説明

地下タンクのマンホール装置

【課題】本発明は地下タンクに搭載されるマンホール装置によって地下タンクの頂部が損傷することを防止することを課題とする。
【解決手段】マンホール装置10は、地下タンク20の頂部にFRP等の樹脂製の取付部30に直接取り付けられており、地下タンク20の複数の立上管40を収容する筐体50と、筐体50の上部開口を閉塞する鋼製のマンホール蓋52とを有する。取付部30は、樹脂製外殻タンク80が形成されない鋼製内殻タンク70の頂部に設けられている。また、取付部30は、上面に筐体50の下面を直接支持する平坦部32を有し、下面に地下タンク20の頂部の表面の立上管40を除く部分全体に当接する当接面33を有する。このように、鋼製内殻タンク70の頂部には、樹脂製の取付部30の当接面が当接するため、漏洩検知層72に筐体50の荷重が作用しないように取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は地下タンクのマンホール装置に係り、特に油液などの燃料を貯蔵する二重殻地下タンクの頂部に設けられるマンホール装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、給油所等の給油施設では、敷地内に地下タンクを埋設し、タンクローリ車によって配送された油液を地下タンクに荷卸しして貯蔵している。この種の地下タンクは、一般に、円筒状に形成されたタンクを横向き(水平な状態)にして地中に設けられたコンクリート基礎上に載置され、周囲を土砂で囲まれた後、上部がコンクリート層により覆われるように埋設される。
【0003】
近年、荷卸をするための配管や地下タンクから外部に油を供給する配管として樹脂配管が使用されるようになり、地下タンクの立上管に樹脂配管を接続する施工方法が用いられている。地下タンクの頂部に設置されるマンホール装置は、立上管に接続された配管継手に樹脂配管を接続するための接続部材を必要とし、マンホールの筐体が大型化する傾向にある。
【0004】
そのため、樹脂配管を使用する場合、マンホール装置は、鋼製の配管を接続する構成のものよりも大きい筐体が地下タンクの頂部に搭載されるように構成されており、筐体が地下タンクの頂部に形成された樹脂層を損傷させないように取り付けられる。
地下タンクにおけるマンホールの取り付け構造に関しては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1においては、マンホールを取り付けるための架台を次のように構成することが段落0021,0022に記載されている。
「〔0021〕図2(a)に示すように、架台2は、前記タンクフランジ部10aを取り囲むように地下タンク10の上部に設けられている。図3に示すように、前記架台2は上下に貫通する角筒部20を有している。該角筒部20の下端は、略円筒形の前記地下タンク10の上部の曲面に沿った形状に形成されている。すなわち、前記角筒部20の下端の4辺のうち、地下タンク10の軸方向に離間して対向する一対の辺21が、地下タンク10の外周面と同心円状に湾曲している。
〔0022〕前記架台2は、たとえば、FRP等の樹脂で形成され、前記角筒部20の下端が前記地下タンク10の上部に接合されている。当該接合は、たとえば、角筒部20の下端に塗布した耐油性の接着剤やコーキング材による接着により行われ、架台2と地下タンク10との間がシールされている。これにより、架台2と地下タンク10との間から外部の土壌17中に油液が漏出するのを防止できると共に、土壌17中の水分や砂粒、泥等が侵入するのを防止できる。また、地下タンク10に対して架台2を溶接するのに比べ、架台2の取付作業が著しく容易になる。」とある。
【0005】
一方、地下タンクは、特許文献2に示すような鋼製内殻タンクの外側にFRP(fiber reinforced plastics)等からなる樹脂製外殻タンクを配置したSF二重殻タンク構造、または特許文献2に示すような樹脂製内殻タンクの外側に樹脂製外殻タンクを配置したFF二重殻タンク構造になっている。これらの二重殻地下タンクは、特許文献3に記載されるように内殻タンクと外殻タンクとの間に漏洩検知のための洩れ検知空間が形成されており、この洩れ検知空間に洩れ検知用液を注入し、洩れ検知用液の液位変化から洩れの有無が検知される。
【特許文献1】特開2005−306429号公報
【特許文献2】実用新案登録第2577578号公報
【特許文献3】実用新案登録第3022356号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示す従来のマンホール装置では、上記架台2の角筒部20の下端が、略円筒形の地下タンク10の上部の曲面に沿った形状に形成されているので、製造に手間がかかり面倒である。
【0007】
さらに、上記従来の構成では、架台2の角筒部20の下端端面(筒部の肉厚)がタンクと接しているので、地下タンクを取り巻く部分の地盤沈下などにより配管が沈下することなどにより筐体に外力が作用した場合、地下タンクの頂部の一部に荷重が集中することによって地下タンク表面に形成された樹脂層が損傷してしまうおそれがあった。
【0008】
また、二重殻タンク構造とされた地下タンクには、内殻タンクと外殻タンクとの間に形成された漏洩検知のための隙間からなる検知層に筐体の荷重が局部的に作用すると、内殻タンクと外殻タンクとの間の検知層の容積が変化し、誤検知をするおそれがあるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した地下タンクのマンホール装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
【0011】
本発明は、地下タンクの頂部に設けられた立上管を収容する空間を形成する筐体と、該筐体の上部開口を閉塞する蓋とを有するマンホール装置において、地下タンクの頂部に、前記筐体の下面を直接支持する平坦部を有する樹脂製の取付部を設け、該取付部に前記筐体を締結する締結部材を設けることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記取付部が、地下タンクの頂部に塗布され接着性状を有する樹脂材と、この樹脂材により地下タンクの頂部に少なくとも下面が全面的に接着固定され前記筐体の下面を直接支持する平坦部を有する板部材と、により形成されて、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記地下タンクが、樹脂製外殻タンクにより、鋼製内殻タンクにおける最高収容液面高さを上回る位置まで漏洩検知用の検知層が形成された二重殻タンク構造であり、
前記樹脂製外殻タンクが形成されない前記鋼製内殻タンクの頂部に前記取付部を設けることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、下端が前記筐体の上部または側部に結合され、上端が前記地下タンクの上方に形成される上部コンクリート層に埋設された第1支持部材を備えることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、地下タンクの頂部に設けられた立上管を収容する空間を形成する筐体と、該筐体の上部開口を閉塞する蓋とを有するマンホール装置において、前記地下タンクは、樹脂製内殻タンクの外側に樹脂製外殻タンクを配置した二重殻タンク構造であり、前記樹脂製外殻タンクの頂部に取付部を設け、前記取付部は、地下タンクの頂部に塗布され接着性状を有する樹脂材と、この樹脂材により地下タンクの頂部に少なくとも下面が全面的に接着固定され前記筐体の下面を直接支持する平坦部を有する板部材と、により形成され、該取付部に前記筐体を締結する締結部材を設けることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記樹脂製外殻タンクの外周の長手方向に所定間隔離間した位置に突出する複数の環状リブと、前記複数の環状リブ間に装架され、前記筐体の下部に当接して前記筐体の荷重を受ける第2支持部材と、を備えることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、下端が前記筐体の上部または側部に結合され、上端が前記地下タンクの上方に形成される上部コンクリート層に埋設された第1支持部材を備えることにより、上記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、地下タンクの頂部に筐体の下面を直接支持する平坦部を有する樹脂製の取付部を設け、取付部に筐体を締結する締結部材を設けることにより、筐体の荷重によって地下タンクの頂部が損傷することを防止でき、特に地下タンクの表面に形成された樹脂層が剥がれることを防止することが可能になる。また、漏洩検知用の検知層を有する地下タンクの場合には、筐体荷重による検知層の容積変化を防止して漏洩検知の誤検知を防止することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明による地下タンクのマンホール装置の実施例1を示す構成図である。図1に示されるように、マンホール装置10は、地下タンク20の頂部にFRP等の樹脂製の取付部30に直接取り付けられており、地下タンク20の複数の立上管40を収容する筐体50と、筐体50の上部開口を閉塞する鋼製のマンホール蓋52とを有する。尚、複数の立上管40は、地上に設置された給油装置に地下タンク20内の燃料を供給するための給油経路を形成するものと、タンクローリ車からの燃料を地下タンク20に荷卸しする注油経路を形成するものがある。また、これ以外にも、図1では図示していないが、地下タンク20内部と地上に設置された通気管とを連通するための立上管も設けられている。
地下タンク20は、樹脂製外殻タンク80が鋼製内殻タンク70における最高収容液面高さを上回る位置まで漏洩検知用の漏洩検知層72が形成されたSF二重殻タンク構造であり、樹脂製外殻タンク80が形成されない鋼製内殻タンク70の頂部Tの表面及び樹脂製外殻タンク80の表面に樹脂製シート82が被覆されている。
【0015】
取付部30は、樹脂製外殻タンク80が形成されない鋼製内殻タンク70の頂部に設けられている。また、取付部30は、上面に筐体50の下面を直接支持する平坦部32を有し、下面に地下タンク20の頂部の表面の立上管40を除く部分全体に当接する当接面33を有する。また、取付部30の上面側中央には、立上管40の外周に樹脂材が接着された接着部36が盛り上げられている。尚、取付部30は、地下タンク20を製作する工場で設けるようにしても良いし、あるいは地下タンク20の設置現場で設けるようにしても良い。
【0016】
また、地下タンク20の頂部の所定範囲を除く鋼製内殻タンク70と樹脂製外殻タンク80との間に形成された隙間には、樹脂フィルムが貼着されており、この樹脂フィルムによって画成された漏洩検知層72に漏洩検知用液が注入されている。そして、漏洩検知層72は、地下タンク20の頂部の所定範囲を除くように形成されるため、漏洩検知層72が形成された高さ範囲が洩れ検知領域であり、漏洩検知層72が形成されない地下タンク20の頂部が筐体50を支持する取付部30が密着される密着領域である。本実施例では、この密着領域に樹脂製の取付部30が密着するように取り付けられている。
また、地下タンク20の上部には、漏洩検知層72に注入された漏洩検知用液の液位を検知する液位検知部(図1には図示せず)が設けられている。漏洩検知層72の上端高さが最高収容液面高さとなる。
【0017】
立上管40の上部には、配管継手90が連結されており。配管継手90には、樹脂配管用の接続部材120を介して横引き配管110が接続される。横引き配管110は、水平方向に延在する樹脂配管からなり、下部筐体200の側板206に設けられた配管挿通孔207から筐体50の内部空間54に挿入される。配管挿通孔207の内径は、横引き配管110の外径よりも充分に大きいので、横引き配管110は遊嵌状態に配管挿通孔207に挿入されている。
【0018】
筐体50は、横引き配管110を配管継手90に接続する際の作業性を考慮して鉄配管接続構造のものよりも内部空間54が水平方向に拡張されている。また、地下タンク20の周囲及び筐体50の周囲は、土砂層130が堆積しており、筐体50の上部には上部鉄筋コンクリート層140が設けられている。マンホール蓋52は、上部鉄筋コンクリート層140の上面に露出するように取り付けられる。
図2(A)は取付部30の構成を示す縦断面図である。図2(B)は取付部30の構成を示す斜視図である。図2(A)及び図2(B)に示されるように、取付部30は、上方からみると立上管40を挿通させるための空間38を中心として概ね台形形状に形成されている。詳細には、地下タンクの頂部には接着性状を有する樹脂材塗布されて固体化された固定部31と、固定部31の上面に形成された平坦部32と、固定部31の下面に形成された当接面33とを有する。平坦部32には、金属板を帯状に形成した板部材60が接着して固定されている。
【0019】
図3(A)〜図3(C)は板部材60の構成を示す図である。図3(A)〜図3(C)に示されるように、長方形の枠状に形成された板部材60の4辺には、複数のスタッドボルト34が所定間隔毎に起立するように埋設されている。スタッドボルト34は、頭部34aを溝部32aの凹部32bに嵌合させ、オネジ部34bを板部材60に設けられた孔60aに挿通させて上方に突出させるように取り付けられている。さらに、スタッドボルト34は、頭部34aが板部材60に溶接61により固着される。
【0020】
図3(D)に示されるように、スタッドボルト34の代りにナット53を板部材60の下面に溶接57により固着する構成としても良い。この場合、ナット53の下側に樹脂材の侵入を防止する蓋部材55が取り付けられる。蓋部材55には、ナット53の外周に嵌合する嵌合部55aと、スタッドボルト34がナット53に螺入された際にオネジ部34bが当接しないように下方に突出する凹部55aとが設けられている。
【0021】
この例のように、板部材60の下端にナット53を設けた場合には、板部材60のネジ孔に代えて貫通孔でも良い。また、ナット53を省略して蓋部材55を取付け、板部材60にはネジ孔を設ける構成でも良い。
【0022】
図4は取付部30に筐体50が固定された状態を示す縦断面図である。図4に示されるように、取付部30は、上面側の平坦部32に板部材60が固定されており、板部材60には、スタッドボルト34が所定間隔で埋設されている。板部材60と筐体50の下面との間には、弾性を有する板状のゴムパッキン62が介在している。
【0023】
スタッドボルト34のオネジ部34bは、筐体50の下面の孔51に挿通されて筐体50の内部に突出しており、上端にナット53が螺入される。このナット53がスパナ等の工具により締め付けられると、筐体50の下面は、ゴムパッキン62を介して取付部30の平坦部32に固定される。
【0024】
図5に示されるように、板部材60は、平坦部32と同様に、立上管40の周囲を囲むように長方形の枠状に形成されており、金属板によりL字状に形成された第1板部材60Aと第2板部材60Bとを組み合わせた構成になっている。第1板部材60Aと第2板部材60Bとは、同一形状であり、組み合わせることで平坦部32と同じ寸法形状の枠状に形成される。
【0025】
図1に戻って、筐体50の内部空間54に収容される立上管40及び配管継手90について説明する。立上管40は、鋼製であり、下端が鋼製内殻タンク70の頂部を貫通して地下タンク20の内部に連通され、上端が筐体50の下面から上端フランジ42までの高さがH1となるように設けられている。この高さH1は、配管継手90を立上管40の上端フランジ42にボルト・ナットによって締結する際に必要な作業スペースを確保する最小高さである。
【0026】
各立上管40の上端には、配管継手90が締結されている。この配管継手90は、下端フランジ92が立上管40の上端フランジ42に締結され、上端フランジ94には蓋部材100が締結されている。さらに、配管継手90は、外周より側方(水平方向)に突出する側方フランジ96を有する。この側方フランジ96には、横引き配管110を接続するための接続部材120のフランジ124が締結される。
【0027】
横引き配管110は、筐体50の側板を貫通して水平方向に延在する横引き管として地中に埋設される。このように、横引き配管110が接続部材120を介して配管継手90に接続される構成であるため、鉄配管の場合よりも筐体50の内部空間54が広くなっている。
【0028】
ここで、上記筐体50の構成について説明する。図6(A)は筐体50の透視図、図6(B)は筐体50の斜視図である。図1及び図6(A)、図6(B)に示されるように、筐体50は、樹脂材に成型されており、取付部30の平坦部32に載置されて地下タンク20の頂部に固定される中空形状の下部筐体200と、下部筐体200の上部に固定される中空形状の中間筐体210と、中間筐体210の上部に固定された中空形状の上部筐体220とを有する。
【0029】
下部筐体200は、立上管40が挿通される下部開口202を有する下面204と、下面204の周囲に起立する四方向の側板206とを有する。下面204には、下部開口202の周縁部分に各スタッドボルト34が挿通される複数の孔50aが各スタッドボルト34と同じ間隔で設けられている。
また、下部開口202は、立上管40の外周に接着された接着部36に接触しない寸法形状に形成されている。さらに、側板206には、土圧に対する強度を高めるため、補強リブ208が設けられている。
【0030】
図7に示されるように、下部筐体200は、第1下部筐体200Aと第2下部筐体200Bとを組み合わせた分割構造になっている。第1下部筐体200A及び第2下部筐体200Bは、夫々同一形状に形成されており、夫々一端にコ字状に形成された係合溝200bを有し、他端に係合溝200bに係合される係合部200cが設けられている。
よって、設置現場において、第1下部筐体200Aと第2下部筐体200Bは、互いに一方の係合溝200bに他方の係合部200cを係合させることで長方形状の枠体が形成され、係合溝200bと係合部200cとを接着または締結することで一体化される。そのため、下部筐体200は、第1下部筐体200Aと第2下部筐体200Bに分割して輸送することが可能になるので、工場から現場までの運搬が容易に行える。
【0031】
また、中間筐体210は、下部が下部筐体200の側板206上端に嵌合する下部嵌合部212と、下部嵌合部212の上部から斜め上方に傾斜する傾斜部214と、傾斜部214の上部より上方に延在する上部嵌合部216とを有する。上部嵌合部216は、上部筐体220が上下方向に摺動可能に嵌合する側板を有している。
【0032】
さらに、中間筐体210の下部嵌合部212の外壁には、中間筐体210を支持する複数の支持部材(第1支持部材)218が結合されている。この支持部材218は、鋼製の金属ロッドなどからなり、下端が下部嵌合部212の外壁に締結され、上端が逆J字状に曲げられて上部鉄筋コンクリート層140に埋め込まれる。そのため、中間筐体210は、支持部材218を介して上部鉄筋コンクリート層140の下方に吊り下げられ、例えば、横引き配管110が地盤沈下により下方への圧力を受けた場合でも筐体50が下方に移動しないように支持される。
【0033】
ここで、上記マンホール装置10の筐体50の施工方法について図8乃至図13を参照して説明する。
【0034】
図8に示されるように、設置現場の地面に地下タンク埋設用穴300を掘り、地下タンク埋設用穴300の底面に地下タンク設置用コンクリート310を複数箇所に設ける。この後、地下タンク20をクレーン等の重機によって吊り下げて地下タンク埋設用穴300内の地下タンク設置用コンクリート310に載置した状態に設置する。そして、地下タンク20は、金属ベルト320によって立上管40が頂部に位置するように地下タンク設置用コンクリート310上に保持される。尚、金属ベルト320は、中間部分が地下タンク20の上部外周に巻き掛けされ、両端が地下タンク設置用コンクリート310に埋め込まれたアンカボルト(図6中隠れて見えない)等に係止される。
【0035】
図9に示されるように、地中に埋設された地下タンク20の頂部の立上管40を囲む位置に樹脂材からなる取付部30を設ける。この取付部30は、例えば、粘性を有するFRPを樹脂製外殻タンク80が形成されない鋼製内殻タンク70の頂部の表面に盛り付けて下面に地下タンク20の頂部の表面に当接する当接面33を形成し、上面に平坦部32を形成する。さらに、立上管40の外周に接着部36を形成する。このように、鋼製内殻タンク70の頂部には、樹脂製の取付部30の当接面が当接するため、漏洩検知層72に筐体50の荷重が作用しないように取り付けられる。また、取付部30の当接面33が樹脂製シート82に当接するものの、取付部30自体が樹脂製であり、且つ当接面33の面積全体で荷重を分散することになり、樹脂製シート82の剥離を防止することができる。
【0036】
続いて、前述した複数のスタッドボルト34を平坦部32に埋設し、その後板部材60を平坦部32に固定する。
【0037】
取付部30の樹脂材が固まると、板部材60上に弾性を有するゴムパッキン62が取り付けられる。このゴムパッキン62は、筐体50を取付ける際及び施工後の筐体50の変位を緩衝する。
【0038】
次に、図4に示すように、下部筐体200の下面204を平坦部32に載置し、下部筐体200の下面204の複数の孔209にスタッドボルト34を挿通させる。そして、複数のスタッドボルト34の夫々にナット53を螺合させてスパナ等の工具によりナット53を締め付ける。
【0039】
図10に示されるように、立上管40の上端フランジ42に配管継手90の下端フランジ92を締結し、各立上管40の上端に配管継手90を接続する。続いて、配管継手90の側方フランジ96に接続部材120のフランジ124を締結し、樹脂配管からなる横引き配管110が接続部材120を介して配管継手90の側方フランジ96に接続される。その際、横引き配管110は、下部筐体200の側板206に設けられた配管挿通孔207に挿通されて下部筐体200の内部に挿入される。
【0040】
図11Aに示されるように、配管挿通孔207に挿通された横引き配管110の外周には、半径方向に伸縮可能なベローズ400が装着される。配管挿通孔207と横引き配管110との間に形成される環状の隙間は、ベローズ400によって閉塞される。これにより、側板206の外側の土砂層130や水が、配管挿通孔207と横引き配管110との間の隙間を介して筐体50内に侵入することが防止される。
【0041】
ベローズ400は、配管挿通孔207の周囲を囲む側板206に固着される固着部402と、半径方向に伸縮するよう蛇腹状に形成された伸縮部404と、横引き配管110の外周に嵌合する嵌合固定部材406に嵌合する嵌合部408とを有する。
また、ベローズ400は、ゴム材などの弾性を有する材質により一体成型されており、外周側に延在する固着部402が側板206に密着した状態で加熱されて融着または接着される。また、嵌合部408は、端部が嵌合固定部材406の溝406aに嵌合した状態で加熱されて融着される。そのため、筐体50に対して横引き配管110が相対的に上下した場合は、ベローズ400の伸縮部404が上下方向に伸縮動作して横引き配管110の動きを許容すると共に、配管挿通孔207から土砂層130や水が侵入することを防止する構成となっている。
【0042】
また、上記ベローズ取付構造の変形例としては、以下のようなものもある。図11Bに示されるように、変形例1では、配管挿通孔207に円筒部材410を貫通して設け、円筒部材410内に横引き配管110を挿通し、円筒部材410と横引き配管110との間に軸方向に伸縮するベローズ420を装着する構成としてある。
【0043】
この変形例1のベローズ420は、筐体50内に設けられており、両端420a,420bが円筒形状に形成され、中間部分に伸縮部420cが軸方向に伸縮可能に一体成型されている。また、ベローズ420の一端420aは、止め輪などの固定具422によって横引き配管110の外周に固定され、他端420bが円筒部材410の外周に止め輪などの固定具423によって固定される。
【0044】
円筒部材410の内径は、横引き配管110の外径よりも充分に大きいので、横引き配管110は遊嵌状態に円筒部材410に挿入されている。そのため、筐体50に対して横引き配管110が相対的に上下した場合は、ベローズ420の伸縮部422が上下方向に伸縮動作して横引き配管110の動きを許容すると共に、配管挿通孔207から土砂層130や水が筐体50内に侵入することを防止する構成となっている。
【0045】
また、図11Cに示されるように、変形例2では、側板206にベローズ固定部材430のフランジ部432を固着し、ベローズ固定部材430の円筒部434に横引き配管110を遊嵌状態に挿通し、さらに、円筒部434と横引き配管110との間にベローズ420を装着する構成としてある。ベローズ420の一端420aは、止め輪などの固定具422によってベローズ固定部材430の円筒部434の外周に固定され、他端420bが横引き配管110の外周に止め輪などの固定具423によって固定される。
【0046】
ベローズ固定部材430の円筒部434の内径は、横引き配管110の外径よりも充分に大きいので、横引き配管110は遊嵌状態に円筒部434に挿入されている。そのため、筐体50に対して横引き配管110が相対的に上下した場合は、ベローズ420の伸縮部422が上下方向に伸縮動作して横引き配管110の動きを許容すると共に、配管挿通孔207から土砂層130や水が筐体50内に侵入することを防止する構成となっている。
【0047】
図12に示されるように、横引き配管110を配管継手90に接続すると、中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付ける。中間筐体210の下部嵌合部212は、下部筐体200の側板206の上端との間が地中からの水が侵入しないようにシール構造440となっている。
【0048】
シール構造440の詳細な構成としては、図13(A)〜図13(E)に示すシール構造440A〜440Eがある。図13(A)に示されるように、シール構造440Aは、側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aとの間にシール部材442がS字状に巻き込まれるように取り付けられている。側板206の上端206aはJ字状に曲げられており、シール部材442の一端442aが側板206の上端206aの外側から内側に巻き込まれている。また、シール部材442の他端442bは、下部嵌合部212の下端212aの外側から内側に折曲げられている。そして、側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aと間に形成される隙間444によりシール部材442を水平方向から挟持している。
【0049】
このシール部材442に対する挟持力は、下部嵌合部212の下端212aが外側に変位しようとする弾性復帰力F1と側板206の上端206aが内側に変位しようとする弾性復帰力F2とによって得られる。そのため、中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付けた後は、シール部材442が側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aとの間で圧縮され、地中の水が筐体50内に侵入することが防止される。
【0050】
図13(B)に示されるように、シール構造440Bは、側板206の上端206aと部嵌合部212の下端212aとの間に挿通されたボルト446とナット448との螺合によりシール部材442を圧縮して側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aとの間を液密にシールするように構成されている。これにより、中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付けた後は、シール部材442が側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aとの間で圧縮され、地中の水が筐体50内に侵入することが防止される。
【0051】
図13(C)に示されるように、シール構造440Cは、側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aとの間にシール部材442がS字状に巻き込まれるように取り付けられている。側板206の上端206aは、内側に曲げられており、下部嵌合部212の下端212aは外側に曲げられている。また、シール部材442の一端442aは、下部嵌合部212の下端212aの外側に巻かれ、他端442bは、側板206の上端206aの内側に巻かれている。そして、側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aと間に形成される隙間444によりシール部材442を水平方向で挟持している。これにより、中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付けた後は、シール部材442が側板206の上端206aと下部嵌合部212の下端212aとの間で圧縮され、地中の水が筐体50内に侵入することが防止される。
【0052】
図13(D)に示されるように、シール構造440Dは、L字状の断面形状を有するアングル部材450の垂直部450aの内側から外側にシール部材442を載置し、垂直部450aの内側に側板206の上端206aを対向させ、垂直部450aの外側に下部嵌合部212の下端212aを対向させ、外側からタッピンネジ460を螺入させてアングル部材450を介して側板206と下部嵌合部212とを固定する構成である。
【0053】
シール部材442の一端442aは、アングル部材450の水平部450bに当接するように載置され、他端442bは垂直部450aの内側に当接するように取り付けられている。タッピンネジ460は、下部嵌合部212の外側からアングル部材450の垂直部450aを螺入して側板206の上端206aに挿通される。タッピンネジ460は、回転されると、オネジ部分がアングル部材450の貫通孔にメネジを切りながら挿入される。
【0054】
そのため、筐体50の外側からタッピンネジ460をねじ込むことで、シール部材442を圧縮しながら側板206と下部嵌合部212とを固定することができる。これにより、中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付けた後は、シール部材442がアングル部材450と下部嵌合部212の下端212aとの間で圧縮され、地中の水が筐体50内に侵入することが防止される。
【0055】
図13(E)に示されるように、シール構造440Eは、側板206の外壁に水平方向に突出する受け部470を設け、シール部材442の一端442aを受け部470の上面から下面に巻き掛けし、シール部材442の他端442bを側板206の上端206aの外側から内側に巻き掛けする。さらに、下部嵌合部212を側板206の外側に対向させた状態で下端212aを受け部470上に載置されたシール部材442に当接させる。
【0056】
下部嵌合部212の下端212aは、自重でシール部材442を押圧し、受け部470との間でシール部材442を圧縮する。これにより、中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付けた後は、シール部材442が受け部470と下部嵌合部212の下端212aとの間で圧縮され、地中の水が筐体50内に侵入することが防止される。
【0057】
このように、上記シール構造440A〜440Eの何れかによりシールされるように中間筐体210を下部筐体200の上部に取り付けた後は、図12に示されるように、上部筐体220を中間筐体210の上部嵌合部216に取り付ける。上部筐体220は、樹脂パネルを4方向から組み合わせた中空部を有する長方形状の箱体であり、中間筐体210の上部嵌合部216に対して上下方向の高さ位置を調整された後、ボルト・ナットにより締結される。
【0058】
そして、上部嵌合部216の上部開口には、マンホール蓋52が載置されて閉塞される。
【0059】
その後は、図1に示されるように、地下タンク20の周囲に土砂層130が投入されて固められ、さらに土砂層130の上側に上部鉄筋コンクリート層140が積層される。上部鉄筋コンクリート層140には、中間筐体210より上方に延在するように固定された支持部材218の上端が埋め込まれる。そのため、筐体50は、支持部材218を介して上部鉄筋コンクリート層140に吊り下げられた状態に支持される。よって、例えば、横引き配管110が地盤沈下により下方への圧力を受けた場合でも筐体50が下方に移動しないように支持することができる。これで、地下タンク20の埋設工事が完了する。
【実施例2】
【0060】
図14はFF二重殻タンクに設置されるマンホール装置を示す縦断面図である。図15は実施例2のマンホール装置の側面図である。尚、図14及び図15において、上記実施例1と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0061】
図14及び図15に示されるように、FF二重殻タンクからなる地下タンク500は、樹脂製内殻タンク510の外側に樹脂製外殻タンク520を配置し、樹脂製内殻タンク510と樹脂製外殻タンク520との間には全周に亘り漏洩検知用の漏洩検知層530が形成されている。また、漏洩検知層530を形成する空間には、内部補強リブ540が全周に設けられている。さらに、樹脂製外殻タンク520の外周にも複数の外部補強リブ550が環状に設けられている。また、複数の外部補強リブ550は、円筒形状タンクの長手方向に所定間隔毎に突出するように設けられている。
【0062】
実施例2のマンホール装置600は、前述した実施例1のマンホール装置10とほぼ同じ構成であり、異なる点は下部筐体200の下面側に下面側傾斜面560が設けられ、下面側傾斜面560が一対の支持部材(第2支持部材)570により支持される点である。
【0063】
地下タンク500の頂部表面には、実施例1と同様な、取付部30が直接設けられている。さらに、取付部30の外側には、筐体50の下面側に形成された下面側傾斜面560を支持する一対の支持部材570が設けられている。
【0064】
この一対の支持部材570は、複数の外部補強リブ550上に横架されるように円筒形状タンクの長手方向に延在しており、且つ両端部分が連結部材580により連結固定されている。そのため、一対の支持部材570は、筐体50の下面側傾斜面560を支持するように地下タンク500に固定されている。
【0065】
さらに、一対の支持部材570は、外部補強リブ550の外周に巻き掛けされる金属ベルト320によって地下タンク設置用コンクリート310(図8参照)に固定される。
【0066】
FF二重殻タンクからなる地下タンク500は、漏洩検知層530が全周に形成されているため、タンク頂部にも設けられている。そのため、上記取付部30の下方にも漏洩検知層530が存在している。
【0067】
しかしながら、樹脂製の取付部30は、タンク頂部の一部部分に荷重が集中しない構成になっており、当接面33全体で筐体50の荷重を支えるため、樹脂製内殻タンク510と樹脂製外殻タンク520との間の漏洩検知層530は、隙間が狭くするように変形することが防止される。
【0068】
また、一対の支持部材570は、その荷重が複数の外部補強リブ550で受けられるため、支持部材570は漏洩検知層530を圧迫することがないように取り付けられている。
【産業上の利用可能性】
【0069】
尚、上記実施例では、給油所に設置される地下タンクのマンホール装置について説明したが、これに限らず、他の燃料(例えば、CNG等のガスや燃料電池車に供給される水素等)を貯蔵するタンクなどに搭載されるマンホール装置にも適用することができるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明による地下タンクのマンホール装置の実施例1を示す構成図である。
【図2】取付部30の構成を示す図である。
【図3】板部材60の構成を示す斜視図である。
【図4】取付部30を拡大して示す縦断面図である。
【図5】板部材60を分割した状態を示す斜視図である。
【図6】筐体50の構成を示す斜視図である。
【図7】下部筐体200を分割した状態を示す斜視図である。
【図8】地中に地下タンク20を設置した状態を示す縦断面図である。
【図9】地下タンク20の頂部に下部筐体200を搭載した状態を示す縦断面図である。
【図10】下部筐体200に配管継手90及び横引き配管110を取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図11A】ベローズ取付構造を説明する縦断面図である。
【図11B】ベローズ取付構造の変形例1を説明する縦断面図である。
【図11C】ベローズ取付構造の変形例2を説明する縦断面図である。
【図12】筐体50を地下タンク20の頂部に搭載した状態を示す縦断面図である。
【図13】シール構造440A〜440Eを説明するための図である。
【図14】FF二重殻タンクに設置されるマンホール装置を示す縦断面図である。
【図15】実施例2のマンホール装置の側面図である。
【符号の説明】
【0071】
10,600 マンホール装置
20 地下タンク
30 取付部
32 平坦部
31 固定部
33 当接面
34 スタッドボルト
40 立上管
50 筐体
52 マンホール蓋
54 内部空間
60 板部材
62 ゴムパッキン
66 メンテナンス口
70 鋼製内殻タンク
72 漏洩検知層
80 樹脂製外殻タンク
90 配管継手
110 横引き配管
120 接続部材
130 土砂
140 上部鉄筋コンクリート層
200 下部筐体
206 側板
207 配管挿通孔
210 中間筐体
218 支持部材
220 上部筐体
300 地下タンク埋設用穴
310 地下タンク設置用コンクリート
320 金属ベルト
400,420 ベローズ
440,440A〜440E シール構造
500 地下タンク
510 樹脂製内殻タンク
520 樹脂製外殻タンク
530 漏洩検知層
540 内部補強リブ
550 外部補強リブ
570 支持部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地下タンクの頂部に設けられた立上管を収容する空間を形成する筐体と、該筐体の上部開口を閉塞する蓋とを有するマンホール装置において、
地下タンクの頂部に前記筐体の下面を直接支持する平坦部を有する取付部を設け、
該取付部に前記筐体を締結する締結部材を設けたことを特徴とする地下タンクのマンホール装置。
【請求項2】
前記取付部は、
地下タンクの頂部に塗布され接着性状を有する樹脂材と、
この樹脂材により地下タンクの頂部に少なくとも下面が全面的に接着固定され前記筐体の下面を直接支持する平坦部を有する板部材と、により形成されることを特徴とする請求項1に記載の地下タンクのマンホール装置。
【請求項3】
前記地下タンクは、樹脂製外殻タンクにより、鋼製内殻タンクにおける最高収容液面高さを上回る位置まで漏洩検知用の検知層が形成された二重殻タンク構造であり、
前記樹脂製外殻タンクが形成されない前記鋼製内殻タンクの頂部に前記取付部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の地下タンクのマンホール装置。
【請求項4】
下端が前記筐体の上部または側部に結合され、上端が前記地下タンクの上方に形成される上部コンクリート層に埋設された第1支持部材を備えたことを特徴とする前記請求項1乃至3の何れかに記載の地下タンクのマンホール装置。
【請求項5】
地下タンクの頂部に設けられた立上管を収容する空間を形成する筐体と、該筐体の上部開口を閉塞する蓋とを有するマンホール装置において、
前記地下タンクは、樹脂製内殻タンクの外側に樹脂製外殻タンクを配置した二重殻タンク構造であり、
前記樹脂製外殻タンクの頂部に取付部を設け、
前記取付部は、地下タンクの頂部に塗布され接着性状を有する樹脂材と、
この樹脂材により地下タンクの頂部に少なくとも下面が全面的に接着固定され前記筐体の下面を直接支持する平坦部を有する板部材と、により形成され、
該取付部に前記筐体を締結する締結部材を設けたことを特徴とする地下タンクのマンホール装置。
【請求項6】
前記樹脂製外殻タンクの外周の長手方向に所定間隔離間した位置に突出する複数の環状リブと、
前記複数の環状リブ間に装架され、前記筐体の下部に当接して前記筐体の荷重を受ける第2支持部材と、
を備えたことを特徴とする前記請求項5に記載の地下タンクのマンホール装置。
【請求項7】
下端が前記筐体の上部または側部に結合され、上端が前記地下タンクの上方に形成される上部コンクリート層に埋設された第1支持部材を備えたことを特徴とする前記請求項5乃至6の何れかに記載の地下タンクのマンホール装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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