説明

型枠ユニット

【課題】 セパレータ106、フォームタイ107、締め金具108及び鋼管109を使用する必要のない型枠ユニット1を提供し、工期短縮及び搬出入の削減によるコストダウンを図る。
【解決手段】 土台となる捨てコンクリート50上に一対の断面凹字状のランナー部材2を上方に開口させた状態で平行に並設し、当該ランナー部材2上に断面コ字状のリブ部を有した一対の金属製型枠パネル3を平行に嵌め込んで植設した後、当該金属製型枠パネル3の上端に凹字状の開口面を下方に向けてキャップ部材4を覆設し、さらに、当該一対のキャップ部材4上に幅止め金具5を橋架し、これらを所定の間隔で打ち込んだビス6によって固定してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄板鋼板からなる金属製型枠パネルを使用した型枠ユニットの構築に際し、セパレータ、フォームタイ(登録商標)、締め金具、鋼管という補強具の設置及び解体を不要とし、工期短縮及びコスト削減を実現可能にする型枠ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化防止や森林保護など地球環境を保護するため、従来より使用されてきた木製合板型枠パネルの代替材として、薄板鋼板からなる金属製型枠パネルが使用される傾向が強まっている。
【0003】
当該金属製型枠パネルは、厚みが0.4mm程度の耐防錆処理鋼板を使用し、その防錆効果により腐敗が発生しないため、コンクリート基礎部分においてはコンクリート打設後に埋め戻しが可能となる。これにより、金属製型枠パネルを使用した型枠ユニットの構築は、その補強具として設置される鋼管、フォームタイ、締め金具をコンクリートの硬化後に解体撤去して搬出する必要があるものの、当該金属製型枠パネルの解体撤去及び搬出は不要となるため、従来の解体撤去及び搬出作業を必要とする木材合板型枠と比較して工期短縮による優れた施工性を実現している(特許文献1、特許文献2)。
【0004】
また、当該工期短縮による人件費の削減、解体不要による金属製型枠パネルの運搬費用の削減及び運搬にかかるトラック運送のCO2排出の削減、型枠パネルの廃棄による費用及びCO2排出の削減により、従来の木材合板型枠と比較して環境性能、コスト面においても優れている(特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許公開平11−293830号公報
【特許文献2】特許3283730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、今般の経済状況により市場のニーズは更なる工期短縮及び施工費用の削減が求められている。前記従来の型枠ユニットによれば、コンクリート打設後に、金属製型枠パネルの埋め戻しが可能であるものの、図8及び図9の従来の型枠ユニット101を示す断面図にあるように、当該金属製型枠パネル103の補強具として使用されるセパレータ106、フォームタイ107、締め金具108、鋼管109という補強具の設置及び撤去は必要であり、その設置及び解体に掛かる工期、人件費や運搬費などの費用が発生するという問題があった(図8及び図9を参照。)。
【0007】
また、今般、前記従来の型枠ユニット101を構築する際の工期短縮及び施工費用の削減を目的として、当該金属製型枠パネル103の下端を固定する断面凹字状の複数のランナー部材102を隙間をあけて設置したり、短めのビス105を用いてランナー部材102及び金属製型枠パネル103をビス105止めし、そのビス105止め間隔も広くしてビス105の使用を極力抑制するのが慣例及び実情となっていた。そのため、金属製型枠パネル103がコンクリートの側圧に耐えることができずに歪みが生じ、その側圧に耐え得るだけの更なる補強具が必要となり、結果的に工期の長期化及び施工費用の増大を招くという問題があった(図8及び図9を参照。)。
【0008】
そこで、本発明に係る型枠ユニットは、コンクリートの側圧に耐え得る強度を維持しながら、型枠ユニットの構築工程の簡素化を図ることにより、優れた施工性による工期短縮及びコスト削減を目的とした型枠ユニットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明に係る型枠ユニットは以下のように構成した。本発明に係る請求項1に記載の型枠ユニットは、躯体コンクリートの立面を構成する型枠ユニットであって、断面凹字状に形成された複数のランナー部材を夫々の両端又は一端において所定の幅で嵌め重ねて連結し、当該連結したランナー部材を土台上に凹字状の開口面を上方に向け、一対にして平行に並設するとともに、当該一対のランナー部材の断面凹字状に、上下方向のリブ部が形成された一対の金属製型枠パネルを夫々嵌合させて平行に植設し、断面凹字状に形成された複数のキャップ部材を夫々の両端又は一端において所定の幅で嵌め重ねて連結し、前記一対の金属製型枠パネルの夫々の上端に凹字状の開口面を下方に向けて嵌め込んで覆設し、前記ランナー部材及びキャップ部材の外側から水平方向に、夫々断面凹字状の外側面から金属製型枠パネル及び夫々断面凹字状の内側面を串刺し貫通させて螺設するビスを所定の幅で打ち込んで前記ランナー部材及びキャップ部材を金属製型枠パネルに固定し、当該一対のキャップ部材間を一又は複数の幅止め金具で橋架してなることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に記載の型枠ユニットは、前記複数のランナー部材の両端又は一端における嵌め重ねの所定の幅を30mm〜300mmの幅とし、当該嵌め重ね箇所にコンクリート釘を打ち込んでランナー部材を土台に固定するとともに、当該ランナー部材の外側から水平方向にビスを、ランナー部材の断面凹字状の外側面から金属製型枠パネル及び断面凹字状の内側面を串刺し貫通させ、200mm〜600mmピッチで打ち込んで前記金属製型枠パネルを当該ランナー部材に固定し、前記複数のキャップ部材の両端又は一端における嵌め重ねの所定の幅を30mm〜300mmの幅とするとともに、当該キャップ部材の外側から水平方向にビスを、キャップ部材の断面凹字状の外側面から金属製型枠パネル及び断面凹字状の内側面を串刺し貫通させ、200〜600mmピッチで打ち込んで前記金属製型枠パネルを当該キャップ部材に固定し、前記幅止め金具は、コ字状の鍵型に形成されて前記一対のキャップ部材間に橋架され、コ字状の両端部が前記一対のキャップ部材の外側面に係止されるとともに、当該幅止め金具の外側から水平方向にビスを、幅止め金具の両端部からキャップ部材の断面凹字状の外側面、金属製型枠パネル及びキャップ部材の断面凹字状の内側面を串刺し貫通させて打ち込んで固定することを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る請求項1及び請求項2に記載の型枠ユニットによれば、従来の型枠ユニットの施工に使用したセパレータ、フォームタイ、締め金具、鋼管の代替材として幅止め金具を使用するとともに、ランナー部材及びキャップ部材の連結箇所を嵌め重ね、また、コンクリート釘やビス止めの間隔を所定の幅にすることにより、従来の型枠ユニットと同様かそれ以上のコンクリート耐圧強度を保持させた上で型枠ユニットの施工工程を簡素化させ、工期短縮及びコスト削減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る型枠ユニットの構成を示す斜視図である。
【図2】当該型枠ユニットの構築を示す斜視図である。
【図3】当該型枠ユニットの構成を示す断面図である。
【図4】当該型枠ユニットの構成を示す断面図である。
【図5】当該型枠ユニットにコンクリートを打設した様子を示す断面図である。
【図6】従来の型枠ユニットの構築工程を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る型枠ユニットの構築工程を示すフローチャートである。
【図8】従来の型枠ユニットの構成を示す図である。
【図9】従来の型枠ユニットの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面に基づいて本発明を具体的に説明する。まず、図1は、本発明に係る型枠ユニット1の構成を示す斜視図である。当該型枠ユニット1は、土台となる捨てコンクリート50上に一対の断面凹字状のランナー部材2を上方に開口させた状態で平行に並設し、金属製薄板を屈曲させて片側面に開口する断面略コ字形のリブ部を複数並列に形成された一対の金属製型枠パネル3を当該ランナー部材2上に平行に嵌め込んで植設した後、当該金属製型枠パネル3の上端に断面凹字状のキャップ部材4を下方に開口させた状態で覆設し、さらに、当該一対のキャップ部材4上に複数の幅止め金具5を橋架することにより構成される。なお、これらランナー部材2、金属製型枠パネル3、キャップ部材4及び幅止め金具5はそれぞれ、ビス6の打ち込みによって固定されるが、次に、図2を用いて型枠ユニット1の構築について詳しく説明する。
【0014】
図2は、当該型枠ユニット1の構築を示す斜視図である。土台となる捨てコンクリート51上に平行に並設されるランナー部材2は、その一方に設けられる複数本のランナー部材2がその両端又は一端で嵌め重ねて捨てコンクリート51上に載置される。当該嵌め重ねられるランナー部材2の端部の幅は、30mm〜300mmの範囲であればよいが、ランナー部材2のコスト節約及び嵌め重ね後のランナー部材2間の強度を考慮すると、50mm〜100mmの幅で嵌め重ねることが好ましい。例えば、ランナー部材2を300mmの幅で嵌め重ねると、嵌め重ねたランナー部材2間の強度を得ることはできるものの、ランナー部材2が重なっている幅が大きいため、より多くのランナー部材2が必要となってしまいコストが増大する。逆に、30mmの幅でランナー部材2を嵌め重ねた場合には、300mm幅で嵌め重ねるよりも強度は下がるものの、ランナー部材2のコストを削減することができる。このように捨てコンクリート50上に載置されたランナー部材2は、当該ランナー部材2の断面凹字状の底面から嵌め重ねた箇所にコンクリート釘7を打ち込んで固定される。また、金属製型枠パネル3は、当該ランナー部材2の断面凹字状部分に上方から嵌め込むようにして植設され、さらに、複数本のキャップ部材4がその両端又は一端で30mm〜300mmの幅で嵌め重ねられた上で、断面凹字状の開口面を下方に向けて金属製型枠パネル3の上端に覆設される。ここで、当該金属製型枠パネル3は、高さが約600mm以下であることが好ましい。そして、当該キャップ部材4上には、コ字型の幅止め金属6が一対の金属製型枠パネル3を橋架するようにして固定される。また、キャップ部材4も上記ランナー部材2と同様に、30mm〜300mmの幅で嵌め重ねてもよいが、好ましくは50mm〜100mmの幅で嵌め重ねるのがよい。
【0015】
このようにランナー部材2、金属製型枠パネル3、キャップ部材4及び幅止め金具5により構築される型枠ユニット1の各部位は、外側から水平方向に打ち込まれるビス6によって固結される。金属製型枠パネル3の下端においては、ランナー部材2の外側面から金属製型枠パネル3及びランナー部材の内側面を串刺し貫通するビス6が200mm〜600mm間隔で打ち込まれ、ランナー部材2と金属製型枠パネル3とを固結する。また、金属製型枠パネル3の上端においては、複数のコ字型の幅止め金具5の両端部外側からキャップ部材4の外側面、金属製型枠パネル3及びキャップ部材4の内側面を串刺し貫通する6が、複数の幅止め金具5の設置間隔で打ち込まれ、金属製型枠パネル3とキャップ部材4と幅止め金具5とを固結する。なお、当該金属製型枠パネル3の上端に打ち込まれるビス6は、幅止め金具5の設置間隔とは別に、下端と同様200mm〜600mm間隔でキャップ部材4の外側面から金属製型枠パネル3及びキャップ部材4の内側面を串刺し貫通して打ち込み、金属製型枠パネル3とキャップ部材4を固結するようにしてもよい。
【0016】
このように串刺し貫通して打ち込まれたビス6は、図3の型枠ユニット1を示す断面図及び図4に示した断面図のように、断面凹字状のランナー部材2及びキャップ部材4の両側面を貫通して打ち込まれており、従来のように断面凹字状の外側面と金属製型枠パネル3しか貫通していないもの(図8及び図9を参照。)に比べてより強固に型枠ユニット1を構築することができる。そのため、当該ビス6は、従来のものに比べて長いものを使用する必要があり、その長さは、断面凹字状のランナー部材2及びキャップ部材4の両側面と金属製型枠パネル3を貫通する程度の長さであればよい。
【0017】
図5は、本発明に係る型枠ユニット1にコンクリート52を打設した様子を示す断面図である。上記構築された型枠ユニット1に対して、その上方の開口部からコンクリート52が流し込まれた状態を示している。上述したように、金属製型枠パネル3には、断面略コ字状のリブ部が複数並列で縦方向に設けられることによって金属製型枠パネル3自体に縦方向の強度を得ることができる。また、従来の締め金具108及び鋼管109(図8及び図9を参照。)の代替として、30mm〜300mm(好ましくは50mm〜100mm)で端部が嵌め重ねられたランナー部材2及びキャップ部材4並びに300mm間隔で打ち込まれたビス6によって横方向の強度を得ることができる。さらに、従来のセパレータ106及びフォームタイ107(図8及び図9を参照。)の代替として、キャップ部材4の上端に幅止め金具5を橋架したことにより、幅方向の強度を得ることができる。これにより、コンクリート52の打設による縦方向、横方向及び幅方向の側圧に耐え得る従来の型枠ユニット101(図8及び図9を参照。)と同様の側圧強度を得ることができ、起立状態を維持することのできる型枠ユニット1を提供することが可能となる。そして、コンクリート52の打設後には、セパレータ106、フォームタイ107、締め金具108及び鋼管107を解体撤去及び搬送する必要がないため、そのまま型枠ユニット1を埋め戻すことができる。
【0018】
このように本発明に係る型枠ユニット1によれば、従来のようにセパレータ106、フォームタイ107、締め金具108及び鋼管109を金属製型枠パネル3に補強のために設置したり、フォームタイ107、締め金具108及び鋼管109をコンクリート打設後に解体撤去したりする必要がないため、型枠ユニット1の構築工程を簡素化することができ、それにより、工期短縮及びコスト削減を実現することができる。当該構築工程の簡素化について、従来の型枠ユニット101の構築工程及び本発明に係る型枠ユニット1の構築工程のフローチャートを比較し、以下の図6及び図7を用いて具体的に説明する。
【0019】
図6は、従来の型枠ユニット101の構築工程を示すフローチャートであって、図7は、本願発明に係る型枠ユニット1の構築工程を示すフローチャートである。ここで、図6に示すフローチャートの各部位については、図8及び図9に示した従来の型枠ユニット101に付した符号に基づいて説明する。図6に示す従来の型枠ユニット101は、当該型枠ユニット101を構成するランナー部材102や金属製型枠パネル103などの資材の搬入した後、土台となる捨てコンクリート51上にランナー部材102を固定し、当該ランナー部材102の凹字状部分に金属製型枠パネル103を植設するとともに、当該金属製型枠パネル103の上端にキャップ部材4を嵌設する。その後、セパレータ106、フォームタイ107、締め金具108及び鋼管109を金属製型枠パネル3の外側に設けるなどして、型枠ユニット101の強度をコンクリート52の側圧に耐え得る構成としてからコンクリート52を打設する。そして、コンクリート52の硬化を待ってから、金属製型枠パネル103に取り付けられたフォームタイ107、締め金具108及び鋼管109を解体撤去し、これら補強用に使用した資材を搬出する。このように従来の型枠ユニット101では、埋め戻し可能になるまでに13もの工程が必要となる。
【0020】
一方で、図7に示した本発明に係る型枠ユニット1は、本発明に係る型枠ユニット1を構成するランナー部材2及び金属製型枠パネル3などの資材の搬入した後、土台となる捨てコンクリート51上にランナー部材2を固定し、当該ランナー部材2の凹字状部分に金属製型枠パネル3を植設するとともに、当該金属製型枠パネル3の上端にキャップ部材4を嵌設し、当該キャップ部材4上に幅止め金具5を橋架して固定する。そして、当該型枠ユニット1にコンクリート52を打設した後、その硬化後にはそのまま埋め戻しすることができるので、本発明に係る型枠ユニット1では、埋め戻し可能になるまでに6の工程を経れば済む。このように、本発明に係る型枠ユニット1は、従来の型枠ユニット1に比して、およそ1/2の工程数で埋め戻し可能な状態にすることができる。
【0021】
以上により、本発明に係る型枠ユニット1は、上述した構成を採用することにより、型枠ユニット1の強度を維持したままで施工工程の簡素化によって大幅に工期を短縮することができるとともに、人件費や運搬費などの費用を削減することができる。
【符号の説明】
【0022】
1 型枠ユニット
2 ランナー部材
3 金属製型枠パネル
4 キャップ部材
5 幅止め金具
6 ビス
7 コンクリート釘
51 捨てコンクリート
52 コンクリート
101 型枠ユニット
102 ランナー部材
103 金属製型枠ユニット
104 キャップ部材
105 ビス
106 セパレータ
107 フォームタイ
108 締め金具
109 鋼管
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明に係る型枠ユニット1は、型枠内部にコンクリートの替わりに土砂を入れることにより簡易基礎や土留めなどにも利用することができる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
躯体コンクリートの立面を構成する型枠ユニットであって、
断面凹字状に形成された複数のランナー部材を夫々の両端又は一端において所定の幅で嵌め重ねて連結し、当該連結したランナー部材を土台上に凹字状の開口面を上方に向け、一対にして平行に並設するとともに、
当該一対のランナー部材の断面凹字状に、上下方向のリブ部が形成された一対の金属製型枠パネルを夫々嵌合させて平行に植設し、
断面凹字状に形成された複数のキャップ部材を夫々の両端又は一端において所定の幅で嵌め重ねて連結し、前記一対の金属製型枠パネルの夫々の上端に凹字状の開口面を下方に向けて嵌め込んで覆設し、
前記ランナー部材及びキャップ部材の外側から水平方向に、夫々断面凹字状の外側面から金属製型枠パネル及び夫々断面凹字状の内側面を串刺し貫通させて螺設するビスを所定の幅で打ち込んで前記ランナー部材及びキャップ部材を金属製型枠パネルに固定し、
当該一対のキャップ部材間を一又は複数の幅止め金具で橋架してなることを特徴とする型枠ユニット。
【請求項2】
前記複数のランナー部材の両端又は一端における嵌め重ねの所定の幅を30mm〜300mmの幅とし、当該嵌め重ね箇所にコンクリート釘を打ち込んでランナー部材を土台に固定するとともに、当該ランナー部材の外側から水平方向にビスを、ランナー部材の断面凹字状の外側面から金属製型枠パネル及び断面凹字状の内側面を串刺し貫通させ、200mm〜600mmピッチで打ち込んで前記金属製型枠パネルを当該ランナー部材に固定し、
前記複数のキャップ部材の両端又は一端における嵌め重ねの所定の幅を30mm〜300mmの幅とするとともに、当該キャップ部材の外側から水平方向にビスを、キャップ部材の断面凹字状の外側面から金属製型枠パネル及び断面凹字状の内側面を串刺し貫通させ、200〜600mmピッチで打ち込んで前記金属製型枠パネルを当該キャップ部材に固定し、
前記幅止め金具は、コ字状の鍵型に形成されて前記一対のキャップ部材間に橋架され、コ字状の両端部が前記一対のキャップ部材の外側面に係止されるとともに、当該幅止め金具の外側から水平方向にビスを、幅止め金具の両端部からキャップ部材の断面凹字状の外側面、金属製型枠パネル及びキャップ部材の断面凹字状の内側面を串刺し貫通させて打ち込んで固定することを特徴とする請求項1に記載の型枠ユニット。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−154142(P2012−154142A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−16307(P2011−16307)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【出願人】(593023785)日新総合建材株式会社 (23)