説明

固体潤滑深溝形玉軸受

【課題】 スペーサが軸受軌道溝から外れることなく、高温でも使用可能な固体潤滑深溝形玉軸受を提供する。
【解決手段】 固体潤滑深溝形玉軸受は、内輪2の外方軌道溝21と外輪3の内方軌道溝31の間で転動し、固体潤滑剤を含む自己潤滑性材料から成る複数個の転動体1を円周方向に等間隔分割案内するスペーサ4を備え、スペーサ4の形状は、内輪2および外輪3に各々一か所設けた内輪切り欠き23と外輪切り欠き33とを対向させて成る挿入口より僅かに小さい相似形状とし、スペ−サ4の外周の1部に少なくとも1ヵ所ぬすみ41を設けるようにした。また、挿入口の外輪3側或いは内輪2側の何れかにシ−ル板を装着し、その形状を装着側から装着側との対向側に向かって直角に折曲げたコ字形状とした。これにより、スペーサ4は軸受軌道溝21、31から外れずに、軸受は高温中で円滑な回転ができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油やグリースなどによる潤滑が不可能な高温で使用するための、固体潤滑剤を含んだ自己潤滑性材料から成るスペーサを有する固体潤滑の深溝形玉軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高温で用いられる固体潤滑の深溝形玉軸受では金属あるいは無機材料の王冠形の保持器を軸受本体に圧入して組み込むことができないために、各転動体の外周にリング状のスペ−サを嵌めて軸受を構成するもの、あるいは保持器を軌道溝に配設される部分が円柱状もしくは半円形状の突起を有した形状から成る分割形のスペ−サに置き換えて、内輪または外輪の肩部の一部に保持器を挿入する切り欠いた挿入口を設けて軸受を構成するものが提案されている(例えば、特公平1−28248号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来技術では、内輪または外輪の肩部の一部に保持器挿入用の挿入口を設けた軸受は、回転状態または停止状態において、内輪または外輪の円周方向の挿入口の位置とスペーサが一致し、かつ、挿入口が鉛直方向の下側に配置された特殊な条件下では頻度は極めて小さいが、スペーサが軌道溝内から外れたり、あるいは挿入口に引っ掛かって円滑なころがりが阻害され軸受が回転不能になるという問題があった。また、開放形軸受(シール板なし)の場合は、スペーサが軸受外に脱落し易く、軸受として機能しなくなるという問題があった。そこで本発明は、スペーサが軌道溝から外れることなく、あるいはズペ−サが挿入口に引っ掛かって挿入口から軸受外に脱落することなく、円滑な回転を行うことができ、高温でも使用可能な固体潤滑深溝形玉軸受を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたものである。
(1) 外方軌道溝を有する内輪と、前記外方軌道溝と対向した内方軌道溝を有する外輪と、前記外方軌道溝と前記内方軌道溝の間で転動する複数個の転動体と、金属または無機材料を主体として固体潤滑剤を含む自己潤滑性材料から成り前記転動体を円周方向に等間隔分割案内するスペーサとを備え、前記内輪または外輪の肩部の一部に前記スペーサを挿入する挿入口を設けた深溝形玉軸受において、前記挿入口は前記内輪および前記外輪の肩部にそれぞれ一か所切り欠きを設け、前記内輪切り欠きと前記外輪切り欠きとを対向させたものからなり、前記スペーサは円柱状で、軸受の軸心方向から見た投影面の形状は同方向から見た前記挿入口の側面形状より僅かに小さい相似形状からなることを特徴とするものである。
(2) 前記スペーサは、その外周の一部に少なくとも一か所ぬすみを有した形状から成り、軸受の軸心方向から見た投影面の形状を前記スペーサの軸心を境として非対称にしたものである。
(3) 前記スペ−サは軸受の軸心方向から見た前記スペ−サの投影面の軸心を境として、前記内輪切り欠き側に設けた前記スペ−サの形状に相当する重量を前記外輪切り欠き側に設けた前記スペ−サの形状に相当する重量より大きくした構成にしたものである。
(4) 前記ぬすみの形状は軸受の軸心方向から見た前記スペ−サの投影面のコ−ナ部を直線あるいは円弧状としたものである。
(5) 前記スペ−サおよび前記転動体の軸方向側面に対向し、前記挿入口の外輪側あるいは内輪側の何れかに装着されるとともに装着側から前記装着側と対向する側に向かって直角に折曲げられたコ字状のシ−ル板を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例および第2の実施例に共通な固体潤滑深溝玉軸受の正断面図である。図2は本発明の第1の実施例を示す軸受の軸心方向から見た側面図である。図において、1は転動体、2は内輪、3は外輪、4はスペーサ、41はスペーサ4のぬすみ、42はスペーサ4の軸心である。内輪2の肩部22と外輪3の肩部32にそれぞれ内輪切り欠き23と外輪切り欠き33を設けており、この二つの切り欠きを対向させて合わせたものを挿入口としている。スペーサ4は円柱状であり、軸受の軸心方向から見た投影面の形状は、図2に示すように外周の一部にぬすみ41を設けるようにしたもので、この形状は同方向から見た挿入口の側面形状と相似形状で、僅かに小さな形状になるようにしている。また、スペ−サ4は軸受の軸心方向から見た投影面の軸心42を境にして、投影面の対角線の位置におけるコ−ナ部の2か所を45°の角度で直線に削り取ってぬすみ41を設けたもので、スペーサの軸心42を境として内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の両側で非対称の構成としている。スペーサ4の材料はタングステン50%および固体潤滑材である二硫化タングステンと二硫化モリブデンとを50%混合した焼結合金(東芝タンガロイ製、SL06U)を用いた。
【0006】軸受の組立は次の手順で行う。
(1) 外輪3の中に内輪2を入れて、外輪3の内周の1カ所に内輪2の外周を押しつけて接触させる。
(2) 内輪2と外輪3との隙間の外方軌道溝21および内方軌道溝31に複数の転動体1を入れる。
(3) 外輪3の中央部に内輪2を移動させ、転動体1を外方軌道溝21および内方軌道溝31に沿って分散させる。
(4) 内輪2または外輪3を手で回転させて、内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の位置を合致させ対向させる。
(5) 円柱状のスペーサ4の1個を内輪切り欠き23と外輪切り欠き33から外方軌道溝21および内方軌道溝31内へ挿入する。
(6) 内輪2を転動体1個分回転させる。転動体1の位置が移動するので、隣の転動体1とさらにつぎの転動体1との間に別のスペーサ4を挿入する。
(7) このようにして全てのスペーサ4を外方軌道溝21および内方軌道溝31に挿入する。
この場合、内輪切り欠き23および外輪切り欠き33との間に挿入されるスペ−サ4との隙間は径方向で約10μm、円周方向で約100μmである。
【0007】次に動作について説明する。上記の組立手順で組み立てた軸受を今、図示しない回転軸に装着して回転軸を回転させると、内輪2の回転に伴って、転動体1が回転するとともに、スペーサ4が外方軌道溝21および内方軌道溝31の内部を滑る。その結果、内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の位置がずれるとともに、スペーサ4は、外方軌道溝21および内方軌道溝31と摩擦によって軸受の軸心方向から見たスペ−サの投影面の軸心42の回りで回転し、挿入したままの状態で軌道溝内に留まることは極めて少ない。したがって、軸受が停止したときに、仮に内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の位置が合致して、そこにスペーサ4が存在するとしても、スペーサ4が内輪切り欠き23と外輪切り欠き33にはまりこんで軸受が回転不能になる確率は極めて小さい。
【0008】上記軸受の効果を確認するために、この軸受を用いてフィ−ルド評価試験を行った。供試品は内径φ8、外形φ22、幅7の型番#608を用い、試験条件は真空度10-4Pa,回転速度毎分1200回転、温度300°C,スラスト荷重27Nとした。この結果、寿命は約1500h(総回転数1×108 回)においてスペ−サの脱落は認められず、また、停止状態においても同様で従来例に比べて脱落防止の効果が大きいことを確認した。
【0009】上記手段によって、本発明の軸受は次のような作用を行うものである。軸受側面の肩部に軸受の軸心方向から見たスペ−サの投影面の形状と相似形状の挿入口を構成しているので、内輪切り欠き23と外輪切り欠き33とを一致させてスペ−サ4を挿入口から軸受内部に順次挿入して組立てることができる。このようにして軸受を組み立てた後、軸を回転させると内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の位置がずれて、再び各切り欠きの位置が合致した時に、仮にスペ−サ4と各切り欠き23、33の位置が偶然一致しても、スペ−サ4は外方軌道溝21および内方軌道溝31と摩擦によって軸受の軸心方向から見たスペ−サの投影面の軸心42の回りで回転を繰り返しながら、転動体1との間で力が働いて軌道溝の円周方向に移動するので、スペ−サ4のぬすみ形状と各切り欠きの形状が一致する可能性が極めて小さく、軌道溝21、31内に確実に留まることができる。したがって、挿入口が鉛直方向の下側に配置された特殊な条件下においても、スペ−サ4は内輪2および外輪3の軌道溝間から外れて挿入口の外へ脱落することなく転動体1を安定に保持することができる。また、軸受回転時にスペーサ4が受ける遠心力によって、内輪切り欠き23に合わせて軌道輪内に挿入したスペ−サ4の内輪切り欠き23側の重量の大きい部分が、外輪3側に回転移動するため、スペーサのぬすみ41を有した形状が切り欠きの形状と一致せず、スペーサ4が軌道溝内から外れて軸受が回転不能になるということを防ぐことができる。また、図3は第1の実施例のその他のスペ−サ形状を示す投影図である。V字状のぬすみを有したスペ−サの軸受の軸心方向から見た投影図である。スペーサ4は、スペ−サの軸心42の上下で非対称で、直径がdの円柱である。この形状についても、図2に示したスペ−サ形状を用いた軸受と同じ作用、効果を奏するものである。この軸受を用いて同様にフィ−ルド試験評価を行った結果、脱落の問題がないことを確認している。
【0010】次に、本発明の第2の実施例について説明する。図4は第2の実施例を示す軸受の軸心方向から見た側面図である。図に示すようにスペーサ4の形状は、スペ−サの軸心42を境として内輪切り欠き23および外輪切り欠き33の両側で非対称であるが、対角線の位置におけるコ−ナ部の1か所のみを45°の角度で直線に削り取ってぬすみ41を設けたものである。ぬすみを設けた形状は外輪切り欠き33に合わせ、ぬすみを設けず外輪切り欠き33側に比較して重量が大きいスペ−サ4の形状を内輪切り欠き23側に合わせており、スペ−サ4の形状はこれら二つの切り欠きを対向させて合わせた挿入口の形状より僅かに小さな形状をしている。例えば外輪3を固定し、内輪2を回転させる使い方の場合には、内輪2の回転に伴って、転動体1が回転すると共に、スペーサ4が外方軌道溝21および内方軌道溝31の内部を滑る。その結果、内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の位置がずれ、スペーサ4は、外方軌道溝21および内方軌道溝31と摩擦によってスペ−サの軸心42の回りで回転すると共に、軸受の回転に伴う遠心力によって、挿入した状態から反転した状態で軌道溝内に留まるようになる。従って、軸受が停止したときに、仮に内輪切り欠き23と外輪切り欠き33の位置が合致し、そこにスペーサが存在するとしても、スペーサ4が内輪切り欠き23と外輪切り欠き33にはまりこんで軸受が回転不能になることはない。この形状についても同様のテストを行った結果、脱落の問題がないことを確認している。なお、スペーサ4は、軌道溝内に挿入した後で、スペーサの軸心42の回りで予めずらしておけば、低速回転時でも脱落することはなくそのまま使用できる。また、第2の実施例のその他のスペ−サ形状として、コ字状のぬすみを有したスペ−サの投影図を図5に、円弧状のぬすみを有したスペ−サの投影図を図6に示す。スペーサ4は、スペーサの軸心42を境として内輪切り欠き23および外輪切り欠き33の両側で非対称であり、ぬすみの位置や数はこれらに限らずこれらの両側で重量差があれば良い。なお、本実施例では、スペ−サの材料として焼結金属に固体潤滑剤を充填したタングステンを用いたが、これに限らず二硫化タングステンや二硫化モリブデンの固体潤滑材を充填したステンレスSUS310などを用いてもよい。
【0011】次に本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は第1または第2の実施例と組み合わせて成される発明を示したものである。図7は軸受の斜視図の1部であり、外輪およびシ−ル板の1部をはぎ取った図である。図8は軸受の内輪、外輪の切り欠きがちょうど、対向する状態になった時の軸受の正断面図である。第3の実施例は、第1および第2の実施例に示す軸受の構成要素に粉塵の排出、浸入を防ぐシ−ル板を加えたものである。すなわち、外輪3が固定され、内輪2が回転する場合において、外輪3の肩側における内輪2の対向側、すなわち複数の転動体1を分割案内するスペ−サ4の挿入側にリング状の溝24が設けられており、溝24の全周囲に渡ってシ−ル板5がかしめによって装着された構成としている。図8に示すように外輪3に設けられたシ−ル板5は上部が開口したコ字状の断面構造になっており、先端部51を有している。すなわち、シ−ル板5の形状は転動体1およびスペ−サ4の軸方向側面と対向しながら、内輪2の外周部に向かって非接触状態でその先端部51がほぼ直角に折り曲げられた構造を成したものである。シ−ル板5の折り曲げられた部分のうち、内輪2の外周に対向した軸方向幅は内輪切り欠き23および外輪切り欠き33の幅より少し小さくなっており、スペーサ4の直径dとほぼ同じ長さである。また、転動体1およびスペ−サ4に対向し、シ−ル板5の折り曲げられた先端部51は、外輪3の内周の径より小さく、内輪2の外周より大きい形状としたものである。また、逆に内輪2が固定され、外輪3が回転する場合は、シ−ル板5は内輪2側に装着されるようにしてある。
【0012】軸受の組立は第1の実施例で説明した手順(1) から(7) の通りに行った後、次の手順を追加して行う。まず、プレス盤でプレスしたSUS304製のシ−ル板5の1部を図8で示したようにコの字形に治具を使って折り曲げる。次に、このシ−ル板5の折り曲がった箇所が外輪3の切り欠き33に入った状態でシ−ル板5を外輪3に装着する。このような構成の軸受を組み立てた後、内輪切り欠き23および外輪切り欠き33がたまたま対向したとしても、転動体1よりは少し小径のスペ−サ4はシ−ル板5の先端部51に当たって、切り欠きに引っかかったり、脱落するということはない。上記手段により、外輪3あるいは内輪2側の肩部の1部に設けた溝に装着したシ−ル板5の先端部51が伸びてきているため、軌道溝に挿入された複数のスペーサ4は挿入口に引っ掛かったり、挿入口から軸受外部に脱落することなく、軸受は円滑な回転ができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、軸受の軸心方向から見たスペ−サの投影面の形状と内輪及び外輪の切り欠きからなる同方向から見た挿入口の側面形状を相似形にしたので、スペーサが軌道溝より外れることのない円滑な回転を行うことができる。また、挿入口にシール板の1部が伸びているので、軌道溝に挿入された複数のスペーサが挿入口に引っかかったり、挿入口から脱落することのない、高温で使用できる高信頼性の固体潤滑深溝形玉軸受を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例および第2の実施例に共通な軸受の正断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す軸受の軸心方向から見た側面図である。
【図3】第1の実施例のその他のスペ−サ形状を示す投影図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す軸受の軸心方向から見た側面図である。
【図5】第2の実施例のその他のスペ−サ形状を示す投影図である。
【図6】第2の実施例のその他のスペ−サ形状を示す投影図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す軸受の斜視図である。
【図8】第3の実施例の軸受の正断面図である。
【符号の説明】
1:転動体、2:内輪、21:外方軌道溝、22:内輪肩部、23:内輪切り欠き、24:溝、3:外輪、31:内方軌道溝、32:外輪肩部、33:外輪切り欠き、4:スペーサ、41:スペ−サのぬすみ、42:スペ−サの軸心、5:シ−ル板、51:先端部、d:スペ−サの直径

【特許請求の範囲】
【請求項1】 外方軌道溝を有する内輪と、前記外方軌道溝と対向した内方軌道溝を有する外輪と、前記外方軌道溝と前記内方軌道溝の間で転動する複数個の転動体と、金属または無機材料を主体として固体潤滑剤を含む自己潤滑性材料から成り前記転動体を円周方向に等間隔分割案内するスペーサとを備え、前記内輪または前記外輪の肩部の一部に前記スペーサを挿入する挿入口を設けた深溝形玉軸受において、前記挿入口は前記内輪および外輪の肩部にそれぞれ一か所切り欠きを設け、前器内輪切り欠きと前記外輪切り欠きとを対向させたものからなり、前記スペーサは円柱状で、軸受の軸心方向から見た投影面の形状は同方向から見た前記挿入口の側面形状より僅かに小さい相似形状からなることを特徴とする固体潤滑深溝形玉軸受。
【請求項2】 前記スペーサはその外周の一部に少なくとも一か所ぬすみを有した形状から成り、軸受の軸心方向から見た投影面の形状を前記スペーサの軸心を境として非対称としたことを特徴とする請求項1に記載の固体潤滑深溝形玉軸受。
【請求項3】 前記スペ−サは軸受の軸心方向から見た前記スペ−サの投影面の軸心を境として、前記内輪切り欠き側に設けた前記スペ−サの形状に相当する重量が前記外輪切り欠き側に設けた前記スペ−サの形状に相当する重量より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の固体潤滑深溝形玉軸受。
【請求項4】 前記ぬすみの形状は軸受の軸心方向から見た前記スペ−サの投影面のコ−ナ部を直線あるいは円弧状としたことを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の固体潤滑深溝形玉軸受。
【請求項5】 前記スペ−サおよび前記転動体の軸方向側面に対向し、前記挿入口の外輪側あるいは内輪側の何れかに装着されるとともに装着側から前記装着側と対向する側に向かって直角に折曲げられたコ字状のシ−ル板を設けたことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の固体潤滑深溝形玉軸受。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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