説明

固定装置

第1および第2の自由端を有する外科用ケーブル(22)、並びに上部プレート(6)、中央プレート(4)、および底部プレート(2)として積み重ねの中に配置され、隣接する2枚のプレート間に間隙(24、26)を残す少なくとも3枚の固定プレート(2、4、6)を含む固定装置であって、各固定プレートは中央穴(8、10、12)を取り囲むリング(14、16、18)を有し、リングは穴に隣接する内縁と固定プレートの周囲に沿った外縁とを有し、ここで、積み重ねられた位置にある穴は、互いに少なくとも部分的に重なり合い、このようにして積み重ねの中に中央穴を形成し、ケーブルの少なくとも1つの作用端は、穴を通り、外縁の周囲、並びに、プレートのリングの下、上、および間に延びるセクションを含む指定された連続的な軌道に従う。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、対象物を一緒に結紮するための、特に、ケーブル(特に、外科用ケーブル)で骨部分を固定するための固定装置に関する。
【0002】
現代の外科手術では、多くの場合、手術中に分離され、癒合しなければならない、又は、1つの骨部分を別の骨部分若しくは整形外科用装置(スプリントなど)に対して定まった一定の距離および位置に保持しなければならない骨部分を圧着し、その相対的な移動を防止する必要があるが、その行為は、以下、骨部分の固定と表記する。また、骨折の治療中、分離した骨部分をこのように固定する必要が、少なくとも身体が骨折を修復するのに必要な時間、又はそれ以上の間、多くの場合何年もの間、要求される。
【0003】
固定されるべき骨部分の周囲にスチールケーブルを巻き付け、その部分が、例えば、荷重がかかって相対移動しないように固定するのに必要な張力がケーブルにかかった状態にし、それを少なくとも、骨部分が癒合して骨が再びその適切な機能を再開するのに十分回復するまで、又はケーブルを除去するための再手術を回避するため永久に、所定の位置に留置することが知られている。金属ブロック中の穴を通るように両側からケーブルの端部を案内し、端部に引く力を及ぼすことによりケーブルに張力をかけ、穴が崩壊しケーブルを固定するように金属ブロックを挟むことにより、ケーブルに張力をかけて固定する。
【0004】
スチールケーブルの使用は多くの欠点をもたらす。それらは疲労して、構成するスチール繊維の破壊を起こし、その後、鋭利な端部が突き出して体に刺さる傾向がある。外科医による適用中、繊維が破壊すると、刺入(stitching)および、おそらくは血液接触のリスクが生じる。更に、スチールは硬質材料であり、骨の周囲で張力をかけると、スチールケーブルが骨を削って入るリスクがある。
【0005】
米国特許第5,540,703号明細書は、金属ケーブルのある一定の欠点を克服するため、金属ケーブルの代わりに編組されたポリマー材料ケーブルを使用し、ピンと張って張力がかかったケーブルを緩まない結び目で固定することを教示している。高性能、即ち、高強度、高弾性率のポリエチレンが特にポリマー材料として適用される。しかし、この種の繊維は、張力がかかっているとき、結び目、クランプ、又は他の手段で固定し難いことが知られている。
【0006】
そこで、本発明は、既知の手段の欠点がなく、張力のかかった高性能繊維の適用に関する固定の問題点に対処する、ポリマー材料の外科用ケーブルで骨部分を固定する方法および手段を提供しようとするものである。
【0007】
この目的は、請求項1に記載の固定装置を供給することにより、本発明に従って達成される。
【0008】
プレートが垂直に積み重ねられた位置にある状態で軌道が画定されていることが理解される。他の状態は、回転および/又は鏡映された状態となるが、これらの状態では、軌道中の部分の形状および順番は、本質的に同じままであり、垂直に積み重ねられた位置に容易に変えることができる。
【0009】
新規な固定装置は容易に適用され、固定されるべき部分の周囲にケーブルを適用し、指定された軌道の終点で固定プレートから突き出るケーブルの端部を引くことにより、骨部分を所定の位置に保持することができる。2つの作用端を引くことによりケーブルに張力をかけるには、比較的小さい力ですみ、これは、同時に、プレートのリング間に延びるケーブル部分に対する2枚のプレートのクランプ力を増大させる。このクランプし固定する力は、作用端を引っ張ってケーブルに張力をかけることにより及ぼされる力よりも、かなり大きいように思われた。
【0010】
本発明による方法では、2つの端部を有する繊維外科用ケーブルが適用される。繊維は、高性能繊維、好ましくは、少なくとも1.8GPaの引張強度および少なくとも60Gpaの弾性率を有するポリエチレン繊維である。このような繊維の例には、DSM高性能繊維(DSM High Performance Fibers)の様々なダイニーマ(Dyneema)グレード、および、ハニーウェル社(Honeywell Inc.)の様々なスペクトラ(Spectra)グレードがある。これらの繊維は、高分子量ポリエチレン、特に、少なくとも2,000,000の重量平均分子量を有するポリエチレンから調製されている。
【0011】
特に、ケーブルは、前述の種類の平行な、撚られた、又は編組された繊維の束である。それは、また、必要な強度および弾性率を有する高性能テープであってもよい。テープは、単一のテープであってもよく、又は、それは高性能繊維の平坦な組紐の形態であってもよい。撚りおよび編組は、ケーブル製造に通常適用される技術であり、これらの常法により得られるケーブルは、本発明による装置に適用可能である。これらの繊維の構成では、例えば、組紐および撚られた束では、効率損失が生じる、即ち、得られる構成の強度は、構成する繊維の強度の合計より低いことに留意すべきである。効率は、使用される組紐構成、編組期間(braiding period)および組機に依存する。組紐効率は30〜70%の範囲であってもよい。各場合、必要なケーブル強度から始めて、少なくともその必要な強度を有するケーブルが得られるように、初期繊維強度、ケーブル厚さ、およびケーブル構成の適切な組み合わせを選択することができる。骨部分を固定するのに必要な力は、固定されるべき骨のサイズおよび骨部分に及ぼされる力に応じて、一般に、500〜3000Nの範囲である。指におけるように、小さい骨では、より小さい力と厚さが妥当な場合がある。一般に、ケーブルの全厚は、500〜30,000dtexの範囲である。
【0012】
ケーブルは、骨部分の周囲に配置されるのに適していなければならず、長い形状を有する;特に、ケーブルは、固定されるべき骨部分の周囲に配設され、張力をかけられるのに十分な長さの平行な、撚られた、又は編組された繊維の束である。
【0013】
記載される形状の繊維束のケーブルは、2つの作用端を有する。これらの端部は通常、束の解れ又は割裂を防止するように処理されている。端部は、例えば、繊維を一緒に接着する物質で処理されていてもよく、一緒に溶融されていてもよく、又は、他の方法で解けないようにされてもよい。この実施形態では、束の端部の方の最後の数センチメートルが端部分を形成する。本発明のある一定の実施形態では、繊維の一端は、端部をスプライスして元のように束にすることによって、小環(eye)に形成されていてもよい。
【0014】
装置は、3枚の固定プレートを含む。ここで、およびこれ以降、固定プレートは、骨の固定に必要な前述の引張力に耐えることができ、生体適合性のある平坦な又は僅かに湾曲した材料片と理解される。好適な材料の例には、強化熱硬化性樹脂、金属およびセラミック材料がある。材料は、ヒト又は動物の体内に埋植されるとき、痛み、炎症、刺激および中毒、又はヒトおよび動物の体に対する他の望ましくない効果を引き起こすことなく許容される場合、材料は生体適合性があると考えられる。
【0015】
固定プレートは、主に、平坦であるが、接触する骨部分に適合するように僅かに湾曲してもよい。
【0016】
各固定プレートは、中心穴およびその穴を取り囲むリングを含む。中心穴は、好ましくは、固定プレートの中心を包囲するが、この中心は必ずしも穴の中心ではない。穴は、円形、楕円形、正方形又は長方形又は他の任意の規則的な平滑な形状であってもよい。穴を取り囲むリングの外周について、同様のことが当てはまる。穴および外周の形状は、同じであっても又は異なってもよい。リングは、穴に隣接する内縁と、リングの外周を形成する外縁とを有する。ヒト又は動物の体内に適用された後、周囲組織に対する切断又は刺入効果を防止するため、および、適用中とその後の両方の外科用ケーブルの完全な又は部分的な切断を防止するため、好ましくは、縁部には丸みがついている。
【0017】
固定プレートのサイズは、それが適用される骨部分のサイズと形状によって定まる強度要件とサイズ要件の両方に合致するように選択される。穴の最大寸法と、リングの最大幅、即ち、リングの内縁と外縁の間の距離との比は、広範囲にわたって様々であってよく、0.3〜0.9の間であってもよい。一般に、厚さは0.5〜4mmの範囲であり、リングの最大寸法は4〜30mmの範囲である。従って、固定プレートは、穴が比較的大きく、リングが比較的大きい厚さ対幅の比を有する、このスケールの一端のチェーンリンクの形状から、穴が比較的小さく、リングが比較的小さい厚さ対幅の比を有する、このスケールのもう一端の座金の形状を有してもよい。プレートを重ね合わせて安定に配置するため、好ましくは、プレートの厚さは、リングの最大幅の0.5倍以下から、更には0.1倍未満である。張力がかかっているとき、外科用ケーブルが鋭利な縁部で切断しないように、好ましくは、リングの外縁および内縁は丸みがついている。これらの丸みがついている縁部の半径は、好ましくは、0.2〜2mmである。
【0018】
3枚の固定プレートは、積み重ねられた位置にあり、隣接する各2つのリング間に間隙を残す。この間隙の幅は、最初、およそ外科用ケーブルの厚さである。ケーブルに張力がかかった後、固定プレートは、張力をかけるために及ぼされる力によって圧着され、このようにしてケーブルが滑って緩むことを防止する。
【0019】
中心が合うようにプレートが積み重ねられるとき、穴は互いに少なくとも部分的に重なり合い、このようにして積み重ねの中に中心穴を形成する。好ましくは、3枚のプレートは、少なくともケーブルをクランプする部分に関して形状とサイズが等しく、また、好ましくは、穴はサイズとプレート内での位置が同じである。
【0020】
3枚のプレートは、特定の方法でケーブルに接合され、その結果、容易に張力をかけることができ、且つ、張力がかかった状態でケーブルが摺動して戻ることなく張力を保持できる装置が得られる。これを達成するため、ケーブルの少なくとも1つの自由端は、
(1)
(a)積み重ねの下に、底部プレートのリングの底側に沿ってその外縁からその内縁まで、
(b)中心穴を通り、それぞれ底部プレート、中央プレート、および上部プレートのリングの内縁に沿って、積み重ねの上の外側の位置まで、
(c)上部プレートのリングの上側の上に、その内縁からその外縁まで、
(d)(I)上部プレートのリングの外縁に沿って、(II)上部および中央プレートのリングの外縁に沿って、又は(III)上部、中央および底部プレートのリングの外縁に沿って、(I)の場合は上部プレートと中央プレートの間の間隙のレベルの位置まで、(II)の場合は中央プレートと底部プレートの間の間隙のレベルの位置まで、および(III)の場合は積み重ねの下の位置まで、
連続的に延びる積み重ねの外側から始まる第1の連続的な軌道、
(2)少なくとも、上部プレートと中央プレートの間の間隙を通るセクション(e)、および中央プレートと底部プレートの間の間隙を通るセクション(f)を、規定されない順番と方向で含む第2の連続的軌道であって、(I)の場合はセクション(e)で、(II)の場合はセクション(f)で、(III)の場合は、底部プレートのリングの底側に沿って延びるセクション(g)で始まる第2の軌道であり、中心穴の少なくとも一部を通って又はリングのうちの1つ以上の外縁の外側に延び、軌道を連続にする1つ以上の接続セクションを更に含む第2の軌道、
に従わなければならない。
自由端の間のケーブルは、例えば、骨部分を取り囲み、相互に固定された位置に保持することができる。自由端を引っ張ることによってケーブルに張力がかかり、端部が固定プレートの積み重ねを通って従う特定の軌道により、これらのプレートが圧着され、このようにして、ケーブル端部が滑って戻ることを防止する。この結果、例えば、骨部分がケーブルの張力によりしっかりと固定される。
【0021】
画定された軌道が(e)および(f)として2つの隣接するリング対(上部−中央および中央−底部)間の両方の間隙を通って延びている状態で、ケーブルに張力をかけると、ケーブルは2つの場所でクランプされ、軌道部分(a)および(c)の存在により、積み重ね全体が圧着される。
【0022】
最後のセクションがセクション(e)又は(f)のうちの1つである状態で第2の軌道が終了するとき、必要とする張力が小さいことが分かった。自由端が中心穴の中ではなく積み重ねの外側で終わり、把持されて張力をかけられるように、中心穴から積み重ねの外側に至るとき、張力をかけることがより容易であることが更に分かった。このようにして、好ましくは、前記最後のセクションのケーブルは、対応する間隙を通り、その間隙に隣接するリングの内縁から外縁まで延び、自由端を中心穴から積み重ねの外側まで至らせる。
【0023】
第1の軌道が3つの全てのリングの外縁と内縁の両方に沿って延びるとき、更に高いクランプ力が得られることが分かった。このとき、第1の軌道は(a)、(b)、(c)、(d)および、この(III)の場合、第2の軌道の第1のセクション(e)の順に延び、ケーブルの端部は、積み重ねの周囲に完全なループを形成する。第2の軌道が上部プレートのリングの上側の上に延びるセクション(h)を更に含むとき、この効果は更に高まる。
【0024】
一般に、ケーブルの両方の自由端は、上記に画定された軌道のうちの1つに従ってもよい。ある一定の程度までのクランプ力は、ケーブルの自由端を引っ張ることによりケーブルに継続して張力がかかることを妨害する場合があるため、好ましい実施形態では、ケーブルの一端だけが画定された軌道に従い、もう一端は、固定プレートに接続される張力調整装置に接続される。このようにして、ケーブルの一端を引くことによりケーブルに最大に張力をかけた後、張力調整装置を操作することにより、更に張力をかけることができる。このような張力調整装置は、ターンバックル、ウォーム歯車と駆動スクリュの組み合わせ、又は相互に垂直な軸を中心に回転する2つの協働する45°歯車(tooth wheels)、又は、更には単純なスクリュに使用され、張力調整装置にねじ込まれ、結び目によりケーブルのもう一端に接続できるフックとなって終わるか、若しくはその端部で小環に掛止する機構を含んでもよい。引く力だけがケーブルに及ぼされ、その結果ケーブルが短くなって張力がかかるように、しかし、また、引く力の代わりに若しくは引く力の他に、捩る力もケーブルに及ぼされ、その結果またケーブルに更に張力がかかるように、これらの張力調整装置をケーブルに接続することができる。このような装置を使用するとき、ケーブルのもう一端を、例えば、張力調整装置のフックに結び付けてもよいが、好ましくは、ケーブルのもう一端には、例えば、割裂によって作られた小環、又はそれを張力調整装置に接続するための他のいずれかの滑り止め手段がある。
【0025】
好ましい実施形態では、第2の軌道の最後の部分が通って延びるプレート間の間隙に隣接する2つのリングのうちの1つの前記間隙に面する表面に、前記リングの外縁と内縁の間に延びる連続的な溝が存在し、前記間隙に隣接するもう一方のリングの前記間隙に面する表面に、前記溝と合致する隆起が存在する。また、このような隆起−溝の組み合わせは、両方の隣接するプレート対に存在してもよい。中央プレートは、隆起を両側に、溝を両側に、又は、溝を一方側に、および隆起をもう一方側に有してもよく、各場合に上部プレートと底部プレートは合致する溝又は隆起を有する。この実施形態は、ケーブルの両端が前述および後述のプレートの周囲およびプレート間の軌道に従うとき、最良に適用可能である。
【0026】
溝と隆起は連続的である、即ち、これらは穴を取り囲む途切れのないループとして延びる。隆起と溝は、それらのそれぞれの位置と寸法が、それらが重ね合わせて置かれるとき、隆起が溝の中に入り、リング上と隆起−溝の対の中の両方で、2つの向かい合うリング表面間に事実上全く空間を残さずに嵌合するようになっているという意味で、合致している。隆起と溝の間に残される空間は、隆起と溝の外側の2つのリング表面間の空間に等しいか、又はそれより小さくすべきである。この形状は、張力のかかったケーブルが隆起と溝の間で最大にクランプされるという利点をもたらす。この形状は、張力のかかったケーブルが滑らないようにより良好に固定され、緊締されるという利点をもたらす。
【0027】
固定プレートの形状が非対称的であり、外科用ケーブルに張力がかかるとき固定プレートがどの位置を取るか十分な確実性で予測できる場合、本発明の別の実施形態では、固定プレートが前記予測される位置にあるときケーブルが延びているリングの部分だけに、合致する隆起と溝が存在してもよい。
【0028】
更に別の実施形態では、本発明は、ケーブルの一端は前述の軌道に従うが、もう一端は張力調整装置に固定される装置に関し、張力調整装置は、固定プレート、および、第2の軌道の最後の部分が通って延びるプレート間の間隙に隣接する2つのリングのうちの1つに接続され、前記間隙に面する表面の一部に、前記リングの外縁と内縁の間に延びる溝が存在し、前記間隙に隣接するもう一方のリングの前記間隙に面する表面に、前記溝と合致する隆起が存在する。
【0029】
この実施形態では、ケーブルの一端がプレートの積み重ねに接続されるプレートの側だけに、溝と隆起が存在すればよい。固定装置が存在する反対側では、溝と隆起は、機能を有しておらず、ここに存在する必要はない。
【0030】
隆起と溝の長手方向の形状は、リングの内縁および/又は外縁の輪郭と同じである必要はないが、好ましくは、大部分、それに従う。鋭利な縁部におけるケーブルの望ましくない切断のリスクを防止するため、好ましくは、それらは、滑らかな軌道、即ち、少なくとも0.1、好ましくは少なくとも0.3、更には少なくとも0.5mmの半径を有する丸みのついた湾曲を有する滑らかな軌道に従う。隆起の高さ、および、従って合致する溝の深さは、好ましくは固定プレートの厚さの少なくとも30%、且つ90%以下である。更に好ましくは、この高さは、前記厚さの40〜75%である。溝の深さは、ケーブルに張力をかける際、プレートが引く力に耐えることができるようなプレート強度になるようにすべきである。隆起の基部における幅は、以下に画定される高さと頂角から得られる。これらは、好ましくは、前記幅がリングの外縁と内縁の間の距離の95%を超えないように選択される。隆起と溝の中心線の位置は重要ではなく、それらはリングの内縁と外縁から等間隔で離間していてもよいが、また、そこからリングの局部幅の10〜90%内に位置していてもよい。隆起は、頂角が45〜120°、好ましくは60〜105°の三角形の形状を有してもよく、好ましくは0.1〜0.3mmの半径を有する丸みのついた頂部を有する。丸みつけ半径は、できるだけ多くの隆起表面を保持するように、通常はかなり小さいが、鋭利過ぎる縁部による繊維の切断は防止されなければならない。
【0031】
更に、本発明は、ケーブルの2つの端部が、一緒に結紮されるべき対象物の、特に固定されるべき骨部分の周囲の前述の軌道に従う固定装置を適用する工程、続いて、ケーブルの端部を引き、一緒に結紮されるべき対象物の、特に骨部分の周囲のケーブルに張力をかけて、対象物を一緒に結紮するのに、特に骨部分を固定するのに必要な張力にする工程を含む、対象物を一緒に結紮する方法、特に、骨部分を固定する方法に関する。
【0032】
本方法の好ましい実施形態では、ケーブルに張力をかける前に、1組又は両方の組の隣接する固定プレート間に棒を挿入し、ケーブルに少なくとも部分的に張力がかかった後に取り出す。この実施形態は、棒が取り出された後にしかクランプ力は作用せず、その前はケーブルに張力がかかることを妨害しないという利点を有する。棒の厚さは小さくてもよいが、その存在の十分な利点を有するため、好ましくは、少なくともケーブルの厚さに等しい。棒の取り出しは、張力のかかったケーブル部分の極僅かな伸長に繋がる場合があるため、棒は、薄くなければならず、好ましくは5mm以下、更に好ましくは2mm以下、又は更には1mm以下である。
【0033】
別の実施形態では、本発明は、ケーブルの一端が前述の軌道に従い、もう一端が、固定プレートに接続される張力調整装置に固定される固定装置を、一緒に結紮されるべき対象物の、特に固定されるべき骨部分の周囲に適用する工程、続いて、ケーブルの前記一端を引き、対象物の周囲の、特に骨部分の周囲のケーブルに張力をかける工程、ケーブルのたるみを取り除く工程、および、次いで、張力調整装置を操作することによりケーブルに張力をかけ、対象物を一緒に結紮するのに、特に骨部分を固定するのに必要な張力にする工程を含む、対象物を一緒に結紮する方法、特に骨部分を固定する方法に関する。
【0034】
図面から、ケーブルを適切な軌道に沿って固定プレートの周囲に導く方法としての、情報を得ることができる。
【0035】
記載される様々な実施形態および方法は、対象物を一緒に結紮するのに、又は骨部分の固定に好適なだけではなく、それらはまた、何らかの整形外科的機能を提供する人工要素、例えば、スプリントに骨を接合するのにも有用である。「骨部分」の用語を使用する場合、これは、また、一緒に結紮される又は固定される必要がある1つの骨部分および人工要素を包含するものと考えられる。
【0036】
本発明は、また、固定装置の本質的部分に関し、特に、本発明は更に、本発明による固定装置を構成するように調製若しくは適合された、又は本発明の方法に適用されるように調製された、少なくとも3枚の固定プレートと外科用ケーブルのセットに、外科用ケーブルに、およびプレートに関する。好ましい実施形態では、本発明は、2枚の固定プレートのセットに関し、プレートのうちの1つのリングのその表面に、前記リングの外縁と内縁の間に延びる連続的な溝が存在し、もう一方のプレートのリングの間隙に面する表面に、前記溝と合致する隆起が存在する。
【0037】
以下の図面で本発明を更に説明する。
【0038】
図1では、数字2、4および6は、それぞれ底部プレート、中央プレートおよび上部プレートとして機能する、積み重ねられた3枚の丸い固定プレートを示す。プレート2、4及び6は、それぞれリング14、16及び18によって取り囲まれた穴8、10及び12を有する。穴は一緒に中央穴20を画定する。各リングは穴に隣接する内縁Iと外側の外縁Oを有する。
【0039】
ケーブル22は、プレートの積み重ねの外側にループ(完全には図示されていない)を形成する。このループは、例えば、固定されるべき骨部分を取り囲むことができる。ケーブル22の一端は、第1の連続的な軌道に沿って延び、その中で部分(a)〜(d)が識別されている。ここでは、部分(a)は積み重ねの下に底部プレート2のリングに沿ってその外縁Oからその内縁Iまで延び、部分(b)は中心穴20を通って、それぞれ底部プレート2、中央プレート4および上部プレート6のリング14、16および18の内縁Iに沿って積み重ねの上の外側の位置まで延び、部分(c)は上部プレートのリング18上にその内縁Iからその外縁Oまで延び、部分(d)は、それぞれ、上部プレート6だけ、上部プレート6および中央プレート4、又は、上部プレート6、中央プレート4および底部プレート2のリングのうちの1つ(Iの場合)、2つ(IIの場合)、又は3つ全て(IIIの場合)の外縁Oに沿って、(I)の場合は上部プレートと中央プレートの間の間隙24のレベルの位置まで、(II)の場合は中央プレートと底部プレートの間の間隙26のレベルの位置まで、(III)の場合は積み重ねの下の位置まで延びる。第2の軌道のセクション(e)は間隙24を通って、セクション(f)は間隙26を通って延び、セクション(h)は底部プレートのリング14の底側(g)に沿ってその外縁Oからその内縁Iまで延びる。(i)〜(III)の3つの場合のそれぞれにおいて、部分(d)は、第2の軌道の対応するセクション(e)、(f)及び(g)に接続する。第2の軌道を連続的にするのに必要な接続セクションは図1には示されていないが、それらは以下の図にあり、様々な実施形態が示されている。
【0040】
図2では、(II)の場合の実施形態が示されている。部分(d)は間隙26のレベルで終わり、ケーブル端部28は更にセクション(f)として第2の軌道から間隙26を通って延びる。接続セクション(i)は、中心穴20を通って上向きに延び、間隙24を通って延びるセクション(e)に(f)を接続し、把持されて張力をかけられるようにケーブルを積み重ねの外側に至らせる。ケーブル22のもう一方の自由端30は、対応する軌道に従う。
【0041】
図3では、ケーブル22のケーブル端部28は、IIIの場合には、第1の軌道(a)、(b)、(c)、(d)に従い、ここで、(d)は積み重ねの下で終わり、第2の軌道のセクション(g)に接続する。次いで、第2の軌道は、図1におけるように延びるセクション(e)、(f)、(g)を含み、上部プレート6のリング18の上側の上に延びるセクション(h)を更に含む。第2の軌道は、接続セクション(i)、(j)および(k)によって連続的な軌道になり、ここで、(i)は上方向に中心穴を通り3つのプレートの内縁Iに沿って延び、セクション(g)をセクション(h)に接続し、接続セクション(j)は下方向に上部プレート6および中央プレート4のリングの外縁Oに沿って延び、セクション(h)をセクション(f)に接続し、(k)は上方向に穴10を通り中央プレート4のリング16の内縁Iに沿って延び、セクション(f)をセクション(e)に接続し、このようにして、連続的な第2の軌道(g)−(i)−(h)−(j)−(f)−(k)−(e)が完成する。この軌道は、ケーブル端部28がセクション(e)として中心穴から外方向に延びる状態で終わり、ケーブル端部28を積み重ねの外側に至らせる。
【0042】
ケーブル22のもう一端30は、類似の軌道に従うが、穴の中心に対して鏡映関係にある。端部28および30を引き、ケーブル22に、特に骨部分の周囲のケーブル22に張力をかけ、これらを互いに対して固定された状態に保持するように操作することができる。
【0043】
図4では、経路(a)−(b)−(c)−(d)−(g)−(i)−(h)−(j)−(e)−(k)−(f)に従う、代替の軌道が適用される。接続セクション(i)は、ここでは上方向に延び、(j)は下方向に延び、(k)も下向きに延びる。最後のセクション(f)は、把持されて張力をかけられるように、ケーブル端部28を積み重ねの外側に至らせる。ケーブル22のもう一端30は対応する軌道に従う。
【0044】
この実施形態では、底部プレート2に面する中央プレート4のリング16の表面に隆起40が存在する。中央プレート4に面する底部プレート2のリング14の表面に、位置および寸法が隆起40と合致する溝42が存在する。このようにして、ケーブル22の作用端の全軌道の最後のセクションは、ケーブルに張力がかかるとき、隆起によって溝の中にクランプされる。隆起と溝の詳細を図7および図8に記載する。
【0045】
図5では、経路(a)−(b)−(c)−(d)−(g)−(i)−(e)−(j)−(h)−(k)−(f)に従う、別の代替の軌道が適用される。接続セクション(i)は、上方向に延び、(j)も上方向に延び、(k)は下向きに延びる。最後のセクション(f)は、把持されて張力をかけられるように、ケーブル端部28を積み重ねの外側に至らせる。ケーブル22のもう一方の自由端30は対応する軌道に従う。この実施形態でも、協働する溝−隆起の組み合わせが示されている。
【0046】
図6では、経路(a)−(b)−(c)−(d)−(g)−(i)−(h)−(j)−(f)−(k)−(e)に従う、別の代替の軌道が適用される。接続セクション(i)は上方向に延び、(j)は下方向に延び、(k)は上向きに延びる。最後のセクション(e)は、把持されて張力をかけられるように、ケーブル端部28を積み重ねの外側に至らせる。ケーブル22のもう一方の自由端30は対応する軌道に従う。この実施形態でも、協働する溝−隆起の組み合わせが示されている。
【0047】
図7aでは、750は、穴754を取り囲むリング752からなる円形の固定プレートである。リング752の表面756に、同様に円形の隆起758が存在し、その中心線は、リング752の中心線と一致する。
【0048】
図7bでは、リング752上に、90°の頂角と丸みのついた頂部760を有する三角形の形状を有する隆起758が存在する。
【0049】
図8aでは、850は、穴854を取り囲むリング852からなる円形の固定プレートである。リング852の表面856に、同様に円形の溝862が存在し、その中心線は、リング852の中心線と一致する。
【0050】
図8bでは、リング852の中に、90°の頂角を有する三角形の形状を有し、図7aの隆起758と合致する溝862が存在する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】ケーブル軌道の本質的部分を示す、本発明による固定装置の概略側面図である。
【図2】本発明による固定装置の第1の実施形態の概略側面図である。
【図3】本発明による固定装置の第2の実施形態の概略側面図である。
【図4】本発明による固定装置の第3の実施形態の概略側面図である。
【図5】本発明による固定装置の第4の実施形態の概略側面図である。
【図6】本発明による固定装置の第5の実施形態の概略側面図である。
【図7a】隆起を有する本発明による固定プレートの上面図である。
【図7b】図7aのこの固定プレートの側面図である。
【図8a】溝を有し、図7aの固定プレートと合致する本発明による固定プレートの上面図である。
【図8b】図8aのこの固定プレートの側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1および第2の自由端を有する外科用ケーブル、並びに上部プレート、中央プレート、および底部プレートとして積み重ねの中に配置され、隣接する2枚のプレート間に間隙を残す少なくとも3枚の固定プレートを含む固定装置であって、各固定プレートは中央穴を取り囲むリングを有し、前記リングは前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有し、ここで、積み重ねられた位置にある前記穴は、互いに少なくとも部分的に重なり合い、このようにして前記積み重ねの中に中央穴を形成し、前記ケーブルの少なくとも1つの作用端が、
(1)
(a)前記積み重ねの下に、前記底部プレートのリングに沿ってその外縁からその内縁まで、
(b)前記中心穴を通り、それぞれ前記底部プレート、前記中央プレート、および前記上部プレートのリングの内縁に沿って、前記積み重ねの上の外側の位置まで、
(c)前記上部プレートのリングの上に、その内縁からその外縁まで、
(d)(I)前記上部プレートのリングの、(II)前記上部および前記中央プレートのリングの、又は(III)前記上部、前記中央および前記底部プレートのリングの外縁に沿って、(I)の場合は前記上部プレートと前記中央プレートの間の間隙のレベルの位置まで、(II)の場合は前記中央プレートと前記底部プレートの間の間隙のレベルの位置まで、および(III)の場合は前記積み重ねの下の位置まで、
連続的に延びる前記積み重ねの外側から始まる第1の連続的な軌道、
(2)少なくとも、前記上部プレートと前記中央プレートの間の間隙を通るセクション(e)、および前記中央プレートと前記底部プレートの間の間隙を通るセクション(f)を、規定されない順番と方向で含む第2の連続的な軌道であって、(I)の場合はセクション(e)で、(II)の場合はセクション(f)で、(III)の場合は前記底部プレートの前記リングの底側に沿って延びるセクション(g)で始まる第2の軌道であり、中心穴の少なくとも一部を通って又は前記リングのうちの1つ以上の外縁の外側に延び、軌道を連続的にする1つ以上の接続セクションを更に含む第2の軌道、
に従う、固定装置。
【請求項2】
前記第2の軌道は、最後のセクションがセクション(e)又は(f)の1つである状態で終わる、請求項1に記載の固定装置。
【請求項3】
前記最後のセクションのケーブルが、前記対応する間隙を通り、前記間隙に隣接する前記リングの内縁から外縁まで延び、前記自由端を前記中央穴から前記積み重ねの外側まで至らせる、請求項2に記載の固定装置。
【請求項4】
前記第1の軌道が、(a)、(b)、(c)、(d)の順に延びる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項5】
前記第2の軌道が、前記上部プレートのリングの上側の上に延びるセクション(h)を更に含む、請求項4に記載の固定装置。
【請求項6】
前記ケーブルのもう一方の自由端も、請求項1〜5のいずれか一項に記載の軌道のうちの1つに従う、請求項1〜7のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項7】
前記もう一方の自由端(530、630)が、前記固定プレートに接続される張力調整装置に固定される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項8】
間隙に隣接する前記リングのうちの1つの前記間隙に面する表面に、前記リングの外縁と内縁の間に延びる連続的な溝が存在し、前記間隙に隣接するもう一方のリングの間隙に面する表面に、前記溝と合致する隆起が存在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項9】
前記溝および合致する隆起が、前記プレート内に存在し、前記第2の軌道の最後の部分がそれを通って延びる、請求項8に記載の固定装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の固定装置を、固定されるべき骨部分(17、417)の周囲に適用する工程、続いて、前記ケーブルの自由端(28、428、30、430)を引き、前記骨部分の周囲の前記ケーブルに張力をかけて前記骨部分を固定するのに必要な張力にする工程を含む、対象物を一緒に結紮する方法、特に、骨部分を固定する方法。
【請求項11】
前記ケーブルに張力をかける前に、棒(14、414)を前記固定プレート(2、402、4、404)間に挿入し、前記ケーブルに張力をかけた後に取り出す、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
請求項7に記載の固定装置を、前記固定されるべき骨部分の周囲に適用する工程、続いて、前記ケーブルの前記一端(528、628)を引き、前記骨の周囲の前記ケーブルに張力をかける工程、および、次いで、前記張力調整装置(536、646)で前記ケーブルに張力をかけて前記骨部分を固定するのに必要な張力にする工程を含む、対象物を一緒に結紮する方法、特に、骨部分を固定する方法。
【請求項13】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の固定装置を構成するように適合された、少なくとも3枚の固定プレートと外科用ケーブルのセットであって、各固定プレートが中心穴を取り囲むリングを有し、前記リングが前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有するセット。
【請求項14】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の固定装置に適用されるように調製された固定プレートであって、中心穴を取り囲むリングを有し、前記リングが前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有する固定プレート。
【請求項15】
請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法に適用されるように調製された固定プレートであって、中心穴を取り囲むリングを有し、前記リングが前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有する固定プレート。
【請求項16】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の固定装置に適用されるように調製された外科用ケーブル。
【請求項17】
請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法に適用されるように調製された外科用ケーブル。
【請求項18】
請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法に適用されるように調製された、少なくとも3枚の固定プレートと外科用ケーブルのセットであって、各固定プレートが中心穴を取り囲むリングを有し、前記リングが前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有するセット。
【請求項19】
2枚の固定プレートのセットであって、各固定プレートが中心穴を取り囲むリングを有し、前記リングが前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有し、1枚のプレートの前記リングの表面に、前記リングの外縁と内縁の間に延びる連続的な溝が存在し、もう一方のプレートの前記リングの表面に、前記溝と合致する隆起が存在し、前記2つのリングの積み重ねられた位置で前記隆起が前記溝に嵌合する、2枚の固定プレートのセット。
【請求項20】
3枚の固定プレートのセットであって、各固定プレートが中心穴を取り囲むリングを有し、前記リングが前記穴に隣接する内縁と前記固定プレートの周囲に沿った外縁とを有し、前記プレートの第1のものの前記リングの両側の表面に、前記リングの外縁と内縁の間に延びる溝又は隆起が存在し、前記3つのリングの第2のものの少なくとも一方側の表面に、前記第1のプレートの一方側の前記隆起又は溝と合致する溝又は隆起が存在し、前記3つのリングの第3のものの少なくとも一方側の表面に、前記第1のプレートのもう一方側の前記隆起又は溝と合致する溝又は隆起が存在し、前記3つのリングの積み重ねられた位置で前記隆起が前記溝に嵌合する、3枚の固定プレートのセット。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8a】
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【図8b】
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【公表番号】特表2007−519455(P2007−519455A)
【公表日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−550133(P2006−550133)
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【国際出願番号】PCT/EP2005/000935
【国際公開番号】WO2005/074826
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(503220392)ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. (873)
【Fターム(参考)】