、電気流動学(ER)又は磁気流動学(MR)ダンパのいずれかに集中している。これらの型の減衰装置の下にある原理は、特定の流体が、加えられた電界又は磁界に比例して粘度を変化させることである。したがって、流体で達成可能な減衰力は、加えられた界を制御することによって制御可能である。ER及びMRダンパの例は、それぞれ米国特許第5,018,606号及び第5,384,330号で説明されている。
【0003】
MR流体は高い降伏強度及び粘度を有し、したがってER流体よりも大きな減衰力を生成することができる。更に、MR流体は、簡単な低電圧電磁コイルで容易に生成された磁界によって作動される。その結果、MR流体を使用するダンパが、ERダンパよりも好まれるようになった。
【0004】
ER及びMR流体ダンパは、依然として流体減衰を含むため、ダンパは正確な弁及びシールを使用して製造されなければならない。具体的には、そのようなダンパは、典型的には、運動用シール及び従順な閉じ込め部材を必要とするが、これらは製造及び組立が特に容易というわけではない。更に、流体型ダンパは、製造及び組立を複雑にする著しい「オフ状態」の力を有することができる。オフ状態の力とは、ダンパが付勢されないときダンパの中で働く力を意味する。
【0005】
振動運動を経済的に制御するダンパ・システム及び方法の必要性が存在する。回転槽洗濯機の振動運動を制御する経済的に実現可能な方法の必要性が存在する。回転槽洗濯機の振動運動を制御するロバストなダンパ・システム及び方法の必要性が存在する。
【特許文献1】なし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の1つの態様によれば、磁気作動二元ダンパ運動制御装置が提供される。磁気作動二元ダンパ運動制御装置は、ハウジング、運動可能部材、及び電磁コイル・コア磁界発生器を含む。磁界発生器によって加えられた磁界は、二元ダンパ・システムを作動して減衰を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は回転槽洗濯機を含む。洗濯機は、台枠、回転槽、及び台枠と回転槽との間の問題の運動を減衰する回転槽洗濯機オンオフ二元ダンパ・システムを含む。オンオフ二元ダンパ・システムは、摩擦パッド及びハウジング摩擦ダンパ面を含み、摩擦パッドはハウジング摩擦ダンパ面と接触する。オンオフ二元ダンパ・システムは電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを含み、電磁コイル・コアは磁気ロック・スライドに隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップは、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間に相対滑り運動を提供する。その場合、電磁コイル・コアへ加えられた電流はスライド・ギャップを除去して電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動が摩擦パッドへ伝達され、摩擦パッドはハウジング摩擦ダンパ面を摩擦して台枠と回転槽との間の問題の運動を減衰する。
【0008】
本発明は、問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムを含む。オンオフ二元ダンパ・システムは摩擦パッド及びハウジング摩擦ダンパ面を含み、摩擦パッドはハウジング摩擦ダンパ面と接触する。オンオフ二元ダンパ・システムは電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを含み、電磁コイル・コアは磁気ロック・スライドに隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップは、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間に相対滑り運動を提供する。その場合、電磁コイル・コアへ供給された電流はスライド・ギャップを除去して電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動が摩擦パッドへ伝達され、摩擦パッドはハウジング摩擦ダンパ面を摩擦して問題の振動を減衰する。
【0009】
本発明は、問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムを含む。オンオフ二元ダンパ・システムは、ダンパ、電磁コイル・コア、及び磁気ロック・スライドを含む。電磁コイル・コアは、磁気ロック・スライドに隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップは、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間に相対滑り運動を提供する。その場合、電磁コイル・コアへ供給された電流はスライド・ギャップを除去して、電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動がダンパへ伝達されてダンパが問題の振動を減衰する。
【0010】
本発明は、問題の振動を減衰するダンパ・システムを作成する方法を含む。本方法は、ダンパを提供することを含む。本方法は磁気ロック・スライダを提供することを含み、磁気ロック・スライダは電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを有し、電磁コイル・コアが磁気ロック・スライドに隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間に相対滑り運動を提供する。本方法は、ダンパを磁気ロック・スライダへ結合することを含む。その場合、電磁コイル・コアへ供給された電流はスライド・ギャップを除去して、電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動がダンパへ伝達されてダンパが問題の振動を減衰する。
【0011】
本発明は問題の振動を減衰する方法を含む。本方法は、ダンパを提供すること、及び磁気ロック・スライダを提供することを含む。提供された磁気ロック・スライダは電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを有し、電磁コイル・コアは磁気ロック・スライドに隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップは、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間で相対滑り運動を提供する。本方法は、ダンパを磁気ロック・スライダへ結合すること、及び電流を電磁コイル・コアへ供給してスライド・ギャップを除去し、滑り運動をダンパへ電磁的に伝達してダンパが問題の振動を減衰することを含む。
【0012】
本発明は、問題の運動を減衰するダンパ・システムを作成する方法を含む。本方法は、ダンパを提供すること、及び別個の磁気ロック・スライダ切り換え可能部材を提供することを含む。磁気切り換え可能部材はダンパとは別個であり、それから切り離されている。提供された磁気切り換え可能部材は電磁コイル・コア及び磁気標的を有し、電磁コイル・コアが磁気標的に隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気標的との間で相対非結合運動を提供する。本方法は、ダンパを別個の切り換え可能部材へ結合することを含む。その場合、電磁コイル・コアへ供給された電流は電磁コイル・コアと磁気標的との間で相対非結合運動を除去し、問題の運動をダンパへ電磁的に伝達し、ダンパが問題の運動を減衰する。
【0013】
本発明は、問題の振動運動を減衰する方法を含む。本方法は、ダンパを提供すること、及び磁気ロック・スライダ切り換え可能部材を提供することを含み、磁気切り換え可能部材は電磁コイル・コア及び磁気標的を有し、電磁コイル・コアは磁気標的に隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気標的との間の非結合ギャップが、電磁コイル・コアと磁気標的との間で相対非結合運動を提供する。磁気切り換え可能部材はダンパとは別個に提供され、それから切り離されている。本方法は、提供されたダンパを、提供された別個の磁気切り換え可能部材へ結合し、電流を電磁コイル・コアへ供給して電磁コイル・コアと磁気標的との間の相対非結合運動を除去することを含む。その場合、相対非結合運動はダンパへ伝達されてダンパが問題の運動を減衰する。
【0014】
本発明の追加の特徴及び利点は、下記の詳細な説明で記述され、その説明から或る程度は当業者へ容易に明らかとなるか、下記の詳細な説明、請求項、及び添付の図面を含む本明細書に説明された発明を実施することによって認識されるであろう。
【0015】
理解すべきは、これまでの一般的説明及び下記の詳細な説明の双方は、本発明の例を示すものであって、請求項に記載された本発明の性質及び特性を理解させるための概観又は骨組みの提供を意図されることである。添付の図面は、本発明の更なる理解を提供するために含められ、本明細書に組み込まれてその一部分を構成する。図面は本発明の様々な実施形態を例示し、説明と共に本発明の原理及び動作を明らかにするために役立つ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の現在の好ましい実施形態を詳細に参照する。本発明の例は添付の図面に示される。
【0017】
本発明は回転槽洗濯機を含む。洗濯機は、台枠、回転槽、及び台枠と回転槽との間の問題の運動を減衰する回転槽洗濯機オンオフ二元ダンパ・システムを含む。オンオフ二元ダンパ・システムは、非磁性潤滑海綿質弾性摩擦パッド、好ましくはグリース処理発泡体スポンジ、及びハウジング摩擦ダンパ面を含み、摩擦パッドがハウジング摩擦ダンパ面に接触している。オンオフ二元ダンパ・システムは、電磁コイル・コア、及び複数の金属スラットを有する磁気ロック・スライドを含み、電磁コイル・コアが磁気ロック・スライドに隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間で不減衰相対滑り運動を提供する。その場合、電磁コイル・コアへ供給された電流がスライド・ギャップを除去し、電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動が摩擦パッドへ伝達され、摩擦パッドがハウジング摩擦ダンパ面を摩擦して台枠と回転槽との間の問題の運動を減衰する。
【0018】
図1は、台枠22、回転槽23、及び前記台枠と前記回転槽との間の問題の運動を減衰する回転槽洗濯機オンオフ二元ダンパ・システム24を有する回転槽洗濯機20を示す。図2で示されるように、オンオフ二元ダンパ・システム24は、好ましくは、少なくとも1つの摩擦パッド26及びハウジング摩擦ダンパ面28を含み、摩擦パッド26はハウジング摩擦ダンパ面28と接触する。オンオフ二元ダンパ24は電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を含み、電磁コイル・コア30は前記磁気ロック・スライド32に隣接して配置され、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間のスライド・ギャップ34は、電磁コイル・コア30と前記磁気ロック・スライド32との間で不減衰相対滑り運動を提供する。コア30とロック・スライド32との間のスライド・ギャップ34は、台枠22と槽23との間で不減衰相対滑り運動を可能にする。この運動は問題のない運動であり、特に、ダンパ面28と接触する摩擦パッド26によって減衰されるべきでない高振動数低振幅の相対運動である。スライド・ギャップ34は不減衰相対滑り運動を可能にする。その場合、電磁コイル・コア30へ供給された電流はスライド・ギャップ34を除去し、電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動は摩擦パッド26へ伝達され、摩擦パッド26はハウジング摩擦ダンパ面28を摩擦し、台枠22と回転槽23との間の問題の運動を減衰する。オンオフ二元ダンパ24が、摩擦パッド26と直列の電流切り換え可能磁気ロック・スライド32及び電磁コイル・コア30を有するので、オフ状態の二元ダンパ24は台枠と槽との間に非結合を提供して相対運動を許容し、オン状態の二元ダンパ24は摩擦パッド26を介して問題のある非許容相対運動を結合し、したがって相対運動は禁止される。直列摩擦パッド・ダンパ/切り換え可能ロック・スライド部材二状態ダンパ・システム24は、高振動を絶縁する比較的に無減衰の状態から共振による高レベル減衰状態へ切り替わる。非結合オフ状態において、運動はスライド・ギャップ34によって吸収され、好ましくは、受動減衰摩擦パッド26とハウジング面28との間で運動は起こらない。結合オン状態において、電流は磁気コイル・コア30を付勢して磁気ロック・スライドからスライド・ギャップ34を除去し、摩擦パッド・ダンパがシステムへ結合され、ダンパの中の摩擦パッド26とハウジング摩擦ダンパ面28との間で相対運動が起こる。好ましくは、ダンパ摩擦パッド26は、非磁性潤滑海綿質弾性部材、最も好ましくは、グリース処理発泡体スポンジを備える。好ましくは、磁気ロック・スライド32は、少なくとも1つの可撓性金属スラット36、好ましくは、複数のスラットを備える。複数のスラット36はコイル・コア30へ向けて内側へ電磁的に引かれ、定位置へ磁気的にロックされる。スライド32のロックは、その直列減衰摩擦パッド26へ運動を伝達する。好ましくは、摩擦パッド及びダンパ・ハウジングは、ロック電流がコイル・コア30へ供給されたときにのみ摩擦し、電流が供給されないと、摩擦パッド及びダンパ面の相対運動は起こらない。電磁コイル・コア30へ供給されたロック電流は磁界を生成し、この磁界はスライド32及びコイル・コア30の相対位置をロックし、ギャップ34を除去することによって滑りを禁止し、可撓性金属スライド・スラット36及びコアの表面を一緒にロックする。好ましくは、洗濯機ダンパ・システム・コントローラは、定常ロック電流を供給するか、電流を全く供給せず、好ましくは、電界又は磁界を変化させないで、表面をロックするかロックせず、スライダ表面の間の摩擦を変化させない。コイル・コア30への電流がオフ又はオンで変動しないとき、二元スライダ磁気切り換え可能部材は、係合されないオフ状態にあるか、ロックされた係合オン状態にあり、ロック電流が供給されるときにのみ、機械的に結合された直列ダンパ摩擦パッドが相対運動を減衰し、電流が供給されないと、非結合摩擦パッドの相対運動は起こらない。電磁コイル・コア30へ供給された電流は磁界を生成し、この磁界はスライド・ギャップ34を除去することによって磁気切り換え可能スライド部材及びコイル・コアの相対位置をロックして滑りを禁止し、スライド・スラット及びコアの表面を一緒にロックする。好ましくは、コントローラはオン状態のために定常電流を供給するか、全く電流を供給せず、電流をオフ又はオンにして変化させないので、スライド・ギャップ34を形成する表面はロックされるかロックされないで摩擦は変化せず、スライダは、係合されないか係合がロックされる点で二元である。図3は、ダンパ24の外部管ハウジングから除去されたピストン・サブアセンブリを示す。図3Bは、電流がコイル・コアへ供給されないとき、磁気切り換え可能スライド結合/非結合部材が運動入力軸25の非結合行程を提供し、軸25は運動するが摩擦パッド・ダンパ26は結合されないで静止したままであることを示す。図3Cは、0.3アンペアのロック電流がコイル・コアへ供給されるとき、磁気切り換え可能スライド結合/非結合部材が、摩擦パッド・ダンパ26を有する入力軸25の結合行程を提供することを示す。図3Bにおいて、電磁コイル・コアが付勢されないとき、許容される運動がピストンの磁気ロック・スライドの中で調整され、例えば、約24mmの最大非結合行程を有する軸25の場合に高振動数低振幅運動が許容される。図3Cにおいて、電磁コイル・コアの付勢は軸25を摩擦パッド・ダンパ26に結合して問題の運動を減衰し、例えば、約80mmの最大減衰結合行程で高振幅運動を減衰する。図4は、ワイヤ・コイルが巻かれた電磁コイル・コア30の実施形態を示す。好ましくは、電磁コイル・コア30は透磁性であり、最も好ましくは、高透磁性金属、例えば、低炭素鋼から形成される。コイル・ワイヤの下のコアの表面は、好ましくは、ワイヤがコアの周りに巻かれる前に、電気絶縁コーティング層で被覆される。図5は、コア30を包囲して磁気ロック・スライド32を提供する透磁性スラット36の実施形態を示す。透磁性スラット36は、好ましくは、金属スラットであり、好ましくは、高透磁性低炭素鋼から形成される。図5で示される金属スラット36は、円筒管の四分の一の部分を含む。図6は、磁気ロック・スライド・ハウジング38の実施形態を示す。ハウジング38は、好ましくは、コア30の周りで金属スラット36を包含及び包囲する管部材を備える。好ましくは、磁気ロック・スライド・ハウジング38は、非磁性プラスチックから形成される。図7は、摩擦パッド26から遠位にあって分離された磁気ロック・スライド32の軸端のための、磁気ロック・スライド・ハウジングの第1の端部軸受40の実施形態を示す。磁気ロック・スライド・ハウジングの第1の端部軸受40は、好ましくは、ばねフィンガ44を含む。ばねフィンガ44は、スラット36とコイル・コア30との間のスライド・ギャップ34を維持し、スラット36がオフ状態で引きずらないようにする。好ましくは、磁気ロック・スライド・ハウジングの第1の端部軸受40は非磁性プラスチックから形成される。図8は、摩擦ダンパ・パッド26に隣接した磁気ロック・スライド32の端のための、磁気ロック・スライド・ハウジングの第2の端部軸受42の実施形態を示す。磁気ロック・スライド・ハウジングの第2の端部軸受42は、好ましくは、不可欠なばねフィンガ44を含む。ばねフィンガ44は、スラット36とコイル・コア30との間のスライド・ギャップ34を維持し、スラット36がオフ状態で引きずらないようにする。図8の実施形態で示されるように、磁気ロック・スライド・ハウジングの第2の端部軸受42は、摩擦パッド26を保持する保持ハウジング溝を含み、スラット36が、付勢されたコイル・コア30と磁気的にロックされるとき、軸25の運動がダンパ・パッド26へ伝達されるようにする。ばねフィンガ弾性部材44は可撓性回復ばね力を提供して、スラットがコイル・コア30からスラット36を取り巻くハウジング38の方へ離れるようにスラットを強制し、コイル・コアが付勢されないときスライド・ギャップ34がダンパ・パッド26から軸25の運動を切り離すようにする。好ましくは、磁気ロック・スライド・ハウジングの第2の端部軸受42は非磁性プラスチックから形成される。図9は、ダンパ・パッド26の実施形態を示す。ダンパ・パッド26は、好ましくは、発泡体リング摩擦要素であり、好ましくは、ポリウレタン発泡体から作られる。好ましくは、磁気切り換え可能ロック・スライド部材は複数の金属スラット36を備える。好ましい実施形態において、金属スラット36はコイル・コアに対応して屈曲内面を有する。コイル・コアは、スラットの曲面と係合する屈曲外面を有する。代替の好ましい実施形態において、例えば、図10で示されるように、金属スラット36は平坦な金属スラットであり、コイル・コア30は平坦な多角形周辺部を有する。この多角形周辺部は、スラットの平坦面に対応し、好ましくは、長方形、最も好ましくは正方形のコアの断面周辺部に対応する。図10で示されるように、平坦なスラット36は、平坦な内面を有する内部磁気ロック・スライド・ハウジング46、及び外部磁気ロック・スライド・ハウジング48に含まれる。好ましくは、磁気ロック・スライド金属スラット36は、それらを含む磁気ロック・スライド・ハウジングから独立しており、好ましくは、磁気ロック・スライド・ハウジングの内部に柔軟に含まれる独立した金属部材である。好ましくは、磁気ロック・スライドのスラット36は、スラットが磁気金属材料から形成され、スラットを含む磁気ロック・スライド・ハウジングが非磁性材料から形成される点で、スラットを含む磁気ロック・スライド・ハウジングから独立している。好ましい実施形態において、磁気ロック・スライド・ハウジングは非磁性プラスチックから形成される。好ましくは、スラット36は、スロットを有するハウジングから切り出されたスロット・フィンガではない点で、スラットを含む磁気ロック・スライド・ハウジングから独立している。好ましくは、スラット36を含む磁気ロック・スライド・プラスチック・ハウジングは、磁気ロック・スライド金属スラット36とハウジング摩擦ダンパ面28との間に配置される。好ましくは、ダンパ・システムは、回復ばね力を提供する弾性部材を含む。好ましい実施形態において、ばねフィンガ弾性部材44は、付勢されないときコイル・コア30から離れるようにスラット36を偏らせる回復ばね力を提供する。好ましい実施形態において、ばねフィンガ弾性部材44は、付勢されないときコイル・コア30から離れるようにスラット36を偏らせる回復ばね力を提供する。図2Bで示されるように、第1及び第2のコイルばねは回復ばね力を提供し、磁気ロック・スライドの軸方向行程の長手方向中央にコイル・コア30を偏らせる。これは、磁気ロック・スライドに対してコイル・コア30の長手方向位置を偏らせるため、コイル・コア30に隣接して、そのようなコイルばねを含まない図11及び図12と対比される。図11と図12との比較で示されるように、図11のダンパ・システムは軸方向コイルばねの弾性部材を含み、この弾性部材はダンパの入力軸25の端の方へ摩擦パッドを偏らせる回復ばね力を提供する。
【0019】
本発明は、問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システム24を含む。好ましくは、オンオフ二元ダンパ・システム24は、可変回転速度洗濯機20の動作の間、一時的に共振する問題の振動を減衰する回転槽洗濯機オンオフ二元ダンパ・システムである。オンオフ二元ダンパ・システム24は摩擦パッド26及びハウジング摩擦ダンパ面28を含み、摩擦パッド26はハウジング摩擦ダンパ面28と接触する。好ましくは、少なくとも1つの摩擦パッド26は非磁性潤滑海綿質弾性部材であり、最も好ましくは、グリース処理発泡体スポンジ摩擦リングであり、そのサイズは、取り付けられる間、ハウジング摩擦ダンパ面28と剛性保持背面部材との間で事前に圧縮されるようなサイズである。オンオフ二元ダンパ・システム24は、電磁コイル・コア30、及び電磁コイル・コア30を包囲する磁気ロック・スライド32を含む。電磁コイル・コア30は、好ましくは、透磁性のコアを備え、絶縁されたワイヤ導体がコアの上に巻かれる。電磁コイル・コア30は磁気ロック・スライド32に隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップ34は、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間に相対的不減衰滑り運動を提供する。この場合、電磁コイル・コア30へ供給された電流はスライド・ギャップ34を除去し、電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動は少なくとも1つのダンパ摩擦パッド26へ伝達され、ダンパ摩擦パッド26はハウジング摩擦ダンパ面28を摩擦して問題の振動を減衰する。好ましくは、磁気ロック・スライド32は少なくとも1つの透磁性金属スラットを備え、最も好ましくは、複数の透磁性スラットを備える。好ましい実施形態において、磁気ロック・スライド透磁性金属スラット36は平坦な金属スラットであり、コア30は、平坦な金属スラットに対応した平坦な多角形周辺部を有する。好ましくは、磁気ロック・スライドの金属スラット36は、スラット非磁性ハウジング、好ましくは、プラスチック磁気ロック・スライド・ハウジングの中に収容される。好ましくは、プラスチック磁気ロック・スライド・ハウジングは、磁気ロック・スライド金属スラット36とハウジング摩擦ダンパ面28との間に配置された磁気ロック・スライド・ハウジング46を備える。好ましくは、ダンパ・システムは、回復ばね力を提供する弾性部材を含む。好ましい実施形態において、ばねフィンガ弾性部材44は回復ばね力を提供して、付勢されないときのコイル・コア30から離れるようにスラット36を偏らせる。好ましい実施形態において、ばねフィンガ弾性部材44は回復ばね力を提供して、付勢されないときのコイル・コア30から離れるようにスラット36を偏らせる。図2Bで示されるように、第1及び第2のコイルばねは回復ばね力を提供して、磁気ロック・スライドの軸方向行程の長手方向中央へコイル・コア30を偏らせる。図11と図12との比較で示されるように、図11のダンパ・システムは軸方向のコイルばね弾性部材を含み、この弾性部材は回復ばね力を提供し、この回復ばね力はダンパの入力軸25の端の方へ摩擦パッドを偏らせる。好ましい代替の実施形態において、少なくとも1つの透磁性金属スラット36が屈曲スラットを備え、前記コア30は屈曲スラット面に対応する円形屈曲周辺部を有する。図13の好ましい回転ダンパ・システムの実施形態で示されるように、少なくとも1つの透磁性金属スラット36は屈曲帯状スラット36を備える。図13で示される回転ダンパ・システムにおいて、透磁性金属屈曲帯状スラット36は、接地された静止電磁コイル・コア30を取り囲む。図13A〜Bのオフ状態で示されるように、スライド・ギャップ34は、屈曲帯状スラット36が、その磁気ロック・スライド・カップ・ハウジング50と共に回転することを可能にする。図13A〜Bのオフ状態において、電流が静止電磁コイル・コア30へ供給されないとき、屈曲帯状スラット36はコイル・コア30に相対した運動で回転する。ダンパ摩擦パッド26は、外面磁気ロック・スライド・カップ・ハウジング50へ固着される。ダンパ摩擦パッド26は、好ましくは、磁気ロック・スライド・カップ・ハウジングの外面とダンパ・ハウジング摩擦ダンパ面28との間で事前に圧縮される。好ましくは、ダンパ摩擦パッド26は非磁性潤滑海綿質弾性部材を備え、最も好ましくは、グリース処理発泡体スポンジ摩擦リングを備え、リングのサイズは、ハウジング摩擦ダンパ面28と磁気ロック・スライド・カップ・ハウジング50との間で事前に圧縮されるようなサイズである。図13A〜Bのオフ状態において、スラット36、カップ・ハウジング50、及び摩擦パッド26は、入力軸及び回転子と一緒に回転し、その許容される回転運動は、摩擦パッド26とハウジング摩擦ダンパ面28との間に相対運動が存在しないような運動である。入力軸及び回転子の許容されない回転運動を減衰するため、ロック電流が静止電磁コイル・コア30へ供給される。これは、図13C〜Dのオン状態で示されるように、屈曲帯状スラット36とコイル・コア30との間のスライド・ギャップ34を除去し、相対運動が摩擦パッド26とハウジング摩擦ダンパ面28との間の界面へ伝達されるようにし、摩擦パッド26が入力軸及び回転子の運動を減衰するようにする。回転オンオフ二元ダンパ・システム24は、磁気切り換え可能回転ロック・スライドと直列の回転ダンパを提供する。
【0020】
本発明は、問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムを含む。オンオフ二元ダンパ・システム24は、許容されない一時的共振運動を減衰する。オンオフ二元ダンパ・システム24は、切り換え可能電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32と直列のダンパ27を含む。ダンパ27は、許容されないで散逸及び抑圧されるべき運動に対して、電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32へ非結合可能に接続される。電磁コイル・コア30は磁気ロック・スライド32に隣接して配置され、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間のスライド・ギャップ34は、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間に、減衰されない相対滑り運動を提供する。その場合、電磁コイル・コア30へ供給された電流はスライド・ギャップ34を除去して電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動がダンパ27へ伝達されてダンパ27が問題の振動を減衰する。図2、5、10〜13で示されるように、磁気ロック・スライド32は少なくとも1つの金属スラット36を備える。好ましくは、磁気ロック・スライド32は複数の金属スラット36を備える。好ましい実施形態において、磁気ロック・スライド金属スラット36は平坦な金属スラット36であり、コイル・コア30は、平坦な金属スラット36に対応した平坦な多角形周辺部を有する。代替の好ましい実施形態において、磁気ロック・スライド金属スラット36は屈曲金属スラット36である。許可されない回転運動を減衰する好ましい実施形態において、磁気ロック・スライド36は屈曲帯状スラットであり、コイル・コア30は、屈曲帯状スラット36に対応する円形周辺部を有する。好ましくは、少なくとも1つの金属スラット36が非磁性スライド・ハウジングの中に収容される。ダンパ27は、好ましくは、非磁性受動ダンパである。好ましくは、図2、3、8、9、11〜13で示されるように、ダンパ27は少なくとも1つの摩擦パッド26を備え、摩擦パッド26はハウジング摩擦ダンパ面28と係合する。好ましくは、ダンパ27は摩擦ダンパである。図14〜図15で示されるように、ダンパ27は、減衰、及び実数及び虚数成分の双方を有するばね定数を含む弾性ばね部材非摩擦複合ダンパを備える。図14で示されるように、ダンパ27は付着エラストマー弾性ばね52である。図15で示されるように、ダンパ27は弾性コイルばね54である。
【0021】
本発明は、一時的に共振する問題の振動運動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムを作成する方法を含む。ダンパ・システム24を作成する方法は、許容されない運動を散逸及び抑圧するダンパ27の提供を含む。本方法は、切り換え可能磁気ロック・スライダ33を提供することを含む。磁気ロック・スライダ33は、電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を含み、電磁コイル・コア30は磁気ロック・スライド32に隣接して配置され、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間のスライド・ギャップ34が、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間に不減衰相対滑り運動を提供する。本方法は、ダンパ27を磁気ロック・スライダ33へ結合することを含む。その場合、電磁コイル・コア30へ供給された電流はスライド・ギャップ34を除去して電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を一緒に電磁的にロックし、相対滑り運動がダンパ27へ伝達されてダンパが問題の振動運動を減衰する。図1〜12、14〜15で示されるように、線形往復運動を減衰する好ましい実施形態において、提供された切り換え可能磁気ロック・スライダ33は、スライド・ギャップ34を有する線形スライダを備え、これはコイル・コア30と磁気ロック・スライド・スラット36との間に比較的に減衰されない線形滑り運動を提供する。図13で示されるように、許容されない回転運動を減衰する好ましい実施形態において、提供された切り換え可能磁気ロック・スライダ33は、スライド・ギャップ34を有する回転スライダを備え、これはコイル・コア30と磁気ロック・スライド帯状スラット36との間で比較的に減衰されない回転運動を提供する。
【0022】
本発明は、問題の振動を減衰する方法を含む。本方法は、ダンパ27を提供すること、及び磁気ロック・スライダ33を提供することを含む。提供された磁気ロック・スライダ33は電磁コイル・コア30及び磁気ロック・スライド32を含み、電磁コイル・コア30は磁気ロック・スライド32に隣接して配置され、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間にあるスライド・ギャップ34が、電磁コイル・コア30と磁気ロック・スライド32との間に、減衰されない相対滑り運動を提供する。本方法は、ダンパ27を磁気ロック・スライダ33へ結合し、電磁コイル・コア30へ電流を供給してスライド・ギャップ34を除去し、滑り運動をダンパ27へ電磁的に伝達して、ダンパが問題の振動を減衰することを含む。問題の振動線形往復運動を減衰するため、提供された切り換え可能磁気ロック・スライダ33は、スライド・ギャップ34を有する線形スライダであり、これは、図1〜12及び14〜15で示されるように、コイル・コア30と磁気ロック・スライド・スラット36との間で、比較的に減衰されない線形滑り運動を提供する。問題の振動回転運動を減衰するため、提供された切り換え可能磁気ロック・スライダ33は、図13で示されるように、スライド・ギャップ34を有する回転スライダであり、これは、コイル・コア30と磁気ロック・スライド帯状スラット36との間で、比較的に減衰されない回転運動を提供する。
【0023】
本発明は、一時的に共振する問題の振動運動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システム24を作成する方法を含む。本方法は、ダンパ27を提供すること、及び別個の磁気切り換え可能ロック・スライダ部材33を提供することを含む。好ましくは、ダンパ27は非磁性ダンパである。磁気切り換え可能ロック・スライダ部材33は、非磁性ダンパ27と直列接続するように提供される。磁気切り換え可能部材33は、電磁コイル・コア30及び磁気標的37を含む。磁気標的37は、好ましくは、少なくとも1つの透磁性金属スラット36である。電磁コイル・コア30は、前記磁気標的37に隣接して配置され、電磁コイル・コア30と前記磁気標的37との間の非結合スライド・ギャップ34が、電磁コイル・コア30と磁気標的37との間で、比較的に減衰されない非結合運動を提供する。非磁性ダンパ27は、好ましくは、非結合スライド・ギャップ34によって磁気切り換え可能部材の電磁コイル・コア30とは接続されずに分離される。本方法は、非磁性ダンパ27を別個の磁気切り換え可能部材33と直列に結合することを含む。その場合、前記電磁コイル・コア30へ供給された電流は、電磁コイル・コア30と磁気標的37との間の相対非結合運動及びギャップ34を除去し、問題の運動を非磁性ダンパ27へ電磁的に伝達し、前記非磁性ダンパが問題の運動を減衰する。線形往復運動を減衰するため、提供された磁気切り換え可能ロック・スライダ部材33はスライド・ギャップ34を有する線形スライダであって、これは、図1〜12及び14〜15で示されるように、コイル・コア30と磁気標的37との間で、比較的に減衰されない線形滑り運動を提供する。回転運動を減衰するため、提供された磁気切り換え可能ロック・スライダ部材33は、図13で示されるように、スライド・ギャップ34を有する回転スライダであって、これはコイル・コア30と磁気標的37との間で、比較的に減衰されない回転運動を提供する。
【0024】
本発明は、問題の振動運動を減衰する方法を含む。本方法は、非磁性ダンパ27を提供すること、及び電磁コイル・コア30及び磁気標的37を有する磁気切り換え可能部材33を提供することを含み、電磁コイル・コア30が磁気標的37に隣接して配置され、電磁コイル・コアと磁気標的との間の非結合スライド・ギャップ34が、電磁コイル・コアと前記磁気標的との間で相対非結合運動を提供する。磁気切り換え可能部材33の電磁コイル・コアは、非磁性ダンパ27から分離され、接続されない。本方法は、非磁性ダンパ27を磁気切り換え可能部材33へ機械的に接続すると共に直列に結合し、電磁コイル・コア30へ電流を供給して前記電磁コイル・コア30と磁気標的37との間で相対非結合運動を除去することを含む。その場合、相対非結合運動は非磁性ダンパ27へ伝達され、ダンパが問題の運動を減衰する。
【0025】
本発明は、受動ダンパ27と直列の電磁機械スイッチ・マグネローク(magnelok)結合/非結合部材33を利用する。電磁機械スイッチが付勢されないとき、受動減衰要素27は全面的に非結合にされ、減衰が起こらないようにされる。好ましくは、オフ状態において、全てのシステム運動は電磁機械スイッチ部材33によって吸収され、受動減衰部材27における運動は起こらない。電磁機械スイッチが付勢されるとき、それはロックし、受動減衰要素がシステムへ完全に結合され、この減衰要素27の中で全ての運動が起こる。受動ダンパ27は、好ましくは、摩擦パッド26を利用し、最も好ましくは、グリース処理スポンジ・ダンパである。このダンパは洗濯機の応用において耐久性の長続きする減衰を提供する。好ましい実施形態において、直列電磁機械スイッチ部材33及びグリース処理スポンジ・ダンパ27は、同じアセンブリの中で同軸に置かれる。
【0026】
好ましい実施形態において、電磁機械スイッチ部材33は、ただ1つのコイル・コア30を有し、プラスチック部品を広く使用する。
【0027】
耐久性、強靱性、及び長続きするグリース処理スポンジ受動ダンパ27と直列の電気機械スイッチ33は、制御された減衰を可能にする。この減衰は、必要とされるときにのみ、回転槽洗濯機の懸架へ適用可能である。減衰が助けとならないとき、ダンパ・システムは、実際に全ての減衰をシステムから除去することを許す。好ましくは、発明的ダンパ・システムは、センサを含んで回転槽内の洗濯物の重量を決定する回転槽洗濯機20で利用される。好ましくは、ダンパ・システム24のオフ状態は、洗濯槽が高いRPMで回転しているとき高い防振を提供する。
【0028】
図2Aは、制御ダンパ24の外見を示す。この図において、電磁機械スイッチ結合/非結合要素及び摩擦要素を含むピストンの入力軸25の端のみが、観察可能である。
【0029】
図2Bは、制御ダンパ24の断面図を示す。このダンパにおいて、軸25は、図4で示される磁気コア・コイル・アセンブリ30へ強固に接続される。このコイル・コア30は透磁性スラット36によって取り囲まれる。図5で示される実施形態において、透磁性低炭素鋼から作られた4つのスラット36が存在し、スラット36はコイル・コア30の外周とマッチするような曲面を有する。本実施形態において、各々のスラット36は90度の円弧を描いている。スラット36は、好ましくは、図6で示されるようなプラスチック・ハウジング38の内部に格納される。これは、スラット36が経方向へ少しだけ移動し、同時に長手方向への運動を制限することを許す。ハウジング38の各々の端は、好ましくは、軸受要素、例えば、ピストンの案内に役立つ図7及び8の軸受40及び42で閉鎖される。好ましくは、軸受要素は、更に、不可欠なばねフィンガ44を含む。ばねフィンガ44は、コイルが付勢されないときスラット36を保持して、スラット36がコイル・コア30から離れるように働き、オフ状態の摩擦がゼロへ非常に近くなることを確保する。コイル・コア30が付勢されるとき、スラットは磁気吸引力によってコアへ強力に吸引される。スラット36とコア30との間の摩擦は、それらのアセンブリを一緒にロックし、入力軸25の運動によって、ここで全体のハウジングが軸方向に移動するようにする。ハウジング・アセンブリの遠位の軸下部端(入力軸25からの遠位端)は、下部の第2の軸受42によって形成される。軸受42は、更に、図8〜9で示されるように、グリース処理スポンジ摩擦発泡体リング26を保持する溝を含む。これらのリング26は、好ましくは、ドーナツ形を形成するように屈曲したポリウレタン発泡体の細片から形成される。細片の端部は一緒に接着されてよい。ポリウレタン発泡体はグリースで潤滑される。発泡体リング26の厚さは、ピストン・アセンブリが主管形鋼ハウジングの中へ置かれるとき、発泡体リング26がダンパ面28に対して圧縮されるような厚さである。主管形ハウジングの内部でピストン・アセンブリを移動するのに必要な摩擦力は、グリースの粘性特性、発泡体リングの経方向剛性、及び発泡体リングの経方向圧縮量によって制御される。
【0030】
更に、図2Bに示される本発明の実施形態には、一対の心出しコイルばねが格納される。これらのばねは、好ましくは、ハウジング38の中心にコイル・コア30を維持し、コイル・コア30が軸受40及び42へ衝突するのを避けるために格納される。そのようなばねは、小さな剛性をダンパのオフ状態条件へ追加する。そのようなばねは任意的であり、図2Cで示されるように削除されてよい。
【0031】
図3は、ダンパ面28を有する主管形鋼ハウジングから除去された完全ピストン・サブアセンブリを示す。図3は、電磁機械スイッチ・マグネローク結合/非結合部材33が、摩擦要素26を結合又は非結合にするために、どのように役立つかを示す。図3Bにおいて、コイル・コア30は付勢されていない。この場合、全ての運動はコイル・コア30によって吸収され、スラット及びハウジングの内部で移動する。コイルが図3Cで示されるように付勢されたとき、電磁機械スイッチ・マグネローク結合/非結合部材33はロックされ、全体のピストン・サブアセンブリは一体となって移動し、グリース処理発泡体リング26は、ダンパ面28に対して主管形鋼ハウジングの内部で滑るように強制される。
【0032】
図1は、前面投入式洗濯機20に取り付けられた一対のダンパ24を示す。電磁コイル・コアは、高い減衰が望まれるとき、例えば、洗濯機の速度が共振を経験するときに付勢される。電磁機械スイッチ結合/非結合部材33は、最小の減衰が望まれるとき、例えば、高速回転条件の間、静かに作業するため非常に高いレベルの防振が望まれるとき、又は衣類が洗濯機の中へ投入されて洗濯物のサイズを決定する(重さを量る)ため槽支持ばねのたわみが使用されるとき、係合を解かれる(電流は供給されない)。
【0033】
図2Cで示されるように、心出しばねを有しないダンパ・システム24が作成された。摩擦パッド・スポンジ・リング26は、高強度のエーテル・ベース・ポリウレタン発泡体から作られた。このポリウレタン発泡体は、閉鎖セル及び開放セルの混合物であった。発泡体は堅固等級8を有し、65PSIの25%の圧縮たわみで等級を定められた。それの密度は1立方フート当たり30ポンドであり、引張り強度は705PSIであった。リングは6.5mm厚の発泡体細片から形成された。図2Aで示されるダンパ24の全体的寸法は、眼中心端部の間のダンパ長Lが最大で275mm、最小で190mmであり、ODは32mmであった。ポリウレタン発泡体は、鋼潤滑グリース上合成プラスチック(例えば、Kluber潤滑剤(Polylub GLY 801))で潤滑された。それはNLGI 1の等級を有し、非常に高い粘性ベース・オイル(40Cで730cSt)を使用する。
電磁コイル・コア30の電気的詳細は、次のとおりであった。
コイルの巻線: 34AWG磁性ワイヤの900回巻き
コイルの抵抗: 60オーム
最大電流: 0.3アンペア
最大電圧: 12ボルト
ダンパの測定された性能は、図16のグラフに示される。コイルへの電流を有しないオフ状態において、減衰力は本質的にゼロである。0.3アンペアが印加されると、電磁機械スイッチ結合/非結合部材33はロックし、ダンパ27のグリース処理ポリウレタン発泡体摩擦リング26は、ダンパ面28に対して管形鋼ハウジングの内部で滑り、オン状態で示される減衰力を生成するように強制される。
【0034】
本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変形を本発明へ施してよいことが、当業者に明らかであろう。したがって、本発明の修正及び変形が、添付の請求項及びそれらの同等物の範囲の中に入る限り、本発明がそれらの修正及び変形をカバーすることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態を示す。
【図2A】本発明の実施形態を示す。
【図2B】本発明の実施形態を示す。
【図2C】本発明の実施形態を示す。
【図3A】本発明の実施形態を示す。
【図3B】本発明の実施形態を示す。
【図3C】本発明の実施形態を示す。
【図4A】本発明の実施形態を示す。
【図4B】本発明の実施形態を示す。
【図4C】本発明の実施形態を示す。
【図5A】本発明の実施形態を示す。
【図5B】本発明の実施形態を示す。
【図6】本発明の実施形態を示す。
【図7A】本発明の実施形態を示す。
【図7B】本発明の実施形態を示す。
【図8A】本発明の実施形態を示す。
【図8B】本発明の実施形態を示す。
【図9A】本発明の実施形態を示す。
【図9B】本発明の実施形態を示す。
【図10A】本発明の実施形態を示す。
【図10B】本発明の実施形態を示す。
【図10C】本発明の実施形態を示す。
【図10D】本発明の実施形態を示す。
【図10E】本発明の実施形態を示す。
【図10F】本発明の実施形態を示す。
【図11】本発明の実施形態を示す。
【図12】本発明の実施形態を示す。
【図13A】本発明の実施形態を示す。
【図13B】本発明の実施形態を示す。
【図13C】本発明の実施形態を示す。
【図13D】本発明の実施形態を示す。
【図14】本発明の実施形態を示す。
【図15】本発明の実施形態を示す。
【図16】本発明のオンオフ二元ダンパの実施形態のオン状態及びオフ状態について力(y軸)及び速度(x軸)を描いた図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転槽洗濯機であって、台枠、回転槽、及び前記台枠と前記回転槽との間の問題の運動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムを備え、前記オンオフ二元ダンパ・システムが摩擦パッド及びハウジング摩擦ダンパ面を有し、前記摩擦パッドが前記ハウジング摩擦ダンパ面と接触し、前記オンオフ二元ダンパ・システムが電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気ロック・スライドに隣接して配置され、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間で相対滑り運動を提供し、前記電磁コイル・コアへ供給された電流が前記スライド・ギャップを除去して電磁コイル・コア及び前記磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、前記相対滑り運動が前記摩擦パッドへ伝達されて前記摩擦パッドが前記ハウジング摩擦ダンパ面を摩擦し、それによって前記台枠と前記回転槽との間の問題の運動を減衰する回転槽洗濯機。
【請求項2】
前記磁気ロック・スライドが複数の金属スラットを備える、請求項1に記載の回転槽洗濯機。
【請求項3】
前記磁気ロック・スライド金属スラットが平坦な金属スラットであり、前記コアが、前記平坦な金属スラットに対応する平坦な多角形周辺部を有する、請求項2に記載の回転槽洗濯機。
【請求項4】
前記磁気ロック・スライド金属スラットがスラット・ハウジングの中に収容される、請求項2に記載の回転槽洗濯機。
【請求項5】
前記スラット・ハウジングが前記磁気ロック・スライド金属スラットと前記ハウジング摩擦ダンパ面との間に配置される、請求項4に記載の回転槽洗濯機。
【請求項6】
前記磁気ロック・スライドが少なくとも1つの金属スラットを備える、請求項1に記載の回転槽洗濯機。
【請求項7】
前記ダンパ・システムが弾性部材を含み、前記弾性部材が回復ばね力を提供する、請求項1に記載の回転槽洗濯機。
【請求項8】
問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムであって、摩擦パッド及びハウジング摩擦ダンパ面を有し、前記摩擦パッドが前記ハウジング摩擦ダンパ面と接触し、電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気ロック・スライドに隣接して配置され、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間に相対滑り運動を提供し、前記電磁コイル・コアへ供給された電流が前記スライド・ギャップを除去して電磁コイル・コア及び前記磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、前記相対滑り運動が前記摩擦パッドへ伝達されて前記摩擦パッドが前記ハウジング摩擦ダンパ面を摩擦し、それによって前記問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システム。
【請求項9】
前記磁気ロック・スライドが複数の金属スラットを備える、請求項8に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項10】
前記磁気ロック・スライド金属スラットが平坦な金属スラットであり、前記コアが、前記平坦な金属スラットに対応する平坦な多角形周辺部を有する、請求項9に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項11】
前記磁気ロック・スライド金属スラットがスラット・ハウジングの中に収容される、請求項9に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項12】
前記スラット・ハウジングが、前記磁気ロック・スライド金属スラットと前記ハウジング摩擦ダンパ面との間に配置される、請求項11に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項13】
前記磁気ロック・スライドが少なくとも1つの金属スラットを備える、請求項8に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項14】
前記ダンパ・システムが弾性部材を含み、前記弾性部材が回復ばね力を提供する、請求項8に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項15】
前記少なくとも1つの金属スラットが屈曲帯状スラットを備え、前記コアが、前記屈曲帯状スラットに対応する円形周辺部を有する、請求項13に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項16】
問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システムであって、ダンパ、電磁コイル・コア、及び磁気ロック・スライドを有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気ロック・スライドに隣接して配置され、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間で相対滑り運動を提供し、前記電磁コイル・コアへ供給された電流が前記スライド・ギャップを除去して電磁コイル・コア及び前記磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、前記相対滑り運動が前記ダンパへ伝達されて前記ダンパが前記問題の振動を減衰するオンオフ二元ダンパ・システム。
【請求項17】
前記磁気ロック・スライドが複数の金属スラットを備える、請求項16に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項18】
前記磁気ロック・スライド金属スラットが平坦な金属スラットであり、前記コアが、前記平坦な金属スラットに対応する平坦な多角形周辺部を有する、請求項17に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項19】
前記磁気ロック・スライド金属スラットがスラット・ハウジングの中に収容される、請求項17に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項20】
前記磁気ロック・スライドが少なくとも1つの金属スラットを備える、請求項16に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項21】
前記ダンパ・システムが弾性部材を含み、該弾性部材が回復ばね力を提供する、請求項16に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項22】
前記磁気ロック・スライドが屈曲帯状スラットを備え、前記コアが、前記屈曲帯状スラットに対応する円形周辺部を有する、請求項20に記載の二元ダンパ・システム。
【請求項23】
問題の振動を減衰するダンパ・システムを作成する方法であって、前記方法は、ダンパを提供し、磁気ロック・スライダを提供し、前記磁気ロック・スライダが電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気ロック・スライドに隣接して配置され、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間で相対滑り運動を提供し、前記ダンパを前記磁気ロック・スライダへ結合し、前記電磁コイル・コアへ供給された電流が前記スライド・ギャップを除去して電磁コイル・コア及び前記磁気ロック・スライドを一緒に電磁的にロックし、前記相対滑り運動が前記ダンパへ伝達されて前記ダンパが前記問題の振動を減衰することを含む方法。
【請求項24】
問題の振動を減衰する方法であって、前記方法は、ダンパを提供し、磁気ロック・スライダを提供し、前記磁気ロック・スライダが電磁コイル・コア及び磁気ロック・スライドを有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気ロック・スライドに隣接して配置され、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間のスライド・ギャップが、前記電磁コイル・コアと前記磁気ロック・スライドとの間で相対滑り運動を提供し、前記ダンパを前記磁気ロック・スライダへ結合し、前記電磁コイル・コアへ電流を供給して前記スライド・ギャップを除去し、前記滑り運動を前記ダンパへ電磁的に伝達して前記ダンパが前記問題の振動を減衰することを含む方法。
【請求項25】
問題の振動運動を減衰するダンパ・システムを作成する方法であって、前記方法は、非磁性ダンパを提供し、磁気切り換え可能部材を提供し、前記磁気切り換え可能部材が電磁コイル・コア及び磁気標的を有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気標的に隣接して配置されて前記電磁コイル・コアと前記磁気標的との間で相対非結合運動を提供し、前記非磁性ダンパを前記磁気切り換え可能部材へ結合し、前記電磁コイル・コアへ供給された電流が前記電磁コイル・コアと前記磁気標的との間の前記相対非結合運動を除去して、前記問題の運動を前記非磁性ダンパへ電磁的に伝達し、前記非磁性ダンパが前記問題の運動を減衰することを含む方法。
【請求項26】
問題の振動運動を減衰する方法であって、前記方法は、非磁性ダンパを提供し、磁気切り換え可能部材を提供し、前記磁気切り換え可能部材が電磁コイル・コア及び磁気標的を有し、前記電磁コイル・コアが前記磁気標的に隣接して配置され、前記電磁コイル・コアと前記磁気標的との間の非結合ギャップが、前記電磁コイル・コアと前記磁気標的との間で相対非結合運動を提供し、前記非磁性ダンパを前記磁気切り換え可能部材へ結合し、電流を前記電磁コイル・コアへ供給して、前記電磁コイル・コアと前記磁気標的との間の前記相対非結合運動を除去し、前記相対非結合運動が前記非磁性ダンパへ伝達されて前記ダンパが前記問題の運動を減衰することを含む方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図10F】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2007−530165(P2007−530165A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−505159(P2007−505159)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2005/009782
【国際公開番号】WO2005/095820
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(501337605)ロード・コーポレーション (12)
【Fターム(参考)】