説明

圧縮空気を使用した便器用洗浄システム

圧縮空気を使用した便器洗浄システム(1)は、完全に自動化されており、PLCによって動作し、単独のボタンを単に押圧して操作可能で、自己清掃し、それにより便器から汚物を排出する間の水を節約するだけでなく、清掃に関する作業要員及び化学製品を節約でき、圧縮空気を、重力を受ける大量の水の代わりに、汚物及び汚水を除去するために使用し、便器封水の排出-交換サイクルで運転する。本特許対象品は、便器用洗浄水を節約する最も効果的で根本的な装置から成る。従来の便器では汚物の排出及び封水の交換については、大量の水の噴射を行うことでのみ可能であり、それらは基本的に水を浪費するものである。この“圧縮空気を使用した便器洗浄システム”(1)は、封水及び汚物を排出する大量の水を圧縮空気に置換えると同時に、特定便器(21)内壁の清掃も行い、また清掃用の化学製品及び作業要員も節約する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
水不足及び過剰な廃棄物やゴミが、世界には存在する。
【0002】
現在の世界人口は、60億人である;多くの国では、ブラジルでの様に、都市人口が総人口の80%に達する、即ち、人類は、縦型の都市構造物に集まり、自動車用に空間をアスファルトや高架で覆い、人類の歴史が始まった頃には澄んでいた川を、屋外の粘性のある下水道へと変えている。
【0003】
人間が排出する汚物の1日の平均量は、尿約2リットル及び排泄物700グラムである。
【0004】
尿は、1日に数回、固体汚物は1回又は2回排出される。殆ど毎回これが行われる度に、便器が洗浄されるが、この洗浄は、速く強力な水の噴射、及び特殊な幾何学的形状の渦システムから成り、3つの目的を有する:
1-液体又は固体の汚物を、堆積した箇所から、トイレットペーパーを含んで、これを除去すること;
2-公共下水網で水流を形成し、それにより汚物を、該水流によって下水処理場へ又は更に川、海等の天然水資源へと、引き離すこと;
3-便器を、その壁面に付着した汚物を取去ることによって、綺麗に清掃すること。
【0005】
約20年前まで、水洗を発生するには2つの主要な共存するシステムが存在した:
1-最も古い構造では、約30リットルの箱体を、便器より略2メートル高く設置し、そこから水をサイフォンを供給源としてより大径の管を通して、極めて速く引出していた;
2-垂直構造では、より大径で高圧なパイプラインに接続した特別な弁によって、係る弁を、押圧すると、可変時間開放状態にして、それにより排泄物を引剥がして、物体が付着した便器側壁を洗浄するのに十分な量の水を提供するようになっていた。
【0006】
第1のシステムは満足に機能し、ある程度経済的であった、これは一旦開始されると、サイフォンにより数秒で容器(貯水箱)からその中身を引抜くためであったが、しかし家庭用給水系への接続が小径であり、家庭用貯水箱との間のレベル差が小さかったため、洗浄水用箱を補充するまで、数分を要し、またサイフォンシステムのために、補充時間中、又はそのレベルが特定高さに到達するまで、機能しなかった。
【0007】
第2のシステムでは、清掃作業者の研究によると、弁を意図的に長時間押圧でき、押圧している間開放状態にできるため、悪戯に洗浄を操作しても、ユーザは大量の不必要な水を消費してしまう。
【0008】
最近では、家庭、商業環境及び工業環境で、技術的な規範として便器の洗浄に関して節水を公に宣言しており、ブラジルでは1サイクル当り6リットルに制限しているが、これを、洗浄用貯水容器を便器の後上方部に並置して、該容器を限定的容量とし、大径の管でサイフォンシステムで機能させ、瞬時に大量の水流を発生可能にし、これら全てについて新型の便器及び洗浄ダクトを、洗浄流が渦で回転し、その機能を果たし易くして、使用することで技術的に達成してきた。
【0009】
この貯水容器は、内部水系との小径の接続体を通して満水にされるので、その補充に相当な時間を要し、連続洗浄ができないために、無駄が抑制される。
【0010】
幾つかの純度レベルの水が利用可能な工業分野とは異なり、その使用目的のために、家庭分野の便器洗浄に使用する水は、正確に処理されており、実際に飲用しても差し支えない点に注目することは、重要である。
【0011】
そのため、家庭用便器洗浄に関する最新技術は、水を節約して、全体的な性能を向上させる必要性に基づき設定されるが、殆ど水を使わずに基本的に重力に依存して吸引を発生させるために特別な幾何学的形状さえ用いてこれを行う。
【0012】
しかしながら、3つの幅広く複雑な技術的要求事項の出所を定めた:それらは、極めて独特な要求事項を有する飛行機、船及び潜水艦に関する技術である。
【0013】
これらの要求事項は、例えば船や潜水艦等で、便器が大きな外圧を受けるのを防止する意味での、さも無ければ、外圧が最小の高度を飛行中の与圧室を有する飛行機に関しての両方での、極端に異なる状況での圧力制御を示唆している。
【0014】
注目すべきは、特に飛行費用がその貨物重量と比例する飛行機の場合には、洗浄水の消費量を最少にする必要があり、この問題は、大陸間で12時間以上ノンストップ飛行し、食事とあらゆる種類の飲物を取る数百人の乗客を運ぶ飛行機について考える際、頗る重要になる。
【0015】
このように、歴史的に、便器洗浄に関する最新技術の進歩は、極めて高度なものであり、幾つかの周囲環境に対して開発された多くの技術的解決法は、常に著しく高価で、要求が多く、従来システムより多くのメンテナンス作業を必要とするために、市場に定着できなかったが、進化した方法を早くも当該技術に対して突き止めた:-水を節約できる!
【0016】
この分野について、革新的な提案が為されたことが認められるが、それらに対して、本特許の製造に関して、本特許データに基づく研究を実施し、本テーマに関する600以上の文献を見つけたが、少なくとも、本特許のように極めて単純で、極めて大量の水を節約するような、最新技術を進歩させたプロジェクトさえ見当たらなかった。
【0017】
2つの最も現在使用されている方法及び手段は:-重力効果に基づく相当な量の水、又は下水管での低圧発生-“真空”として既知の効果であり、同効果では局所的な大気圧により水塊及び汚物を低圧の管に向けて押圧する。
【0018】
これらと比べ使用されていない第3の方法があるが、それは水加圧を用いて便器から汚物を排出する方法である。
【0019】
これら全ての方法-提案された数百種類の装置を用いた-には共通点がある:これらは全て便器の蓋を開放したまま運転される!
【発明の開示】
【0020】
本特許が提案する最新技術に関する第1の進歩は根本的に革新的である、というのは、該技術では、便器の蓋を密閉し、ゴム製リング又は類似物で密封して運転し、便器ではその内部を、比較的低圧の、圧縮空気で、汚物及び汚物で汚れた封水を排出する瞬間に加圧する、即ち、大量の水を専ら重力を作用させる代わりに、加圧した多量の空気を使用する。
【0021】
第2に、史上初めて、コンピュータ化を本特許では行い、人類が人間の排出物除去に使用する水を確保するのを支援する:-本特許対象品では、循環して運転する、“PLC”により自動的に動作するメカニズムを提案する。
【0022】
第3に、加圧を使用して汚物を除去することで、本特許は、日毎に稀少で高価になる別の資源に換えて、この極めて大量の資源を残さず利用する。
【0023】
第4に、本特許は、上述したメカニズムを使用して、汚物を便器から排出するための水を根本的に節約できる;各使用毎に2リットル未満で、多量の対象物さえ下水管を通して放出可能にする。着眼すべきは、運転中最も経済的な原理に基づき認められるものと比較しても、2リットルの水は、最小限の消費である点である。
【0024】
第5には、本特許対象品は、“自己清掃”機能を含み、これにより作業要員及び化学洗浄製品を節約して、全体を常に清潔に、悪臭無く保てる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1は、圧縮空気を使用した便器洗浄システム(1)の運転に関して全体的に理解するために、細部なしの、略図を示す;図1では特定の便器(21)が見られ、該便器にはその封水(22)、サイフォン型下水管(23)、ラッチを有する便器蓋(18)を有する;また、圧縮空気タンク(24)、加圧水タンク(25)、空気圧縮機(27)及び“プログラマブルコントローラ(PLC)”(16)も見られる。
【0026】
図1によれば、圧縮空気を使用した便器洗浄システム(1)は、以下のように機能する:-使用後、特定便器の蓋(18)を密閉して、該位置にラッチ(26)で保つ。ユーザがコマンドボタン(20)を開始すると、“PLC”(16)が必要な装置を起動させ、それにより圧縮空気を、空気圧縮機(27)から導入して圧縮空気タンク(24)中で圧力25“PSI”に保持するが、これを急激に特定便器(21)内部に放出して、空気ストロークを発生させ、該特定便器(21)中を圧力約4“PSI”にして、効果的なストロークで、汚物が堆積した封水(22)を構成する水を排出するが、これで圧縮空気と共に、それら両方共をサイフォン型下水管(23)を下降させ、その結果特定便器(21)の内圧を局所的な大気圧値と同じ値に戻す。適切にプログラムしたPLC(16)を用いて、自動化した装置を稼働させ続ける:-PLC(16)は、加圧水タンク(25)からその中身の一部を、“自己洗浄”機能用に放出する-該機能では、図1のその非定常洗浄先端部によって、該特定便器(21)壁を加圧水で洗浄し、封水(22)をたまたま該特定便器(21)壁に付着した汚物で汚れた水と交換する;PLC(16)で操作する次なる段階では、圧縮空気の新たなストロークを、圧縮空気タンク(24)の中身の一部を放出して発生させ、それにより、再び、この時点で水及び前回の自動運転で壁から洗浄した汚物から成る封水(22)を除去し、これによりまた、圧縮空気を、低加圧で、サイフォン型下水管(23)を通過させ、該特定便器(21)の内圧を、局所的な大気圧値と同じ値まで回復させる。
【0027】
次なる操作段階では、PLC(16)による命令で、新たな量の水を加圧水タンク(25)から封水(22)交換に放ち、ラッチ(26)係止機構-図1で図示しない-で該特定便器の蓋(18)を解除し、全体を次の使用のために解放状態にしておくが、これは空気圧縮機(27)も起動させて、処理に関与する圧力だけでなく水系からの加圧水タンク(25)中に受容する水も交換するためである。
【0028】
図1で行った運転に関する一般的な説明では、本特許対象品がどのように機能するかを理解するために不要な装置を意図的に省略しており、本特許対象品の運転は自動で、誰にでも1つのボタンを押圧するだけで実行可能であるが、該説明に続いて“圧縮空気を使用した便器洗浄システム(1)”の完全な概念上の説明へと移ると、該システムは“完全に新しいシステムであり、自動で、1つのボタンを押圧するだけで操作可能で、自動洗浄式で、PLCにより動作して、汚物を便器から除去する間の水だけでなく作業要員や化学洗浄製品も節約でき、該システムでは、重力を受ける大量の水の代わりに、圧縮空気を汚物及び汚水を除去するために使用して、便器封水の排出と交換とを循環させて運転するシステム(1)”である。
【0029】
図2では、動作回路-施工図-並びにその装置を概略で示し、“圧縮空気を使用した便器洗浄システム”を詳細に説明するための参照として役立てる。この図2では、本特許対象品の自動運転について明確に理解できる。この提案されたシステムを機能させるために、該システムを、家庭用配管系(1A)と連結することで水を、吸入口(27A)により空気を、家庭用配線系(3A)に連結することで電気エネルギーを、供給する必要がある。
【0030】
給水については、今日使用される衛生的構成要素を設けるための解決方法を考慮して計画した、即ち、給水には水給送箇所が必要だが、該箇所はそこに洗浄部をクラッチ結合させた通常の便器と同じ技術仕様及び特徴を有するものとした。圧縮空気の供給に関しては、計画に従い、圧縮機(27)を製作し、該圧縮機によりタンクを圧縮空気(24)で充満させる。最後に、127V又は220Vの電源箇所については、電気エネルギー要求に対して考慮した。
【0031】
通常の基本的な稼働サイクルに関する1説明で、完全に本特許対象品の運転について理解するには十分である。
【0032】
本システムを稼働可能するには:
-内圧25PSIを有する圧縮空気タンク(24);
-満水にした加圧水タンク(25);
-電気給送プレート(3)に接続する互換性を有する電力網;
-プログラムし、電圧を印加したPLC(16);
-密閉した蓋(18);
-係止した電磁ラッチ(17)、つまり、電気回路によりそれに対して張力を印加しないもの、を備える。
【0033】
コマンドボタン(20)を押圧することで、PLC(16)は即座に電磁弁(13)を起動させて、該弁を2、3秒間開放して、圧縮空気を圧縮空気タンク(24)から特定便器(21)内部へと通過可能にして、該便器内部を加圧する。かかる操作で、封水(22)に含まれる全ての水及び物質を排出する。特定便器(21)の内部室での圧縮空気による洗浄の計画圧力を4PSIとし、これを圧力計(15)で測定する。圧力ゲージ(14)は、衛生用溜室での圧力が5PSIを超える場合、PLC(16)に信号を送信し、電磁弁(13)及び電磁ラッチ(17)を閉鎖したままにする。
【0034】
圧縮空気タンク(24)内を減圧することにより、圧力ゲージ(10)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は即座に空気圧縮機(27)を起動させ、その結果タンク(24)対して1回目の空気交換を行う。圧縮空気タンク(24)内の計画圧力(25PSI)に達すると、圧力ゲージ(10)は、対象タンクが完全に充満されたことを示す信号をPLC(16)に送信し、該PLC(16)は空気圧縮機(27)を停止させ、同時に、電磁弁(6)及び電磁弁(11)を開放するよう命令し、特定便器(21)内部の壁を先端部(19)を介して清掃する工程を開始させ、封水(22)の交換を実施させる。
【0035】
再び、圧縮空気タンク(24)の内圧を、壁洗浄装置及び封水交換に空気が必要なため、減少させると、圧力ゲージ(10)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は即座に空気圧縮機(27)を起動させるよう命令し、その結果直ぐに圧縮空気タンク(24)内で2回目の空気交換を開始する。1回目の圧縮空気タンク(24)への補充で起きたように、計画圧力が該タンク内で25PSIに達すると、圧力ゲージ(10)は、対象タンクが完全に充満されたことを示す信号をPLC(16)に送信し、該PLC(16)は空気圧縮機(27)を停止させる。
【0036】
特定便器(21)壁の洗浄工程及び封水(22)交換が完了すると、電磁弁(6)及び電磁弁(11)を同時にPLC(16)のコマンドによって閉鎖する。
【0037】
この段階で、全システムが完全に交換され、該システムの全機能について、封水がその中身と共に2回目の排出を操作するのに使用可能になり、これを連続するPLC(16)のコマンドによって実施することが、分かる。
【0038】
この2回目の排出を、ユーザが手動で起動しても、PLC(16)によって自動的に行う。
【0039】
PLC(16)が出したコマンド信号で、電磁弁(13)を開放し、圧縮空気タンク(24)に貯留した圧縮空気を、特定便器(21)内部へと通過可能にし、該便器を加圧する。こうした操作により、壁洗浄工程から出て、この時点で封水(22)に含まれる、全ての水及び物質を排出する。特定便器(21)中の計画圧力も、この操作時点では、圧力計(15)で計測すると、圧力4PSIである必要がある;圧力が5PSIを超える場合、圧力ゲージ(14)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は電磁弁(13)を閉鎖したまま、及び電磁ラッチ(17)を係止したままにする。圧縮空気タンク(24)内を減圧することにより、圧力ゲージ(10)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は即座に空気圧縮機(27)の3回目の起動を開始させ、その結果圧縮空気タンク(24)で空気の3回目の交換が行われる。該タンク(24)内で計画圧力(25PSI)に達すると、圧力ゲージ(10)は、上記タンクが完全に充満されたことを示す、新たな信号をPLC(16)に送信し、これにより空気圧縮機(27)を停止させるが、同操作を、次に命令する操作、即ち加圧水タンク(25)の水を交換する操作、が終了するまで継続するようにしてもよい。
【0040】
PLCにより、操作の連続性をプログラムに提供し、1回目の加圧水タンク(25)の水交換を、電磁弁(11)と電磁弁(12)を同時に開放することにより開始する;電磁弁(12)の機能は、加圧水タンク(25)の水を交換可能にして、該タンク内で水位が上昇すると残りの圧縮空気の通路を開放することである。
【0041】
加圧水タンク(25)内で最大水位に到達すると、レベル制御キー(5)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は電磁弁(11)と電磁弁(12)を同時に閉鎖するよう命令し、それにより圧縮空気を使用した便器洗浄システム(1)の自動運転サイクルに移る。圧縮空気タンク(24)を完全に加圧し、加圧水タンク(25)を交換すると、PLC(16)は、電磁弁(6)を開放すると同時に電磁弁(11)を開放するよう命令して、特定便器(21)内壁を先端部(19)によって洗浄する2回目の工程及び、封水(22)の交換を開始する。この場合も同様に、圧縮空気タンク(24)中を減圧すると、この時点で壁清掃及び封水交換の第2サイクル用に空気が必要となるため、圧力ゲージ(10)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は即座に空気圧縮機(27)を起動させるよう命令し、その結果、4回目及び最後の圧縮空気タンク(24)の空気交換が開始される。
【0042】
圧縮空気タンク(24)中の計画圧力(25PSI)に達すると、圧力ゲージ(10)は、対象タンクが全体的に充満されたことを示す信号をPLC(16)に送信し、該PLC(16)は空気圧縮機(27)を停止させる。
【0043】
壁清掃及び封水(22)交換工程が終わると、電磁弁(6)及び電磁弁(11)を同時にPLC(16)からのコマンドにより閉鎖する。
【0044】
最後に、運転の基本サイクルを完了することにより、加圧水タンク(25)の水交換の第2工程を、PLC(16)が命令する工程である、電磁弁(11)と電磁弁(12)両方の同時開放を介して、これを開始する。第1交換工程のように、加圧水タンク(25)中で最大水位に達すると、レベル制御キー(5)は信号をPLC(16)に送信し、電磁弁(11)と電磁弁(12)を同時に閉鎖する。運転の基本サイクルが終了する。本システムでは、この段階で、ユーザがコマンドボタン(20)を単に押圧することで、新たな運転サイクルが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】圧縮空気を使用した便器洗浄システム(1)の運転に関して、全体的な理解をするための、細部なしの、概略図である。
【図2】動作回路-施工図-並びにその装置を概略で示した概略図である。
【符号の説明】
【0046】
1 便器洗浄システム
1A 家庭用配管系
3A 家庭用配線系
5 レベル制御キー
6 電磁弁
10、14 圧力ゲージ
11、12、13 電磁弁
15 圧力計
16 PLC
17 電磁ラッチ
18 便器蓋
20 コマンドボタン
21 便器
22 封水
23 サイフォン型下水管
24 圧縮空気タンク
25 加圧水タンク
26 ラッチ
27 空気圧縮機
27A 吸入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮空気を使用した便器洗浄システムであって、完全に自動化されており、PLCにより命令され、単独のボタンを単に押圧することで操作可能で、自己清掃し、それにより便器から汚物を排出する間の水を節約するだけでなく、清掃に関する作業要員及び化学製品を節約でき、圧縮空気を、重力を受ける大量の水の代わりに、汚物及び汚水を除去するために使用し、便器封水の排出-交換サイクルで運転する前記便器洗浄システムであって、便器の蓋を密閉し、ゴム製リング又はその類似物で密封して、汚物及び汚物で汚れた封水を排出する際に、便器を比較的低圧の圧縮空気で、その内部を加圧するように運転し、これを循環して運転する、PLCにより自動的に命令するメカニズムを用いて行うこと、を特徴とする圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項2】
基本的に、封水(22)、サイフォン型下水管(23)、ラッチ(26)を有する便器蓋(18)を備える特定の便器(21)から成り;圧縮空気タンク(24)、加圧水タンク(25)、空気圧縮機(27)及びPLC(16)も見られること、を特徴とする請求項1に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項3】
特定便器の蓋(18)を密閉し、該位置にラッチ(26)により維持し、その状態でコマンドボタン(20)を起動させて、PLC(16)により必要な装置を起動させ、それにより圧縮空気を、圧力25PSIで、圧縮空気タンク(24)内部に含み、該タンクには空気圧縮機(27)で導入して、該圧縮空気を急激に、特定便器(21)中から放出して、空気ストローク及び圧力約4PSIを特定便器(21)中で発生させ、これにより、効果的なストロークで、汚物が堆積した封水(22)を構成する水を排出するが、これを該圧縮空気と共にサイフォン型下水管(23)を下降させて行い、その結果特定便器(21)の内圧を局所的大気圧と同じ値に戻すこと、を特徴とする請求項1に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項4】
その稼働システムはコマンドボタン(20)を押圧することで開始し、それによりPLC(16)を即座に起動させ、該PLC(16)により、次に、電磁弁(13)を開始させて、該電磁弁(13)を数秒間開放したままにして、圧縮空気タンク(24)から特定便器(21)内部に圧縮空気を通過可能にして、該便器内部を加圧して封水(22)に存在する全ての水及び物質を除去するが、特定便器(21)の内部室の計画圧力を圧縮空気による洗浄時には4PSIとし、これを圧力計(15)で計測すること、を特徴とする請求項1に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項5】
衛生用溜部上方での圧力が5PSIであることで、圧力ゲージ(14)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)により電磁弁(13)を閉鎖したまま、電磁ラッチ(17)を係止したままにし;圧縮空気タンク(24)内を減圧すると、圧力ゲージ(10)は、PLC(16)に信号を送信し、PLC(16)は即座に空気圧縮機(27)を起動させ、その結果圧縮空気タンク(24)内で1回目の空気交換を実施すること、を特徴とする請求項4に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項6】
圧縮空気タンク内の計画圧力(25PSI)に達すると、圧力ゲージ(10)は、対象タンクが完全に充満されたことを示す新たな信号をPLC(16)に送信し、前記PLC(16)により空気圧縮機(27)を停止させ、電磁弁(6)と電磁弁(11)とを同時に開放するよう命令し、それにより特定便器(21)内壁を先端部(19)を通して清掃する工程を開始し、封水(22)を交換すること、を特徴とする請求項5に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項7】
圧縮空気タンク(24)を減圧すると、圧力ゲージ(10)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は即座に空気圧縮機(27)を起動させるよう命令し、その結果該圧縮空気タンク(24)の1回目の空気交換を実施し、圧縮空気タンク(24)の計画圧力(25PSI)に達すると、圧力ゲージ(10)は、対象タンクが完全に充満されたことを示す新たな信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)により空気圧縮機(27)を停止させ、電磁弁(6)と電磁弁(11)とを同時に開放するよう命令し、特定便器(21)内壁を先端部を通して清掃する工程を開始させ、封水(22)を交換すること、を特徴とする請求項6に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項8】
その家庭用配管系(1A)に接続して水を、吸入口(27A)により空気を、及びその家庭用配線系(3A)に接続して電気エネルギーを受容することに関して、前記提案したシステムが理想的に機能すること、を特徴とする請求項1に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項9】
前記システムを、自動的に交換するように、及びその全ての機能を使用可能にして封水及びその中身を2回目の排出を実行するよう構築し、これを連続するPLC(16)のコマンドによって、ユーザが手動で起動しても、行い、PLC(16)からコマンド信号が出たことにより、電磁弁(13)を開放し、それにより圧縮空気タンク(24)に貯留した圧縮空気を特定便器(21)の内部に通過可能にして、該便器を加圧し、壁清掃工程から出て、この時点で封水(22)に含まれる全ての水及び物質を排出すること、を特徴とする請求項8に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項10】
特定便器(21)内部の、この操作時点での、計画圧力も4PSIとし、これを圧力計(15)で計測すること、を特徴とする請求項9に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項11】
圧力が5PSIを超えた場合、安全制御装置を存在させることで、圧力ゲージ(14)は信号をPLC(16)に送信し、PLC(16)は電磁弁(13)を閉鎖したまま及び電磁ラッチ(17)を係止したままにすること、を特徴とする請求項9に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項12】
特定便器(21)壁を清掃する及び封水(22)を交換する工程が終了すると、電磁弁(6)及び電磁弁(11)をPLC(16)からのコマンドにより閉鎖すること、を特徴とする請求項9に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。
【請求項13】
前記封水及びその中身の2回目の排出を、PLC(16)の連続したコマンドによって、ユーザが手動で起動しても、行い、PLC(16)からコマンド信号が出たことにより、電磁弁(13)を開放し、それにより圧縮空気タンク(24)に貯留した圧縮空気を特定便器(21)内部まで通過可能にして、該便器内部を加圧すること、を特徴とする請求項1に記載の圧縮空気を使用した便器洗浄システム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−534828(P2008−534828A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−504588(P2008−504588)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【国際出願番号】PCT/BR2005/000238
【国際公開番号】WO2006/105627
【国際公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(507277907)
【Fターム(参考)】